JPH0530753Y2 - - Google Patents

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JPH0530753Y2
JPH0530753Y2 JP1987096353U JP9635387U JPH0530753Y2 JP H0530753 Y2 JPH0530753 Y2 JP H0530753Y2 JP 1987096353 U JP1987096353 U JP 1987096353U JP 9635387 U JP9635387 U JP 9635387U JP H0530753 Y2 JPH0530753 Y2 JP H0530753Y2
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bag
cooling
refrigerant
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conductive material
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、患部への適合性が良好で、冷却接続
時間の長い冷却用嚢に関するものである。
[従来の技術と問題点] 従来、患部を冷却するにはゴム製袋に粉砕した
氷を入れて患部に当てる。特定の冷媒を封入した
嚢をあらかじめ冷凍処理して患部に当てるなどの
方法で冷却が行われてきた。しかし、これらの方
法では患部形態適合性が悪い、冷却効果持続時間
が短かい、冷媒の冷凍処理に要する時間が長いな
どの問題がある。そこで、本考案者らは冷媒につ
いては幾つかの組成について検討し、通常の冷凍
処理温度ではシヤーベツト状の凍結状態にある冷
媒組成を開発し、患部形態適合性を改善し、冷却
効果持続時間の延長も可能になつた。しかるに、
より一層の患部形態適合性を良くし、冷却効果持
続時間の延長を計るには冷媒組成を変える程度の
ことでは十分ではないことがわかつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、冷媒の冷凍処理時間が短く、
冷却持続時間が長く、かつ患部形態適合性の優れ
た冷却用嚢を提供するにある。
すなわち、本考案は−20℃においてシヤーベツ
ト状の凍結状態を呈する冷媒を入れた可とう性冷
却嚢、該冷却嚢の少なくとも患部に当接する外周
に外嚢を設け、該外嚢の内部は少なくとも複数の
小部分に区切られ、冷却嚢の冷媒温度を伝達する
−20℃において形状変化を伴わない熱伝導性物質
を入れたことを特徴とする患部適合性の良好な冷
却嚢である。
本考案の可とう性冷却嚢の冷媒は−20℃におい
てシヤーベツト状の凍結状態であつて、かつ冷媒
嚢も可とう性を保つものである。この状態を形成
する冷媒は、例えば、メタノール、エタノール、
プロパノール、グリセロール、平均分子量900未
満のポリエチレンエーテルグリコールから選ばれ
た少なくとも1種類と水あるいは無機塩を溶解し
た塩水溶液などの組成液。また、それら組成液に
不溶であるが、とりわけ水を吸収して少なくとも
50重量%、好ましくは100重量%以上の体積膨潤
を生ずる微細ゲル状物を添加した組成物である。
また、冷媒を入れる嚢は冷媒が冷凍状態におい
て、患部に当接するのに十分な可とう性を保つ素
材で作られたものであれば特に限定されないが、
例えば、可塑化ポリ塩化ビニル製シートあるいは
塩化ビニル共重合体樹脂製シートを成型した嚢、
高密度織製布帛あるいは布帛に弾性樹脂またはシ
リコーン樹脂あるいはフツ素樹脂をコーテイング
したコーテイング布帛を成形した嚢などである。
また、冷却嚢の形状も冷却しようとする患部によ
つて適宜定められる。例えば、平板状、筒状(太
くて短いもの、細くて長いもの、扁平で長いもの
など)、枕状などである。
また、本考案の可とう性冷却嚢の外周の少なく
とも一部に設ける可とう性外嚢は患部に冷媒の温
度を良く伝達すると共に、それ以外の部分は冷媒
温度の保温の作用を行う反面、冷媒の冷凍処理時
には速やかに冷却が行われることが望ましい。可
とう性外嚢としては、織製布帛あるいは布帛に弾
性樹脂、シリコーン樹脂、フツ素樹脂などをコー
テイングしたコーテイング布帛であつて、好まし
くは通気性のある防水布帛である。布帛は冷却嚢
の外周に直接外嚢として成形してもよいし、冷却
嚢を入れるように器状に成形してもよい。そし
て、外嚢には熱伝導性物質を入れることによつて
患部の冷却効果を高めたり、冷媒の冷凍処理時間
の短縮に役立つ。熱伝導性物質としては、冷媒の
冷凍処理温度である−20℃において形状変化を伴
なわない物質である。そのような物質としては、
プラスチツクス成形粉状体、ペレツト状体、多孔
質状小球などの固体状物質、例えば、ナイロン、
ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、スチレン共重合体などのポリマー
を成形したビーズ状体、ペレツト状体あるいはそ
れらの多孔質状物である。他に、食物の殻あるい
は実も使用可能である。また、外嚢内部は内容物
質が偏つて存在するのを防止するために、少なく
とも複数の部分に区切りを設けておくことも好ま
しい。
更に、外嚢に入れる熱伝導性物質は固体に限定
されることはなく、−20℃において形状の自由度
を失わない液体状物質、例えばアルコール類、グ
リセロール類、またはそれらと水の組成物、上記
プラスチツクス成形体との組成物などでもよい。
液体を使用する場合には外嚢は高密度布帛あるい
はシリコーン樹脂またはフツ素樹脂コーテイング
布帛、可塑化塩化ビニール樹脂シートあるいは塩
化ビニル共重合体樹脂シートなどで成形されたも
のがよい。
以下、本考案を図面によつて説明する。
第1図は本考案の冷却用嚢の一例であり、第1
図1は平板状あるいは枕状のものであり、第1図
2は筒状のものである。そして、1は冷媒の入つ
ている冷却嚢、2は冷媒温度を伝達する熱伝導性
物質を入れた可とう性外嚢、3は冷却嚢に冷媒を
入れる導管、4は栓である。第2図は冷却用嚢の
内部状態を説明する部分切開図であり、1は冷媒
の入つている冷却嚢、2は可とう性外嚢、3は冷
却嚢に冷媒を入れる導管、4は栓、5は冷媒、6
は外嚢内部に設けられた小部分に区切るための隔
膜、7は外嚢に入れられた熱伝導性物質である。
[作用] 本考案の冷却用嚢は、−20℃においても患部に
当接するのに十分な可とう性素材で作られ、冷媒
を入れた内嚢と熱伝導性物質を入れた外嚢からな
り、該外嚢の内部が少なくとも複数の小部分に区
切られた構造として、あらかじめ−20℃の冷凍庫
に保存して内嚢の冷媒をシヤーベツト状の凍結状
態とし、使用時には、該冷却用嚢を患部に当て、
外嚢の熱伝導性物質を介して患部を冷却するよう
にした。
[考案の効果] 本考案の冷却用嚢は−20℃においても可とう性
を失なうことがないので、さまざまな患部形状に
も適合性が良く、更に、小部分の区切りを入れた
外嚢を設けたことにより、熱伝導性物質の偏りが
なく、患部への適合性が向上して、患部の冷却が
むらなく、効果的に行うことができる。また、外
嚢に熱伝導性物質を封入したことで、冷媒の温度
が直接患部に伝達されないため、急激に過度の冷
却を与えることがなく、更に外気との間には断熱
的作用をするために、冷却持続時間を長くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の冷却用嚢の形態の一例を示し
た図であり、第2図は本考案の冷却用嚢の内部状
態を説明する一部分切開図である。 1……冷却嚢、2……外嚢、3……冷媒を入れ
る導管、4……栓、5……冷媒、6……内部区切
り用隔膜、7……熱伝導性物質。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) −20℃においてシヤーベツト状の凍結状態を
    呈する冷媒を入れた可とう性冷却嚢、該冷却嚢
    の少なくとも患部に当接する外周に外嚢を設
    け、該外嚢の内部は少なくとも複数の小部分に
    区切られ、冷却嚢の冷媒温度を伝達する−20℃
    において形状変化を伴わない熱伝導性物質を入
    れたことを特徴とする患部適合性の良好な冷却
    嚢。 (2) 冷却嚢の外嚢に使用する熱伝導性物質が−20
    ℃において形状変化を伴わないプラスチツクス
    成形粉状体、ペレツト状体、多孔質状小球の固
    体状物質であり、冷却嚢に使用する−20℃にお
    いてシヤーベツト状の連結状態を呈する冷媒
    が、アルコール類、グリセロール類またはポリ
    マーグリコール類から選ばれた液状物質、ある
    いはそれらを含有する組成物、から選ばれた少
    なくとも1種類である実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の患部適合性の良好な冷却用嚢。
JP1987096353U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH0530753Y2 (ja)

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JPS64922U JPS64922U (ja) 1989-01-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720532Y2 (ja) * 1990-05-22 1995-05-15 積水化成品工業株式会社 冷却枕等の冷却用袋
JPH0665422U (ja) * 1992-10-08 1994-09-16 株式会社ララ 被服の汚れ取りシート

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0413711U (ja) * 1990-05-24 1992-02-04

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JPH0413711U (ja) * 1990-05-24 1992-02-04

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JPS64922U (ja) 1989-01-06

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