JPH0256478B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0256478B2 JPH0256478B2 JP12413083A JP12413083A JPH0256478B2 JP H0256478 B2 JPH0256478 B2 JP H0256478B2 JP 12413083 A JP12413083 A JP 12413083A JP 12413083 A JP12413083 A JP 12413083A JP H0256478 B2 JPH0256478 B2 JP H0256478B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rock
- region
- holes
- area
- stone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011435 rock Substances 0.000 claims description 26
- 239000004575 stone Substances 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 18
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、岩盤の所定領域を垂直に掘削する場
合、または岩盤の所定領域を水平に掘削する場合
に行われる岩盤破砕方法に関するものである。
合、または岩盤の所定領域を水平に掘削する場合
に行われる岩盤破砕方法に関するものである。
(従来技術)
一般に、道路、鉄道建設、あるいは宅地造成な
どの土木工事現場、または建物の基礎の解体など
の都市土木現場等において、硬い岩盤やコンクリ
ートを破砕する作業は広く行われている。このよ
うな硬い岩盤やコンクリートを破砕する場合に
は、従来発破を用いることが通例である。ところ
が、市街地や地盤の弱い場所等では安全性の点か
ら発破を用いることができない。
どの土木工事現場、または建物の基礎の解体など
の都市土木現場等において、硬い岩盤やコンクリ
ートを破砕する作業は広く行われている。このよ
うな硬い岩盤やコンクリートを破砕する場合に
は、従来発破を用いることが通例である。ところ
が、市街地や地盤の弱い場所等では安全性の点か
ら発破を用いることができない。
そこで、発破のような危険性を伴うことなく岩
盤やコンクリートを破砕する方法として、特公昭
50−29255号公報には、あらかじめ岩盤にカツタ
ーで複数条の溝を形成し、次いで油圧ジヤツキで
各溝の内壁を幅方向に圧して岩盤をブロツク割り
する方法が示されている。しかしながら、この方
法では溝加工に多大の時間を必要とし作業全体の
時間がかかりすぎる問題がある。特に、市街地で
は交通上重大な問題である。
盤やコンクリートを破砕する方法として、特公昭
50−29255号公報には、あらかじめ岩盤にカツタ
ーで複数条の溝を形成し、次いで油圧ジヤツキで
各溝の内壁を幅方向に圧して岩盤をブロツク割り
する方法が示されている。しかしながら、この方
法では溝加工に多大の時間を必要とし作業全体の
時間がかかりすぎる問題がある。特に、市街地で
は交通上重大な問題である。
(発明の目的)
本発明はかかる点に鑑み、岩盤の所定領域だけ
を確実かつ迅速に破砕することができる岩盤破砕
方法を提供することを目的としている。
を確実かつ迅速に破砕することができる岩盤破砕
方法を提供することを目的としている。
(発明の構成)
本発明は、発破のような危険性を伴うことなく
岩盤の所定領域だけを破砕する方法に関するもの
である。
岩盤の所定領域だけを破砕する方法に関するもの
である。
本発明は、岩盤の所定領域内および領域の外周
線に沿つて多数の孔を間隔をあけてさく孔する工
程と、該領域内の孔に対して、半径方向に膨張可
能な筒状の弾性体を油圧シリンダの可動部に嵌挿
した第1割石機を用いて放射状のクラツクを生じ
させる工程と、領域の外周線に沿う孔に対して、
油圧シリンダの可動ロツドにつないだウエツジと
このウエツジの両側の斜面部に配置した2つがガ
イドシユーとからなる第2割石機を用いてこの領
域の外周線沿いに略一文字状のクラツクを生じさ
せる工程とを包含する岩盤破砕方法である。
線に沿つて多数の孔を間隔をあけてさく孔する工
程と、該領域内の孔に対して、半径方向に膨張可
能な筒状の弾性体を油圧シリンダの可動部に嵌挿
した第1割石機を用いて放射状のクラツクを生じ
させる工程と、領域の外周線に沿う孔に対して、
油圧シリンダの可動ロツドにつないだウエツジと
このウエツジの両側の斜面部に配置した2つがガ
イドシユーとからなる第2割石機を用いてこの領
域の外周線沿いに略一文字状のクラツクを生じさ
せる工程とを包含する岩盤破砕方法である。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、岩盤を所定領域Aにおいて鉛直下方
に段下げする場合を示しており、領域の外周線に
沿つて適当な間隔をあけて外周孔1aをあけると
ともに領域内に適当な間隔をあけて内在孔1bを
あける。
に段下げする場合を示しており、領域の外周線に
沿つて適当な間隔をあけて外周孔1aをあけると
ともに領域内に適当な間隔をあけて内在孔1bを
あける。
次に、上記内在孔1bに対して第1割石機2を
適用する。第1割石機2は、第2図で示す如く、
油圧シリンダ4の可動部(ピストンロツド)5
に、カラー7が嵌挿され、次に短円筒状の弾性体
(例えばゴムラバー)6と金属製の平盤体8が複
数個順次串挿状に嵌挿され、可動部5の先端に止
め具10が固着されてなるもので、弾性体6部分
を内在孔1bに挿入し、シリンダ4に圧力を加え
て可動部5を上方(第2図においてP方向)に引
き上げ、弾性体6を圧縮して半径方向(第2図お
よび第3図においてQ方向)に膨張させ、放射状
のクラツク3を生じさせる。これを領域内にあけ
た全部の内在孔1bについて行う。
適用する。第1割石機2は、第2図で示す如く、
油圧シリンダ4の可動部(ピストンロツド)5
に、カラー7が嵌挿され、次に短円筒状の弾性体
(例えばゴムラバー)6と金属製の平盤体8が複
数個順次串挿状に嵌挿され、可動部5の先端に止
め具10が固着されてなるもので、弾性体6部分
を内在孔1bに挿入し、シリンダ4に圧力を加え
て可動部5を上方(第2図においてP方向)に引
き上げ、弾性体6を圧縮して半径方向(第2図お
よび第3図においてQ方向)に膨張させ、放射状
のクラツク3を生じさせる。これを領域内にあけ
た全部の内在孔1bについて行う。
領域内の内在孔1bに対してクラツク3を生じ
させる工程が終了すると、領域の外周線に沿う外
周孔1aに対し、第2割石機12を適用する。第
2割石機12は、第4図に示す如く、油圧シリン
ダ14の可動ロツド(ピストンロツド)15に楔
形状のウエツジ16が嵌着され、該ウエツジ16
の左右両側の外斜面17に対応して、内斜面18
a,19aが接触する左右一対のガイドシユー1
8,19が配置されてなるもので、一対のガイド
シユー18,19が領域の外周線を挟む方向に位
置させてガイドシユー18,19を外周孔1aに
挿入し、この一対のガイドシユー18,19間に
ウエツジ16を押し込み、ガイドシユー18,1
9を拡開させ、領域の外周線に沿う一文字状のク
ラツク13を生じさせる。これを領域の外周線に
沿う全部の外周孔1aについて行う。
させる工程が終了すると、領域の外周線に沿う外
周孔1aに対し、第2割石機12を適用する。第
2割石機12は、第4図に示す如く、油圧シリン
ダ14の可動ロツド(ピストンロツド)15に楔
形状のウエツジ16が嵌着され、該ウエツジ16
の左右両側の外斜面17に対応して、内斜面18
a,19aが接触する左右一対のガイドシユー1
8,19が配置されてなるもので、一対のガイド
シユー18,19が領域の外周線を挟む方向に位
置させてガイドシユー18,19を外周孔1aに
挿入し、この一対のガイドシユー18,19間に
ウエツジ16を押し込み、ガイドシユー18,1
9を拡開させ、領域の外周線に沿う一文字状のク
ラツク13を生じさせる。これを領域の外周線に
沿う全部の外周孔1aについて行う。
所定領域の小割り作業すなわちクラツクを生じ
させる作業が終了すると、掘り起こし機(図示省
略)で小割りした岩盤を掘り起こす。
させる作業が終了すると、掘り起こし機(図示省
略)で小割りした岩盤を掘り起こす。
上記各工程を繰り返すことによつて所定深さま
で岩盤を段下げする。
で岩盤を段下げする。
なお、第1割石機2と第2割石機12を使用す
るに当たつては、第6図に示す如く走行台車25
に連結された平行リンク形式のブーム26の先端
に、フレーム27を介して適宜第1割石機と第2
割石機を装着して使用するもので、ブーム26は
第1および第2リンク28,29を介して第1お
よび第2油圧シリンダ30,31に連結されてい
る。また、上記実施例では、小割り作業に当たつ
ては、領域内を行つてから領域沿いを行つている
が、工程順序が逆もしくは同時であつてもよい。
さらに、上記実施例では、岩盤を鉛直下方に掘り
下げて行く場合について説明しているが、第7図
に示すように、トンネル工事等岩盤を水平方向に
掘り進む場合にも適用可能なものである。
るに当たつては、第6図に示す如く走行台車25
に連結された平行リンク形式のブーム26の先端
に、フレーム27を介して適宜第1割石機と第2
割石機を装着して使用するもので、ブーム26は
第1および第2リンク28,29を介して第1お
よび第2油圧シリンダ30,31に連結されてい
る。また、上記実施例では、小割り作業に当たつ
ては、領域内を行つてから領域沿いを行つている
が、工程順序が逆もしくは同時であつてもよい。
さらに、上記実施例では、岩盤を鉛直下方に掘り
下げて行く場合について説明しているが、第7図
に示すように、トンネル工事等岩盤を水平方向に
掘り進む場合にも適用可能なものである。
(発明の効果)
本発明は、上記のように構成したから、岩盤破
砕に当たつては、所定領域内だけを確実に小割り
状態で行うことができるとともに、岩盤に孔をあ
ける作業およびクラツクを生じさせる作業が容易
であるから、従来のブロツク割り方法に比べて迅
速に、かつ作業性よく行うことができる。
砕に当たつては、所定領域内だけを確実に小割り
状態で行うことができるとともに、岩盤に孔をあ
ける作業およびクラツクを生じさせる作業が容易
であるから、従来のブロツク割り方法に比べて迅
速に、かつ作業性よく行うことができる。
図面は本発明の実施態様を示すもので、第1図
は岩盤の所定領域を鉛直下方に破砕する状態の平
面図、第2図は第1割石機が岩盤の孔に挿入され
た状態の縦断面図、第3図は第1割石機により岩
盤にクラツクを生じさせる状態の横断面図、第4
図は第2割石機が岩盤の孔に挿入された状態の縦
断面図、第5図は第2割石機により岩盤にクラツ
クを生じさせる状態の横断面図、第6図は第1割
石機、第2割石機および走行台車を示す側面図、
第7図は岩盤の所定領域を水平方向に破砕する状
態の正面図である。 A……所定領域、1a……外周孔、1b……内
在孔、2……第1割石機、3,13……クラツ
ク、12……第2割石機、25……走行台車、2
6……ブーム。
は岩盤の所定領域を鉛直下方に破砕する状態の平
面図、第2図は第1割石機が岩盤の孔に挿入され
た状態の縦断面図、第3図は第1割石機により岩
盤にクラツクを生じさせる状態の横断面図、第4
図は第2割石機が岩盤の孔に挿入された状態の縦
断面図、第5図は第2割石機により岩盤にクラツ
クを生じさせる状態の横断面図、第6図は第1割
石機、第2割石機および走行台車を示す側面図、
第7図は岩盤の所定領域を水平方向に破砕する状
態の正面図である。 A……所定領域、1a……外周孔、1b……内
在孔、2……第1割石機、3,13……クラツ
ク、12……第2割石機、25……走行台車、2
6……ブーム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 岩盤の所定領域だけを破砕するにあたり、こ
の領域内および領域の外周線に沿つて多数の孔を
間隔をあけてさく孔する工程と、 該領域内の孔に対して、半径方向に膨張可能な
筒状の弾性体を油圧シリンダの可動部に嵌挿した
第1割石機を用いて放射状のクラツクを生じさせ
る工程と、 領域の外周線に沿う孔に対して、油圧シリンダ
の可動ロツドにつないだウエツジとこのウエツジ
の両側の斜面部に配置した2つのガイドシユーと
からなる第2割石機を用いてこの領域の外周線沿
いに略一文字状のクラツクを生じさせる工程 とを包含する岩盤破砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12413083A JPS6016694A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | 岩盤破砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12413083A JPS6016694A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | 岩盤破砕方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6016694A JPS6016694A (ja) | 1985-01-28 |
JPH0256478B2 true JPH0256478B2 (ja) | 1990-11-30 |
Family
ID=14877658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12413083A Granted JPS6016694A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | 岩盤破砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016694A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61169600A (ja) * | 1985-01-23 | 1986-07-31 | 株式会社大林組 | 岩盤などの破砕装置 |
WO1991016524A1 (en) * | 1990-04-25 | 1991-10-31 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Method of excavating tunnel |
-
1983
- 1983-07-07 JP JP12413083A patent/JPS6016694A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6016694A (ja) | 1985-01-28 |
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