JPH0256374B2 - - Google Patents

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JPH0256374B2
JPH0256374B2 JP19364782A JP19364782A JPH0256374B2 JP H0256374 B2 JPH0256374 B2 JP H0256374B2 JP 19364782 A JP19364782 A JP 19364782A JP 19364782 A JP19364782 A JP 19364782A JP H0256374 B2 JPH0256374 B2 JP H0256374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
melamine
impregnation
impregnated
melamine resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP19364782A
Other languages
English (en)
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JPS5984947A (ja
Inventor
Makoto Takakura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP19364782A priority Critical patent/JPS5984947A/ja
Publication of JPS5984947A publication Critical patent/JPS5984947A/ja
Publication of JPH0256374B2 publication Critical patent/JPH0256374B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本願は水性含浸用メラミン樹脂組成物に関す
る。 元来、メラミン樹脂は化粧板に使用する場合、
表面光沢の良好のこと、耐熱性に優れること、硬
く傷がつきにくいことを賞用され広く用いられて
いる。 通常メラミン樹脂は含浸用として調整された白
または着色紙に直接、あるいはその上に所望の柄
を施した印刷紙に含浸機とよばれる装置にて含
浸、乾燥されメラミン含浸紙となる。 このメラミン含浸紙を表層に用い、コア用とし
てフエノール含浸紙を複数枚積載して通常、120
〜150℃、50〜150Kg/cm2の高圧で1体化し、いわ
ゆる高圧メラミン積層板が製造される。 上記の場合必要に応じて主として耐摩耗性向上
を目的としてメラミン含浸オーバーレイ紙を積載
することや、またメラミン含浸紙とフエノール含
浸紙の間にメラミン含浸バリヤー紙を挿入して主
としてフエノール樹脂の特有の色調をいんぺいす
ることを目的に使用される。 メラミン含浸紙または木質系ボード、たとえば
パーテイクルボード、合板、ハードボードあるい
は硅酸カルシウム板、特殊石綿セメント板等の無
機系板、金属板の上に直接積載し140〜200℃、10
〜25Kg/cm2の低圧で熱圧一体化し化粧ボードを製
造するのに用いられる。 上記のような方法にて高圧メラミン積層板、化
粧ボードを製造するに際し、高圧メラミン積層板
の場合はフエノール樹脂特有の赤褐色の色調が積
層板の表面にまで影響し部分的に色調ムラが生じ
たり全体の色変化を来したり、商品価値の低下を
もたらすことが多い。このことは特に二酸化チタ
ン顔料のみを抄き込んだ白系の含浸用紙を用いた
場合よく観察される。それに比し二酸化チタン顔
料に加えて各種着色用顔料を抄き込んだいわゆる
着色紙を用いた場合、紙自体が高度のいんぺい性
を有するため、それほど問題とはならない。 とくに白系原紙を用いる化粧の場合その対策と
して前記したようなメラミン含浸バリヤー紙を用
いたり、紙自体のいんぺい性を向上するため抄き
込む二酸化チタン顔料の含量を多くしたり、使用
する含浸用紙の紙厚を厚くする方法が用いられ
る。 また、用紙の表面にインキにて全面に印刷する
いわゆるベタ印刷にて、いんぺい性を向上する方
法も用いられる。 木質系ボード、無機系板、金属板等に直接化粧
を施す場合も全く同じ事情であり、基板の色調を
いんぺいする事が求められ上記したような手法が
用いられる。 二酸化チタン顔料の含量を多くすることによる
いんぺい性の向上手法については、紙の強度が低
下することにより、含浸操業時の紙切れ等のトラ
ブルや硬化後のメラミン化粧板にクラツクが発生
しやすい等の欠点をもつ。二酸化チタン顔料の含
量を多くすれば紙の価格が上昇し望ましくない。 含浸用紙の紙厚を厚くする方法、ベタ印刷を施
す手法もついても同様に紙の価格の上昇につなが
り好ましくない。 本発明は従来の方法で十分満足されなかつた含
浸用メラミン樹脂のいんぺい性をメラミン樹脂面
より改良することを目的に鋭意検討を加え水性含
浸用メラミン樹脂にアクリルエマルシヨンを一定
量配合することにより、化粧面のいんぺい性を向
上させる良好な組成物を提供するものである。 メラミン樹脂はメラミンに対するホルムアルデ
ヒドのモル比1.5〜3程度の低モル比で温度50〜
100℃、PH6〜10で製造される。必要に応じて各
種変性剤たとえば尿素、グアナミン類、パラトル
エンスルホンアミド、各種アルコール類等が併用
される。 アクリルエマルシヨンについてはアクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステルとの共重合体エマ
ルシヨン、スチレンなどの共重合体エマルシヨン
が使用できる。 たとえば、メチルメタクリレートとエチルアク
リレート、メチルメタクリレートとブチルアクリ
レート、メチルメタクリレートと2−エチルヘキ
シルアクリレート等の共重合体、またスチレンと
ブチルアクリレート、スチレンと2エチルヘキシ
ルアクリレートとの共重合体が例として挙げられ
る。製造法としては通常常圧で乳化重合により製
造される。 乳化剤としてはアニオン活性剤またはアニオン
−ノニオン混合活性剤、ノニオン活性剤が使用さ
れる。 また内部に反応性側鎖をもつコモノマーを共重
合した反応性アクリルエマルシヨンも使用でき
る。たとえば、アクリルアミド、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、アクリル酸、グリシジルアクリ
レートなどの側鎖をもつものである。 本組成物に用いられるアクリルエマルシヨンの
配合量はメラミン樹脂に対し固型分比で2重量部
〜30重量部、好ましくは5重量部〜20重量部の範
囲である。該配合量は固形分比で2重量部以下で
は、いんぺい性向上に及ぼす効果が少なく、30重
量部を越えるとメラミン化粧表面品質の低下、た
とえばひつかき硬度の低下をもたらし好ましくな
い。 含浸操業に際しては所定の量でメラミン樹脂水
溶液とアクリルエマルシヨンを配合し必要に応じ
て他の添加剤、たとえば、硬化促進剤、浸透促進
剤、内部離形剤等を加え通常の含浸操業を行な
い、含浸操置、含浸方法のなんらの通常の方法に
変更をともなう必要はない。 なおメラミン樹脂とアクリルエマルシヨンを配
合してなるいんぺい性向上に関しては、着色紙に
対しては本来紙自体のいんぺい性が充分なため本
発明の組成物を用いる必要はないが、着色紙や着
色紙に柄を施こされた印刷紙に対し本発明による
方法を適用した場合、色調の変化、斑点状ムラの
発生をもたらし望ましくない。 したがつて本発明による水性含浸用メラミン樹
脂とアクリルエマルシヨンを配合してなるいんぺ
い性向上は白系原紙に対し最大限その効果を発揮
できる。 次に実施例に即して発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1〜3 メラミン 1260gr 40%ホルムアルデヒド 1275gr 水 1000gr パラトルエンスルホンアミド 60gr を温度計、かく拌器、コンデンサーのついた反応
フラスコに入れ水酸化カリウムにてPH9.0に調整
する。ついでこの混合物を20分かけて、98℃に加
熱しメラミンを溶解させる。 白濁点が40℃〜50℃になつた時点で温度を下げ
て終了とし水性メラミン樹脂液を得る。 白濁点とは、試験管に樹脂液5mlと、温水20ml
を加えて冷却し、この混合液が白濁する直前の温
度のことである。 アクリルエマルシヨンとしてはアニオン性、メ
チルメタクリレートとエチルアクリレートの共重
合体であるアクリルエマルシヨン(商品名サント
ツプE−410日産化学、固形分50%)を用いた。 使用した紙は紀州製紙製含浸用白原紙OKE−
100(灰分30%)である。下記の実施例、比較例に
示す比率にてメラミン樹脂液とアクリルエマルシ
ヨンを配合、一定の硬化剤、内部離形剤を加え含
浸用配合液を調整した。 上記の含浸用白原紙を用い含浸配合液中に浸漬
含浸し乾燥させ、樹脂付着率130%、揮発分6〜
8%の含浸紙を得た。15m/m、200番タイプパ
ーテイクルボードの上に上記含浸紙を積載し150
℃、15Kg/cm2、7分のプレス条件にてラミネート
し化粧パーテイクルボードを得た。いんぺい性の
度合いを白色度(W)より判定し、またひつかき
硬さを調べた結果下記の表の如くなつた。
【表】
【表】 実施例 4〜7 メラミン樹脂は実施例1〜3と同一、アクリル
エマルシヨンとしてアニオン性、メチルメタクリ
−トと、ブチルアクリレートの共重合体(日産化
学、商品名サントツプE−544、固型分50%)を
用いた。使用した紙は山陽国策パルプ製白原紙
PAC−80EF(灰分17%)である。 含浸紙作製条件、ラミネート条件は実施例1〜
3と同一である。いんぺい力の度合を第1表に示
したものと同様に白色度(W)、ひつかき硬さを
調べ第2表に示した。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水性含浸用メラミン樹脂に対しアクリルエマ
    ルシヨンを固形分比で2〜30重量部配合すること
    を特徴とするいんぺい性に優れたメラミン樹脂組
    成物。
JP19364782A 1982-11-04 1982-11-04 水性含浸用メラミン樹脂組成物 Granted JPS5984947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19364782A JPS5984947A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 水性含浸用メラミン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19364782A JPS5984947A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 水性含浸用メラミン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5984947A JPS5984947A (ja) 1984-05-16
JPH0256374B2 true JPH0256374B2 (ja) 1990-11-30

Family

ID=16311418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19364782A Granted JPS5984947A (ja) 1982-11-04 1982-11-04 水性含浸用メラミン樹脂組成物

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60215043A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 Mitsui Toatsu Chem Inc 強化紙用樹脂組成物
JPH02145628A (ja) * 1988-11-25 1990-06-05 Aica Kogyo Co Ltd メラミン樹脂化粧板
JP4862450B2 (ja) * 2006-03-28 2012-01-25 住友ベークライト株式会社 化粧板用材料の製造方法

Also Published As

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JPS5984947A (ja) 1984-05-16

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