JPH0689326B2 - 蓄熱マツト - Google Patents
蓄熱マツトInfo
- Publication number
- JPH0689326B2 JPH0689326B2 JP62072503A JP7250387A JPH0689326B2 JP H0689326 B2 JPH0689326 B2 JP H0689326B2 JP 62072503 A JP62072503 A JP 62072503A JP 7250387 A JP7250387 A JP 7250387A JP H0689326 B2 JPH0689326 B2 JP H0689326B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- storage material
- latent heat
- pellets
- cover
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、潜熱蓄熱材を使用して成る床暖房、寝具、
保温建材、その他各種の保温材として使用される蓄熱マ
ットに関するものである。
保温建材、その他各種の保温材として使用される蓄熱マ
ットに関するものである。
従来から、物質の相変化に伴う潜熱を蓄放熱に利用した
潜熱蓄熱材を使用している蓄熱マットが提供されてい
る。
潜熱蓄熱材を使用している蓄熱マットが提供されてい
る。
そして、これらに使用されている潜熱蓄熱材としては、
塩化カルシウム、硫酸ナトリウム等の水和塩やパラフィ
ン及び油脂等の結晶質有機物が知られている。
塩化カルシウム、硫酸ナトリウム等の水和塩やパラフィ
ン及び油脂等の結晶質有機物が知られている。
しかし、前記の潜熱蓄熱材は、加熱(蓄熱時)すると液
体になるため容器は完全密閉にする必要があった。これ
に対し潜熱蓄熱材をミニペレット化すると容器カバーは
完全密封する必要がなくなる。
体になるため容器は完全密閉にする必要があった。これ
に対し潜熱蓄熱材をミニペレット化すると容器カバーは
完全密封する必要がなくなる。
その為、潜熱蓄熱材をペレット化する手法としては、 1) オリフィス法や相分離法や気中懸濁法等のマイク
ロカプセル化手法を用いて、樹脂を膜材としたマイクロ
カプセル内に潜熱蓄熱材を封入する。
ロカプセル化手法を用いて、樹脂を膜材としたマイクロ
カプセル内に潜熱蓄熱材を封入する。
2) 活性炭や木材チップ等の連続多孔性吸収体に潜熱
蓄熱材融解液状を吸収させる。
蓄熱材融解液状を吸収させる。
3) ゴム等の樹脂と潜熱蓄熱材を混練して樹脂マトリ
ックス中に組み込む。
ックス中に組み込む。
4) ポリオレフィンがポリオレフィン融点以上の温度
の結晶質有機系潜熱蓄熱材の融解液中に漬けると、上記
蓄熱材を吸収して膨潤する性質を用い潜熱蓄熱材含有ポ
リオレフィンペレットを作る等がある。ペレット化する
潜熱蓄熱材としては空気にふれると潮解性や風解性を示
す水和塩は好ましくなく、空気中でも安定な有機系物質
が望ましい。このうち1)の手法は製法が複雑で高価で
あるという欠点があった。そのため2)、3)、4)の
手法を用いるのが望ましいが、これらの場合完全に表面
が被服されているのではないので潜熱蓄熱材融解時に蓄
熱ペレットから潜熱蓄熱材が滲み出し、カバーから洩れ
出したり、蓄熱ペレット同士が潜熱蓄熱材凝固時に洩れ
た潜熱蓄熱材により固着して団子状になるという欠点が
あった。
の結晶質有機系潜熱蓄熱材の融解液中に漬けると、上記
蓄熱材を吸収して膨潤する性質を用い潜熱蓄熱材含有ポ
リオレフィンペレットを作る等がある。ペレット化する
潜熱蓄熱材としては空気にふれると潮解性や風解性を示
す水和塩は好ましくなく、空気中でも安定な有機系物質
が望ましい。このうち1)の手法は製法が複雑で高価で
あるという欠点があった。そのため2)、3)、4)の
手法を用いるのが望ましいが、これらの場合完全に表面
が被服されているのではないので潜熱蓄熱材融解時に蓄
熱ペレットから潜熱蓄熱材が滲み出し、カバーから洩れ
出したり、蓄熱ペレット同士が潜熱蓄熱材凝固時に洩れ
た潜熱蓄熱材により固着して団子状になるという欠点が
あった。
この発明は蓄熱ペレットから滲み出る潜熱蓄熱材をペレ
ット周囲の粉末で吸収することにより、滲み出た蓄熱材
がカバーから洩れたり、凝固してペレット同志が団塊化
することを防止出来る蓄熱マットを提供することを目的
とする。
ット周囲の粉末で吸収することにより、滲み出た蓄熱材
がカバーから洩れたり、凝固してペレット同志が団塊化
することを防止出来る蓄熱マットを提供することを目的
とする。
上記目的を達成する為にこの発明は、パラフィン、油脂
等有機系潜熱蓄熱材を連続発泡多孔体に吸収、又はゴム
に機械的に混練、又はポリエチレンに含浸させて成る蓄
熱ペレットに、微細粉末をまぶしたものを、カバー内に
封入したことを特徴とする蓄熱マットを要旨とする。
等有機系潜熱蓄熱材を連続発泡多孔体に吸収、又はゴム
に機械的に混練、又はポリエチレンに含浸させて成る蓄
熱ペレットに、微細粉末をまぶしたものを、カバー内に
封入したことを特徴とする蓄熱マットを要旨とする。
以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
第1図は、蓄熱マットのカバー1に、蓄熱ペレット3に
粉末2をまぶして入れた状態の断面図を示したものであ
る。有機系潜熱蓄熱材を蓄熱ペレット3に形成するの
は、上記背景技術に示した2)〜4)等の方法がとられ
る。
粉末2をまぶして入れた状態の断面図を示したものであ
る。有機系潜熱蓄熱材を蓄熱ペレット3に形成するの
は、上記背景技術に示した2)〜4)等の方法がとられ
る。
即ち、上記蓄熱ペレット3として、潜熱蓄熱材を連続多
孔体に吸収させて成るもの、又はゴムに機械的に混練さ
せて成るもの、又はポリエチレンに含浸させて成るもの
を使用する。
孔体に吸収させて成るもの、又はゴムに機械的に混練さ
せて成るもの、又はポリエチレンに含浸させて成るもの
を使用する。
又、上記に使用する好ましい粉末2としてタルク、水酸
化アルミナ、ベントナイト、石膏等が、使用出来る。
化アルミナ、ベントナイト、石膏等が、使用出来る。
又、蓄熱ペレット3の径に対する粉末2の大きさとして
は、蓄熱ペレット3の径が1mm〜10mmまでのものであれ
ば径が500μ以下の粉末2が最適である。
は、蓄熱ペレット3の径が1mm〜10mmまでのものであれ
ば径が500μ以下の粉末2が最適である。
この発明の蓄熱マットは以上のような構成になっている
ので、蓄熱材がカバーから洩れ出ようとしてもまぶした
粉末2に阻止され、凝固してペレット同志が団塊化する
ことが防止出来るという効果がある。
ので、蓄熱材がカバーから洩れ出ようとしてもまぶした
粉末2に阻止され、凝固してペレット同志が団塊化する
ことが防止出来るという効果がある。
図面はこの発明にかかる蓄熱マットの一実施例をあらわ
す断面図である。 1……カバー、2……粉末、3……蓄熱ペレット。
す断面図である。 1……カバー、2……粉末、3……蓄熱ペレット。
Claims (1)
- 【請求項1】パラフィン、油脂等有機系潜熱蓄熱材を連
続発泡多孔体に吸収、又はゴムに機械的に混練、又はポ
リエチレンに含浸させて成る蓄熱ペレットに、微細粉末
をまぶしたものを、カバー内に封入したことを特徴とす
る蓄熱マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62072503A JPH0689326B2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 蓄熱マツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62072503A JPH0689326B2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 蓄熱マツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63238188A JPS63238188A (ja) | 1988-10-04 |
JPH0689326B2 true JPH0689326B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13491207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62072503A Expired - Lifetime JPH0689326B2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 蓄熱マツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0689326B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2793645B2 (ja) * | 1989-08-11 | 1998-09-03 | 松下電工株式会社 | 蓄熱ボードの製造方法 |
JP2793644B2 (ja) * | 1989-08-11 | 1998-09-03 | 松下電工株式会社 | 蓄熱ボードの製造方法 |
WO1991013839A2 (en) * | 1990-03-07 | 1991-09-19 | Paul Spiller Wilkins | Improvements relating to heat retaining materials |
US6077597A (en) * | 1997-11-14 | 2000-06-20 | Outlast Technologies, Inc. | Interactive thermal insulating system having a layer treated with a coating of energy absorbing phase change material adjacent a layer of fibers containing energy absorbing phase change material |
-
1987
- 1987-03-26 JP JP62072503A patent/JPH0689326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63238188A (ja) | 1988-10-04 |
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