JPH026760Y2 - - Google Patents

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JPH026760Y2
JPH026760Y2 JP12715884U JP12715884U JPH026760Y2 JP H026760 Y2 JPH026760 Y2 JP H026760Y2 JP 12715884 U JP12715884 U JP 12715884U JP 12715884 U JP12715884 U JP 12715884U JP H026760 Y2 JPH026760 Y2 JP H026760Y2
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JP
Japan
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scissors
wedge piece
piston
wedge
branch cutting
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JP12715884U
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JPS6140855U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、圧搾空気を原動力として作動する
枝切鋏の改良に関するものである。
最近、果樹園での剪定作業などには、その作業
効率の向上を図ると同時に、その作業の省力化を
図るため、圧搾空気を原動力とする動力鋏が頻繁
に使用せらさるようになつてきているのである
が、従来の構成のものにあつては、ピストンの移
動運動を鋏部の開閉運動に変換するための機構自
体に問題点があり、鋏自体を取扱に不便な大型な
ものにしてしまうと同時に、その切断能力も劣つ
たものにしてしまう結果となつていたのである。
すなわち、従来の動力式の枝切鋏にあつては、
圧搾空気を受け止めるためのピストンに、テーパ
ー部を有する楔金具を連結させるとともに、鋏部
の開閉操作部分を、そのテーパー面部に直接接触
させることによつて行う構成となつているのであ
るが、このような構成とした場合、その楔金具の
テーパー角度の設定に限界を生ずることになるの
である。楔金具のテーパー角度を緩やかに設定す
ることによつて、鋏自体のもつ切断能力を向上さ
せることができるのであるが、反面、楔金具のス
トローク幅がその分大きくなり、限られた空気圧
の下で、十分な切断能力を得るためには、楔金具
の先端部が、鋏部の先端より突出した状態となる
ような設計としなければならないという不都合さ
を生じさせることになるのである。もつとも、こ
のような不都合を解消しようとするならば、鋏部
の開閉操作部からバーを延出させ、そのバーの先
端部がテーパー面部に接触した構成とすることも
可能であるが、その場合にあつては、バーの振り
幅が大きくなり、その分、ケースを大きく設定す
る必要があり、ひいては、鋏自体を大型化してし
まうことになるのである。
一般に、この種の枝切鋏は、枝が著しく錯綜し
た樹木の剪定作業に使用せられるものであつて、
鋏部よりもその胴部が出つ張つたような形状をし
ていれば、剪定作業の際、鋏部の先端は勿論、切
断しようとする枝基さえも見通すことが出来ず、
正確な剪定作業を行い得ないばかりか、作業によ
る疲労も倍加する結果となるのである。
この考案は、動力式の枝切鋏における作動機構
に改良を加えることによつて、従来の構成のもの
にみられた上記のような問題点を解決しようとす
るものである。
図面にもとづいて、この考案にかかる枝切鋏の
構成を説明すると、枝切鋏本体1は、第2図乃至
第5図に示すとおり、ピストン2の往復運動をも
つて、鋏部3の開閉運動に変換するための機構に
おいて、ピストン2にテーパー部4を有する楔片
5を連結するとともに、ケース部6内には、支軸
7を支点として回動し、かつ、楔片5のテーパー
部4と接合する接触支軸9を有する回動部材8を
組み込むと同時に、該回動部材8と鋏部3の可動
刃3aとを、連結具10をもつて連結した概略構
成となつている。
すなわち、枝切鋏本体1は、第1図並びに第2
図に示すとおり、円筒状のシリンダー部13と鋏
部3を開閉させるための機構部を収容させるため
のケース部6とからなる柄部14、該柄部14の
手前端部に取り付けられ、かつ、その内部にバル
ブ15組み込んだ握柄16、柄部14の先端位置
に取り付けられる鋏部3をもつて構成せられてお
り、シリンダー13内には、ピストン2が、コイ
ルバネ17によつて付勢された状態として挿入せ
られており、ピストン2は、ロツド18を介して
楔片5に連結せられた構成となつており、また、
柄部14のケース部6内には、回動部材8が、支
軸7を支点として回動可能の状態として収容せら
れており、しかも、該回動部材8は、鋏部3の可
動刃3aと、連結具10をもつて連結せられた構
成となつており、また、該回動部材8の接触支軸
9は、楔片5のテーパー面部4に接触した構成と
なつているのである。すなわち、回動部材8は、
第3図並びに第4図に示すとおり、支軸7、楔片
5との接触支軸9、並びに、連結具10との連結
軸19を有する三角状の板片を二枚向かい合わ状
にして配置させた構成となつており、その間に差
し入れられた楔片5を鋏部3の方向に移動させる
ことによつて、回動部材8が右回り方向へ回動す
ると同時に、該回動部材8に連結せられた可動刃
3aは、連結棒10によつて引つ張られた状態と
なつて閉じる機構となつているのである。なお、
第2図において示すスプリング20は、ピストン
2の戻り状態の際、鋏部3を開かせるためのバス
である。
この考案に係る枝切鋏は上記のような構成であ
つて、次ぎのような効果を得るものである。
すなわち、この種の枝切鋏は、果樹園などにお
いて、枝が著しく生い茂つた樹木の剪定作業に使
用せられるものであるが、その作業を効率を高
め、しかも、正確に行い得るようにするために
は、鋏の先端部を下方向から見通し得ることが前
提となり、胴部が太くて鋏部の先端が見通し得な
いような形状の鋏では、そのような作業は行い難
いものである。しかし、この考案に係る枝切鋏に
あつては、その胴部を、内部に回動部材を収容し
得るだけの大きさに設定するば足り、動力式であ
るにもかかわらず、枝切鋏本体の胴部(柄部)を
極力細く形成することが可能となり、使用勝手の
良い枝切鋏を得ることが出来るのである。
また、テーパー面を有する楔片をもつて、鋏部
の開閉を行わしめる構成とした場合、そのテーパ
ー面の角度を緩やかに設定することによつて、鋏
の切断能力を向上させることが可能となるのであ
るが、従来の構成のものにみられたように、テー
パー面によつて直接鋏部の開閉作動を行わしめる
構成とした場合、楔片のストローク幅がその分、
大きくなり、鋏の切断能力を向上させようとすれ
ば、楔金具の先端部が、鋏部の先端より突出した
状態となるような設計としなければならないのに
対し、この考案の場合にあつは、連結棒10の長
さを調整することによつて、楔片の位置を自由に
設定することが出来、そのような不都合さを容易
に解消することが出来ものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案の位置実施例を示すもの
であつて、第1図は枝切鋏の全体を示す正面図、
第2図は第1の縦断面図、第3図並びに第4図は
鋏部の開閉作動状態を示す斜視図、第5図は枝切
鋏の先端部付近の形状を示す斜視図である。 1……枝切鋏本体、2……ピストン、3……鋏
部、4……テーパー面部、5……楔片、6……ケ
ース部、7……支軸、8……回動部材、9……接
触支軸、10……連結具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン2の往復運動をもつて、鋏部3の開閉
    運動に変換するための機構において、ピストン2
    にテーパー部4を有する楔片5を連結するととも
    に、ケース部6内には、支軸7を支点として回動
    し、かつ、楔片5のテーパー面部4に接合する接
    触支軸9を有する回動部材8を組み込むと同時
    に、該回動部材8と鋏部3の可動刃3aとを、連
    結具10をもつて連結したことを特徴とする枝切
    鋏。
JP12715884U 1984-08-20 1984-08-20 枝切鋏 Granted JPS6140855U (ja)

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JP12715884U JPS6140855U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 枝切鋏

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JP12715884U JPS6140855U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 枝切鋏

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JPS6140855U JPS6140855U (ja) 1986-03-15
JPH026760Y2 true JPH026760Y2 (ja) 1990-02-19

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JP5291069B2 (ja) * 2010-10-01 2013-09-18 忠 ▲あい▼川 高枝切鋏

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JPS6140855U (ja) 1986-03-15

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