JPH027101Y2 - - Google Patents

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JPH027101Y2
JPH027101Y2 JP1984042162U JP4216284U JPH027101Y2 JP H027101 Y2 JPH027101 Y2 JP H027101Y2 JP 1984042162 U JP1984042162 U JP 1984042162U JP 4216284 U JP4216284 U JP 4216284U JP H027101 Y2 JPH027101 Y2 JP H027101Y2
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JP
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strip
rim
shaped base
steering wheel
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JP1984042162U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車などのステアリングホイール
に係り、とくに、リム部に電熱ヒータを設けたも
のに関する。
(従来の技術) この種のステアリングホイールとして、実開昭
49−123726号公報に示されたものがあるが、この
公報に示された第1のものは、帯状の面状発熱素
子を絶縁シートで被覆したカバーをリム部に螺旋
状に巻着ける構造のため、カバーの巻着け作業が
容易でなく、しかも、カバーに重合部と非重合部
ができて、カバーに螺旋状の段差が発生し、さら
に、巻着の際に、カバーが伸長されるので、面状
発熱素子が断線する可能性があり、そして、この
公報に示された第2及び第3のものは、帯状の面
状発熱素子を絶縁シートで被覆したカバーの巾方
向の中間部をリム部の外周に沿わせ、このカバー
の巾方向の両側部をリム部の内周に巻き込む構造
のため、リム部の内周に巻き込んだカバーの両側
部にしわができてしまい、しかも、このしわので
きる部分に端子があるので、端子がよじれたり折
り重なつたりして断線する可能性があり、さら
に、しわを無くそうとして、カバーを伸長する
と、最も伸長されるカバーの巾方向の中間部にお
いて、面状発熱素子が引き伸ばされて断線する可
能性があり、とくに、第3のものは、蛇行配置し
た面状発熱素子の中間の一部分がリム部の外周つ
まり最大径部分に沿う構造のため、この部分が引
き伸ばされて断線する可能性が高い。
また、実開昭56−108962号公報あるいは実開昭
56−108963号公報に示されたものもあるが、これ
らも、先に説明したものと同様に、螺旋状の巻着
け作業が容易でなく、しかも、螺旋状の段差が発
生するものであつたり、あるいは、リム部の内周
にしわができてしまうものであり、断線の可能性
もある。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、リム部に電熱ヒータを設けた
ステアリングホイールは、従来、段差やしわが発
生したり、断線の可能性があつたりするものであ
つた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、リム部に電熱ヒータを設けたステアリングホ
イールにおいて、段差やしわの発生を無くすとと
もに、断線の可能性を排除することを目的とする
ものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案のステアリングホイールは、ステアリン
グホイールのリム部1を被覆する非導電性及び可
撓性を有する帯状基材5の長さ方向にヒータ線4
を連続した矩形波状に配設し、この矩形波状のヒ
ータ線4が形成する複数の凹部に対応して上記帯
状基材5の巾方向の両側部に帯状基材5の側縁に
向かつて拡開する複数の略V字状の切り込み14
を形成し、この帯状基材5の巾方向の中間部を上
記リム部1の外周に沿わせてこの帯状基材5の巾
方向の両側部をリム部1の内周に巻き込むことに
よりこの帯状基材5でリム部1の外面を被覆し、
この帯状基材5の外面を可撓性を有するカバー体
6で被覆したものである。
(作用) 本考案のステアリングホイールは、帯状基材5
の巾方向の中間部を上記リム部1の外周に沿わ
せ、この帯状基材5の巾方向の両側部をリム部1
の内周に巻き込むと、それぞれの切り込み14の
縁部が互いに重合せずに接合するものである。
(実施例) 本考案のステアリングホイールの一実施例を図
面を参照して説明する。
第1図はステアリングホイールを示し、このス
テアリングホイールの円環状のリム部1は、第2
図及び第3図に示すように、パイプ芯金2の外周
に軟質合成樹脂製の被覆層3を形成し、この被覆
層3の外面を、ヒータ線4を設けた帯状基材5で
被覆し、さらに、この帯状基材5の外面を、カバ
ー体6で被覆したもので、上記ヒータ線4に通電
することによりリム部1を加温して、寒冷により
かじかんだ運転者の手を温めて安全運転に寄与す
るものである。
上記帯状基材5は、第4図及び第5図にも示す
ように、フエルト等のクツシヨン体11の両面に
綿布等のシート12,13を接着剤あるいは両面
粘着テープ等で貼着した複合材で、非導電性、可
撓性及び耐熱性を有し、その長さはステアリング
ホイールの円環状のリム部1の外周長と略同じ
で、その巾はリム部1の断面方向の外周長と略同
じに形成されている。
そして、上記ヒータ線4は、上記クツシヨン体
11と一方のシート12との間に位置して、帯状
基材5の長さ方向に沿つて連続した矩形波状に配
設され、クツシヨン体11とシート12の貼着に
よつて固定されており、その両端部4aは帯状基
材5の両端部から外部に導出されて通電用の導線
に用いる。
なお、この実施例では、ヒータ線4を複数本た
とえば2本を平行状に配置して温度分布を均一化
している。したがつて、第4図に示したヒータ線
4の端部4aはそれぞれのヒータ線4の両端部4
aの一方である。
また、上記ヒータ線4を設けた帯状基材5の巾
方向の両側部には、矩形波状に配置したヒータ線
4が形成する各凹部に位置して、言い換えるとヒ
ータ線4が形成する各凸部間に位置して、帯状基
材5の側縁に向かつて拡開する略V字形の切り込
み14が形成され、この各切り込み14の内端部
には丸孔15が形成されている。
そうして、このヒータ線4を設けかつ切り込み
14を形成した帯状基材5は、そのヒータ線4を
挟んだ一方のシート12を外面に向けた状態で、
その巾方向の中間部を円環状のリム部1の外周に
沿わせ、かつ、切り込み14を形成した巾方向の
両側部を円環状のリム部1の内周に巻き込むよう
にして、接着剤あるいは両面粘着テープ等で被覆
層3に貼着されている。
したがつて、帯状基材5の切り込み14の縁部
が第2図に示すように互いに重合せずに接合する
ので、被覆した帯状基材5に段差やしわができ
ず、表面が滑らかになり、その上、カバー体6を
被覆した状態では第3図に示すようにヒータ線4
がクツシヨン体11になじんでヒータ線4による
でつぱりもなくなる。
また、上記カバー体6は、可撓性及び適度の伸
縮性があるものを用い、この実施例では、人工あ
るいは天然の皮革で、上記被覆層3に対する帯状
基材5と同様にして、帯状基材5に貼着し、その
両側縁部を縫着してある。
なお、本考案の実施する際には、上述した実施
例に限定されず、第6図に示すようにヒータ線4
を1本としてもよく、また、帯状基材5も非導電
性、可撓性及び耐熱性を有するものであれは良
く、たとえば、クツシヨン体11も必ずしも必要
ではなく、クツシヨン体11を省略したような場
合で、ヒータ線4のでつぱりがカバー体6にでき
るような場合には、第7図に示すように、ヒータ
線4の矩形波状の配置を運転者の指の間隔に合わ
せると、運転者の手がステアリングホイールのリ
ム部1に良くなじんで、握り易くなる。
さらに、本考案のステアリングホイールは、工
場などにおいて、カバー体6まで取付けて完成品
とする他に、通常のステアリングホイールのリム
部に、ヒータ線4を設けかつ切り込み14を形成
した帯状基材5と、カバー体6を被覆することに
よつても作ることができる。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案によれば、帯状基材の
長さ方向にヒータ線を連続した矩形波状に配設
し、この矩形波状のヒータ線が形成する複数の凹
部に対応して帯状基材の両側部に複数の略V字形
の切り込みを形成し、この帯状基材の巾方向の中
間部をステアリングホイールのリム部の外周に沿
わせ、この帯状基材の巾方向の両側部をリム部の
内周に巻き込んで、リム部の外面を被覆したの
で、帯状基材のそれぞれの切り込みの縁部が互い
に重合せずに接合し、これによつて、リム部を被
覆した帯状基材に段差やしわができず、リム部の
表面が滑らかになり、そして、しわができないた
め、帯状基材を被覆する際に、帯状基材を伸長状
態とする必要がなく、したがつて、ヒータ線の断
線の心配がなく、その上、被覆作業も容易にで
き、さらに、帯状基材を被覆する際に、帯状基材
が伸長された場合でも、伸長状態となるのは帯状
基材の巾方向の中間部分のみで、この部分ではヒ
ータ線が伸長方向と交差しているため、ヒータ線
はとくに伸長されることがなく、断線の心配がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案のステアリングホ
イールの一実施例を示し、第1図はその平面図、
第2図はそのリム部の斜視図、第3図はそのリム
部の断面図、第4図はその帯状基材の平面図、第
5図はその帯状基材の端面図であり、第6図及び
第7図はそれぞれその変形例を示し、第6図は帯
状基材の平面図、第7図はリム部の斜視図であ
る。 1……リム部、4……ヒータ線、5……帯状基
材、6……カバー体、14……切り込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングホイールのリム部を被覆する非導
    電性及び可撓性を有する帯状基材の長さ方向にヒ
    ータ線を連続した矩形波状に配設し、この矩形波
    状のヒータ線が形成する複数の凹部に対応して上
    記帯状基材の巾方向の両側部に帯状基材の側縁に
    向かつて拡開する複数の略V字形の切り込みを形
    成し、この帯状基材の巾方向の中間部を上記リム
    部の外周に沿わせてこの帯状基材の巾方向の両側
    部をリム部の内周に巻き込むことによりこの帯状
    基材でリム部の外面を被覆し、この帯状基材の外
    面を可撓性を有するカバー体で被覆したことを特
    徴とするステアリングホイール。
JP4216284U 1984-03-24 1984-03-24 ステアリングホイ−ル Granted JPS60157365U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216284U JPS60157365U (ja) 1984-03-24 1984-03-24 ステアリングホイ−ル

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JP4216284U JPS60157365U (ja) 1984-03-24 1984-03-24 ステアリングホイ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS60157365U JPS60157365U (ja) 1985-10-19
JPH027101Y2 true JPH027101Y2 (ja) 1990-02-20

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JPS60157365U (ja) 1985-10-19

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