JPH0258531A - 全芳香族ポリエステルの製造方法 - Google Patents

全芳香族ポリエステルの製造方法

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JPH0258531A
JPH0258531A JP20956588A JP20956588A JPH0258531A JP H0258531 A JPH0258531 A JP H0258531A JP 20956588 A JP20956588 A JP 20956588A JP 20956588 A JP20956588 A JP 20956588A JP H0258531 A JPH0258531 A JP H0258531A
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JP
Japan
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aromatic polyester
reaction
acid
compound
reaction tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP20956588A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusaku Suenaga
勇作 末永
Tomohiro Ishikawa
朋宏 石川
Yozo Kondo
近藤 陽三
Masatoshi Kato
雅敏 加藤
Takashi Sakaki
孝 榊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野コ 本発明は脱酢酸反応のごとき脱酸反応を併なう芳谷族ポ
リエステルの改良された製造法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]従来の
方法による芳谷族ポリエステルの製造法においては、例
えばオキシベンゾイルポリエステルを得る方法としてヒ
ドロキシ安息香酸及びジオールを活性エステル化し、脱
酢酸して重合する方法が知られているが、反応が高温で
あるため反応槽によっては孔食、粒界腐食などの局部腐
食や腐食割れを生じ各種ステンレス鋼の使用は困難であ
り、適切な飼料がないのが現状である。また、13食に
よって溶出した金属イオンによる製品への汚染問題が生
じる。一方、チタン製反応槽は腐食性については問題が
ないが、300℃以上、特に350℃以上では強度の低
下が著しく長期耐久性に問題があった。
従って、製品の品質を維持するために腐食、トラブルを
生じない適切な反応槽材料が要求されている。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的はこのような脱酸反応を併う塊状重縮合法
による芳香族ポリエステルの製法において、反応槽に極
めて耐食性及び耐久性に優れた材料を使用することによ
り製品自体への汚染問題もない芳香族ポリエステルを得
る方法を提供することにある。
即ち、本発明はジカルボン酸化合物とジオール化合物あ
るいはこれら化合物および/またはヒドロキンカルボン
酸化合物に酸無水物を反応させ、塊状重縮合法により全
芳香族ポリエステルを製造する方法において、反応をC
r及びMOと、Fe。
WCoからなる群より選ばれたI F!または2種以上
の元素と残部が実質的にNiとからなり、Cra量が2
〜50重瓜%、MO含量が1〜17!If量96未満、
前記群から選ばれた元素含量が1〜3011i = 9
6の組成を存する合金からなる反応槽で行うことを特徴
とする全芳香族ポリエステルの製造方法に関するもので
ある。
゛本発明の全芳香族ポリエステルは具体的には例えば で表される化合物、 一般式 (式中R1は水素原子、低級アルキル基、フェニル基、
塩素原子又は臭素原子である。)で表される化合物、お
よび一般式 (式中Xは−0 S S02 CH3 −CO−−CH2−−C− CH3 −OCHCHO−であり、R2は水素原子、低級アルキ
ル基、フェニル基、塩素原子又は臭素原子である。mお
よびnは0または1を示す。)で表される化合物と酸無
水物とを反応させて活性エステル化反応を行い、モノマ
ー調製し、それらを原料として用い、塊状重縮合法によ
って得られる一般式 (式中、p:q−0:1〜1:0であり、q−0の時r
mO1q≠0の時q:r−5:6〜6:5である。RR
m、  nおよびXは前記の通1・  2・ す。) で友される全芳香族ポリエステルである。
上記において一般式(I)で示される化合物としては、
例えばp−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香
酸等を挙げることができる。
一般式(II)で示される化合物としては、例えば、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、2−クロロテレフタル酸、
2−メチルテレフタル酸等を挙げることができる。
一般式(III)で示される化合物としては、例えば、
ハイドロキノン、レゾルシノール、4.4=ジヒドロキ
シジフエニル、4,4° −ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、4.4’ −チオとフェノール、4.4’  
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4° −ジヒ
ドロキシジフェニルプロパン、クロロ置換ハイドロキノ
ン、フェニル置換/\イドロキノン等を挙げることが出
来る。
一般式(I)、(III)の活性エステル化に用いられ
る低級酸無水物としては、例えば無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水酪酸等が挙げられる。
本発明の製法においては、通常活性エステル化を反応温
度50〜200℃、反応時間1〜5時間、好ましくは反
応温度140〜180℃、反応時間2〜4時間で行い、
その後副生成物を留去しながら反応温度を1〜10時間
かけて徐々に上昇し、最終的に240〜350℃、好ま
しくは280〜350℃にし、重縮合をすすめる。又、
反応速度を速くするために減圧雰囲気下で行っても良い
本製造方法においては、下記の方法により最終分子量ポ
リマーを得ることも可能であるし、プレポリマーを生成
した後固相重合により、高分子量化をすることも可能で
ある。
このような反応では高温環境下で酸と無水酸が共(j 
しており、極めて腐食性が激しい。本発明者らはこの反
応を行うにあたり、反応槽材質について鋭意検討を行っ
た結果、Cr及びMoと、Fe。
W、Coからなる群より選ばれた1 t−,1または2
種以上の元素と残部が実質的にNiとからなり、Cr含
量が2〜50重量%、MO含量が1〜17重量%未満、
前記群から選ばれた元素含量が1〜30重量%の組成を
有する合金であり、好ましくはN150〜70重量%、
C「10〜20重量%・、MO2〜17重量%未満、W
2〜10重量%、Fe2〜10重量、Co1〜5重量%
からなる合金を選ぶことによりこの問題点を解決した。
以上述べた合金として、例えばハステロイC等が挙げら
れる。
本発明で製造される重合体は、公知の種々の充填成分を
充して成形加工することが出来る。充填剤成分の代表例
としては、a)繊維充填剤;ガラス繊維、炭素繊維、ボ
ロン繊維、アラミド繊維、アルミナCam、b)無機充
填剤:マイ力、タルク、クレイ、グラファイト、カーボ
ンブラック、シリカ、アスベスト、硫化モリブテン、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム等を挙げることができ
る。
本発明で製造される芳呑族ポリエステルは耐熱性及び成
形加工性に優れ、各種成形品、フィルム。
繊維、塗膜、素材として有用である。
[実施例] 以下に実施例によって本発明を説明するが、これら実施
例は本発明の好適な態様を示すためのものであって、本
発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1) 10j!5US316の反応槽に30mmX40mmX
4tmmの大きさに切り出した第1表に示す金属試験片
を気相部と液相部に取付けた。この反応槽にp−ヒドロ
キシ安息香酸3.73kg、テレフタル酸1.20kg
、イソフタル酸0,3kg、4,4°−ヒドロキシジフ
ェニル1.67kg、無水酢酸5.05kgを入れ、窒
素置換を行った橡、150℃で2時間還流し、昇;Hさ
せながら酢酸を留去し、温度が350℃に達した時点で
1時間保持した。その後、反応物を冷却して、固化させ
ながら粉砕を行いポリマーを得た。以上述べた重合を1
0回繰返した後、系内から金属試験片を取出しその表面
状態を観察した。その結果を第2表(気相部)、第3表
(液相部)に示す。
第2表、第3表から明らかなように本発明の組成をHす
る飼料である試料Nol、No2は極めて軽微な全面腐
食が観察されたに過ぎず良好な耐食性耐久性を示した。
しかし、比較材料No3は液相部の腐食は問題無かった
が、気相部の腐食が著しく使用不可能であった。また比
較材料No4、No5といった材料は局部腐食が見られ
、機器材料として使用不可能であった。
第1表 第2表(気相部) 第3表(液相部) (実施例2) 101ハステロイCの反応槽中にp−ヒドロキシ安息香
酸3.73kg、チルフタル酸1.20kg、イソフタ
ル酸0.3kg、4.4’ −ヒドロキシジフェニル1
.67kg、無水酢酸5.05kgを入れ、窒素置換を
行った後、150℃で2時間還流し、昇温させながら酢
酸を留去し、温度が350℃に達した時点で1時間保持
した。その後反応物を冷却して固化させながら粉砕を行
いポリマーを得た。得られたポリマーは淡黄色を示し、
熱劣化はみられなかった。熱分解〆H度(Td)は熱重
量測定装置により窒素雰囲気下40℃/ m i nで
静1定した。
イエローインデックス(Yl)は潤色色差計(日本比色
工業ND−101DC)により測定した。その結果を第
4表に示す。
1.20kg、イソフタル酸0.3kg、4.4’ジヒ
ドロキシジフェニル1.67kg、無水酢酸5.05k
gを入れ、窒素置換を行った後、150°Cで2時間還
流し、昇温させながら酢酸を留去し、温度が350℃に
達した時点で1時間保持した。その後、反応物を冷却し
て固化させながら粉砕を行いポリマーを得た。
得られたポリマーは茶色に着色しており、熱劣化をおこ
していた。
Td、Ylについては実施例2と同様の方法で測定した
。その結果を第4表に示す。
(比較例1) 10JSUS316の反応槽中に、p−ヒドロキシ安息
香酸3.73kg、テレフタル酸第4表 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば、脱酸反
応を併う塊状重縮合法による芳香族ポリエステルの製法
において極めて耐食性及び耐久性に優れた材料を使用す
ることにより製品自体への汚染問題もない芳香族ポリエ
ステルを得ることができる。
特許出願人   東ソー株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジカルボン酸化合物とジオール化合物あるいはこ
    れら化合物および/またはヒドロキシカルボン酸化合物
    に酸無水物を反応させ、塊状重縮合法により全芳香族ポ
    リエステルを製造する方法において、反応をCr及びM
    oと、Fe、W、Coからなる群より選ばれた1種また
    は2種以上の元素と残部が実質的にNiとからなり、C
    r含量が2〜50重量%、Mo含量が1〜17重量%未
    満、前記群から選ばれた元素含量が1〜30重量%の組
    成を有する合金からなる反応槽で行うことを特徴とする
    全芳香族ポリエステルの製造方法。
JP20956588A 1988-08-25 1988-08-25 全芳香族ポリエステルの製造方法 Pending JPH0258531A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632885A (ja) * 1992-06-22 1994-02-08 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリカーボネート及びその製造方法
WO2012090747A1 (ja) * 2010-12-27 2012-07-05 東レ株式会社 液晶性ポリエステル樹脂の製造方法、および液晶性ポリエステル樹脂の製造装置

Cited By (3)

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