JPH0261602A - 光ファイバ接読部の補強方法 - Google Patents

光ファイバ接読部の補強方法

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JPH0261602A
JPH0261602A JP21275288A JP21275288A JPH0261602A JP H0261602 A JPH0261602 A JP H0261602A JP 21275288 A JP21275288 A JP 21275288A JP 21275288 A JP21275288 A JP 21275288A JP H0261602 A JPH0261602 A JP H0261602A
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JP
Japan
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optical fiber
resin
tube
reinforcing
ultraviolet curable
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JP21275288A
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English (en)
Inventor
Keichu Morikawa
森川 敬忠
Shigeru Katayama
茂 片山
Tamotsu Watanabe
保 渡辺
Youtarou Magaki
籬 陽太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)産業上の利用分野 本発明は、光フアイバ接続部の補強方法に関し、尤ファ
イバケーブルの接続工事において、尤ファイバの融着接
続部の強度低下を14 Ml ’IIチューブと紫外線
硬化性樹脂を用いて防止し、しかも光フアイバケーブル
の接続作業性及び信頼性を向上させた、光フアイバ接続
部の補強方法に関するものである。
(b)従来の技術 光ファイバの接続方法として、接続すべき2本のファイ
バ心線を突合せてアーク放電などによって熱融着する方
法がある。この場合、光ファイバの機械的強度保持の役
割を果たす光ファイバのプラスチック被覆層を除去して
熱融着を行うので、光フアイバ接続後に被覆層の除去部
分を補強する必要がある。
このため、従来、光ファイバにおける融着接続部の強度
や信頼性を向上させる目的で、当該融着接続部を適当な
補強部材で補強する方法が種々提案されている。
例えば■互いに接続すべき光ファイバの接続箇所におけ
る被覆材料を除去し、該光フアイバ同士を突き合わせて
これを融着接続し、その後被覆材料を除去した部分及ゾ
その周辺部を熱硬化性接着剤により補強する方法、 ■(l線入り)熱収縮性チューブでの補強する方法、 ■ホットメルト系接着剤と金属プレートを用いて補強す
る方法、 ■ナイロン等の熱可塑性樹脂を用いてインノエクシコン
モールドを行い補強する方法、■tj&1の光ファイバ
の被覆されていない部分と第2の光ファイバの被覆され
ていない部分との間の融着部箇所を紫外線によってキュ
ア可能な樹脂で被覆する方法(特公昭62−35644
号公報)、 などが提案されている。この■の補強方法は、紫外線硬
化技術の向上と高速作業性に注目されて検討が進められ
ているが、実用化のためには、紫外線硬化性樹脂の硬化
、収縮による尤ファイバのマイクロベンディング等に起
因する伝送特性の低下を抑制し、補強効果を確保するこ
とが不可欠となる。このため、この方法では、光ファイ
バの直径に対応する直径を有する円筒状の通路を備える
透明なモールド型をその都度形成し、該モールド型を用
い、光ファイバの接続部を°上記モールド型の端部から
所定の距離だけ外方に位置決めし、このモールド型内に
紫外線硬化性樹脂を注入しつつ光ファイバの接続部をモ
ールド型内に引き込み、次いで紫外線を照射して上記!
I脂を硬化した後、モールド型を除去するという、技術
的構成を採用している。
ところで、光ファイバの融着接続部を補強部材で補強す
る方法に求められる要件としては、以下のものが挙げら
れる。
(イ)補強作業性(1?!!便性、高速性)に優れ、且
つ長期信頼性が高いこと、(ロ)経済的であること、(
ハ)充分な補強効果が得られろこと、(ニ)補強による
伝送特性の変化が小さいこと、(ホ)補強効果、伝送特
性の経時変化が少ないこと、(へ)?lI1強笛所が大
きくならないこと、などが挙げられる。
(e)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記■の方法では、光ファイバの接続部
を補強するために熱硬化性接着剤を用いているから、作
業性を良好にするために高温での硬化反応を必要とする
。このように接続部に高温を加えると光ファイバと接着
剤の熱膨張係数が大きく異なるので光ファイバに応力が
加わり、マイクロベンディングが生じ伝送損失の増加を
招くことがあった。この場合、2伝送損失を抑えるには
低温で長時間加熱すれば良いが、反面、作業性が悪くな
るなどの欠点が生じる。
上記■の方法では、鋼線入り熱収縮性チューブを用いて
いるので、加熱しても全体が円滑に収縮し難く、高速な
作業性が悪いなどの問題があり、又、上記■の方法では
ホットメルト系接着剤と金属プレートを用いてサンドイ
ッチ状に構成し、これによって、補強するものであるか
ら補強部分の寸法や補強状態の確認が困難であるなどの
問題がある。
上記■の方法では補強効果と損失特性のアンバランスや
装置の大型化などの問題があり、しかも工事現場へのH
置の移送や、その取扱いが困難で簡便性に欠けるなどの
問題が指摘されている。
上記■の方法では、その都度モールド型を形成しなけれ
ばならず、作業性の点で問題が生ずるだけでなく、作業
工程が複雑になって結果的に簡便性、高速性の点で問題
が生じるのであり、しかもこのモールド型内の紫外線硬
化性樹脂を硬化した後、モールド型を除去、廃棄するの
で不経済である等の問題もある。
本発明は、紫外線硬化性樹脂の高速作業性に注口し、紫
外線硬化性樹脂で光7フイパの融着接続部を補強する方
法における従来法の問題であるモールド型の除去工程を
省略し、充分な補強効果と伝送特性の低下を抑制する補
強方法を提供することを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 本発明者は、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた
結果、透明な樹脂製チューブと紫外線硬化性υ(rrr
Iを用い、光ファイバにおける融着接続部箇所に上記透
明な樹脂製チューブを移動させて位置決めし、この透明
な樹脂製チューブ内に紫外線硬化性樹脂を注入、硬化す
るように構成すると、この樹脂チューブが紫外線硬化性
樹脂をその硬化するまでの間保持し、しかも紫外線照射
による樹脂の硬化、収縮の際に上記樹脂製チューブが光
ファイバのマイクロベンディング等を極力防止して伝送
特性の低下を抑制し、又、上記樹脂製チューブが紫外線
硬化性樹脂と密着、一体化して両者が光ファイバのFa
着接続部を充分に補強することを見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。 以下、本発明の詳細な説
明する。
互いに融N接続される光ファイバにおける非接続部の外
径よりも同等以上の内径を有する透明な樹脂製チューブ
を予め光ファイバにおける当該融\ 着接続箇所より外方に挿通、設置してお(工程(A)、 上記光フアイバ同士を融着接続する工程(B)、上記光
フアイバ同士の融着接続部に上記透明なII脂製チュー
ブを移動させて位置決めする工程(C)、 上記透明な樹脂製チューブの端部ないし予めチューブの
側面に形成された間隙部から紫外線硬化性樹脂を注入す
る工程(D)、 上記紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化させるこ
とにより、透明な樹脂製チューブと紫外線硬化性at脂
で光7フイバの融着接続部を補強する工程(E)、 よりなる光フアイバ接続部の補強方法。
本発明においては、先ず互いに融着接続される光ファイ
バにおける非接続部の外径よりも同等以上の内径を有す
る透明な樹脂製チューブを予め光ファイバにおける当該
融着接続箇所より外方に挿通、設置しておく工程(A)
、を実施する。
本発明に用いられる透明な樹上製チューブの材質として
は透明な樹脂で形成されたものであれば特に限定される
ものではないが、例えば塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂
、ポリカーボネート樹脂などの透明性を有する樹上群か
ら用いられる紫外線硬化性樹脂との密着性等を2v慮し
て選択、使用されるのである。
この場合、紫外線硬化性樹脂の紫外線硬化を充分に行い
、且つ補強部と非補強部との直径が若しく異なることに
よる収納上の問題を回避するために、樹脂製チューブの
肉厚は2mIII以下が望ましい。
また、841m製チューブの柔軟性に関しては、使用さ
れる紫外線硬化性樹脂の硬化後の引張弾性率が10 k
g/ u+ω2以上と高い場合、ポリカーボネート樹脂
の如き、比較的弾性率の高い材料を樹脂製チューブとし
て使用すると、紫外線硬化性!J1脂の紫外線硬化時の
収縮に05脂製チニーブの変形が追随できず、結果的に
硬化樹脂中にクラック等が発生することがある。従って
高弾性率の紫外線硬化性1j1脂に対しては、軟質塩化
ビニル等の柔軟性に富んだ材質の樹脂チューブを組合わ
せることが望ましい。
本発明においては、次ぎに上記尤ファイバ同士を融着接
続する工程(B)、を実施する。
本工程(B)において光フアイバ同士の接続は常法によ
り行なわれる。例えば、互いに接続すべき2本の尤ファ
イバの心線を突合せてアーク放電などによって熱融着さ
れる。
本発明においては、更に上記尤ファイバ同士の融着接続
部に上記透明な樹脂製チューブを移動させて位置決めす
る工程(C)、を実施する。
このように樹脂製チューブを移動し、この樹脂製チュー
ブが、後述する工程(D)で注入された紫外線硬化性O
(脂をその硬化するまでの間保持し、しかも紫外線照射
による樹脂の硬化、収縮の際に上記樹脂製チューブが光
ファイバのマイクロベンディング等を極力防止して伝送
特性の低下を抑制するのである。
本発明においては、上記透明な樹脂製チューブの端部な
いし予めチューブの側面に形成された間隙部から紫外線
硬化性樹脂を注入する工程CD)、を実施する。
この場合、空気を巻き込まないように注入器の中に入れ
られた紫外線硬化性?31脂を、透明なム(脂製チュー
ブと外被コードの間隙部から紫外線硬化性■(脂を注入
する。
そして、本発明はこの樹脂製チューブがモールド型とし
ての役割を果たし、しかも該樹脂製チューブが紫外線硬
化性樹脂と密着、−本化して両者が光ファイバの融着接
続部を充分に補強する点に最も大きな特徴を有するので
ある。つまり樹脂製チューブを除去、廃棄するのではな
く、モールド型の除去工程を省略し、簡便な方法で、十
分な補強効果と補強による伝送特性変化が抑制され得る
のである。
本発明においては、最後に上記紫外線硬化性fJf脂に
紫外線を照射して硬化させることにより、透明な樹脂製
チューブと紫外線硬化性樹脂で光ファイバの融着接続部
を補強する工程(E)、を実施rる。
紫外線照射源としては高圧水銀灯、殺菌灯、紫外用蛍光
灯、カーボンアーク、キセノンランプ、メタルハライド
ランプなどが挙げられるのであり、これらを用い、紫外
線を照射することにより、…脂製チューブ内の紫外線硬
化性り(脂を硬化させる。
この場合、紫外線硬化性樹脂を硬化させたのち、透明な
樹脂チューブは除去せず、そのまま保護、補強部材とし
て活用する。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、透明な
1邊(脂製チューブの内径が、尤ファイバにおける非接
続部の外径の1〜3倍にするのが好ましし1 。
即ち、樹脂製チューブの内径としては、光ファイバ(ケ
ーブル)の非接続部部の外径とυ(脂製チューブの内径
の間で形成されるチューブra部の間隙部から紫外線、
硬化性樹脂を注入する方式では、間隙部として、注入器
の針の外径以上の間隙が確保できることが必要になるが
、上述の肉厚の説明と同様の理由により、必要以上の内
径寸法は障害となり、それゆえ、樹脂チューブの内径と
しては、非接続部分の外径の3倍以下が望まれる。まr
こ樹脂チューブの円筒壁面に注入孔を設置し、そこがら
U■硬化性樹脂を注入する方法では、樹脂チューブの内
径としては、非接続部の外径との間に若干の隙間ができ
る寸法に設定することらできる。
従って、透明な樹脂チューブの内径としては、光ファイ
バ(ケーブル)の非接続部分の外径の1〜3倍であるこ
とが望ましい。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、紫外線
硬化性樹脂の単位面積当たりの引張破壊強度と上記樹脂
製チューブの横断面における内面積の積が、尤ファイバ
単体の引張破壊強度以上に41可成するのが望ましい。
即ち、たとえアラミド繊維が充分な長さに確保された条
件でも、紫外線硬化性樹脂自身の引張破壊強度(抗張力
)と光ファイバの補強部の引張強度との関係は、紫外線
硬化性樹脂の引張破壊強度×紫外線硬化性1(脂の断面
積となり、非接続部の引張強度と同程度の強度を補強部
で得るためには、紫外線硬化性If脂の引張強度X紫外
線硬化性樹脂の断面積(透明な樹脂の内面積)が、非接
続部(光フアイバ単体)の引張強度以上であることが最
も望ましいのである。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、尤ファ
イバがアラミド繊維等の補強緩衝材で被覆されており、
該光ファイバの接続部において上記紫外線硬化性樹脂に
よって含浸される上記補強緩衝材の引き出し長さが10
LIIL11以上とするのが好ましい。
即ち、光ファイバ(ケーブル)がアラミド繊維等の補強
緩衝材で被覆されている場合、当該光ファイバの接続部
において、紫外線硬化性樹脂が含浸される上記補強AX
衝筒材引き出し長さと紫外線硬化性樹脂により補強処理
した接続部の引張強度との関係を調べると、引き出され
た補強緩衝材の長さを10a++n以上に確保すること
により補強緩衝材としての本来の機能を充分に発揮でき
るのである。
(e)作用 本発明の尤ファイバの補強方法は、上記構成を有し、透
明な樹脂製チューブと紫外線硬化性樹脂を用い、光ファ
イバにおける融着接続部箇所に上記透明な樹脂製チュー
ブを移動させて位置決めし、この透明な樹脂製チューブ
内に紫外線硬化性U(脂を注入、硬化するように構成す
ると、この樹脂製チューブが紫外線硬化性樹脂をその硬
化するまでの間保持し、つまり樹脂製チューブがモール
ド型として機能し、しかも紫外線照射による樹脂の硬化
、収縮の際に上記樹脂製チューブが尤ファイバのマイク
ロベンディング(補強部材の収縮や曲がりによる光ファ
イバに局部的曲がり)を極力防止して伝送特性の低下を
抑制し、又、上記樹脂製チューブが紫外線硬化性樹脂と
密着、一体化して両者が光ファイバの融着接続部を充分
に補強する作用を有するのである− 又、本発明の光ファイバの補強方法は、補強用樹脂とし
て紫外線硬化性樹脂を用い、紫外線照射によって当該樹
脂を硬化するものであるから、熱源が不要であり、しか
も現場での尤ファイバの接続部の補強を、簡便かつ短時
間に行いうる作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
第1図は互いl:融着接続される光フアイバケーブルの
接続予定端部の側面図であり、該光フアイバコード(1
)は中心部の光フアイバ単体(心#X)(2)とその外
周を被覆する心線被覆材(3)更に詠心線被覆材(3)
の外周を被覆す・る補強緩衝材(4)からなり、該補強
緩衝材(4)は、この場合、アラミドa維(4a)とそ
の外周を被覆する塩化ビニル(4b)で形成されている
そして、第1図に示すように、上記光フアイバコード(
1)の接続予定端部においてその補強41街材(4)と
心線被覆材(3)をカッター等により引き剥がし、これ
によって、光フアイバ単体(心線)(2)の端部と心線
被覆材(3)の端部を露出させ、更に上記アラミド繊維
(4a)の端部なほぐしてこれを構成するアラミド繊維
を所定長さ(1)露出させる (第7図)。
次ぎに、第2図に示すように、2本の上記光フアイバコ
ード(1)、(1)を互いに融着接続するにあたり、そ
の一方の光フアイバコード(1)に非接続部の外径より
も同等以上の内径を有する透明な樹脂チューブ(5)を
予め光フアイバコード(1)における当該融着接続は所
より外方に挿通、設置する(工程A)。この場合、尤フ
ァイバコード(1)と透明な樹脂製チューブ(5)との
開に、紫外線硬化性樹脂(6)注入用の注入器(7)に
おける針(7a)が入る程度の隙間があくように、当該
樹脂製チューブ(5)の内径が設定されている。
上記透明な樹脂製チューブ(5)の材質としては、塩化
ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂など
の透明性を有する樹脂群のうち、用いられる紫外線硬化
性樹脂(6)との密着性等を考慮して選択、使用される
が、紫外線硬化性樹脂(6)の紫外線硬化を充分に行う
ために、まだ、後述する補強部が非補強部と径方向の寸
法が著しく異なることによる収納上の問題を回避するた
めにも、樹脂チューブ(5)の肉厚は2IIIIII以
下1ニするのが望ましい。
また、樹脂製チューブ(5)の柔軟性に関しては、使用
する紫外線硬化性樹脂(6)の硬化後の引張弾性率が1
0 kg/ mm2以上と高い場合に、ポリカーボネー
トO(脂の如き、比較的弾性率の高い材料を樹脂製チュ
ーブ(5)として使用すると、紫外線硬化性樹脂(6)
の紫外線硬化時の収縮に樹脂製チューブ(5)の変形が
追随できず、結果的に硬化樹脂中にクランク等が発生す
ることがある。従って高弾性率の紫外線硬化性樹脂に対
しては、軟質塩化ビニル等の柔軟性に富んだ材質の樹脂
チューブを組合わせることが望ましい。
次いで、第3図に示すように、上記光フアイバコード(
1)、(1)同士を突き合わせ、アーク放電などで融着
接続を行い、接続部(8)を形成する(工程B)。
更に、第4図に示すように、上記光フアイバコード(1
)、(1)同士の融着接続部(8)に上記透明な樹脂製
チューブ(5)を移動させて当該接続g(8)がtJf
 N製チューブ(5)の中心になるように位置決めする
(工程C)。
次いで、第5図に示すように、上記透明な樹脂製チュー
ブ(5)の端部ないし予めチューブの側面に形成された
間隙部(図示せず)、この場合、端部から紫外線硬化性
樹脂(6)を注入器(7)で注入する(工程 D)。
そして、第6図に示すように、最後に、樹脂製チューブ
(5)内の紫外線硬化性樹脂(6)にその外かから高圧
水銀灯(9)などで紫外線を照射して当該樹脂(6)硬
化させることにより、透明なfj(脂製チューブ(5)
と紫外線硬化性t3を脂(6)で光ファイバコード(1
)のFli着接合部(8)を補強する(工程E)。つま
り紫外線硬化性!(脂(6)を硬化させたのち、透明な
樹脂チューブ(5)を除去せず、そのまま保護、補強部
材として活用するのである。
このように本発明の補強方法のvf徴は、モールド型の
除去工程を省略し、簡便な方法で、充分な補強効果と補
強による伝送特性変化が抑制され得る光フアイバコード
(1)の接続部(8)の補強を行う点にある。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法について、文施例
に基づき詳細に説明を行ったが9、本発明の効果を明確
にすると共に、より高い効果を得るための方法について
以下に説明する。
本発明に用いられる透明な樹脂製チューブ(5)として
は、上述したように、透明な材質で形成されるが、その
内径は、光フアイバコード(1)における非接続部の外
径の1〜3倍にすることにより、紫外線硬化性樹脂(6
)の注入が確実に為しうると共に光フアイバニード(1
)の接続部(8)を過大にすることなく当該接続部(8
)を補強しうるのである。
また尤ファイバコード(1)がアラミド繊維(4a)で
被覆されている場合、当該光ファイバコード(1)、(
1)同士の接続部(8)において上記紫外線硬化性用j
iff(6)が注入、含浸される上記アラミド繊維(4
a)の所定長さ(引き出し長さ)(1)を変え、且つ第
1表に示す、2種類の紫外線硬化性樹脂を用い、アラミ
ド[t(4,)の所定長さ(1)との関係を調べた結果
を第8図(b)、第8図(、)に示す。
この場合、軟質塩化ビニル(内径41+llI+、外径
4゜2【■)を透明な樹脂製チューブ(5)とし、又、
尤ファイバコード(1)として、その先ファイバ単体(
径0.(3mmの心#1)(2)を紫外線硬化性の心線
被覆材(3)で被覆し、かつその外周に塩化ビニル(4
1])とアラミド繊維(4a)とからなる補強緩衝材(
4)で被覆した、コード径1.5+n+nのものを用い
た(以下余白) 第1表 第8図(a)は、第1表に示す、紫外線硬化時帖(脂(
A)を用いた場合の特性図であり、第8図(b)は、f
jS1表に示す、紫外線硬化性樹脂(B)を用いた場合
の特性図である。
第8図(、)及び第8図(b)に示す、引張強度の測定
は、温度23°C1引張速度5IfiII/分の条件下
で行った。比較のため非接続部の引張強度を同条17ト
で測定したが、10〜15kgであった。
第8図(a)及び第8図(1+)より明らかなように、
(補強緩衝材)アラミドaJ4!(4a)の所定長さ(
引き出し長さ)(1)は10+am以上確保されないと
、補強8m街材(アラミド繊m)(4a)としての本来
の機能を発揮できないことが認められる。
また、紫外線硬化性樹脂(A)では、たとえアラミドa
維(4a)の所定長さ(引き出し長さ)(1)が充分に
確保された条件でも、紫外線硬化性樹脂自身の引張破壊
強度(抗張力)が20 k8/ c+a2と低いため、
補強部の引張強度としては、紫外線硬化性樹脂の引張強
度×紫外線硬化性樹脂の断面積、即ち、20X(2/1
0)2−Xπ=2.5kg、程度しか出ないことになり
、非接続部の引張強度と同程度の強度を補強部で得るた
めには、紫外線硬化性樹脂の引張強度×紫外線硬化性樹
脂の断面h1 (透明な樹脂の内面積)が、非接続部(
光フアイバ単体)の引張強度以上とするのが望ましい。
また、光フアイバ接続部の補強部材による補強法に求め
られる要件中膜も重要な要件である補強による伝送損失
の低下を防ぐには、使用する紫外線硬化性樹脂の紫外線
硬化時の収縮応力が伝送損失変化の主な要因となるとい
われている。紫外線硬化に伴う収縮応力は、補強部の紫
外線硬化性樹脂の厚み(透明な樹脂チューブの内径)と
、紫外線硬化性樹脂の引張弾性率、硬化収縮ひずみに関
係するといわれており、厚み、引張弾性率、硬化収縮ひ
ずみが大きいほど硬化収縮応力が大きくなり、伝送損失
の変化も太き(なる。
そこで、本発明の補強方法による伝送損失の変化を上記
と同様の光フアイバコードと透明なFJ4脂製チューブ
を用い、後述する伝送損失の評価方法で行った。
即ち、上記と同様の尤ファイバコードと透明な樹脂製チ
ューブを用い、該樹脂製チューブの端部から紫外線硬化
性樹脂を注入し、紫外線を照射して紫外線硬化性tj(
脂を硬化させた。
伝送損失は、このサンプルを用い、光源としてLED光
源(0,85μLIl)を用い、−様モードで尤を入射
させ、受光は、パワーメーターで測定を行う。伝送損失
の具体的な測定方法を以下に述べる。
■先ず、光源並びにパワーメーターに接続させる目的で
、約2.  !lzaの光フアイバコードの両端のコー
ド被覆材、心線被覆材を除去し、光フアイバ単体(心線
)を露出させ、それぞれ光源並びにパワーメーターに接
続させる。
■光フアイバコードの両端を光源並びにパワーメーター
に接続した状態で伝送損失値CM)を測定する。
■上記光ファイバコードの中央部を切断し、上述の方法
(第1図〜第3図で示す方法)で切断した両端の光フア
イバ単体く心線)を融着接続し、その状態で伝送損失値
(N)を測定する。
■次ぎに、第4図〜第6図に示すように、樹脂製チュー
ブと紫外線硬化性13に脂で接続部を補強し、紫外線照
射により樹脂を硬化させた状態で伝送損失値(0)を測
定する。補強による伝送特性の変化は、伝送損失値の差
(0−N )で通常評価する。
また。(N−M)は融着接続が問題な(行なわれた場合
には0.05db程度以下となり、融着接続の良否の判
定の指標とされる。
上記の測定方法、手順により、引張弾性率の異なる5種
類の紫外線硬化性樹脂について、補強による伝送特性の
変化を評価した結果を、第2表に示す。
(以下余白) 第2表 本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、紫外線
硬化性樹脂の単位面積当たりの引張破壊強度と上記樹脂
製チューブのms面における内面積の積が、光フアイバ
単体の引張破壊強度以上に構成することにより光ファイ
バの接続部の充分な補強効果が得られるのである。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、光ファ
イバがアラミド繊維等の補強緩衝材で被覆されており、
該光ファイバの接続部において上記紫外線硬化性樹脂に
よって含浸される上記補強緩衝材の引き出し長さが10
mo+以上とすることにより、補強緩衝材の本来の機能
を充分に発揮できる効果を有するのである。
(g)発明の効果 本発明の光フアイバ接合部の補強方法において、互いに
融着接続される光ファイバにおける非接続部の外径より
も同等以上の内径を有する透明な樹脂製チューブを予め
光ファイバにおける当該融着接続箇所より外方に挿通、
設置しておく工程(A)、上記光フアイバ同士を融着接
続する工程(B)、上記尤ファイバ同士の融着接続部に
上記透明な樹脂製チューブを移動させて位置決めする工
程(C)、 上記透明な樹脂製チューブの端部ないし予めチューブの
側面に形成された間隙部から紫外線硬化性樹脂を注入す
る工程CD)、 上記紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化させるこ
とにより、透明な樹脂製チューブと紫外線硬化性(](
脂で尤ファイバの融着接合部を補強する工程(E)、 よりなるものでは、光フアイバケーブルの接続工寥にお
いて、尤ファイバの融着接続部の強度底下を樹脂製チュ
ーブと紫外線硬化性樹脂を用いて防止し、しかも樹脂製
チューブがモールド型として機能し、これを除去、廃棄
しないので光フアイバケーブルの接続作業性が良好であ
る上、高いイコ頼性を有する効果を有するのである。
又、本発明の尤ファイバの補強方法は、補強用樹脂とし
て紫外線硬化性樹脂を用い、紫外線照射によって当該樹
脂を硬化するものであるから、熱源が不要であり、しか
も現場での光ファイバの接続部の補強を、簡便かつ短時
間に行いうる効果を有するのである。
本発明の尤ファイバ接続部の補強方法において、透明な
捌脂製チ1−ブの内径が、光ファイバにおける非接続部
の外径の1〜3倍にすることにより、紫外線硬化性樹脂
の注入が確実に為しうると共に光フアイバ接続部を過大
にすることなく当該接続部を補強しうる効果を有するの
である。
本発明の尤ファイバ接続部の補強方法において、紫外線
硬化性樹脂の単位面積当たりの引張破壊強度と上記樹脂
製チューブの横断面における内面積の積が、光フアイバ
単体の引張破壊強度以上に構成することにより光ファイ
バの接続部の充分な補強効果が得られるのである。
本発明の光フアイバ接続部の補強方法において、尤ファ
イバがアラミド繊維等の補強緩衝材で被覆されており、
該光ファイバの接続部において上記紫外線硬化性樹脂に
よって含浸される上記補強緩衝材の引き出し良さが10
+++u+以上とすることによリ、補強緩衝材の本来の
機能を充分に発押できる効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
P!41図〜第図面第6図明の補強方法の工程を示す要
部側面図、第7図は接続補強部の引張強度と、尤ファイ
バケーブルの補強緩衝材(アラミド繊維)の引き出し長
さの関係についての実験用サンプルを示す要部側面図、
第8図(、)及び第8図(b)は接続補強部の引張強度
と補強緩衝材(アラミド繊4i)の引き出し長さの関係
を示す特性図である。 (1)・・・尤7アイバコー1’、(2)・・・光フア
イバ単体(心線)、(3)・・・心線被覆材、(4)・
・・補強緩衝材、(4a)・・・アラミド繊維、(4b
)・・・塩化ビニル、(5)・・・透明な樹脂チューブ
、(6)・・・紫外線硬化性樹脂、(7)・・・注入器
、(8)・・・接続部、(9)・・・高圧水銀灯。 特許出願人 日東電気工業株式会社 特許出願人 日本電信電話株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに融着接続される光ファイバにおける非接続
    部の外径よりも同等以上の内径を有する透明な樹脂製チ
    ューブを予め光ファイバにおける当該融着接続箇所より
    外方に挿通、設置しておく工程(A)、 上記光ファイバ同士を融着接続する工程(B)、上記光
    ファイバ同士の融着接続部に上記透明な樹脂製チューブ
    を移動させて位置決めする工程(C)、 上記透明な樹脂製チューブの端部ないし予めチューブの
    側面に形成された間隙部から紫外線硬化性樹脂を注入す
    る工程(D)、 上記紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射して硬化させるこ
    とにより、透明な樹脂製チューブと紫外線硬化性樹脂で
    光ファイバの融着接続部を補強する工程(E)、 よりなる光ファイバ接続部の補強方法。
  2. (2)透明な樹脂製チューブの内径が、光フアイバにお
    ける非接続部の外径の1〜3倍である請求項1記載の光
    ファイバ接続部の補強方法。
  3. (3)紫外線硬化性樹脂の単位面積当たりの引張破壊強
    度と上記樹脂製チューブの横断面における内面積の積が
    、光ファイバ単体の引張破壊強度以上である請求項1又
    は2記載の光ファイバ接続部の補強方法。
  4. (4)光ファイバがアラミド繊維等の補強緩衝材で被覆
    されており、該光ファイバの接続部において上記紫外線
    硬化性樹脂によって含浸される上記補強緩衝材の引き出
    し長さが10mm以上である請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の光ファイバ接続部の補強方法。
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