JPH0261223A - フーチングの造成法 - Google Patents

フーチングの造成法

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JPH0261223A
JPH0261223A JP21063388A JP21063388A JPH0261223A JP H0261223 A JPH0261223 A JP H0261223A JP 21063388 A JP21063388 A JP 21063388A JP 21063388 A JP21063388 A JP 21063388A JP H0261223 A JPH0261223 A JP H0261223A
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JP
Japan
Prior art keywords
concrete
cylindrical body
rod
footing
formwork
Prior art date
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Pending
Application number
JP21063388A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamato
真一 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH0261223A publication Critical patent/JPH0261223A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 土木・建築構造物を構築する際に上部構造物の応力を地
盤又は地業等の下部構造に伝えるための基礎スラブの中
でも、設計上の所定厚さを確保すれば精度の良い定形を
必要としないフーチングがある。本発明は、このそれほ
ど精度のある形を必要としないフーチングを可撓性のシ
ート材で形成された筒状体を用いて造成する方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、フーチングを造成するにあたっては、設計図に基
づき型枠大工が木製又銅性の型枠を用いて所定の形状の
型枠を組み立て、この型枠内にコンクリートを打設し、
数日後コンクリートが凝結固化した後に型枠を取外して
フーチングを造成していた。しかし、これらの型枠組立
工程と型枠解体工程は熟練した型枠大工を必要とする繁
雑な工程であり、かつ多大の手間と時間がかかる工程で
あった。
そこで近年、特開昭63−60366号公報に開示され
ているように、有底の所定形状の袋状に縫製した重性型
枠を用いる提案がなされている。
しかし、この袋状に縫製された型枠は、施工現場で要求
される形状に施工現場で形状変更することは困難であっ
た。
また、特開昭63−156161号公報に開示されてい
るように、所定長さの筒状の二重部が連続的に設けられ
た重性材料の該二重部に補強芯材を挿入した曲面成型用
の型枠が提案されている。
しかし、この型枠は連続して設けられた複雑な凹凸形状
の型枠となっているために、型枠内に打設したコンクリ
ートと型枠とが剥離し難くなり、また該二重部内に挿入
した補強芯材も抜き取り難くなる欠点がある。またこの
ような二重部が設けられた型枠を縫製等により製造する
際も手間がかかるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は従来技術の欠点である熟達した型枠大工が必要
であるという点、現場で要求する形状に現場で合わせる
ことが全く不可能であるという点、型枠材料の製造に手
間がかかるという点、補強芯材が回収できなくなるとい
う点を全て無くしたフーチングの造成方法を提供するも
のである。即ち、本発明の目的は、不定形ではあるが、
設計上の所定厚さを確保したフーチングを容易に、かつ
迅速・確実に造成する方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、所定位置に複数本の棒状体を設け、棒状体の
内側に脱水性のある可撓性の両端が開放された筒状体を
設置して、少くとも筒状体の上部と棒状体とを結び付け
たのち、筒状体の内部にコンクリート材料を投入して筒
状体を棒状体の間で自由に変形させてフーチングとする
ことを特徴とする筒状体を用いたフーチングの造成法に
関するものである。
本発明において、脱水性があるとは本発明の筒状体で型
枠を構成し、その中にコンクリートを打設した場合、筒
状体を作るシート材はセメントペーストは透過しないが
、水は透過するという脱水機能を付与したものとする。
このことにより、コンクリート打設時に、シート材の内
裏面部付近のコンクリート中の水が適度にシート材を透
過して、外部に排水されるので、シート材近傍のコンク
リートが急速に流動性を失い、驚くべき事に、筒状体の
開放された下端部からのコンクリートのもれを停止させ
る、いわば自閉効果を有することを見出したのである。
具体的には、例えば織布を用いる場合、その目合いが少
なくとも0.2mm以上必要であり、1〜3Iのものが
好ましい。
本発明において可撓性とは、施工時の運搬、棒状体への
固定等の作業面での取扱いの容易な事や、合理的かつ経
済的なフーチングを構築するために、シート材は筒径1
〜5ounの範囲で、無理なく変形し、筒状体を形成可
能にする可撓性を有するものとする。
具体的に、例えば、通常の織布および不織布においては
、JISL1079化繊織物試験方法の中の456カン
チレバー法による剛軟度試験に準拠して可撓性を試験し
た場合L>100Mαのものが好ましい。
かかる性能を有するシート材としては例えば、通常の合
成繊維より成る織布、不織布、合成樹脂製の不織布、テ
ープヤーン織物、ネット、有孔シートなどがあげられる
本発明において棒状体とは、筒状体の位置固定用として
、型枠の内外の少なくとも、いずれか−方便に設けるも
のであり、2力所以上、特に円筒の周方向の、4等分点
上の4力所程度設置するのが型枠の寸法安定性および施
工手間の点で好ましい。ここで用いる棒状体は、在来合
板型枠工法で使用している各種ばた材、例えば丸パイプ
、角パイプ、アングル、角材、ユニバーサルゲージ等を
用いることができる。
その中でも、軽量で、取扱い易い、丸パイプ等が好まし
い。
また、これら上述したシート材を用いて筒状体とする際
には、現場で接合する方法が好ましい。
これは、上述したように、フーチングの大きさには多少
ずれがあり、これらに対応するためには、筒径が任意に
設定可能な筒状体が必要となる。
そのために、布の端部同士の接合方法として、ハンドミ
シンによる現場縫製、カッター打ち、ホッチキス止め、
マジックテープ止め、ハトメを利用したフック止め等の
方法を用いることができる。
無理、フーチングの大きさが一定している場合には、予
め縫製加工しても良い。
本発明者は、有底の袋状の型枠としなくとも、前記の特
定したシート材を使用すれば底がない通常の筒状体とす
るだけで、シート材下部から打設したコンクリートが漏
れ出すことがなくて、゛脱水されたコンクリートが型枠
内で所望の硬度に硬化することを初めて見出して本発明
を完成したのである。
次に図面を参照しながら説明する。第1図は本方法の製
作方法を示し、第2図は完成した最終形状を示す。
第1図には杭基礎におけるフーチング造成法の実施例を
示す。第1図に示す様に通常杭基礎では杭施工後地盤3
を掘削して抗頭2を出し、掘削下図4付近で抗頭2を切
り揃える。
掘削深さは、本発明において掘削下面に敷砂利や捨てコ
ンクリートを実施しないので、この厚さの分浅く掘削し
てよい。掘削が終了したら掘削下面がほぼ水平になる様
転圧する。次に、一般に所定の鉄筋5が抗頭に設置され
る。鉄筋による配筋が終了したら本発明では可撓性の筒
状体7を仮留めするための複数本の棒状体6を組立てる
。この棒状体は円筒布帛を所定の位置で垂直に立てるこ
とを目的とする骨組であるから小径のパイプ等を用い必
最最小限の本数で組み立て、れば良い、この棒状体は掘
削下面に設置して組み立てるか、掘削前の地表面から吊
り下げる形で組み立てても良い。
掘削下面に設置した場合、上部に横方向の棒状体を通し
て固定し所定寸法を保持すれば良いか、棒状体下端部を
掘削下面の地盤中に埋没すれば上下で固定され更に確実
である。次に所定径、所定高さを有する両端が解放され
た筒状体を棒状体の内側に設置し、筒状体の上部と棒状
体の接する位置で筒状体を棒状体に取付ける。この取付
は部8は筒状体の少くとも最上部付近とし、ひも、針金
等を用いて取り付ける。このとき筒状体の下部は掘削下
面と十分接する様な位置とする。又、筒状体の外径はフ
ーチングの大きさの多少の変化にも現場で十分応じられ
る様寸法可変の接合構造としておけば便利である。
棒状体の設置位置は、筒状体内にコンクリートが打設さ
れて自由な変形をしてもフーチングコンクリート9の杭
からのかぶり厚さ10(通常は杭芯が杭径の1.2倍位
)が確保できる様な位置とするとともに、筒状体の外径
もかぶり厚さ確保できる寸法としておく。この場合棒状
体の最大間隔を筒状体の外径とほぼ同一となる様設置す
ればコンクリート打設後のフーチングの最終形状はほぼ
円形となり最も容易であるが、枠体間隔をがぶり厚さが
確保できる最低限まで小さくしてフーチングの最終形状
を変形させれば投入するコンクリートを節約することが
可能である。
第3図は前記の様にフーチングの形状をほぼ円形となる
様棒状体を設置した例、第4図は棒状体の間隔を狭くし
た例を示している。
はぼ円形のフーチングとするのであれば棒状体は最低2
カ所で十分である。棒状体の本数は杭本数及びフーチン
グの最終形状を予想して決め所定位置に設置すれば良い
筒状体の設置が完了したら、次に上端より筒状体の内側
にコンクリートを所定高さまで投入する。
コンクリート投入により筒状体は棒状体による拘束のな
い範囲で自由な変形をし、ゆるやがな曲面を有するフー
チングとなる。
コンクリート投入後硬化するまで放置し、後日棒状体の
み取りはずし、筒状体はそのままとする。
第5図、及び第6図は杭基礎において杭本数が1本、及
び2本のフーチングにおける断面形状め例である。
〔発明の効果〕
本発明による方法を用いれば地盤を掘削したのち地盤の
上のそのままコンクリートを打設しても筒状体が地盤の
不陸に追従しコンクリートが下部からもれ出すことはな
いので敷砂利や捨てコンクリート打ちの作業を省略する
ことができる。
また型枠材としてシート材を用いるので極めて軽い。従
って、従来の様な重い型枠をせまい掘削下面で組立てる
必要はなく作業は容易である。
筒状体は連続体士あるので投入されたコンクリートの圧
力により所定寸法となる。従って、予め筒状体を所定位
置に固定する必要はなく、複数本の棒状体を所定位置に
設置するだけで良いので固定作業は極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、杭基礎上に本件発明の筒状体を設置した状態
の断面図を示し、第2図は、第1図の袋体内にコンクリ
ートを投入後、外側の棒状体をとり除いて本件発明のフ
ーチングを造成した状態を示す。第3図は、第1図に示
す袋体内にコンクリートを投入した場合の平面図を杭頭
における断面図で示したもので、コンクリート投入によ
り筒状体がほぼ円形となる様棒状体を予め設置した場合
を示す。第4図は、第3図に示した断面が棒状体により
異形の曲面とした場合の例を示す。 第5図及び、第6図は杭木数が1本、及び2本の場合の
筒状体の最終形状及び棒状体の位Iを示す。 記号の説明; 1・・・杭、2・・・抗頭、3・・・地盤、4・・・掘
削下面、5・・・鉄筋、6・・・棒状体、7・・・筒状
体、8・・・取付部、9・・・フーチングコンクリート
、10・・・かぶり厚さ特許出願人 旭化成工業株式会
社 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定位置に複数本の棒状体を設け、棒状体の内側に脱水
    性のある可撓性の両端が開放された筒状体を設置して、
    少くとも筒状体の上部と棒状体とを結び付けたのち、筒
    状体の内部にコンクリート材料を投入して筒状体を棒状
    体の間で自由に変形させてフーチングとすることを特徴
    とする筒状体を用いたフーチングの造成法
JP21063388A 1988-08-26 1988-08-26 フーチングの造成法 Pending JPH0261223A (ja)

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JP (1) JPH0261223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238035A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 複数の円筒材よりなる型枠、基礎コンクリート、及び杭基礎の施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013238035A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 複数の円筒材よりなる型枠、基礎コンクリート、及び杭基礎の施工方法

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