JPH027030Y2 - - Google Patents

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JPH027030Y2
JPH027030Y2 JP6496185U JP6496185U JPH027030Y2 JP H027030 Y2 JPH027030 Y2 JP H027030Y2 JP 6496185 U JP6496185 U JP 6496185U JP 6496185 U JP6496185 U JP 6496185U JP H027030 Y2 JPH027030 Y2 JP H027030Y2
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JP
Japan
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sheet
brush
cutting blade
burr
blade
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JP6496185U
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JPS61181695U (ja
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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シート状材料のばり切断装置に関
し、とくにシート状材料の表面に垂直に発生した
ばりを、機械的に切断除去するようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
ゴムシートを加硫成形したときは、金型のベン
トホールに流出した加硫ゴムがゴムシートの表面
に余剰部分(ばり)となつて発生する。従来、こ
のばりを機械的に切断除去する装置が開発されて
いないため、熊手状の手持ちカツターを使用して
人手作業で引きちぎつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ゴムシートに発生した多数のばりを人手作業で
切断除去するのは、多大の工数と長時間とが必要
となるだけでなく、不自然な体位で作業しなけれ
ばならないため能率が低下して労働生産性を向上
させる点で大きな障害となつている。また、ばり
切断作業に長期間従事した作業者は、腰痛などの
疾病に罹りやすく、健康保持の点でも問題となつ
ている。
この考案は、上記の問題を解決して、ばりの切
断除去を機械化した装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の装置は、ばりが発生したシート状材
料を長さ方向に定速で進行させる送込みロール
が、シート状材料の上下面に設けてある。このシ
ート状材料の上面側には、シート状材料の幅方向
と平行に往復運動する切刃が、その刃先をシート
状材料の進行方向と反対方向に向けて配置してあ
り、また、この切刃の中心線からシート状材料の
進行方向側に所定の距離を隔てて、かつ切刃の上
面から垂直方向に所定のすき間を設けた位置に、
シート状材料の進行方向と同一方向に回転する円
筒状ブラシをシート状材料の幅方向と平行に配置
した構成にしている。
〔作用〕
シート状材料を、ばりが発生した表面が上側と
なるように平坦状に引出して送込みロールにより
定速で長さ方向に進行させる。
シート状材料のばりは、切刃の垂直上方位置で
ブラシに接触すると、その先端部がブラシの摩擦
力によつてブラシの回転方向に折曲げられた状態
となり、切刃との間のすき間に挾まれて引込まれ
るため、張力を与えられた状態で切刃の刃先に接
触する。この状態でシート状材料が進行すると、
シート状材料の幅方向に往復運動する切刃によつ
てばりの基底部が切断され、切断されたばりは、
ブラシの遠心力を受けてシート状材料の進行方向
に向かつてはじき出される。
〔実施例〕
第1図は、この考案の実施例を示す正面図、第
2図は、作動時の状態を示す縦断側面図である。
受台10の上面には、ばり12が発生したシー
ト状材料11、たとえば加硫ゴムシートを、ばり
12が発生した表面を上側にして平坦状に引出し
てある。シート状材料11の送出側(図の左側)
には、シート状材料11の表面と裏面との対向部
分に接触する一対の送込みロール14が設置して
ある。この送込みロール14を送出側に向つて互
に内向き方向に回転駆動して、シート状材料11
を一定の速度で長さ方向に進行させるようにして
いる。
受台10の上方には、刃台受けレール15が受
台10の幅方向と平行に架設され、この刃台受け
レール15には、刃台16を吊下部17を介して
刃台受けレール15の長さ方向に往復摺動自在に
懸架している。刃台16の左右両側の腕部18,
19には、切刃20が緊張金具21によつて取付
けられている。この切刃20は、シート状材料1
1の上面との間に僅少のすき間を隔てた高さでシ
ート状材料11の幅方向と平行に配置し、刃先を
シート状材料11の進行方向とは反対側に向けて
取付けてある。
切刃20の刃先は、鋸歯状の山形歯部の両面を
研磨して波形両刃が形成されたものを使用するの
が好ましい。
上記の刃台受けレール15と刃台16との間に
は、刃台16を往復運動させるためのクランク機
構が設けられている。
刃台16の一方の腕部18にクランク22の一
端を軸着し、クランク22の他端はクランク軸2
3に枢着して、刃台受けレール15上に設置した
駆動モータ24とクランク軸23との間にベルト
25を掛け渡し、駆動モータ24を運転してクラ
ンク軸23を回転させると、刃台16が、図示の
矢印C方向に往復運動するようになつている。
また、シート状材料11の上面側には、円筒状
のブラシ30が、その中心軸線をシート状材料1
1の幅方向と平行にして回転可能に軸支されてい
る。このブラシ30は、金属性その他の剛性を有
する繊条を植設したものを使用し、第3図に示す
ように、切刃30の中心線Aからシート状材料1
1の進行方向側に所定の水平距離dを隔てた位置
を中心とし、切刃20の上面Bから垂直上方に所
定のすき間hを設けた高さにブラシ30の最下端
母線が位置するように設置してある。
上記の切刃20の中心線Aとの間の水平距離d
と切刃20の上面Bからの垂直すき間hとは、ブ
ラシ30の直径と、シート状材料11のばり12
の直径および長さに応じてそれぞれもつとも適当
な寸法に設定する必要があり、たとえばブラシ3
0の直径が65mm、シート状材料11のばり12の
直径が2mmであつて長さが10〜20mmであるとき
は、水平距離dを15mm、垂直すき間hを2mmに設
定するのが好ましい。
上記構成の装置を使用するときは、受台10上
に引出してセツトしたシート状材料11を切刃2
0の下面側に通した後、駆動モータ24を作動し
てクランク軸23を回転させ、クランク22を介
して刃台16を刃台受けレール15の長さ方向に
往復運動させる。これにより刃台16の切刃20
が、シート状材料11の幅方向と平行に往復運動
する。切刃20の往復運動は、毎分1200回で、そ
の振幅が12mmとなるように設定するのが好まし
い。
刃台16の往復運動開始と同時に、ブラシ30
をシート状材料11の進行方向と同一方向に回転
させ、送込みロール14もシート状材料11の進
行方向に向つて互に内向き方向に回転駆動してシ
ート状材料11を進行させる。ブラシ30の回転
周速度は送込みロール14と同一速度となるよう
に設定し、たとえば毎分3mの周速度で回転させ
る。
シート状材料11のばり12が、シート状材料
11の進行方向と同一方向に回転するブラシ30
に接触すると、ばり12の先端部が切刃20の垂
直上方でブラシ30の摩擦力により捕捉されて、
ブラシ30の回転方向に折り曲げられ、ブラシ3
0と切刃20との間の垂直すき間の中に引き込ま
れて挾まれるため、張力を与えられた状態とな
る。この状態でシート状材料11が進行すると、
切刃20の刃先にばり12が接触し、シート状材
料11の幅方向に往復運動している切刃20によ
つてばり12の基底部が切断され、切断されたば
り13は、ブラシ30の回転による遠心力を受け
てシート状材料11の進行方向に向つてはじき出
される。
このようにして、シート状材料11が進行する
のに伴つて、ばり12が機械的に切断され、ばり
12を除去したシート状材料が得られることにな
る。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、この考案によればシー
ト状材料を一定の速度で進行させながら、シート
状材料の進行方向と同一方向に回転するブラシと
シート状材料の幅方向と平行に往復運動する切刃
との間のすき間に、ばりを引込んで張力を与えた
状態とし、ばりの基底部を切刃によつて切断除去
するように構成しているから、シート状材料を装
置に引出してセツトする作業および一部の仕上げ
作業のみに人力を必要とするだけで、従来の人手
作業の大部分が機械的操作に置き替えられ、工数
の大幅な節減と作業時間の短縮とが可能となり、
削減した工数を他の工程に転用したり、多工程作
業に従事させることも可能となることと相まつ
て、労働生産性を飛躍的に向上させることができ
る。
また、この考案によれば従来の不自然な体位で
な手作業が、機械化されて軽作業となるので、能
率の向上だけでなく、疾病の発生原因も解消し、
健康保持にも役立つという効果が併せて得られ
る。
なお、この考案の装置は、切刃の刃先が鋸歯状
外の構造のものに取替えることにより、シート状
材料の表面研磨用装置として使用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す正面図、第
2図は、この考案の要部の作動時の状態を示す縦
断側面図、第3図は、ブラシと切刃との位置関係
を示す側面図である。 図中、11はシート状材料、12はばり、14
は送込みロール、20は切刃、30はブラシ、d
はブラシの中心と切刃の中心線との間の水平距
離、hは切刃の上面とブラシの最下端母線との間
の垂直すき間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ばりが発生した表面を上側にして平坦状に引出
    されたシート状材料の上下面に、シート状材料を
    長さ方向に定速で進行させる送込みロールを設
    け、シート状材料の上面側に、シート状材料の幅
    方向と平行に往復運動する切刃を、シート状材料
    の進行方向と反対方向に刃先を向けて配置し、シ
    ート状材料の進行方向と同一方向に回転する円筒
    状ブラシを、切刃の中心線からシート状材料の進
    行方向側に所定の距離を隔てて、かつ切刃の上面
    から垂直上方に所定のすき間を設けてシート状材
    料の幅方向と平行に設置したことを特徴とするシ
    ート状材料のばり切断装置。
JP6496185U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH027030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6496185U JPH027030Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6496185U JPH027030Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61181695U JPS61181695U (ja) 1986-11-12
JPH027030Y2 true JPH027030Y2 (ja) 1990-02-20

Family

ID=30596529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6496185U Expired JPH027030Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JPS61181695U (ja) 1986-11-12

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