JPH0271877A - Frp成形品の塗装方法 - Google Patents

Frp成形品の塗装方法

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JPH0271877A
JPH0271877A JP22197488A JP22197488A JPH0271877A JP H0271877 A JPH0271877 A JP H0271877A JP 22197488 A JP22197488 A JP 22197488A JP 22197488 A JP22197488 A JP 22197488A JP H0271877 A JPH0271877 A JP H0271877A
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JP
Japan
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paint
frp molded
polyol
molded product
polyisocyanate
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JP22197488A
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English (en)
Inventor
Masahiko Ishii
正彦 石井
Akira Okada
章 岡田
Sei Kosakabashi
小坂橋 聖
Michio Tanaka
道夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Toyota Motor Corp
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主呈上夏肌朋分立 本発明はFRP成形品の塗装方法に関する。
従漣4す1屯 FRP成形品は、その表面に多数のピンホールを有する
ために、その塗装においては、これらピンホールによる
塗装欠陥の発生を防ぐために、従来、種々の対策が講じ
られている。例えば、特公昭58−50254号公報に
は、プライマー塗料としてウレタン樹脂塗料を塗布し、
その上にアミノアルキド樹脂塗料をウェット・オン・ウ
ェット方式にて塗布することが提案されている。
この方法以外にも、例えば、プライマー塗料としてのウ
レタン樹脂塗料をFRP成形品に塗布し、80°C程度
の低温にて焼付けを行なったり、ウレタン系やエポキシ
系のパテを用いたり、或いは顔料配合量を増やした塗料
を用いることが提案されている。
が ° しようと る しかしながら、特に、FRP成形品が接着面を有する場
合、その接着面の近傍には、その他の表面に比べて、よ
り多くのピンホールが存在し、しかも、ピンホールは種
々の直径を有している。従つて、FRP成形品において
、接着面が製品としての重要な意匠に直接かかわってい
るときは、上記したように、接着面近傍にピンホールに
よる塗装欠陥が多数生じるので、通常のFRP成形品に
比べて、製品の外観や価値が著しく損なわれる。
更に、最近においては、製品の軽量化のために、ガラス
・バルンを用いるFRP成形品が多く製造されているが
、かかるFRP成形品は、ガラス・バルンの損壊による
ピンホールを有しており、これもまた、塗装欠陥の原因
をなしている。特に、近年、例えば、自動車部品におい
ては、FRP成形品部分には、車体金属外板の表面と同
等の初期品質や耐久性が要求されるために、塗装欠陥の
防止が強く望まれている。
このように厳しい塗装欠陥の防止の要求に対しては、前
述した特公昭5B−50254号公報に記載されている
方法や、ブライマー塗料としてのウレタン樹脂塗料を低
温で焼付ける方法では、十分に応えることができない。
また、ウレタン系やエポキシ系のパテを用いる方法は、
前述した特公昭58−50254号公報に記載されてい
る方法と組み合わせることによって、塗装欠陥の発生を
ある程度は防止し得るが、パテ埋めに要する工程の増加
によって、製品価格が高くなり、また、生産性も低下す
る。更に、直径50μm以下の比較的小さいピンホール
は、完全には埋めることができないので、十分な目止め
効果を得ることができない。他方、塗料中の顔料量を増
やして、目止め効果を得る方法によれば、上塗り塗装後
の製品の外観を著しく低下させ、しかも、目止め効果も
十分ではない。
従って、本発明は、従来のFRP成形品の塗装における
上述した問題を解決するためになされたものであって、
接着面の近傍においても、或いはガラス・バルンを用い
る成形品の場合であっても、工程数の増加なしに、ピン
ホールによる塗装欠陥を十分に防止し得るFRP成形品
の塗装方法を提供することを目的とする。
チー  ”・° るための 本発明は、FRP成形品の塗装方法において、ブライマ
ー塗料として、 (a)  水酸基価15〜25のアクリルポリオールと
水酸基価35〜45のアクリルポリオールとの混合ポリ
オール、及び (b)  イソシアネート基含量1.0〜5.0重量%
のキシリレンジイソシアネート系ポリイソシアネートと
イソシアネート基含量10〜18重量%のキシリレンジ
イソシアネート系ポリイソシアネートとの混合ポリイソ
シアネート を含有する2液ウレタン塗料を第3級アミンを含有する
霧化空気にて噴11塗装することを特徴とする。
本発明において、ブライマー塗料における主剤として用
いられるアクリルポリオールは、アクリル酸アルキルエ
ステル又はメタクリル酸アルキルエステル(ここに、ア
ルキル基の炭素数は、好ましくは1−18である。)と
水酸基含有ビニル単量体を、必要に応じてスチレン等の
ようなビニル単量体と共に、共重合させて得られるもの
であって、数平均分子量は、通常、1000〜5000
0の範囲にあり、水酸基を一分子内に約5〜50有する
のが適当である。
上記アクリル酸アルキルエステル又はメタクリル酸アル
キルエステルとしては、例えば、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸オクチル等が、また、メタ
クリル酸アルキルエステルとしては、例えば、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸ヘキシル等が用いられる。また、上記水
酸基含有ビニル単量体としては、例えば、β−ヒドロキ
シエチルアクリレート、β−ヒドロキシルエチルメタク
リレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−
ヒドロキシルプロピルメタクリレート等が用いられる。
本発明においては、主剤は、水酸基価15〜25のアク
リルポリオール25〜75重量%、好ましくは40〜6
0重量%と水酸基価35〜45のアクリルポリオール7
5〜25重量%、好ましくは60〜40重量%の混合物
からなる。主剤として、水酸基価15〜25のアクリル
ポリオールを単独にて用いるときは、得られるブライマ
ー塗料自体は、FRP成形品との表面密着性にはすぐれ
るものの、中塗りや上塗りとの密着性が悪い。他方、主
剤として水酸基価35〜45のアクリルポリオールを単
独にて用いるときは、ブライマー塗料自体のFRP成形
品に対する密着性が悪い。しかしながら、本発明に従っ
て、上記水酸基価の異なる2種のアクリルポリオールの
所定割合の混合物を主剤として用いることによって、得
られるブライマー塗料は、FRP成形品にも、中塗り、
上塗りにも、密着性にすぐれる塗膜を形成する。
本発明において、硬化剤として用いられるポリイソシア
ネートは、キシリレンジイソシアネートと活性水素化合
物との反応によって得られる分子内に2以上のイソシア
ネート基を有する所謂ウレタンプレポリマーである。
かかるウレタンプレポリマーを得るために用いられる上
記活性水素化合物としては、低分子量の単量体化合物や
、数平均分子量300〜1oooo、官能基数2〜4の
ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が
用いられる。
上記単量体化合物としては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、■、
3−ブチレングリコール、14−ブチレングリコール、
1.5−ベンタンジオール、L6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコール、2
,4.4−1−IJメチル−1,3−ベンタンジオール
、3−メチル1.5−ペンクンジオール、シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタツール、キシリレン
グリコール、ヒドロキノンビス(ヒドロキシエチルエー
テル)、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、1.2.6−ヘキサンドリオール、ペ
ンタエリスリトール、水等を挙げることができる。
また、上記ポリエーテルポリオールとしては、例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール等を開始剤とし、これに、例
えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド或いはこ
れらの混合物を開環付加重合させて得られるもの、或い
は例えばテトラヒドロフランを開環重合して得られるポ
リテトラメチレンエーテルグリコール等を挙げることが
できる。
前記ポリエステルポリオールとしては、例えば、マレイ
ン酸、フマル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、
アゼライン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
、トリメリド酸等の2乃至3塩基酸と、2価乃至4価の
多価アルコールとの縮合反応によって得られるものを挙
げることができる。ここに、2価乃至4価の多価アルコ
ールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ンクリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、L 3−フ゛チレ
ングリコ−1し、1.4−7′チレングリコ−Jし、1
.5−ベンタンジオール、■、6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコール、2
,4.4− )ジメチル−1,3−ベンタンジオール、
3−メチル−1,5−ベンタンジオール、シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘキサンジメタツール、キシリレン
グリコール、ヒドロキノンビス(ヒドロキシエチルエー
テル)、水添ビスフェノールA、  l−リメチロール
プロパン、グリセリン、1.2.6−ヘキサンドリオー
ル、ペンタエリスリトール、ヒマシ油等を挙げることが
できる。また、例えば、ヤシ油脂肪酸、アマニ油脂肪酸
、大豆油脂肪酸、綿実油脂肪酸、キリ油脂肪酸、ヒマシ
油脂肪酸等の高級脂肪酸を酸成分中に配合して、油変性
ポリエステルポリオールとしたものも用いられる。
更に、上記以外にも、ポリエーテルエステルポリオール
、ポリブタジェンポリオール、ポリイソプレンポリオー
ル等、従来より知られている重合体もポリオールとして
用いることができる。例えば、上記ポリエーテルエステ
ルポリオールとしては、例えば、前記ポリエーテルポリ
オールを原料として、これを多塩基酸と反応させてポリ
エステル化したもののほか、エポキシ化合物と酸無水物
との開環共重合反応によって得られる分子内にポリエー
テル及びポリエステルの両セグメントを有するものを挙
げることができる。
前記ウレタンプレポリマーを製造するためのキシリレン
ジイソシアネートと上記した活性水素化合物との反応は
、従来、知られている通常の方法にて、溶剤なしにて、
又は溶剤の存在下に行なうことができる。溶剤としては
、通常は、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、キシレン
等の活性水素を存しない有機溶剤が用いられる。反応温
度は、用いる活性水素化合物にもよるが、通常、約10
〜120°Cであり、反応時間は、通常、約1〜10時
間である。必要に応じて、通常のウレタン化反応触媒、
例えば、金属化合物、有機金属化合物、第3級アミン等
を用いてもよい。
本発明においては、硬化剤として、イソシアネート基含
量1.0〜5.0重量%のキシリレンジイソシアネート
系ポリイソシアネート25〜75重量%、好ましくは4
0〜60重量%とイソシアネート基含量10〜18重量
%のキシリレンジイソシアネート系ポリイソシアネート
75〜25重量%、好ましくは40〜60重量%とから
なる混合ポリイソシアネートが用いられる。硬化剤とし
て、イソシアネート基含量1.0〜5.0重量%のキシ
リレンジイソシアネート系ポリイソシアネートを単独に
て用いるときは、得られるプライマー塗料のピンホール
の目止め防止の効果が小さく、他方、イソシアネート基
含量lO〜18重量%のキシリレンジイソシアネート系
ポリイソシアネートを単独にて用いるときは、得られる
プライマー塗料がFRP成形品への密着性に劣る。しか
しながら、本発明に従って、上記のように、イソシアネ
ート基含量の異なる2種のキシリレンジイソシアネート
系ポリイソシアネートの所定割合の混合物を硬化剤とし
て用いることによって、得られるプライマー塗料は、F
RP成形品にも、中塗り、上塗りにも、密着性にすぐれ
る塗膜を形成する。
本発明においては、プライマー塗料は、2液型として用
いられる。即ち、前記アクリルポリオール混合物とポリ
イソシアネート混合物を混合し、後述するように、第3
級アミンを含有する霧化空気を用いて、例えばエア・ス
プレー等を用いてFRP成形品に噴霧塗布する。ここに
、アクリルポリオールとポリイソシアネートとの混合割
合は、ポリイソシアネートの有するイソシアネート基と
アクリルポリオールの有する水酸基の当量比、即ち、N
 COlo H比カ0.5〜2. O1好ましくは0゜
7〜1.5である。
かかる2液型ウレタン塗料は、有@溶剤を含有しなくと
もよいが、通常は、活性水素をもたない有機溶剤を含有
する液状組成物として用いるのが好ましい。かかる活性
水素をもたない有機溶剤としては、例えば、酢酸エチル
、酢酸ブチル、セロソルブアセテート等のエステル類、
例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン類、例えば、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類を挙げることができる。
更に、本発明にて用いるプライマー塗料は、必要に応じ
て、顔料、レベリング剤、垂れ防止剤、安定剤、導電性
炭素やグラファイト等の導電性粉末等を適宜に含有して
いてもよい。
本発明の方法においては、以上に説明したようなウレタ
ン塗料をプライマー塗料として用い、第3級アミンを含
有する霧化空気にてこれをFRP成形品に噴N塗布し、
速やかに硬化させる。ここに、上記第3級アミンは、霧
化空気中に蒸気として含まれていてもよく、又は液体若
しくは溶液として含まれていてもよい。第3級アミンを
含有する霧化空気を得る方法は、既に知られており、例
えば、特開昭60−257874号公報の記載に準じて
、例えば、N、N−ジメチルエタノールアミン等のなか
に空気を吹き込むことによって容易に得ることができる
プライマー塗料は、通常、乾燥時の膜厚が10〜40μ
m、好ましくは15〜30μmとなるように、FRP成
形品に塗布される。
本発明の方法において用いる前記第3級アミンとしては
、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ
アミルアミン、N、N−ジメチルシクロヘキシルアミン
、テトラメチルエチレンジアミン、ヘキサメチルジエチ
レントリアミン等の脂肪族第3級アミン、例えば、N、
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、ト
リベンジルアミン等の芳香族第3級アミン、例えば、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン等のN−ア
ルキルモルホリン、例えば、トリエタノールアミン、N
−メチルジェタノールアミン、N、N−ジメチルエタノ
ールアミン、N、N−ジエチルエタノールアミン、N、
N−ジブチルエタノールアミン、N、N−ジイソプロピ
ルエタノールアミン、N、N−ジ(2−エチルヘキシル
)エタノールアミン、N−エチルジェタノールアミン、
トリイソプロパツールアミン、N、N−ジブチルイソプ
ロパノールアミン、N、N−ジメチルイソプロパツール
アミン等の第3級アミノ基を有するアルカノールアミン
等を挙げることができる0本発明においては、特に、N
、N−ジメチルエタノールアミンが好ましく用いられる
かかる第3級アミンを含む霧化空気中の第3級アミンの
濃度は、約0.01〜10重量%の範囲でよいが、好ま
しくは約0.3〜1.0重量%の範囲である。液体アン
モニア中に空気を吹き込むことによって、第3級アミン
を含む霧化空気を得るときは、液体アミンの温度や、こ
れに吹き込む空気の圧力を調整することによって、霧化
空気中の第3級アミンの濃度を調整することができる。
このようにして、第3級アミン蒸気を含む霧化空気を用
いて、FRP成形品にブライマー塗料を噴霧塗装し、硬
化させた後は、必要に応じて、40〜100°Cに加熱
して、所謂ポスト・キュアさせてもよい。
この後、中塗り塗料、例えば、アルキド・メラミン樹脂
塗料を15〜40μmの膜厚に塗布し、130〜150
“Cにて15〜30分間焼付ける。
この中塗りは行なうのが望ましいが、しかし、省略する
こともできる。
その後、必要に応じて、パテ補修した後、水研し、更に
、上塗り塗料、例えば、ポリエステル樹脂系、メラミン
樹脂系塗料、2液型アクリルウレタン系塗料等を所要膜
厚に塗布し、焼付けて、FRP成形品の塗装を完成させ
る。何ら限定されるものではないが、上塗り塗料として
、ソリッド・カラーを用いるときは、塗布膜厚は、通常
、30〜50IIm、2コート・lベーク・メタリック
・カラー・ベースを用いるときは、塗布膜厚は、通常、
15〜20μm、クリア・コートを用いるときは、30
〜50μmとなるように塗布し、130〜150“Cに
て15〜30分間焼付けるか、又は70〜90°Cにて
20〜40分間焼付けることによって、塗装を完成する
尚、FRP成形品の耐熱性が140°C以下の場合は、
上記ブライマー塗料を塗布し、上記と同様の方法によっ
てウレタン系の上塗り塗料を塗装した後、140 ’C
以下、好ましくは70〜100°Cにて20〜40分間
焼付けて、塗装を完成してもよい。
本発明の方法は、特に、限定されるものではないが、通
常、ガラス繊維等の補強材で強化した不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹
脂、メラミン樹脂等からなるFRP成形品の塗装に好適
である。
光」しυ九果 以上のように、本発明の方法はブライマー塗料として、
主剤としての水酸基価の異なる2種のアクリルポリオー
ルと、硬化剤としてのイソシアネート基含量の異なる2
種のポリイソシアネートを含有する2液ウレタン塗料を
用い、しかも、第3級アミンを含む霧化空気にてこれを
FRP成形品に噴霧塗装し、塗膜中に第3級アミンを混
和するので、塗膜の硬化が均一に促進されるため、特に
、接着面近傍のピンホールによる塗膜欠陥を有効に防止
することができ、更に、ガラス・バルンを用いる成形品
についても、ピンホールによる塗装欠陥を有効に防止す
ることができる。
裏庭斑 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。尚、以
下において、部は重量部を意味し、また、水酸基価及び
イソシアネート基含量は、それぞれ固形分についての値
を意味する。
(アクリルポリオールの製造) スチレン11.0部、n−ブチルアクリレート34.4
部、メチルメタクリレート50.0部及びβ−ヒドロキ
シエチルメタクリレート4.6部を酢酸ブチル及びトル
エンの混合溶剤中で共重合させて、水酸基価20、固形
分50%のアクリルポリオール溶液Aを得た。
メチルメタクリレート55.9部、n−ブチルアクリレ
ート34.9部及びβ−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト9.2部をナシビスイソブチロニトリルを開始剤とし
て、酢酸ブチル及びトルエンの混合溶剤中で共重合させ
て、水酸基価4o、固形分50%のアクリルポリオール
溶液Bを得た。
メチルメタクリレート55.9部、n−ブチルアクリレ
ート34.9部及びβ−ヒドロキシエチルメタクリレ−
1−6,9部をアゾビスイソブチロニトリルを開始剤と
して、酢酸ブチル及びトルエンの混合溶剤中で共重合さ
せて、水酸基価30、固形分50%のアクリルポリオー
ル溶液Cを得た。
(ポリイソシアネートの製造) m−キシリレンジイソシアネート400部をトリメチロ
ールプロパン27部と共に70〜75°Cで4時間加熱
して反応させた後、未反応のm−キシリレンジイソシア
ネートを抽出除去し、抽出残渣を酢酸エチルに溶解して
、イソシアネート基含量13.5%、固形分75%のポ
リイソシアネート溶液りを得た。
m−キシリレンジイソシアネート376部と水酸基価4
0のポリプロピレンアジベート2800部とをセロソル
ブアセテート1361部中にて75〜80℃で5時間加
熱して反応させて、イソシアネート基台ff12.64
%、固形分70%のポリイソシアネート溶液Eを得た。
また、m−キシリレンジイソシアネート376部と水酸
基価40のポリプロピレンアジペート1400部とトリ
メチロールプロパン67部とをセロソルブアセテート1
229部中にて75〜80°Cで6時間加熱して反応さ
せて、イソシアネート基含量7.3%、固形分60%の
ポリイソシアネート溶液Fを得た。
(ブライマー塗料の製造) 第1表に示す配合比にて上記アクリルポリオール溶液A
及びBを顔料と共に均一分散させ、次いで、これに硬化
剤としてのポリイソシアネート溶液り及びEを混合し、
更に、トルエン/酢酸エチル/セロソルブ/ツルペッツ
(重1比40/30/10/20)からなる混合シンナ
ーを溶剤として用いて、フォードカップ#4にて20°
Cで20秒の粘度を有するブライマー塗料を調製した。
尚、第1表において、NGOlo)(比は、アクリルポ
リオール中の水酸基1モル当たりのポリイソシアネート
中のイソシアネート基の比率を示す。
可使時間は、ブライマー塗料500m1をガラス瓶に約
7分目まで入れ、密封下に貯蔵し、粘度がフォード・カ
ップ#4にて20秒/20°Cに上昇するまでの時間に
よって評価した。
(FRP成形品の塗装) かかるブライマー塗料によるFRP成形品の塗装は、次
のようにして行なった。
接着構造を有するSMC成形品を脱脂した後、乾燥時の
膜厚が15〜25μmとなるように、第1表に示す第3
級アミンの蒸気を含有する霧化空気を用いて、上記FR
P成形品にブライマー塗料をスプレー塗装した後、室温
にて1〜10分間放置した。上記第3級アミンの蒸気を
含有する霧化空気は、特開昭60−25’7874号公
報に記載されている方法に従って調製した。霧化空気中
の第3級アミン蒸気の含有量は0.3〜1.0重量%の
範囲に調整した。
次いで、自動車車体外板用中塗り塗料(アルキド・メラ
ミン樹脂塗料)を乾燥膜厚が15〜40μmとなるよう
に塗布し、130〜150°Cにて15〜30分間焼付
けた。この後、サンド・ペーパーにて水研し、水切りし
た後、上塗り塗料(ポリエステル・メラミン樹脂塗料)
を乾燥膜厚が30〜40μmとなるように塗布し、13
0〜150゛Cにて15〜30分間焼付けて、塗装を完
成した。
(塗装製品の評価) 以上のようにして得られたFRP成形品塗装品について
、以下の試験を行なって、第1表に示す結果を得た。
塗膜外観 塗膜面の平滑性、艶等を目視にて評価した。塗膜が平滑
で艶を有するときを○、ゆず肌が認められるときをΔと
した。
ピンホールの発生防止効果 成形品の接着面の近傍及びその他の一般表面のピンホー
ルの発生状況を目視にて調べ、ピンホールのないときを
O1比較的多数のピンホールが認められるときをΔ、ピ
ンホールが無数に発生しているときを×とした。
塗膜の付着性 試験片の表面に片刃剃刀にて2mm間隔にて基盤目10
0個を作り、その上にセロハン粘着テープ(JIS Z
 1522)を十分に圧着し、90°方向に速やかに引
き剥がして、塗膜の剥離状態を残存塗膜の基盤目数にて
評価した。100個がそのまま残存しているときを01
60〜80個残存しているときをΔ、60個を下回ると
きを×とした。
耐水性 試験片を40°Cの温水中に240時間浸漬し、水から
引き上げ、1時間常温にて乾燥した後、塗膜の表面状態
及び基材への付着性を目視にて調べた。塗膜の表面状態
に何ら以上のないときをO3僅かにでも膨れが認められ
るときをΔとした。塗膜の付着性の評価は、前記と同じ
とした。
特許出願人 トヨタ自動車株式会社 同   武田薬品工業株式会社 同   関西ペイント株式会社 代理人 弁理士  牧 野 逸 部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)FRP成形品の塗装方法において、プライマー塗
    料として、 (a)水酸基価15〜25のアクリルポリオールと水酸
    基価35〜45のアクリルポリオールとの混合ポリオー
    ル、 (b)イソシアネート基含量1.0〜5.0重量%のキ
    シリレンジイソシアネート系ポリイソシアネートとイソ
    シアネート基含量10〜18重量%のキシリレンジイソ
    シアネート系ポリイソシアネートとの混合ポリイソシア
    ネート を含有する2液ウレタン塗料を第3級アミンを含有する
    霧化空気にて噴霧塗装することを特徴とするFRP成形
    品の塗装方法。
JP22197488A 1988-09-05 1988-09-05 Frp成形品の塗装方法 Pending JPH0271877A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5257023A (en) * 1991-03-28 1993-10-26 Nissan Motor Co., Ltd. Onboard road map display systems
EP4039758A1 (en) 2021-02-09 2022-08-10 Mazda Motor Corporation Coating material and method of coating resin molded product with the same

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US5257023A (en) * 1991-03-28 1993-10-26 Nissan Motor Co., Ltd. Onboard road map display systems
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