JPH0266915A - 単結晶磁性薄膜の製造方法 - Google Patents

単結晶磁性薄膜の製造方法

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JPH0266915A
JPH0266915A JP21904188A JP21904188A JPH0266915A JP H0266915 A JPH0266915 A JP H0266915A JP 21904188 A JP21904188 A JP 21904188A JP 21904188 A JP21904188 A JP 21904188A JP H0266915 A JPH0266915 A JP H0266915A
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正樹 青木
Hideo Torii
秀雄 鳥井
Akiyuki Fujii
映志 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体レーザと光ファイバーを用いた伝送系
において、高品質の光伝送を可能ならしめる光アイソレ
ータ用のガーネット系単結晶に関するものである。
従来の技術 高度情報化社会における光を用いた情報伝送技術は、増
々高度・多様化することが予想され、それに応じて伝送
技術の高機能化が要請されている。
その一つに半導体レーザを光源とした光フアイバー伝送
技術があり、広帯域、双方向、波長多重低損失、などの
面で従来の同軸ケーブルによる伝送に比べて格段に優れ
た特性を有している。
しかし、光源の半導体レーザと反射光が戻って来ると発
振モードに変化が起り、周波数特性の劣化や雑音の増加
のため高品質の伝送が困難になる。
この戻り光を阻止するために、通常、光アイソレータが
使用されている。
半導体レーザ用の光アイソレータとしては、光通信に用
いられる1、3μmおよび1.5μmの長波長用および
0.8μmの短波長用があり、これらの光アイソレータ
のファラデー回転子として、長波長周にイツトリウム鉄
ガーネット単結晶(Y I G)が、短波長用にはビス
マスを置換したイツトリウム鉄ガーネット単結晶(Bi
−YIG)がそれぞれ開発されている。
しかしながらこれらの磁性ガーネットの単結晶の作成方
法はフラックス法や液相エピタキシャル法(LPE法)
あるいはC’VD法が用いられてきた。
発明が解決しようとする課題 各種単結晶磁性膜を作成しようとする場合、フラックス
法(例えば、玉城、対焉:ビスマス多量ItAガドリニ
ウム鉄ガーネットの結晶育成と光アイソレータへの応用
、応用磁気学会誌、 Vat、  8゜No、2  P
P125〜128 1984年)。
LPE法、塩化物を用いたCVD法(例えば、HlCH
ANG、 Bubble Domains−Detec
tion andEpitaxial  Materi
als、  Journal of AppliedP
hysics  vol、42. No、4  P、 
 P、  1243〜1251 1971年)等がある
が、これらの方法で単結晶膜を作成するためには、フラ
ンクスの温度や基板の温度を700°C以上の高温にす
る必要がある。又高温で単結晶の合成が行なわれるため
例えばビスマスを多量に置換したガーネットが合成でき
ないという欠点を有していた。そのためファラデー回転
角がちいさく(ldeg/μm以下)光アイソレータの
小型化が困難になっている。又基板として高価な単結晶
を使用せねばならないという欠点を有していた。
課題を解決するための手段 本発明は、前記課題を解決するため、従来のフラックス
法、LPE法、CVD法ではなく、マグネトロン放電あ
るいは電子サイクロトロン共鳴により生じた高密度プラ
ズマの活性さの利用と基板バイアスによるイオン衝撃の
効果により400°C以下の低温でファラデー回転角の
大きい単結晶磁性ガーネット膜を製造する方法を提供す
る。
作用 発明者らは、Fe、Biおよび希土類元素を含有する化
合物の蒸気と反応ガスとしての酸素を、マグネトロン放
電を用いたプラズマあるいは電子サイクロトロン共鳴に
より生じたプラズマ中でこれらの蒸気を分解させ、基板
を負電位にバイアスさせることにより単結晶のガーネッ
ト膜が得られることを見いだした。
このように低温で高いファラデー回転角を持つガーネッ
ト単結晶膜が得られるのは、通常のフラックス法やLP
E法、あるいはCVD法では、単結晶の生成に熱エネル
ギー(800’ K−1200° K)を利用している
のに対し、本願方法では、プラズマ中の高エネルギー粒
子を利用しく通常プラズマ中の粒子の運動エネルギーは
1〜100エレクトロンボルトである。これは熱エネル
ギーに換算すると約1万° K〜100万° Kである
)しかも適当な基板バイアスによりイオン衝撃を受ける
ため低温でファラデー回転角の大きい単結晶が得られる
ものと思われる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面にもとづいて説
明する。
実施例1 以下本発明の一実施例のバイアス電源を有するマグネト
ロン放電プラズマCVD法による単結晶磁性ガーネット
膜の製造方法について図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例における基板バイアスが可
能なマグネトロンプラズマCVD装置の概略図を示すも
のである0図において、■は反応チャンバー、2は電極
、3は反応チャンバー内を低圧に保つための排気系で、
4は下地基板、5は磁場印加用の電磁石、6は高周波電
源(13,56MHz) 、7,8,9.10は原料の
入った気化器で、11はキャリアガスボンベ(N2)、
12は反応ガスボンベ(O□)、13は基板加熱ヒータ
で、14は基板バイアス用電源である。気化器7に、鉄
アセチルアセトナト(F e(C,H702)3 )、
8にビスマスアセチルアセトナト(Bt(C5H70□
)3)、9にイットリウムジビバロイドメタン[Y [
(C,H2CO)2CHI 3]、10にアルミニウム
アセチルアセトナト(Ajl! (C5H。
02)、)を入れ、それぞれ、130℃、120’C。
100’C105°Cに加熱し、その蒸気を窒素キャリ
ア(液量5cc/分)とともに排気系3により減圧され
た反応チャンバー1内に導入する。同時に反応ガスであ
る酸素(流110cc/分)も導入し、11磁石5より
磁場(600ガウス)を印加してプラズマを発生(電力
0.1 W/cd)させ、同時に基板4にバイアス電源
より一200■の電界を印加し、次いで130分間減圧
下(3,0XIO”Torr )で反応を行い、350
 ’Cに加熱したガラス基板上に成膜した。
得られた膜を解析すると、組成がB !z、6Yo、a
F ex、bAll、ao+zでガーネット型の結晶構
造を存する単結晶であった。SEMにより膜厚を観察す
ると2μmであった。
さらに波長780nm(レーザーダイオードの光a)で
のファラデー回転角を測定したところ4、Odeg/μ
mであった。
以下同様にして、他の金属化合物を用いた場合、あるい
はバイアス電圧を変えた場合の結果を上記結果と合わせ
て表1に示す。
ぼj−二\I 実施例2 以下本発明の一実施例のバイアス電源を有するECRプ
ラズマCVD法による磁性ガーネット膜の製造方法につ
いて、図面を参照しながら説明する。
第2図は、バイアス電源を有するECRプラズマCVD
装置の概略図を示している。第2図において21はEC
Rの高密度プラズマを発生させるためのプラズマ室、2
2はECRに必要な磁場を供給する電磁石であり、23
は反応室、24はマイクロ波(2,45GHz)導入口
、25はプラズマ源となるガス(酸素)の導入口、26
は下地基板、27は基板ホルダーで冷却水により常に基
板を一定に保てるようになっている。28,29.30
゜31は原料の入った気化器で、32はキャリアガス(
N2)導入口である。33は反応室を強制排気するため
のポンプにつながっている排気口で、34はバイアス電
源である。
まずプラズマ室21および反応室23内を4.OX 1
0 ” Torrまで減圧して吸着ガス等を除去する。
次にプラズマ室21に導入口25からプラズマ源となる
酸素(流ff115cc/分)を導入し、導入口24よ
り2.45GHzのマイクロ波を500W印加して、電
磁石により磁界強度を875ガウスとすることによりE
CRプラズマを発生させる。
その際、電磁石22による発散磁界により、発生したプ
ラズマは、プラズマ室21より反応室23に引き出され
る。また、気化器2B、29.3031にそれぞれ、鉄
アセチルアセトナト、ビスマスアセチルアセトナトイッ
トリウムジピバロイドメタン、アルミニウムアセチルア
セトナトを入れておき、それぞれ130°C,120’
C,100’C。
105°Cに加熱し、その蒸気を窒素キャリア(流量そ
れぞれ1.Qcc/分)とともに反応室23内に導入し
、基板26にバイアスを一500■印加する。導入され
た各種蒸気をプラズマ室21内より引き出された活性な
プラズマに触れさせることにより、130分間反応を行
ないガラス基板26上に成膜した。
なお成膜時の基板温度は、250°Cで一定であった。
また成膜時の真空度は1.3 X 10 ’ Torr
であった。
得られた膜を解析した結果、膜組成りiz、sYo、2
 F ez、s APR,s 012でガーネット型の
単結晶構造をしていた。
次に波長780 nmでのファラデー回転角は3.9d
eg/μmであった。
以下同様にして、他の金属化合物を用いた場合について
の結果を上記の結果と合わせて表2に示す。
(以 下 余 白) なお特許請求の範囲において、バイアス電圧を一200
V〜−1500Vに限定したのは、−200Vより大き
いと(絶対値ではちいさい)、電界によって力U速され
るイオンの衝撃効果が少なく、−1500Vよりちいさ
い(絶対値では大きい)とイオンの衝撃効果が大きすぎ
て、多結晶化してしまうためである。
表19表2より磁気光学材料用単結晶膜の製造方法とし
て、バイアス電圧を印加したマグネトロン放電プラズマ
CVD法およびECRプラズマCVD法が非常に有効な
方法であることがわかる。
発明の効果 以上述べてきたように本発明は、高密度プラズマの活性
さとバイアス電圧印加によるイオン衝撃効果を利用した
薄膜作成方法であるため、350°C以下の低温で、単
結晶磁性ガーネット膜を合成できる製造方法であり、光
通信分野においてきわめて有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるマグネトロンプラズ
マCVD装置の概略図、第2図本発明の一実施例におけ
るECRプラズマCVD装置の概略図である。 l・・・・・・反応チャンバー、2・・・・・・電極、
3・・・・・・排気系、4・・・・・・下地基板、5・
・・・・・電磁石、6・・・・・・高周波電源、7,8
,9.10・・・・・・気化器、11・・・・・・キャ
リアガスボンベ、12・・・・・・反応ガスボンベ、1
3・・・・・・基板加熱ヒーター、14・・・・・・バ
イアス電源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄(Fe),ビスマス(Bi)および希土類元素
    を含有する化合物の蒸気と、反応ガスとしての酸素ガス
    (O_2)を10〜10^4Torrに減圧されたチャ
    ンバー内に導入し、マグネトロン放電を用いたプラズマ
    あるいは、電子サイクロトロン共鳴により生じたプラズ
    マ中でこれらの蒸気を分解させ負電位にバイアスされた
    基板上にガーネット型の結晶構造を持つ単結晶磁性ガー
    ネット膜を作成することを特徴とする単結晶磁性薄膜の
    製造方法。
  2. (2)印加するバイアスが−200ボルト〜−1500
    ボルトであることを特徴とする請求項(1)記載の単結
    晶磁性薄膜の製造方法。
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