JPH0266027A - 荷物搬送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は搬送設備の技術分野で利用され、特に、船舶、
航空機および車輌等の運送手段から荷物を搬出する搬送
システムに関するものである。

（従来の技術） 一般に、波止場および空港等では、乗客の手荷物や荷主
から委託された荷物を搬出するための荷物搬送システム
が配備されている。

（発明が解決しようとする課Ｍ） しかしながら、従来の荷物搬送システムでは、荷物の搬
送パターンを選択的に変えることができず、汎用性に劣
るとともに、設備コストが増大し、取扱いや保守管理が
煩雑となり、しかも、周辺の広い空地を分断して小運搬
作業を妨げるなどの不具合があった。

本発明はかかる従来の上記課題に鑑み、保管コンベヤ群
と搬出コンベヤを積卸し用搬送コンベヤに接続すること
により荷物の搬送の簡素化を可能とした荷物搬送システ
ムを提供するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の荷物搬送システムは、搬出荷物を一旦貯留する
保管コンベヤ群と、搬出荷物を連続的に搬送する搬出コ
ンベヤとを具備し、前記保管コンベヤ群と搬出コンベヤ
は切換機構を介して単一の積卸し用搬送コンベヤと接続
されてなるものである。

（作用） 保管コンベヤ群から送られる搬出荷物は切換機構の切換
操作により搬送コンベヤに搬出され、また、搬送コンベ
ヤから切換機構の切換操作により搬出荷物を搬出コンベ
アに搬送する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図に示す荷物搬送システム１は、岸壁
Ｗに接岸して船舶Ｓから乗客の手荷物や荷主の積荷（以
下、単に搬出荷物と呼ぶ）を陸上に搬出（必要により搬
入）するために設けられたもので、搬出荷物を一旦貯留
する保管コンベヤ群２と、搬出荷物を連続的に搬送する
搬出コンベヤ３とを具備し、前記保管コンベヤ群２と搬
出コンベヤ３は切換機構４を介して単一の積卸し用搬送
コンベヤ５と接続されている。

前記保管コンベヤ群２は第１図、第３図、第４図および
第５図に示すように、保管部６と、該保管部６の搬送方
向の両端部に接続された荷物受付部７および荷物搬出部
８とからなっている。

保管部６は搬出荷物を一時的に貯留するためのもので、
４列、３層のフレーム９．９・・・にそれぞれ駆動ロー
ラ１０，１０・・・が相互に間隔を保って回転可能に配
設されるとともに、各列の一端部（第３図において左端
部）には、搬出荷物の端面を整えるためのストッパ１１
．１１・・・がそれぞれ対なるシリンダ装置１２．１２
により駆動ローラ１０の上面から昇降可能に設けられて
いる。

荷物受付部７は、船舶Ｓに積込む搬出荷物を扱うところ
で、受付カウンタ１３・・・で計量された搬出荷物を受
取る定置コンベヤ１５と、該定置コンベヤに基部１６ａ
を枢着した起伏コンベヤ１６と、該起伏コンベヤ１６の
先端部１６ｂに枢着されたカーブコンベヤ１７と、該カ
ーブコンベヤ１７と一体的に連結して横方向（起伏コン
ベヤ１６と直交する方向）に延設されたローラコンベヤ
１８とから構成されている。定置コンベヤ１５とカーブ
コンベヤ１７およびローラコンベヤ１８との間には、起
伏コンベヤ１６に沿って配置した対なる平行リンク機構
１９．１９がそれぞれシリンダ装置２０．２０を具備し
て介設されており、該シリンダ装置２０の伸縮駆動によ
り、ローラコンベヤ１８が保管部６の各層の駆動ローラ
１０，１０・・・に接続可能になされている。２１．２
１・・・はローラコンベヤ１８の上面から上方へ突出可
能に設けられた昇降駆動ローラで、該昇降駆動ローラの
上昇動作によってローラコンベヤ１８上の搬出荷物が保
管部６の駆動ローラ１０上に移送されるようになってい
る。

荷物搬出部８は搬出荷物を保管部６から搬出するもので
、保管部６のストッパ１１の外側方で各層の駆動ローラ
１０，１０．１０・・・に接続した多層コンベヤ２２，
２２．２２と、該多層コンベヤ２２．２２．２２に接続
した起伏コンベヤ２３と、該起伏コンベヤ２３の基部２
３ａに枢支された定置コンベヤ２４とからなっている。

起伏コンベヤ２３は、該起伏コンベヤ２３と定置コンベ
ヤ２４との間に介在させたシリンダ装置２５により、そ
の先端部２３ｂの高さが多層コンベヤ２２のいずれかの
層に適合するように構成されている。上記の定置コンベ
ヤ１５，２４、起伏コンベヤ１６゜２３および多層コン
ベヤ２２は、搬出荷物の形状および重量を考慮してロー
ラコンベヤ、ベルトコンベヤおよびエプロンコンベヤ等
を選択して適用すればよい。

前記搬出コンベヤ３は、船舶Ｓから卸される搬出荷物を
連続的に受は入れるもので、は＆ｆ、Ｔ字状の無端搬送
路を形成しており、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤお
よびエプロンコンベヤ等が適用される。

前記積卸し用搬送コンベヤ５は、船舶Ｓから卸される搬
出荷物を搬出コンベヤ３に搬送したり、保管コンベヤ群
２から送り出される搬出荷物を船舶Ｓに搬送したりする
もので、保管コンベヤ群２ノ定置コンベヤ２４と搬出コ
ンベヤ３とに接続された正逆駆動可能な定置コンベヤ２
６と、該定置コンベヤ２６に基部２７ａが枢支された起
伏コンベヤ２７と、該起伏コンベヤ２７の先端部２７ｂ
に枢着されたステップ２８とからなっており、該ステッ
プ２８は起伏コンベヤ２７との間にシリンダ装置２９を
介在させた透かし箱状の本体３０と、該本体３０の上面
に前後移動可能に設けられた伸縮ローラ３１とで構成さ
れる。

一方、岸壁Ｗの近傍位置に対なる塔体３２．　３２が定
置コンベヤ２６を挟んで立設され、該各塔体３２．３２
の上端部に、それぞれ巻上装置のワイヤ３４．３４がス
テップ本体３０の上端部に弾性継手３５．３５を介して
連結されている。ステップ２８は巻上装置３３によって
起伏する起伏コンベヤ２７の起伏動作にともなってシリ
ンダ装置２９が作動することで、常に水平状態を保ち、
船舶Ｓに備えた船倉コンベヤ３６．３６・・・の各層の
いずれかに適合するように構成されている。なお、定置
コンベヤ２６および起伏コンベヤ２７は、ローラコンベ
ヤ、ベルトコンベヤおよびエプロンコンベヤ等が適用さ
れる。

前記切換機構４は、保管コンベヤ群２上の搬出荷物を積
卸し用搬送コンベヤ５を介して船舶Ｓの船倉コンベア３
６に誘導する一方、船舶Ｓの船倉コンベア３６よりの搬
出荷物を積卸し用搬送コンベヤ５を介して搬送コンベヤ
３に誘導するためのもので、定置コンベヤ２６の一端部
に設置されている。

次に、以上のように構成された荷物搬送システムの動作
および作用について説明する。

！ａｌ　　ｌｌ出荷物を保管コンベヤ群２から船舶Ｓに
搬出する場合、 受付カウンタ１３で計量した搬出荷物は、保管コンベヤ
群２の保管部６に一旦貯留される。

そして、保管コンベヤ群２から搬出される搬出荷物を定
置コンベヤ２４から積卸し用搬送コンベヤ５へ搬送可能
なように切換機構４を切換える。この後、ストッパ１１
．１１・・・を下方へ退避させ、駆動ローラ１０．１０
・・・、多層コンベヤ２２、起伏コンベヤ２３および定
置コンベヤ２４を駆動して、保管コンベヤ群２上の搬出
荷物を切換機構４を介して積卸し用搬送コンベヤ５に搬
送し、さらに船倉コンベヤ３６．３６・・・上に搬送す
る。

山）　搬出荷物を船舶内から搬出コンベヤ３上に搬出す
る場合、 まず、搬出荷物が定置コンベヤ２６から搬出コンベヤ３
へ搬送可能なように切換機構４を切換える。

これにより、船倉コンベヤ３６から卸された搬出荷物は
、積卸し用搬送コンベヤ５から切換機構４を介して搬出
コンベヤ３に移送され、該搬出コンベヤ３上の搬出荷物
は、乗客が携帯するか、他のコンベヤ装置もしくは運搬
車等によって他の場所に順次搬出される。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、搬出荷物を一旦貯
留する保管コンベヤ群と、搬出荷物を連続的に搬送する
搬出コンベヤとが切換機構を介して単一の積卸し用搬送
コンベヤに接続されているので、設備コストが著しく低
減されるとともに、取扱いおよび保守管理が簡素化され
、しかも、周辺の用地を広く維持して小運搬等の作業性
が向上するという優れた利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の実施例を示し、第１図は荷
物搬送システムの機器配置を示す平面図、第２図は積卸
し用搬送コンベヤの大半部を示す正面図、第３図は保管
コンベヤ群の平面図、第４図は同正面図、第５図は同左
側面図、第６図は第２図の主要部を拡大して示す拡大正
面図、第７図は同平面図である。 １・・・荷物搬送システム　　２・・・保管コンベヤ群
３・・・搬出コンベヤ　　　　４・・・切換機構５・・
・積卸し用搬送コンベヤ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）搬出荷物を一旦貯留する保管コンベヤ群と、搬出荷
   物を連続的に搬送する搬出コンベヤとを具備し、前記保
   管コンベヤ群と搬出コンベヤは切換機構を介して単一の
   積卸し用搬送コンベヤと接続されてなることを特徴とす
   る荷物搬送システム。