JPH0261003A - 高炉排出Znの測定方法 - Google Patents

高炉排出Znの測定方法

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JPH0261003A
JPH0261003A JP21048488A JP21048488A JPH0261003A JP H0261003 A JPH0261003 A JP H0261003A JP 21048488 A JP21048488 A JP 21048488A JP 21048488 A JP21048488 A JP 21048488A JP H0261003 A JPH0261003 A JP H0261003A
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Kenichi Matsumoto
健一 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高炉操業において炉外に排出されるZn量の測
定方法に関するものである。
〈従来の技術〉 高炉内において、Zn、アルカリはそのガス相。
凝縮相温度領域において循環するか、または炉壁付着物
中成分として蓄積されており、前者は循環の過程で徐々
に濃縮し、コークス、12石の熱間性状劣化等を誘発す
るに伴い、炉内通気性を悪化させ操業の不安定化を招き
、高炉燃料比の上昇、銑中Siのバラツキ増加の原因と
なる。
また、後者はZn、アルカリが比較的温度の低い領域に
凝縮し、これが装入原料の結合物の役割を果たし、強固
な炉壁付着物を発生、成長せしめ、原料装入物の棚吊り
、及び荷下り不順を誘発し、これに伴い高炉本来のIa
能が発揮できなくなり、高炉燃料比上昇の原因となる。
従来から炉壁付着物の発生メカニズムは、特公昭42−
26377号公報(特許Na518010)によって知
られていた。すなわち炉壁付着物は鉱石によって入って
きた亜鉛、アルカリ類が温度の高い炉内下部で蒸発し、
シャフトや炉腹と称される比較的温度の低い部分に凝縮
し、これが結合物となって装入された鉱石やコークスを
固め、強固な付着物となる。
この付着物が炉壁に発生し、成長すると、それが要因と
なって混合層が発生し、還元ガスの偏流を誘発し、融着
帯の円周方向でのバランスを乱し炉内ガス還元効率η、
。−co、+ (CO+GOり X100゜(ここでC
01:炉頂ガス巾Cot (%)、Co:炉頂ガス中C
O(%))の低下を起こし、銑中(Si)のバラツキを
大きくする。従って高炉のZn、アルカリバランス(装
入、排出)を常に管理することは高炉操業にとって欠(
ことのできないことである。
従来、アルカリやZnバランスを見た高炉操業法として
は、例えば特開昭55−44585号公報に開示されて
いるように高炉からアルカリおよびZn蒸気を含む炉内
ガスの一部を導出し、このガスを脱アルカリおよび脱Z
n処理した後、再び高炉内に吹込む方法が提案されてい
る。
また、特公昭56−14131号公報には高炉への装入
Znlを低減するため分級能可変型分級機を用いること
によって装入Zn目標値を維持するに必要な最低限の脱
Znf行う方法が提案されており、種々の努力が払われ
ている。
上記のような技術により高炉操業を順調に推移。
させるためにはアルカリやZnの装入量と排出量を出来
るだけ正確に把握することが重要である。
ところで、高炉へのZn量 アルカリの装入量について
は装入物の分析値から常時推定することができる。また
排出量の中でも排出アルカリについては第1表に示すよ
うにその大部分がスラグ中に含まれており、通常IO回
/日程度サンプリングしているスラグの分析項目の中に
アルカリを入れておくことによりほぼ常時把握すること
ができる。
第  10表 〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに高炉から排出されるZnについては、高炉灰で
あるスラジ、ダスト中への含有割合が多く、またスラジ
、ダストの自動サンプリング、分析が困難であるため、
人手によりせいぜい1回/日のサンプリング、分析を行
うことによってZnの排出量を把握しているのが実状で
ある。従ってZn排出量の把握には多くの労力を必要と
するとともにタイムリーな値を得るのが難しいという問
題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解消し、迅速かつ正確に高
炉から排出されるZn量を測定することができる方法を
提供することを目的とするものである。
く課題を解決するだめの手段〉 本発明の方法は、Zn排出量を把握するにあたり、ダス
ト、スラグのような固体であるために自動サンプリング
、分析の困難なものでなく、気体あるいは液体のような
もので連続かつ自動分析が可能なものからの推定ができ
ないかを種々検討した結果得られたものである。
上記目的を達成するための本発明の方法は高炉炉外に排
出されるZn量を測定するに当たり、高炉排ガスの集塵
に使用された洗浄水を分析し、該洗浄水中に含有される
Zn1lに基づいて高炉排出ZJJを求めることを特徴
とするものである。
分析する洗浄水としてはベンチュリスクラバおよび電気
集塵機から排出されたスラリーのシックナにおける上澄
液またはスラグ処理の脱水排液を使用するのが好ましい
〈作 用〉 高炉排ガスの洗浄水は好ましくはベンチュリスクラバ、
電気mav9.から排出されるスラリーをシックナによ
って固体物を分離した上澄液あるいはスラグ処理時に発
生する脱水排液中のZnを分析し、上記洗浄水中のZn
を分析し、上記洗浄水中に含有されるZnJiに基づい
て高炉排出ZnfJを求める。
第2図は長期間に亘って分析したシックナの上澄液中の
Zn量度と高炉から排出されるZnfft(銑鉄。
スラジ、ダストの分析から求めた量)との関係を示して
いるが、両者の間にはほぼ直線的な相関関係があり、こ
のような関係を予め求めておき洗浄水中のZn分析によ
りトータルの排出Zn量を求めるのである。
洗浄水の分析では例えばシックナの上澄液またはスラリ
処理時の脱水排液を定期的かつ自動的にサンプリングす
るだけで容易にトータル排出Zn1iを求めることが可
能である。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図に示すように高炉lから排出される排ガスは乾式集a
器2.ペンヂュリスクラバ3および電気集m器4によっ
て集塵されるが高炉排ガスの洗浄設備であるベンチュリ
スクラバ3および電気集塵機4から含塵スラリーが発生
する。
このスラリーをシックナ5に集めて濃縮し、上澄液は循
環水として再利用し、fj4mされたスラリーはスラリ
処理工場6に送られここで懸濁固体物(スラリ)を分離
し、脱水排液は循環水として再利用されるようになって
いる。
高炉1から排出されるZnは前述のように大部分がスラ
リ中に混入するが5〜10%は洗浄水(上澄液や脱水排
液)に残るので、洗浄水が流れる循環水径路7より一部
を定期的に自動サンプリングして分析計8に導いてZn
濃度を分析する。
洗浄水中のZn濃度はスラリ中のZnに比較して比較的
均一であり、サンプリング精度が良(、また前述のよう
に高炉から排出されるトータルのZn1lとも良い相関
があり代表性がある。
特に、シックナ5の上澄液であればベンチュリスクラバ
3や電気集塵機4から10分程度の時間遅れでサンプリ
ングできるのでタイムリに高炉排出Znlを測定するこ
とができる。スラリ処理工場6からの脱水排液をサンプ
リングする場合はシックナ5の沈澱処理などに要する時
間遅れが付加されるが、同様にして高炉排出Zn1Jの
測定に用いることができる。
第3図は3回/日シックナ上澄液を自動サンプリングし
て分析したときのZn濃度を、変化が比較的大きかった
場合について示している。第3図におい′て、上澄液中
の濃度が2日余りに亘り目標値より下がったため、高炉
のコークスを上げることにより高炉の炉頂温度を高めて
高炉からのZn排出量を促進させた結果、高炉操業を安
定に推移させることができた。
上記のようなアクシランを採ったのは、排出Zn量が装
入Zn1lより低下する傾向が見られた場合の代表的な
処理は炉頂温度を高めることであり、コークス比を上げ
て炉頂温度を高め蒸発Znの高炉内部での滞留を阻止す
ることによって高炉からの排出が促進されるからである
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、高炉排出Zn1J
が高炉排ガス洗浄水を分析することによって測定するこ
とができるので、自動サンプリング。
自動分析が可能となり、測定頻度・速度の上昇が図れ、
高炉操業への反映が早期に行えるようになり、またサン
プリング、分析に要するランニングコストの低減が達成
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略工程説明図、第2図
は洗浄水中zn1度と高炉からの排出Znとの関係を示
すグラフ、第3図は洗浄水中Zn濃度、コークス比およ
び炉頂温度の推移を示すグラフである。 !・・・高 炉、 3・・・ベンチュリスクラバ、 5・・・シックナ、 7・・・循環水径路、 2・・・乾式集塵器、 4・・・電気集塵機、 6・・・スラリ処理工場、 8・・・分析計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高炉炉外に排出されるZn量を測定するに当たり、
    高炉排ガスの集塵に使用された洗浄水を分析し、該洗浄
    水中に含有されるZn量に基づいて高炉排出Zn量を求
    めることを特徴とする高炉排出Znの測定方法。 2、前記洗浄水がベンチュリスクラバおよび/または電
    気集塵機から排出されたスラリーのシックナにおける上
    澄液であることを特徴とする請求項1記載の方法。 3、前記洗浄水がスラジ処理の脱水排液であることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011128036A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Jfe Steel Corp 高炉排ガス中ダストの連続分析方法および連続分析装置
CN114807467A (zh) * 2022-03-25 2022-07-29 红河钢铁有限公司 一种高锌负荷条件下的高炉日常生产的排锌方法

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CN114807467B (zh) * 2022-03-25 2023-12-08 红河钢铁有限公司 一种高锌负荷条件下的高炉日常生产的排锌方法

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