JPH0258911B2 - - Google Patents
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- JPH0258911B2 JPH0258911B2 JP58118042A JP11804283A JPH0258911B2 JP H0258911 B2 JPH0258911 B2 JP H0258911B2 JP 58118042 A JP58118042 A JP 58118042A JP 11804283 A JP11804283 A JP 11804283A JP H0258911 B2 JPH0258911 B2 JP H0258911B2
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- Japan
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- menthol
- filter
- smoke
- cigarettes
- granules
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D3/00—Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
- A24D3/06—Use of materials for tobacco smoke filters
- A24D3/16—Use of materials for tobacco smoke filters of inorganic materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
Description
本発明は煙変性剤を配合した喫煙物品及び喫煙
物品用フイルターに関する。本明細書にいう煙変
性剤とは、喫煙物品から出る主流煙にフレーバー
その他の主観的な嗜好性効果を与える薬剤をい
う。 喫煙物品に外的な香味性物質を配合することは
広く行われている方法である。紙巻たばこに添加
される香味剤のうち、最も一般に用いられている
ものにメントールがある。紙巻たばこへのメント
ール配合に関して従来種々な方法が提案されてい
るが、メントール配合紙巻たばこの製造によく用
いられているのは、メントールを予めたばこに添
加する方法である。例えば、英国特許明細書第
1857057号には、紙巻たばこ製造機上に形成され
たたばこの層に、該製造機のロツド形成用ガーニ
チヤ部への該層の入口地点のすぐ上流でメントー
ルのアルコール溶液を噴霧する方法が開示されて
いる。しかし、たばこに揮発性物質を噴霧する方
法は、該物質が機械に付着し、機械を入念に洗浄
しないかぎり、後にその機械で揮発性物質を配合
しない紙巻たばこを製造する場合には、紙巻たば
こが揮発性物質で汚染されるという問題がある。
また、揮発性の香味剤をたばこに噴霧する場合に
生じる別の問題として、該たばこから製造した紙
巻たばこの貯蔵中に香味剤が揮発して紙巻たばこ
から香味が失われるという難点がある。 これらの問題を改善する方法として、フイルタ
ー吸口付紙巻たばこのフイルターに揮発性香味剤
を配合する、即ち粒状キヤリヤー物質に香味剤を
含浸させてフイルターに組込む方法が提案されて
いる。例えば、米国特許明細書第3603319号には、
有機ポリマー粒体にメントールがその他の香味剤
を含浸させて、これを紙巻たばこのフイルターに
組込む方法が開示されている。本先行技術文献に
示された実施例から明らかなように、この方法の
難点は、ポリマー粒体に含浸させた香味剤のうち
極めて少量、具体的には約11%程度しか主流煙に
移行しないことである。これは明らかに香味剤の
不経済である。英国特許明細書第2054341A号に
も同様な方法が提案されており、これは粒状マグ
ネシウムをメントールをキヤリヤーとして用いる
というものである。しかし、この方法にも前述の
米国特許明細書第3603319号におけるポリマー粒
体の場合と同じ欠点がある。即ち、キヤリヤーに
よるメントールの保持が強すぎるため、ごく少量
のメントールしか主流煙に移行しないのである。 本発明は、フイルターに配合された香味剤がそ
の配合量中の十分なパーセント量をもつて主流煙
に移行するようにしたフイルターを有する喫煙物
品及びそのための喫煙物品用フイルターを提供す
ることを目的とする。 すなわち本発明は、ゼオライト粒体に揮発性煙
香味付与剤すなわちメントールからなる煙変性剤
を含浸させて成るフイルターを有した喫煙物品及
びかかるフイルターを提供する。 本発明は、ゼオライト粒体が揮発性の煙変性剤
を十分に保持する性質を有すると共に、従来提案
されている粒状キヤリヤー物質に比べてたばこ煙
中への煙変性剤の放出割合を十分に高める効果が
あるとの発見に基づいてなされたものである。 以下に本発明の実施例を、添付図面に基づい
て、その比較例とともに説明する。 珪酸マグネシウム粒体にメントールを含浸させ
てフイルターに組込んだフイルター付紙巻たばこ
について実験を行つた。紙巻たばこはいずれも、
たばこロツド63mm長、フイルター20mm長で、フイ
ルターは、たばこロツドに当接する8mm長の紙製
フイルタープラグと、フイルターの吸口端に位置
する7mm長のセルロースアセテート製フイルター
プラグと、これら両プラグに挾まれるように位置
する珪酸マグネシウム粒体を配した中間キヤビデ
イとで構成されている。珪酸マグネシウム粒体へ
のメントール含浸レベルは約56mg/gであつた。
また各フイルターの粒体重量は約122mgであつた。 主流煙へのメントール移行度を測定するため、
紙巻たばこを喫煙試験装置にかけ、毎分2秒間、
35cm3のパフ1回で、たばこロツドの残長が8mmに
なつたところで喫煙を終了させるという標準喫煙
条件下で喫煙させた。紙巻たばこからの煙は、ケ
ンブリツジ・フイルターパツド(Cambridge
filter pad)を通して引出した。フイルターパツ
ドに捕収された全粒状物質(TPM)中のメント
ール量、それぞれ煙の蒸気相中、珪酸マグネシウ
ム粒体中、およびフイルタープラグ内の各メント
ール量を測定したところ、喫煙前の各紙巻たばこ
中に含まれていたメントールの65%が喫煙後にお
いてなお粒体により保持されており、かつフイル
タープラグ中に20%が残存していた。煙について
は、7%がTPMに移行し、蒸気相中には測定可
能な量は見いだされなかつた。喫煙後における粒
体のメントール保持量は、喫煙前に粒体に保持さ
れていたメントール量の86%であつた。 この実験により、珪酸マグネシウムは良好なメ
ントール保持性を有するが、粒体から主流煙への
メントール移行度は極めて低いことが明らかにな
つた。これは、所望レベルの煙メントール化を得
るためには、珪酸マグネシウム粒体への極めて過
剰なメントール添加が必要ということになる。 第1図は、メントール含浸珪酸マグネシウム粒
体を封入したフイルター付紙巻たばこについて行
つた上記実験におけるパフ回数とmgで表わした1
パフ当たりに主流TPM中に含まれるメントール
量との関係を示すグラフである。 第2図は、第3図に示した本発明の好ましい実
施例に従つて製造したフイルター付紙巻たばこの
主流煙中に含まれるパフごとのメントール量を示
すグラフである。 グラフから分かるように、第1図の1パフ当り
のメントール排出量は、特に最後の数パフに亘つ
て急激に増加しているのに対し、第2図ではパフ
回数が増えるごとに比例的に増加する直線的傾向
を示している。 紙巻たばこのフイルターにおけるメントールの
キヤリヤーとしてのゼオライトの適性を調べるた
め、フイルター付紙巻たばこを第3図のように構
成して試験した。すなわち、包装体a内に、64mm
長のたばこロツドbと、メントール含浸ゼオライ
ト粒体を封入した15mm長のキヤビテイd及びその
両側、つまり吸口端側とロツド端側に各5mm長の
セルロースアセテート製プラグe1,e2を配して成
るフイルターcとを収容したものを用いた。 試験は、各ケースともメントール含浸ゼオライ
ト粒体100mgをキヤビテイに封入したものについ
て行つたが、これに使用したゼオライトはアナコ
ンダ・コパー社(Anaconda Copper Co Ltd)
の品番1010A(i)、1010A(ii)、2020A,5050Lのも
ので、これらゼオライトへのメントール含浸レベ
ルはゼオライトg当りそれぞれ4.7mg、36.4mg、
91.6mg、48.2mgとした。 メントール含浸ゼオライト粒体を備えたフイル
ター付紙巻たばこを喫煙試験する前に、これら紙
巻たばこのサンプルをとつて、そのメントール総
含有量を測定した。表1に測定結果を示す。
物品用フイルターに関する。本明細書にいう煙変
性剤とは、喫煙物品から出る主流煙にフレーバー
その他の主観的な嗜好性効果を与える薬剤をい
う。 喫煙物品に外的な香味性物質を配合することは
広く行われている方法である。紙巻たばこに添加
される香味剤のうち、最も一般に用いられている
ものにメントールがある。紙巻たばこへのメント
ール配合に関して従来種々な方法が提案されてい
るが、メントール配合紙巻たばこの製造によく用
いられているのは、メントールを予めたばこに添
加する方法である。例えば、英国特許明細書第
1857057号には、紙巻たばこ製造機上に形成され
たたばこの層に、該製造機のロツド形成用ガーニ
チヤ部への該層の入口地点のすぐ上流でメントー
ルのアルコール溶液を噴霧する方法が開示されて
いる。しかし、たばこに揮発性物質を噴霧する方
法は、該物質が機械に付着し、機械を入念に洗浄
しないかぎり、後にその機械で揮発性物質を配合
しない紙巻たばこを製造する場合には、紙巻たば
こが揮発性物質で汚染されるという問題がある。
また、揮発性の香味剤をたばこに噴霧する場合に
生じる別の問題として、該たばこから製造した紙
巻たばこの貯蔵中に香味剤が揮発して紙巻たばこ
から香味が失われるという難点がある。 これらの問題を改善する方法として、フイルタ
ー吸口付紙巻たばこのフイルターに揮発性香味剤
を配合する、即ち粒状キヤリヤー物質に香味剤を
含浸させてフイルターに組込む方法が提案されて
いる。例えば、米国特許明細書第3603319号には、
有機ポリマー粒体にメントールがその他の香味剤
を含浸させて、これを紙巻たばこのフイルターに
組込む方法が開示されている。本先行技術文献に
示された実施例から明らかなように、この方法の
難点は、ポリマー粒体に含浸させた香味剤のうち
極めて少量、具体的には約11%程度しか主流煙に
移行しないことである。これは明らかに香味剤の
不経済である。英国特許明細書第2054341A号に
も同様な方法が提案されており、これは粒状マグ
ネシウムをメントールをキヤリヤーとして用いる
というものである。しかし、この方法にも前述の
米国特許明細書第3603319号におけるポリマー粒
体の場合と同じ欠点がある。即ち、キヤリヤーに
よるメントールの保持が強すぎるため、ごく少量
のメントールしか主流煙に移行しないのである。 本発明は、フイルターに配合された香味剤がそ
の配合量中の十分なパーセント量をもつて主流煙
に移行するようにしたフイルターを有する喫煙物
品及びそのための喫煙物品用フイルターを提供す
ることを目的とする。 すなわち本発明は、ゼオライト粒体に揮発性煙
香味付与剤すなわちメントールからなる煙変性剤
を含浸させて成るフイルターを有した喫煙物品及
びかかるフイルターを提供する。 本発明は、ゼオライト粒体が揮発性の煙変性剤
を十分に保持する性質を有すると共に、従来提案
されている粒状キヤリヤー物質に比べてたばこ煙
中への煙変性剤の放出割合を十分に高める効果が
あるとの発見に基づいてなされたものである。 以下に本発明の実施例を、添付図面に基づい
て、その比較例とともに説明する。 珪酸マグネシウム粒体にメントールを含浸させ
てフイルターに組込んだフイルター付紙巻たばこ
について実験を行つた。紙巻たばこはいずれも、
たばこロツド63mm長、フイルター20mm長で、フイ
ルターは、たばこロツドに当接する8mm長の紙製
フイルタープラグと、フイルターの吸口端に位置
する7mm長のセルロースアセテート製フイルター
プラグと、これら両プラグに挾まれるように位置
する珪酸マグネシウム粒体を配した中間キヤビデ
イとで構成されている。珪酸マグネシウム粒体へ
のメントール含浸レベルは約56mg/gであつた。
また各フイルターの粒体重量は約122mgであつた。 主流煙へのメントール移行度を測定するため、
紙巻たばこを喫煙試験装置にかけ、毎分2秒間、
35cm3のパフ1回で、たばこロツドの残長が8mmに
なつたところで喫煙を終了させるという標準喫煙
条件下で喫煙させた。紙巻たばこからの煙は、ケ
ンブリツジ・フイルターパツド(Cambridge
filter pad)を通して引出した。フイルターパツ
ドに捕収された全粒状物質(TPM)中のメント
ール量、それぞれ煙の蒸気相中、珪酸マグネシウ
ム粒体中、およびフイルタープラグ内の各メント
ール量を測定したところ、喫煙前の各紙巻たばこ
中に含まれていたメントールの65%が喫煙後にお
いてなお粒体により保持されており、かつフイル
タープラグ中に20%が残存していた。煙について
は、7%がTPMに移行し、蒸気相中には測定可
能な量は見いだされなかつた。喫煙後における粒
体のメントール保持量は、喫煙前に粒体に保持さ
れていたメントール量の86%であつた。 この実験により、珪酸マグネシウムは良好なメ
ントール保持性を有するが、粒体から主流煙への
メントール移行度は極めて低いことが明らかにな
つた。これは、所望レベルの煙メントール化を得
るためには、珪酸マグネシウム粒体への極めて過
剰なメントール添加が必要ということになる。 第1図は、メントール含浸珪酸マグネシウム粒
体を封入したフイルター付紙巻たばこについて行
つた上記実験におけるパフ回数とmgで表わした1
パフ当たりに主流TPM中に含まれるメントール
量との関係を示すグラフである。 第2図は、第3図に示した本発明の好ましい実
施例に従つて製造したフイルター付紙巻たばこの
主流煙中に含まれるパフごとのメントール量を示
すグラフである。 グラフから分かるように、第1図の1パフ当り
のメントール排出量は、特に最後の数パフに亘つ
て急激に増加しているのに対し、第2図ではパフ
回数が増えるごとに比例的に増加する直線的傾向
を示している。 紙巻たばこのフイルターにおけるメントールの
キヤリヤーとしてのゼオライトの適性を調べるた
め、フイルター付紙巻たばこを第3図のように構
成して試験した。すなわち、包装体a内に、64mm
長のたばこロツドbと、メントール含浸ゼオライ
ト粒体を封入した15mm長のキヤビテイd及びその
両側、つまり吸口端側とロツド端側に各5mm長の
セルロースアセテート製プラグe1,e2を配して成
るフイルターcとを収容したものを用いた。 試験は、各ケースともメントール含浸ゼオライ
ト粒体100mgをキヤビテイに封入したものについ
て行つたが、これに使用したゼオライトはアナコ
ンダ・コパー社(Anaconda Copper Co Ltd)
の品番1010A(i)、1010A(ii)、2020A,5050Lのも
ので、これらゼオライトへのメントール含浸レベ
ルはゼオライトg当りそれぞれ4.7mg、36.4mg、
91.6mg、48.2mgとした。 メントール含浸ゼオライト粒体を備えたフイル
ター付紙巻たばこを喫煙試験する前に、これら紙
巻たばこのサンプルをとつて、そのメントール総
含有量を測定した。表1に測定結果を示す。
【表】
これらの紙巻たばこを前記標準条件下で喫煙試
験装置を用いて喫煙試験し、主流TPMへのメン
トール移行量を測定した。測定結果を表2に示
す。
験装置を用いて喫煙試験し、主流TPMへのメン
トール移行量を測定した。測定結果を表2に示
す。
【表】
表2に示した主流煙へのメントール移行量の比
率は、メントールのキヤリヤーとして珪酸マグネ
シウム粒体を使用した場合に得られる移行量比率
7%を大幅に上回つている。 第2図はメントール含浸した1010A(ii)ゼオライ
ト粒体を含むフイルターを備えた紙巻たばこにつ
いて測定したパフ別メントール量を示すグラフで
ある。このグラフから明らかなように、パフ当り
メントール排出量はパフ数に比例して増加してお
り、珪酸マグネシウムを配合した紙巻たばこの場
合(第1図)のようにTPM中のメントール量が
最後の数パフで加速度的に増大する傾向はみられ
ない。 具体的な実施例のみに限定されるものではな
く、ゼオライト粒体10ないし200mgを含み、かつ
このゼオライト粒体のメントール含浸レベルが3
から60mg/gの範囲内であればよい。さらに又、
ゼオライト粒体に同じく粒状で異なつた組成の材
料を添加してもよい。例えば、異なつた組成の材
料として、煙過材を用いることができる。 以上述べたように、本発明の喫煙物品及び喫煙
物品用フイルターにおいては、メントールからな
る揮発性煙変性剤をゼオライト粒体に含浸させて
あるので、メントールを確実に保持しながらも、
喫煙時には高率でメントールを煙の主流に移行さ
せることができるものである。
率は、メントールのキヤリヤーとして珪酸マグネ
シウム粒体を使用した場合に得られる移行量比率
7%を大幅に上回つている。 第2図はメントール含浸した1010A(ii)ゼオライ
ト粒体を含むフイルターを備えた紙巻たばこにつ
いて測定したパフ別メントール量を示すグラフで
ある。このグラフから明らかなように、パフ当り
メントール排出量はパフ数に比例して増加してお
り、珪酸マグネシウムを配合した紙巻たばこの場
合(第1図)のようにTPM中のメントール量が
最後の数パフで加速度的に増大する傾向はみられ
ない。 具体的な実施例のみに限定されるものではな
く、ゼオライト粒体10ないし200mgを含み、かつ
このゼオライト粒体のメントール含浸レベルが3
から60mg/gの範囲内であればよい。さらに又、
ゼオライト粒体に同じく粒状で異なつた組成の材
料を添加してもよい。例えば、異なつた組成の材
料として、煙過材を用いることができる。 以上述べたように、本発明の喫煙物品及び喫煙
物品用フイルターにおいては、メントールからな
る揮発性煙変性剤をゼオライト粒体に含浸させて
あるので、メントールを確実に保持しながらも、
喫煙時には高率でメントールを煙の主流に移行さ
せることができるものである。
第1図はフイルターとしてメントール含浸珪酸
マグネシウム粒体を封入したフイルター付紙巻た
ばこにおけるmgで表わした1パフ当りに主流
TPM中に含まれるメントール量とパフ回数との
関係を示すグラフ、第2図は第3図の実施例によ
るフイルター付紙巻たばこの主流煙中に含まれる
パフごとのメントール量を示す第1図と同様のグ
ラフ、第3図は本発明の好ましい実施例にかかる
フイルター付紙巻たばこを示す長手方向断面図で
ある。 a……包装体、b……たばこロツド、c……フ
イルター、d……キヤビテイ、e1,e2……セルロ
ースアセテート製プラグ。
マグネシウム粒体を封入したフイルター付紙巻た
ばこにおけるmgで表わした1パフ当りに主流
TPM中に含まれるメントール量とパフ回数との
関係を示すグラフ、第2図は第3図の実施例によ
るフイルター付紙巻たばこの主流煙中に含まれる
パフごとのメントール量を示す第1図と同様のグ
ラフ、第3図は本発明の好ましい実施例にかかる
フイルター付紙巻たばこを示す長手方向断面図で
ある。 a……包装体、b……たばこロツド、c……フ
イルター、d……キヤビテイ、e1,e2……セルロ
ースアセテート製プラグ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メントールからなる揮発性煙変性剤を含浸さ
せたゼオライト粒体を備えたフイルターを有し、
前記フイルターがゼオライト粒体10ないし200mg
を含み、かつ前記ゼオライト粒体のメントール含
浸レベルが3から60mg/gの範囲内であることを
特徴とする喫煙物品。 2 メントールからなる揮発性煙変性剤を含浸さ
せたゼオライト粒体10ないし200mgを含み、かつ
前記ゼオライト粒体のメントール含浸レベルが3
から60mg/gの範囲内であることを特徴とする喫
煙物品用フイルター。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8218773 | 1982-06-29 | ||
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