JPH0260969B2 - - Google Patents

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JPH0260969B2
JPH0260969B2 JP12932578A JP12932578A JPH0260969B2 JP H0260969 B2 JPH0260969 B2 JP H0260969B2 JP 12932578 A JP12932578 A JP 12932578A JP 12932578 A JP12932578 A JP 12932578A JP H0260969 B2 JPH0260969 B2 JP H0260969B2
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fuel
calculation
data
distance
liquid level
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JP12932578A
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Shinichi Hori
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両の残燃料を正確に表示する残燃料
表示装置に関するものである。
従来、車両に設置されている残燃料計は、燃料
タンク内の液面に浮かぶフロートの位置をカムを
介してフユーエルセンダに伝え、このフユーエル
センダの抵抗値によりバイメタルに巻きつけた抵
抗線に流れる電流を制限し、これによるバイメタ
ルの指示を残燃料量に対応させている。
しかしながら、この種の残燃料計は燃料タンク
の製造時におけるばらつき、あるいは取付時にお
けるばらつきのため、同じ車種で同量の燃料を入
れていても燃料計の指示が異なるという欠点があ
る。
また、残燃料量を液位により検出しているた
め、燃料タンクの形状により燃料計の指針は、燃
料が満タンあるいはからに近い場合と半分近くは
いつている場合とでは振方が異なり、正確な残燃
料量を知ることが困難であるという欠点もある。
本発明は上記欠点を解消するもので、燃料タン
ク内の段階的な残燃料量に対する液位を記憶させ
ておき、燃料タンク内の燃料の液位を検出した時
に前記記憶した内容に基づいて残燃料量を計算
し、これを表示することによつて、燃料タンクの
製造時あるいは取付時におけるばらつきおよび燃
料タンクの形状にもかかわらず正確な残燃料量を
表示することができる残燃料表示装置を提供する
ことを目的とするものである。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1図は本発明の第1の実施例の全体構成を
示すブロツク線図であり、予め定めた残燃料表示
プログラムに従つてソフトウエアによるデイジタ
ル演算処理を実行する車載マイクロコンピユータ
を用いている。
この第1図において、1は車載バツテリ、2は
キースイツチ、3は給油をする時に押される給油
スイツチで、キースイツチ2が投入されていると
きにはオフになるように連結されている。4は電
源回路で、キースイツチ2あるいは給油スイツチ
3の投入により車載バツテリ1よりの約12Vの電
源電圧の供給を受けてその電圧変動に影響されな
い5ボルト(V)、−15Vの安定化電圧を送出する
ものである。5はセンダで、燃料タンク内の燃料
の液位を検出し、液位に対応した液位信号を発す
るものである。6はアナログ信号をデイジタル信
号に変換するA/D変換器で、センダ5よりの液
位信号をデイジタル信号に変換したデイジタル液
位信号Vを発するものである。そして、センダ5
とA/D変換器6で検出手段をなしている。7は
電子式の走行距離計で、走行距離をデイジタル信
号で表わした走行距離信号を発するものである。
8はモード選択スイツチで、燃費スイツチと走行
可能距離スイツチから成り、いずれか一方のスイ
ツチしか押されない機構で、燃費スイツチが押さ
れると燃費信号を発し、走行可能距離スイツチが
押されると距離信号を発するものである。9は入
力キーで、燃料タンク内の4リツトル()毎の
燃料に対するセンダ5よりの液位信号に対応する
デイジタル液位信号Vを記憶させたい時に使うも
ので、燃料を4ずつ燃料タンクに投入する毎に
押されて入力キ―信号を発するものである。10
は、記憶更新指令手段とからなる給油センサで、
給油する時に操作されて押される給油スイツチ3
のオン信号を検出して、記憶更新信号となる給油
信号を発するものである。
11は予め定めた残燃料表示プログラムを含む
制御プログラムに従つてソフトウエアのデイジタ
ル演算処理を実行するマイクロコンピユータで、
車載バツテリ1より電源供給を受けて5V、−15V
の安定化電圧を発生する電源回路4よりの安定化
電圧の供給を受けて作動状態になるものである。
そして、このマイクロコンピユータ11は、数メ
ガヘルツ(MHz)の周波数で発振する水晶振動子
11a、この水晶振動子11aに接続して基準ク
ロツクパルスを発生するクロツク発生部を含み、
その基準クロツクパルスに同期してソフトウエア
のデイジタル演算処理を実行する中央処理部
(Central Processing Unit;CPU)11b、こ
のCPU11bとアドレスバス11cコントロー
ルバス11d、データバス11eを介して各種情
報の授受を行なうための読出専用メモリ(Read
Only Memory;RoM)11f、記憶手段として
の不揮発性の読み書き可能なメモリ(Randam
Access Memory;RAM)11g、および保持
機能を持つラツチを含んだ入出力(I/O)回路
11hに接続して演算処理手段を構成している。
その各構成要素はいずれも半導体集積回路製のも
のである。そして、ROM11fには、演算手順
を定めた残燃料表示プログラムを含む制御プログ
ラムを記憶しており、その演算手順をCPU11
bが順次読出すことによつてその演算処理を実行
し、その演算途中の各種データおよび燃料を4
毎燃料タンクに投入するときのデイジタル液位信
号Vとこれに対応する燃料信号としての指定番地
を不揮発性RAM11g内に記憶しており、必要
時にそのデータを読出している。この不揮発性
RAM11gは電源遮断時にその読込んだデータ
をそのまま記憶している(不揮発性)機能を有す
るものである。さらに、CPU11bに対する車
載マイクロコンピユータ11の外部の機器との各
種信号の入出力をI/O回路11hにて調整して
いる。
12は残燃料量、燃費および走行可能距離を小
数点以下1桁を含む4桁のデイジタル数字で表示
する表示手段としての表示器で、残燃料量を表示
するための燃料信号、平均燃費を表示するための
燃費信号、および走行可能距離を表示するための
距離信号がI/O回路12に保持されたとき、そ
の指示を表示するもので、それらの単位として残
燃料は、燃費はキロメートル/リツトル(Km/
)、走行可能距離はKmである。
次に、上記構成においてその作動を第2図、第
3図、第4図、第5図、第6図および第7図の演
算流れ図と共に説明する。
この第2図は制御プログラムによるマイクロコ
ンピユータ11の全体の演算処理を示す演算流れ
図、第3図は燃料を4毎燃料タンク内に投入す
るときのデイジタル液位信号Vを不揮発性RAM
11gに記憶するときに用いる入力キー9よりの
入力キー信号に基づいた割込ルーチンの演算処理
を示す割込演算流れ図、第4図は第2図中の給油
時設定プログラムとなる給油時設定演算ルーチン
の詳細な演算処理を示す演算流れ図、第5図は第
2図中の残燃料プログラムとなる残燃料演算ルー
チンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、第6図
は第2図中の燃費プログラムとなる燃費演算ルー
チンの詳細な演算旨理を示す演算流れ図である。
第7図は第2図中のデータ表示プログラムとなる
データ表示演算ルーチンの詳細な演算処理を示す
演算流れ図である。
まず、マイクロコンピユータ11の演算処理に
ついて説明する。今、この装置を備えた自動車に
おいて、その運転開始におけるキースイツチ2の
投入、あるいは給油時における給油スイツチ3の
投入にて電源回路4より安定化電圧の供給を受け
て作動状態となり、制御プログラムの演算処理を
実行する。
すなわち、第2図のスタートスイツチ100よ
り演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んでマイクロコンピユータ11内のレジスタ、
カウンタ、ラツチなどを演算処理に必要な初期状
態にセツトする。そして給油信号判定ステツプ3
00に進み、給油センサ10より給油信号が発生
しているか否かを判定し、給油スイツチ3が開放
していて給油センサ10より給油信号が発生して
いないときその判定がノー(NO)になるが、給
油スイツチ3が閉成していて給油センサ10より
給油信号が発生しているときにその判定がイエス
(YES)となり、給油時設定演算ルーチン400
に進み、給油時における各種設定および燃料給油
時における残燃料の設定を行なう。そして、給油
スイツチ3が投入されている間は給油信号判定ス
テツプ300の判定はYESになり、この給油時
設定演算ルーチン400を繰り返す。
他方、前記給油信号判定ステツプ300の判定
が給油スイツチ3の開放にてNOになつたときは
残燃料演算ルーチン500に進む。この残燃料演
算ルーチン500では、センダ5よりの液位信号
に対応するデイジタル液位信号V、走行距離計7
よりの距離信号に基づき、燃料タンク内の残燃料
の計算の演算処理を実行し、次の平均燃費演算ル
ーチン600に進む。この平均燃費演算ルーチン
600では、残燃料演算ルーチン500にて使用
した走行距離計7よりの距離信号およびその演算
結果として得られた残燃料量に基づき、1分間の
現在燃費を求め、過去の平均燃費との加重平均に
て平均燃費を求めている。そして、次のデータ表
示演算ルーチン700に進み、モード選択スイツ
チ8が押されていなければ残燃料演算ルーチン5
00にて得られた残燃料量を表示器12に表示す
るための燃料表示信号を発し、モード選択スイツ
チ8における走行可能距離スイツチが押されれば
走行可能距離を表示器12に表示するための距離
表示信号を発し、モード選択スイツチ8における
燃費スイツチが押されれば燃費を表示器12に表
示するための燃費表示信号を発している。そし
て、次の各種制御演算ルーチン800に進み、第
1図中にはセンサおよびアクチエータが図示して
いないが、スピードメータ、タコメータなどの表
示あるいはワイパモータ、ライトスイツチなどの
制御を行ない、その後残燃料演算ルーチン500
にもどる。以後、この残燃料演算ルーチン500
から各種制御演算ルーチン800への演算処理を
約1秒の周期にて繰返す。
そして、給油時におけるマイクロコンピユータ
11の作動中において、給油時設定演算ルーチン
400の演算を繰返し行なつている時に、入力キ
ー9より入力キー信号が割込(INT)端子に加
わると、給油時設定演算ルーチン400の演算処
理を一時中断して第3図に示す割込ルーチンにお
ける割込スタートステツプ101に到来し、液位
信号入力ステツプ102に進んでセンダ5よりの
液位信号をA/D変換器6にて変換したデイジタ
ル液位信号Vを入力する。そして、液位信号記憶
ステツプ103に進み、液位信号入力ステツプ1
02にて入力したデイジタル液位信号Vを不揮発
性RAM11g内のK番地に記憶し、番地加算ス
テツプ104に進んでK=K+1の演算をし、リ
ターンステツプ105に進んで割込ルーチンの割
込処理を終了して先に中断した給油時設定演算ル
ーチン400の演算処理を再開する。
そして、その後入力キー9が押される毎に割込
がかかり、その時のデイジタル液位信号Vを不揮
発性RAM11g内のK番地に順次記憶する。
次に、この給油時設定演算ルーチン400の詳
細な演算を4図に示す演算流れ図と共に説明す
る。まず、この給油楠設定ルーチン400に到来
することによつて、給油時設定ステツプ401に
進み不揮発性RAM11g内におけるデイジタル
液位信号V記憶の最初の指定番地KをK=K0
部分的積算距離d1,d2,d3をd1=0、d2=0、d3
=0、繰越距離d4をd4=0、および燃費演算ルー
チン600における記憶内容のうちの前回燃料デ
ータl1を旧燃料データF0にするなどの給油時設定
を行ない、次の液位信号入力ステツプ402に進
んでセンダ5よりの液位信号をA/D変換器6に
て変換したデイジタル液位信号Vを入力する。そ
して、次の探索ステツプ403に進み、液位信号
入力ステツプ402にて入力したデイジタル液位
信号Vと不揮発性RAM11g内のK番地に記憶
した残燃料4毎のデイジタル液位信号との引き
算をK0番地から順次行ない、その結果における
符号が逆転した時の値V1とその前の値V2および
V1,V2に対応する番地の数K1,K2を探索する。
そして、新燃料データ計算ステツプ404に進
み、デイジタル液位信号Vに対する新燃料データ
Fを探索ステツプ403にて求めたV1,V2
K1,K2に基づき、直線近似により次に示す式に
て求めている。
F=4(K1−K2)/V1−V2・V+ 4(K2・V1−K1・V2)/V1−V2 −4(K0−1) …(1) そして、燃料表示ステツプ405に進み、新燃
料データ計算ステツプ404にて求めた新燃料デ
ータFを表示器12に燃料表示信号にて出力し、
現在の残燃料量をデイジタル表示し、燃料記憶ス
テツプ406に進んで新燃料データFを不揮発性
RAM11g内に記憶し、給油時設定演算ルーチ
ン400の1回の演算処理を終える。
次に、残燃料演算ルーチン500の詳細な演算
を第5図に示す演算流れ図と共に説明する。ま
ず、この残燃料演算ルーチン500に到来するこ
とによつて、新距離データ入力ステツプ501に
進み、電子式の走行距離計7よりのデイジタル走
行距離信号、すなわち新距離データDを入力し、
液位信号入力ステツプ502に進んで第4図にお
ける液位信号入力ステツプ402と同様にデイジ
タル液位信号Vを入力する。そして、次の旧距離
データ読出ステツプ503に進んで前回の演算で
記憶した旧距離データD0を不揮発性RAM11g
より読出し、距離計算ステツプ504に進んでM
=D−D0の計算を行ない、前回と今回の演算を
するまでの約1秒の時間に車両が走行した部分距
離Mを求め、次の探索ステツプ505に進む。こ
の探索ステツプ505では第4図中に示す探索ス
テツプ403と同様の演算処理を行ない、K1
K2,V1,V2を求め、新燃料データ計算ステツプ
506に進んで第4図中に示す新燃料データ計算
ステツプ404と同様の計算を行ない、新燃料デ
ータFを(1)式にて求める。そして、次の旧燃料デ
ータ読出ステツプ507に進み、不揮発性RAM
11g内の指定番地に記憶してある旧燃料データ
F0を読出し、正偏差判定ステツプ508に進ん
で新燃料データFの方が旧燃料データF0より0.1
以上大きいか否かを判定し、新燃料データFの方
が旧燃料データF0より0.1以上大きいとき、すな
わち燃料消費量が少ないときにその判定がYES
になるが、新燃料データFが旧燃料データF0
り0.1以上大きくないときにその判定がNOになつ
て負偏差判定ステツプ509に進む。この負偏差
判定ステツプ509では旧燃料データF0の方が
新燃料データFより0.1以上大きいか否かを判定
し、旧燃料データF0の方が新燃料データFより
0.1以上大きいとき、すなわち燃料消費量が多い
ときにその判定がYESになるが旧燃料データF0
が新燃料データFより0.1以上大きくないときに
その判定がNOになつてd1積算ステツプ510に
進む。このd1積算ステツプ510では前回までの
部分積算距離d1に部分距離Mを加え、それを新た
に部分積算距離d1としている。そして、距離積算
ステツプ511に進み、部分積算距離d1,d2
d3,d4および繰越距離d4を加算してその結果を積
算距離dとし、d判定ステツプ512に進んでd
が「1」以上になつたか否かを判定し、dが
「1」以上にならないときにその判定がNOにな
るがdが「1」以上になつたときにその判定が
YESになつて繰越距離設定ステツプ513に進
む。この繰越距離設定ステツプ513では積算距
離dから「1」を引き、その結果を繰越距離d4
して新たに設定し、旧燃料データ更新ステツプ5
14に進んで旧燃料データF0から0.1を引いて、
旧燃料データF0を更新し、これを不揮発性RAM
11g内に記憶し、距離記憶ステツプ515に進
んで新距離データDを不揮発性RAM11g内に
記憶して残燃料演算ルーチン500の1回の演算
処理を終える。
他方、前記正偏差判定ステツプ508にて
YESの判定をしたとき、すなわち燃料消費量が
少ないときには、実距離減縮ステツプ517に進
み、正偏差F―F0を0.1より小さくするために1
秒間に車両が走行した部分距離Mを半減し、d2
算ステツプ518に進んで前回までの部分積算距
離d2に半減した部分距離Mを加え、それを新たに
部分積算距離d2とし、距離積算ステツプ511に
進む。
他方、前記負偏差判定ステツプ509にて
YESの判定をしたとき、すなわち燃料消費量が
多いときには、実距離延長ステツプ519に進
み、負偏差F0―Fを0.1より小さくするために1
秒間に車両が走行した部分距離Mを1.0倍し、d3
積算ステツプ520に進んで前回までの部分積算
距離d3に10倍した部分距離Mを加え、それを新た
に部分積算距離d3とし、距離積算ステツプ511
に進む。
また、前記d判定ステツプ512でNOの判定
をしたときには距離記憶ステツプ515に進む。
次に燃費演算ルーチン600の詳細な演算を第
6図に示す演算流れ図と共に説明する。まず、こ
の燃費演算ルーチン600に到来することによつ
て、1分間タイマ計算ステツプ601に進み、1
分間を示すタイマデータの値をマイクロコンピユ
ータ11の繰返演算毎に定数「1」を引く引算計
算を行ない、タイマ判定ステツプ602に進んで
タイマデータの値が0であるか否かを判定する。
このときタイマデータの値が0でないときにその
判定がNOになり、タイマデータの値が0のとき
にその判定がYESになつて現在データ入力ステ
ツプ603に進む。この現在データ入力ステツプ
603では第5図に示す新距離データ入力ステツ
プ501にて入力した新距離データDおよび新燃
料データ計算ステツプ506にて計算して求めた
新燃料データFを入力し、前回データ読出ステツ
プに進んで不揮発性RAM11g内に記憶した前
回の距離データD1および燃料データl1を読出し、
次の現在燃費計算ステツプ605に進む。この現
在燃費計算ステツプ605では現在燃費Nの計算
を現在データD、lおよび前回データD1,l1に基
づき、次に示す式にて求めている。
N=(D−D1)/(l1−l) …(2) そして、平均燃費読出ステツプ606に進み、
不揮発性RAM11g内に記憶した平均燃費N0
読出し、平均燃費計算ステツプ607に進んで現
在燃費Nおよび平均燃費N0に基づき、加重平均
にてN0=0.9・N0+0.1・Nの計算を行なつて平
均燃費N0を更新する。
そして、この計算結果を不揮発性RAM11g
内に記憶し、現在データ記憶ステツプ608に進
んで、現在データD,lを不揮発性RAM11g
内に記憶して燃費演算ルーチン600の1回の演
算処理を終える。
他方、前記タイマ判定ステツプ602にてNO
の判定をしたときも燃費演算ルーチン600の1
回の演算処理を終える。
次に、データ表示演算ルーチン700の詳細な
演算を第7図に示す演算流れ図と共に説明する。
まず、このデータ表示演算ルーチン700に到来
することによつて、燃費信号判定ステツプ701
に進み、モード選択スイツチ8の燃費スイツチが
押されると発する燃費信号の有無を判定し、燃費
信号がはいつているときにその判定がYESにな
るが、燃費信号がはいつていないときにその判定
がNOになつて距離信号判定ステツプ702に進
む。この距離信号判定ステツプ702ではモード
選択スイツチ8の走行可能距離スイツチが押され
ると発する距離信号の有無を判定し、距離信号が
はいつているときにその判定がYESになるが、
距離信号がはいつていないときにその判定がNO
になつて旧燃料データ読出ステツプ703に進
む。この旧燃料データ読出しステツプ703で不
揮発性RAM11g内に記憶している旧燃料デー
タF0を読出し、燃料表示ステツプ704に進ん
で旧燃料データF0を表示器12にデイジタル表
示(単位lも含む)するための燃料表示信号を
I/O回路11hに保持して表示器12に出力
し、データ表示演算ルーチン700の1回の演算
処理を終える。
他方、前記燃費信号判定ステツプ701にて
YESの判定をしたときは、平均燃費読出ステツ
プ705に進んで不揮発性RAM116内に記憶
している平均燃費N0を読出し、燃費表示ステツ
プ706に進んで平均燃費N0を表示器12にデ
イジタル表示(単位Km/を含む)するための燃
費表示信号をI/O回路11hに保持して表示器
12に出力し、データ表示演算ルーチン700の
1回の演算処理を終える。
他方、前記距離信号判定ステツプ702にて
YESの判定をしたときは、平均燃費読出ステツ
プ707に進んで不揮発性RAM11g内に記憶
している平均燃費N0を読出し、、旧燃料データ読
出ステツプ708に進んで不揮発性RAM11g
内に記憶している旧燃料データF0を読出、走行
可能距離計算ステツプ709に進む。この走行可
能距離計算ステツプ709では平均燃費N0およ
び旧燃料データF0に基づき、走行可能距離Sを
次に示す計算式にて求めている。
S=N0・F0 …(3) そして、距離表示ステツプ710に進んで走行
可能距離Sを表示器12にデイジタル表示(単位
Kmも含む)するための距離表示信号をI/O回路
11hに保持して表示器12に出力し、データ表
示演算ルーチン700の1回の演算処理を終え
る。
次に、種々の状態における制御プログラムの全
体動作について順次説明する。
まず、自動車の新車状態時にこの車載マイクロ
コンピユータを搭載し、かつ制御プログラムを記
憶したROM11fを備えて、不揮発性RAM1
1gにまだ何も記憶されていない時は、燃料注入
時における給油スイツチ3の投入にてマイクロコ
ンピユータ11は電源回路4より安定化電圧の供
給を受けて作動状態となり、制御プログラムの演
算処理を実行する。
すなわち、第2図のスタートステツプ100よ
り演算を開始し、初期設定ルーチン200に進ん
で各種初期設定をし、給油信号判定ステツプ30
0に進んでYESの判定をし、給油時設定演算ル
ーチン400に進んで給油時のおける各種設定を
した後、給油信号判定ステツプ300、給油時設
定演算ルーチン400の繰返演算を給油スイツチ
3が投入されている間行なう。
そして、この給油時設定演算ルーチン400に
おいては、第4図に示すように給油時走定ステツ
プ401にて給油時設定を行ない、液位信号入力
ステツプ402に進んでデイジタル液位信号Vを
入力し、探索ステツプ403にてK1,K2,V1
V2を探索し、新燃料データ計算ステツプ404
にて新燃料データFを求め、燃料表示ステツプ4
05にて新燃料データFを表示器12に表示し、
燃料記憶ステツプ406にて新燃料データFを不
揮発性RAM11g内に記憶するという演算処理
を行なうため、燃料注入時における燃料タンク内
の燃料量を常時表示器12にデイジタル表示して
いる。
この繰返演算中に燃料タンク内の燃料量が4
になり入力キー9が押されると入力キー信号が
INT端子に加わり、給油時設定演算ルーチン4
00の演算処理を一時中断して第3図に示す割込
ルーチンの演算を行なう。すなわち、割込スター
ト101より演算を開始して液位信号入力ステツ
プ102にてデイジタル液位信号Vを入力し、液
位信号記憶ステツプ103にてデイジタル液位信
号Vを不揮発性RAM11g内のK=K0番地に記
憶し、番地加算ステツプ104にてK=K+1の
演算を行ない、リターンステツプ105に進んで
割込ルーチンの割込処理を終了して先に中断した
給油時設定演算ルーチン400の演算処理を行な
う。
そして、給油信号判定ステツプ300と給油時
設定演算ルーチン400の繰返演算において、燃
料タンク内の燃料量が8になり入力キー9が押
されると入力キー信号がINT端子に加わり、割
込ルーチンの演算を行ない不揮発性RAM内のK
番地に燃料量8に対する液位信号Vを記憶す
る。
そして、この後も燃料量が4増して入力キー
9が押される毎に割込がかかつて、その時の燃料
量に対する液位信号Vを不揮発性RAM11g内
のK番地に記憶するという操作を燃料タンクが満
タンになるまで行なう。
そして、給油が終わつてキースイツチ2を投入
するとマイクロコンピユータ11は電源回路4よ
り安定化電圧の供給を受けて作動状態となり、制
御プログラムの演算処理を実行する。
すなわち、第2図のスタートステツプ100よ
り演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んで各種初期設定を行ない、給油信号判定ステ
ツプ300に進んでNOの判定を、残燃料演算ル
ーチン500に進んで残燃料の演算を行ない、燃
費演算ルーチン600に進んで燃費の演算を行な
い、データ表示演算ルーチン700に進んでデー
タ表示のための演算を行ない、各種制御演算80
0に進んで各種演算を行ない、そして残燃料演算
ルーチン500にもどる。以後、残燃料演算ルー
チン500から各種制御演算ルーチン800まで
の演算を約1秒の周期にて繰返す。
この繰返演算において残燃料演算ルーチン50
0における種々の状態の作動説明をする。
まず、この残燃料演算ルーチン500に到来す
ることによつて、第5図に示す新距離データ入力
ステツプ501に進んで新距離データDを入力
し、液位信号入力ステツプ502に進んでデイジ
タル液位信号Vを入力し、旧距離データ読出ステ
ツプ503に進んで旧距離データD0を読出し、
距離計算ステツプ504に進んで、約1秒間に車
両が走行した部分距離M、このときまだ車両が動
き出していないのでM=0を求め、探索ステツプ
505にてK1,K2,V1,V2を求め、新距離デー
タ計算ステツプ506にてK1,K2,V1,V2に基
づき(1)式により新距離データFを計算し、旧燃料
データ読出ステツプ507にて不揮発性RAM1
1gに記憶してある旧燃料データF0を読出し、
次の正偏差判定ステツプ5008に進む。このと
き、まだ車両は動き出していないため、新燃料デ
ータFと旧燃料データF0とが0.1以上異なること
はなく、この正偏差判定ステツプ508の判定お
よび負偏差判定ステツプ509の判定は、いずれ
もNOとなり、d1積算積算ステツプ510に進
む。そして、このd1積算ステツプ510では、第
4図に示す給油時設定ステツプ401にて設定し
た部分積算距離d1=0に部分距離M=0を加えて
いるので、今回の部分積算距離d1は0になり、距
離積算ステツプ511に進む。この距離積算ステ
ツプ511では、第4図に示す給油時設定ステツ
プ401にて設定した部分積算距離d2=1、d3
0、繰越距離d4=0およびd1積算ステツプ510
にて求めた部分積算距離d1=0を加えているの
で、積算距離dは0になり、d判定ステツプ51
2に進んでNOの判定をし、距離記憶ステツプ5
15に進んで新距離データDを不揮発性RAM1
1g内に記憶して残燃料演算ルーチン500の1
回の演算処理を終える。そして、燃費演算ルーチ
ン600を経た後のデータ表示演算ルーチン70
0にてこのときの旧燃料データF0を表示12に
表示し、各種演算ルーチン800を経た後、残燃
料演算ルーチンにもどる演算の繰返しを約1秒の
周期にて行なう。この繰返演算において、エンジ
ンを回転させたアイドリング時には、新距離デー
タ入力ステツプ501液位信号入力ステツプ50
2、旧距離データ読出ステツプ503、距離計算
ステツプ504、探索ステツプ505、新燃料デ
ータ計算ステツプ506旧燃料データ読出ステツ
プ507を経た後、正偏差判定ステツプ508に
進んでNOの判定をし、負偏差判定ステツプ50
9に進んでNOの判定をし、d1積算ステツプ51
1、距離積算ステツプ511を経た後、d判定ス
テツプ512に進んでNOの判定をし、距離記憶
ステツプ515に進んで残燃料演算ルーチン50
0の1回の演算を終える。そして、約1秒の周期
にてこの演算を繰返す。このとき、まだ車両が動
き出していないため距離計算ステツプ504で求
めた部分距離Mが0になり、従つて部分積算距離
d1、積算距離dは変化せず、d判定ステツプ51
2の判定がNOになり続けるため表示器12に表
示する残燃料量は変化せず、最初に表示した残燃
料量のままである。
そして、車両が動き始めると、新距離データ入
力ステツプ501、液位信号入力ステツプ502
旧距離データ読出ステツプ503、距離計算ステ
ツプ504、新燃料データ計算ステツプ506、
旧距離データ読出ステツプ507に進んだ後、正
偏差判定ステツプ508および負偏差判定ステツ
プ509の判定がONになり、距離積算ステツプ
511に進む。この距離積算ステツプ511で積
算距離dを求め、これがまだ「1」以上にならな
いのでd判定ステツプ512の判定はNOにな
り、距離記憶ステツプ515に進んで残燃料演算
ルーチン500の1回の演算を終える。そして、
約1秒後に新距離データ入力ステツプ501にも
どり上記演算を繰返すが、表示器12に示される
残燃料量は変化しない。
そして、車両の走行距離が増して積算距離dが
「1」以上になつたときはd判定ステツプ512
に到来したときその判定がNOからYESに反転
し、繰越距離設定ステツプ513に進んで積算距
離dから「1」を引き、その結果を越距離d4とし
て新たに設定し、旧燃料データ更新ステツプ51
4に進んで旧燃料データF0から0.1を引き距離記
憶ステツプ514に進んで残燃料演算ルーチン5
00の1回の演算処理を終える。そして、燃費演
算ルーチン600を経た後、データ表示演算ルー
チン700にてこのときの旧燃料データF0を表
示器12に表示する。すなわち、今まで表示して
いた残燃料量から0.1を引いた残燃料量を表示
器12に表示する。
この繰返演算において、新燃料データFが旧燃
料データFより0.1以上大きくなつたとき、すな
わち燃料消費量が少ないときは正偏差判定ステツ
プ508に到来したときその判定がNOからYES
に反転し、実距離減縮ステツプ517に進んで、
1秒間の車両の走行距離Mを半減し、d2積算ステ
ツプ518に進んで部分積算距離d2を更新し、距
離積算ステツプ511に進む。
また、新燃料データFが旧燃料データF0より
0.1以上小さくなつたとき、すなわち燃料消費量
が多いときは負偏差判定ステツプ509に到来し
たときその判定がNOからYESに反転し、実距離
延長ステツプ519に進んで1秒間の車両の走行
実距離Mを10倍し、d3積算ステツプ520に進ん
で部分積算距離を更新し、距離積算ステツプ51
1に進む。
すなわち、新燃料データFが旧燃料データF0
より0.1以上大きくなつたときには部分距離Mを
半減し、新燃料データが旧燃料データF0より0.1
以上小さくなつてときには部分距離Mを10倍して
積算距離dが「1」に達するまでの時間を新燃料
データFと旧燃料データF0との差に応じて変化
させ、これにより新燃料データFと旧燃料データ
F0との差を縮める。
そして、上記繰返演算において積算距離dが
「1」を越える毎にd判定ステツプの判定がNO
からYESに反転し、旧燃料データ更新ステツプ
514で旧燃料データF0から0.1を引く演算を行
なうので、表示器12に表示される残燃料量は
0.1ずつ減少していく。
次に、燃費演算ルーチン600の作動説明をす
る。
まず、この燃費演算ルーチン600に到来する
ことによつて第6図に示す1分間タイマ計算ステ
ツプ601に進み、1分間を示すタイマデータを
セツトすると共に定数「1」を引く引算を行ない
タイマ判定ステツプ602に進む。このとき、ま
だタイマデータは0ではないのでNOの判定をし
て燃費演算ルーチン600の1回の演算を終え
る。
そして、約1秒の周期にてこの演算を繰り返
し、その度にタイマデータの値から「1」を減算
し、それが0になつたか否かを判定する。
そしてタイマデータの値が0になるとタイマ判
定ステツプの判定がNOからYESに反転し、現在
データ入力ステツプ603に進んで新距離データ
Dおよび新燃料データFを入力し、前回データ読
出ステツプ604に進んで前回の距離データD1
および燃料データl1を読出し、現在燃費計算ステ
ツプ605に進んで現在データD,lおよび前回
データD1,l1に基づき、(2)式により現在燃費Nを
求め、平均燃費読出ステツプ606に進んで平均
燃費NOを読出し、平均燃費計算ステツプ607
に進んで現在燃費Nおよび平均燃費N0に基づき
加重平均にて新たな平均燃費N0を求め、現在デ
ータ記憶ステツプ608に進んで現在データD,
lを不揮発性RAM11g内に記憶して燃料演算
ルーチン600の1回の演算処理を終える。
以後、約1分経過する毎に上記演算を行ない平
均燃費N0を更新する。
次に、データ表示演算ルーチン700の作動説
明をする。
まず、このデータ表示演算ルーチン700に到
来することによつて燃費信号判定ステツプ701
に進むが、このときモード選択スイツチ8の燃費
スイツチおよび走行可能距離スイツチが押されて
いないと、その判定はNOになり、次の距離信号
判定ステツプ702においてもその判定がNOに
なり、旧燃料データ読出ステツプ703に進む。
この旧燃料データ読出ステツプ703で不揮発性
RAM11g内に記憶している旧燃料データF0
読出し、燃料表示ステツプ704に進んで燃料表
示信号をI/O回路11hに保持して表示器12
に出力し、表示器12に旧燃料データF0をデイ
ジタル表示してデータ表示演算ルーチン700の
1回の演算処理を終える。
そして、この演算を約1秒の周期にて繰返し行
なううちに燃費スイツチが押され、燃費信号が発
せられると、燃費信号判定ステツプ701に到来
したときその判定がNOからYESに反転し、平均
燃費読出ステツプ705にんで平均燃費N0を読
出し、燃費表示ステツプ706に進んで燃費表示
信号をI/O回路11hに保持して表示器12に
出力し、平均燃費N0を表示器12にデイジタル
表示し、データ表示演算ルーチン700の1回の
演算を終える。そして、燃費スイツチが押されて
いる間は燃費信号判定ステツプ701の判定が
YESになり表示器12は平均燃費N0を表示し続
ける。
また、上記繰返演算において走行可能距離スイ
ツチが押されて距離信号が発せられると、距離信
号判定ステツプ702に到来したときその判定が
NOからYESに反転し、平均燃費読出ステツプ7
07で平均燃費N0を読出し、旧燃料データ読出
ステツプ708に進んで旧燃料データF0を読出
し、走行可能距離計算ステツプ709に進んで平
均燃費N0および旧燃料データF0に基づき、(3)式
により走行可能距離Sを求め、距離表示ステツプ
710に進んで距離表示信号をI/O回路11h
に保持して表示器12に出力し、走行可能距離S
を表示器12にデイジタル表示し、データ表示演
算ルーチン700の1回の演算を終える。そし
て、走行可能距離スイツチが押されている間は距
離信号判定ステツプ702の判定がYESになり
表示器12は走行可能距離Sを表示し続ける。
次に、車両を止めた後、再びエンジンキーを投
入すると、部分積算距離d1,d2,d3、繰越距離
d4、旧距離データD0、旧燃料データF0前回距離
データD1、前回燃料データl1、および平均燃費
N0を不揮発性RAM11g内に記憶しているた
め、車両を止めた状態と同じ状態から演算処理を
するため、表示器12には車両を止めた時と同じ
残燃料量を表示する。従つて、車両が登り坂ある
いは下り坂で止まつていてもそのときの新燃料デ
ータFに大きく影響されることなく正確な残燃料
量を表示する。
また、燃料タンク内に燃料を4投入する毎の
デイジタル液位信号とこれに対応する燃料信号を
不揮発性RAM11gに再記憶させるときには、
燃料タンク内に燃料を4投入する毎に入力キー
9を押してマイクロコンピユータ11に割込をか
け、第3図に示す割込演算処理をさせる。
なお、上述の実施例においてCPUの演算処理
に関連する各種データの一時記憶も不揮発性
RAM11gで行なつていたが、この一時記憶を
RAMで行ない、他の常時記憶を不揮発性RAM
11gで行なうというように両方を併用させて行
なつてもよい。
次に本発明の第2実施例について第8図および
第9図に示す演算流れ図と共に説明する。
この第8図は制御プログラムによるマイクロコ
ンピユータの全体の演算処理を示す演算流れ図、
第9図は第8図中の残燃料プログラムとなる残燃
料演算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ
図である。
この第8図に示す演算れ図は第1実施例の第2
図に示す演算流れ図と一部が異なるのみである。
すなわち、給油信号判定ステツプ300および給
油時設定演算ルーチン400をなくし、残燃料演
算ルーチン500の代わりに、これと異なつた演
算処理を行なう残燃料演算ルーチン500を設け
ている。そして、初期設定ルーチン200におい
ては、第1実施例における初期設定の他、積算液
位信号V0をV0=0および回数データNをN=0
にしている。また、割込については第1実施例で
は給油時設定演算ルーチン400の演算処理をし
ているときに行なわれるが、第2実施例では、ど
の演算ルーチンを行なつているときでも行なわれ
る。また、全体構成においては第1図に示す全体
構成図の給油センサ10がないだけである。
次に残燃料演算ルーチン900の作動説明をす
る。まず、この残燃料演算ルーチン900に到来
することによつて、液位信号入力ステツプ901
に進んでデイジタル液位信号Vを入力し、積算デ
ータ読出ステツプ902に進んで不揮発性RAM
11g内に記憶してある積算液位信号V0(V0
0)を読み出し、積算ステツプ903に進んで液
位信号Vと積算データV0を加えて積算データV0
を更新し、加算ステツプ904に進んで回数デー
タNを加算(N=N+1)し、次の回数判定ステ
ツプ905に進む。この回数判定ステツプ905
では回数データNが3に達したか否かを判定する
がまだ1回目の演算でN=1であるためNOの判
定をし、残燃料演算ルーチン900の1回の演算
を終える。そして、平均燃費演算ルーチン60
0、データ表示演算ルーチン700、各種制御演
算ルーチン800を経た後、残燃料演算ルーチン
900にもどり、再び残燃料演算ルーチン900
の演算を行なうが、まだ2回目の演算であるため
回数判定ステツプ905でNOの判定をする。そ
して、3回目の演算でN=3になると、回数判定
ステツプ905の判定がNOからYESに反転し、
積算データ平均ステツプ906を進んで3回の演
算で加算した積算データV0を平均(V0=V0
3)して平均した積算データV0を求め、探索ス
テツプ907に進む。この探索ステツプ907で
第1実施例に示す第4図の探索ステツプ403お
よび第5図の探索ステツプ505と同様にK1
K1,V1,V2を求め、新燃料データ計算ステツプ
908に進んで第1実施例に示す第4図の新燃料
データ計算ステツプ404および第5図の新燃料
データ計算ステツプ506と同様に新燃料データ
Fを求め、次の設定ステツプ909に進む。この
設定ステツプ909で積算データV0をV0=0お
よび回数データNをN=0にして残燃料演算ルー
チン900の1回の演算を終える。そして、平均
燃費演算ルーチン600を経た後のデータ表示演
算ルーチン700にてこのときの新燃料データF
を燃料表示信号にてI/O回路に保持すると共に
表示器12に送出して、残燃料量を表示器12に
表示する。
以後、上記演算を3回繰返す毎にデイジタル液
位信号Vの3回の平均の平均積算データV0に対
する新燃料データFを表示器12に表示する。
なお、上記実施例において燃料タンク内の燃料
液位のセンダ5にて検出していたが、超音波を使
つてその液位を検出してもよい。また、表示器1
2ではデイジタル表示をしていたが、アナログ表
示を用いてもよい。さらに、燃料タンク内に4
の燃料を供給する毎にその時の液位を検出してい
たが、液位が単位数上昇する毎にその時の供給燃
料量を検出しても同様のことを行なうことができ
る。さらに、燃料タンク内に4の燃料を供給す
る毎にその時の液位を検出してそれを記憶してい
たが、供給燃料量が少ないうちは4の代わりに
もつと小さい数を用い、供給燃料量が増すにつれ
てその数を増していくようにして記憶を行ない燃
料の液位を検出した時にそれに最も近い記憶した
液位を探索し、これに対応する残燃料量を求めて
表示してもよい。
以上述べたように本発明においては、記憶更新
指令手段を操作すると、記憶手段は先回の記憶し
た内容を更新して、燃料タンク内の燃料量に対す
る液位を新たに記憶することができる。このた
め、燃料タンクの製造時におけるタンク形状のば
らつきや取り付け時のばらつき等の固有の相違が
あるにもかかわらず、燃料量と、液位との対応関
係を正確に記憶更新することができるし、更には
車両に燃料タンクを搭載後に、タイヤやシヨツク
アブソーバを交換して、車体の傾きや姿勢が変化
した場合であつても、上述の様に記憶内容を更新
することにより、常に車両の状態に対応した燃料
量と液位との関係を正確に記憶できるという格別
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の全体構成を示す
ブロツク線図、第2図は第1図中のマイクロコン
ピユータの制御プログラムによる演算処理を示す
演算流れ図、第3図は第2図中の制御プログラム
による割込処理を示す割込演算流れ図、第4図は
第2図中の給油時設定演算ルーチンの詳細な演算
処理を示す演算流れ図、第5図は第2図中の残燃
料演算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ
図、第6図は第2図中の燃費演算ルーチンの詳細
な演算処理を示す演算流れ図、第7図は第2図中
のデータ表示演算ルーチンの詳細な演算処理を示
す演算流れ図、第8図は本発明の第2実施例にお
けるマイクロコンピユータの全体の演算処理を示
す演算流れ図、第9図は第8図中の残燃料演算ル
ーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図であ
る。 5,6…検出手段をなすセンダ、A/D変換
器、9…入力キー、11…演算処理手段をなすマ
イクロコンピユータ、11g…記憶手段をなす不
揮発性RAM、12…表示手段をなす表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両に搭載された燃料タンクと、 操作により、前記燃料タンク内の燃料量と液位
    とを対応させて記憶更新するための記憶更新信号
    を発生する記憶更新指令手段と、 前記燃料タンク内の燃料の液位を検出して液位
    信号を発生する液位検出手段と、 前記記憶更新指令手段からの前記記憶更新信号
    を受けると、先回の記憶内容を更新して新たな燃
    料量と前記液位検出手段からの液位信号とを対応
    させて記憶する書き込み可能な記憶手段と、 前記液位検出手段からの液位信号を受けると、
    この液位信号に対応する燃料量を前記記憶手段か
    ら求めて残燃料量として表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする残燃料表示装置。
JP12932578A 1978-10-19 1978-10-19 Method and apparatus for indicating fuel left Granted JPS5555218A (en)

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US4355363A (en) * 1980-05-14 1982-10-19 Honeywell Inc. Digital characterization of liquid gaging system sensors
CA1164545A (en) * 1980-05-14 1984-03-27 Dwight D. Colby Liquid gaging system compatible with multiple characterization of each sensor
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