JPH02709A - 黄色固体着色物 - Google Patents

黄色固体着色物

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JPH02709A
JPH02709A JP1032373A JP3237389A JPH02709A JP H02709 A JPH02709 A JP H02709A JP 1032373 A JP1032373 A JP 1032373A JP 3237389 A JP3237389 A JP 3237389A JP H02709 A JPH02709 A JP H02709A
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正 槙野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、C型のリボフラビン酪酸エステルを色素とし
て用い、食品あるいは医薬品などの分野における被着色
物に着色を施すことにより得られる黄色固体着色物に関
する。
従来の技術および発明が解決しようとする課題食品・医
薬品などの分野では固形状製品が数多く見受けられる。
これらは商品としてのイメージの向上や薬剤識別のため
、通常着色が施こされている。
一般に、食品あるいは医薬品を黄色に着色する場合、タ
ール系色素の食用黄色4号2食用黄色4号アルミニウム
レーキ(第5版食品添加物)、黄色ベンガラ(局方外成
分規格;1986年版)、更にはリボフラビン(特公昭
46−26989.特公昭61−3224号公報)、リ
ボフラビン酪酸エステル等が用いられている。
また、天然色素としては、粉末サンエローNo。
3(カロチノイド系、三乗化学)、粉末サン二ロ−N0
.2(フラボノイド系:三乗化学;特公昭50−148
562)等がある。
このうち、リボフラビンは乳製品や小麦加工製品等食品
の黄色着色剤や栄養強化剤として使われているが、アル
カリ条件下では光に対して弱く、褪色しやすい傾向があ
る。
また、顆粒1錠剤等の固形製剤の着色にリボフラビンを
使用すると服用時にリボフラビン自体の苦味を感じる上
に色調自体も、レモン系の黄色というよりも黄橙色系に
なるという欠点があった。
また、リボフラビン酪酸エステルは、苦味はないが脂溶
性であるため、専らマーガリン、チーズ。
クリームなど油性食品用に使われているに過ぎない。
しかも、このエステルの場合にも、黄橙味を帯びレモン
系の明るい鮮明な黄色を出すのは困難であった。
課題を解決するだめの手段 本発明者らは、安全性が最も高いといわれているリボフ
ラビン酪酸エステルを色素として用い、これを食品・医
薬品などの着色に適用することについて鋭意検討の結果
、A型、B型およびC型のりポフラビン酪酸エステルの
うち、特に、C型が、食品・医薬品などの着色に極めて
有効であって、しかも得られた着色物には色むらがなく
、レモン系の明るい鮮やかな黄色を呈すことを見い出し
、更に検討の結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は(i)C型のリボフラビン酪酸エス
テルで着色された黄色固体着色物および(i)被着色物
をC型のりポフラビン酪酸エステルで着色することを特
徴とする着色方法である。
本発明で用いるC型のりポフラビン酪酸エステルは″薬
学雑誌、塵(1)、39−43(1988)”に記載さ
れている。
前記文献には、A型、B型、C型の3種のリボフラビン
酪酸エステルが報告されており、それぞれ橙赤色、カー
キ色、黄色の固体であり、結晶系が異なることが知られ
ている。
このうち、C型のリボフラビン酪酸エステルはA型のり
ポフラビン酪酸エステルのメタノール溶液を水中へ激し
く撹拌しながら注ぐと生じる。
本発明においては、通常市販されているA型のりボフラ
ヒン酪酸エステルのエタノール溶液を水に分散させ、C
型のりポフラビン酪酸エステルを得jこ。
このC型のりポフラヒン酪酸エステルを食品・医薬品な
どの着色に適用したところ、意外にも従来にはなかった
鮮やかな明るいレモン系の黄色に着色されることが判明
した。
また、本発明で使用するリボフラビン酪酸エステルはり
ポフラビンテトラブチレートを意味し、天然色素であり
、このものは局方外成分規格(1986年版)7食品添
加物公定書(第5版)に収載されている。
本発明ではこのエステルをまずエタノールに溶解して溶
液としたのち、これを水に分散させて懸濁液とし、この
ものを着色液、さらには造粒液として用いる。
まt二は、該懸濁液をろ過し、真空乾燥して粉末状にし
たものを用いることもできる。
その他、適用する被着色物の性状に対応して、種々の形
態を選ぶこともできる。
懸濁液として用いる場合、懸濁液は通常、エステルのエ
タノール溶液を水に投入して撹拌下分散させることによ
り得られる。また、逆にエステルのエタノール溶液に水
を撹拌下投入して分散させる方法でもよい。
分散温度は通常、室温下で行なわれる。
エタノール溶液中のエステルの濃度は、はぼ1〜70重
量%になるように調節する。
懸濁液は水100重量部に対してエタノール溶液はぼ1
00重量部以下、好ましくは40重量部以下が用いられ
る。
次いで、このようにして調製された懸濁液を使って、被
着色物に着色が施すことができる。
着色するには、最も普通には懸濁液を被着色物に添加し
て均一に混合する方法や懸濁液を被着色物に均一にスプ
レーするなどの方法を採ることができる。
本発明の黄色固体着色物をC型のリボフラビン酪酸エス
テルの懸濁液を用いて製造する場合、C型のりポフラビ
ン酪酸エステル懸濁液の使用量は被着色物の約0.00
1〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%であ
る。
0.001重量%未満では着色の点で不充分であると共
に褪色が起りやすくなることがある。
また、10重量%を越えると、懸濁液、特に水の量が多
くなり、造粒に支障をきたしたり、作業時間が長くなり
好ましくないことある。
C型のリボフラビン酪酸エステル懸濁液の使用量は、懸
濁液調製時のエタノール溶液の濃度、このエタノールを
水に分散させる時の水の使用量、造粒法、被着色物の性
状などによって左右され、−概に特定できるものではな
く、適宜決定すればよい。
また、被着色物が粉末状のものである場合には、この粉
末を造粒しながら着色せしめることができる。
造粒には、湿式撹拌造粒機(例えば、ボニーミキサー;
井上製作所(株)製)、バーチカルグラニユレータ、富
士産業(株)製)や流動層造粒装置(たとえばブラット
;西独グラット社製、70−コーター;フロイント産業
(株)製、エアロマチック;富士産業(株)製)などを
用いることができる。
この場合、本発明の懸濁液には、適宜従来から汎用され
ている結合剤(例えばデンプン糊、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキンプロピルメチルセルロース、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、プルラン、ショ
糖)などを加えておいてもよい。
また、これらの結合剤溶液を懸濁液と一緒に被着色物に
添加してもよい。
被着色物として、粉体あるいは粒状物(10μm〜1m
mの粒径)のものが用いられることが多い。
粉体を造粒しながら着色したときは、黄色に着色した造
粒物が得られる。
このものは、適宜整粒して種々の粒度の粒状物にするこ
とができる。
例えば、カプセル剤のシェルのように1.被着色物がそ
の製造工程中、融解され液状である場合は、懸濁液をそ
の液状物に添加して製造することもできる。
粉末状にしたC型のリボフラビン酪酸エステルを使用す
る場合、例えば、造粒する際の結合液に直接添加するこ
とや被着色物に混合して使用することもできる。
また、製造工程中に液状となるものについては、その液
状物に直接添加して、製造することもできる。
この粉末状C型のリボフラビン酪酸エステルの使用量は
、製造する目的物によって適宜決めれば良いが、リボフ
ラビン酪酸エステル自体を生薬として用いる場合を含め
、得られる目的物に対して約50重量%まで使用できる
本発明における被着色物としては、食品あるいは医薬品
などの分野において使われている原料または一次加工品
(顆粒、裸錠など)を意味する。
また、ハードカプセルやソフトカプセルのンエル部分に
もC型のりポフラビン酪酸エステルを適用することがで
きる。
特に、適用するのに好ましいものとして、固形製剤を製
造する際の原料となる粉末状の薬剤成分を挙げることが
できる。
このような被着色物としては、例えばアスコルビン酸、
アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カルシウム
、ビタミンA、ビタミンD、硝酸チアミン、塩酸ピリド
キシン、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、
ビオチン、ビタミンB、2.アセトアミノフェン2臭化
水素酸デキストロメトロフアン、アスピリン、メチルエ
フェドリン、水酸化アルミニウム、酸化マグ不ンウムの
ような薬剤成分、例えばシヨ糖、ソルビット、マンニッ
ト、デキストロース、サッカリンのような甘味剤、例え
ばレモンライム、フルーツエッセンスのようなフレーバ
ー、例えば乳糖、デンプン、結晶セルロース。
ヒドロキングロピルセルロース、ヒドロキシグロビルメ
チルセルロース PVP カルボキンメチルセルロース
カルシウムのような賦形剤、例えばステアリン酸マグネ
シウム、ステアリン酸、タルク。
軽質無水ケイ酸のような滑沢剤等の粉末状の固形物ない
しそれらの造粒物、成形物などを挙げることができる。
前述した方法により、被着色物が黄色に着色された着色
物が得られる。この本発明の黄色固体着色物は、そのま
ま食品あるいは医薬品、たとえば散剤、顆粒剤などの固
形製剤として用いることができる。
また、特に黄色造粒物の場合には、これを直接または他
の薬剤と混合して、慣用の錠剤機によって打錠すること
により黄色の錠剤を得ることもできる。
また、糖衣錠、フィルム錠の製造時に、これらの糖衣液
やフィルム液にC型リボフラビン酪酸エステルを添加す
ることによって、着色錠剤を製造することもできる。
発明の効果 本発明の黄色固体被着色物は、色むらのない明るい鮮や
かなレモン系の黄色を呈すという特徴を有する。
また、口に含んだ際に苦味は感じられず、口中での着色
現象もみられない。
また、本発明の方法では、水性溶媒、例えばエタノール
濃度が通常20〜30%のエタノール/水溶媒を使用す
るため、非危険物として取扱うことができる。
特に、防爆型の造粒機、乾燥機の使用を必要としないと
いう優れた特徴を有している。
また、本発明の黄色固体着色物を用いて他の薬剤成分と
共に加工した錠剤などは色むらの発生がないばかりでな
く、明るいレモン色をそのまま維持しているという特徴
を有している。
この錠剤が、例えばビタミン主薬製剤である場合、本発
明の黄色着色物は着色剤としてばかりでなく、生薬とし
て配合せしめることができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例で光安定性を示すために用いたハンターの式は次
のようである(″耐候光と色彩゛、須賀長市著、スガ試
験機出版、昭和52年)。
△E:色差 △L:明度差 △a△b=色相差および彩度差 検体をキセノンフェードメーターで10時間照射した時
の、イニシャルからの変化量を、カラーコンピュータ5
M−1型(スガ試験機株式会社)を用いて測定し、色差
(△E)を算出した。
また、実施例中、C型のリボフラビン酪酸エステルの原
料となるリボフラビン酪酸エステル+1RTBと表現す
る。
実施例1 黄色に着色された造粒物および錠剤 表1に記載の処方(a)〜(C)に従って、アスコルビ
ン酸粉末30重量%を含有する粉糖500gを造粒しな
がら着色し、黄色に着色した造粒物を得た(16メツシ
ユ通過95%)。
造粒機は、流動層造粒機(FD−3S;非防爆型富士産
業(株)製)を用い、造粒条件は表2に示す通りであっ
た。
さらにこの黄色に着色した造粒物に滑沢剤としてステア
リン酸マグネシウム(0,7重量%)を加えて混合し、
これを錠剤機(コレクト19に、菊水製作所(株)製)
を用いて打錠して3種の隅角平面錠(a)−(cX重i
L500mg1錠、直径loim)を製造した。
得られた錠剤(a)〜(c)の外観および光安定性(色
差△E)を表3に示した。
表1 く以下、余白〉 表3 本発明の製造法によれば防爆型の造粒機を用いることな
く、黄色に着色した造粒物、さらにレモン系の明るい黄
色に着色した錠剤を得ることができる。
そして、この錠剤は、色差値が5以下であることから、
耐光性において実用上何ら問題を有しない。
実施例2 黄色に着色された造粒物および顆粒 アセトアミノフェノン(40重量%)、乳糖(30重量
%)およびデンプン(30重量%)からなる粉末1kg
をバーチカルグラニユレータ−(FM−VG−10;富
士産業(株)製)に仕込み、これにRTBの懸濁液(R
TBo、1gをアルコール10mQに溶解したのち、こ
の溶液を水150m12に分散させ、これにさらにヒド
ロキシメチルセルロース(3重量%相当)を加えて調製
したもの)を投入して造粒しながら着色し、黄色に着色
した造粒物を得tこ。
このものを真空乾燥機(捕水製作所(株)製)で乾燥し
たあと、パワーミル(P−3;昭和化学機械(株)製)
で整粒し、篩過して16メツシユ通過90%の顆粒を得
た。
なお、比較のため上記粉末1kgにRTB粉末0゜Ig
を単に添加混合したものについても、水150mQを用
いて造粒し、同様にして顆粒を得た。
得られた両顆粒の外観および光安定性を表4に示す。
表4 実施例3 黄色に着色された造粒物および錠剤 アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、ソルビト
ールを主成分とする粉末(アスコルビン酸15重量%、
アスコルビン酸ナトリウム15重量%、ソルビトール6
0重量%月Okgを流動層造粒乾燥機(グラフ)WSQ
−15,大川原製作所(株)製)に仕込み、これをRT
Bの懸濁液(RTB20gをエタノール150−に溶解
させ、この溶液を水600m+2に分散させて調製した
もの)をスプレーして粉末を造粒しながら着色した。
引き続いて、デンプン100gヲ水1.900nαに分
散させ、80°Cに加温した糊液をスプレーしながら、
さらに造粒した。
黄色に着色した造粒物を乾燥して整粒後、実施例1と同
様に打錠して錠剤を製造した。
なお、比較のためRTB20gを単にデンプン糊液60
0g(デンプン:水=1・19)に分散させた分散液を
用いて造粒した造粒物を用いて錠剤を製造した。両錠剤
の外観および光安定性は表5の通りであった。
表5 実施例4 黄色に着色された粒状物 結晶グラニラ糖1kgをコーティングパン(12インチ
:菊水製作所(株)製)に仕込み、RTBO。
Igをエタノール1成に溶解させ、これを水500mu
に分散した懸濁液をスプレーしながらアスコルビン酸と
粉糖との等iti金物(散布剤)1kgを用いて散布コ
ーティングを行なった。
粒子の直径か約5mmになるまでコーティングを行ない
、その後真空乾燥(撞木製作所(株)製)し、粒状物を
得た。
比較のため、RTBO,1gを散布剤1kgに混合した
ものを用いて水でスプレーしながら粒状物を製造した。
得られた雨粒状物の外観および光安定性は表6に示す通
りであった。
表6 実施例5 黄色に着色された錠剤(糖衣錠) 乳糖およびデンプンを主成分とする粉末(乳糖70重量
%、デンプン30重量%)を打錠して得られた錠剤(直
径9.5mmn、重量250mg、5.000錠)をコ
ーティングパン(12インチ;菊水製作所(株)製)中
で糖衣掛けを行なった。
この際、糖衣液は、グラニラ糖、タルク、プルラン、水
からなる糖衣液1(lに、RTBの懸濁液(RTBO,
Igをエタノール 10m1に溶解させ、これを水50
mαに分散させたもの)を添加したものを用いた。
ンロノブ液で仕上げを行ない、仕上げ重量450mgの
錠衣錠を得た。
比較のため、糖衣液にRTB粉末0.1gを単に混合し
た液を用いて糖衣掛け、さらに70ノブ液で仕上げを行
なって糖衣錠を得た。
得られた両糖衣錠の外観および光安定性は表7に示す通
りであった。
表7 実施例6 黄色に着色されたフィルム錠 実施例5に記載した乳糖とデンプンの錠剤(直径9.5
mmメ9重it250mg、40,000錠)をアクセ
ラコーター24(マ不スティー社製)を用いて、C型の
リボフラビン酪酸エステルを含むフィルム液でフィルム
コーティングを行なった。
使用したフィルム液としては、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースCTC−5(R);信越化学工業(株)製
〕、酸化チタン9ポリエチレングリコール6000およ
び水からなるフィルム液312に、RTBの懸濁液(R
TBo、15gをエタノールl蛯に溶解させ、これを水
10mQに分散させたもの)を添加したものを用いた。
仕上げ重量260mgのフィルム錠を得た。
比較のため、RTBO,15gを単にフィルム液3Qに
添加したものを用いてフィルム錠を製造しIこ。
得られた両フィルム錠の外観および安定性は表8に示す
通りであった。
表8 させたものをろ過後、真空乾燥(捕水機械(株))した
C型リボフラビン酪酸エステルの黄色粉末を用いる以外
は実施例6と同様に錠剤のフィルムコーティングを行っ
た。
製造されたフィルム錠は、仕上げ重量260mgであっ
た。
比較として、RTBo、3gを単にフィルム液3Qに添
加したものを用いて、フィルム錠を製造しtこ。
得られた両フィルム錠の外観および安定性は表9に示す
とおりであった。
表9 実施例7 黄色に着色されたフィルム錠 RTBの懸濁液の代わりに、RTBo、3gをエタノー
ル3mQに溶解させ、これを水30mQに分散実施例8 黄色に着色された糖衣錠 RTBの懸濁液の代わりに、実施例7のRTB黄色粉末
と同じもの1g(実質RTB 1g含有)を用いる以外
は実施例5と同様に錠剤の糖衣を行い、糖衣錠を得た。
比較として、RTB if?を単に糖衣液112に添加
したものを用いて、糖衣錠を製造した。
得られた両糖衣錠の外観および安定性は表1Oに示すと
おりであった。
表10 実施例9 黄色に着色されたハードカプセル ゼラチン30部に水60部を加えて、加熱溶解する。
一方、酸化チタン1部と実施例7に記載のRTBの黄色
粉末1部(実質RTB 1部含有)を水10部にホモミ
キサー(特殊機化(株)製)を用いて、分散したものを
作り、ゼラチン水溶液に加えて着色する。
この溶液にカプセルピンを投入して成型し、乾燥後、ハ
ードカプセルとする。
得られたカプセルは明るいレモン系の黄色に着色されて
いた。
試験例 C型リボフラビン酪酸エステルのX線回折本発明に用い
たC型リボフラビン酪酸エステルおよびRTBをX−r
ay diffractometer RDA−C型(
理学電気極; 40kV、 40+++A)によりX線
回折した結果を第1図および第2図に示す。
本C型リボフラビン酪酸エステルは、パ薬学雑誌、用肛
1)、39−43 (1988)”に記載のC型RTB
と同じ、黄色の微粉末であった。
また、C型リボフラビン酪酸エステルを得るために用い
たRTBは″薬学雑誌、獲(1)、39−43(198
8)”に記載のA型すボフラビン酪厳エステルと同じも
のであった。
【図面の簡単な説明】
第1図はC型リボフラビン酪酸エステルの粉末X線回折
図である。 第2図はRTBの粉末X線回折図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C型のリボフラビン酪酸エステルで着色された黄
    色固体着色物。
  2. (2)被着色物が粉末状ないし粒状の薬剤成分である請
    求項(1)記載の黄色固体着色物。
  3. (3)被着色物が錠剤である請求項(1)記載の黄色固
    体着色物。
  4. (4)被着色物をC型のリボフラビン酪酸エステルで着
    色することを特徴とする着色方法。
  5. (5)被着色物を、リボフラビン酪酸エステルのエタノ
    ール溶液を水に分散させた懸濁液で着色することを特徴
    とする着色方法。
  6. (6)リボフラビン酪酸エステルの使用量が被着色物の
    約0.001〜10重量%である請求項(5)記載の着
    色方法。
  7. (7)被着色物を、粉末状のC型のリボフラビン酪酸エ
    ステルで着色することを特徴とする着色方法。
  8. (8)被着色物を、請求項(5)記載の懸濁液を真空乾
    燥して得られた粉末状のC型のリボフラビン酪酸エステ
    ルで着色することを特徴とする着色方法。
  9. (9)被着色物が粉末状ないし粒状の薬剤成分である請
    求項(4)記載の着色方法。
  10. (10)被着色物が錠剤である請求項(4)記載の着色
    方法。
  11. (11)粉末状ないし粒状の薬剤成分を造粒しながら着
    色する請求項(4)記載の着色方法。
  12. (12)請求項(1)記載の黄色固体着色物を打錠して
    得られる黄色に着色した錠剤。
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