JPH0272339A - コンパクトな一眼レフレックスカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンパクトで携帯性に富んだ一眼レフレックス
カメラ、特にその光学系に関する。

〔従来の技術〕

従来より写真用カメラ、ビデオカメラ等の一眼レフカメ
ラにおける光学系においては第５図に示すように撮影レ
ンズ５１の光軸上後方に感光面５３を配置して撮影系を
構成している。

又、撮影レンズ５１を通過した光束を撮影レンズの後方
に配置した回転ミラー５２によりカメラ本体の上方に反
射させてピント板５４面上にファインダー像を形成して
いる。そしてピント板５４面上のファインダー像をコン
デンサーレンズ５５、ペンタプリズム５６を介して正立
正像として接眼レンズ５７で観察するようにしてファイ
ンダー系を構成している。

このように従来の一眼レフカメラでは回動ミラー５２に
よりファインダー光束をカメラ本体の上方に反射させ、
撮影レンズ５１の上方に配置したペンタダハプリズムを
用いて正立正像のファインダー像を得ている。この為、
ファインダー系の構成要素の一部分のペンタダハプリズ
ムがカメラ本体の上方に突出し、撮影レンズをカメラ本
体に装着したとき、カメラ全体が比較的大型化してくる
傾向があった。特に従来のペンタダハプリズムを用いる
構成においては一部分が突出した形状となり、カメラ全
体の上下方向の薄肉化を図るのが大変難しかった。

又、ズームレンズや望遠レンズ等を用いたときは撮影系
が突出しまいカメラ全体が大型化する傾向があった。

ところで、本発明に関連したコンパクトな一眼レフレッ
クスカメラとして、例えば特開昭５４−９９８２３号や
実公昭５４−８７３６号公報が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点） 本発明は従来のペンタダハプリズムを用いず複数の光路
折曲手段としての反射鏡やフィルム面の位置を適切に配
置することにより、撮影系とファインダー系を全体とし
て厚さの薄い空間内に効率良く収納し、カメラ全体の薄
肉小型化を容易に図った光路折曲手段を有した光学系の
提供を目的とする。

又、ズームレンズや望遠レンズ等を用いたとぎも撮影系
があまり突出しない小型の特に−眼レフ用の光学系の提
供を目的とする。

Ｃ問題を解決するための手段） そして、本発明は光軸を有する撮影レンズ後方にダハ面
を有する光学部材を配置する一方、撮像面とファインダ
ー部を前記光軸を挟んで相対する位置に配置し、前記光
学部材を回動して撮像面とファインダー部へ撮影レンズ
の光束を切り換えて導くよう構成したことにある。

〔実施例〕

以下図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。

第１図（Ａ）、（Ｂ）は、夫々本発明に係る一眼レフレ
ックスカメラの上視図と背面図である。

図中１はズームレンズ系で、１ａはワイド時（広角端）
のレンズ位置、１ｂはテレ時（望遠端）のレンズ位置を
夫々示している。２はズームレンズ系１の光束をフィル
ム面あるいはファインダー系へ導く直角ダハプリズムで
、反射面２ａ、２ｂとで直角ダハ面を形成する一方、光
軸Ｏに対して４５°の角度をなす稜線を形成している。

また、光軸と稜線とが交叉する点２ｄを含む軸ＪＺ（光
軸と稜線がなす平面に対して垂直）を中心として回動可
能に構成されている。１１はフィルムパトローネ、１２
はフィルム面、１２はフィルムを巻と取る部分、３はピ
ント板、４はペンタプリズム、５は接眼レンズ、６はビ
ームスプリッタ−ブロックで、ズームレンズ１から射光
した一部の光束を公知であって瞳分割するための２次結
像レンズ３として更に結像面位置に配置される自動焦点
調節のための光電変換素子へ導光している。尚、ここで
ピント板３とフィルム面６とは光軸０を挟んで相対する
位置に配置されると共に言うまでもなく撮影レンズが形
成する像位置と共役な位置に配置される。

かかる構成のもとで、撮影者は撮影レンズ１、直角ダハ
プリズム２、ダハ面を持たないペンタプリズム４、接眼
レンズ５よりなるファインダー系を介して正立正像の像
を観察できる。一方、撮影者が不図示のレリーズボタン
を押圧することによって、まず、シャッターを閉じた後
、直角ダハプリズムが軸１を中心として９０°回動を果
し波線で示す２′の状態になる０次にシャッターが開き
、フィルム面への露光を果す、そして所定時間後に再度
シャッターが閉じると同時に直角ダハプリズムが元の状
態へ戻ることになる。

第２図は本発明に係る別実施例を示し、本実施例に於け
るフィルムとしヤハーフサイズを使用したカメラに適用
したものでフィルムを図の様な配置、つまり、パトロー
ネ及び巻き取る部分の軸を光軸と平行にすると共に、相
ｖ４接する様構成している。従りてカメラの厚さをパト
ローネの径よりわずかに厚い程度の、極めて薄いものに
できる。

またフィルムの配置は第３図に示す様にしても良い、か
かる構成にすることによってフィルムに無理な力がかか
らず撮影面の平面性を良好に維持している。又、ファイ
ンダー部をカメラの中央部にもってこれ、ホールドし易
い形態としている。

第４図は更なる別の実施例を示し、光軸の延長上であっ
て、直角ダハプリズムの背後にフィルム巻き取り部を形
成し、空間利用の効率化を図っている。

尚、以上の実施例はダハプリズムで説明し、この方がレ
ンズの空気換算のバックフォーカスが短くレンズの設計
が容易となるが、ダハプリズムでなく、２枚のミラーを
密接して直角に組み合わせたダハミラーで構成してもさ
しつかえなく、軽量化が計れ、ミラー駆動のショックも
小さくできる。

又、本実施例に於いては、撮影時の直角ダハプリズムの
位置を破線２′で示す位置にすることにより、撮影レン
ズ１を射出した光束は、直角ダハプリズム２′でフィル
ム方向へ直角に曲げられ、その際、上下が反転して結像
する。この様にしてフィルム面に裏焼きにならず、普通
のカメラと同じ向きに撮影される。従りて他の普通のカ
メラで撮影したフィルムと同じ要領でラボ処理ができる
ためラボシステムに混乱を生じない。

（発明の効果） １、従来の一眼レフの様にファインダー光学系がフィル
ム画面を迂回する様な配置にしなくて良く並べて置ける
ので薄型のカメラとすることがで仕る。

ｚ、ｔＭ影先の光路折り曲げにダハプリズムを使用して
いるため裏焼きにならず、従来のカメラで撮影したフィ
ルムと同じ要領でラボ処理できる。

３、直角ダハプリズムを使用しているため以上の効果を
非常にコンパクトな形で達成することができる。

４、ファインダーのペンタプリズムはダハを用いていな
いのでピント面から接眼レンズまでの光路長を短くでき
るのでファインダー倍率を大きくでき、品位の高いファ
インダーを得ることができる。

５、実施例１，２．３の形状は横長で撮影時に保持し易
く、また携帯性の良好な一眼レフレックスカメラを提供
することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る第１の実施例を示す図、第２図は
本発明をハーフサイズカメラに適用した第２の実施例、 第３図は第３の実施例のフィルム配置を示す図、 １・・・撮影レンズ　　　２・・・直角ダハプリズム３
・・・ピント板　　　　４・・・ペンタプリズム５・・
・接眼レンズ ６・・・ビームスプリッタ−ブロック ７・・・ハーフミラ− ８・・・ＡＦ用２次結像レンズ ９・・・光電変換素子　　１０・・・フィルム面１１・
・・ハトローネ　　　１２・・・フィルム巻取部特許出
願人　　キャノン株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光軸を有する撮影レンズ後方にダハ面を有する光
   学部材を配置する一方、撮像面とファインダー部を前記
   光軸を挟んで相対する位置に配置し、前記光学部材を回
   動して撮像面とファインダー部へ撮影レンズの光束を切
   り換えて導くことを特徴とするコンパクトな一眼レフレ
   ックスカメラ。
2. （２）前記光学部材は、ダハ面はその稜線と前記光軸と
   を含む平面に対して垂直な軸を回転軸として回転し、撮
   像面とファインダー部へ撮影レンズの光束を切り換えて
   導くことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコン
   パクトな一眼レフレックスカメラ。