JPH0257489B2 - - Google Patents
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- JPH0257489B2 JPH0257489B2 JP20610785A JP20610785A JPH0257489B2 JP H0257489 B2 JPH0257489 B2 JP H0257489B2 JP 20610785 A JP20610785 A JP 20610785A JP 20610785 A JP20610785 A JP 20610785A JP H0257489 B2 JPH0257489 B2 JP H0257489B2
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- rope
- cavities
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- molded
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14549—Coating rod-like, wire-like or belt-like articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14065—Positioning or centering articles in the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14065—Positioning or centering articles in the mould
- B29C2045/14122—Positioning or centering articles in the mould using fixed mould wall projections for centering the insert
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、プラスチツク成型物に、ロープや紐
等の柔軟なロープ状物をインサートしてなる物品
を成型するための、射出成型金型に関するもので
ある。
等の柔軟なロープ状物をインサートしてなる物品
を成型するための、射出成型金型に関するもので
ある。
ロープ状物をインサートして成型するプラスチ
ツク成型物としては、例えば深海において使用す
る漁業用の浮子網がある。この浮子網の一例を第
5図に示すと、1は発泡プラスチツクで成型した
浮子であつて、該浮子1を貫いてロープ、紐等の
ロープ状物2がインサートされ、一体に成型固着
されている。
ツク成型物としては、例えば深海において使用す
る漁業用の浮子網がある。この浮子網の一例を第
5図に示すと、1は発泡プラスチツクで成型した
浮子であつて、該浮子1を貫いてロープ、紐等の
ロープ状物2がインサートされ、一体に成型固着
されている。
而し特に深海用の浮子網においては、水がロー
プ状物2を伝つ浮子1内に浸入し、浮揚力が低下
するのを防止するため、ロープ状物2の表面に無
発泡のプラスチツク成型物3を成型固着して皮膜
層となし、次いでその皮膜層の表面にプラスチツ
ク発泡体の浮子本体4を成型固着することが行わ
れている。
プ状物2を伝つ浮子1内に浸入し、浮揚力が低下
するのを防止するため、ロープ状物2の表面に無
発泡のプラスチツク成型物3を成型固着して皮膜
層となし、次いでその皮膜層の表面にプラスチツ
ク発泡体の浮子本体4を成型固着することが行わ
れている。
従来の技術
このようなロープ状物2の表面に成型物3を成
型固着するには、二つ割りの型5a,5bの合わ
せ面に、成型物3の形状に適合するキヤビテイー
6a,6bと、該キヤビテイー6a,6bの両端
にロープ状物2を嵌合する凹溝7a,7bとを刻
設し、一方の型5aには前記キヤビテイー6a,
6b内に熔融樹脂を圧入する樹脂圧入口8を形成
する。而して、ロープ状物2を、キヤビテイー6
a,6bを貫いて凹溝7a,7bに嵌合して型5
a,5bを閉じ、型5a,5bでロープ状物2を
保持する。この状態で前記樹脂圧入口8からキヤ
ビテイー6a,6b内に熔融樹脂を圧入し、キヤ
ビテイー6a,6b内において樹脂を固化させ、
ロープ状物2の表面に成型物3を一体に成型する
のである。
型固着するには、二つ割りの型5a,5bの合わ
せ面に、成型物3の形状に適合するキヤビテイー
6a,6bと、該キヤビテイー6a,6bの両端
にロープ状物2を嵌合する凹溝7a,7bとを刻
設し、一方の型5aには前記キヤビテイー6a,
6b内に熔融樹脂を圧入する樹脂圧入口8を形成
する。而して、ロープ状物2を、キヤビテイー6
a,6bを貫いて凹溝7a,7bに嵌合して型5
a,5bを閉じ、型5a,5bでロープ状物2を
保持する。この状態で前記樹脂圧入口8からキヤ
ビテイー6a,6b内に熔融樹脂を圧入し、キヤ
ビテイー6a,6b内において樹脂を固化させ、
ロープ状物2の表面に成型物3を一体に成型する
のである。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら前記金型を使用して成型した場合
には、ロープ状物2はテンシヨンをかけた状態で
型5a,5bに挾持されるのであるが、樹脂圧入
口8からキヤビテイー6a,6b内に熔樹脂を圧
入した際に、その熔融樹脂の圧力によりロープ状
物2がキヤビテイー6a,6b内で大きく曲げら
れ、第6図に示すように樹脂圧入口8の反対側の
キヤビテイー6bの面に接触し、成型物3の表面
にロープ状物2が露出することとなつてしまう。
特に成型物3の厚みが薄い場合には、この傾向が
顕著となる。
には、ロープ状物2はテンシヨンをかけた状態で
型5a,5bに挾持されるのであるが、樹脂圧入
口8からキヤビテイー6a,6b内に熔樹脂を圧
入した際に、その熔融樹脂の圧力によりロープ状
物2がキヤビテイー6a,6b内で大きく曲げら
れ、第6図に示すように樹脂圧入口8の反対側の
キヤビテイー6bの面に接触し、成型物3の表面
にロープ状物2が露出することとなつてしまう。
特に成型物3の厚みが薄い場合には、この傾向が
顕著となる。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、柔軟なロープ状物2をインサートして成型物
3を成型するに際して、ロープ状物2の偏心を阻
止し、成型物3の中心に保持した状態で成型する
ことのできる金型を提供することを目的とするも
のである。
て、柔軟なロープ状物2をインサートして成型物
3を成型するに際して、ロープ状物2の偏心を阻
止し、成型物3の中心に保持した状態で成型する
ことのできる金型を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決する手段 1
而して本願の第一の発明は、二つ割りの型の合
わせ面に、成型物成型用キヤビテイーと、該キヤ
ビテイーの両端にロープ状物に嵌合する凹溝を刻
設し、前記キヤビテイーの周面に樹脂圧入口を形
成した金型において、前記キヤビテイーの内面に
おける少なくとも前記樹脂圧入口に対向する部分
に、その先端がロープ状物の周面に至る複数の突
起を、前記型の合わせ面に対して垂直に植設した
ことを特徴とするものである。
わせ面に、成型物成型用キヤビテイーと、該キヤ
ビテイーの両端にロープ状物に嵌合する凹溝を刻
設し、前記キヤビテイーの周面に樹脂圧入口を形
成した金型において、前記キヤビテイーの内面に
おける少なくとも前記樹脂圧入口に対向する部分
に、その先端がロープ状物の周面に至る複数の突
起を、前記型の合わせ面に対して垂直に植設した
ことを特徴とするものである。
第1図及び第2図は本発明の金型を示すもので
あつて、型5a,5bの合わせ面にはキヤビテイ
ー6a,6b及び凹溝7a,7bが刻設されてお
り、一方の型5aの中央には樹脂圧入口8が設け
られている。
あつて、型5a,5bの合わせ面にはキヤビテイ
ー6a,6b及び凹溝7a,7bが刻設されてお
り、一方の型5aの中央には樹脂圧入口8が設け
られている。
而して本発明においては、他方の型5bのキヤ
ビテイー6bの内面における前記樹脂圧入口8に
対向する部分に、その先端がインサートされるロ
ープ状物2の周面に至る複数の針状突起9が植設
されている。この突起9は針状のものに限定され
るものではなく、先の丸いものであつてもよく、
またロープ状物2の長さ方向に対して平行の又は
直角の板状のものであつても差支えないが、ロー
プ状物2との接触部分の面積が可及的に小さいも
のであることが望ましい。また針状突起9の向き
は、型5a,5bの合わせ面に対して垂直である
ことが必要である。
ビテイー6bの内面における前記樹脂圧入口8に
対向する部分に、その先端がインサートされるロ
ープ状物2の周面に至る複数の針状突起9が植設
されている。この突起9は針状のものに限定され
るものではなく、先の丸いものであつてもよく、
またロープ状物2の長さ方向に対して平行の又は
直角の板状のものであつても差支えないが、ロー
プ状物2との接触部分の面積が可及的に小さいも
のであることが望ましい。また針状突起9の向き
は、型5a,5bの合わせ面に対して垂直である
ことが必要である。
また針状突起9を植設する位置は、樹脂圧入口
8に対向する部分に設ければよいが、ロープ状物
2の曲がりを有効に防止するためには、樹脂圧入
口8に対向する位置を中心としてある程度の範囲
に亙つて植設するのが望ましい。また樹脂圧入口
8を設けた側のキヤビテイー6aの内面にも針状
突起9を植設することにより、キヤビテイー6
a,6b内におけるロープ状物2の変位を阻止
し、ロープ状物2をより確実に成型物3の中心に
位置せしめることができる。
8に対向する部分に設ければよいが、ロープ状物
2の曲がりを有効に防止するためには、樹脂圧入
口8に対向する位置を中心としてある程度の範囲
に亙つて植設するのが望ましい。また樹脂圧入口
8を設けた側のキヤビテイー6aの内面にも針状
突起9を植設することにより、キヤビテイー6
a,6b内におけるロープ状物2の変位を阻止
し、ロープ状物2をより確実に成型物3の中心に
位置せしめることができる。
作用 1
本発明においては、型5a,5bを開いた状態
で凹溝7bにロープ状物2を嵌合し、型5a,5
bを閉じることにより凹溝7a,7b間にロープ
状物2が挾持される。この状態でキヤビテイー6
a,6b内のロープ状物2は針状突起9で支えら
れ、ロープ状物2がキヤビテイー6a,6bの中
心に保持された状態のまま樹脂圧入口8から熔融
樹脂が圧入し、熔融樹脂がキヤビテイー6a,6
bとロープ状物2との間の空所を満して成型物3
を成型する。そして型5a,5bを開き、ロープ
状物2及び成型物3をキヤビテイー6a,6bか
ら取出せば、ロープ状物2をインサートした成型
物3が得られる。
で凹溝7bにロープ状物2を嵌合し、型5a,5
bを閉じることにより凹溝7a,7b間にロープ
状物2が挾持される。この状態でキヤビテイー6
a,6b内のロープ状物2は針状突起9で支えら
れ、ロープ状物2がキヤビテイー6a,6bの中
心に保持された状態のまま樹脂圧入口8から熔融
樹脂が圧入し、熔融樹脂がキヤビテイー6a,6
bとロープ状物2との間の空所を満して成型物3
を成型する。そして型5a,5bを開き、ロープ
状物2及び成型物3をキヤビテイー6a,6bか
ら取出せば、ロープ状物2をインサートした成型
物3が得られる。
本発明により成型された成型物3には針状突起
9による孔があいているが、この孔は小さいもの
であつて外見上目立つものではない。また第5図
に示すような浮子網を製造する場合にいては、成
型物3の表面に浮子本体4を成型してて浮子1を
形成するので、浮子本体4の樹脂が前記孔を埋め
ることになり、この孔を通じて浮子本体4内に水
が浸入し、浮子1の浮揚力が低下するようなこと
はない。
9による孔があいているが、この孔は小さいもの
であつて外見上目立つものではない。また第5図
に示すような浮子網を製造する場合にいては、成
型物3の表面に浮子本体4を成型してて浮子1を
形成するので、浮子本体4の樹脂が前記孔を埋め
ることになり、この孔を通じて浮子本体4内に水
が浸入し、浮子1の浮揚力が低下するようなこと
はない。
問題点を解決する手段 2
次に、本件出願における第二の発明は、二つ割
りの型の合わせ面に、成型物成型用キヤビテイー
と、該キヤビテイーの両端にロープ状物を嵌合す
る凹溝を刻設し、前記キヤビテイーの周面に樹脂
圧入口を形成した金型において、前記キヤビテイ
ーにおける前記樹脂圧入口を中心とする対称の位
置に、ロープ状物の長さ方向に垂直のプレートを
設け、該プレートにインサートされるロープ状物
を嵌合する凹部を形成すると共に、該凹部から放
射状にスリツトを形成したことを特徴とするもの
である。
りの型の合わせ面に、成型物成型用キヤビテイー
と、該キヤビテイーの両端にロープ状物を嵌合す
る凹溝を刻設し、前記キヤビテイーの周面に樹脂
圧入口を形成した金型において、前記キヤビテイ
ーにおける前記樹脂圧入口を中心とする対称の位
置に、ロープ状物の長さ方向に垂直のプレートを
設け、該プレートにインサートされるロープ状物
を嵌合する凹部を形成すると共に、該凹部から放
射状にスリツトを形成したことを特徴とするもの
である。
第3図及び第4図は本発明の金型を示すもので
あつて、型5a,5bの合わせ面にはキヤビテイ
ー6a,6b及び凹溝7a,7bが刻設されてお
り、一方の型5aの中央には樹脂圧入口8が設け
られている。
あつて、型5a,5bの合わせ面にはキヤビテイ
ー6a,6b及び凹溝7a,7bが刻設されてお
り、一方の型5aの中央には樹脂圧入口8が設け
られている。
而して本発明においては、型5a,5bのキヤ
ビテイー6a,6bにおける前記樹脂圧入口8を
中心とする対称の位置には、ロープ状物2の長さ
方向に垂直にプレート10a,10bが設けられ
ている。このプレート10a,10bには、前記
ロープ状物2を嵌合する凹部11a,11bが形
成されており、且つ該凹部11a,11bから放
射状に延びるスリツト12a,12bが形成され
ている。なお、このスリツト12a,12bの形
状は、金型における成型物の抜き方向を考慮し
て、アンダーカツトとならないような方向に形成
するのが好ましい。
ビテイー6a,6bにおける前記樹脂圧入口8を
中心とする対称の位置には、ロープ状物2の長さ
方向に垂直にプレート10a,10bが設けられ
ている。このプレート10a,10bには、前記
ロープ状物2を嵌合する凹部11a,11bが形
成されており、且つ該凹部11a,11bから放
射状に延びるスリツト12a,12bが形成され
ている。なお、このスリツト12a,12bの形
状は、金型における成型物の抜き方向を考慮し
て、アンダーカツトとならないような方向に形成
するのが好ましい。
本発明におけるプレート10a,10bの間隔
は、キヤビテイー6a,6bの長さの1/3よりも
短いものであることが望ましい。
は、キヤビテイー6a,6bの長さの1/3よりも
短いものであることが望ましい。
作用 2
本発明においは、型5a,5bを開いた状態で
型5bの凹溝7b及びプレート10bの凹部11
bにロープ状物2を嵌合し、型5a,5bを閉じ
ると、凹溝7a,7b及びプレート10a,10
bによつてロープ状物2が挾持される。この状態
でキヤビテイー6a,6b内のロープ状物2はプ
レート10a,10bで支えられ、ロープ状物2
がキヤビテイー6a,6bの中心に保持される。
この状態のまま樹脂入口8から熔融樹脂が圧入さ
れ、キヤビテイー6a,6b内を満たして成型物
3を成型する。
型5bの凹溝7b及びプレート10bの凹部11
bにロープ状物2を嵌合し、型5a,5bを閉じ
ると、凹溝7a,7b及びプレート10a,10
bによつてロープ状物2が挾持される。この状態
でキヤビテイー6a,6b内のロープ状物2はプ
レート10a,10bで支えられ、ロープ状物2
がキヤビテイー6a,6bの中心に保持される。
この状態のまま樹脂入口8から熔融樹脂が圧入さ
れ、キヤビテイー6a,6b内を満たして成型物
3を成型する。
このとき、最初にキヤビテイー6a,6bにお
けるプレート10a,10bで仕切られた中央部
に、樹脂圧入口8から熔融樹脂が圧入されるが、
ロープ状物2は間隔の短いプレート10a,10
bの凹部11a,11b間に支持されているの
で、ここでロープ状物2が熔融樹脂の圧力で曲げ
られることはない。
けるプレート10a,10bで仕切られた中央部
に、樹脂圧入口8から熔融樹脂が圧入されるが、
ロープ状物2は間隔の短いプレート10a,10
bの凹部11a,11b間に支持されているの
で、ここでロープ状物2が熔融樹脂の圧力で曲げ
られることはない。
次いで、熔融樹脂はプレート10a,10bの
スリツト12a,12bを通つて、キヤビテイー
6a,6bの両端部に流れることとなるが、この
流れの方向はロープ状物2の長さ方向に平行であ
るので、その熔融樹脂の流れによつてロープ状物
2が曲げられることはないのである。そして成型
物3の成型完了後、型5a,5bを開き、ロープ
状物2及び成型物3をキヤビテイー6a,6bか
ら取出せば、ロープ状物2をインサートした成型
物3が得られる。
スリツト12a,12bを通つて、キヤビテイー
6a,6bの両端部に流れることとなるが、この
流れの方向はロープ状物2の長さ方向に平行であ
るので、その熔融樹脂の流れによつてロープ状物
2が曲げられることはないのである。そして成型
物3の成型完了後、型5a,5bを開き、ロープ
状物2及び成型物3をキヤビテイー6a,6bか
ら取出せば、ロープ状物2をインサートした成型
物3が得られる。
本発明により成型された成型物3には、プレー
ト10a,10bによるスリツトが形成されるこ
とになるが、このスリツトは幅が狭いものであつ
て外見上目立つものではない。また第5図に示す
ような浮子網を製造する場合においては、成型物
3の表面に浮子本体4を成型して浮子1を形成す
るので、浮子本体4の樹脂が前記スリツトを埋め
ることになり、このスリツトを通じて浮子本体4
内に水が浸入し、浮子1の浮揚力が低下するよう
なことはない。
ト10a,10bによるスリツトが形成されるこ
とになるが、このスリツトは幅が狭いものであつ
て外見上目立つものではない。また第5図に示す
ような浮子網を製造する場合においては、成型物
3の表面に浮子本体4を成型して浮子1を形成す
るので、浮子本体4の樹脂が前記スリツトを埋め
ることになり、このスリツトを通じて浮子本体4
内に水が浸入し、浮子1の浮揚力が低下するよう
なことはない。
発明の効果
本発明によれば、キヤビテイー6a,6b内に
おいて針状突起9又はプレート10a,10bで
ロープ状物2を支え、ロープ状物2の曲がりを阻
止した状態でキヤビテイー6a,6b内に熔融樹
脂を圧入するので、熔融樹脂の圧入時の圧力によ
つてロープ状物2が曲げられることがなく、ロー
プ状物2は常に成型物3の中心に位置した状態で
成型物3が成型される。
おいて針状突起9又はプレート10a,10bで
ロープ状物2を支え、ロープ状物2の曲がりを阻
止した状態でキヤビテイー6a,6b内に熔融樹
脂を圧入するので、熔融樹脂の圧入時の圧力によ
つてロープ状物2が曲げられることがなく、ロー
プ状物2は常に成型物3の中心に位置した状態で
成型物3が成型される。
特に本願第二の発明においては、熔融樹脂は一
旦キヤビテイー6a,6bの中央部のプレート1
0a,10b間の部分に圧入されてこの部分を満
し、然る後プレート10a,10bのスリツト1
2a,12bを通つてキヤビテイー6a,6bの
両端部に圧入される。そのため熔融樹脂の圧入の
初期においては、熔融樹脂の熱によつてロープ状
物2が軟化し、さらに熔融樹脂の乱流によつてプ
レート10a,10b間のロープ状物2が若干曲
がることがあるが、その後熔融樹脂がスリツト1
2a,12bを通つてキヤビテイー6a,6bの
両端部に流れる際に、熔融樹脂はロープ状物2の
長さ方向に平行に流れてロープ状物2を両方に引
張るように作用するので、僅かな曲りも矯正され
ることとなる。
旦キヤビテイー6a,6bの中央部のプレート1
0a,10b間の部分に圧入されてこの部分を満
し、然る後プレート10a,10bのスリツト1
2a,12bを通つてキヤビテイー6a,6bの
両端部に圧入される。そのため熔融樹脂の圧入の
初期においては、熔融樹脂の熱によつてロープ状
物2が軟化し、さらに熔融樹脂の乱流によつてプ
レート10a,10b間のロープ状物2が若干曲
がることがあるが、その後熔融樹脂がスリツト1
2a,12bを通つてキヤビテイー6a,6bの
両端部に流れる際に、熔融樹脂はロープ状物2の
長さ方向に平行に流れてロープ状物2を両方に引
張るように作用するので、僅かな曲りも矯正され
ることとなる。
なお第二の発明においては、プレート10a,
10bの間隔が大きいと、その部分のロープ状物
2の曲りを防止する作用に劣るので、前述のよう
にプレート10a,10bの間隔をキヤビテイー
6a,6bの長さの1/3以下とするのが望ましい
のである。
10bの間隔が大きいと、その部分のロープ状物
2の曲りを防止する作用に劣るので、前述のよう
にプレート10a,10bの間隔をキヤビテイー
6a,6bの長さの1/3以下とするのが望ましい
のである。
実施例
本発明の効果を確認するために、呼称6mmのポ
リプロピレン製ロープを、長さ125mm、直径12mm
の成型物にインサートして成型するための金型を
製作して、この金型に本発明を適用して成型し、
成型物3中におけるロープ状物2の変位を調べ
た。
リプロピレン製ロープを、長さ125mm、直径12mm
の成型物にインサートして成型するための金型を
製作して、この金型に本発明を適用して成型し、
成型物3中におけるロープ状物2の変位を調べ
た。
実施例 1
樹脂圧入口8のない側の型5bのキヤビテイー
6bの内面に、樹脂圧入口8に対向する位置を中
心として、長さ40mmの範囲に亙つて、長さ3mm、
太さ0.7mmの針状突起9を15本植設した。
6bの内面に、樹脂圧入口8に対向する位置を中
心として、長さ40mmの範囲に亙つて、長さ3mm、
太さ0.7mmの針状突起9を15本植設した。
実施例 2
両型5a,5bに、厚みが1mmで、凹部11
a,11bの直径が6mmであり、幅2mm、長さ3
mmのスリツトを四か所形成したプレート10a,
10bを、樹脂圧入口8を中心として40mmの間隔
を置いて2組取付けた。
a,11bの直径が6mmであり、幅2mm、長さ3
mmのスリツトを四か所形成したプレート10a,
10bを、樹脂圧入口8を中心として40mmの間隔
を置いて2組取付けた。
比較例
プレート10a,10bの間隔を60mmとした外
は実施例2と同様にした。
は実施例2と同様にした。
従来例
前記金型に、針9及びプレート10a,10b
を取付けなかつた。
を取付けなかつた。
試験方法
各実施例、比較例及び従来例の金型を使用し
て、呼称6mmのポリプロピレン製ロープ2をイン
サートしたポリプロピレンの無発泡の成型物3を
成型し、この成型物3を樹脂圧入口8の位置で輪
切りにし、その切断面における成型物3の中心か
らロープ2の中心が偏心した距離を測定した。
て、呼称6mmのポリプロピレン製ロープ2をイン
サートしたポリプロピレンの無発泡の成型物3を
成型し、この成型物3を樹脂圧入口8の位置で輪
切りにし、その切断面における成型物3の中心か
らロープ2の中心が偏心した距離を測定した。
試験結果
その結果、従来例のものにあつては、偏心距離
は3mmであつて、成型物3の表面にロープ2が一
部露出していた。また比較例のものにあつては、
偏心距離は約1.5mmであつて、かなり偏心しては
いるものの、辛うじて使用に耐えるものであつ
た。
は3mmであつて、成型物3の表面にロープ2が一
部露出していた。また比較例のものにあつては、
偏心距離は約1.5mmであつて、かなり偏心しては
いるものの、辛うじて使用に耐えるものであつ
た。
これに対し、実施例1においては偏心距離は約
1.0mmであり、実施例2においては約0.5mmであつ
て、ほとんど偏心していないことが分つた。特に
第二の発明の実施例である実施例2においては、
事実上偏心していないと言つてよく、成型物3の
直径がさらに小さく7mm程度であつても、ロープ
状物2が成型物3の表面に露出することはないと
推測される。このことは前記浮子網の皮膜層を形
成する場合おいては、皮膜層の厚みを充分に薄い
ものとすることができ、それに伴つて浮揚力の大
きい浮子網を得ることができるという、大きな効
果を生ずるのである。
1.0mmであり、実施例2においては約0.5mmであつ
て、ほとんど偏心していないことが分つた。特に
第二の発明の実施例である実施例2においては、
事実上偏心していないと言つてよく、成型物3の
直径がさらに小さく7mm程度であつても、ロープ
状物2が成型物3の表面に露出することはないと
推測される。このことは前記浮子網の皮膜層を形
成する場合おいては、皮膜層の厚みを充分に薄い
ものとすることができ、それに伴つて浮揚力の大
きい浮子網を得ることができるという、大きな効
果を生ずるのである。
なお本発明の金型は、前述の浮子網の皮膜層を
成型する場合にのみ使用するものではなく、一般
にロープ状物2の表面にプラスチツクの成型物を
一体に成型固着する場合に、広く使用することが
できる。
成型する場合にのみ使用するものではなく、一般
にロープ状物2の表面にプラスチツクの成型物を
一体に成型固着する場合に、広く使用することが
できる。
第1図及び第2図は本願第一の発明の金型を示
すものであつて、第1図は中央縦断面図、第2図
は中央横断面図である。第3図及び第4図は本願
第二の発明の金型を示すものであつて、第3図は
斜視図、第4図は中央横断面図である。第5図は
浮子網の中央縦断面図であり、第6図は従来の金
型を使用した場合の問題点を示す中央縦断面図で
ある。 2……ロープ状物、3……成型物、5a,5b
……型、6a,6b……キヤビテイー、7a,7
b……凹溝、8……樹脂圧入口、9……針状突
起、10a,10b……プレート、11a,11
b……凹部、12a,12b……スリツト。
すものであつて、第1図は中央縦断面図、第2図
は中央横断面図である。第3図及び第4図は本願
第二の発明の金型を示すものであつて、第3図は
斜視図、第4図は中央横断面図である。第5図は
浮子網の中央縦断面図であり、第6図は従来の金
型を使用した場合の問題点を示す中央縦断面図で
ある。 2……ロープ状物、3……成型物、5a,5b
……型、6a,6b……キヤビテイー、7a,7
b……凹溝、8……樹脂圧入口、9……針状突
起、10a,10b……プレート、11a,11
b……凹部、12a,12b……スリツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二つ割りの型5a,5bの合わせ面に、成型
物3成型用キヤビテイー6a,6bと、該キヤビ
テイー6a,6bの両端にロープ状物2を嵌合す
る凹溝7a,7bを刻設し、前記キヤビテイー6
a,6bの周面に樹脂圧入口8を形成した金型に
おいて、前記キヤビテイー6a,6bの内面にお
ける少なくとも前記樹脂圧入口8に対向する部分
に、その先端がロープ状物2の周面に至る複数の
突起9を、前記型5a,5bの合わせ面に対して
垂直に植設したことを特徴とする、柔軟なロープ
状物を成型物にインサートする射出成型金型。 2 二つ割りの型5a,5bの合わせ面に、成型
物3成型用キヤビテイー6a,6bと、該キヤビ
テイー6a,6bの両端にロープ状物2を嵌合す
る凹溝7a,7bを刻設し、前記キヤビテイー6
a,6bの周面に樹脂圧入口8を形成した金型に
おいて、前記キヤビテイー6a,6bにおける前
記樹脂圧入口8を中心とする対称の位置に、ロー
プ状物2の長さ方向に垂直のプレート10a,1
0bを設け、該プレート10a,10bにインサ
ートされるロープ状物2を嵌合する凹部11a,
11bを形成すると共に、該凹部11a,11b
から放射状にスリツト12a,12bを形成した
ことを特徴とする、柔軟なロープ状物を成型物に
インサートする射出成型金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20610785A JPS6264519A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 柔軟なロ−プ状物を成型物にインサ−トする射出成型金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20610785A JPS6264519A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 柔軟なロ−プ状物を成型物にインサ−トする射出成型金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264519A JPS6264519A (ja) | 1987-03-23 |
JPH0257489B2 true JPH0257489B2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=16517915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20610785A Granted JPS6264519A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 柔軟なロ−プ状物を成型物にインサ−トする射出成型金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6264519A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2748682B1 (fr) * | 1996-05-15 | 1998-07-03 | Robolix Sa | Procede de protection de tuyauteries, et moule pour la mise en oeuvre de ce procede |
IT1294485B1 (it) * | 1997-08-22 | 1999-04-12 | Celestino Niccolai | Procedimento ed attrezzatura per formare un rivestimento su di un elemento ad asta,come manico da scopa |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP20610785A patent/JPS6264519A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6264519A (ja) | 1987-03-23 |
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