JPH0264Y2 - - Google Patents

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JPH0264Y2
JPH0264Y2 JP1985204380U JP20438085U JPH0264Y2 JP H0264 Y2 JPH0264 Y2 JP H0264Y2 JP 1985204380 U JP1985204380 U JP 1985204380U JP 20438085 U JP20438085 U JP 20438085U JP H0264 Y2 JPH0264 Y2 JP H0264Y2
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fish
gutter body
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conveyance
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、いわゆる振動を利用してばらばらの
向きで供給された魚を整列させて、頭を先頭にし
て頭または尾を搬送方向に整えて1匹づつ縦列を
なして搬送する魚の整列供給装置に関する。
背景技術 魚体を処理するためには、前もつて多数の魚体
を整列させて、たとえば頭の向きを全て前方に揃
えることが必要な場合がある。
そのような魚体整列を行なうものであつて、い
わゆる振動を利用した装置の1例が実開昭59−
170478に開示されている。当該装置は、上面を摩
擦面に形成した板を水平方向に往復動作すること
によつて、魚体の頭部を前記開口端に向けて移動
させるように構成したものである。
考案が解決しようとする問題点 上記先行技術では、供給された魚体を単に前後
方向に振り分けるだけであり、所定の搬送方向と
逆向きの魚体は装置から落下させてしまうため能
率が非常に悪い。また魚体の前後方向の振り分け
を一平面上で行なつているため、魚体の重なりな
どを排除して、しかも確実に振り分けるために
は、広い面積を必要とし、装置が大形化する。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、
供給された全ての魚体を同一方向に整えて縦列を
なして1匹ずつ供給することができ、しかも小形
の装置で確実に整列させることができるようにし
た魚の整列供給装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、水平な基板上に多数の突起を有し、
供給された複数の魚を搬送方向上流側および搬送
方向下流側に頭を向けた姿勢で、搬送方向前後に
往復動されることによつて、搬送方向上流側開口
部および搬送方向下流側開口部から下方に落下す
るようにした第1樋体と、 第1樋体の下方に配置され、搬送方向下流側に
なるにつれて上昇するように傾斜して配置される
基板上に多数の突起が形成され、搬送方向前後に
往復動される第2樋体と、 開口部が前記第1樋体の搬送方向上流側開口部
に臨み、下開口部が前記第2樋体に魚を通過でき
る間隔をあけて臨むように配置され、鉛直面内で
円弧状に形成され、第1樋体の搬送方向上流側開
口部から落下する魚を、その魚の頭が搬送方向下
流側になるように反転して第2樋体の搬送方向上
流側に搬送される魚の搬送経路とは異なる搬送経
路上に導く案内部材と、 前記第1樋体および第2樋体を、搬送方向前後
に往復変位駆動する手段とを含むことを特徴とす
る魚の整列供給装置である。
作 用 本考案に従えば、第1および第2樋体が往復変
位駆動手段によつて搬送方向前後に往復変位駆動
された状態で、第1樋体の水平な基板上に複数の
魚が供給され、その供給された魚のうち搬送方向
下流側に頭を向けた魚は搬送方向下流側に搬送さ
れ、第1樋体と搬送方向下流側開口部から落下し
て第2樋体の傾斜した基板上に供給される。この
ようにして第2樋体の基板上に供給された魚は、
頭を搬送方向下流側に向けた姿勢で、他の魚に当
接することなく相互に間隔をあけて搬送方向下流
側に向けて搬送される。
また第1樋体の基板上に搬送方向上流側に頭を
向けた姿勢の魚は、搬送方向上流側に搬送され、
第1樋体の搬送方向上流側の開口部から案内部材
の上開口部内に供給され、その案内部材によつて
頭尾方向が反転されて頭を搬送方向下流側に向け
た姿勢で第2樋体上に供給される。このとき、案
内部材の下開口部から第2樋体に供給された魚
は、第2樋体上の搬送方向下流側から上流側に向
けて搬送される魚の搬送経路以外の経路に供給さ
れるので、案内部材の下開口部から第2樋体上に
供給された魚が、搬送方向下流側から上流側に向
けて搬送されてきた魚によつて、その搬送方向下
流側への移動が阻害されるおそれはなく、したが
つて円滑に頭を搬送方向下流側に向けた姿勢で搬
送され、これによつて魚を効率よく、かつ確実に
1匹ずつ搬送することが可能となる。
実施例 第1図は、魚の自動整列機1の一実施例のブロ
ツク図である。この自動整列機1は、基本的には
供給された魚をその頭を先頭にして整列して縦列
をなして1匹ずつ搬送する魚の整列供給装置2
と、魚の整列供給装置2から供給された魚をその
搬送方向に一定の間隔をあけて搬送せしめる魚の
供給装置3と、魚の供給装置3から送られてきた
魚が、尾を先頭にして送られてきた場合に、魚を
一匹ずつ送る手段に魚が巻き込むことなく円滑に
供給させる魚の供給装置4と、魚の供給装置4か
ら送られてきた魚の頭尾を判別する装置5と、魚
の背または腹を予め定めた方向に配列する魚の整
列装置6と、魚の整列装置6から送られてきた魚
の頭部を切断処理する装置7とを含む。
第2図は魚の整列供給装置2付近の平面図であ
り、第3図は魚の整列供給装置2付近の側面図で
ある。魚の整列供給装置2は、魚の頭部が搬送方
向Bになるように整えて縦列を成して1匹ずつ搬
送する一対の第1搬送手段10と、この第1搬送
手段10からの魚が交流する合流領域11におい
て供給される魚のうちの搬送方向B最下流側に位
置する魚のみを搬送する一対の第2搬送手段12
とを含む。これらの第1搬送手段10および第2
搬送手段12は、架台13に乗載される。第1搬
送手段10は、搬送方向Bに沿つて大略的に水平
に延びる第1樋体である供給樋体14と、この供
給樋体14を搬送方向Bに沿つて前後に振動させ
る往復変位駆動手段である発振機15と供給樋体
14の下方に配置され、搬送方向Bの下流側に向
かうにつれて上昇、つまり架台13から離反する
方向に傾斜する第2樋体である搬送樋体16と、
この搬送樋体16を搬送方向Bに沿つて前後に振
動させる発振機17とを含む。供給樋体14は、
基板である底板18と、この底板18に立設され
搬送方向Bに沿つて延びる一対の側板19,20
とを含む。底板18の上面には、第4図に示され
るように搬送板21が貼着される。この搬送板2
1の上面には多数の突起によつて構成される梨子
面200が形成されている。側板19はその搬送
方向Bに沿う両端部において先細状に形成され、
その開口部はたとえば魚が横たえられた姿勢で約
1.5〜2匹の幅長を有する。この供給樋体14に
は弾性板22,23の上端部が枢支され、この弾
性板22,23の下端部は架台13に取付けられ
る。発振機17は、モータや、このモータによつ
て弾性板22,23に往復駆動変位を行わしめる
クランク装置などから構成される。搬送樋体16
にもまた同様に弾性体120,121が取付けら
れており、発振機17の駆動によつて搬送樋体1
6は搬送方向Bに沿う前後に振動する。供給樋体
14の搬送方向B上流側には供給樋体14に投下
された魚が搬送方向B下流側に位置するように供
給されたときに反転して再度搬送樋体15に供給
する案内部材である反転シユート24が取付けら
れる。この反転シユート24は、上開口部とは下
開口部とを有し、上開口部は供給樋体14の搬送
方向B上流側開口部に連通し、反転シユート24
の下開口部は搬送樋体16に連通している。
搬送樋体16は、底板25と、この底板25に
立設される側板26,27,28とを含む。側板
26,27は搬送方向下流側で先細状に形成さ
れ、この側板26,28間に側板27が配置され
る。この側板27の搬送方向Bに沿う下流側端部
は側板26,28の先端部よりも上流側に位置し
ている。この側板26と側板27と底板25によ
つて第1搬送経路29が構成される。また側板2
6と、側板27と底板25とによつて第2搬送経
路30が構成される。第1搬送経路29と第2搬
送経路30とは、搬送方向B下流側端部で合流し
ており、合流領域11が形成される。この合流領
域11において第2搬送経路30寄りに第2搬送
手段12が配置される。この第2搬送手段12は
いわゆるブラシ車であつて、回転ローラ31と、
この回転ローラ31の外周面に植設される複数の
線体32とを含む。供給樋体14の搬送方向B下
流側の端部は第1搬送経路29側に臨んでいる。
これによつて供給樋体14が後述するように振動
して搬送方向B側に魚体の頭部が進行してきた場
合には、この供給樋体14から魚体は第1搬送経
路29に投下される。第1搬送経路29の供給樋
体14から投下される魚体の投下位置付近の底板
25には、前記搬送板21と同様な構成を有する
搬送板21aが貼着される。この搬送板21aに
よつて頭部を先頭にした魚体は梨子面200に鱗
が係合して第1搬送経路29に沿つて搬送され
る。またこの供給樋体14の端部33から落下し
た魚体が尾を先頭にして投下されたときには、搬
送板21aによつて第1搬送経路29に沿つて落
下する方向に魚体が走行する。
この第1搬送経路29の前記搬送板21aの搬
送方向B下流側の底板25の表面には、第5図に
示すように搬送方向Bの斜め上方に向けて突出し
た突起である爪35が搬送方向Bに直角に、ある
いは斜めに交差するように多数並設されている。
この爪35によつて搬送板21aから搬送されて
きた魚体はその頭または尾がいずれが先頭になつ
ている場合であつてもすべて搬送方向Bに沿つて
搬送して合流領域11に搬送される。
第2搬送経路30はその搬送方向B下流側で反
転シユート24に臨んでいる。したがつて供給樋
体14から頭部が搬送方向B上流側に向つている
魚体は反転シユート24を介して第2搬送経路3
0に搬送されて頭部が搬送方向B側に向くように
反転されて搬送される。この第2搬送経路30の
反転シユート24に臨む位置付近には搬送板21
bが底板25の正面に貼着される。この搬送板2
1bは、前記搬送板21と同様な構成を有してい
る。第2搬送経路30には、搬送板21bよりも
下流側から合流領域11にかけて前記爪35と同
様な爪35aが設けられている。
このような構成を有する魚の整列供給装置2の
動作について説明する。発振機15の図示しない
モータが付勢されたときには、クランク装置を介
して弾性板22,23が搬送方向Bの前後に沿つ
て駆動変位され、これによつて供給樋体24が搬
送方向Bに沿つて前後に振動する。これによつて
供給樋体14にばらばらに供給された魚体は、鱗
と搬送板21の梨子面200とが係合して、頭部
が搬送方向B側に向いている魚体は搬送方向Bに
沿つて搬送され、第1搬送経路29に投下され
る。搬送樋体16は発振機17によつて搬送方向
Bに沿う前後に振動されており、これによつて第
1搬送経路29に投下された魚体は搬送板21a
によつてさらに下流側に搬送され、さらに爪35
によつて下流側に搬送されて合流領域11に搬送
される。一方供給樋体14内に供給された魚のう
ち頭部が搬送方向B下流側に向いている魚体は、
搬送方向Bとは反対方向に進行してゆき、反転シ
ユート24を介して第2搬送経路30に投下され
る。第2搬送経路30に投下された魚体は搬送板
21b、爪35aによつて合流領域11に向けて
搬送される。なお供給樋体14に供給される魚体
の量が極端に多い場合には、尾が先頭側に向いて
いる魚体が第1搬送経路29に投下される場合が
ある。このような場合には搬送板21aによつて
搬送方向Bとは逆方向に進行してゆき、第1搬送
経路29の第3図における右方端部から落下す
る。また供給樋体14で尾が上流側に向いている
魚体が反転シユート24側に進行して第2搬送経
路30に投下された場合には、搬送板21bによ
つて第2搬送経路30の右方端部から落下する。
こうして第1搬送手段10によつて魚体をその頭
部が搬送方向B側に向いて1匹ずつ縦列して搬送
することができる。
このようにして第1搬送経路29および第2搬
送経路30から搬送されてきた魚体は、合流領域
11において搬送方向Bの最下流側に頭部が位置
する魚のみが、第2搬送手段12によつてさらに
下流側に搬送される。この第2搬送手段12を設
けることによつて、合流領域11で魚体が競り合
つてつまつてしまうことなく、確実に1匹ずつ後
続する搬送経路に確実に搬送することが可能とな
る。
第6図は魚の整列供給装置2に後続する自動整
列機1の平面図であり、第7図は第6図の側面図
である。魚の供給装置3と、魚の供給装置4と、
魚の頭尾判別装置5と、魚の整列装置6と、魚の
頭部切断装置7とは、搬送方向Bに向けて、この
順序で設けられる。魚の供給装置3は、魚の搬送
経路に沿つて搬送する手段としての爪車40と、
爪車40の上流側に配置され前記搬送経路を遮断
する遮断手段41と、遮断手段41の搬送経路下
流側に配置され、魚の通過を検出する検出手段4
2とを含む。
第8図は遮断手段41付近の斜視図であり、第
9図は第8図の切断面線−から見た断面図で
ある。第6図および第7図をも参照して、遮断手
段41は、中空円錐台を軸線に沿つて半割れした
形状を有する押え部材43と、押え部材43の大
径端部に取付けられる板状の押え部材44とを含
む。押え部材43は、大径端部が搬送方向B上流
側に位置し、小径端部が搬送方向B下流側に位置
するように配置される。この押え部材42は、水
平軸線を有するピン45によつてピン45の軸線
まわりに角変位可能に枢支される。この押え部材
43はエアシリンダ46の駆動棒47に連結され
ており、このエアシリンダ46はケーシング48
に固定される。
検出手段42は、発光素子49と受光素子50
とを含み、発光素子49からの光を受光素子50
が検出したときには、エアシリンダ46の駆動棒
47が縮退して押え部材43が第9図の矢符F方
向に角変位して、魚の搬送を許容可能にする。一
方、受光素子50が発光素子49からの光を受光
しないとき、すなわち魚の通過によつて発光素子
49からの光が遮断されたときには、制御手段は
エアシリンダ46の駆動棒47を伸長させ、これ
によつて押え部材43は矢符F方向とは逆方向に
角変位して、魚の搬送経路を遮断する。
押え部材43の小径端部の搬送方向下流側近傍
の搬送経路の下方には、爪車40が配置される。
この爪車40は、回転軸51の軸線まわりに回転
可能な一対の回転円板52と、この回転円板52
の円周の一部分に設けられる爪部材53とを含
む。この爪車40の上方には供給ローラ54が備
えられる。この供給ローラ54は、支持部材55
によつて支持される。この支持部材55には、上
下に延びる案内長孔56が形成されており、供給
ローラ54の軸57が緩やかに挿通する。これに
よつて供給ローラ54は、案内長孔56に沿つて
上下に変位可能である。
このような魚の供給装置3の動作について説明
する。魚体が検出手段42によつて検出されたと
きには、押え部材43は矢符F方向とは逆方向に
変位して、魚の搬送経路を遮断する。これととも
に爪車40は、予め定めた角速度で回転してお
り、この爪車40の一回転によつて魚体は爪部材
53によつて、その頭部付近が引つ掛けられて供
給ローラ54とに挟持されて、下流側に配置され
るブラシ車58によつて搬送される。なお検出手
段42によつて魚を検出した後、予め定めた期間
経過時に制御手段はエアシリンダ46の駆動棒4
7を縮退させる。この予め定めた期間は、爪部材
53が回転して頂部にほぼ達する期間に選ばれ
る。これによつて爪部材53によつて魚体が確実
に引つ掛けられて搬送される。そして次の魚が検
出手段42によつて検出されたときには、前述と
同様にエアシリンダ46の駆動棒47が伸長し
て、押え部材43が矢符F方向とは逆方向に変位
して、魚の搬送経路を遮断する。このようにして
検出手段42からの出力に応答して、制御手段に
よつてエアシリンダ46の駆動棒47を伸長また
は縮退させることによつて、押え部材43の開閉
を制御して魚の搬送経路を庶断または許容するよ
うにしたので、先行する魚と後続の魚との間隔を
一定にして一匹ずつ搬送することが可能となり、
魚の供給重量を制御することが可能となる。これ
によつて後続する処理装置における自動化を円滑
に行なうことができる。
第10図はこの魚の供給装置3の他の実施例の
簡略化した側面図であり、第11図はその平面図
である。この実施例では爪車40と遮断手段41
との間に検出手段42が設けられる。魚は一対の
プーリ58,59間に巻き掛けられる無端状のベ
ルト60によつて搬送される。魚体が検出手段4
2によつて検出されたときには、遮断手段41が
搬送経路を遮断し、後続する魚の搬送を停止させ
る。検出された魚は前述の実施例と同様に、爪部
材53によつて引つ掛けられて搬送される。そし
て検出手段42が魚を検出しないようになつたと
きには、遮断手段41はその搬送経路を開状態と
して魚の通過を許容する。こうして順次、魚の通
過に判なつて遮断手段41の開閉動作が行なわれ
て、魚の供給量が制御される。
なお遮断手段41と検出手段42との距離Lを
調整することによつて、魚の供給量を制御するこ
とが可能となる。
第12図は押え部材43の小径端部付近の斜視
図であり、第13図は第12図付近の側面図であ
る。押え部材43の下方に配置される上案内部材
60と下案内部材61とによつて、魚体を搬送す
る搬送経路62が構成される。上案内部材60の
搬送方向下流側端部には、下流側に開口した一対
の第1切欠き63が形成される。下案内部材61
の搬送方向B上流側端部には、上流側に開口した
第2切欠き64が形成される。第1切欠き63お
よび第2切欠き64は、搬送方向Bに沿つて延在
し各々一直線上に配置される。上案内部材60と
下案内部材61とは、距離1だけ間隔をあけて
段差65が形成される。この第1切欠き63およ
び第2切欠き64の直下には、前記爪車40が配
置される。この爪車40の前記爪部材53は、第
1切欠き63および第2切欠き64を通過し、か
つ第1切欠き63の上方に突出した状態で軸58
の軸線まわりに角変位する。爪部材53が回転し
て押え部材43によつて押えられていた魚体が引
掛けられて搬送される際に、尾を先にして押え部
材43によつて押えられている場合には、前記段
差65の働きによつて爪部材53と魚との係合位
置が第1切欠き63から第2切欠き64に引掛け
られたときに、その係合位置の相対位置が変位す
るため、爪部材53と魚との係合状態が解除され
て尾が第2切欠き64内に引込まれて、爪部材5
3に巻込まれて魚が詰まるという問題を防止する
ことができる。
第14図は魚の頭尾判別装置5の斜視図であ
る。第6図および第7図を参照して、この頭尾判
別装置5はブラシ車58の下流側の搬送経路に設
けられる一対の反射型光検出器70,71と、投
光型光検出器72とを含む。光検出器70は発光
素子70aと受光素子70bとを含み、もう1つ
の光検出器71もまた、同様に発光素子71aと
受光素子71bとを含む。これらの光検出器7
0,71は、搬送経路の斜め上方に配置され、か
つ搬送方向Bに沿つてずれて配置されている。こ
れによつて発光素子70a,71aからの2つの
光が干渉して受光素子70b,71bによつて受
光した際に、誤動作を生じることが防がれる。な
お発光素子70a,71aからの2つの光の波長
が異なる場合には、検出器70,71は搬送方向
Bに対してずらして配置する必要はない。
この光検出器70,71の搬送方向B下流側近
傍には投光型光検出器72が備えられる。この光
検出器72は、搬送経路を構成する搬送樋体73
の側壁に形成される透孔74aに臨んで設けられ
る発光素子72aと、搬送樋体73の側部に形成
される透孔74bに臨んで配置される受光素子7
2bとを含む。発光素子72aと受光素子72b
とは、搬送方向に対して直交して、一直線上に配
置されている。
第15図は魚の頭尾判別装置5の電気的構成を
示すブロツク図である。検出器70,71および
光検出器72からの検出信号は、マイクロコンピ
ユータなどによつて実現される処理回路75に与
えられる。処理回路75には第7図に示されるエ
アシリンダ76を駆動する駆動手段77と、エア
シリンダ78を駆動する駆動手段79が接続され
る。
この魚の頭尾判別装置5によつて判別される魚
は、たとえば第16図に示されるように背側が黒
く腹側が白く、明瞭に区別することができるたと
えば、助宗などのような魚に好適に用いられる。
処理回路75では光検出器70,71からの出
力を比較し、たとえば光検出器70からの出力が
光検出器71からの出力よりも小さいときには、
魚体は手前側に腹部が臨んだ状態で搬送されてき
たことが検出される。また光検出器70からの出
力よりも光検出器71からの出力が大きい場合に
は、腹部が背後側に臨んで魚体が搬送されてきた
ことが検出される。したがつてこの検出器70,
71では、第17図に示されるように全体が黒色
である頭部と尾部とを除く参照符l3で示される部
分についてのみ魚が通過したことが検出される。
一方、光検出器72は投光型検出器であるため、
魚体の頭部から尾部のやや近傍の第17図におけ
る参照符l4で示される領域について魚体の有無を
検出すすることができる。
このような魚の頭尾判別装置5の動作について
説明する。魚が頭部を先頭にして搬送されてきた
場合には、頭部付近では検出器70,71からの
出力は同一レベルであるため、処理回路75は魚
の有無を判別することがまだできない。しかしな
がら検出器72では、魚の頭部によつて光が遮断
されて魚の有無を検出することができ、この検出
信号は処理回路75に与えられる。これによつて
処理回路75は魚の頭部が先頭にして搬送されて
きたことを判別し、この場合には駆動手段79に
は不能動化信号が与えられ、これによつてエアシ
リンダ78に連結される底板69(第7図参照)
は閉じられた状態となる。
次に魚が尾を先にして搬送されてきたときに
は、検出器70,71による魚の有無の検出が検
出器72の魚の有無を検出するよりも先に検出さ
れるため、処理回路75は駆動手段79を介して
エアシリンダ78が能動化されて、底板69(第
7図参照)が開かれてこの部分において尾を先に
して搬送されてきた魚が外部に排出される。これ
によつて魚の整列供給装置2で誤つて尾つぽが先
にして搬送されてきた魚は確実に排除され、、後
続する処理を行う上で正確な魚の配列供給を行う
ことが可能となる。
なお、このような光検出器70,71と光検出
器72との組合わせを利用して魚の頭尾を判別す
ることによつて、従来のように工業用テレビカメ
ラによつて魚体を撮像して画像処理を行ないその
頭尾を判別するような構成のものに比べて、装置
の小形化およびコストの低減を図ることができ
る。第18図は魚の背腹の配列装置6付近の斜視
図であり、第19図は第18図の切断面線−
から見た断面図である。第6図および第7図を参
照して、この魚の整列装置6は、前記反射型光検
出器70,71と、円弧状の下方にへこんだ搬送
経路を有する搬送部材80と、搬送経路Bに延び
る第1案内部材81と、第1案内部材81の搬送
方向B下流側端部に固着され第1案内部材81よ
りも搬送方向B下流側になるにつれて上方にかつ
搬送経路中央寄りに傾斜している第2案内部材8
2と、第1および第2案内部材81,82を鉛直
軸線まわりに角変位駆動する手段としてのエアシ
リンダ76とを含む。搬送部材80は搬送方向B
下流側に開口し、搬送方向Bに延びる切欠き83
が形成される。この切欠き83の下方にはプーリ
84,85間に巻回される無端状ベルト86が配
置される。このベルト86の上面には、小突起8
7が設けられる。切欠き83付近に到達した魚
は、このベルト86によつてさらに搬送方向Bに
向けて搬送される。
前記第1案内部材81の下流側端部には、L字
状の係止片88が設けられ、この係止片88はエ
アシリンダ76の駆動棒89に連結される。エア
シリンダ76はケーシング90に固定される。ま
た第2案内部材82には搬送方向B下流側につれ
て上方に傾斜しているため、ベルト86と隙間L
3が形成され、この隙間L3によつて魚の腹部の
逃げが構成される。
第20図に示すように魚が検出器70,71を
通過する際、前述したように光検出器70と光検
出器71との出力が処理回路75によつて判断さ
れ、たとえば腹側が手前側にして搬送されてきた
場合には、検出器70の出力が検出器71の出力
よりも大となり、これによつて手前側に腹部が臨
んで魚が搬送されてきたことが検出される。この
実施例では、魚の腹部を手前側にして搬送するこ
とが要求されている。したがつて背後側に腹部が
臨んで搬送されてきたときには、案内部材81,
82に上つて魚をひつくり返して腹部を手前側に
するようにする必要がある。
第21図および第22図を参照して、この魚ほ
整列装置6の動作について説明する。まず第21
図1で示すように手前側に腹部が臨んで搬送され
てきたときには、検出器70,71によつてその
ことが検出され、これによつて処理回路75は駆
動手段77に制御信号を与え、これによつてエア
シリンダ76の駆動棒89が伸長される。これに
よつて、第1案内部材81および第2案内部材8
2は、ヒンジ90のヒンジピン91の軸線まわり
に矢符F3方向に変位する。これによつて魚の搬
送経路が開かれて、魚はベルト86によつて腹側
が手前側に臨んで搬送される。
次に腹側が背後側に臨んで搬送されてきたとき
には、検出器70,71によつてそのことが検出
され、これによつて処理回路75は駆動手段77
を能動化させ、エアシリンダ76の駆動棒89を
縮退させる。これによつて第1案内部材81およ
び第2案内部材82は、矢符F3とは反対方向に
角変位して搬送経路中央寄りに、第2案内部材8
1が位置する状態となる。これによつて参照符K
1の状態の魚が、K2の位置から第1案内部材8
1によつて第22図1の状態から第22図2に示
されるように起立した状態となる。さらに魚が搬
送されて第21図2の参照符K3に位置するとき
には、第2案内部材82によつて背側が背後側に
なるように押圧されて、第22図3で示される状
態となる。さらにこのような状態で、さらに魚が
搬送されて第21図2で示される参照符K4状態
では、第22図4で示されるように完全に背側が
背後側にくるように引つくり返つて、こうして魚
の背腹向きの整列が行なわれる。
なおこの実施例では、腹側を手前側にして搬送
するようにしたけれども、もちろん背側を手前側
にして搬送するようにすることができることはも
ちろんである。
なお、この実施例では反射型検出器が2個設け
られたけれども、これは前述の魚の頭尾判断を行
なうために必要であつたからであり、魚の背腹の
整列のみを行う場合には反射型光検出器は単一個
だけでもよい。
第23図は魚の頭部切断装置7付近の簡略化し
た斜視図である。魚の配列装置6によつて背腹の
整列が行なわれた魚は、ベルト86によつて搬送
され、さらにブラシ車91によつてさらに搬送方
向下流側に搬送される。このブラシ車91の直下
に位置する底板69は、魚の頭尾判別装置5によ
つてしつぽが先頭にして魚が搬送されてきたこと
が検出されたときには、この底板69が開かれて
この部分からしつぽを先にした魚は排除される。
こうして魚の頭部切断装置7に搬送される魚は、
頭部が先頭にして、かつ手前側に腹部が臨んだ状
態で送られる。
魚の頭部切断装置7に魚が搬送されてきたとき
には、底板92,93が開状態となり、これによ
つて底板92,93の下方でかつ搬送方向に直交
して進行するコンベヤ94に取付けられる複数の
載置板95上に魚が乗載される。この底板92,
93の開閉の1サイクル期間は、前記爪車40の
一回転に対応しており、したがつて一匹ずつ確実
に載置板95に載置することが可能となる。この
載置された魚は、コンベヤ94によつて搬送され
て、進行していく途中において押え板96によつ
て、魚の先頭が位置決めされる。このような状態
でコンベヤ94の進行方向下流側に位置するカツ
タ97によつて、魚の頭部が切断処理される。
こうして、この魚体の自動整列機1によつて魚
が一匹ずつ確実にその頭部を自動的に切断するこ
とが可能となる。
効 果 以上のように本考案によれば、不揃いな姿勢で
第1樋体上に供給された魚を多数の突起を有する
基板上で搬送するようにしたので、後続して搬送
されてきた魚とその魚の前方で搬送されている魚
体とが接触するおそれはなく、1尾ずつ確実に搬
送して供給することができる。また第2樋体の基
板は、搬送方向下流側になるにつれて上昇するよ
うに傾斜して配置されているので、第1樋体から
供給された魚のうち、搬送方向上流側に頭を向け
た姿勢で搬送される魚を迅速に搬送方向上流側に
向けて搬送することが可能であり、しかも第1樋
体から案内部材によつて反転された魚が前記第2
樋体上を搬送方向下流側に向けて搬送される魚と
当接することはないので、効率よく頭を搬送方向
下流側に向けた姿勢で搬送される魚を確実に搬送
することができ、魚が競り合つて詰まつしまうこ
とはない。さらに第1樋体の下方に第2樋体を配
置するようにしたので、装置がむやみに大形化す
ることはなく、したがつてたとえば工場内などに
おいて装置の占有面積が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動整列機1の一実施例のブロツク
図、第2図は魚の整列供給装置2付近の平面図、
第3図は魚の整列供給装置2付近の側面図、第4
図は搬送板21の断面図、第5図は爪35の拡大
図、第6図は魚の供給装置3,4、魚の頭尾判別
装置5、魚の整列装置6および魚の頭部切断装置
7の平面図、第7図は第6図の側面図、第8図は
押え部材43の斜視図、第9図は第8図の切断面
−から見た断面図、第10図は魚の供給装置
3の他の実施例の側面図、第11図は第10図の
平面図、第12図は魚の供給装置4付近の斜視
図、第13図は第12図の側面図、第14図は魚
の頭尾判別装置5付近の斜視図、第15図は魚の
頭尾判別走置5の電気的構成を示すブロツク図、
第16図は頭尾判別装置5によつて判別される魚
体の平面図、第17図は反射型光検出器70,7
1と投光型光検出器72とによる魚体の有無の検
出動作を説明するための図、第18図は魚の配列
装置6付近の斜視図、第19図は第18図の切断
面線−から見た断面図、第20図は反射型光
検出器70,71の動作を説明するための図、第
21図および第22図は魚の背腹の整列動作を説
明するための図、第23図は魚の頭部切断装置7
の斜視図である。 2……魚の整列供給装置、10……第1搬送手
段、11……合流領域、12……第2搬送手段、
14……供給樋体、15,17……発信機、16
……搬送樋体、21,21a,21b……搬送
板、22,23,120,121……弾性板、2
4……反転シユートト、29,30……搬送経
路、35,35a……爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平な基板上に多数の突起を有し、供給された
    複数の魚を搬送方向上流側および搬送方向下流側
    に頭を向けた姿勢で、搬送方向前後に往復動され
    ることによつて搬送方向上流側開口部および搬送
    方向下流側開口部から下方に落下するようにした
    第1樋体と、 第1樋体の下方に配置され、搬送方向下流側に
    なるにつれて上昇するように傾斜して配置される
    基板上に多数の突起が形成され、搬送方向前後に
    往復動される第2樋体と、 開口部が前記第1樋体の搬送方向上流側開口部
    に臨み、下開口部が前記第2樋体に魚を通過でき
    る間隔をあけて臨むように配置され、鉛直面内で
    円弧状に形成され、第1樋体の搬送方向上流側開
    口部から落下する魚を、その魚の頭が搬送方向下
    流側になるように反転して第2樋体の搬送方向上
    流側に搬送される魚の搬送経路以外の経路上に導
    く案内部材と、 前記第1樋体および第2樋体を、搬送方向前後
    に往復変位駆動する手段とを含む特徴とする魚の
    整列供給装置。
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JPS5439399B2 (ja) * 1972-07-27 1979-11-27

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