JPH0257832A - 外気取入構造における防雪方法及び同防雪装置 - Google Patents

外気取入構造における防雪方法及び同防雪装置

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JPH0257832A
JPH0257832A JP20745688A JP20745688A JPH0257832A JP H0257832 A JPH0257832 A JP H0257832A JP 20745688 A JP20745688 A JP 20745688A JP 20745688 A JP20745688 A JP 20745688A JP H0257832 A JPH0257832 A JP H0257832A
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JP
Japan
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snow
porous plate
heat
heat pipe
air intake
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Application number
JP20745688A
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Sunao Hayagumo
早雲 直
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多雪地に建造される建築物内の空気を所定条
件に保つ為の空気調和設備(以下空調設備という)の外
気取入用開口部からの雪の侵入を防止する方法、および
同装置に関するものである。
〔従来の技術〕
空調設備の外気取入部から雪が侵入することを防止する
技術については、砂塵の侵入防止や鳥の侵入防止などを
勘案しつつ各種の提案が為されている。
特開昭61−295446、及び特開昭61−2954
47においては外気取入用開口部にルーバを設けている
第5図は、外壁1の開口部にルーバ2を設けた従来例を
示す模式的な断面図である。
3はケーシング、4はフィルタである。5は吸入外気を
加熱するための加熱コーイル、6は外気吸入用のファン
である。
第6図は上記従来例を模式的に描いた部分破断斜視図で
あって、この従来例のフィルタ4はグラスウール製のバ
グタイプフィルタを並べて構成されている。
また、特開昭59−164838は、多雪寒冷地対策と
してフードを設けている。
また特開昭61−295445においては開口部にフィ
ルタを設けるとともに防鳥網(バードスクリーン)を設
け、かつ温風を供給している。
〔発明が解決しようとする課題〕
例えば原子力発電所における建屋内空間機は大容量であ
って、外壁に設けられる開口部面積が大きく、しかも風
速が高いので、従来例の外気取入構造では充分な防雪効
果が得られなかった。
第5図、第6図に示したルーバ2について従来例を見る
と、風量200 、000イ/hの場合、10メ一トル
x 2 m (20n?)の大形部材であってその支持
構造も高価であるに拘らず、粉雪の侵入を防止すること
はできない。
粉雪がルーバ2を通過するとフィルタ4に付着して通風
を阻害する。
また、上記のようにルーバ2を通過した粉雪を融解させ
るために温風を供給しようとすると、大きいダクトを設
けなければならない。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、その目的
は、雪の侵入を防止することができ、しかも捕捉した雪
を溶かして排出することができ。
その上、融雪用のエネルギコストの安い防雪方法、およ
び、上記の方法を実施するための装置を提供しようとす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明者らはルーバ、フー
ド、ネットなど、物理的に雪を阻止して空気を通す部材
について各種の試験、研究を行なった結果、いわゆるス
チールウールが好適であることを発見・確認した。
さらに、スチールウールに類似する各種の材料を試験し
た結果、スチールウールを板状に成形した部材、及び、
多層の細目の金網、即ち、通気性を有する多孔質の板状
部材が好適であることを確認した。
本発明者は、更に、捕捉した雪を溶かす手段について探
求した結果、ヒートパイプが好適であることを確認した
上記の発見、確認事項を外気取入構造に適用するための
具体的な構成として1本発明の防雪方法は、建築物内の
空気調和設備の外気取入用として該建築の外壁に開口部
を設けた外気取入構造を適用の対象とし、通気性を有す
る多孔質の板状部材で前記の開口部を覆い、上記板状部
材に隣接せしめてヒートパイプからなる伝熱素子を設け
、上記伝熱素子の熱源として前記空気調和設備の排熱を
利用する。
また、上記の方法を実施するために創作した本発明の防
雪装置は、空調されている建築物の外壁に設けた開口部
を覆って外壁に取りつけた通気性多孔質板状部材と、上
記通気性多孔質板状部材に密着せしめて取りつけたヒー
トパイプ凝縮部と、前記空気調和設備の排熱によって上
記ヒートパイプの蒸発部を加熱する手段とよりなる。
上記の通気性多孔質の板状部材としては、スチールウー
ルを板状に成形したもの、若しくは多層の細目の金網が
好適である。
また、前記のヒートパイプ凝縮部は上記通気性多孔質板
状部材の下流側に密着させ、若しくは該通気性多孔質板
状部材中に埋設して配置すると好結果が得られる。
〔作用〕
前述の方法によれば、通気性多孔質板状部材が雪を捕捉
する。該通気性多孔質板状部、材の仕様を適正に選定す
れば、当該地域における最も細かい粉雪でも容易に、か
つ完全に捕捉でき、捕捉された雪はヒートパイプで溶か
される。
ヒートパイプの熱源として空調設備の排熱を利用するの
でエネルギコストは極めて安価である。
また、ヒートパイプによる熱量移送はダクトなどの大形
建造物を必要とせず、細かいチューブで足りるので設備
費が安く、邪魔にならない。
前述の手段は、外壁の開口部を覆って装着した通気性多
孔質板状部材と、上記通気性多孔質板状部材に取りつけ
たヒートパイプ凝縮部と、そのヒートパイプ蒸発部を空
調排熱で加熱する手段とを備えているので、前記の防雪
方法を容易に、かつ確実に実施することが出来る。
〔実施例〕
第1図は本発明の防雪装置の1実施例を備えた外気取入
構造を模式的に描いた系統図であり、第2図は同じく垂
直断面図である。
この実施例は第5図に示した従来例に本発明を適用して
改良した1例であって、第5図と同一の図面参照番号を
付したものは前記従来例におけると同様乃至は類似の構
成部分である。
外壁1に設けられた開口部1aを覆って1通気性を有す
る多孔質板状部材7を設置する。
本例における通気性多孔質板状部材7は、ステンレス鋼
製のスチールウールを枠に入れて板状に成形した部材を
用いた。
本発明を・実施する際、通気性多孔質板状部材はスチー
ルウール(即ち、鋼製の細く薄いリボンに螺旋状のウェ
ーブを付して絡み合わせた材料)を板状に固めたものを
用いてもよく、また、メツシュの細かい、金網を多層に
重ねて用いてもよい。
上記通気性多孔質板状部材7に密着せしめてヒートパイ
プ8を配設する。
第3図は上記ヒートパイプ8回りの熱フローの説明図で
ある。
ヒートパイプ8は一般に、潜熱を放出する凝縮部8aと
、潜熱を吸収する蒸発部8bとを断熱部8cで接続した
構造である。
上記の蒸発部8bを空調設備の排気により加熱し、外気
流中に設けられている凝縮部で潜熱を放出させる。
ヒートパイプによれば、小さい温度差で熱を輸送するこ
とができ、加熱用媒体の循環にポンプを必要としないの
で、運転用のエネルギコストが殆ど不要である。
さらに、上記のようにして吸入外気流中でヒートパイプ
8の凝縮部から熱を与えるので、加熱コイル5の加熱熱
量はその分だけ軽減される。
第4図は上記と異なる実施例を示す、この実施例を前記
の第3図と比較して異なるところは次の如くである。
第3図の実施例においてはヒートパイプ8(詳しくは、
その凝縮部)を通気性多孔質板状部材7の下流側に密着
させて設置したが、第4図の実施例においてはヒートパ
イプ8を通気性多孔質板状部材7中に埋設しである。
上記いずれの実施例においても、外壁1の一関口部から
吸入される外気と共に流入しようとする雪は通気性多孔
質板状部材(本例においてはスチールウール)によって
捕捉され、捕捉された雪はヒートパイプからなる伝熱素
子を介して空調設備の排熱によって溶かされる。
溶けた雪は通気性多孔質板状部材7を伝わって流下し、
水切り部9から屋外に流出する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の防雪方法は、通気性の多孔
質板状部材で外気取入用開口部を覆ったので、粉雪も侵
入する虞れが無い(他の種類の雪は粉雪よりも容易に侵
入を阻止できる)。
また、捕捉した雪をヒートパイプからなる伝熱素子によ
り空調設備の排熱で加熱するので、エネルギコストを要
せずに雪を溶かして排出することができる。
その上、通気性多孔質板状部材で外壁の開口部を覆った
ので、バードスクリーンを設けなくても鳥が入ってくる
虞れが無く、雪のみでなく雨水。
や砂塵の侵入も防止できる。
さらに、雨水や砂塵の侵入防止によってフィルタの耐用
命数が延長される。
しかも、吸入外気がヒートパイプで加熱されるので加熱
コイルの熱容量の低減が可能となる。
また、本発明の防雪装置は、開口部を覆って外壁に取り
つけた通気性多孔質板状部材と、上記通気性多孔質板状
部材に密着せしめて取りつけたヒートパイプ凝縮部と、
前記空気調和設備の排熱によって上記ヒートパイプの蒸
発部を加熱する手段とを有しているので1通気性多孔質
板状部材で雪を捕捉することができる上に、捕捉した雪
をヒートパイプにより低コストで溶かすことができ、前
記の発明方法の実施に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る防雪装置の1実施例を
設けた外気取入構造を示し、第1図は模式的な説明図、
第2図は乗置断面図、第3図はヒートパイプに関連する
熱流の説明図である。 第4図は上記と異なる実施例における垂直断面図である
。 第5図は従来例の模式的な説明図、第6図は上記従来例
の部分破断斜視図である。 1・・・外壁、2・・・ルーバ、3・・・ケーシング、
4・・・フィルタ、5・・・加熱コイル、6.6’・・
・ファン、7・・・通気性を有する多孔質の板状部材、
8・・・ヒートパイプ、 8a・・・ヒートパイプ凝縮
部、8b・・・同蒸発部、 8c・・・同断熱部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、建築物内の空気調和設備の外気取入用として該建築
    の外壁に開口部を設けた外気取入構造において、通気性
    を有する多孔質の板状部材で前記の開口部を覆い、上記
    板状部材に隣接せしめてヒートパイプからなる伝熱素子
    を設け、上記伝熱素子の熱源として前記空気調和設備の
    排熱を利用することを特徴とする、外気取入構造におけ
    る防雪方法。 2、建築物内の空気調和設備の外気取入用として該建築
    の外壁に開口部を設けた外気取入構造において、上記開
    口部を覆って外壁に取りつけた通気性多孔質板状部材と
    、上記通気性多孔質板状部材に密着せしめて取りつけた
    ヒートパイプ凝縮部と、前記空気調和設備の排熱によっ
    て上記ヒートパイプの蒸発部を加熱する手段とよりなる
    ことを特徴とする、外気取入構造における防雪装置。 3、前記の通気性多孔質板状部材は、スチールウールを
    板状に成形したものであることを特徴とする、請求項2
    に記載の外気取入構造における防雪装置。 4、前記のヒートパイプ凝縮部は、通気性多孔質板状部
    材の下流側に配列されていることを特徴とする、請求項
    3又は同4に記載の外気取入構造における防雪装置。 5、前記のヒートパイプ凝縮部は、通気性多孔質板状部
    材の中に埋設されていることを特徴とする、請求項3又
    は同4に記載の外気取入構造における防雪装置。
JP20745688A 1988-08-23 1988-08-23 外気取入構造における防雪方法及び同防雪装置 Pending JPH0257832A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042777A (zh) * 2015-07-13 2015-11-11 广东美的暖通设备有限公司 积雪判断装置、空调外机及除雪控制方法

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