JPH0262567A - コロナ放電器のワイヤ清掃装置 - Google Patents

コロナ放電器のワイヤ清掃装置

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JPH0262567A
JPH0262567A JP21447688A JP21447688A JPH0262567A JP H0262567 A JPH0262567 A JP H0262567A JP 21447688 A JP21447688 A JP 21447688A JP 21447688 A JP21447688 A JP 21447688A JP H0262567 A JPH0262567 A JP H0262567A
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wire
motor
drive
state
cleaning
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JP21447688A
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Tadafumi Shimizu
忠文 志水
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真などのために用いられるコロナ放電
器のワイヤ清掃装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、電子写真プロセスを有する複写機やプリンタ
装置などにおいては、感光体の表面を帯電するための帯
電チャージャとして、また感光体の表面に形成されたト
ナー像を転写紙に転写するための転写チャージャなどと
して、箱形のシールドケース内の長手方向に放電用のワ
イヤが張られて構成されたコロナ放電器が用いられてい
る。
コロナ放電器は、ワイヤに通常千数百ボルト乃至数千ボ
ルト程度の高電圧が印加されてコロナ放電を行い、これ
によって感光体の表面や転写紙に均−な電荷を与える。
ところが、コロナ放電器を長時間使用すると、シリカや
トナーの粉塵がワイヤに付着して放電特性が変化し、そ
のため、感光体や転写紙への帯電効率が低下し、且つ帯
電状態が不均一となる。
特に、帯電チャージャとして用いられた場合には、感光
体への帯電特性の変動によって画像の濃度が変化し、ま
た、帯電ムラによって画像にムラや斑点などが生じる。
従来においては、このような悪影響を防止するために、
サービスマンが定期的に清掃を行ってワイヤの付着物を
取り除いていた。そのため、コロナ放電器のメンテナン
スに多くの労力とコストを要していた。
また、ワイヤを自動的に清掃する装置として、コロナ、
放電器内に清掃部材(クリーナパッド)を設け、この清
掃部材を、モーターの回転によりプーリ及び駆動ロープ
を介して往復移動させるようにしたものがある(特開昭
53−106054号)。
〔発明が解決しようとするyA題〕
しかし、上述した従来のワイヤ清掃装置によると、プー
リと駆動ロープの表面接触状態、駆動ロープの張り具合
、負荷である清掃部材の係止状態、及びワイヤの表面状
態などによっては、モーター13に加わる負荷トルクが
その出力よりも大きい過大負荷状態となり、モーター1
3が始動せず、又は回転していたモーター13が停止し
てしまうという不安定要素があった。そのため、清掃部
材が待機位置(ホームポジション)から走行を開始しな
かったり、又は走行の途中で停止してしまうというトラ
ブルの発生する可能性があった。
特に、清掃部材がその移動範囲の端部に当接して大きな
負荷がかかることにより発生する駆動伝達部のロック状
態の解除や、同じく端部における清掃部材の係止の解除
には、特に大きな駆動力が必要であり、上述のようなト
ラブルが発生する頻度が高かった。
そのようなトラブルが発生した場合は、コロナ放電器を
本来の目的のために使用することもてきず、サービスマ
ンによる修理が必要となり、コロナ放電器を取り付けた
複写機やプリンタ装置などの稼働率が低下することとな
る。
また、このようなコロナ放電器は、電子写真プロセスを
行う装置に使用されるものであるため、寸法形状に大き
な制約を受け、過大負荷状態とならない駆動手段を設け
ることは寸法的にも困難であった。
本発明は、上述の問題に鑑み、ワイヤを自動的に清掃す
ることが可能であるとともに、清掃部材などの状態によ
って駆動手段に大きな負荷が加わった場合であっても、
駆動手段が停止してしまうことなく、トラブルの発生を
防止することのできるコロナ放電器のワイヤ清掃装置を
堤供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するため、請求項1の発明は、本体ケ
ースと、コロナ放電を行うため前記本体ケースの長手方
向に張られたワイヤと、を有してなるコロナ放電器にお
いて、前記ワイヤを清掃するため前記ワイヤに接触する
ように設けられた清掃部材と、前記ワイヤと前記清掃部
材とを互いに相対移動するため、前記清掃部材を移動さ
せる駆動口4−ブ又は前記ワイヤのいずれかを走行させ
るブーりと、前記プーリを回転駆動する駆動手段と、前
記駆動手段の駆動出力を複数段階に切換えることが可能
な制御手段とを有して構成される。
また、請求項2の発明は、前記プーリの駆動不良を検出
する駆動不良検出手段を有し、前記駆動不良検出手段が
駆動不良を検出したときに、前記制御手段が前記駆動手
段の駆動出力を増大させるように構成される。
〔作 用〕
駆動手段はプーリを回転駆動し、プーリの回転によって
駆動ロープ又はワイヤが張られた状態で走行移動し、こ
れによって清掃部材によるワイヤの清掃が行われる。
制御手段は、駆動不良を検出したとき、又はその他の適
当なタイミングで、駆動手段の駆動出力を増大させるよ
うに切換える。
駆動手段の駆動出力の増大によって、過大負荷状態とな
っていた場合であっても、駆動手段によってプーリが回
転し、清掃部材又はワイヤが走行移動して過大負荷状態
から脱出し、清掃が継続して行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、コロナ放電器1の正面図である。
コロナ放電器lは、金属板からなり第1図の上方が解放
された長い箱状のシールドケース2(但し、第1図では
シールドケース2の大部分を省略しである)、シールド
ケース2の両端に取り付けられた本体ホルダー3.4、
本体ホルダー3.4にそれぞれ取り付けられた固定ビン
5,6の間に張られたコロナ放電用のワイヤ7、本体ホ
ルダー3に回転可能に取り付けられた駆動プーリ8、本
体ホルダー4に対して軸が第1図の左右方向に移動可能
に取り付けられた従動プーリ9、駆動プーリ8及び従動
プーリ9の間に張られた駆動ロープ10、駆動プーリ8
の軸11aと同軸に設けられて一体回転するギヤ11、
ギヤ11と噛み合ったウオーム12を回転駆動する正逆
回転可能な直流式のモーター13、駆動ロー110に張
力を与える方向に従動プーリ9を引っ張る引張りバネ1
4、及び、シールドケース2に設けられたレール2aに
沿って第1図の左右方向に移動可能な走行部材15から
なっている。
一方の固定ピン6は電極端子となっており、図示しない
高圧トランスによってコロナ放電に必要な電圧が印加さ
れている。また、本体ホルダー3には、後述する支持部
材18の押当部18cが乗り上げるためのランド部材3
aが設けられている。
第4図は、駆動プーリ8の近辺を拡大して示す正面図で
ある。
駆動プーリ8は、発泡ウレタンなど摩擦係数の大きいゴ
ム材料からなり、溝8aは中央部が最小径となったU字
形であって、この溝8aに上述の駆動ロー110が3回
巻き付けられている。
溝83がU字形であるため、駆動プーリ8の回転によっ
て溝8aに巻き付けられた駆動ロー110が重なり合っ
てしまうということが防止され、そのため、モーター1
3の負荷変動や過大負荷の発生、駆動力の伝達不良、騒
音の発生などが防止される。
第2図及び第3図は、走行部材15を拡大して示す正面
図であり、第2図が走行部材15の走行中を示すに対し
、第3図は走行部材15がホームポジション(第1図の
左端位置)に在る状態を示す。
第2図において、走行部材15は、ベース部材16、ベ
ース部材16に設けられた支持軸17を中心に回動可能
に取り付けられた支持部材18、支持部材18の先端の
受は部18b部に取り付けられ支持部材18が回動する
ことによってワイヤ7に圧接する第1清掃部材19、及
び、第1清掃部材!9の対向位置においてベース部材1
6の支持ボール21に取り付けられた第2清掃部材20
からなっている。
ベース部材16には、規制部16a−dが設けられてお
り、ループ状に掛は渡された駆動ロープ10の一方の側
の駆動ロー110aが、規制部16a、b、dの下方及
び規制部16cの上方を通過する。
規制部16a、bの間において、規制部材22が駆動ロ
ープlOに固定されており、これによって駆動ロープl
Oとベース部材16とが走行方向に連結されている。ま
た、規制部16c、d間において、支持部材18に設け
られた保合部18aが上方から駆動ロープ10aに当接
し、駆動ロー110の張力によって保合部18aを矢印
B1方向へ押し上げ、第1清掃部材19が下方からワイ
ヤ7及び第2清掃部材20に圧接するようになっている
また、支持部材18には、第1清掃部材19のワイヤ7
への圧接を解除するため、走行部材15のホームポジシ
ョン(第1図の左端位置)において支持部材18を右方
向に回転させる押当部18Cが設けられている。
第3図において、押当部18cはランド部材3aの傾斜
部26を通過した後に頂部25の上に乗り上げており、
支持部材18は、駆動ロープlOの張力に抗して支持軸
17を中心に図の右方向へ回動し、第1清掃部材19が
ワイヤ7及び第2清掃部材20から離れた状態となる。
これによって、ワイヤ7は、第1清掃部材19及び第2
清掃部材20との接触から解放されて自由状態となり、
ワイヤ7が張られていた本来の位置に復帰する。
なお、上述した構成部材の内、駆動ロープ10、及び走
行部材15など、ワイヤ7によるコロナ放電に影響を与
える部分は、合成樹脂や合成ゴムなどの絶縁材料が用い
られている。それ以外の部分では、合成樹脂や金属材料
などが適宜用いられている。
上述のように構成されたコロナ放電器1は、走行部材1
5がホームポジションにある状態で放電が行われ、適当
なタイミングで走行部材15による清掃が自動的に行わ
れる。
清掃時には、第3図に示す初期状態から、モーター13
が正回転して走行部材15が右方向へ移動を開始すると
ともに、押当部18cがランド部材3aから離れ、支持
部材18は駆動ロー110の張力によって保合部18a
が押し上げられて左方向に回動し、第1清掃部材19が
上方へ移動してワイヤ7及び第2清掃部材20に圧接す
る。つまり、第1清掃部材19及び第2清掃部材20に
よってワイヤ7を挟んだ状態で、走行部材15がワイヤ
7に沿って移動する。
走行部材15が右端に達すると、ベース部材16が本体
ホルダー4に当接して停止し、これによるモーター13
の負荷電流の増加を検出してモーター13を逆転させ、
走行部材15をホームポジションまで戻す。
したがって、上述のコロナ放電器1によると、ワイヤ7
を自動的に清掃して付着物を取り除くことができ、コロ
ナ放電器lのメンテナンスが容易である。第1清掃部材
19と第2清掃部材20とによってワイヤ7を挟んだ状
態でワイヤ7に沿って移動するので、ワイヤ7の付着物
を効果的に確実に取り除くことができる。コロナ放電器
lの放電時には、走行部材15がホームポジションに在
るため、また第1清掃部材19及び第2清掃部材20が
ワイヤ7から離れてワイヤ7の位置精度が確保されるた
め、ワイヤ7によるコロナ放電に何らの支障はない。
また、従動プーリ9を引張りバネ14により引っ張り、
これによる駆動ロープ10の張力を利用して第1清掃部
材19をワイヤ7に押し付けているため、引張りバネ1
4を長くして第1清掃部材19の移動ストロークを長く
とることができ、第1清掃部材19のワイヤ7への圧接
力が大きく且つ安定する。さらに、第1清掃部材19を
圧接するためのバネなどを走行部材15に設ける必要が
なく、走行部材15の構成が小型化且つ簡素化されると
ともに、バネのような金属物をワイヤ7の近辺に配置す
る必要がないので放電特性への悪影響が防止でき、放電
特性が安定する。
次に、上述のコロナ放電器1の清掃動作を制御する制御
部について説明する。
第5図は、コロナ放電器lを帯電チャージャとして用い
た複写機の制御部200の概略の構成を示すブロック図
である。
なお、複写機の機構的な構成及び複写動作を行うための
制御部の構成などは、既に公知のものであるから説明を
省略し又は簡略化する。
201はCPU (中央処理装置t)であり、この内部
に格納されたプログラムによって、モーター13の断続
的な回転動作及び複写機全体の動作を制御する。
切換え部203ば、直流24ボルトの電源ライン205
と接地線206とを、正転信号St又は逆転信号S2に
応じて端子A、Bに選択的に切換えて接続するものであ
り、正転時には端子Aに+24ボルトが印加され、逆転
時には端子Bに+24ボルトが印加される。
端子A、 Bには、抵抗器R1,R2,R3とモーター
13の内部抵抗値Rmとによるブリッジ回路が接続され
ており、他の端子C,Dは、電圧比較を行うためのコン
パレータ204に入力されている、コンパレータ204
の出力信号S3は、CPU201に入力され、モーター
13の負荷の状態を判断する。
つまり、抵抗器R3の抵抗値は、モーター13の定常運
転時の抵抗値Rmnと同一に設定されており、通常時は
切換え部203から出力される電圧(24ボルト)の半
分の電圧(12ボルト)がモーター13に印加され、端
子りの電位Vdは12ボルトである。走行部材15が本
体ホルダー34に当接したり、又は押当部18cがラン
ド部材3aに乗り上げることなどによってモーター13
の負荷が増大すると、モーター13の抵抗値Rmtは定
常運転時の抵抗値Rmnよりも低下するので、端子りの
電位Vdは12ボルトよりも低下する。
端子Cの電位Vcは、正転時におけるモーター13の定
常時の電位Vdよりも低く、モーター13の負荷が一定
以上増大したとき(ロック時)の電位Vdよりも高くな
るように、抵抗器R1,R2により設定されており、こ
れらの電位Vc、Vdがコンパレータ204で比較され
る。
したがって、コンパL・−夕204の出力信号S3は、 定常運転時 正転時   L゛ 逆転時   “H” ロック時  正転時   “H” 逆転時   “°L”。
となる。
CPU201は、正転時においては出力信号S3がH″
のとき、逆転時においては“′L゛°のときに、モータ
ー13がロック状態であると判断する。ロック状態か否
かによって、走行中の走行不良、及び走行部材15の走
行端への到達の有無が検出される。
また、抵抗器R3にはリレー207の接点SW1が並列
に接続されており、CPU201からの出力増大信号S
4によって接点SWIが閉じられ、これにより抵抗器R
3が短絡されてモーター13には24ボルトが印加され
、モーター13の出力が増大される。
なお、モーター13の定格電圧は12ボルトであり、2
4ボルトによる駆動は短時間定格である。
24ボルトを印加して駆動することにより、モーター1
3の寸法形状が小型であるにもかかわらず大きな駆動力
を得ることができる。
また、CPU201は、複写機の動作に必要な他の入力
機器210及び出力機器211が接続されている。
次に、モーター13の回転動作を中心に複写機の動作を
フローチャートによって説明する。
第6図は、複写機の概略の動作を示すメインフローチャ
ートである。
複写機の電源が投入されてプログラムがスタートすると
、後述するステートをrQ」に初期設定する他、CPU
201の内部状態や複写機の各部の初期設定が行われる
(ステップ#l)。
次に、メインフローチャートの1ルーチンの長さを規定
するための内部タイマーがスタートする(ステップ#2
)。
次に、コロナ放電器lを清掃するためのワイヤ清掃ルー
チンが実行される(ステップ#3)。
その後、コピー動作、及びその他の処理動作が行われ(
ステップ#4,5)、内部タイマーの終了を待ってステ
ップ#2に戻る(ステップ#6)。
第7図a −Cは、上述のワイヤ清掃ルーチンのフロー
チャートである。
このルーチンでは、コロナ放電器1の清掃時において、
モーター13を駆動した後に一定時間(タイマAの設定
時間)が経過してもロック状態が解消しない場合に、出
力増大信号S4のオンによりモーター13に24ボルト
を印加して駆動力を増大させる。これによって、ホーム
ボジシジンにおいて押当部18cがランド部材3aに乗
り上げているためなどにより発生する走行不良を防止す
る。
したがってタイマAには、通常時に走行部材15がラン
ド部材3aから離れるに充分な時間が設定される。
また、モーター13を駆動して所定時間(タイマBの設
定時間)が経過してもロック状態とならない場合に、モ
ーター13をオンオフして断続駆動を行う。これによっ
て、駆動プーリ8と駆動ローブ10との間でスリップが
発生した場合に、駆動プーリ8の回転を一旦停止させる
ことにより、摩擦力を静摩擦力に変えて駆動力の伝達を
増大させ、スリップ状態から自動的に脱出する。
したがってタイマBには、走行部材15が本体ホルダー
3.4の間を走行するに充分な時間が設定されている。
また、以下に出てくるタイマCはモーター13の駆動力
増大時間を規定し、タイマDはモーター13の一旦停止
時間を規定する。
さて、このルーチンでは、ステートの値によって各ブラ
ンチへ分岐する。
ステートが「0」のときは、電源のオンエツジによって
ステートを「1」に設定する(ステップ#IO1,10
2)、したがって、複写機の電源が投入されたときに、
1回だけ以下の処理が実行される。
ステートが「1」のときは、12ボルトで運転するため
に接点SWIをオフとしくステップ#111)、正転信
号S1によってモーター13を正転回転する(ステップ
#112)。
初期過剰ロックを検出するために、タイマA及びタイマ
Bをスタートし、ステートを「2」とする(ステップ#
113〜115)。
ステートが「2」のときは、タイマAが終了したときに
ロック状態であれば、過剰ロックであるのでステートを
「8」とし、そうでなければ正常であるのでステートを
「3」とする(ステップ#121〜124)。
ステートが「3」のときは、走行部材15がシールドケ
ース2の端部に到達することによってロック状態となれ
ば、正常であるのでステートを「4」とする(ステップ
#134)。もし、ロック状態とならずにタイマBが終
了したときは、駆動プーリ8などにおいてスリップが発
生しているのでステートをr9」とする(ステップ#1
33)。
ステートが「4ノ〜「6」のときは、モーター13の逆
転時について、上述のステート「l」〜「3」と同様の
処理動作を行う。走行部材15が正常に1往復した場合
はステートを「7」としくステップ#164)、ステー
ト「7」でモーター13を停止しくステップ#171)
、ステートを「0」に戻す(ステップ#172)。
ステートが「8」のときは、過剰ロック時の処理を行う
ため、接点SWIをオンしてモーター13に24ボルト
を印加して駆動しくステップ#182)、同時に駆動力
増大時間を規定するためのタイマCをスタートする(ス
テップ#183)。
タイマCの終了によって接点SWlをオフしくステップ
#186L正転か逆転かによってステートを「3」又は
「6」とする(ステップ#1B8゜189)。
ステートが「9」のときは、スリシブ発生時の処理を行
うため、モーター13を一旦停止させ(ステップ#19
2) 、同時に停止時間を規定するためのタイマDをス
タートする(ステップ#193)。タイマDが終了する
とモーター13を再び正転しくステップ#195)、タ
イマA及びタイマBを再スタートするとともに、ステー
トを「2」とする(ステップ#196〜198)。
ステートがrlOJのときは、モーター13の逆転時に
ついて、ステート「9」と同様の処理動作を行う。
上述のフローチャートによる清掃動作を行うと、ワイヤ
7に付着した汚れを自動的に清掃することができ、サー
ビスマンによる定期的な清掃管理が不要となる。コロナ
放電器1の種々の利点によって、複写機の感光体への帯
電特性が安定し、ムラのない高画質の画像を得ることが
できる。
また、走行部材15の走行開始時や走行途中に走行不良
が発生した場合でも、不良状態から正常状態に自動的に
復帰するので、種々のトラブルの発生が防止されメンテ
ナンスが容易である。
特に、ホームポジションにおいて押当部18cがランド
部材3aに乗り上げているためなどによってロック状態
が解消しない場合に、モーター13に24ボルトを印加
して駆動力を増大させたので、走行開始時に発生し易い
過大負荷状態から脱出し、トラブルの発生が防止される
次に、ワイヤ清掃ルーチンの他の実施例を説明する。
第8図a、bは、他の実施例によるワイヤ清掃ルーチン
のフローチャートである。
このルーチンでは、モーター13の始M時に、一定時間
(タイマAの設定時間)だけ24ボルトを印加して駆動
力を増大させる。その後、モーター13をn6回断続的
にオンオフさせる。
これによって、走行部材15が本体ホルダー3゜4に過
度に当接していることなどによって発生し易い走行開始
時のトラブルの発生が防止される。
タイマB及びタイマCは、断続駆動時におけるオン時間
又はオフ時間をそれぞれ規定し、カウンタは断続回数を
カウントする。
さて、このルーチンでは、ステートが「0」のときは、
電源のオンエツジによってステートを「1」に設定しく
ステップ#301,302)、以下の処理を実行する。
ステートが「1」のときは、24ボルトで運転するため
に接点SWIをオンとしくステップ#311)、モータ
ー13を正転回転し、タイマA及びタイマBをスタート
し、ステートを「2」とする(ステップ#312〜31
5)。
ステートが「2」のときは、タイマAの終了で接点SW
Iをオフして12ボルトでの運転に復帰しくステップ#
322)、ステートを「3」とする。
ステートが「3」のときは、タイマBが終了するとカウ
ンタをインクリメントしくステップ#332)、カウン
ト値がn0回になっていなければ、モーター13を停止
しタイマCをスタートしてステートをr4.とする(ス
テップ#336〜338)。カウント値がn0回になれ
ば、カウンタをリセットしてステートを「5」とする(
ステップ。
#334.335)。
ステートが「4」のときは、タイマCの終了でモーター
13を正転しタイマBを再スタートしてステートを再び
「3」とする(ステップ#342〜344)。
ステートが「5」のときは、ロック状態となることによ
って走行部材15が端部に到達したことを検出し、モー
ター13を24ボルトで逆転させる(ステップ#352
,353)。
ステート「5」の以降の処理、及びステート「6」〜「
8」の処理は、正転時の処理であるステート「1」〜「
4」と同様である。
ステートが「9」で、ロック状態を検出してモーター1
3を停止させ、ステートを「0」とする(ステップ#3
92,393)。
第9図a、bは、さらに他の実施例によるワイヤ清掃ル
ーチンのフローチャートである。
このルーチンでは、走行部材15の走行開始時に、ロッ
ク状態が解除されるまでモーター13に24ボルトを印
加して駆動力を増大させる。
これによって、走行部材15が本体ホルダー3゜4に過
度に当接することによって発生するギヤllなどの駆動
伝達部や駆動ブーIJ 8などのロック状態などに起因
する走行開始時のトラブルの発生が防止される。また、
ロック状態であるときのみ24ボルトを印加して駆動力
を増大するので、モーター13及び電力を不必要に消耗
することがない。
また、走行開始後一定時間(タイマAに設定された時間
)が経過すると、走行部材15が端部に到達するときの
衝撃を緩和するために、モーター13をno回断続的に
オンオフさせる。
タイマB及びタイマCは、断続駆動時におけるオフ時間
又はオン時間をそれぞれ規定する。
さて、このルーチンでは、ステートが「0」のときは、
電源のオンエツジによってステートをrlJに設定しく
ステップ#401.402)、以下の処理を実行する。
ステートが「1」のときは、24ボルトで運転するため
に接点SW1をオンとしくステップ#411)、モータ
ー13を正転回転し、タイマAをスタートし、ステート
を「2」とする(ステップ#412〜414)。
ステートが「2」のときは、ロック状態が解除されるま
でモーター13を24ボルトで駆動し、ロック状態が解
除されると接点SWIをオフして12ボルトに戻しくス
テップ#422) 、ステートを「3」とする。
ステートがr3Jのときは、タイマAが終了するとモー
ター13を停止し、タイマBをスタートし、ステートを
「4」とする(ステップ#432〜434)。
ステートが「4」のときは、タイマBが終了す番とモー
ター13を正転回転し、タイマCをスタートシ、ステー
トを「5」とする(ステップ#442〜444)。
ステートが「5」のときは、走行部材15が端部に到達
するまでは、タイマCが終了するとモーター13を一旦
停止し、タイマBを再スタートさせてステート「4」へ
戻り、モーター13の断続駆動を行う(ステップ#45
3〜455)。走行部材15が端部に到達してロック状
態になると、ステートを「6」としてモーター13の逆
転動作に入る。
ステート「6J〜rlOJの処理は、正転時の処理であ
るステート「l」〜「5」と同様である。
ステートがrllJのときは、モーター13を停止して
ステートを「0」とする。
上述のフローチャートでは、複写機の電源が投入された
ときに1回のみワイヤ7の清掃を行うように制御したが
、一定の時間間隔で、又は一定の枚数のコピーが行われ
たときに、1回の清掃が行われるように制御してもよい
上述の実施例においては、第1清掃部材19を下方から
押し上げるように構成したが、上方又は側方から押し当
てるように構成することもできる。
第2清掃部材20はヘース部材16に固定としたが、第
1清掃部材19と同様にワイヤ7に積極的に圧接するよ
うに構成することも可能である。駆動ロープ10が係合
部18aに直接的に接しているが、駆動ローブIOによ
って中間部材を付勢し、中間部材によって間接的に保合
部18aを押すようにしてもよい。引張りバネ14に代
えて、圧縮バネ、仮バネ、その他の弾性部材を用いても
よい。
ワイヤ7は2本又はそれ以上設けられていてもよい。
上述の実施例においては、第1清掃部材19及び第2清
掃部材20が移動してワイヤ7を清掃するように構成さ
れたコロナ放電器1について説明したが、その逆に、清
掃部材が固定され、ワイヤが移動するように構成したコ
ロナ放電器50について、第10図乃至第13図に基づ
いて説明する。
第10図は、コロナ放電器50の平面図である。
第10図において、ワイヤ51は、ワイヤ51に適当な
張力を与えるためのコイルバネ52を介してその両端を
結合されループ状に形成されており、シールドケース5
8の両端に嵌合され固定された奥側ホルダー57及び前
側ホルダー59にそれぞれ設けられた従動プーリ63及
び駆動プーリ67の間に掛は渡されている。奥側ホルダ
ー57、前側ホルダー59、及び駆動プーリ67は、合
成樹脂又は合成ゴムなどの絶縁材料からなっている。
第11図は、奥側ホルダー57の正面断面図、第12図
は、奥側ホルダー57に設けられている従動プーリ63
の正面断面図、第13図は前側ホルダー59の正面断面
図である。
モーター55の回転駆動力は、ウオーム54からギヤ6
9を介して駆動プーリ67に減速伝達され、駆動プーリ
67の回転によってワイヤ5Iが走行移動する。駆動プ
ーリ67は、クツション66によって第13図の上方向
に付勢されており、ネジ68によってその高さが規制さ
れている。
また、奥側ホルダー57に設けられている従動プーリ6
3は金属などの導電材料からなり、図示しない複写機本
体に設けられた高圧トランスから、接点56、導電体5
3、及び従動プーリ63を介してワイヤ51に高電圧が
印加される。
導電体53は奥側ホルダー57にカシメ固定され、従動
プーリ63は導電体53によって第11図の上方向に付
勢されており、ネジ65によってその高さが調節可能で
ある。従動プーリ63及び駆動プーリ67は、ワイヤ5
1の高さの位置精度を確保するために、その溝の形状が
V字形である■形プーリが使用されている。
奥側ホルダー57皮び前側ホルダー59には、ポリエス
テルフィルム製の清掃部材64a、64bがワイヤ51
の周囲に接するように取り付けられており、ワイヤ51
が走行移動することによって、清掃部材64a、64b
によるワイヤ51の清掃が行なわれる。
接点56及びコネクタ60は、コロナ放電器50が複写
機などの本体にセットされたときに、図示しない本体の
接、へにそれぞれ接続され、制御部200に接続される
上述のコロナ放電器50では、モーター55が正回転す
ることによって駆動プーリ67が第10図の左方向に回
転し、ワイヤ51が矢印B2方向に走行移動する。従動
プーリ63はワイヤ51に従動して回転する。
このとき、ワイヤ51は、奥側ホルダー57の前面壁部
73に設けられた切欠き溝73aを通過しており、ワイ
ヤ51の矢印B2方向への移動によって、コイルバネ5
2が前面壁部73に当接する。
モーター55が逆回転することによって、ワイヤ51及
びコイルバネ52が矢印B2と逆方向に走行、移動する
このとき、ワイヤ51は、前側ホルダー59の前面壁部
75に設けられた切欠き75a1及びその内方に設けら
れた当接部74の切欠き溝74aを通過しており、ワイ
ヤ51の逆方向への走行によって、コイルバネ52が切
欠き75aを通過した後、当接部74に当接して停止し
て前側ホルダー59の内方に収納される。
このコロナ放電器50についても、モーター55を制′
411部200によって上述と同様に2段階の電圧を印
加することにより、コイルバネ52が切欠き溝73a、
74aに引っ掛かって過大負荷状態となった場合にもそ
の状態から脱出することができ、トラブルの発生が防止
される。
上述の実施例においては、モーター13に印加する電圧
を12ボルトと24ボルトとしたが、これ以外の電圧で
もよい。モーター13に2段階の電圧を印加するように
したが、3段階以上、又は連続的(無段階)に変化する
電圧でもよい。
上述の実施例において、制御部200の回路、モーター
13.55の種類、及びモーター13゜55の駆動制御
方法は種々変更が可能である。また、駆動プーリ8,6
7、ベース部材16、支持部材18、第1清掃部材19
、第2清掃部材20、ランド部材3a、清掃部材64a
、b、その他の部材の材質、形状、構造、寸法などは、
種々変更することが可能である。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によると、放電用のワイヤを自動的に清
掃することが可能であるとともに、清掃部材や駆動伝達
部などの状態によって駆動手段に大きな負荷が加わった
場合であっても、駆動手段が停止してしまうことなく清
掃を行い、トラブルの発生を防止することができる。
請求項2の発明によると、過剰ロックなどの駆動不良が
発生したときのみ駆動出力を増大するので、モーターな
どの駆動手段及び電力を不必要に消耗することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコロナ放電器の正面図、第2図及
び第3図は本発明に係るコロナ放電器の走行部材を拡大
して示す正面図、第4図は駆動プIJの近辺を拡大して
示す正面図、第5図は複写機の制御部の概略の構成を示
すブロック図、第6図は本発明に係るコロナ放電器を用
いた複写機の概略の動作を示すメインフローチャート、
第7図a −Cは第6図におけるワイヤ清掃ルーチンの
フローチャート、第8図a、b及び第9図a、bは他の
実施例によるワイヤ清掃ルーチンのフローチャート、第
10図は本発明の他の実施例によるコロナ放電器の平面
図、第11図乃至第13図はそれぞれ第10図のコロナ
放電器を部分的に拡大して示す正面断面図である。 150・・・コロナ放電器、2.58・・・シールドケ
ース(本体ケース)、7.51・・・ワイヤ、8゜67
・・・駆動プーリ(プーリ)、10・・・駆動ローブ、
13・・・モーター(駆動手段)、19・・・第1清掃
部材(清掃部材)、20・・・第2清掃部材(清掃部材
)、64a、64b・・・清掃部材、200・・・制御
部(制御手段、駆動不良検出手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)本体ケースと、コロナ放電を行うため前記本体ケ
    ースの長手方向に張られたワイヤと、を有してなるコロ
    ナ放電器において、 前記ワイヤを清掃するため前記ワイヤに接触するように
    設けられた清掃部材と、 前記ワイヤと前記清掃部材とを互いに相対移動するため
    、前記清掃部材を移動させる駆動ロープ又は前記ワイヤ
    のいずれかを走行させるプーリと、 前記プーリを回転駆動する駆動手段と、 前記駆動手段の駆動出力を複数段階に切換えることが可
    能な制御手段と、 を有してなることを特徴とするコロナ放電器のワイヤ清
    掃装置。
  2. (2)前記プーリの駆動不良を検出する駆動不良検出手
    段を有し、 前記駆動不良検出手段が駆動不良を検出したときに、前
    記制御手段が前記駆動手段の駆動出力を増大させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のコロナ放電器の
    ワイヤ清掃装置。
JP21447688A 1988-08-29 1988-08-29 コロナ放電器のワイヤ清掃装置 Pending JPH0262567A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21447688A JPH0262567A (ja) 1988-08-29 1988-08-29 コロナ放電器のワイヤ清掃装置
US07/399,621 US5012093A (en) 1988-08-29 1989-08-28 Cleaning device for wire electrode of corona discharger
DE3928546A DE3928546A1 (de) 1988-08-29 1989-08-29 Reinigungsvorrichtung fuer drahtelektroden von koronaentladern

Applications Claiming Priority (1)

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JP21447688A JPH0262567A (ja) 1988-08-29 1988-08-29 コロナ放電器のワイヤ清掃装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158600A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 キヤノン株式会社 画像加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015158600A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 キヤノン株式会社 画像加熱装置

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