JPH02201586A - ニューロチップによる結合器 - Google Patents

ニューロチップによる結合器

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JPH02201586A
JPH02201586A JP1019880A JP1988089A JPH02201586A JP H02201586 A JPH02201586 A JP H02201586A JP 1019880 A JP1019880 A JP 1019880A JP 1988089 A JP1988089 A JP 1988089A JP H02201586 A JPH02201586 A JP H02201586A
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川崎 貴
Shuichi Endo
秀一 遠藤
Hiroyuki Tsuzuki
都築 裕之
Toshiharu Matsuda
松田 俊春
Hiroshi Iwamoto
岩本 弘
Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Katsuya Ishikawa
勝哉 石川
Yoshihide Sugiura
義英 杉浦
Hideki Yoshizawa
英樹 吉沢
Hiromoto Ichiki
宏基 市來
Hideki Kato
英樹 加藤
Kazuo Asakawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概   要〕 積和結果を閾値処理するための非線形関数の有無の選択
可能なニューロンチップによる結合器に関し、 デジタルの重みを用いる利点を損なうことなく、アナロ
グ入出力をそのまま使用することにまりA/D変換器と
D/A変換器とを削減することが可能な適応型線形結合
器を構成することを目的とし、複数のアナログ信号とそ
の各信号毎に重みづけをする複数のデジタル重みデータ
をそれぞれ時分割入力し、その各信号毎の乗算を行う乗
算回路と、前記アナログ信号と前記デジタル重みデータ
の複数の乗算結果の総和を求める積分回路と、該積分回
路から得られる積和結果を閾値処理するための非線形関
数回路とを持つニューロチップにおいて、該非線形関数
回路を用いるか用いないかの選択を行う手段を有し、該
非線形関数回路を用いた場合はニューロンの機能を実現
し、該非線形関数回路を用いない場合は適応型線形結合
器の機能を実現するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数の入力信号とそのそれぞれに対する重み
係数とその積和を求めるアナログチップに係り、さらに
詳しくは、積和結果を閾値処理するための非線形関数の
有無の選択可能なニューロチップによる結合器に関する
近年、コンピュータ技術の進歩によって、高速なデータ
処理が可能になってくるとともに、知的な情報処理のニ
ーズが高まってきている。特に最近注目されている技術
にニューラルネットがある。
そしてニューラルネットの性能を引き出すために必要と
されるニューロンのハードウェア化の実現が待たれてい
る。このニューロンの機能をモデル化した形式ニューロ
ンは、複数の入力信号とそのそれぞれに対する重み係数
との積和を求め非線形関数を通すものであり、その重み
係数を変えることによりその結合特性を可変とするもの
である。
一方、適応型線形結合器は、そのままフィルタとして機
能し、適応型フィルタとして広く用いられている。
(従来の技術〕 第7図は従来の適応型線形結合器の構成図である。同図
において、1はA/D変換器、2はデジタルシグナルプ
ロセッサ(DSP) 、3はD/A変換器である。
従来、適応型線形結合器は、デジタル信号処理技術に基
づいて発展したもので、DSPのデジタル演算によりそ
の機能を実現していた。即ら、デジタル信号の入力と予
めメモリに格納されている各入力に対する重み係数との
積和演算による出力値の計算、及び必要に応じて最急降
下法等のアルゴリズムすなわち、積和演算の結果が目的
関数になるまで重みデータを可変にするという重み係数
の変更の計算をDSPのソフトウェアによる制御で実現
していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
デジタル信号処理による適応型線形結合器は、デジタル
の重みデータを用いるので重みデータの変更が容易であ
るという利点がある。一方、アナログ入出力が要求され
る場合、A/D変換器とD/A変換器が必要となり、コ
ストが上昇し、回路が大規模になってしまうという問題
があった。
本発明は、デジタルの重みを用いる利点を損なうことな
く、アナログ入出力をそのまま使用することによりA/
D変換器とD/A変換器とを削減することが可能な適応
型線形結合器を構成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の原理説明図である。
ニューロチップ6は1つのニューロンの機能をモデル化
したもので、複数のアナログ信号4とその各信号毎に重
みづけをする複数のデジタル重みデータ5をそれぞれ時
分割に入力し、その各信号毎の乗算を行う乗算回路と、
それらの複数の乗算結果の総和を求める積分回路と、そ
の積和結果を閾値処理するための非線形関数回路とを有
する。
そして、非線形回路選択信号7により、該非線形関数回
路を用いるか用いないかの選択を行う手段を有し、該非
線形関数回路を用いた場合はニューロンの機能を実現す
るが、非線形関数回路を用いない場合は適応型線形結合
器の機能を実現するようにする。
〔作   用〕
第1図においてニューロチップ6は、時分割に入力され
るアナログ信号4と該アナログ信号に同期して時分割に
入力されるデジタル重みデータ5との積和演算を行い、
その積和結果またはその積和結果を非線形関数を用いて
変換した値を出力する。
非線形回路選択信号7が非線形関数回路の使用を設定し
ている場合、このニューロチップ6はニューロンの機能
をモデル化した形式ニューロンの処理を実現し、非線形
回路選択信号7が非線形関数回路を使用しないように設
定している場合は、ニューロチップ6はデジタル重みデ
ータ5によって出力の特性が可変となる適応型結合器を
実現する。
〔実  施  例〕
次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明に用いられるニューロンモデルのブロ
ック図である。ニューロンモデルはニューラルネットの
各ノードにあたる処理要素であり、ユニットと呼ばれて
いる。神経回路網、すなわちニューラルネットの場合に
は、ユニットと伝達線とを合わせてニューロン、すなわ
ちユニットと呼び、伝達線とユニットとの結合点をシナ
プス結合と呼ぶこともある。それぞれの結合には重みと
呼ばれる量が付加されている。この重みはユニット間の
相互作用の強さを表すパラメータであって通常W+  
(i=1.2.  ・・+、n)で前段のユニットhか
らユニットiへの結合とその結合の重みの両方をさす。
ネットワークの学習は通常この重みを変化させることで
実現される。ニューラルネットの全ユニットの内部状態
をネットワークの状態というが、各ユニットではXiが
内部活性化レベルと呼ばれる内部状態になっている。
各ユニットiは前段のユニットからの重み付人力を受け
て、その総和を計算し、その値に適当な非線形関数fを
ほどこしたものを出力とする。すなわち、ニューロンモ
デルは第2図に示すように他のニューロンモデル、すな
わち他のユニットからの出力(但し、第2図では「入力
」となる)に対して X、−Σ (入力、、)・W轟十〇 ・・・・・(1)
y、=r  い1)         ・・・・・(2
)の処理を行って出力するものである。
ここで、fは非線形関数、θは閾値である。
ニューラルネットは、このようなユニットをネットワー
ク上に接続したものである。
各ユニットが入力の総和から次の新しい状態、すなわち
出力を決める非線形関数は、シグモイド関数に従うよう
にしている。このシグモイド関数は、入力の総和Xが求
まると として出力y五を求めるものである。このシグモイド関
数は一般に入力が大きいほど状態が1近づき、しかもこ
のグラフの形はθによって変化する。
ニューラルネットにおける学習の方式は種々あり、例え
ば誤り訂正型の方法が使われる。この方式は、ネットワ
ークにある結合の重みのパターンをその時点で与え、も
し、そのパターンが間違っていた場合にはその結合の重
みを修正するという繰り返しによって最終的に正しいパ
ターンを求めるというものである。
すなわち、時刻Tにおけるパターンが入力された場合に
、それに対する最終の出力層にあるユニットの解が、も
し望むべき解でなければ、その誤差を小さくするように
重みWiを変えるようにして学習処理が行われる。この
ような、学習処理においてはネットワークが正解と同じ
結果を出力した場合には、結合は変化させないが、正解
が例えば1であるのにネットワークの出力が0を出した
場合には、ユニットの結合を例えばlだけ増加させ、ネ
ットワークの出力が1になるような方向へ修正していく
ことになる。従って、学習処理においては、重みWiが
任意に可変にできることが極めて重要になる。ネットワ
ークを動作させ、得られた出力と正解とを比較し、その
誤差が小さくなるように結合の重みを修正していくこと
になる。
一方、前記非線形回路制御信号が非線形関数のバイパス
を設定している場合には、可変のデジタル重み係数を持
つアナログ入出力の適応型線形結合器として動作する。
即ち、例えば、ある入力値をある時間差を設けて複数サ
ンプリングしてそれぞれに重みづけをして総和を求めて
出力するという適応型フィルタの動作を実現する。
第3図は、適応型フィルタの構成図である。同図におい
て、8は入力信号、9は遅延回路、10は重みW、と入
力の遅延信号との積を形成する乗算部、11は積の結果
に対して和を形成する加算部、I2は出力信号である。
一般にフィルタは、時間的に連続な信号の特定な周波数
成分を通すもので、このフィルタを実現するのに時間離
散システムを利用することができる。この場合、システ
ムは、微分方程式の代わりに差分方程式で表現される。
nTを離散時間とし、入力信号と出力信号をそれぞれx
 (nT)、y (nT)とすれば、フィルタの入出力
関係は、 によって表現される。この式に含まれている演算は、加
算、乗算、単位時間の遅延である。システムに帰還がな
い、すなわち、bm”0のとき、このフィルタはトラン
スバーサルフィルタ、あるいは非巡回型フィルタ呼ばれ
、これが第3図の構成となる。適応型フィルタの原理は
、このトランスバーサルフィルタにおいて、出力y (
nT)が目的とする期待出力になるように重みデータ(
W、)を可変にするものである。このアルゴリズムには
種々あるが、例えば、最小2乗誤差形アルゴリズムの場
合には、トランスバーサルフィルタの出力y (nT)
と目的関数の2乗平均誤差を評価関数とし、これを最小
にするように重みデータ (W、)を決定することにな
る。この重み決定法は、ニューラルネットの学習処理に
対応するものである。
従って、第2図に示した形式ニューロンモデルにおいて
、非線形関数を用いる閾値処理をしなければ形式ニュー
ロンモデルをそのまま第3図に示した適用型フィルタに
使えることか明らかである。
第4図は本発明の一実施例構成図であり、神経細胞にニ
ューロン)の動作をモデル化したアナログニューロチッ
プのブロック図を示している。同図のニューロチップは
、時分割に入カバソファより入力部Iを経て入力される
アナログ信号と該アナログ信号に同期して時分割に人力
されるデジタル重みデータとの乗算を行う乗算回路■と
、その乗算結果の累計を計算する積分回路■と、その積
分結果を基に出力値を求める非線形関数回路■と、その
非線形関数回路■の出力を外部に出力するための出力バ
ッファ■と、前記非線形関数回路Vを経て出力値を求め
るか積分結果をそのまま出力値とするかを選択するため
の非線形回路バイパス信号を基にバイパス制御を行うア
ナログスイッチ■a、■bとからなる。
このニューロチップは、前記非線形関数回路■をバイパ
スしない時はニューロンの機能をモデル化した形式ニュ
ーロンの処理を実現する。即ち、第2図に示す様な複数
の入力を重みづけして総和を求めて、その総和を閾値関
数を経て出力するという形式ニューロンモデルの処理を
行う。
一方、非線形関数回路■をバイパスした時は可変のデジ
タル重み係数を持つアナログ人出力の適応型線形結合器
として動作する。即ち、第3図に示す様な、ある入力値
をある時間差を設けて複数サンプリングしてそれぞれに
重みづけをして総和を求めて出力するという適応型フィ
ルタの動作を実現する。
第5図は、本発明の積和演算素子を基本とするニューロ
ンのブロック図である。本発明のユニットでは人力部(
■)、掛算部(II) 、加算部(III)、サンプル
/ホールド部(■)、非線形関数部(V)、及び出力部
(Vl)から構成されている。
第6図は、本発明の積和演算素子を基本とするニューロ
ンの詳細図である。
入力部1はオフセントキャンセル部13と、1倍のバッ
ファ14から構成されている。1倍のバッファ14はオ
ペアンプの出力を一端子にフィードバンクし、十端子に
入力電圧を入力することによって構成される。データ入
力はアナログの時分割されたパルス信号である。OCは
オフセントコントロール信号であり、これが1のときア
ナログスイッチ26がオンし、1倍のバッファ14には
、0電圧が強制的に設定される。一方、オフセントコン
トロール信号OCが0のとき、アナログスイッチ26は
オフされ、アナログスイッチの他方25がオンし、デー
タ入力が1倍のバッファ14に入力される。すなわち、
オフセットコントロール信号OCが1である場合には、
ニューロンモデルのユニットには0ボルトが強制的に入
力されて次段の回路のオペアンプの出力に生じるオフセ
ット電圧に対するオフセットのキャンセルの動作を行う
ようにしている。
正負切換回路15は2つの倍数器をカスケード結合して
構成されている。倍数器では入力抵抗(10にΩ)とフ
ィードバック抵抗(10にΩ)によって10/10、す
なわち1倍の電圧の反転したものが形成され、それを1
段だけを通すか、2段を通すかによってアナログ電圧の
符号を決定している。
その制御電圧はデジタル重みデータの符号ビット(SI
GN)であり、この5IGNビツトはMOSスイッチ3
0のゲートに接続されている。符号ビットが1である場
合に入力部■からの入力電圧は第1段目の倍数器で反転
され、さらにスイッチ27もオンしているので後段の倍
数器も通り、結果として正相となる。また符号ビットが
Oである場合には、反転回路28を介して、スイッチ2
9がオンとなる。この時スイッチ27と30はオフして
いるため、入力部■からの入力電圧はスイッチ29を介
して後段のオペアンプ31の一端子に入力される。従っ
て、前段の抵抗32と後段のオペアンプのフィードバッ
クの抵抗33とによって倍数器が形成され、1倍された
形で反転される。
すなわち、符号ビットの正負によって入力部Iの入力が
、正または負の電圧として形成され、これが、興奮性と
抑制性のシナソプス結合に従った電圧となる。正負切換
回路15からの出力は掛算部■の中にあるD/Aコンバ
ータ16のR−2Ri氏抗回路網の34の点に人力され
る。
R−2R方式のD/Aコンバータ16をまず説明する。
MSBからLSBまでのデジタル重みによって内部のス
イッチはオンまたはオフをとる。デジタル値が1である
場合に、電流は右側のスイッチ35を通って、オペアン
プ36の仮想接地点37′に流れ込む。オペアンプ36
の仮想接地点37′は十端子と同じ電圧になるように制
御され、これがグランドであるから仮想的な0ボルトで
ある。スイッチの状態に関わらず、2Rの抵抗には電流
が流れ、デジタル値の値に従ってその2Rに流れる重み
電流が仮想接地点37′の方に流れるかどうかが決定さ
れる。1香石の2Rに流れる電流をiとする。右から2
番目すなわちLSHに対応する2Rは1香石の2Rに係
る電圧を2Rで割った値であるからZRxi÷2Rで1
となる。従って1香石の横方向のRには電流iが流れる
。右から3番目の2Rには2Rxi+Rx2iの電圧が
かかり、これを2Rで割るから21の電流が流れる。以
下同様で左に行くに従って4i、8iとなって2のべき
乗で増える電流になる。この2のべき乗になった重み電
流をオペアンプの方に流すか流さないかを決めているの
がMSBからLSBである。従って、デジタル重みに対
応する電流が2のべき乗の形で仮想接地に入りこみ、オ
ペアンプの人力インピーダンスは無限大であるから、こ
の電流がオペアンプ36の帰還抵抗37に流れる。
従って、D/Aコンバーター6の出力電圧V。uLは入
力電圧をEとすれば、 +・ ・ ・ +2′−1×DI%−1)となる。ここ
で、DoはLSBで、Do−+がMSBであるとする。
すなわち、掛算部■の出力は入力電圧に重みを掛けた値
になっている。その重み係数はMSBからLSBに人力
されるデジタル値で制御されることになる。
次に加算部■において、時分割多重化アナログ信号の各
電圧とデジタル重みデータとの各種を時分割的にキャパ
シタを介して加えることにより積分動作を実行する。そ
して、サンプル/ホールド回路(rV)は、加算結果を
サンプル/ホールドする。
次に加算部■を説明する。加算部■はR,38と帰還キ
ャパシタCアによる積分器である。加算部■の入力部に
は時分割加算制御部17があり、サンプル/ホールド信
号S/H信号が1のとき掛算部Hの出力電圧がオペアン
プの仮想接地点39に入力され、S/H信号がOのとき
反転回路40によりスイッチ41がオンとなって掛算部
■の出力がR7を介してグランドに接続されるので加算
部■の帰還キャパシタCtには加算されないことになる
。今、S/H信号が1のとき、掛算部Hの出力電圧は8
丁を介してオペアンプ39の一端子に入力し、入力電圧
をR?で割った電流が仮想接地を介して帰還キャパシタ
C?の方に入力される。
キャパシタC?を含む積分回路の帰還回路42には4つ
のスイッチを用いてオフセットキャンセル機能が付加さ
れている。今オフセットコントロール信号OCが1にな
ったとすると、スイ、7チ43と44がオンで、45と
46がオフとなる。オフセットコントロールOCは入力
部2にも入力され、これが1である場合にはデータ入力
は強制的には0にされる。この場合、正負切換回路15
及び掛算部■のD/Aコンバーク16を介してもしオフ
セットがなければ、D/Aコンバータ16の出力はOボ
ルトとなる。しかし、オペアンプがあるためにオフセッ
ト電圧が生じ、そのオフセット電圧が加算部OCTに蓄
えられる。オフセットコントロール信号OCがOのとき
には、データインプットに入力電圧が与えられ、それに
対応する掛算部■の出力がR7を介してCアに入力され
る。この場合、前のオフセントコントロール信号が1で
ある場合と違ってC7の+−の極性は逆である。そのた
め、入力信号が人力された時に生じるオフセット電圧は
OCを1にすることにより、CTの極性が変わり、結果
として、オフセットがキャンセルされることになる。本
発明では、このように、キャパシタC!の極性の反転を
用いて等価的にオフセットキャンセル機能を有するよう
に構成されている。なお、スイッチ47はリセット信号
によって制御され、リセット信号が与えられた場合に、
加算部の出力を強制的に0にリセットするものである。
加算部■の出力はサンプル/ホールド回路■の入力とな
る。サンプル/ホールド部■では、サンプル/ホールド
制御信号S/Hourが1である場合に、スイッチ48
を介して加算部■の出力がコンデンサChに蓄えられる
。S/Hour制御信号が1である場合には、反転回路
54′によってスイッチ50の制御信号はOとなり、コ
ンデンサC1の一方の端子はグランドに接地されず、ス
イッチ51がオンになることによりユニットの最終出力
データの信号がそのスイッチ51を介して入力される。
すなわち、その時の最終出力信号がフィードバックされ
てコンデンサChの下側に与えられる。従って、コンデ
ンサC1には、加算部■の出力から最終出力データの値
を引いた電圧が保持される。一方S / Hour制御
信号が0のときには、スイッチ49と50がオンし、コ
ンデンサC1の下側はグランドとなり、結果としてCh
に蓄えられた電圧、すなわち加算部■の出力から最終出
力値を引いた電圧値がスイッチ49を介して1倍のオペ
アンプの+側に入力される。そしてバッファ53を介し
てシグモイド関数の入力となる。また、S / Hou
&制御信号が1のときスイッチ48がオンし、C5には
加算部■の出力値と最終出力値との差の電圧が蓄えられ
ているときには、スイッチ52がオンしている。そのた
めバッファ53には0ボルトが強制的に入力される。こ
の時にシグモイド関数及びオペアンプを介してデータア
ウトにはオフセット電圧が生成される。これがスイッチ
51を介してC1の下側に入力される。従ってS/Ho
ur制御信号がOの時点、すなわちスイッチ49がオン
でスイッチ52がオフである場合には、C1に蓄えられ
た電圧、すなわち(加算部■の出力−オフセット電圧)
がバッファ53とシダモイド関数を介して最終出力にな
るが、オフセットコントロール信号oCが1になると、
この時に生成されるオフセット電圧もΔVであるから結
果としてオフセット電圧がキャンセルされることになる
シグモイド関数を生成するシグモイド回路18を有する
非線形関数部(V)は非線形回路選択制御部があり、S
e151g信号を1にするとスイッチ55がオンし、シ
グモイド関数の出力が次段に入力される。しかし、Se
151g信号がOの時には反転回路57を介してスイッ
チ58の制御信号が1となってそれがオンし、シグモイ
ド関数の出力はカットされる。すなわちSe151g信
号がOの時には、サンプル/ホールドの出力電圧がシグ
モイド関数を介さずに直接オペアンプ5Gに入力される
。オペアンプ56は本質的には出力を一端子に直接帰還
する1倍のオペアンプでバッファの働きをする。すなわ
ち出力インピーダンスを0にするバッファとなる。
一方、非線形回路関数Vをバイパスした時は可変のデジ
タル重み係数を持つアナログ入出力の適応型線形結合器
として動作する。即ち、第3図に示す様な、ある入力値
をある時間差を設けて複数サンプリングしてそれぞれに
重みっけをして総和を求めて出力とするという適応型フ
ィルタの動作を実現する。
出力部■には時分割アナログ出力部24と出力制御部2
3が接続されている。CS、、、が1のときにはスイッ
チ59がオンで、スイッチ61もオンであるため、最終
出力値が一端子にフィードバックされて、1倍のオペア
ンプとして働く。それと同時に最終出力値がサンプル/
ホールド部■にフィードバックされる。一方、CS、、
がOのときスイッチ60がオンになり、スイッチ61が
オフになる。すなわちバッファ56の出力はデータアウ
ト線には出力されないことになる。しかし、スイッチ6
0がオンすることによって1倍のバッファを形成するよ
うにしているため問題なく実行される。出力部■は出力
制御入力信号C8!fiによって出力パルス電圧を伝達
するかどうかを決める回路である。このC3ifiをデ
イレイ回路62を介してC8,、utとして出力し、他
のニューロンに対する出力アナログ信号の時間タイミン
グを決定することになる。そして、このデイレイ回路6
2の遅延量は、1つのニューロンの少な(とも処理時間
以上とする。このため、本発明では出力部■からのアナ
ログ信号は時分割で伝送されるため、他のニューロンか
らのアナログ信号と競合しない。デイレイ回路62は例
えば所望段数めD−FFで構成すればよい。
このように、本発明のニューロンプロセッサは、入力部
より入力される時分割のアナログデータを掛算部(II
)で重みデータと入力データの積が計算され、次段の加
算部(III)で加算される。従ってユニットの内部活
性化レベル((1)弐)が求められる。そして、次段の
データメモリのためのサンプル/ホールド部(IV)を
介して、出力部(1から演算結果が時分割出力される。
そして、このニューロンプロセッサに入力されるデータ
(DATA−INPUT)は、D1→Dt−e [) 
、と時分割に入力される。D、が入力されると同時に重
みのデータ(Wデータ)も入力され、プロセッサ内部で
前記の処理((1)式)が行われる。
次に入力されるDz、DsについてもD2に対する重み
データW z 、D xに対する重みW、がプロセッサ
に入力されて積和(D r x w +  + D 2
 x w z+D3 xw、)の処理が内部で行われる
。このとき、Dr 、Dz 、Drは、フィルタでは、
入力の遅延したものとなる。そして、さらに閾値関数の
処理部を介さずに出力される。
以上でニューロン内の演算は終了し、連鎖出力制御信号
CS、、の入力によって、結果を出力し、出力処理の完
了後に連鎖出力制御信号C3ouLを出力する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によればアナログ入出力を
行うことにより、A/D変換器とD/A変換器とを不要
とし、デジタルの重みデータを用いることにより、重み
データの変更の容易性を持つような適応型線形結合器が
実現可能となり、さらに適応型線形結合器の小型化を実
現出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理説明図、 第2図は、本発明に用いられるニューロンモデルのブロ
ック図、 第3図は、適応型フィルタの構成図、 第4図は、本発明の一実施例構成図、 第5図は、本発明の積和演算素子を基本とするニューロ
ンのブロック図、 第6図は、本発明の積和演算素子を基本とするニューロ
ンの詳細図 第7図は、従来の適応型線形結合器の構成図である。 ・アナログ信号、 ・重みデータ、 ・ニューロチップ、 ・非線形回路選択信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)複数のアナログ信号(4)とその各信号毎に重みづ
    けをする複数のデジタル重みデータ(5)をそれぞれ時
    分割入力し、その各信号毎の乗算を行う乗算回路と、前
    記アナログ信号と前記デジタル重みデータの複数の乗算
    結果の総和を求める積分回路と、該積分回路から得られ
    る積和結果を閾値処理するための非線形関数回路とを持
    つニューロチップ(6)において、 該非線形関数回路を用いるか用いないかの選択を行う手
    段(7)を有し、該非線形関数回路を用いた場合はニュ
    ーロンの機能を実現し、該非線形関数回路を用いない場
    合は適応型線形結合器の機能を実現することを特徴とす
    るニューロチップによる結合器。 2)前記結合器は線形結合器であることを特徴とする請
    求項1記載のニューロチップによる結合器。 3)前記結合器は出力を目的とする期待値との誤差が小
    さくなるように重みデータを可変にする適応型結合器を
    構成することを特徴とする請求項1記載のニューロチッ
    プによる結合器。 4)複数のアナログ信号(4)とその各信号毎に重みづ
    けをする複数のデジタル重みデータ (5)をそれぞれ
    時分割入力し、その各信号毎の乗算を行う乗算回路と、
    前記アナログ信号と前記デジタル重みデータの複数の乗
    算結果の総和を求める積分回路とからなり、前記重みデ
    ータ(5)を変えることにより特性を可変とすることを
    特徴とする適応型フィルタ。
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