JPH025774Y2 - - Google Patents

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JPH025774Y2
JPH025774Y2 JP15603982U JP15603982U JPH025774Y2 JP H025774 Y2 JPH025774 Y2 JP H025774Y2 JP 15603982 U JP15603982 U JP 15603982U JP 15603982 U JP15603982 U JP 15603982U JP H025774 Y2 JPH025774 Y2 JP H025774Y2
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water
cold
rubber
bag
flexible
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JP15603982U
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JPS5961012U (ja
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  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として乳房、手首、足首、等の身体
の半球状、テーパー状局所に適用する保冷材に関
するものである。
従来、進退の炎症等を起している局所にはシツ
プ薬を塗布またはシツプ絆創膏を張つていたが肌
荒れを起したり、薬品臭が気になつたりするとい
う不具合を生じていた。そこで最近では該局所に
保冷材を当接することが推賞されている。保冷材
は勿論肌荒れを起したり異臭を放つようなことは
ない。
この種の保冷材は本体としては加硫ゴム、未加
硫ゴム、熱可塑性エラストマー等の可撓性基体中
に水溶性合成樹脂、水膨潤性合成樹脂等の含水微
小体を分散せしめた構成のものが提供されている
(例えば特開昭56−161423号、特開昭57−47339
号)。上記保冷本体においては凍結状態では含水
微小体中の水分が凍結するのみであり、可撓性基
体はなお可撓性を有するものであるから、柔軟な
袋に封入して身体の保冷を目的とする局所に対す
る密着性が良好であると言われている。
しかし従来はこの種の保冷材1は殆んど第1図
に示すような長方形状のものであり、このような
形状のものでは円筒状の身体局所に対しては密着
性が良好であるが、半球状、テーパー状の身体局
所に巻きつけた場合は上記形状には適合しにく
く、また第2図に示すように内側にしわ2を生じ
て局所に完全に密着することは不可能であつた。
したがつて冷却効果に乏しく、また保冷材が身体
局所からずれたり脱落したりし易く、保冷材を身
体局所に当接する際には仰臥する等して身体を静
止状態に置かねばならない場合が多く、使用者に
とつては極めて不便なものであつた。
本考案は上記従来の欠点を改良して身体の半球
状、テーパー状局所に密着性を良好にすることを
目的とし、加硫ゴム、未加硫ゴム、もしくは熱可
塑性エラストマーの単独もしくは二種以上の混合
物からなる可撓性基体中に、水を吸収して膨潤な
いしは溶解する天然もしくは合成樹脂粉末の含水
物からなる含水微小体を分散せしめた保冷本体を
扇形状となしかつ片面もしくは両面に放射線方向
に複数個の線状溝を形成し、表面を柔軟な袋によ
つて被覆したことを骨子とするものである。
本考案を第3図〜第5図に示す一実施例によつ
て説明すれば、長方形の保冷材11は可撓性基体
12A中に含水微小体12Bを分散せしめた保冷
本体12と、該保冷本体12の表面を被覆する柔
軟な袋13とからなる。保冷本体12は扇形状で
あり、その片面には放射線方向に複数個の線状溝
14が形成される。本保冷材11は冷蔵庫等に入
れて可撓性基体12A中に分散している含水微小
体12B中の水分を凍結せしめる。このような凍
結状態でも含水微小体12Bの水分が凍結するの
みで保冷本体12内には非連続的な分散凍結構造
が形成され、かくして保冷本体12は可撓性を維
持している。そこで線状溝14が形成されている
側を内側にして身体の半球状、あるいはテーパー
状の局所に巻き付ける。かくして第5図に示すよ
うに保冷材11は弯曲され半球状あるいはテーパ
ー状に適合する形状とされるが、保冷材11の内
側の線状溝14が巾を縮小することによつて保冷
材11の弯曲による内側の寸法の縮みを吸収し、
しわの発生を防止する。したがつて局所に対する
密着性は極めてよく保冷材11をテープ、ひも等
で簡単に局部に止着しておくことが出来、保冷材
11の使用中でも運動することが可能となる。保
冷本体12中の含水微小体12Bの水分が溶けて
も保冷本体12は形くずれすることなく形状を維
持する。
上記実施例の他、線状溝14は保冷材11の両
面に形成されてもよく、この場合には保冷材11
は両側に弯曲可能となる。
本考案に用いる保冷本体とは可撓性基体中に含
水微小体を分散せしめたものである。ここに可撓
性基体とは天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリイ
ソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、クロロプレ
ンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレンタ−ポリマー、スチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体、α−メチルス
チレン−イソプレン共重合体等の加硫ゴム、未加
硫ゴム、もしくは熱可塑性エラストマーの単独も
しくは二種以上の混合物に望ましくはジブチルフ
タレイト、ジオクチルフタレイト、トリクレジル
ホスフエイト、プロセスオイル、流動パラフイ
ン、モノ及びジアルキルベンゼン等の軟化剤を添
加したもの、更に所望なればこれに酸化チタン、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレー等
の充填材、界面活性剤、老化防止剤、溶剤等を添
加したものである。次いで含水微小体とはアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、マレイン酸等のα−β不飽和脂肪酸、もしく
はこれらの無水物、もしくはこれらの塩類の単独
重合体、もしくはこれらの共重合体、もしくはこ
れらのα−β不飽和脂肪酸とエチレン、プロピレ
ン、スチレン、メタクリル酸エステル、アクリル
酸エステル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩
化ビニル等のビニル単量体、および/またはジア
リルフタレイト、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジビニルベンゼン等のジビニル単量体等
との共重合体、更にはポリビニルアルコール、カ
ルボキシメチルセルロース、メトキシセルロー
ス、もしくはこれらの架橋物等、水を吸収して膨
潤ないしは溶解する天然もしくは合成樹脂の粉末
の含水物を言う。
上記保冷本体を製造するには上記ゴムもしくは
エラストマーに所望なれば上記軟化剤、更に所望
なればその他の添加剤を加えて溶融し、上記天然
もしくは合成樹脂の粉末を混合し、その後水を添
加混合する方法、あるいは上記溶融物に水を含ま
せた上記天然もしくは合成樹脂の粉末を混合する
方法等がある。
かくして得られた保冷本体は溶融状態におい
て、あるいは冷却固化した後柔軟な袋に封入され
表面を被覆される。封入作業にとつては保冷本体
を溶融状態において上記袋に注入することが望ま
しい。この際、上記溶融物は約80〜90℃程度の温
度となつているから上記袋の材質は80〜90℃にお
いて耐熱性を有することが必要である。このよう
な材質としてはポリアミド、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ポ
リビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重
合体鹸化物、ポリ塩化ビニリデン、エチレンアイ
オノマー等のプラスチツクのシート、もしくはこ
れらの複合シート等がある。
保冷本体を袋に封入し表面を被覆した後は表面
から所定の該線状溝を形成する。そのためには上
記所定の該線状溝に対応した型面形状を有する型
具を袋に押付ける。保冷本体が溶融状態にある時
は上記型具に袋をのせるかあるいは袋に型具をの
せるかして型具を袋に押付けつつ冷却固化させ
る。保冷本体が固化状態にある時は上記型具を所
定の温度に加熱して押付けるか、あるいは常温で
例えば3〜10Kgの荷重をかけて型具を袋に押付け
る。かくして所定の該線状溝が保冷材表面に形成
される。
本考案は上記したように加硫ゴム、未加硫ゴ
ム、もしくは熱可塑性エラストマーの単独もしく
は二種以上の混合物からなる可撓性基体中に、水
を吸収して膨潤ないしは溶解する天然もしくは合
成樹脂粉末の含水物からなる含水微小体を分散せ
しめた保冷本体を扇形状となしかつ片面もしくは
両面に放射線方向に複数個の線状溝を形成し、表
面を柔軟な袋によつて被覆したことを特徴とする
から保冷材は凍結状態でも可撓性を有し、線状溝
形成側を内側として弯曲させれば半球状あるいは
テーパー状の局所に適合した形状となり、かつ弯
曲内側の寸法の縮みは線状溝の巾の縮小に吸収さ
れてしわの発生が防止される。したがつて身体の
半球状、テーパー状の局所に対する密着性に極め
て優れ、冷却効率は大でありかつテープ、ひも等
で簡単に止着すればずれたり脱落することなく運
動することが出来るようになる。そして身体に密
着しても本考案の保冷材は可撓性を有しかつ凍結
物が直接袋を介して身体に当接するのではないか
ら感触も良好でかつマイルドな冷感があり、使用
感に極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示し、第1図は斜視
図、第2図は曲げた状態の正面図、第3図以下は
本考案の一実施例を示し、第3図は平面図、第4
図は第3図A−A′断面図、第5図は曲げた状態
の正面図。 図中、11……保冷材、12……保冷本体、1
2A……可撓性基体、12B……含水微小体、1
4……線状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加硫ゴム、未加硫ゴム、もしくは熱可塑性エラ
    ストマーの単独もしくは二種以上の混合物からな
    る可撓性基体中に、水を吸収して膨潤ないしは溶
    解する天然もしくは合成樹脂粉末の含水物からな
    る含水微小体を分散せしめた保冷本体を扇形状と
    なしかつ片面もしくは両面に放射線方向に複数個
    の線状溝を形成し、表面を柔軟な袋によつて被覆
    したことを特徴とする保冷材。
JP15603982U 1982-10-14 1982-10-14 保冷材 Granted JPS5961012U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15603982U JPS5961012U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 保冷材

Applications Claiming Priority (1)

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JP15603982U JPS5961012U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 保冷材

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Publication Number Publication Date
JPS5961012U JPS5961012U (ja) 1984-04-21
JPH025774Y2 true JPH025774Y2 (ja) 1990-02-13

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JP15603982U Granted JPS5961012U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 保冷材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2585326Y2 (ja) * 1993-09-20 1998-11-18 絹代 鈴木 乳房用冷却パット
KR100481031B1 (ko) * 2002-12-06 2005-04-07 이명희 여성용 가슴 찜질팩

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JPS5961012U (ja) 1984-04-21

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