JPH0264788A - ニューロンアーキテクチャ - Google Patents

ニューロンアーキテクチャ

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JPH0264788A
JPH0264788A JP63215103A JP21510388A JPH0264788A JP H0264788 A JPH0264788 A JP H0264788A JP 63215103 A JP63215103 A JP 63215103A JP 21510388 A JP21510388 A JP 21510388A JP H0264788 A JPH0264788 A JP H0264788A
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Hiroyuki Tsuzuki
都築 裕之
Shuichi Endo
秀一 遠藤
Takashi Kawasaki
川崎 貴
Toshiharu Matsuda
松田 俊春
Kazuo Asakawa
浅川 和雄
Hideki Kato
英樹 加藤
Hideki Yoshizawa
英樹 吉沢
Hiromoto Ichiki
宏基 市來
Hiroshi Iwamoto
岩本 弘
Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Katsuya Ishikawa
勝哉 石川
Yoshihide Sugiura
義英 杉浦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概   要〕 ニューロン間の重みが可変でき、時分割アナログ入出力
処理を可能とするアナログニューロチ・ノブアーキテク
チャの構成に関し、 オフセットキャンセル機能を有するアナログニューロン
回路上で時分割アナログ入出力処理を行うことにより、
ユニット間の相互配線数を減少させ、さらに可変の重み
を設定できるアナログニューロチップアーキテクチャを
提供することを目的とし、 複数のニューロンモデルを相互に接続することにより形
成されるニューラルネットの各ニューロンモデルにおい
て、前段の複数のニューロンモデルから時分割多重化さ
れて出力されるアナログ電圧を入力する入力手段と、前
記時分割多重化アナログ入力信号を外部より入力される
デジタル重みデータの符号ビットを用いて正負の切り換
えを実行し、さらに前記時分割多重化アナログ信号の各
電圧値から変換された重み付きの電流の経路を前記デジ
タル重みデータの数値ビットで選択することにより、前
記時分割多重化アナログ信号の各電圧と可変の前記デジ
タル重みデータとの積を生成する掛算手段と、前記時分
割多重化アナログ信号の各電圧と前記デジタル重みデー
タとの各部を時分割的にコンデンサを介して加えること
により積分動作を実行する加算手段と、前記加算手段の
出力をサンプル/ホールドするサンプル/ホールド手段
と、区分線形近似により構成される非線形出力関数を形
成する非線形関数生成手段と、後段のニューロンモデル
に出力するアナログ出力電圧を時分割的に出力する制御
回路を有する出力手段と、入力信号を零にした時に各前
記手段上に生じる回路のオフセット電圧を検出し、前記
オフセット電圧の入力換算値をフィードバックすること
により、演算時に、時分割多重化アナログ入力電圧に作
用して回路上の前記オフセット電圧をキャンセルするオ
フセットキャンセル手段とを有するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はアレイ状に相互配線されたニューロンで構成さ
れるニューラルネットのハードウェア化に係り、更に詳
しくはニューロン間の重みが可変でき、時分割アナログ
入出力処理を可能とするニューロンアーキテクチャに関
する。
ニューラルネットで構成されるニューロコンピュータは
パターン認識知識処理、機械制御、信号処理などに利用
され得ると考えられている。
例えば、パターン認識では、文字、画像、音声などの認
識、機械制御では、ロボットなどの制御、知識処理では
、エキスパートシステムへの適用、信号処理では、画像
の圧縮、復元などヘニューラルネットが適用できる。こ
のようにニューラルネットはニューロンをネットワーク
上に接続することにより、超並列処理を行い、学習機能
をもった高度な情報処理を高速に行うことができ、広範
囲な分野での利用が期待されている。そしてニューラル
ネットの性能を引き出すために必要とされるニューロン
のハードウェア化の実現が待たれている。
〔従来の技術〕
現在ニューラルネットの実行には、パソコン等を用いて
ソフトウェアのシミュレーションで実現している。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなニューラルネットを集積回路として実現する
場合、ニューロンの各ユニット間の接続(リンク)の方
法、ユニット内の各処理部の構成、重みの設定方法、大
規模化、高精度化、高速処理化が重要となる。ニューラ
ルネットではユニット間の接続が完全グラフ、すなわち
、1つのユニットは他のユニットにすべて接続された枝
で接続され、その接続点における重みの値を変えること
によって等価的に接続の有無を決めることが考えられる
。そのために、大量のユニット配置と膨大なユニット間
接続を必要とする大規模なニューラルネットを構成する
ことが難しいという問題点が生じていた。
また、ユニット内の各処理部の構成においてもニューロ
ンモデルを基本的なアナログ演算であるオペアンプを使
用して構成した場合、そのオペアンプのオフセット電圧
すなわち、入力電圧がOである場合でも出力電圧がわず
かな値ΔVだけ出るという現象があり、そのために、大
規模でしかも高積度なニューラルネットが構成できない
という問題点がある。さらに、ニューラルネットにおけ
る学習処理ではシナプス結合の重みを可変にする必要が
あるが、このために電圧制御型の抵抗器を用いていると
高精度なニューラルネットを構成できないという問題点
が生じていた。このような背景から、ニューラルネット
における学習及び問題解決に対しては、従来は逐次計算
機によるシミュレーションで実行していたため、ハード
ウェア化された大きなニューラルネットは実用化されて
いないという問題点が生じていた。
本発明はオフセットキャンセル機能を有するアナログニ
ューロン回路上で時分割アナログ人出力処理を行うこと
により、ユニット間の相互配線数を減少させ、さらに可
変の重みを設定できることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のブロック図であり、複数のニューロ
ンモデルを相互に接続することにより形成されるニュー
ラルネットの各ニューロンモデルの構成を示す。入力手
段2は、前段の複数のニューロンモデルから時分割多重
化されて出力されるアナログ電圧を入力する。掛算手段
3は、前記時分割多重化アナログ入力信号を外部より入
力されるデジタル重みデータの符号ビットを用いて正負
の切り換えを実行し、さらに前記時分割多重化アナログ
信号の各電圧値から変換された重み付きの電流の経路を
前記デジタル重みデータの数値ビットで選択することに
より、前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と可変の
前記デジタル重みデータとの積を生成する。加算手段4
は、前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と前記デジ
タル重みデータとの各部を時分割的にコンデンサを介し
て加えることにより積分動作を実行する。サンプル/ホ
ールド手段5は、前記加算手段4の出力をサンプル/ホ
ールドする。非線形関数生成手段6は、区分線形近似に
より構成される非線形出力関数を形成する。出力手段7
は、後段のニューロンモデルに出力するアナログ出力電
圧を時分割的に適当な時間に出力するものてある。オフ
セットキャンセル手段8は、入力信号を零にした時に各
前記手段上に生じる回路のオフセット電圧を検出し、前
記オフセット電圧の入力換算値をフィードバックするこ
とにより演算時に、時分割多重化アナログ入力電圧に作
用して回路上の前記オフセット電圧をキャンセルする。
〔作   用〕
本発明のニューラルネットでは、前段のニューロンから
の出力を時分割多重化することにより、ユニット間のリ
ンクの空間的な広がりを時間軸でのパルス数に写像し、
さらにアナログ信号とデジタル重みデータとの積をD/
A変換器を用いて構成し、しかも、オフセットキャンセ
ル回路を付加することにより重みの設定化、大規模化、
高精度化を実現している。
〔実  施  例〕
次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明に用いられるニューロンモデルのブロ
ック図である。ニューロンモデルはニューラルネットの
各ノードにあたる処理要素であり、ユニットと呼ばれて
いる。神経回路網、すなわちニューラルネットの場合に
は、ユニットと伝達線とを合わせてニューロン、すなわ
ちユニットと呼び、伝達線とユニットとの結合点をシナ
プス結合と呼ぶこともある。それぞれの結合には重みと
呼ばれる量が付加されている。この重みはユニット間の
相互作用の強さを表すパラメータであって通常Wihで
ユニットhからユニットiへの結合とその結合の重みの
両方をさす。ネットワークの学習は通常この重みを変化
させることで実現される。
ニューラルネットの全ユニットの内部状態をネットワー
クの状態というが、各ユニットではXiが内部活性化レ
ベルと呼ばれる内部状態になっている。
各ユニットiは前段のユニットからの重み付入力を受け
て、その総和を計算し、その値に適当な非線形関数fを
ほどこしたものを出力とする。すなわち、ニューロンモ
デルは第2図に示すように他のニューロンモデル、すな
わち他のユニットからの出力y1に対して Xi =Σ)’h  ・Wih+θ ・・・・・(1)
V i  = f  (XL  )         
・ ・ ・ ・ ・(2)の処理を行って出力するもの
てある。
ここで、y6はユニットhの出力、ylはユニットiの
出力、Wiはiユニットとhユニット間のリンクの重み
、rは非線形関数、θは闇値である。
ニューラルネットは、このようなユニットをネットワー
ク上に接続したものてある。
各ユニットが入力の総和から次の新しい状態、すなわち
出力を決める場合、シグモイド関数に従うようにしてい
る。このシグモイド関数は、入力の総和Xiが求まると として出力ytを求めるものてある。このシグモイド関
数は第14図に示すように一般に入力が大きいほど状態
が1近づき、しかもこのグラフの形はθによって変化す
る。
ニューラルネットにおける学習の方式は種々あり、例え
ば誤り訂正型の方法が使われる。この方式は、ネットワ
ークにある結合の重みのパターンをその時点で与え、も
し、そのパターンが間違っていた場合にはその結合の重
みを修正するという繰り返しによって最終的に正しいパ
ターンを求めるというものてある。
すなわち、時刻Tにおけるパターンが入力された場合に
、それに対する最終の出力層にあるユニットの解が、も
し望むべき解でなければ、その誤差を小さくするように
重みWihを変えるようにして学習処理が行われる。こ
のような、学習処理においてはネットワークが正解と同
じ結果を出力した場合には、結合は変化させないが、正
解が例えば1であるのにネットワークの出力がOを出し
た場合には、ユニットの結合を例えば1だけ増加させ、
ネットワークの出力が1になるような方向へ修正してい
(ことになる。従って、学習処理においては、重みWi
hが任意に可変にできることが極めて重要になる。ネッ
トワークを動作させ、得られた出力と正解とを比較し、
その誤差が小さくなるように結合の重みを修正していく
ことになるが、集積回路上のユニット間の結合に対して
各ユニ・7トが他のユニットにすべて結合されたハード
的に完全グラフのニューラルネットでは、ユニット間の
接続は大量のユニットと膨大なユニット間接続を必要と
するため、大規模なニューラルネットを構成することが
非常に難しくなる。
そのため、ユニット間の接続を減少させ、配線上では1
本の配線でユニット間を接続し、前段のユニットから後
段のユニットへは電圧値の異なるパルスを時分割で伝送
し、その電圧の振幅値を重みに対応して伝送するように
すれば完全グラフではない構造で集積回路が構成でき、
大量のユニットを等価的に接続することが可能となる。
本発明はこのようにユニット間の伝送においてアナログ
電圧に対する時分割処理を行うものてある。
この時分割処理を図面を参照して説明する。
第3図は完全グラフによるニューラルネットの概念図で
ある。同図においてUl、U2.U3は前段のユニット
、U4.U5は後段のユニットで、y+”)’sは各ユ
ニットの出力信号である。前段の各ユニッ)Ul、U2
.U3はそれぞれ後段のユニットU4.usに共に接続
され、例えばUlはU4.U5に出力線y1によって接
続されている。すなわち、前段の各ユニットは後段のユ
ニットにすべて接続されている。学習時には例えばy。
〜y3の結合における重みとして適当なパターンを与え
、ネットワークから出力された出力値が目的の解でなけ
れば、この重みパターンをその差が小さくなるように変
えていく。このような場合、前段から後段へのパルスの
伝送を同時に行うことができるが、集積回路上では配線
が非常に複雑になる。
第4図は本発明のニューラルネットの構成の概念図であ
る。同図においてUl、U2.U3は前段のユニットで
あり、U4.U5は後段のユニットである。前段の各ユ
ニットから出力される出力信号は同じバスAに接続され
、そのバスAに後段のU4.U5が接続されている。同
様に後段のU4、U5からの出力もバスBに共通に接続
されている。従って前段のユニットから後段のユニット
への接続はバスAのみによって接続されるため、配線上
極めて小さくなり、集積回路としての実現性は極めて高
くなる。前段のユニットから後段のユニットへの伝送時
においては、重みに対応する振幅を有するアナログパル
ス電圧が時分割で伝送される。
第5図は本発明のニューラルネットにおける伝送波形の
概念図である。同図において、上は第4図のニューラル
ネットにおけるバスA上の信号を示し、下の図は後段の
出力線であるバスB上での電圧波形である。前段のユニ
ッ)Ulから出力される電圧は正で値が大きい場合のパ
ルスでΔを間に振幅y、の電圧値となっている。U2か
らは負の電圧が出力され、その振幅値y2は負になって
いる。y3はU3からでる出力電圧で、正の値を存する
パルスとなっている。このように、正、負が存在するの
はニューラルネットにおける各ニューロンが興奮性であ
るか、抑制性のものてあるかによって異なる為である。
興奮性の場合に、正、抑制性の場合に負の値のパルスが
出るようにしている。これらの時分割のアナログ信号が
後段のユニットU4に与えられるとユニットU4の出力
は興奮性のパルスとして、高さがy4の正の電圧をΔを
間にバスBに出力する。そして、少し遅れて次ぎのタイ
ミングで後段のU5は抑制性の振幅値y5のパルスをバ
スBに出力する。このように、本発明では各ニューロン
間での伝送は時分割多重化アナログ信号によるものとな
る。
第6図は本発明の入力部のブロック図である。
入力信号は前段の複数のユニットから出力された時分割
アナログ入力である。この入力パルス電圧は、入力イン
ピーダンスが無限大で、出力インピーダンスが0である
1倍のアンプすなわち、バッファ9で整形され、出力さ
れるが、本発明では、この入力部にオフセットキャンセ
ル機能がある。
オフセットキャンセル制御部10からオフセットコント
ロール信号が与えられると、オフセットキャンセル部1
1を介してバッファ9に強制的にO電圧が入力され、次
段に接続される各部のオペアンプの出力にオフセット電
圧を発生させ、後述する機能によりオフセットをキャン
セルするようにしている。
第7図は本発明の掛算部のブロック図である。
ここでは、第6図の入力部から出力された時分割アナロ
グ信号の各アナログ信号パルス電圧を正負切換回路12
に入力し、デジタル重みデータの符号、ピッ)(SIG
N)に従って興奮性の正電圧または抑制性の負電圧に切
り換え、D/Aコンバータ13に入力する。D/Aコン
バータ13にはデジタル重みデータの数値ビットのMS
BからLSBまで入力され、正負切換回路12から出力
された電圧をD/Aコンバータ13の内部にあるR−2
R方式の抵抗回路に与える。このことにより、数値ビッ
トに対応した重み電流がR−2R方式の抵抗回路に流れ
、結果として、D/Aコンバータ13の出力には、アナ
ログ信号とデジタル重みデータとの積が生成され、バッ
ファ14から出力される。
この掛算部の機能により本発明ではニューロン間の重み
が可変にでき、ニューラルネットの特性を動的に変化さ
せることができ、外部制御によりネットワークの学習が
可能となる。
第8図は本発明の加算部のブロック図である。
第7図の掛算部の結果、すなわち時分割多重化アナログ
信号とデジタル重みデータとの積の結果の電圧は積分器
16に入力されるが、本発明では入力される信号は振幅
値の異なるパルス電圧であり、これが時分割で入力され
るのて、時分割加算制御部15の制御に従って次段の積
分器16の内部にあるコンデンサにそのアナログ信号と
デジタル重みデータとの積の和が貯えられる。さらにオ
フセットキャンセル制御部17の制御に従って入力電圧
を強制的にOにした時のコンデンサの電圧をスイッチに
よって反転させ、実際の入力が加算された結果からこの
オフセット電圧を引くことによりオフセット電圧をキャ
ンセルしている。この回路によって精度が低下すること
を防いでいる。
第9図は本発明のサンプル/ホールド部のブロック図で
ある。第8図の積分器の出力が第9図のサンプル/ホー
ルド部に入力され、コンデンサにその値がホールドされ
るが、ここでも、オフセットキャンセル機能を持たせて
いる。すなわちオフセットキャンセル制御部20からの
制御に従って次段の回路に発生するオペアンプのオフセ
ット電圧をオフセットキャンセル部19にフィードパン
クし、そのオフセット電圧をキャンセルするようにして
いる。
第10図は本発明のシグモイド関数発生回路のブロック
図である。第9図のサンプル/ホールド部においてサン
プル/ホールドされたアナログ信号とデジタル重みデー
タとの積の和がシグモイド関数回路21に入力される。
本発明ではこのシグモイド関数をアナログ回路による区
分線形近似により、正確に構成し、しかも非線形回路選
択制御部22の制御に従ってシグモイド関数を通すかど
うかの有無を決定している。本発明ではアナログ回路の
区分線形近似により非常にシグモイド関数に近い量子化
器が高精度、高性能な回路として実現されている。
第11図は本発明の出力部のブロック図である。
本発明ではニューラルネットのユニット間は必ず時分割
のアナログ電圧で伝送するため、出力制御部23に入力
される出力制御入力信号の制御により、第10図のシグ
モイド関数によって生成された出力電圧は時分割アナロ
グ出力部24によって適当な時間に出力される。また、
ユニット間の相互の時間間隔を制御するために出力制御
信号が外部に伝送される。ユニット間の伝送には時分割
多重化アナログ信号の伝送を行っているため、ニューラ
ルネットは完全グラフにする必要はなく、従って、極め
て構造が簡単になり、実現性が高いことになる。
第12図は、本発明のニューラルネットのユニットの詳
細図である。本発明のユニットでは入力部2、掛算部3
、加算部4、サンプル/ホールド部5、非線形関数部6
、及び出力部7から構成されている。
入力部2はオフセットキャンセル部11と、1倍のバッ
ファ9から構成されている。1倍のバッファ9はオペア
ンプの出力を一端子にフィードバックし、十端子に入力
電圧を入力することによって構成される。データ入力は
アナログの時分割されたパルス信号である。OCはオフ
セットコントロール信号であり、これが1のときアナロ
グスイッチ26がオンし、1倍のバッファ9には、O電
圧が強制的に設定される。一方、オフセットコントロー
ル信号OCが、0のときアナログスイッチ26はオフさ
れ、アナログスイッチの他方25がオンし、データ入力
が1倍のバッファ9に入力される。すなわち、オフセッ
トコントロール信号OCが1である場合には、ニューロ
ンモデルのユニットには0ボルトが強制的に入力されて
次段の回路のオペアンプの出力に生じるオフセット電圧
に対するオフセットのキャンセルの動作を行うようにし
ている。
正負切換回路12は2つの倍数器をカスケード結合して
構成されている。倍数器では入力抵抗(10にΩ)とフ
ィードバック抵抗(IOKΩ)によって10/10、す
なわち1倍の電圧の反転したものが形成され、それを1
段だけを通すか、2段を通すかによってアナログ電圧の
符号を決定している。
その制御電圧はデジタル重みデータの符号ビット(S 
I ON)であり、この5IGNビツトはMOSスイッ
チ30のゲートに接続されている。符号ビットが1であ
る場合に入力部からの入力電圧は第1段目の倍数器で反
転され、さらにスイッチ27もオンしているのて後段の
倍数器も通り、結果として正相となる。また符号ビット
がOである場合には、反転回路28を介して、スイッチ
29がオンとなる。この時スイッチ27と30はオフし
ているため、入力部からの入力電圧はスイッチ29を介
して後段のオペアンプ31の一端子に入力される。従っ
て、前段の抵抗32と後段のオペアンプのフィードバッ
クの抵抗33とによって倍数器が形成され、1倍された
形で反転される。すなわち、符号ビットの正負によって
入力部の入力が、正または負の電圧として形成され、こ
れが、興奮性と抑制性のシナラプス結合に従った電圧と
なる。
正負切換回路12からの出力は掛算部3の中にあるD/
Aコンバータ13のR−2R低抵抗路網の34の点に入
力される。
R−2R方式のD/Aコンバータをまず説明する。
MSBからLSBまでのデジタル重みによって内部のス
イッチはオンまたはオフをとる。デジタル値が1である
場合に、電流は右側のスイッチ35を通って、オペアン
プ36の仮想接地点37′に流れ込む。オペアンプ36
の仮想接地点37′は+端子と同じ電圧になるように制
御され、これがグランドであるから仮想的な0ボルトで
ある。スイッチの状態に関わらず、2Rの抵抗には電流
が流れ、デジタル値の値に従ってその2Rに流れる重み
電流が仮想接地点37′の方に流れるかどうかが決定さ
れる。1香石の2Rに流れる電流をiとする。右から2
番目すなわちLSBに対応する2Rは1香石の2Rに係
る電圧を2Rで割った値であるから2Rxi÷2Rでi
となる。従って1香石の横方向のRには電流iが流れる
。右から3番目の2Rには2Rxi+Rx2iの電圧が
かかり、これを2Rで割るから21の電流が流れる。
以下同様で左に行くに従って4i、8iとなって2のべ
き乗で増える電流になる。この2のべき乗になった重み
電流をオペアンプの方に流すか流さないかを決めている
のがMSBからLSBである。
従って、デジタル重みに対応する電流が2のべき乗の形
で仮想接地に入りこみ、オペアンプの入力インピーダン
スは無限大であるから、この電流がオペアンプ36の帰
還抵抗37に流れる。従って、出力電圧v0□は入力電
圧をEとすれば、+・ ・ ・ +211−I xD7
−1 )となる。ここで、DoはLSBで、I)n−+
がMSBであるとする。すなわち、掛算部3′の出力は
入力電圧に重みを掛けた値になっている。その重み係数
はMSBからLSBに入力されるデジタル値で制御され
ることになる。
次に加算部4を説明する。加算部4はRア38と帰還キ
ャパシタC7による積分器である。加算部4の入力部に
は時分割加算制御部15があり、サンプル/ホールド信
号S/H信号が1のとき掛算部3の出力電圧がオペアン
プの仮想接地点39に入力され、S/H信号がOのとき
反転回路40によりスイッチ41がオンとなって掛算部
の出力がRTを介してグランドに接続されるのて加算部
4の帰還キャパシタCtには加算されないことになる。
今、S/H信号が1のとき、掛算部3の出力電圧はR7
を介してオペアンプ39の一端子に入力し、入力電圧を
RTで割った電流が仮想接地を介して帰還キャパシタC
Tの方に入力される。
キャパシタC7を含む積分回路の帰還回路42には4つ
のスイッチを用いてオフセットキャンセル機能が付加さ
れている。今オフセットコントロール信号OCが1にな
ったとすると、スイッチ43と44がオンで、45と4
6がオフとなる。オフセットコントロールOCは入力部
2にも入力され、これが1である場合にはデータ入力は
強制的には0にされる。この場合、正負切換回路12及
び掛算部のD/Aコンバータ13を介してもしオフセッ
トがなければ、D/Aコンバータの出力はOボルトとな
る。しかし、オペアンプがあるためにオフセット電圧が
生じ、そのオフセット電圧が加算部のC1に蓄えられる
。オフセットコントロール信号OCがOのときには、デ
ータインプットに入力電圧が与えられ、それに対応する
掛算部の出力がRtを介してC7に入力される。この場
合、前のオフセットコントロール信号が1である場合と
違ってCアの+−の極性は逆である。そのため、入力信
号が入力された時に生じるオフセット電圧はOCを1に
することにより、CTの極性が変わり、結果として、オ
フセットがキャンセルされることになる。本発明では、
このように、キャパシタCtの極性の反転を用いて等価
的にオフセットキャンセル機能を有するように構成され
ている。
なお、スイッチ47はリセット信号によって制御され、
リセット信号が与えられた場合に、加算部の出力を強制
的に0にリセットするものてある。
加算部4の出力はサンプル/ホールド回路5の入力とな
る。サンプル/ホールド部5では、サンプル/ホールド
制御信号S / HOUTが1である場合に、スイッチ
48を介して加算部4の出力がコンデンサC6に蓄えら
れる。S/Hour信号が1である場合には、反転回路
54′によってスイッチ50の制御信号はOとなり、コ
ンデンサChの一方の端子はグランドに接地されず、ス
イッチ51がオンになることによりユニットの最終出力
データの信号がそのスイッチ51を介して入力される。
すなわち、その時の最終出力信号がフィードバックされ
てコンデンサC5の下側に与えられる。
従って、C1のコンデンサには、加算器の出力から最終
出力データの値を引いた電圧が保持される。
一方S/Hoot制御信号がOのときには、スイッチ4
9と50がオンし、コンデンサC5の下側はグランドと
なり、結果としてChに蓄えられた電圧、すなわち加算
部の出力から最終出力値を引いた電圧値がスイッチ49
を介して1倍のオペアンプの+側に入力される。そして
バッファ53を介してシグモイド関数の入力となる。ま
た、S/H制御信号が1のときスイッチ48がオンし、
Chには加算器の出力値と最終出力値との差の電圧が蓄
えられているときには、スイッチ52がオンしている。
そのためバッファ53にはOポルトが強制的に入力され
る。この時にシグモイド関数及びオペアンプを介してデ
ータアウトにはオフセット電圧が生成される。これがス
イッチ51を介してChの下側に入力される。従ってS
/Hoot制御信号がOの時点、すなわちスイッチ49
がオンでスイッチ52がオフである場合には、Chに蓄
えられた電圧、すなわち(加算部の出力−オフセット電
圧)がバッファ53とシグモイド関数を介して最終出力
になるが、オフセットコントロール信号OCが1になる
と、この時に生成されるオフセット電圧もΔVであるか
ら結果としてオフセット電圧がキャンセルされることに
なる。
シグモイド関数を生成する非線形関数部は非線形回路選
択制御部22があり、Se151g信号を1にするとス
イッチ55がオンし、シグモイド関数がオペアンプ56
に入力される。しかし、Se151g信号が0の時には
反転回路57を介してスイッチ58の制御信号が1とな
ってそれがオンし、シグモイド関数の出力はカントされ
る。すなわちSe151g信号が0の時には、サンプル
/ホールドの出力電圧がシグモイド関数を介さずに直接
オペアンプ56に入力される。オペアンプ56は本質的
には出力を一端子に直接帰還する1倍のオペアンプでバ
ッファの働きをする。すなわち出力インピーダンスをO
にするバッファとなる。
出力部7には時分割アナログ出力部24と出力制御部2
3が接続されている。CS、fiが1のときにはスイッ
チ59がオンで、スイッチ61もオンであるため、最終
出力値が一端子にフィードバックされて、1倍のオペア
ンプとして働く。それと同時に最終出力値がサンプル/
ホールド部5にフィードバックされる。一方、C8,、
、がOのときスイッチ60がオンになり、スイッチ61
がオフになる。すなわちバッファ56の出力はデータア
ウト線には出力されないことになる。しかし、スイッチ
60がオンすることによって1倍のバッファを形成する
ようにしているため問題なく実行される。出力制御部2
3はCS、、によって出力パルス電圧を伝達するかどう
かを決める回路である。このC8,、lをデイレイ回路
を介してC86uLにし、他のニューロンに対する出力
アナログ信号の時間タイミングを決定することになる。
すなわち、本発明では出力部7からのアナログ信号は時
分割で伝送されるため、他のニューロンからのアナログ
信号と競合しない。
第13図は本発明の非線形関数部の等価回路である。こ
の回路の左の部分は低電圧源で直流電源62によって決
まるベース電圧をベースエミッタ間だけ落とし、その電
圧をエミフオロトランジスタ63によって一定電圧を出
力し、これをユニット1から6までの定電流源トランジ
スタ64のベースに入力している。各定電流トランジス
タ64のエミッタに抵抗R12が接続されているため、
ベース電圧からペースエミッタ間電圧だけ落とした電圧
をR12で割った定電流が流れる。一方、トランジスタ
65と66はR11を介して共通にエミッタが接続され
、この接続点に定電流源が接続されている。すなわちこ
の回路は電流切換型の回路であって、そのコレクタ電圧
が出力される。
これをトランジスタ67のベース電圧とし、各ユニット
のコレクタ点を接続することによってV。uLとしてい
る。また、トランジスタ68と69はカレントミラー回
路であり、左側のトランジスタのベースコレクタ間を接
続し、トランジスタのベースを共通に接続することによ
り、トランジスタ68に流れる電流と69に流れる電流
を同じにしている。すなわち、温度によって掻めて安定
な回路になっている。トランジスタ69のコレクタ端子
を共通して接続することにより、この回路で第14図の
シグモイド関数に従う正確な出力が得られる。
次に本発明のタイミング図を説明する。
第15図は本発明のユニットにおけるタイミング図であ
る。D−8YNCとD−CLKは同期信号である。W−
CLKはD/Aコンバータに入力されるデジタル信号を
与えるタイミングで、重みデータの各ビットはW−CL
Kに同期している。
例えば、第15図において、−127に対応するオール
1のパターンが与えられ、その後100に対応する01
100100のパルスが与えられている。S/H信号は
加算部の入力にある時分割加算制御部に与えられる信号
である。S/H信号が1のとき掛算部の出力が積分器の
帰還キャパシタC1に入力される。最初のS/H信号の
立ち上がりでデータインプットが入力されたときの掛算
部の出力、すなわち入力されたパルス電圧の総和が加算
器のC。
キャパシタに入力される。このときD/Aコンバークに
与えられるデジタル量は−127であり、この−127
に対応するデータが波形70に示すように正の電圧とし
て与えられている。これがキャパシタCTに蓄えられる
。そして、オフセットコントロール信号OCが71にお
いて与えられると、この時S/H信号も正であるのて、
入力部のオフセットキャンセル部の制御により、入力は
Oボルトとなり、この0ボルトに対応するオフセット電
圧が加算部の07キヤパシタに与えられる。このときC
tは極性を反転するため、その前のS/H信号の立ち上
がりによってセットされていた電圧からオフセット分を
キャンセルすることになる。
このように蓄えられた電圧がCTに保持され、次にW−
CLKの各タイミングで異なるニューロンからの入力が
重み100に掛けられて加算部に入力される。正負切換
回路からの出力は正相で、D/Aコンバータでは圧の重
みが与えられるのて、反転され、図に示すようにマイナ
ス方向に電圧が生じる。この負の出力電圧はC1に蓄え
られるが、これが前のCTに蓄えられた電圧と加算され
る。
このように本発明では時分割的に入力と重みとの積の和
がCTに蓄えられる。そしてC8iが入力された時点で
、C7に貯えられた電圧がシグモイド関数を介して出力
される。また、C3ouLはC8i、lのパルスが終わ
ってからデイレイ時間だけたって出力され、他のユニッ
トに伝送される。
第16図は本発明のブロック図の実施例図である。この
ブロック図は、第12図をまとめたちのて、この図に示
すように、デジタル重みデータはシリアル入力として入
力され、チップはBi−CMO3回路によって構成され
る。そのため本発明では、低消費電力にでき、また、高
速、高帯域アンプにより高速、高精度の処理が可能とな
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ユニット間の接続
の重みが可変にでき、ユニット間の接続が完全グラフで
はない形であるため、複雑とならず、大規模なニューラ
ルネットの実現が可能であり、さらにオフセットキャン
セル機能により高精度が実現でき、各ユニットの同時処
理により高速実行ができるため、きわめて実現性のある
ニューラルネットが構築できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のブロック図、 第2図は本発明に用いられているニューロンモデルのブ
ロック図、 第3図は安全グラフによるニューラルネットの概念図、 第4図は本発明のニューラルネットの構成の概念図、 第5図は本発明のニューラルネットにおける伝送波形の
概念図、 第6図は本発明の入力部のブロック図、第7図は本発明
の掛算部のブロック図、第8図は本発明の加算部のブロ
ック図、第9図は本発明のサンプル/ホールド部のブロ
ック図、 第10図は本発明のシグモイド関数発生回路のブロック
図、 第11図は本発明の出力部のブロック部、第12図は本
発明のニューラルネットのユニットの詳細図、 第13図は本発明の非線形関数部の等価回路、第14図
は本発明のシグモイド関数、 第15図は本発明のユニットにおけるタイミング図、 第16図は本発明のブロック図の実施例図である。 入力部 掛算部 加算部 サンプル/ホールド部 非線形関数生成部 出力部 オフセットキャンセル部 オフセットキャンセル制御部 正負切換回路 D/Aコンバータ 時分割加算制御部 積分器 シグモイド関数回路 非線形回路選択制御部 出力制御部 時分割アナログ出力部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)それぞれの出力信号を順次時分割的に発生する複数
    の第1のニューロンモデルと、 該複数の第1のニューロンモデルに接続され前記複数の
    第1のニューロンモデルの出力を順次時分割に転送する
    共通バスと、 前記共通バスに接続され前記複数の第1のニューロンモ
    デルの出力信号を時分割的に入力する第2のニューロン
    モデルとからなることを特徴とするニューロンアーキテ
    クチャ。 2)複数のニューロンモデルから送られてくるアナログ
    信号を時分割的に入力する各アナログ入力信号に、対応
    する重みデータを掛けて得られた各信号の和を時分割的
    に出力することを特徴とするニューロンモデル。 3)請求項2記載の前記ニューロンモデルを複数個接続
    することにより構成したことを特徴とするアナログ並列
    計算機。 4)前記アナログ入力信号はこれらが送出された各ニュ
    ーロンモデルに対応する振幅値を有するとともに次段の
    ニューロンモデルを興奮させるか抑制させる制御を行う
    ために正負の値を有することを特徴とする請求項2記載
    のニューロンアーキテクチャ。 5)複数のニューロンモデルを相互に接続することによ
    り形成されるニューラルネットの各ニューロンモデルに
    おいて、 入力手段(2)は、オフセットコントロール信号が与え
    られると、オフセットキャンセル部を介してバッファに
    強制的に0電圧が入力され、次段に接続される各部のオ
    ペアンプの出力にオフセット電圧を発生させる手段を有
    することを特徴とするニューロンアーキテクチャ。 6)複数のニューロンモデルを相互に接続することによ
    り形成されるニューラルネットの各ニューロンモデルに
    おいて、 入力信号を零にした時に各回路上に生じる回路のオフセ
    ット電圧を検出し、前記オフセット電圧の入力換算値を
    フィードバックすることにより、演算時に、時分割多重
    化アナログ入力電圧に作用して回路上の前記オフセット
    電圧をキャンセルするオフセットキャンセル手段(8)
    を有することを特徴とするニューロンアーキテクチャ。 7)複数のニューロンモデルを相互に接続することによ
    り形成されるニューラルネットの各ニューロンモデルに
    おいて、 前段の複数のニューロンモデルから時分割多重化されて
    出力されるアナログ電圧を入力する入力手段(2)と、 前記時分割多重化アナログ入力信号を外部より入力され
    るデジタル重みデータの符号ビットを用いて正負の切り
    換えを実行し、さらに前記時分割多重化アナログ信号の
    各電圧値から変換された重み付きの電流の経路を前記デ
    ジタル重みデータの数値ビットで選択することにより、
    前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と可変の前記デ
    ジタル重みデータとの積を生成する掛算手段(3)とを
    有することを特徴とするニューロンアーキテクチャ。 8)複数のニューロンモデルを相互に接続することによ
    り形成されるニューラルネットの各ニューロンモデルに
    おいて、 前段の複数のニューロンモデルから時分割多重化されて
    出力されるアナログ電圧を入力する入力手段(2)と、 前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と前記デジタル
    重みデータとの各積を時分割的にキャパシタを介して加
    えることにより積分動作を実行する加算手段(4)とを
    有することを特徴とするニューロンアーキテクチャ。 9)複数のニューロンモデルを相互に接続することによ
    り形成されるニューラルネットの各ニューロンモデルに
    おいて、 前段の複数のニューロンモデルから時分割多重化されて
    出力されるアナログ電圧を入力する入力手段(2)と、 前記アナログ入力信号に積和処理を施したあと非線形関
    数手段を通すか否かの制御を行う手段とを有することを
    特徴とするニューロンアーキテクチャ。 10)前記非線形関数手段は複数の増幅手段がカスケー
    ドに接続されてなり、該増幅手段のうち所定数のものを
    選定することにより所望の非線形関数を得ることを特徴
    とする請求項9記載のニューロンアーキテクチャ。 11)複数のニューロンモデルを相互に接続することに
    より形成されるニューラルネットの各ニューロンモデル
    において、 前段の複数のニューロンモデルから時分割多重化されて
    出力されるアナログ電圧を入力する入力手段(2)と、 前記時分割多重化アナログ入力信号を外部より入力され
    るデジタル重みデータの符号ビットを用いて正負の切り
    換えを実行し、さらに前記時分割多重化アナログ信号の
    各電圧値から変換された重み付きの電流の経路を前記デ
    ジタル重みデータの数値ビットで選択することにより、
    前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と可変の前記デ
    ジタル重みデータとの積を生成する掛算手段(3)と、
    前記時分割多重化アナログ信号の各電圧と前記デジタル
    重みデータとの各積を時分割的にコンデンサを介して加
    えることにより積分動作を実行する加算手段(4)と、 前記加算手段(4)の出力をサンプル/ホールドするサ
    ンプル/ホールド手段(5)と、区分線形近似により構
    成される非線形出力関数を形成する非線形関数生成手段
    (6)と、後段のニューロンモデルに出力するアナログ
    出力電圧を時分割的に出力する出力手段(7)と、入力
    信号を零にした時に各回路上に生じる回路のオフセット
    電圧を検出し、前記オフセット電圧の入力換算値をフィ
    ードバックすることにより、演算時に、時分割多重化ア
    ナログ入力電圧に作用して回路上の前記オフセット電圧
    をキャンセルするオフセットキャンセル手段(8)とを
    有することを特徴とするニューロンアーキテクチャ。 12)前記入力手段(2)は、オフセットコントロール
    信号が与えられると、オフセットキャンセル部を介して
    バッファに強制的に0電圧が入力され、次段に接続され
    る各部のオペアンプの出力にオフセット電圧を発生させ
    る手段を有することを特徴とする請求項11記載のニュ
    ーロンアーキテクチャ。 13)前記掛算手段(3)は、前記入力手段(2)から
    出力された時分割を多重化アナログ信号の各アナログ信
    号パルス電圧をデジタル重みデータの符号ビットに従っ
    て興奮性の正電圧または抑制性の負電圧に切り換える正
    負切換手段と、前記正負切換手段から出力された電圧を
    R−2R方式のD−Aコンバータの内部にあるR−2R
    方式の抵抗回路網のて各2R抵抗に重み電流を流し、前
    記デジタル重みデータの数値ビットに対応した重み電流
    を選択することにより、前記時分割多重化アナログ信号
    と前記デジタル重みデータの積を生成することを特徴と
    する請求項11記載のニューロンアーキテクチャ。 14)前記加算手段(4)は、アナログ積分器を基本と
    し、第1のサンプルホールド信号が入力されたときのみ
    帰還キャパシタにおいて前記掛算手段(3)からのアナ
    ログ信号を加算し、前記オフセットコントロール信号が
    入力されたとき、入力信号電圧の零に対する前記各手段
    に生じたオフセット電圧を前記帰還キャパシタの極性を
    反転することにより、キャンセルすることを特徴とする
    請求項11記載のニューロンアーキテクチャ。 15)前記サンプルホールド手段(5)は、第2のサン
    プルホールド信号が入力されたとき、前記加算手段(4
    )からの出力電圧からバッファの入力電圧を零にしたと
    きに最終出力点に生成されたオフセット電圧を減じた電
    圧をホールドし、前記サンプルホールド信号の反転によ
    り前記電圧を前記バッファに入力することにより、等価
    的に、前記オフセット電圧をキャンセルすることを特徴
    とする請求項11記載のニューロンアーキテクチャ。 16)前記非線形関数生成手段(6)は、複数の電流切
    換型回路の出力点を共通に接続することにより生成され
    るシグモイド関数であって、この関数を通過させるかど
    うかを選択することを特徴とするニューロンアーキテク
    チャ。 17)前記出力手段(7)は、出力制御入力信号が入力
    されたとき、バッファの出力を外部に伝達し、前記出力
    制御入力信号の論理にかかわらず、前記バッファ動作が
    実行でき、しかも前記バッファのオフセット最終出力電
    圧が前記サンプル/ホールド手段(5)に帰還され、さ
    らに、出力制御出力信号は前記出力制御入力信号を一定
    時間だけ遅延して生成されることを特徴とする請求項1
    1記載のニューロンアーキテクチャ。
JP63215103A 1988-08-31 1988-08-31 ニューロンアーキテクチャ Granted JPH0264788A (ja)

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FI894021A FI894021A (fi) 1988-08-31 1989-08-28 Neuronstruktur.
DE68928978T DE68928978T2 (de) 1988-08-31 1989-08-30 Neuronarchitektur
US07/400,826 US5220559A (en) 1988-08-31 1989-08-30 Neuron architecture
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