JPH0261870A - 浮動形磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は固定形ディスク装置の記録・再生に用いる浮
動形磁気ヘッドに関するものである。

［従来の技術］ 第６図〜第９図は、従来の浮動形磁気ヘッドを示す図で
、第６図は要部側面図、第７図は磁性体ブロックの斜視
図、第８図はジンバルスプリング部分の平面図、第９図
は接着状態説明図である。

図中、（１）はロードビーム、（２）はジンバルスプリ
ングで、ロードビーム（１）に固着されたアウトリガ−
（２ａ）と、アウトリガ−（２ａ）から切り起こされた
センタタブ（２ｂ）からなり、センタタブ（２ｂ）には
ピボット（２ｃ）が凹設されている。（３）はＭ　ｎ　
−ＺｎやＡＱ、○、−ＴｉＣの単結晶又は多結晶からな
る磁性体ブロックで、−面（第７図では下面）に２個の
長方形の浮揚面（３ａ）が形成され、他面（第７図では
上面）に反浮揚面（３ｂ）が形成されている。

そして、反浮揚面（３ｂ）にはジンバルスプリング（２
）の接着面が形成されているが、第７図（ａ）のもので
は接着面となる反浮揚面（３ｂ’）は反浮揚面（３ｂ）
よりも低く形成され、第７図（ｂ）のものでは反浮揚面
（３ｂ）がそのまま接着面になっている。また、ジンバ
ルスプリング（２）はセンタタブ（２ｂ）を介して反浮
揚面（３ｂ″）、（３ｂ）に接着剤（４）で固着されて
いる。

従来の浮動形磁気ヘッドは上記のように構成され、次の
ような手順で作られる。

まず、磁性体ブロック（３）の反浮揚面（３ｂ）に接着
面を、第７図（ａ）のものでは溝加工により、第７図（
ｂ）のものでは平面加工により形成する０次に、浮揚面
（３ａ）を加工して形成する。そして１反浮揚面（３ｂ
）（３ｂ′）にシーンパルスプリング（２）をセンタタ
ブ（２ｂ）を介して接着剤（４）で固着する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の浮動形磁気ヘッドでは、磁性体ブロ
ック（３）をシンバルスプリング（２）に接着剤（４）
で固着しているため、第９図に示すように、磁性体ブロ
ック（３）の中心線とシンバルスプリング（２）の中心
線とがずれると、磁気ヘッドの浮動時に適再なヘッド姿
勢が保てない。したがって、位置ずれのばらつきが大き
いための磁気ヘッド浮動姿勢の傾きが大きくなるという
問題点がある。

これを修正するためには、接着剤（４）が硬化するまで
、ジグにより長時間磁性体ブロック（３）とジンバルス
プリング（２）を固定しなければならず、コスト高にな
るという問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、磁気ヘッド浮動時の浮揚面の傾きのばらつきが少なく
、安価に製造できるようにした浮動形磁気ヘッドを提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る浮動形磁気ヘッドは、磁性体ブロックの
反浮揚面に、浮揚面の長辺方向と直角方向に配置されジ
ンバルスプリングと係合する凹所を形成したものである
。

［作　用］ この発明においては、磁性体ブロックにジンバルスプリ
ングと係合する凹所を形成したため、磁性体ブロックと
ジンバルスプリングは互いに係合し、相対位置が一定な
状態で接着固定される。

［実施例］ 第１図〜第４図はこの発明の一実施例を示す図で、第１
図は正面図、第２図は磁性体ブロックの斜視図、第３図
及び第４図は磁気ヘッドの加工工程図で、第３図は磁性
体ブロック素材の斜視図、第４図は加工順序説明図であ
り、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。

図中、（３ｃ）は磁性体ブロック（３）の反浮揚面（３
ｂ）に設けられジンバルスプリング（２）のセンタタブ
（２ｂ）が嵌入される溝状凹所で、浮揚面（３ａ）の長
辺方向と直角方向に配置されている。そして、この凹所
（３ｃ）に嵌入して位置決めされたセンタタブ（２ｂ）
は、接着剤（４）により磁性体ブロック（３）に接着固
定されている。

上記のように構成された磁気ヘッドは、第３図に示すよ
うな磁性体ブロック（３）の素材から、第４図（ａ）又
は（ｂ）に示すような手順で作られる。

まず、磁性体ブロック（３）の素材に、第４図（、）の
に示すような浮揚面（３ａ）に平行な反浮揚面（３ｂ）
を研削加工する。次に、第４図（ａ）■のように、ジン
バルスプリング（２）の接着面となる凹所（３ｃ）を研
削加工する。次に、第４図（ａ）■のように浮揚面（３
ａ）を形成する。そして、この磁性体ブロック（３）を
接着ジグに取り付け、デイスペンサなどにより、接着剤
（４）を凹所（３ｃ）に塗布する。そして、第４図（ａ
）■のように、ジンバルスプリング（２）を凹所（３ｃ
）に挿入セットし、センタタブ（２ｂ）を接着固定する
。第４図（ｂ）のものも同様であり、反浮揚面（３ｂ’
　）に凹所（３ｃ）が研削加工され、ここにジンバルス
プリング（２）が接着固定される。

第５図はこの発明の他の実施例を示す磁気ヘッドの加工
工程図で、上記実施例が凹所（３ｃ）を溝状としたのに
対し、反浮揚面（３ｂ）と段差のある平面としたもので
あり、センタタブ（２ｂ）は上記段差により位置決めさ
れて接着固定される。したがって、既述の実施例と同等
の作用が期待できる。

［発明の効果］ 以上説明したとおりこの発明では、磁性体ブロックの反
浮揚面に、浮揚面の長辺方向と直角方向に配置された凹
所を形成し、ここにジンバルスプリングを係合させて接
着固定したので、磁性体ブロックとジンバルスプリング
との位置すれかなくなり、磁気ヘッド浮動時の浮揚面の
傾きのばらつきが少なくなり、磁気ヘッド浮動姿勢を安
定させることができ、かつ磁気ヘッドの性能向上により
歩留りが向上し、安価に製造することができる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はこの発明による浮動形磁気ヘッドの一
実施例を示す図で、第１図は正面図、第２図は磁性体ブ
ロックの斜視図、第３図は磁性体ブロック素材の斜視図
、第４図は加工順序説明図、第５図はこの発明の他の実
施例を示す加工順序説明図、第６図〜第８図は従来の浮
動形磁気ヘッドを示す図で、第６図は要部側面図、第７
図は磁性体ブロックの斜視図、第８図はジンバルスプリ
ング部分の平面図、第９図は接着状態説明図である。 図中、（２）はジンバルスプリング、（３）は磁性体ブ
ロック、　（３ａ）は浮揚面、　（３ｂ）は反浮揚面、
（３ｃ）は凹所、（４）は接着剤である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一面に少なくとも２個の長方形の浮揚面が形成され、他
   面にジンバルスプリングが接着固定される反浮揚面が形
   成された磁性ブロックを有する磁気ヘッドにおいて、上
   記磁性体ブロックの反浮揚面に上記浮揚面の長辺方向と
   直角方向に配置され上記ジンバルスプリングと係合する
   凹所を形成したことを特徴とする浮動形磁気ヘッド。