JPH0272152A - ジヨードメチル‐p‐トリルスルホンの製造方法 - Google Patents

ジヨードメチル‐p‐トリルスルホンの製造方法

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JPH0272152A
JPH0272152A JP22253688A JP22253688A JPH0272152A JP H0272152 A JPH0272152 A JP H0272152A JP 22253688 A JP22253688 A JP 22253688A JP 22253688 A JP22253688 A JP 22253688A JP H0272152 A JPH0272152 A JP H0272152A
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JP
Japan
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organic solvent
iodine
tolylsulfone
water
diiodomethyl
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Application number
JP22253688A
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English (en)
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Atsushi Utsunomiya
宇都宮 淳
Yoshinori Tanaka
良典 田中
Hiroharu Kageyama
景山 弘春
Takashi Yokoyama
孝 横山
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 工業用殺石剤・殺かび剤として青用なジヨードメチル−
P−トリルスルホンの製造方法に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来の
P−トルエンスルホニル酢酸を原料とした沃素と塩素を
用いたジヨードメチル−P−トリルスルホンの製造方法
は、アンモニア水溶液中にP〜トルエンスルホニル酢酸
を溶解させ、沃素を添加し、沃素化の際に副生ずる沃素
イオンを塩素により酸化し沃素分子とし、沃素の使用効
率を向上させながら沃素化させる方法(西ドイツ特許2
065446 )が知られている。
上記の方法によるジヨードメチル−P−トリルスルホン
の製造は、炭酸水素アンモニウムや酢酸を添加し、PH
を2.0〜6.0の間に調整しながら塩素の導入を行う
、比較的低いPRで沃素化させるために析出してきたジ
ヨードメチル−P−トリルスルホンの結晶が沃素により
着色しやすい。また、結晶の純度が温度により影響を受
けやすく、特に比較的高い温度ではヨードメチル−P−
トリルスルホンの副生の比率が高くなり、ジヨードメチ
ル−P−トリルスルホンの純度を低下させるために高純
度の結晶を得ることが困難になる。
さらに、この場合の沃素化は、メタノール水溶液あるい
は酢酸水溶液中で行わせるために、沃素化終了時の濾液
中に大量のメタノール等が含まれることになり廃液処理
が煩雑になるなどの欠点を有している。
そこで、ジヨードメチル−P−1−リルスルホンの製造
において、常に高純度の結晶が得られ、沃素による着色
を容易に抑制でき、廃液処理が容易な方法を提供するこ
とを課題とする。
(L!Dを解決するための手段及び作用〕本発明者らは
、上記のかかる課題について鋭意検討した結果、水と有
機溶媒の二相系で、P−トルエンスルホニル酢酸を沃素
化させることにより高純度のジヨードメチル−p−トリ
ルスルホンを得られることを見出し本発明を完成させる
に至った。
すなわち、本発明はP−トルエンスルホニル酢酸を原料
として、沃素と塩素を用いてジヨードメチル−P−トリ
ルスルホンを製造する方法において、水と有機溶媒の二
相系で、P−トルエンスルホニル酢酸を沃素化させるこ
とを特徴とするジヨードメチル−P−トリルスルホンの
製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず、本発明で使用する有機溶媒は、上相、下相どちら
になる有m溶媒でもよい、しかし、沃素に対して活性の
ある有機溶媒は望ましくないため、不活性な有機溶媒が
よい。
上相にくる有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トル
エン、キシレン、シクロヘキサン等ヲ、下相にくる有機
溶媒としては、例えば、四塩化炭素、クロロホルム、1
.1−ジクロロエタン、X、2−ジクロロエタン、1,
1.2− )ジクロロエタン、1.LLトトリロロエタ
ン、クロルベンゼン、ジクロルヘンゼン等を挙げること
ができる。
水とこれらの有機溶媒の比率は容量で水1.0に対して
、0.05〜1.0が望ましい。これより少ないと有機
溶媒を添加した効果が薄い。また、これより多いと工業
的、に不利である。
P−トルエンスルホニル酢酸はナトリウム塩またはアン
モニウム塩として水に溶解させ反応に用いる。該水溶液
の濃度は10〜40重量%である。これより少ないと工
業的規模の生産において水の量ばかりが増加し好ましく
ない、また、これより多いと析出して(るジヨードメチ
ル−P−トリルスルホンのために攪拌不能となり、反応
が進行するのが著しく遅くなる。
このように調整したP−トルエンスルホニル酢酸塩の水
溶液と有機溶媒の二相系に、攪拌下、沃素と必要により
炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素アンモニウム等の無
機塩基を添加する。これらの無機塩基は、PHの急、速
な低下を防ぐために添加する。
添加する沃素量は、f’−トルエンスルホニル酢酸1モ
ルに対して1.0〜1.2モル添加する。好ましくは1
.0〜1.1モルである。これより少ない量ではP−ト
ルエンスルホニル酢酸の転化率が低下し、廃液中に有機
物が必要以上に含有されることになる。また、これより
多(沃素を添加しても収率の向上はないため、高価な沃
素を必要以上添加することは経済的ではない。
また、必要に応じて添加する炭酸水素ナトリウムまたは
炭酸水素アンモニウム量は、P−トルエンスルホニル酢
酸1モルに対して0.5〜1.0モル添加する。これよ
り多(添加しても、これらの塩の分解による発泡が激し
くなるだけで添加する効果はない、添加された沃素は短
時間に結晶が消失する。この時間は反応温度により異な
る。
沃素を添加する際の温度は、20〜50’Cであり、2
0〜40°Cが望ましい。さらに、沃素の効率を向上さ
せるために沃素化により副生じた沃素イオンを塩素によ
り酸化し分子状の沃素とする。この間のPHは1.0〜
9.0であるがこれに限定されない。
本発明では未反応沃素は、有機溶媒中に溶解し必要以上
の着色を抑制するために、PHに対する制限はメタノー
ル水溶液中で沃素化させる場合と比較して緩和される。
しかし、強アルカリ性では酸化により沃素酸が容易に副
生じ、沃素が反応に関与しなくなるために望ましくない
塩素導入時の反応温度は、lO〜50’Cであり、望ま
しくは20〜40°Cである。これより低い温度では反
応が遅く、これより高い温度では副生物の生成比率が増
大し、P−トルエンスルホニル酢酸が有効に消費されな
い。
反応時間は、反応温度により異なるために一概には限定
できないが5〜7時間である。
反応終了時に結晶を濾過し取り出す。このときの結晶は
、副生物であるヨードメチル−P−トリルスルホンが有
@溶媒中に溶解するため高純度である。少量のジヨード
メチル−P−トリルスルホンも機溶媒中に溶解するが、
これらの有機溶媒は水との分離が容易であるため、有機
溶媒を回収し、再利用することができる。また、廃液中
にこれらの有機溶媒がほとんど混入しないため廃液処理
上も大変有利である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 凝縮管、撹拌機付500m n四ツロフラスコにP−ト
ルエンスルホニル酢M42.8g(0,2モル)ヲ仕込
み、10重量%水酸化ナトリウム水溶液200gに溶解
させた。これに有機溶媒としてクロロホルム100gを
添加し、二相分離させた。40”Cに昇温し、この二相
分離系に、攪拌下、沃素50.8g(0,2モル)、炭
酸水素ナトリウム16.8g(0,2モル)を添加し、
1時間攪拌した。
この反応系に塩素14.2g(0,2モル)を3時間か
けて導入、攪拌した。この間、20重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いて、PH1,0〜6.0に調整した。
塩素導入後、脱色のために20重量%水酸化ナトリウム
水溶液を用いてPH9,0に調整した。
結晶を濾過し、水100mfで洗浄し乾燥したところ黄
白色の結晶が得られた、収量は77.7g(収率92゜
1%)であり、結晶中の不純物であるヨードメチル−P
−トリルスルホンの含有率は0.6%であり、高純度の
結晶を得ることができた。
濾液中から有機溶媒を分離、回収したところ、問題なく
、次の反応に用いることができた。
実施例2 有機溶媒としてトルエンを100g用いた以外は、実施
例1と同様に行った。結果、黄白色の結晶の収量は78
.5g(収率93.0%)であった。なお、結晶中のヨ
ードメチル−P−トリルスルホンの含有率は0.43%
であった。
実施例3 有機溶媒としてシクロヘキサンを100g用いた以外は
、実施例Iと同様に行った。結果、黄白色の結晶の収量
は76.9g(収率91.1%)であった、結晶中のヨ
ードメチル−p−トリルスルホンの含有率は0.91%
であった。
比較例1 有機溶媒を用いずに実施例1と同様に反応を行った。結
果、茶褐色の結晶が得られた。収量は79゜2g(収率
93.8%)であった、結晶中のヨードメチル−P−ト
リルスルホンの含有率が6.2%であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ジヨードメチル−P−トリルスルホン
を沃素による着色を防ぐことができ、高純度の結晶を容
易に得ることができる。また、有機溶媒の除去が容易に
行えるため廃液処理に有利である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、P−トルエンスルホニル酢酸を原料として、沃素と
    塩素を用いてジヨードメチル−P−トリルスルホンを製
    造する方法において、水と有機溶媒の二相系で、P−ト
    ルエンスルホニル酢酸を沃素化させることを特徴とする
    ジヨードメチル−P−トリルスルホンの製造方法。
JP22253688A 1988-09-07 1988-09-07 ジヨードメチル‐p‐トリルスルホンの製造方法 Pending JPH0272152A (ja)

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