JPH0270632A - 紙葉類分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機、プリンタ等のカット紙搬送装置など
に用いられる紙葉類分離装置に係り、特に比較的薄い紙
葉類を重送等の障害を発生させずに高信頼分離するのに
好適な紙葉類分離装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の装置は１例えば特開昭６２−１１１８４
４号公報に記載のように、ホッパ内に堆積した紙葉類の
上層部を全体的にさばくように噴出口を設け１重送の発
生防止のためには、ゲート手段等を備えるとなっていた
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、空気噴出流だけで重送をほぼ完全に防
止するという点について十分な配慮がされておらず、重
送防止手段であるゲート機構が設けられていたため、薄
紙と厚紙を同一の設定条件のゲート機構でその機能を満
たすことができないという問題があった。

本発明の目的は、重送防止手段等を付与しないで、空気
噴出流だけで重送をほぼ完全に防止することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、ホッパ上層部の紙葉類をさばく機能を有す
る主噴出口の前面に、立て板を設置し、この立て板の下
流側で、噴出流の作用により渦が発生するように、前記
室て板の高さを規定することにより、達成される。

〔作用〕

主噴出口の前面に設置した立て板は、この立て板の下流
で渦を発生させるように機能する。それによって、ホッ
パに堆積した最上部の紙葉類は、浮上し、分離ベルトに
吸着されるようになるので、重送などの障害は発生しな
い。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第４図により説明
する。

本発明の一実施例の全体機略図を第１図に示す。

記していない駆動源によって上下動するエレベータ１０
上に、用紙１４を堆積する。このエレベータ１０の駆動
源は用紙１４の上端を検出する上端検出センサー１２の
信号により、起動、停止する。

そして、常に用紙１４の上端の高さを一定に保つように
エレベータ１４は動作する。

用紙１４の後端の整列は、後端ガイド板１１ｂによって
行う、一方、用紙１４の前端の整列は前端ガイド板１１
ｆによって行う。

用紙１４の上層部のさばきを行うために、用紙１４の前
方に空気の噴出口を設置する。この噴出口は圧縮空気充
気室７に、用紙１４と向い会うように配設する。この圧
縮空気充気室７には、送風管８を通して空気を送る。

前記圧縮空気充気室７と前記前端ガイド板１１ｆとの間
に、前記噴出口からの噴出流に渦を発生させるために立
て板１５を設置する。

さばかれた用紙１４の最上部の用紙を吸引するため１部
分吸引孔４付きの分離ベルト３の中に、真空充気室５を
設置する。吸引孔４を通して、用紙１４の最上部の用紙
が吸引される。前記真空充気室５がら空気を吐出するた
め、真空充気室５には吐出管６を連結している。

前記各構成部品と記していない駆動源は、側板１３に直
接、間接的に固定している。ブロアー等の空気供給源は
、記していない別の側板か、底抜に設置している。そし
て、前記真空充気室５、圧縮空気充気室７と、前記ブロ
アー等の空気供給源は、配管によって連結している。

第１図の縦断面を第２図に示す、前記圧縮空気充気室７
に配設した噴出口には、堆積した用紙の上層部に向けて
水平方向に空気を噴出する主噴出口１６と、−旦分離ベ
ルト３の吸引孔４の無い部分に向けて上向きに噴出する
上向き噴出口１７がある。そして堆積した用紙の前端を
整列する前端ガイドｌｌｆと、前記両噴出口１６．１７
との間に、立て板１５を設置している。

次に、各噴出口１６．１７の機能を立て板の機能につい
て説明する。

第３図は前記主噴出口１６と立て板１５の機能について
示したものである。主噴出口１６から噴出する空気は、
立て板１５に当たり、その後方で渦が発生する。この空
気の流れにより、堆積している最上部の用紙のみが浮上
し５分離ベルト３に吸引される。

第４図は上向き噴出口１７の機能について示したもので
ある。前記主噴出口１６と立て板１５により、最上部の
用紙のみが浮上し、分離ベルト３に吸着された後、２枚
目の用紙も連続して浮上しようとする。そこで、この２
枚目の浮上を押さえ。

最上部の用紙と２枚目間に安定して大きな空隙を作る必
要がある。このため、上向き噴出口１７を設置した。

一旦、最上部の用紙が分離ベルト３に吸着されると１分
離ベルト３に当たり逆流した噴出流により、図に示すよ
うに２枚目以下の用紙の浮上は押えられる。従って、常
に安定して分離が可能となる。

〔発明の効果〕 本発明によれば、最上部の用紙と２枚目の用紙間に大き
な空隙が安定して作られるので、高信頼の分離が可能と
なる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略を示した斜視図、第２
図は第１図の縦断面図、第３図は第１図における主噴出
口と立て板の機能を説明する図、第４図は第１図におけ
る上向き噴出口と立て板の機能を説明する図である。 １・・・分離ベルト駆動軸、３・・・分離ベルト、４・
・・吸引孔、５・・・真空充気室、７・・・圧縮空気充
気室、１４・・・用紙、１５・・・立て板、１６・・・
主噴出口、１７・・・上向き噴出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、紙葉類を堆積するためのホッパと、前記ホッパから
   最上部の紙葉類を吸着するための吸引孔を有した分離ベ
   ルトと、前記分離ベルトの吸引孔を介して吸引するため
   の真空充気室と、前記ホッパ内の上層部の紙葉類をさば
   くための空気噴出口を有した紙葉類分離装置であつて、
   前記ホッパ内の上層部の紙葉類を狙つて水平方向に向け
   た主噴出口と、前記分離ベルトに一旦当り、逆流して最
   小部の紙葉類と２枚目以下の間に大きな空隙を形成する
   ように設けた上向き噴出口との前面に、前記主噴出口か
   らの空気流が立て板に当たり、後方に渦が発生するよう
   に高さを決定した立て板を設置したことを特徴とする紙
   葉類分離装置。