JPH026011A - 線引用ダイス - Google Patents
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- JPH026011A JPH026011A JP15784888A JP15784888A JPH026011A JP H026011 A JPH026011 A JP H026011A JP 15784888 A JP15784888 A JP 15784888A JP 15784888 A JP15784888 A JP 15784888A JP H026011 A JPH026011 A JP H026011A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、殊に鉄族金属、タングステン、モリブデン等
の線引きに最適な線引用ダイスに関するものである。
の線引きに最適な線引用ダイスに関するものである。
［従来の技術］
線引用ダイスとしては、■線引き抵抗に十分耐え得る強
度を有する素材であること、■耐摩耗性に優れている素
材であること、■優れた平滑仕上げ面を有すること等が
要求される。この様な線引ダイスに用いられる素材とし
ては従来超硬合金やその他の高硬度金属材料が汎用され
てきたが、近年に至りダイヤモンドが上記特性のいずれ
をも満足していることが注目され、最適なダイス用素材
として用いられる様になってきた。
度を有する素材であること、■耐摩耗性に優れている素
材であること、■優れた平滑仕上げ面を有すること等が
要求される。この様な線引ダイスに用いられる素材とし
ては従来超硬合金やその他の高硬度金属材料が汎用され
てきたが、近年に至りダイヤモンドが上記特性のいずれ
をも満足していることが注目され、最適なダイス用素材
として用いられる様になってきた。
第２図は従来のダイヤモンド線引きダイスアセンブリ（
以下ダイヤモンドダイスと略称する）を示す概略説明図
である。図示する様にダイヤモンドダイス１は、焼結し
た金属２中にダイヤモンド単結晶３を包接した構成であ
り、この様な構成は、外枠４内にダイヤモンド単結晶３
を設置し、ダイヤモンド単結晶３と外枠４の間の空間を
焼結可能な金属２で充填し、該金属２を焼結することに
よって作成される。尚ダイヤモンド単結晶３には、レー
ザ等によって貫通孔５が形成されている。
以下ダイヤモンドダイスと略称する）を示す概略説明図
である。図示する様にダイヤモンドダイス１は、焼結し
た金属２中にダイヤモンド単結晶３を包接した構成であ
り、この様な構成は、外枠４内にダイヤモンド単結晶３
を設置し、ダイヤモンド単結晶３と外枠４の間の空間を
焼結可能な金属２で充填し、該金属２を焼結することに
よって作成される。尚ダイヤモンド単結晶３には、レー
ザ等によって貫通孔５が形成されている。
ダイヤモンドダイスはダイヤモンドの優れた特性を反映
することにより線引用ダイス素材としての特性を十分満
足するものであるが、次の様な不都合があった。即ちダ
イヤモンドダイスは、伸線相手材が鉄族金属、タングス
テン、モリブデン等の場合には摩耗が早期に進行し、寿
命が著しく低下するという問題があった。
することにより線引用ダイス素材としての特性を十分満
足するものであるが、次の様な不都合があった。即ちダ
イヤモンドダイスは、伸線相手材が鉄族金属、タングス
テン、モリブデン等の場合には摩耗が早期に進行し、寿
命が著しく低下するという問題があった。
原線として鉄族金属線材を用いた場合には、伸線時の摩
耗熱によってダイス温度が上昇することによってダイヤ
モンドと鉄族金属の反応を促進し、摩耗量が大きくなる
と考えられる。また原線としてタングステンやモリブデ
ンを用いる場合は、伸線性を向上させる為に高温で加工
されるのが一般的であるが、当該温度は８００℃を超え
ることもあり、ダイヤモンドダイスの寿命を大幅に低下
させるという問題があった。
耗熱によってダイス温度が上昇することによってダイヤ
モンドと鉄族金属の反応を促進し、摩耗量が大きくなる
と考えられる。また原線としてタングステンやモリブデ
ンを用いる場合は、伸線性を向上させる為に高温で加工
されるのが一般的であるが、当該温度は８００℃を超え
ることもあり、ダイヤモンドダイスの寿命を大幅に低下
させるという問題があった。
本発明はこうした技術的課題を解決する為になされたも
のであって、その目的とするところは、特に鉄族金属、
タングステン、モリブデン等の伸線用として最適な線引
用ダイスを提供することにある。
のであって、その目的とするところは、特に鉄族金属、
タングステン、モリブデン等の伸線用として最適な線引
用ダイスを提供することにある。
［課題を解決する為の手段］
上記目的を達成し得た本発明とは、最小内径部が立方晶
窒化硼素単結晶によって形成されたものである点に要旨
を有する線引用ダイスである。
窒化硼素単結晶によって形成されたものである点に要旨
を有する線引用ダイスである。
［作用］
第１図は本発明の一実施例の概略説明図であり、その基
本的構成は第２図に示した構成と類似しているので、対
応する部分には同一の参照符号を付すことによって重複
説明を避ける。
本的構成は第２図に示した構成と類似しているので、対
応する部分には同一の参照符号を付すことによって重複
説明を避ける。
本発明は第１図に示した如く構成されるが、要するに線
引用ダイス１ａの素材としてダイヤモンドを用いる代り
に立方晶窒化硼素単結晶６を用いたのである。尚ここで
前記最小内径部とは、第１図に示した組合せ構造におい
ては立方晶窒化硼素単結晶６の貫通孔５ａの内径部分（
伸線部分）を指し、本発明に係る線引用ダイスでは少な
くともこの部分が立方晶窒化硼素単結晶でなければなら
ないことを意味する。但し、このことは本発明に係る線
引用ダイス１ａの構造を第１図に示した構造に限定する
意味ではなく、伸線の機能を発揮する部分が立方晶窒化
硼素単結晶で構成されるものでありさえすればその構造
は問わない。
引用ダイス１ａの素材としてダイヤモンドを用いる代り
に立方晶窒化硼素単結晶６を用いたのである。尚ここで
前記最小内径部とは、第１図に示した組合せ構造におい
ては立方晶窒化硼素単結晶６の貫通孔５ａの内径部分（
伸線部分）を指し、本発明に係る線引用ダイスでは少な
くともこの部分が立方晶窒化硼素単結晶でなければなら
ないことを意味する。但し、このことは本発明に係る線
引用ダイス１ａの構造を第１図に示した構造に限定する
意味ではなく、伸線の機能を発揮する部分が立方晶窒化
硼素単結晶で構成されるものでありさえすればその構造
は問わない。
立方晶窒化硼素はダイヤそンドにつぐ硬さを有しており
、高温においても鉄族金属との反応性は小さい、従って
この様な立方晶窒化硼素を鉄族金属の線引用ダイス素材
として用いると、該線引用ダイスはダイヤモンドダイス
以上の長寿命が得られる。また立方晶窒化硼素は耐熱性
に優れているという利点を有しているので、高温で伸線
するタングステンやモリブデン用の線引用ダイス素材と
しても最適である。
、高温においても鉄族金属との反応性は小さい、従って
この様な立方晶窒化硼素を鉄族金属の線引用ダイス素材
として用いると、該線引用ダイスはダイヤモンドダイス
以上の長寿命が得られる。また立方晶窒化硼素は耐熱性
に優れているという利点を有しているので、高温で伸線
するタングステンやモリブデン用の線引用ダイス素材と
しても最適である。
尚本発明で用いる立方晶窒化硼素は単結晶であることが
必要である。即ち単結晶を用いるとダイス仕上面に鏡面
状態が得られ、焼結体を用いる場合と比べて面粗さが格
段と良好なものとなる。また立方晶窒化硼素単結晶を得
る技術としては、例えば「第１回ダイヤモンドシンポジ
ウム講演要旨集」 （三島その他、昭和６１年１１月２
５日）に開示された技術に従えばよく、この技術では超
高圧下における温度差法によって約３ｍｍ程度までの単
結晶を得る方法が明らかにされている。
必要である。即ち単結晶を用いるとダイス仕上面に鏡面
状態が得られ、焼結体を用いる場合と比べて面粗さが格
段と良好なものとなる。また立方晶窒化硼素単結晶を得
る技術としては、例えば「第１回ダイヤモンドシンポジ
ウム講演要旨集」 （三島その他、昭和６１年１１月２
５日）に開示された技術に従えばよく、この技術では超
高圧下における温度差法によって約３ｍｍ程度までの単
結晶を得る方法が明らかにされている。
以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれも本発明
の技術的範囲に含まれるものである。
記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・
後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれも本発明
の技術的範囲に含まれるものである。
［実施例］
まず立方晶窒化硼素単結晶を下記の手順にて作成した。
２００〜３００メツシュ粒度の立方晶窒化硼素粉末を原
料とし、溶媒としてＬｉＣａＢＮ２及び種結晶として０
゜３＋ｕ＋の立方晶窒化硼素単結晶を夫々用い、ダイヤ
モンド合成用超高圧装置によって立方晶窒化硼素単結晶
を生成した。このときの圧力は６万気圧、温度は原料収
納部で約１７００℃であり、種結晶を低温側として温度
差法によって行なった。そして保持時間を４８時間とし
て約２ｍａ＋の立方晶窒化硼素単結晶を得た。
料とし、溶媒としてＬｉＣａＢＮ２及び種結晶として０
゜３＋ｕ＋の立方晶窒化硼素単結晶を夫々用い、ダイヤ
モンド合成用超高圧装置によって立方晶窒化硼素単結晶
を生成した。このときの圧力は６万気圧、温度は原料収
納部で約１７００℃であり、種結晶を低温側として温度
差法によって行なった。そして保持時間を４８時間とし
て約２ｍａ＋の立方晶窒化硼素単結晶を得た。
得られた立方晶窒化硼素単結晶を前記第１図に示した外
枠４に納め、ダイヤモンドダイスを作成する場合と同様
の加工方法に従って穴径０．１５ｍｍの線引用ダイス１
ａを作成した。
枠４に納め、ダイヤモンドダイスを作成する場合と同様
の加工方法に従って穴径０．１５ｍｍの線引用ダイス１
ａを作成した。
この線引用ダイス１ａを用いて、タングステン線、ステ
ンレス線及び炭素鋼線について線引試験を行なった。尚
タングステン線については約８００℃に予熱した。また
比較の為に、超硬合金及び天然ダイヤモンドの夫々を用
いて同一形状ダイスを作成し、これらのダイスについて
も上記と同様の試験を行なった。
ンレス線及び炭素鋼線について線引試験を行なった。尚
タングステン線については約８００℃に予熱した。また
比較の為に、超硬合金及び天然ダイヤモンドの夫々を用
いて同一形状ダイスを作成し、これらのダイスについて
も上記と同様の試験を行なった。
その結果を第１表に示すが、第１表中の伸線量は超硬合
金ダイスによる場合を１とした値である。
金ダイスによる場合を１とした値である。
第１表から明らかな様に、本発明に係る立方晶窒化硼素
単結晶ダイスは従来のダイヤモンドダイス及び超硬合金
ダイスよりも優れた性能を発揮していることが理解され
る。また第１表には示していないが、線材の仕上面粗さ
についても、本発明の線引用ダイスによって線引したも
のが最も良好な結果を示していた。
単結晶ダイスは従来のダイヤモンドダイス及び超硬合金
ダイスよりも優れた性能を発揮していることが理解され
る。また第１表には示していないが、線材の仕上面粗さ
についても、本発明の線引用ダイスによって線引したも
のが最も良好な結果を示していた。
［発明の効果］
以上述べた如く本発明によれば、ダイヤモンドダイスで
は不都合が生じていた鉄族金属、タングステン、モリブ
デン等の線引き春最適な線引用ダイスが実現できた。
は不都合が生じていた鉄族金属、タングステン、モリブ
デン等の線引き春最適な線引用ダイスが実現できた。
第１図は本発明の一実施例の概略説明図、第２図は従来
のダイヤモンドダイスの構成を示す概略説明図である。 １・・・ダイヤモンドダイス １ａ・・・線引用ダイス ２・・・金属３・・・ダイ
ヤモンド単結晶 ４・・・外枠 ５．５ａ・・・貫通孔６・・
・立方晶窒化硼素単結晶 第１ 第２図
のダイヤモンドダイスの構成を示す概略説明図である。 １・・・ダイヤモンドダイス １ａ・・・線引用ダイス ２・・・金属３・・・ダイ
ヤモンド単結晶 ４・・・外枠 ５．５ａ・・・貫通孔６・・
・立方晶窒化硼素単結晶 第１ 第２図
Claims (1)
- 最小内径部が立方晶窒化硼素単結晶によって形成された
ものであることを特徴とする線引用ダイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15784888A JPH026011A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 線引用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15784888A JPH026011A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 線引用ダイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH026011A true JPH026011A (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=15658684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15784888A Pending JPH026011A (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 線引用ダイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH026011A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US6991634B2 (en) | 2001-05-23 | 2006-01-31 | Pentax Corporation | Clip device of endoscope |
| US7081121B2 (en) | 2001-03-14 | 2006-07-25 | Olympus Corporation | Apparatus for ligating living tissues |
| US7223271B2 (en) | 2001-02-05 | 2007-05-29 | Olympus Corporation | Apparatus for ligating living tissues |
| US8419751B2 (en) | 2003-03-17 | 2013-04-16 | Sumitomo Bakelite Company, Limited | Clip and clipping instrument for biological tissues |
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| US9271731B2 (en) | 2001-10-05 | 2016-03-01 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Device and method for through the scope endoscopic hemostatic clipping |
| CN107931342A (zh) * | 2017-11-24 | 2018-04-20 | 苏州金钜松机电有限公司 | 一种铜线拉丝模具 |
| US9955977B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-05-01 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
| US9987018B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-06-05 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
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| US10548612B2 (en) | 2009-12-22 | 2020-02-04 | Cook Medical Technologies Llc | Medical devices with detachable pivotable jaws |
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| WO2022044802A1 (ja) | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 株式会社アライドマテリアル | 伸線ダイス |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP15784888A patent/JPH026011A/ja active Pending
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