JPH0260780A - プリンタの自動紙厚調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテン上に配置した印字用紙に対し、印字
ヘッドが移動しながら文字等を印字するシリアルプリン
タ装置に関し、印字ヘッドと印字用紙間の距離（ヘッド
ギャップ）を自動的に調整することができるプリンタ自
動紙厚調整機構に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の自動紙厚調整機構においては、第６図に
示すように、歯車４２が直接モータ４４の動力ギヤ４３
と係合し、印字ヘッドを搭載するキャリアをガイドする
偏心シャフト４１を回転させていた。偏心シャツ）４１
は、突起４０ａに係合した戻りばね４５によって初期位
置に復帰する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の自動紙厚調整機構においては、偏心シャ
フト４１はギヤ４２及び動力ギヤ４３を介してモーター
４４に常時接続されているので、印字ヘッドの退避状態
を解除し、ばね４５のカで印字ヘッドを印字用紙に圧接
する際には、モーター４４の回転抵抗が零に近くなけれ
ばならない。

従って、モーター４４として高価なＶＲ型のステッピン
グモーターを使用せねばならなず、製品の原価低減の上
で大きな障害となっていた。

〔課題を解決するための手段〕

上述した問題点を解決するために、本発明の自動紙厚調
整機構は、印字ヘッドを印字用紙方向に付勢するばねと
、動力源から偏心シャフトに動力を伝達する動力伝達手
段と、この動力伝達手段を断続切換する動力断続手段と
を有している。

〔実施例〕

次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図及び第２図を参照すると、印字ヘッドｌを搭載し
たキャリア２は、フレーム３及び４に両端を回転自在に
軸支された偏心シャフト５と、フレーム３及び４に両端
を固定支持されたガイド部材６とに係合し、プラテン７
上の印字用紙２０の前面を矢印２１の、方向に移動可能
に保持される。

偏心シャツ）・５の一端には歯車８が固定支持されて、
一体に回転する。歯車８は、伝達歯車９及び復元ばね１
０により伝達歯車９に圧接されたクラッチ歯車１１及び
動力歯車１２を介してモーター１３に接続され動力が伝
達され−る。

カム面１４ａを一体に形成したカム歯車１４は、クラッ
チ面１１ａを一体に形成したクラッチ歯車１１により動
力を伝えられ、クラッチ面９ａを一体に形成した伝達歯
車９との接続を断続切換する。

歯車８の側面に一体に形成した突起形状８ａと、フレー
ム４に一体に形成した突起形状４ａとの間に、捩りばね
１５を係合し、歯車８及び偏心シャフト５を介して印字
ヘッド１を矢印２２の方向に付勢する。

第３図、第４図及び第５図を参照すると、クラッチ歯車
１１と動力歯車１２がクラッチ９ａ及びｌｌａを介して
接続されてカム歯車１４の欠歯部１４ｃがクラッチ歯車
１１と対向し、カム歯車が停止している状態（第３図）
に於いて、印字ヘッド１は偏心シャフト５、歯車８、伝
達歯車９、クラッチ歯車１１及び動力歯車１２を介して
モーター１３により駆動されて矢印２３方向に移動し、
最後端まで退避する。このとき伝達歯車に一体に形成さ
れた間欠歯車９ｂがカム歯車１４と一体に形成された間
欠歯車Ｉ４ｂと噛み合い、カム歯車１４を回転させる。

するとカム歯車１４がクラッチ歯車１１と噛み合って回
転を始め、成る一定の回転角に達するとカム歯車１４と
一体に形成したカム面１４ａがクラッチ歯車１１を押し
下げ、クラッチ面９ａ、ｌｌａを切離す（第４図）。ク
ラッチ歯車１１と伝達歯車９が切離されると、偏心シャ
フト５は歯車８にかかった捩りばね１５に付勢されて、
印字ヘッド１を印字用紙２０に圧接する。

この後、クラッチ歯車１１をモーター１３によって更に
回転させると、カム歯車１４がクラッチ歯車１１に駆動
されて回転し、カム歯車１４の欠歯部１４ｃが再びクラ
ッチ歯車１１と対向し、カム歯車１４が停止する。この
とき同時にカム面１４ａがクラッチ歯車１１を開放し、
クラッチ面９ａ、ｌｌａが復元ばね１０に付勢されて圧
接し、クラッチ歯車１１と伝達歯車９が接続する。

この後、印字ヘッド１をモーター１゛３により駆動して
矢印２３の方向にある一定量だけ移動して印字ヘッドｌ
と印字用紙２０との間の距離を調整する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の自動紙厚調整機構は、印
字ヘッドを印字用紙方向に付勢するばねと、動力源から
偏心シャフトに動力を伝達する動力伝達手段と、この動
力伝達手段を断続切換する動力断続手段とを有すること
により、モーターの回転抵抗を零にする必要がなくなり
、高価なＶＲ型ステッピングモーターではなく、安価な
ＰＭ型ステッピングモーターが使用できる。

また、モーターの回転方向が１方向のみであり、もう１
方の回転方向を利用して他の機能を同じモーターで実現
することができる。このため本機構にかかるコストを小
さく抑えることが可能であり、安価なプリンタ装置を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す平面図及び
斜視図、第３図及び第４図は本発明の一実施例の動作を
示す斜視図、第５図は本発明の一実施例の動作を示す断
面図、第６図は従来の機構を示す斜視図である。 １・・・・・・印字ヘッド、２・・・・・・キャリア、
３゜４・・・・・・フレーム、４ａ・・・・・・突起形
状、５・・・・・・偏心シャフト、６・・・・・・ガイ
ド部材、７・・・・・・プラテン、８・・・・・・歯車
、８ａ・・・・・・突起、９・・・・・・伝達歯車、９
ａ・・・・クラッチ面、９ｂ・・・・・間欠歯車、１０
・・・・・・復元ばね、１１・・・・・クラッチ歯車、
ｌｌａ・・・・・・クラッチ面、１２・・・・・・動力
歯車、１３・・・・・・モーター１４・・・・・・カム
歯車、１４ａ・・・・・・カム面、１４ｂ・・・・・・
間欠歯車、１４ｃ・・・・・・欠歯部、１５・・・・・
・捩りばね、２０・・・・・・印字用紙。 代理人　弁理士　　内　原　　　晋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテン上の印字用紙前面を前記印字用紙の幅方向に移
   動しながら印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドを
   搭載したキャリアと、該キャリアを前記プラテンと平行
   に案内する一対のガイド部材のうち一方を偏心シャフト
   として前記偏心シャフトを回転することにより前記印字
   ヘッドと前記プラテンとのギャップを調整するプリンタ
   装置において、前記偏心シャフトに係合して前記印字ヘ
   ッドを前記プラテン方向に付勢させるばねと、動力源か
   ら前記偏心シャフトに動力を供給する動力伝達手段と、
   前記動力伝達手段の断続切換を行う動力断続手段とを有
   することを特徴とするプリンタの自動紙厚調整機構。