JPH0256678A - データベースのレコード格納方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リレーショナルデータベース処理システムに
係り、特に補助記憶装置に格納されている複数レコード
の特定フィールドの値が検索条件を満足するレコードの
みを検索する検索処理装置の検索処理時間の軽減に好適
なデータベースのレコード格納方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、リレーショナルデータベースで記述された複数テ
ーブルのレコードは、補助記憶装置内の決められた格納
空間（ファイル）に格納される。

この格納空間は入出力の最小単位であるブロックから構
成されており、該ブロック中には異なるテーブルのレコ
ードが混在して格納される。なお、この種のレコード格
納方式については、例えば植村俊亮著による「データベ
ースシステムの基礎」（オーム社発行）の１９７〜２１
９頁において論じられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように、従来方式では、補助記憶装置内の格納空
間内に異なるテーブルのレコードを格納する場合、格納
空間の各ブロック内には異なるテーブルのレコードが混
在して格納される。このため、ある特定のテーブルのレ
コードを検索する場合でも、格納空間内の全ブロックが
検索範囲となるとへもに、ブロック内のレコードを検索
する場合にも特定テーブルのレコードかどうかを識別し
ながら検索する必要があり、検索処理時間が長くなると
いう問題があった。

本発明の目的は、リレーショナルデータベース処理シス
テムにおいて、補助記憶装置から目的のレコードを検索
する検索処理時間を最小とするレコード格納方式を提供
することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明によるデータベースの
レコード格納方式では、データベース格納空間を複数の
格納位置（ブロック）に分割し、テーブル毎に該格納位
置を割当て＼管理し、格納対象レコードを、当該レコー
ドを記述するテーブルに割当てられた格納位置に格納す
るものである。

〔作　用〕

割当てられたテーブルの管理のため、データベース格納
空間のブロック内に格納されるテーブルの種類を管理す
るレコードと、格納空間の各ブロックの使用、未使用状
態を管理するレコードと、各テーブルに対して割当てら
れた格納位置を管理するレコードを設ける。

レコードを格納する際は、格納対象レコードのテーブル
を識別し、格納テーブルの種類を管理するレコード中か
ら、格納テーブルに対する格納空間が割当て済みかをチ
エツクする。割当て済みであれば、当該テーブルの格納
位置を管理するレコード中から格納位置を求め、レコー
ドを格納する。

未割当てであれば、格納空間の各ブロックの使用、未使
用状態を管理するレコードから未使用のブロックを確保
し、当該テーブルの格納空間として割当てる。

レコードの検索時には、検索レコードのテーブルを識別
し、検索レコードの格納位置を抽出する。

このレコード格納位置と検索条件を指定し検索処理装置
にレコード検索要求を依頼する。これにより、検索処理
装置では、検索要求レコードが格納されている格納範囲
だけを検索するとへもに検索レコードのテーブル識別が
不要となるので、検索時間が非常に短縮される。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例について図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図である。

応用プログラム１１はデータベース１７へのレコードの
格納、検索等のデータベース操作要求を行う。データベ
ース操作実行部１２は応用プログラム１１からのデータ
ベース操作要求を解釈し、レコード格納要求であればレ
コード格納部１３に。

また、レコード検索要求であればテーブル位置検索部１
４．レコード検索部１５にそれぞれ指示を伝える。レコ
ード格納部１３はデータベース操作実行部１２の指示に
よりデータベース１７にレコードを格納する。テーブル
位置検索部１４はデータベース操作実行部１２の指示に
より、検索対象レコードが格納されているデータベース
１７の位置情報を抽出する。レコード検索部１５は、テ
ーブル位置検索部１４で抽出した位置情報と検索条件を
指定して検索処理袋［１６に検索を依頼する。

検索処理装置１６は、レコード検索部１５から指示され
た位置情報と検索条件をもとにデータベース１７から目
的レコードの検索を高速に実行する専用ハードウェアで
ある。

データベース１７は磁気ディスク等の補助記憶装置から
構成されている。このデータベース１７には、利用者の
レコードが格納されているが、他に、テーブルの種類を
管理するテーブル管理レコード、データベース格納空間
の各ブロックの使用、未使用を管理するブロック状態管
理レコード、及び各テーブルの格納位置を管理するテー
ブル格納位置管理レコードが格納されている。

第２図にデータベース格納空間の構成図を示す。

格納空間は複数のブロックからなり、第２図では。

テーブル管理レコード２１はブロック１に、ブロック状
態管理レコード２２はブロック２に、テーブル格納位置
管理レコード２３はブロック３に格納し、利用者のレコ
ードはブロック４以降に格納することを示している。

第３図はテーブル管理レコードのフォーマット例であり
、テーブル数を示すフィールド、及びテ−プル数分のテ
ーブルエントリから成る。一つのエントリはテーブルＩ
Ｄ３１と当該テーブル格納位置管理し１−ドのアドレス
３２を保持している。

第４図は一つのテーブルのテーブル格納位置管理レコー
ドのフォーマット例であり、エントリ数を示すフィール
ド、及び、エントリ数分の当該テーブルに割当てられた
格納位置を管理しているエントリ部から構成される。一
つのエントリは、連続ブロック数４１と先頭ブロック番
号４２からなり、これで当該テーブルの一つの格納位置
を示している。このテーブル格納位置管理レコードは、
第３図で示すテーブル管理レコードのアドレス３２でポ
イントされる。

第５図は第１図のレコード格納部１３の処理フローであ
る。レコード格納部１３は、データベース操作実行部１
２からレコード格納要求を受取ると、まず、格納対象レ
コードのテーブルを識別しく一般にレコードにはテーブ
ル名が付されている）、データベース１７の第３図で示
したテーブル管理レコードをサーチし、当該テーブルの
テーブル格納位置管理レコードのアドレス３２を読出す
（ステップ５１）１次に、該アドレス３２により第４図
で示した当該テーブルのテーブル格納装置管理レコード
を読出し、各エントリの連続ブロック数４１と先頭ブロ
ック番号４２から当該テーブルに割当てられたデータベ
ース１７上の格納空間を求める（ステップ５２）０次に
、該格納空間内のブロックを次駅サーチし、格納対象レ
コードを格納することができるブロックを求める（ステ
ップ５３）。次にサーチした結果を判断する（ステップ
５４）、そして、格納できるブロックがあれば。

そのブロックにレコードを格納するが、（ステップ５８
）、格納できるブロックがない場合には。

空きブロックを割当てる（ステップ５５）０割当てるブ
ロックは、第２図の２２７示した各ブロックの空き状態
管理レコードを参照し、空いているブロックを割当てる
０次に１割当てたブロックにレコードを格納する（ステ
ップ５６）。次に、この新たに割当てたブロックを当該
テーブルの格納空間として管理するために、ステップ５
１で得たテーブル格納位置レコードに１エントリ追加す
る（ステップ５７）。

レコード検索時の動作は以下の通りである。テーブル位
置検索部１４は、データベー操作実行部１２からレコー
ド検索要求を受取ると、検索対象レコードのテーブルを
識別し、まず、第３図で示したテーブル管理レコードを
サーチして当該テーブルのテーブル格納位置管理レコー
ドのアドレス３１を求め、次に、該アドレス３１により
第４図で示した当該テーブル格納位置管理レコードを読
出し、検索対象レコードの格納位置を抽出する。

レコード検索部１５は、テーブル位置検索部１４で抽出
したレコード格納位置とデータベース操作実行部１２か
ら与えられる検索条件を指定して。

検索処理装置１６にレコード検索要求を依頼する。

これにより、検索処理装置１１６では、データベース１
７における検索要求レコードが格納されている格納範囲
だけを検索するとへもに検索レコードのテーブル識別が
不要となるので、検索時間が最小となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、テーブル毎にデ
ータベース格納空間を管理することにより、検索範囲を
最小にすることができ、したがって、検索処理時間を最
小とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図はデー
タベース格納空間の構成例を示す図、第３図はテーブル
管理レコードの形式例を示す図。 第４図はテーブル格納位置管理レコードの形式例を示す
図、第５図は第１図のレコード格納部の動作を説明する
ための流れ図である。 １１・・・応用プログラム、　１２・・・データベース
操作実行部、　　１３・・・レコード格納部、１４・・
・テーブル位置検索部、　１５・・・レコード検索部、
　１６・・・検索処理装置、　１７・・・データベース
、　　２１・・・テーブル管理レコード、２２・・・ブ
ロック状態管理レコード。 ２３・・・テーブル格納位置法理レコード。 第１ 図 第２ 図 第４ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一つまたは複数のフィールドによって構成される
   同一種類のレコードを記述するテーブルを複数個そなえ
   たリレーショナルデータベースを検索対象とするデータ
   ベース処理システムにおいて、データベースの格納空間
   を複数の格納位置に分割し、テーブル毎に前記格納位置
   を割当てゝ管理し、レコードを当該レコードを記述する
   テーブルに割当てられた格納位置に格納することを特徴
   とするデータベースのレコード格納方式。