JPH026883A - 粉粒物の分別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は竪型の分別ダクトにより粉粒物を分別する装置
に関し、特に分別ダクトの上端に収り付ける吸引式の旋
回胴捕集機に多翼遠心ファンを用い、その回転数をイン
バータによって制御することによりダクト内の上昇気流
の速度をコントロールすることを特徴とするものである
。

（従来の技術） 一般に粉粒物を分級したり、粉粒物中の夾雑物を除去し
たりする作業には風力選別機が使用される。

この風力選別機は風力で粉粒物を飛ばすと粉粒物は人々
の１呈や見掛は比重の差によって飛ぶ距離が異なること
をゼ１用して分別する、所謂唐箕の手法を踏襲したもの
である。

（従来技術の問題点） このような従来型の風力選別機は粉粒物が落下する範囲
を二またはそれ以上に区画して、夫々の区画に落下した
粉粒物を別々に捕集することにより粉粒物を一度に二ま
たはそれ以上に分級することができる点に特徴があるが
、反面、この選別機は分級の精度が低いため、各分級物
の粒度分布の幅が広くて同一粒度の粉粒物が二以上の分
級物中に混入してしまう欠点がある。

殊に、粉粒物の粒度分布が軽重何れかにＭつでいる場合
には、例えば少量の重量物と多重のｆＩ厘物とが混合し
ている粉粒物の場合には、風速を強くすれば重量物と軽
量物とは分別されるが軽Ｊｉ物同士は殆ど分級されず、
軽量物を分繊度を高めるために風速を弱くすると重量物
が分級しにく・なるのである。

従って、緑茶のように少量の重量物（茎茶）と多量の軽
量物（葉茶、７茶、粉茶）とが混合しているものは、軽
量物の分繊度が低くて、例えば葉茶の中にかなりの凌の
茎茶や７茶が混入し、７茶の中に葉茶や粉茶が混入する
ためこれ等の商品価値が損なわれているのである。

粉粒物はロットや品種によって構成成分の粒度分布が１
かずつ異なるのでそれに応じて分繊度を調節することが
必要であるし、分級物の使用目的によっても分級物の粒
度や粒度分布の幅を適宜調節する必要がある場合も多い
が、上記した従来の風力選別機ではそのような調節は殆
ど不可能であり、しかも、従来の風力選別機は粉粒物の
ｆＩｌ須、粒度分布等によって区別室の寸法や風速がは
７決まるので汎用性が極めて低くて異種の粉粒物には殆
ど使用することができない 加えて、従来の風力選別機は粉粒物を風で飛ばし、これ
を自然落下させて捕集するものであるから、粉粒物中に
微細軽量なものが含まれている場合には、これが容易に
落下しないので捕集が困難なため作！Ｊ能率が低下する
。　しかもこの歳、旧軽量な粉粒物Ｉま排気と共に機外
に排出されて埃の原因どなり、作ヌ環境を悪化させる欠
点があった。

また従来は、竪型の分別ダクトに吸引式の捕集機を収り
（＝ｆけ、これによって、粉粒物を分級する装置が試み
られた。　この装置は補填機によって分別ダクト内に上
昇気流を生じさせて、この気流で粉粒物を二分するもの
で、上記した従来の装置の持つ欠点は殆んど解消された
。

しかしながらこの装置は、捕４Ａ機の排気ダクトにタン
パ−を取り付け、これを［１することによって、分別ダ
クト内の上昇気流の速度を調節する方式がとられていた
。　そのため速度の調節が不正確なうえ、ばらつきが多
くて、分繊度を正確にコントロールすることができない
ので５例えば緑茶のようにロットが小さくてしかもロフ
ト毎に１かずつ性質の異なる材料を所望の分繊度で分級
することができない、という不具合を有していた。

（発明の目的） 本発明は粉粒物を所望の粒度で分別することの出来る装
置を提供することを目的とする。

（問題点を脛決するための手段） 本発明は上記した竪型の分別ダクトを有する粉粒物の分
別装置の不具合を解消して、粉粒物を所望の分繊度で分
級するようにしたもので、９！型の分別ダクトとその上
端に接続された吸引式の旋回胴捕４Ａｌｌ！、及び分別
ダクトの途中に取付けられた供給フィーダとから成り、
旋回胴捕集機によって分別ダクト内に上昇気流を生じさ
ぜながら分別ダクトに粉粒物を投入して、これを気流と
共に上昇するものと気流に逆らって下降するものとに分
別し、上昇するものは旋回胴捕集機に捕集するものであ
る。　殊に、上記した従来の竪型の分別ダクトを有する
分別機が吸引式の捕集機の排気ダクトにダンパーを収り
付けることによって分別ダクト内の気流の上昇速度を調
節しようとした点を改め、第５区に示すように［剤数状
態の一定ダクト負荷以下の状態において、定格の二分の
一程度以下の範囲では、多翼遠心ファンの空気吸引量が
回転数に正比例すること・、その回転数がインバータに
よって正確に制陣される点を利用して、旋回胴捕集機の
排風機を多翼遠心ファンとし、このファンの回転数をイ
ンバータによって１ｔｉｌＩ御することにより、上昇気
流の速度を正確に調節して粉粒物を所望の分繊度にコン
トロールするものである。

（作用） 本発明に係る粉粒物の分別装置は上端に旋回胴捕集機を
接続した分別ダクトに所望の速度の上昇気流を生じさせ
なから粉粒物を投入することにより粉粒物は気流と共に
上昇するものと気流に逆らって下降するものとに分別さ
れ、然かして上昇するものは旋回胴捕集機に捕集され、
下降するものは分別ダクトの下で捕集される。

（実施例〉 以下、本発明に係る粉粒物の分別装置を図面に基づいて
具体的に説明する。

第１図は装置の一部切欠斜視図、第２図は縦断側面図、
第３区は旋回胴捕４Ａ機の縦断正面図を示すもので、図
中符号１は分別ダクト、２は旋回胴捕４Ａ機、３は供給
フィーダである。

分別ダクトＩは一種の気流分別装置であって竪型の筒状
をなし、Ｌ端に吸引式の旋回胴捕集機２が接続されると
共に中ｌｆｆ１部に供給フィーダ３が収り付けられてい
て、旋回胴捕集８！２により洞内に生じた上昇気流によ
って粉粒物を気流と共に上昇するものと気流に逆らって
下降するものとに分別するものである。

供給フィーダ３は分別ダクト１に粉粒物を投入するもの
である。　従って、供給フィーダ３は図では振動式のフ
ィーダを示したが、もとよりこれに限定されるものでは
ない、　要は分別ダクト１に所定量の粉粒物を投入する
ことのできるものであれば充分であって、粉粒物の種類
や性状によりスクリュウコンベヤやベルトコンベヤＴが
用いられる。

旋回胴捕集機２は分別ダクト１がら空気を吸引してダク
ト内に上昇気流を生じさせ、分別ダクトｌを気流分別機
として作用させる機能と分別されて気流と共に上昇する
粉粒物を捕集する機能とを有するものである。

この旋回胴捕集機２も上記した機能を存するものであれ
ば、その形式や構造については限定しないが、粉粒物の
捕４Ａ能力が高くて微細軽量な粉粒物も確実に捕集し、
且つ粉粒物に損傷を与える虞れが少なく、上昇気流を所
望の速度に正確に調節することが出来る点で因に示す旋
回胴捕４Ａ機を用いるのが適当である。

即ち旋回！Ｒ補填機２は横型の旋回胴４と吸引ダクト５
及び俳風ａ！！６とからなり、旋＠！Ｒ４の上部の片方
の側面７に近い側に吸引孔８が接線方向に向いて形成さ
れていて、この吸引孔８が分別ダクト１の上端に接続さ
れることによって分別ダクトｌに取り付けられている。

吸引ダクト５は旋回胴４内の気流を旋回させるもので、
旋回胴４の中心線上に位置していてその一端が旋回Ｒ４
内に開口し、＃！端は旋回胴４の側面７に取り付けられ
て胴外に向けて開口しており、これに排ｍ１！６が接続
されている。

従って、排風機６と吸引ダクト５、旋回胴４及び分別ダ
クト１との間に空気の流通経路が形成されるので、排風
機６を駆動させると分別ダクト１の下端から外気が吸引
されて分別ダクト１内に上昇気流が生じろこと・なる。

　しかも旋回胴４内では吸引口８が旋回胴４の接線方向
に向かって形成されていること・その中心線上に吸引ダ
クト５が設けられていることから旋回気流が生じるので
ある。

殊に、俳風機６は多翼遠心ファンが用いられており、図
示はしないが定格の二分の一程度以下の範囲で、回転数
をインバータによって制御するようになっている。　こ
れは多翼遠心ファンの空気吸引量が、定格の二分の一程
度以下の範囲では回転数に正比例して変化すること・多
翼遠心ファンの回転数はインバータによって正確にυ制
御することが出来る点を利用したもので、このように信
成することにより分別ダクト［内の上昇気流の速度をイ
ンバータによって正確に制御することが出来ること・な
る。

ところで、旋回胴４の底面には長手方向に沿って取出口
９が形成されている。　この取出口９は旋回気流と共に
旋回胴４内を旋回する粉粒物を捕集するもので、気流の
旋回方向に向がって１１η側の縁１０が比較的シャープ
に形成されていてここを通過しようとする旋回流の一部
が取出口９に向かって反転するようになっており、方、
後側の縁■１は旋回流の旋回軌道よりも若干外側に位置
していて上記した縁１０での旋回流の反転を助けるよう
になっている。

尚、この旋回ｙｆ４４は洞内が負圧状態になるため、収
出口９には捕集ダクト■２が接続され、更にこれにロー
タリーバルブ１３が取り付けられていてここから旋回胴
４内に空気が吸引されないようになっている。

粉粒物を分別するときは、まずインバータによって多翼
遠心ファンの回転速度を規定し、分別ダクト１内のｂ昇
気流を所望の速度に調節する。

そして、供給フィーダ３を作動させて粉粒物を分別ダク
ト１に供給する。

すると粉粒物は分別ダクト１気流の上昇速度に応じた分
繊度で気流と共に上昇するものと、気流に逆らって下降
するものとに分別され、−Ｌ−Ｖｌするものは旋回胴捕
集機に捕集されるのである。

（効果） 以上詳述したように本発明は竪型の分別ダクト１の上端
に旋回胴捕集機２を取り付けて分別ダクト１内に上昇気
流を生じさせ、これによって分別ダクト１に投入される
粉粒物を気流と共に上昇するものく軽萱な分級物）と気
流に逆らって下降するもの（重量な分級物）とに分別し
て軽重な分級物は旋回胴捕集機２で捕集し、１吐な分級
物は分別ダクト１の下で受けるものである。

殊に、排風機６を多頁遠心ファンとし、その回転数をイ
ンバータによって調節して竪型の分別ダクト内の上昇気
流の速度を正確に制御するようにしたので１分級度が極
めて高くて分級物の粒度分布のばらつきが少なく５しか
も所望の分繊度で分給することが出来るのである。

しかも、分別ダクト１の構造が極めて単純であるため汎
用性が高くて、材質やＴ！Ｚ度分布の異なる多くの粉粒
物に適用することが出来、装置全体が軽せ小型であるな
め第４図に示すように一機以上の装置を連結して粉粒物
を順次分別していくことにより、これを二以上に分級す
ることも出来るのである。

また、旋回胴捕’ＡＲは旋回胴４を横型にし洞内で旋回
する気流が取出口９で反転するようにしたことにより、
粉粒物の捕集能力が極めて高くてＲ１ＩＩＩ量な粉粒物
でも洞内で２．３回転する間に捕集されるので、粉粒物
が旋回胴４の内周面と摺擦して損傷する虞れが殆ど無く
なるため３Ｆ！理対称とすることの出来る粉粒物が著し
く多くなり、この点でも装置の汎用性が高められるので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る粉粒物の分別法を適用する装置の
一実施例を示す一部切欠斜視図、第２図は同上ｍ断側面
図、第３図は旋回胴捕集機の縦断正面図、第４図は二機
の分別装置を連結した一例を示す縦断面図、第５図は多
翼遠心ファンの空気吸引量−回転数相関図である。 １：分別ダクト　　　２：旋回胴捕集機３：供給フィー
ダ　　４：旋回胴 ５：吸引ダクト　　　６：排風機 ７：側面　　　　　　８：吸引孔 ９：取出口　　　　　１０：縁 １１：縁　　　　　　　１２：捕集ダクト１３・ロータ
リーバルブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 竪型の分別ダクトとその上端に接続された吸引式の旋回
   胴捕集機、及び分別ダクトの途中に取付けられた供給フ
   ィーダとから成り、旋回胴捕集機によって分別ダクト内
   に上昇気流を生じさせながら分別ダクトに粉粒物を投入
   して、これを気流と共に上昇するものと気流に逆らって
   下降するものとに分別し、上昇するものは旋回胴捕集機
   で捕集する分別装置において、旋回胴捕集機に多翼遠心
   ファンを用い、その回転数をインバータによって制御す
   ることにより上昇気流の速度を調節して分級度をコント
   ロールすることを特徴とする粉粒物の分別装置