JPH026427Y2 - - Google Patents

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JPH026427Y2
JPH026427Y2 JP1983017162U JP1716283U JPH026427Y2 JP H026427 Y2 JPH026427 Y2 JP H026427Y2 JP 1983017162 U JP1983017162 U JP 1983017162U JP 1716283 U JP1716283 U JP 1716283U JP H026427 Y2 JPH026427 Y2 JP H026427Y2
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JP
Japan
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mode
exposure control
switch
shooting
logic circuit
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JP1983017162U
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
カメラの撮影モードとして自動露出制御(シヤ
ツター優先式、絞り優先式、プログラム式の自動
露出等)及びマニユアル露出制御のモードがあ
る。本考案は上記自動露出制御及びマニユアル露
出制御のモードのいずれかを選択して設定できる
カメラの撮影モード設定装置に関するものであ
る。 従来この種のカメラにおいて上記自動露出制御
及びマニユアル露出制御のモードのいずれかを選
択して設定できる撮影モード選択部が独立して2
つあり、それぞれの撮影モード選択部で1つの撮
影モードが設定できるものが知られている。その
うち一方の撮影モード選択部は撮影者が撮影毎に
操作し使用する撮影モードを選択し設定するもの
であり、また他方の撮影モード選択部は撮影者の
好みによる撮影モードを選択しその撮影モードで
写せば大体満足な結果が得られるという撮影モー
ドを予じめ選択し設定しておくものである。上述
の2つの撮影モード選択部において前者で設定さ
れる撮影モードが通常撮影モードと称され、後者
で設定される撮影モードが常用撮影モードと称さ
れている。そして、このカメラにおいては切換操
作部材が通常撮影モードと常用撮影モードとの切
換えを行うものである。そして、この従来の装置
においては切換操作部材を操作することにより通
常撮影モードの自動露出制御モードから常用撮影
モードの自動露出制御モードへの切換えが可能で
あつた。例えば、絞り値及びシヤツタータイムを
設定する各操作部が通常及び常用撮影モードで共
用されるカメラにおいて、通常撮影モードが絞り
優先式自動露出制御モードであり、常用撮影モー
ドがシヤツター優先式自動露出制御モードであつ
た場合を例にとる。撮影者は被写体の被写界深度
に重点を置き撮影する場合、通常撮影モードを絞
り優先式自動露出制御モードに選択設定する。そ
して、撮影者がシヤツターレリーズ直前に切換操
作部材の誤操作あるいは意図的な操作でシヤツタ
ー優先式自動露出制御モードに切換わつたとする
と、その切換わつた時点においてすでに通常撮影
モードで絞り環により設定しておいた絞り値が、
シヤツター優先の適正露出となる絞り値まで絞り
込まれていない場合に不適正な露出撮影となつて
しまう。したがつて、シヤツター優先式自動露出
制御モードに切換えて撮影する場合には撮影者が
すくなくとも最少絞り値になるよう絞り環を操作
しなければならない、またさらに撮影者の撮影意
図によるシヤツタータイムの選択においてはシヤ
ツターダイヤルを操作しなければならない。以上
のような絞り環、シヤツターダイヤルの操作を撮
影者がシヤツターレリーズ直前に行なわなければ
ならないという欠点があつた。 本考案は上述した常用撮影モードの代りに一瞬
のシヤツターチヤンスを逃さないような早急な撮
影に使用され常用撮影モードと同様に予じめ設定
しておくことができる緊急撮影モードを設け、こ
の緊急撮影モードと上述した通常撮影モードとの
切換えを行うものである。 本考案は通常撮影モードと緊急撮影モードとの
切換えにおいて上述したような欠点を解決し、撮
影者が絞り環やシヤツターダイヤル等の煩雑な操
作を行なうことなく、また一瞬のシヤツターチヤ
ンスを逃さないよう構成されたカメラの撮影モー
ド設定装置を提供することを目的とする。 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。第1図は本考案の第1実施例であり、カ
メラの撮影モード設定装置の電気回路図を示して
いる。第1図に示す通常撮影モード選択部1は不
図示のカメラボデイーに突出した操作部材により
3つの自動露出制御モード(以下、AEモードと
略す)とマニユアル露出制御モード(以下、Mモ
ードと略す)とを選択できる2ビツトのグレイ・
コード板である。その3つのAEモードとはプロ
グラムAEモード(Pモード)、絞り優先AEモー
ド(Aモード)、シヤツター速度優先AEモード
(Sモード)のことである。緊急撮影モード手段
2は3つのAEモードのうち不図示のカメラボデ
イーに突出した操作部材によりいずれか1つの
AEモードが選択できる。切換スイツチ3(切換
手段)は緊急撮影モード手段2と結線され、押ボ
タン式スイツチである。論理回路4及び論理回路
5は通常撮影モード部1及び緊急撮影モード手段
2から電気信号が入力され論理回路4が露出モー
ド判別部6に出力する。モード設定部は論理回路
4と論理回路5とから構成されている。露出モー
ド判別部6は(U′,V′)信号を受け何のモード
であるか判別する。露出制御部7は露出モード判
別部6に基づいて露出演算等を行いカメラのリタ
ーンミラー、シヤツターユニツト等の動作を制御
し、露出制御を行うよう構成されている。グレ
イ・コード板8は不図示のシヤツター・ダイヤル
に連動しシヤツター速度を決定する。また、その
シヤツター速度の信号は、露出モード判別部6が
Sモード及びMモードを判別したときのみ露出制
御部7に信号を伝える。 以下、第1実施例の動作を説明する。撮影者が
通常の撮影時に撮影モードを選択する際、通常撮
影モード選択部1の2ビツトの(U,V)信号を
例えば下に表わす表1に基づいて設定する。
【表】 始めに通常撮影モード部1の2ビツトの(U,
V)信号をMモードである(U,V)=(H,L)
に設定し、撮影者がマニユアル露出制御の撮影を
行うときの動作を説明する。緊急撮影モード手段
2は第1図に示すようあらかじめSモードに設定
してあるとする。この状態において切換スイツチ
3はOFFとなつているとする。この時、論理回
路5のORゲート13,14,15は切換スイツ
チ3がOFFであるので緊急撮影モード2の(P,
A,S)=(H,H,H)を受けて全てHを出力し
ている。この為、論理回路4には(U,V)=
(H,L)と論理回路5の出力のHとが入力し、
そしてANDゲート9,11はH,Lを出力し、
つづいてORゲート10,12はH,Lを出力す
る。すなわち、論理回路4の出力は(U′,V′)=
(U,V)となりMモードに維持されることにな
る。その2ビツトの(U′,V′)信号が露出モー
ド判別部6に入力し、Mモードであると判別され
る。そして、グレイコード板8で設定されたシヤ
ツター速度値が不図示の絞り環によつて設定され
た絞り値とともに露出制御部7に入力され、露出
制御部7はその値に基づいて絞りを絞り込み、リ
ターンミラーを作動し、シヤツター幕を走行しカ
メラのマニユアル露出制御を行う。この様なMモ
ードでの撮影中、被写体に突発的変化が生じた
時、一瞬のシヤツターチヤンスを逃さぬために
AEモードでの撮影が必要となる。あるいは、こ
の様な緊急時以外のマニユアル撮影時においても
バツクアツプ用としてAEモード撮影が行なわれ
る事がしばしばある。その際、フアインダーから
目を離すことなく前述のごとく緊急撮影モード手
段2によりあらかじめ設定されたAEモードでの
迅速な撮影が可能である。そのMモードからAE
モードに切換るスイツチが切換スイツチ3であ
る。この切換スイツチ3を不図示の押ボタン式ス
イツチを押し込むことにより前記OFFの状態か
らONの状態に切換え、緊急の撮影時に対応可能
にセツトする。上述のように切換スイツチ3を
ONにした際はすでに緊急撮影モード手段2がS
モードに設定されており、また通常撮影モード選
択部1がMモードすなわち(U,V)=(H,L)
に設定されているので論理回路5のORゲート1
3,14,15の出力がH,H,Lとなる。その
論理回路5の出力と通常撮影モード選択部1の
(U,V)=(H,L)とを受ける論理回路4の
ORゲート10,12の出力は(U′,V′)=(H,
H)となる。したがつて、緊急撮影モード手段2
で設定されたSモードに切換わる。そのSモード
の(U′,V′)信号が露出モード判別部6に入力
し、それに伴ないグレイ・コード板8で設定され
たシヤツター速度値が露出制御部7に入り、その
制御部7がシヤツター優先となり時々刻々と変化
する被写体輝度情報に基づいて露出演算を行い適
正露出を得る絞り値を求める。そして、露出制御
部7によりカメラの露出動作(すなわち絞りを絞
り込み、シヤツター幕を走行し)が適正露出値に
基づいて行なわれる。その際、緊急撮影モード手
段2がPモード、Aモードであつたとしても上述
したのと同様に通常撮影モード選択部1がMモー
ドであれば切換スイツチ3をONすることにより
MモードからPモードあるいはAモードに切換わ
る。よつて、撮影者がマニユアル撮影時に緊急の
撮影をしたいときには切換スイツチ3をONする
ことで自動露出制御の撮影モードに切換えること
ができる。 次に、通常撮影モード選択部1の2ビツトの
(U,V)信号をAEモードのうちPモードである
(U,V)=(L,L)に設定し、撮影者が自動露
出制御の撮影を行うときの動作を説明する。この
際、緊急撮影モード手段2は第1図でAモードに
設定したとする。この状態において切換スイツチ
3はOFFであるとする。この時、論理回路5の
ORゲート13,14,15は切換スイツチ3が
OFFであるので全てHを出力している。この為、
通常撮影モード選択部1の(U,V)=(L,L)
と論理回路5の出力のHとが論理回路4に入力し
て、その回路4のANDゲート9,11がL,L
を出力し、つづいてORゲート10,12が
(U′,V′)=(L,L)を出力する。したがつて、
論理回路4の出力は(U′,V′)=(U,V)とな
りPモードに維持される。その2ビツトの(U′,
V′)信号が露出モード判別部6に入力し、Pモ
ードであると判定され、グレイ・コード板8で設
定されているシヤツター速度の信号をカツトし、
Pモードの信号だけが露出制御部7に入力されプ
ログラムされたシヤツター速度及び絞り値によつ
てカメラを制御する。このようにして撮影者はプ
ログラム露出制御の撮影ができる。その際、撮影
者が誤つて切換スイツチ3を前記OFFの状態か
らONの状態に切換えてしまつたとする。この切
換スイツチ3がONになると緊急撮影モード手段
2にて設定されたAモードの出力と通常撮影モー
ド選択部1の(U,V)=(L,L)信号とが論理
回路5に入力する。論理回路5のORゲート1
3,14,15に入力する(U,V)=(L,L)
信号に注目すると+V=Hとなるので、その回
路5の出力は全てHとなる。この為、通常撮影モ
ード選択部1の(U,V)=(L,L)と論理回路
5の3出力のHとが論理回路4に入力するとその
出力は前述したのと同様に(U′,V′)=(L,L)
となる。よつて、論理回路4の出力は(U′,V′)
=(U,V)となりPモードに維持される。した
がつて、通常撮影モード選択部1がAEモードの
うちPモードのときは、切換スイツチ3がON,
OFFされても緊急撮影モード手段2に設定され
たAモードに切換わることはない。上述と同様に
通常撮影モード選択部1がPモード以外のAEモ
ードのAモード及びSモードならば論理回路5の
ORゲートの2つの入力端子に(U,V)=(L,
H)あるいは(H,H)信号が入力され、Pモー
ドのときと同様に+V=Hとなり論理回路5の
3出力は全てHとなる。よつて、切換スイツチ3
のON,OFFに回路5の3出力は影響されない。
この為、通常撮影モード選択部1の上記で選択さ
れたAEモードの(U,V)=(L,H)あるいは
(H,H)信号と論理回路5の3出力の(H)と
が論理回路4に入力するとその出力は(U′,V′)
=(L,H)あるいは(H,H)となる。よつて、
論理回路4の出力は(U′,V′)=(U,V)とな
り上記のAEモードに維持される。すなわち、通
常撮影モード選択部1により設定される通常モー
ドがAEモードであつたなら切換スイツチ3を
ON,OFFしたとしても緊急撮影モード手段2で
設定される緊急モードのAEモードに影響される
ことはない。よつて、通常撮影モード選択部1の
(U,V)信号が論理回路4を素通りして(U,
V)=(U′,V′)となり、論理回路5が通常モー
ドのAEモードから緊急モードのAEモードへ切換
わるのを阻止する。 したがつて、第1実施例では論理回路4,5す
なわちモード設定部が通常撮影モード選択部1と
緊急撮影モード手段2とからの2つの撮影モード
信号(通常モード及び緊急モード)を受けて、そ
のうち1つの撮影モード信号を出力するような判
断機能を有している。その判断機能とは通常撮影
モード選択部1のMモードのときのみ、モード設
定部が切換スイツチ3のONにより緊急撮影モー
ド手段2に設定されたAEモードに切換わりを許
容し、また、通常撮影モード選択部1のAEモー
ドから緊急撮影モード手段2の設定されたAEモ
ードに切換スイツチ3がONされてもモード設定
部が切換わりを阻止するものである。そのような
機能を持つたモード設定部を備えていることによ
り、撮影者がマニユアル撮影から時々刻々と変化
する撮影情報に基づいて適正露出が得られる自動
露出撮影にワンタツチで切換えができ、自動露出
撮影から自動露出撮影への切換わりが阻止され、
再度、露出演算させるようなむだを防ぐことがで
きる。また、モード設定部で通常モード及び緊急
モードの信号を受け、そして(U′,V′)信号を
発してカメラの露出制御を行なつているので従来
のように通常撮影及び緊急撮影で使われる撮影情
報(例えば、撮影モード、シヤツター速度、絞り
値等)を露出制御部に入力するためのそれぞれ独
立した電気回路を持つ必要がないので構成が大幅
に簡単になり電気的故障の原因が少なくなつてい
る。 次に、本考案の第2実施例を第2図及び第3図
を用いて説明する。第2実施例で使われている部
品番号と第1実施例の部品番号とが同一構成であ
る。ここで、第1実施例と第2実施例との異なる
所は、電気回路16,19を第1図の構成中に加
えたことである。第2図に示す論理回路16は通
常撮影モード選択部1及び切換スイツチ3と露出
制御部7との間に結線されている。論理回路19
は緊急撮影モード手段2と切換スイツチ3との間
に結線されている。切換手段は切換スイツチ3と
論理回路19とから構成されている。第1論理回
路は論理回路4及び論理回路5で構成され、そし
て第2論理回路は論理回路16で構成されてい
る。モード設定部は上述の第1及び第2論理回路
より構成されている。 以下、第2実施例の動作を説明する。前にも第
1実施例で説明しているので論理回路16及び1
9が加わつたことによつて異なるところを説明す
る。始めに通常撮影モード選択部1の2ビツトの
(U,V)信号をMモードである(U,V)=(H,
L)に設定し、撮影者がマニユアル露出制御の撮
影を行うときの動作を説明する。論理回路19は
第3図において詳述するのでここでは切換スイツ
チ3の信号を素通しすることにする。論理回路1
6のANDゲート17は通常撮影モード選択部1
の(U,V)=(H,L)信号を受けてHを出力し
ている。ORゲート18は前記ANDゲート17の
出力信号Hが入力することにより、切換スイツチ
3と結線された別の入力端子にどんな信号を受け
てもHを出力する。その論理回路16の出力信号
(以下、X信号と略す)は露出制御部7により適
正露出値を記憶するメモリーロツクを行うか否か
制御している。そのX信号がHであればカメラの
露出制御は通常どおり(U′,V′)信号に基づい
て露出制御部7によつて行なわれる。前述した第
1実施例と同様に切換スイツチ3をONすること
により緊急モードのAEモード(ここでは、Pモ
ード)に切換わる。 次に、通常撮影モード選択部1の2ビツトの
(U,V)信号をAEモードのうちSモードである
(U,V)=(H,H)に設定し、撮影者が自動露
出制御の撮影を行うときの動作を説明する。論理
回路16のANDゲート17は通常撮影モード選
択部1の(U,V)=(H,H)信号を受けてLを
出力している。その信号Lが入力するORゲート
18は別の入力端子から切換スイツチ3の信号を
受けるのでそのスイツチ3の信号によりX信号が
HかそれともLかが決定する。切換スイツチ3が
OFFのきX信号はHを出力し、また切換スイツ
チ3がONのときX信号はLを出力する。X信号
がHの場合は前述どおりカメラの露出制御が行な
われる。X信号がLの場合は露出制御部7で得ら
れた適正露出値をメモリーロツクし、その値に基
づいてレリーズ動作により露出制御が行なわれ
る。通常撮影モード選択部1がPモード、Aモー
ドであつても上述の動作と同様である。従つて、
切換スイツチ3は通常モードがMモード時には緊
急モードのAEモードへの切換スイツチとして、
又、通常モードがAEモード時にはそのAEでのメ
モリーロツクへの切換スイツチとして機能してい
る。 ここで、論理回路19を第3図を用いて説明す
る。通常撮影モード選択部1をMモードとして撮
影中に撮影者が緊急の撮影を必要としたときに切
換スイツチ3をONにして緊急モード(例えば、
Pモードとして)へ切換える。その際、切換スイ
ツチ3の形態として2つの型のスイツチが考えら
れる。第1のスイツチは撮影者が始めの押上げ操
作によりスイツチをONして指を離し、新たに次
の押下げ操作によりスイツチをOFFするもので
ある。第2のスイツチは撮影者が始めの押下げ操
作によりスイツチをONしてつづいて指を離した
時にOFF(いわゆる、モーメンタリースイツチ)
するものである。切換スイツチが第1のスイツチ
型の場合には緊急撮影時にONして撮影後にOFF
すればよいが、切換スイツチに2つの機能させる
時には第2のスイツチ型が好ましい。しかしなが
ら、この第2のスイツチ型を第2図の例で使用す
る場合、緊急モードのAEモード撮影時には露出
制御完了まで切換スイツチ3をONさせておく必
要があり、露出制御中でOFFにしてしまうと再
度、Mモードに復帰してしまい不都合を生じる。
その不都合を避けるため、緊急モードのAEモー
ドで撮影中に切換スイツチ3を離してもその露出
制御が完了するまではスイツチ3をONにしてお
く必要がある。この為電気回路が第3図に示す論
理回路19である。露出制御スイツチ20はカメ
ラのリターンミラーの動作開始でON、動作終了
でOFFとなる構成となつている。緊急の撮影前
は切換スイツチ3、スイツチ20は共にOFF、
又、フリツプフロツプ21もリセツト状態である
のでNORゲート27の出力端子K(K信号)はH
であり、第1図で切換スイツチ3がOFFのとき
と同様な状態となつている。今、撮影者がマニユ
アル撮影に設定し、シヤツターレリーズする前の
状態では露出制御スイツチ20はOFFであり、
そしてまた切換スイツチ3もOFFである。この
時、フリツプ・フロツプ21もリセツト状態であ
るのでNORゲート27のK信号はHであり、撮
影モードは通常モードのMモードのまま維持され
る。そして、撮影者が緊急撮影時に切換スイツチ
3をONとするとK信号がLとなり緊急モードの
Pモードに切換わる。そして、その直後、撮影者
がカメラのレリーズボタンを押圧して露出制御が
始まり、リターン・ミラーの動作開始に伴つて露
出制御スイツチ20がONされる。そうすると、
ア○の位置ではHとなるがCRの遅延回路のため所
定時間イ○の位置で前の状態のLを保ち、フリツプ
フロツプ21のがHからLに反転するまでOR
ゲート26の出力をHに保つている。そして、上
記所定時間の経過後にイ○はHに変わり、それとほ
とんど同時にもLに反転するためORゲート2
6の出力はHを維持している状態となる。すなわ
ち、露出制御スイツチ20をONにしたとき
ANDゲート25の出力がHとなるためフリツ
プ・フロツプ21がセツト状態となりQからHを
出力する。よつて緊急AEモードでの露出制御が
開始されると、切換スイツチ3が露出制御中に
OFFとなつてもフリツプフロツプ21のQはH
を維持しているのでNORゲート27の出力であ
るK信号はLのままである。そのために緊急モー
ドのPモードは維持され、カメラのリターンミラ
ーの動作終了に伴う露出制御スイツチ20が
OFFされるまで撮影モードは変わらない。 したがつて、第2実施例では通常撮影モード選
択部1及び切換スイツチ3と露出制御部7との間
に論理回路16を結線したことにより、通常撮影
モード選択部1をMモードとしたときは第1実施
例と同様に切換スイツチ3を操作しONすること
で緊急モードのAEモードに従つて撮影でき、ま
たAEモードとしたときは論理回路16のX信号
により露出制御部7でメモリーロツクを行なわせ
ることができる。よつて、第2論理回路である回
路16により切換スイツチ3が通常撮影モード選
択部1の設定したモードによつて2つの機能を有
する。更に、論理回路19は通常撮影モード選択
部1がMモード時に切換スイツチ3をONとして
緊急モードのAEモードに切換え、その直後、切
換スイツチ3をOFFとしてもそのカメラの撮影
動作が完了するまでは緊急モードを維持する機能
を有している。また、緊急モードを使用中は第2
図のK信号を用いて不図示の表示手段により表示
を行うことも可能である。 次に、本考案の第3実施例を第4図及び第5図
を用いて説明する。第3実施例で使われている部
品番号と第2実施例の部品番号とが同一の場合は
同一構成である。ここで、第2実施例と第3実施
例との異なる所は論理回路16を論理回路28
に、切換スイツチ3を切換スイツチ29に変えた
ことである。第4図に示す論理回路28(第2論
理回路)は通常撮影モード選択部1及び切換スイ
ツチ29と露出制御部7との間に結線されてい
る。切換スイツチ29(切換手段)は第5図で示
す様にスイツチ30,31により構成され、後述
のごとく通常撮影モード選択部1がAEモードに
設定されていたならばスイツチ30のみON,
OFF可能であり、スイツチ31はOFF状態が保
たれたままである。また、通常撮影モード選択部
1がMモードに設定されていたならばスイツチ3
0,31は共にON,OFF可能となるよう構成さ
れている。始めに通常撮影モード選択部1がAE
モードのうちのSモードに設定された場合につい
て説明する。通常モードのSモードのときは
(U,V)=(H,H)を出力し、論理回路28の
ANDゲート17に入力する。そのANDゲート1
7の出力はLに決まり、ORゲート18の入力端
子1方に入力する。またORゲート18の他方の
入力端子は切換スイツチ29のスイツチ30に結
線されているのでX信号がそのスイツチ30の
ON,OFFによつて決定される。スイツチ30が
OFFの状態ではX信号がHであり、その結果、
通常モードSモードで露出制御が通常どおり行な
われ撮影を完了する。また、スイツチ30がON
の状態ではX信号がLを出力し、その結果、通常
モードのSモードで露出制御が通常どおり行なわ
れるが適正露出値を露出制御部7で記憶させ(す
なわち、メモリーロツク)、その露出値で撮影が
行なえる。 次に、通常撮影モード選択部1がMモードに設
定された場合について説明する。通常モードのM
モードのときは(U,V)=(H,L)を出力し、
論理回路28のANDゲート17にスイツチ31
のOFF状態のHと共に入力する。そのANDゲー
ト17の出力はHであり、ORゲート18の出力
はHになる。このとき、切換スイツチ29のスイ
ツチ30をONにすると通常モードのMモードを
緊急モードのPモードに変換させ緊急の撮影を行
う。その際、その緊急モードのPモードでメモリ
ー・ロツクを行ないたいときには、スイツチ30
につづいてスイツチ31をONにすればよく、そ
うするとANDゲート17の出力がLに反転し、
ORゲート18の出力もLとなる。よつて、X信
号がLとなるので露出制御部7で適正露出値が記
憶される。すなわち、通常撮影モード選択部1が
Mモードの場合は、緊急撮影モード手段2により
設定されたAEモードに切換スイツチ29のスイ
ツチ30をONにすることにより切換わりAEモ
ードの撮影が行なえ、更に、スイツチ31をON
することによりメモリーロツクができる構成とな
つている。ここで第4図に示される切換スイツチ
(切換手段)29を第5図を用いて詳述する。第
5図aは兼用スイツチに使用する二作動型スイツ
チの一例であり、第1図bはaを記号化したもの
である。第5図aに示す切換ボタン32はカメラ
ボデイー外部に突出している。切換ボタン32は
不図示のボデイーの地板に固定されたガイドピン
34,35にその長孔32aが嵌合し図上の上下
方向に動作可能であり、その側面にブレード部3
3とその先端に絶縁部材36とを備えている。そ
の切換ボタン32の移動方向上に板ばね製電極3
7,38,39が設置され絶縁部材36による押
圧が可能となつている。板ばね製電極37は第4
図に示す論理回路19と論理回路28とに結線さ
れ、板ばね製電極38はアースされ、そして板ば
ね製電極39は論理回路28に結線されている。
そしてスイツチ30は板ばね製電極37と38と
で構成され、スイツチ31は板ばね製電極38と
39とで構成されている。ストツパー40は不図
示のボデイーの地板に固定されたガイドピン4
1,42にその長孔40Cが嵌合し図上の左右方
向に動作可能であり、第1係止部40aと第2係
止部40bとを備えている。第4図の通常撮影モ
ード選択部1に連動した不図示の部材によりAE
モード時にはE位置、即ち実線位置に、又、Mモ
ード時にはF位置、即ち点線位置にストツパー4
0が移動する。 次に切換ボタン32の動作を説明する。第4図
の通常撮影モード選択部1がAEモードに設定さ
れている場合はストツパー40はE位置にある。
この状態で切換ボタン32を押下げるとストツパ
ー40の第1係止部40aとブレード部33とが
当接し、押下げが禁止され、板ばね製電極37と
板ばね製電極38とが当接して導通状態を保つ。
第4図の通常撮影モード選択部1がMモードに設
定されている場合はストツパー40はF位置にあ
る。この状態で切換ボタン32を押下げると板ば
ね製電極37,38が接し、ストツパー40がF
位置に逃げているので更に押下げができ板ばね製
電極37,38,39が全て接し導通し、ブレー
ド部33と第2係止部40bとが当接し押下げを
禁止する。この動作を第5図bを用いて説明す
る。通常モードがAEモードのときは第1ストロ
ークでスイツチ30がONとなり、また通常モー
ドがMモードのときは第1ストロークでスイツチ
30がONとなり、更に第2ストロークでスイツ
チ31がONとなる。 したがつて、第3実施例では二作動型スイツチ
(切換ボタン32)を用いたことにより通常撮影
モード選択部1がMモードの場合、第1ストロー
クで緊急撮影モード手段2で決定したAEモード
に切換わり、更に押下げる第2ストロークにより
緊急モードのAEモードの状態でメモリーロツク
が可能である。よつて、第2論理回路(論理回路
28)が切換スイツチ29の信号と通常撮影モー
ド選択部1の(U,V)信号とを受けてX信号を
発して露出制御部7を制御している。すなわち、
通常モードがMモードであつたなら1つの切換ボ
タン32により緊急モードのAEモードに切換え
ができ、更にメモリーロツクもできるという効果
がある。 次に、本考案の第4実施例を第6図に基づいて
説明する。この第4実施例で使われている部品番
号と第1実施例で使われている部品番号とが同一
の場合には同一構成であるとする。この第4実施
例と第1実施例との違いは4ビツトのグレイコー
ド板から成る通常撮影モード選択部1′でもつて
マニユアル露出制御撮影時のシヤツター速度値が
設定でき、また通常撮影モード選択部1′と不図
示の連動部材で連結されている連動スイツチ44
が第1実施例で示す論理回路5と同様な機能を備
えていることである。また、緊急撮影モード手段
2′は常時、Aモード(絞り優先AE)に設定さ
れ、カメラ内に設置されている。連動スイツチ4
4は通常撮影モード選択部1′で選択設定された
モードによつてそのスイツチ44のON,OFFが
決定される。すなわち、通常撮影モード選択部
1′が不図示の操作部材(シヤツター・ダイヤル)
によりいずれかのAEモードに設定された場合は
その操作部材に連動する連動部材が連動スイツチ
44をOFF側に動かす。また、通常撮影モード
選択部1′がMモードに設定された場合は、上述
したのと同様に動かされ連動スイツチ44がON
となる。第6図に示す通常撮影モード選択部1′
はSモード(シヤツター優先AE)の撮影機能を
備えていない。したがつて、通常撮影モード選択
部1′はPモード、Aモード、そしてMモードを
例えばそれぞれ(W,X,Y,Z)信号により下
に示す表2に基づいて設定できる。
【表】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シヤツタ速度値及び絞り値を共に手動で設定
    するマニユアル露出制御モードと、シヤツタ速
    度値及び絞り値の少なくとも一方を適正露出を
    得る値に自動的に制御する第1の自動露出制御
    モードとを有するカメラにおいて、 前記マニユアル露出制御モードと前記第1の
    自動露出制御モードのうちから、いずれか一方
    の露出制御モードを設定する第1のモード設定
    手段と、 シヤツタ速度値及び絞り値の少なくとも一方
    を適正露出を得る値に自動的に制御する、前記
    第1の自動露出制御モードとは異なる第2の自
    動露出制御モードを設定する第2のモード設定
    手段と、 前記第1のモード設定手段により1つの露出
    制御モードが設定されているにも拘わらず、該
    第1のモード設定手段にて設定した露出制御モ
    ードを、前記第2のモード設定手段にて設定し
    た露出制御モードに変更する為に緊急的に操作
    される手動操作部材と、 該手動操作部材が操作された時に、前記第1
    のモード設定手段にて設定したマニユアル露出
    制御モードから前記第2のモード設定手段にて
    設定した第2の自動露出制御モードへの変更を
    許容する一方、前記第1のモード設定手段にて
    設定した第1の自動露出制御モードから前記第
    2のモード設定手段にて設定した第2の自動露
    出制御モードへの変更を阻止する制御手段と を備えたことを特徴とするカメラの撮影モード
    設定装置。 2 前記手動操作部材は、手動操作されない時に
    とる初期位置と、該初期位置から変位し、前記
    第1のモード設定手段で設定した露出制御モー
    ドを前記第2のモード設定手段で設定した自動
    露出制御モードに変更する第1の操作位置と、
    該第1の操作位置からに更に変位し、自動露出
    制御モードでの適正露出値をメモリーロツクす
    る第2の操作位置とに変位可能であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の撮影モード設定装置。
JP1983017162U 1982-07-20 1983-02-08 カメラの撮影モ−ド設定装置 Granted JPS59123840U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983017162U JPS59123840U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 カメラの撮影モ−ド設定装置
US06/513,406 US4497564A (en) 1982-07-20 1983-07-14 Exposure mode setting device in an exposure control apparatus of a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983017162U JPS59123840U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 カメラの撮影モ−ド設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59123840U JPS59123840U (ja) 1984-08-21
JPH026427Y2 true JPH026427Y2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=30148394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983017162U Granted JPS59123840U (ja) 1982-07-20 1983-02-08 カメラの撮影モ−ド設定装置

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JPS59123840U (ja) 1984-08-21

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