JPH0255544B2 - - Google Patents

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JPH0255544B2
JPH0255544B2 JP57193920A JP19392082A JPH0255544B2 JP H0255544 B2 JPH0255544 B2 JP H0255544B2 JP 57193920 A JP57193920 A JP 57193920A JP 19392082 A JP19392082 A JP 19392082A JP H0255544 B2 JPH0255544 B2 JP H0255544B2
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JP
Japan
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fabric
stockinette
knitted fabric
relaxation
conveyor belt
Prior art date
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Application number
JP57193920A
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English (en)
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JPS58132160A (ja
Inventor
Bowazan Yuujenu
Ojaaru Fuiritsupu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANBAARU AJANSU NASHIONARU DO BARORIZASHION DO RA RUSHERUSHU
ANSUCHI TEKUSUTEIRU DO FURANSU
Original Assignee
ANBAARU AJANSU NASHIONARU DO BARORIZASHION DO RA RUSHERUSHU
ANSUCHI TEKUSUTEIRU DO FURANSU
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Filing date
Publication date
Application filed by ANBAARU AJANSU NASHIONARU DO BARORIZASHION DO RA RUSHERUSHU, ANSUCHI TEKUSUTEIRU DO FURANSU filed Critical ANBAARU AJANSU NASHIONARU DO BARORIZASHION DO RA RUSHERUSHU
Publication of JPS58132160A publication Critical patent/JPS58132160A/ja
Publication of JPH0255544B2 publication Critical patent/JPH0255544B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C7/00Heating or cooling textile fabrics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C19/00Breaking or softening of fabrics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C21/00Shrinking by compressing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、メリヤス地の緩和方法及びその装置
に関する。本明細書で云うメリヤス地は、編機で
製造したメリヤス地であつて丸編機の場合には筒
状に、直線式編機すなわちラツシエル機のような
その他の編機の場合には平面状に編まれる。
編機から取出された直後の、または、漂白、染
色あるいは仕上げ工程より成る後処理後のメリヤ
ス地は、編み加工中または後処理中に応力を受け
ることから、寸法に関する限り正常の平衡状態か
らかけ離れた状態にある。そのようなメリヤス地
あるいはこのメリヤス地で作られた製品を洗う
と、かなりの収縮が生じ、使用者に不満足な結果
を招く。
緩和処理は、メリヤス地を応力が最小である状
態にすることを企図している。この平衡状態は編
目には好適であつて、該状態に於て、緩和された
メリヤス地の寸法は理論的には安定なものにな
る。実際、全ての緩和処理は、この理論的結論に
従いメリヤス地の寸法変化を最小に留めることを
企図している。
既に、メリヤス地を緩和させる数多くの装置が
存在している。そして、1941年8月28日付の米国
特許第2325545号において、既にレツドマン氏は
メリヤス地の緩和に寄与する要因として3つの要
因すなわちメリヤス地の湿気、熱及び撹拌振動を
強調している。既存の全ての装置は、異なる手段
を用いているもののこれらの要因に基づいて構成
されている。
湿気は前処理に起因することが有り、メリヤス
地が依然として湿気を含んでいれば、例えばマン
グルにより通常の脱水を行つた後に緩和装置に導
入される。また湿気は緩和工程の間に飽和蒸気あ
るいは噴流の形で直接導入される。
ほとんどの場合、高温空気流により緩和に要す
る熱を供給するようにしている。
メリヤス地は、これと密着状態にされる機械的
手段により、又はメリヤス地を支持する板状部材
を高周波数で振動させることにより、あるいはノ
ズルを介してメリヤス地に空気を間欠的に供給す
ることにより振動させられる。そして、最後に述
べた空気供給の場合には、メリヤス地に衝突する
高温空気の噴流により振動及び熱を同時に供給可
能である。
現在使用されている装置の多くはメリヤス地を
連続的に処理するようにしており、事実上は乾燥
機であるので緩和機能は補足的でであり優先的な
機能ではない。結局、、これらの装置では、緩和
処理は、メリヤス地が良好な寸法的安定性を得る
ほどには充分に行われず、特に、フランネル型す
なわちループ状のメリヤス状のメリヤス地のよう
に緩和させ難いメリヤス地を緩和させるには不充
分なものである。
また、米国特許第4286395号には繊維製品の表
面処理を行う装置が開示され、該装置において、
筒状の処理ガイド内を逆流する空気流に織物を揺
動自在に浮遊させ、織物の表面がガイドの壁部で
摩擦されるようにして表面処理を行つている。し
かし、この処理では織物の全厚に亘るような強い
撹拌振動は生ぜず、この処理は単なる表面処理で
あつて緩和処理とは云い得ない。実際、この型式
の装置に関して行つた試験から、該装置によりメ
リヤス地の寸法的安定性を充分に改善し得ないこ
とが判明した。
本発明の目的は、湿気、熱及び振動を組合せて
利用すると共に高速で進行するメリヤス地を剛性
支持部材に向けて射出して振動させ、続いて該支
持部材上に積み重ねるようにすることにより、従
来技術の欠点を克服可能なメリヤス地の緩和方法
を提供することにある。
本発明の振動運動を得るのに必要な速度は、装
置の特性に、特に、メリヤス地が射出される箇所
とその射出対象とされる箇所との離隔距離に依存
する。速度の許容可能な下限値は、実際には所要
の品質基準に関連するが、実験的に容易に決定さ
れる。後述の実施例に示すように、進行速度を毎
分約120メートルとしたときに良好な結果を得た。
メリヤス地を剛性支持部材上に射出したときに
伝達されるエネルギーにより、メリヤス地の内部
応力に対抗して、編目を構成する繊維さらには編
目自体の各々が互いに移動可能となる。
剛性部材に対する射出後、メリヤス地は無張力
状態にされたままになり、該部材上に積み重な
る。このようにして、繊維及び編目は漸進的に移
動し、メリヤス地は平衡状態に近づいて行く。こ
の緩和された状態を得るためには、本発明の方法
による一の処理のみでは充分でない。メリヤス地
の剛性支持部材への射出中にメリヤス地に伝達さ
れたエネルギーによつて、繊維及び編目を一且、
自由に移動可能とし、次いでメリヤス地に別途同
様の処理を施すのである。すなわち、高速で駆動
されるメリヤス地を剛性支持部材上に射出する工
程と、これに続いて支持部材に無張力状態のメリ
ヤス地を積み重ねる工程とが、所望の結果つまり
緩和状態にできる限り近い状態を得るために必要
な回数だけ繰返される。
好ましくは、メリヤス地は、可動射出部材を用
いた摩擦駆動により射出され、該可動部材はその
出口領域に於て剛性部材の収容領域に向けてメリ
ヤス地を強く射出する。この収容領域は射出部の
出口領域に近接し(好ましくは400乃至1000mm)、
且つ射出方向をほぼ横断するように配されてい
る。
本発明の別の目的は、上記方法を実施するため
に特別に案出した装置を提供することにあり、該
装置は、高速運動する可動射出部材及び剛性部材
を備え、メリヤス地はこの可動部材上を移動する
と共に剛性部材に対して射出され、さらに本発明
の他の機構に捕捉される以前においては、剛性部
材上に積み重ねられる。
好ましくは、可動部材はコンベヤベルトであ
る。メリヤス地は、それが積み重なつた剛性部材
の表面から捕捉されてコンベヤベルトにより高速
で運搬され、該ベルトに近接して配された剛性部
材上に射出される。
剛性支持部材の捕捉領域は、好ましくは、可動
射出部材の入口領域に近接して(好ましくは400
乃至1000mm)配されている。
剛性部材は、好ましくは、固設されると共に、
一且、射出されたメリヤス地が、本発明の別の可
動部材により駆動される以前において、連続する
折り目をなして積み重なると共に剛性部材の表面
上を滑動して行くように設けられている。
メリヤス地は、好ましくは、閉じたループ状を
成している。この場合、メリヤス地を緩和状態に
するのに要する連続処理を本発明による単体の装
置で実行可能である。ループ状のメリヤス地は、
連続的に処理され、先ず、メリヤス地の一部分を
注目すると、該部分は、メリヤス地が積み重なつ
ている剛性部材から捕捉され、コンベヤベルトで
高速で運搬され、コンベヤベルトの端に対向して
配された剛性部材の一部分に向けて射出され、該
部材上に連続する折目をなすように無張力状態で
積み重なる。そして、メリヤス地は、剛性部材上
を滑動して行き、再びコンベヤベルトにより捕捉
されかつ運搬される。こうして、メリヤス地の各
部は連続的に処理される。以上は、メリヤス地の
剛性部材上での滑動に伴う移送と、コンベヤベル
トによるメリヤス地の捕捉とが整合するように装
置を設計することにより充分に実現できる。
ここで、好適な時間内にメリヤス地を良好に緩
和させるには、振動以外の2つの他の因子すなわ
ち湿気及び熱と関更させて本発明の方法によりメ
リヤス地を振動させるべきであることに再び注目
したい。
メリヤス地がウエツト処理を施されていたなら
ば、メリヤス地は予めアングルにより脱水される
が、緩和に要する湿気を既に含有している。従つ
て、この場合には一般に水分を供給する必要はな
い。これに対し、メリヤス地が乾燥しているなら
ば、緩和に要する湿気を例えば飽和蒸気の作用に
より導入される。
また、緩和に要する熱は、メリヤス地に熱エネ
ルギーを充分にかつ均一に伝達可能な適宜手段に
より供される。一般的に云えば、周知のように、
熱は、メリヤス地の周囲に及びそれを貫通して流
れる高温空気流の作用により持たらされる。
好ましくは、この高温空気流の作用は、メリヤ
ス地の含有湿度がメリヤス地の構成材料の公許近
傍に至るまで引続いて適用される。このように処
理されたメリヤス地は、緩和状態とされるばかり
でなく乾燥状態とされる。従つて、乾燥工程を経
由することなく、メリヤス地にその他の所要の後
処理を適用することができる。
本発明の方法は、既知の処理法に比較してメリ
ヤス地の寸法的安定性を良好なものとし、また、
既知の方法によれば非効率的であつたある種のメ
リヤス地をも良好に処理できる。この寸法安定性
は、メリヤス地にその後施される種々の操作に於
いて重要であり、しばしばメリヤス製品の使用者
が満足を得るか否かの条件ともなる。メリヤス地
の寸法安定性が不良であれば、そのようなメリヤ
ス地より或るT―シヤツは一度あるいは数回洗う
と縮んでしまい、ある場合には、収縮量が20%程
と大きくなり、T―シヤツを着用する人々には大
変不快なことになる。
本発明の方法で処理した全てのメリヤス地は、
消費者が要求する品質基準に適合する寸法的安定
性を有することが確認されている。
本発明の方法による他の利点として、メリヤス
地の体積が増加することが上げられる。つまり、
ある種の製品、特にループメリヤス地(looped
knittings)に於ては、製品が嵩高な外観を有し
ているか否かが購入時の決定因子のひとつとさ
れ、その体積の大きさは使用感の良さと同様の意
味を持つのである。更に、体積が大きければ、メ
リヤス地に対して施される後段処理、例えば起毛
処理が容易となる。嵩の増大は一見して明らかで
あると共に起毛処理したメリヤス地あるいはルー
プメリヤス地等のかなり厚手のものでは利点とな
る。本発明の方法で処理されたこのタイプのメリ
ヤス地の大部分は、処理を施さないメリヤス地例
えばシエアリングを施していないループメリヤス
地(unsheared looped knitting)に比べ、約50
%ほど嵩高になることが認められた。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
編機から取出されたばかりのメリヤス地の編目
1は、編み加工中に種々の応力を受けており、緩
和処理を施した後の同じメリヤス地の編目2に比
べて変形された状態にある。第1図と第2図とを
比較して判かるように、緩和処理に伴つて編目の
両翼部3の長さが短くなり、これはこの編目の頂
部4及び底部5の幅が拡大することで補償されて
いる。更に、緩和されたメリヤス地に於て、編目
の頂部4は隣り合う編目の底部5に対して平担に
ならず、屋根のタイルのように互いに重なり合つ
ている。第1図及及び第2図に示す編目の断面図
から、編機から取出されたばかりのメリヤス地と
緩和処理を施したメリヤス地とには厚さに相異が
あることが判る。この厚さの相異こそが緩和処理
により生ずる体積増加の所以である。
本発明の方法及び装置は、第1図に示すよう
に、変形した編目のメリヤス地を、第2図に示す
ような編目をもつ緩和された状態とすることを企
図している。この状態を得るために、本発明の方
法及び装置では、緩和の必須因子として知られる
因子すなわちメリヤス地の湿気及び振動の条件
を、メリヤス地の繊維及び編目が互いに移動して
メリヤス地の内部応力が最小となる平衡状態に到
達するような条件にしている。
本発明の好適な実施例によれば、、メリヤス地
6は閉ループ状を呈している。閉ループ状にする
には、処理装置7内にメリヤス地6を導入し全処
理工程に亘つて進行させた後にその両端を継目8
を介して継ぎ合わせればよい。
処理装置7は、射出部(projection)9の可動
部材、剛性部材13、高温空気の還流手段14及
び飽和蒸気の還流手段15を備えている。
射出部9の可動部材は、周速が毎分600メート
ルに達する高速回転が可能な駆動シリンダ10
と、回転軸上に空転自在に配設された変位シリン
ダ(deviating cylinder)11と、駆動シリンダ
10及び変位シリンダ11上を回転するコンベヤ
ベルト12とより構成されている。
このコンベヤベルト12は、メリヤス地6をス
リツプせずに支持し得るような粗い表面を備えて
いる。
剛性部材13は、滑らかな湾曲した表面を有す
るシート状金属板で構成され、コンベヤベルト1
2の下方に配され、その一端部16は駆動シリン
ダ10の高さに配設され該シリンダ10と対向
し、他端部17は変位シリンダ11を越えた位置
に配されている。コンベヤベルト12からのメリ
ヤス地6は、金属板13の端部16に射出され、
端部17の方へ徐々に滑動して行く連続の折り目
18をなすように金属板13上に積み重なる。そ
して、メリヤス地6は端部17から変位シリンダ
11と直角をなすコンベヤベルト12の方へ移動
させられる。
可動部材9及び剛性部材13は、緩和処理を最
適化するように互いに位置決めされている。一
方、金属板13の上端部16は、メリヤス地6が
金属板13上に正確に射出されると共にメリヤス
地が金属板上に折り目をなして積み重なるように
駆動シリンダ10から離隔して配されている。こ
れは、実験により容易に決定される。メリヤス地
6が駆動シリンダ10から離れる箇所とそれが金
属板13と接する箇所との間でのメリヤス地6の
長さは、実用上、約600ミリメートルである。
一方、金属板13の下端17は、メリヤス地6
を引張るコンベヤベルト12により生じる引張力
ができる限り小さくなるように変位シリンダ11
から離隔配置されている。メリヤス地6が金属板
13上に積み重なる箇所とコンベヤベルト12と
接触する箇所との間でのメリヤス地6の長さは、
実用的には約800ミリメートルである。
シート状金属板13には、高温空気あるいは飽
和蒸気がメリヤス地6を貫通して流れ得るように
孔が穿設されている。これらの孔は、メリヤス地
6が金属板13にからまないようにされ、第4図
に示すように、プレスあるいは押抜き加工され
る。
処理装置7は、高温空気を発生及び還流させる
既知の手段を備え、該空気は、交換機19内で加
熱されタービン20により推進されて処理室の下
方部分に好適に送られる。高温空気は、金属板1
3の孔を介し及び/又は金属板13の両側から上
方へ流れて行き、コンベヤ12及び金属板13上
に移動しつつあるメリヤス地6と接触するに至
る。そして、空気は若干冷却され、メリヤス地6
が湿気を帯ていたならば湿気を奮つた後、交換機
19へ向う。従つて、空気は処理装置7全体に亘
つて再還流される。
処理装置7は、飽和蒸気を発生させ循環させる
ための既知の手段を備えている。該手段は、例え
ば、図示しない蒸気発生装置から蒸気を供給され
る噴霧傾斜路21で構成可能である。
下記の実施例において、使用した装置は下記の
諸元より成るものである。
(1) 駆動シリンダ直径:560ミリメートル、 (2) 変位シリンダ直径:90ミリメートル、 (3) メリヤス地の金属板への射出線の距離:駆動
シリンダの軸を横切る垂直面から500ミリメー
トル且つ駆動シリンダの軸を横切る水平面から
540ミリメートル、 (4) 変位シリンダの軸を横切る垂直面上で計測し
た金属板から該軸までの距離:840ミリメート
ル、 (5) 駆動シリンダの周速:毎分120メートル (6) コンベヤベルトは、木綿シートとジヤガード
編みのポリエステルとを既知の“フオーミング
(foaming)”技法によりポリウレタンフオーム
で組立てたアツセンブリで構成した、 (7) 処理室入口での高温空気の温度:75℃。
実施例 1 上述の装置内において、平方メートル当り327
グラムの重量のフランネル型メリヤス地が処理さ
れ、このメリヤス地は下記の3種類の要素から製
造されている。
(1) 81.9×2デシテツクスのテクスチヤード・ポ
リアミド・フアンデーシヨン・ヤーン(tex―
turized polyamide foundation yarn)。2つ
の子ナワの夫々は、17本のフイラメントより成
り、編目100個当りに使用する糸の長さは44.6
cmである。
(2) 17本のフイラメントより成るテクスチヤー
ド・ポリアミドのループヤーン(looping
yarn)。編目100個当りに使用する糸の長さは、
43.2cmである。
(3) フランネルタイプのテクスチヤード・コツト
ン・ヤーン(48.4×1テツクス)。編目100個当
りに使用した糸の長さは17.4cmである。
緩和処理を施す以前に、メリヤス地は漂白さ
れ、バツドで軟化され、次いでスピン乾燥され
る。メリヤス地は、上記装置により、湿度のある
状態、即ち、乾燥重量の約40%の残留水分含有量
を有するようにされる。
上記フランネル状メリヤス地は、本発明の方法
で45分間処理される。内側がフランネル側である
丸編機で編成され筒状を成すメリヤス地が処理さ
れる。タテ糸方向の可能収縮量は百分率で4.4%
であり、ヨコ糸方向のそれは−0.7%である。ま
た、外側がフランネル側である同一の筒状メリヤ
ス地の処理後の可能収縮量は、タテ糸及びヨコ糸
方向に於て、夫々、2.9%及び−1.9%である。
この差異は、第2図の場合においてメリヤス地
が金属板上に射出されるときにフランネル糸が剛
性板と直接接触するに至るとの事実により容易に
説明される。供給されるエネルギーはフランネル
糸の摩擦力に対抗し、結果として糸は一方が他方
の上側へ容易に滑動可能となる。
可能収縮量あるいは伸張量の測定は、測定寸法
が最適緩和を示すような操作条件で、研究用緩和
装置により行われる。
フランネル―ニツト地に関し緩和処理前後の平
均的な厚さが測定され、体積の増加が求められ
る。この測定は種々の圧力下で自動装置を用いて
なされる。平方センチメートル当り1グラムの圧
力では、処理前後の測定された厚さは、それぞ
れ、2.27及び2.38であり、平方センチメートル当
り10グラムの圧力では緩和処理前後の厚さは1.92
及び2.02である。体積増加は約5%である。
実施例 2 同一のフランネルメリヤス地は、起毛処理を施
した後に、乾燥状態で緩和装置内に導入され、初
めに飽和蒸気の存在下で10分間処理され、次いで
75℃の高温空気で10分間処理される。
斯く得た可能収縮量は、タテ糸方向に5%、ヨ
コ糸方向に0.5%である。
実施例 3 平方メートル当り288グラムの重量のループメ
リヤス地は、装置により処理され、下記の2つの
要素により構成されている。
(1) 17本のフイラメントより成るテツクスチヤー
ド・ポリアミドの地糸(82.5×1デシテツク
ス)。編目100個当りに使用される糸の長さは
35.7cmである。
(2) コツトンのループヤーン(looped yarn)
(16.4×1テツクス)。編目100個当りに使用さ
れる糸の長さは75cmである。
編機から取出した直後のメリヤス地は、漂白さ
れ、バツトで軟化され、スピン乾燥される。次い
で、メリヤス地は湿つた状態、すなわち、乾燥重
量に対して約40%の残留水分含有量を有する状態
で装置内に導入される。
前記ループメリヤス地は、本発明の方法で45分
間処理される。内側がループ側である筒状メリヤ
ス地が処理され、その可能収縮量は、タテ糸及び
ヨコ糸方向で、夫々、4.8%及び3.1%である。ま
た、外側がループ側である同一の筒状メリヤス地
が処理され、タテ糸及びヨコ糸方向の可能収縮量
は、夫々、4.5%及び−1.8%である。
フランネルメリヤス地の場合と同様、メリヤス
地の外側にループがある場合の方が良好な結果が
得られる。
平方cm当り1gの圧力に於てループメリヤス地
の厚さを測定すると、処理の前後で、夫々、1.63
及び2.47である。メリヤス地の嵩は、50%以上増
加している。
実施例 4 前記実施例と同様のループメリヤス地がシエア
リング処理(shearing treatment)された後に、
乾燥状態で緩和装置内に導入され、先ず、飽和蒸
気の存在下で10分間処理され、次いで75℃の高温
空気で10分間処理される。斯くして得た可能収縮
量は、タテ糸方向に於て5.4%で、ヨコ糸方向に
於て−2.7%である。
実施例 5 最後に、種々の既存の緩和材料と、ウエツト処
理後にスピン乾燥した1K―1Pリビング
(ribbing)との比較実施が同一条件下でなされ
た。緩和処理後に得た可能収縮量についての結果
によれば、寸法的安定性に関する限り、従来技術
に対する本発明の方法の有効性が確認された。
第5図は、本発明の装置の第2実施例を示し、
メリヤス地6は、ローラ10及び11の周りで回転す
るコンベヤベルト12により射出される。ローラ
23,24上で回転する第2ベルト22は、スリ
ツプ及び変形を生ずることなしにメリヤス地6の
前進運動を改善するために、第1ベルト12に重
畳して配置される。この代わりに、ベルト12と
協働する加圧ローラを配設可能である。
この特定の実施例に依れば、剛性部材13′は
複数のサブアツセンブリで構成されている。上端
部は前部収容部材16′で構成され、該部材1
6′に対してメリヤス地6が射出される。
前部収容部材16′の下方に於て、移行部材2
5とこれに対向するガイド26とがシヤフトを形
成し、メリヤス地6は自重によつて前部収容部材
16′からこのシヤフト内を落下して、多量のメ
リヤス地6が積み重なり、剛性部材13′の中央
部を成す傾斜面上に積み重なつたメリヤス地6を
下方に押圧するようにされている。
この傾斜面の下端は板状部材17′に続いてお
り、該部材は必要に応じて平担面あるいは曲面に
形成されると共にメリヤス地6が装置外方に滑り
出るのを阻止するほぼ垂直に立設された垂直部材
27で終端をなしている。
板状部材17′を上向き又は下向きに動かすこ
とにより、メリヤス地6が傾斜面の底部に到達す
るのを制止可能であり、これによりシヤフト25
―26、傾斜面及び板状部材17′の作動をバラ
ンスさせることができる。
板状部材17′を調節するために、その柔軟性
を変えることが可能であり、好ましくは、参照符
号28で示す回動接続部を設け同等の効果を得る
ようにする。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は、それぞれ、メリヤス
機から取出した直後のメリヤス地の編目を示す正
面図及び断面図、第2A図及び第2B図は、それ
ぞれ、緩和処理を施された後の同じ編目を示す正
面図及び断面図、第3図は本発明の方法を実施す
るために特に案出された装置の縦断面図、第4図
は剛性部材の一の孔を横切つて示す剛性部材の部
分縦断面図、第5図は本発明の装置の第2実施例
を示す縦断面図である。 1,2…編目、6…メリヤス地、7…処理装
置、9…射出部、10…駆動シリンダ(ローラ)、
11…変位シリンダ(ローラ)、12…コンベヤ
ベルト、13,13′…剛性部材(金属板)、14
…高温空気還流手段、15…飽和蒸気還流手段、
16′…前部収容部材、17′…板状部材、19…
交換機、20…タービン、21…噴霧傾斜路、2
2…第2ベルト、23,24…ローラ、25…移
行部材、26…ガイド、27…垂直部材、28…
回動接続部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 緩和処理すべきメリヤス地を射出部のコンベ
    ヤベルトにより所定の高速で射出させ前記コンベ
    ヤベルトからの射出方向をほぼ横断するように配
    された剛性固定支持部材に対して前記所定の高速
    度で衝突させることにより前記メリヤス地を振動
    させる工程と、前記振動工程に続いて前記剛性固
    定支持部材から延在し前記コンベヤベルトの下方
    に配された領域で前記衝突したメリヤス地を無張
    力状態で積み重ねる工程とを備えたことを特徴と
    する湿気、熱及び振動を利用したメリヤス地の緩
    和方法。 2 前記メリヤス地が閉じたループ状を成すもの
    である特許請求の範囲第1項記載の緩和方法。 3 射出部のコンベヤベルトにより前記メリヤス
    地を摩擦によつて且つスリツプを生ずることなく
    前記射出部の出口領域に運動させ、更に、前記出
    口領域からこの出口領域に近接し且つ射出方向を
    ほぼ横断するように配された前記剛性部材の収容
    領域に向けて射出して成る特許請求の範囲第1項
    記載の緩和方法。 4 高温空気及び選択的に蒸気を緩和処理すべき
    メリヤス地に与える手段と、前記メリヤス地を所
    定の高速で進行させるコンベヤベルトを有し、メ
    リヤス地を所定の高速で射出する射出部と、前記
    射出部の出口領域からの射出方向をほぼ横断する
    ように配され前記射出されたメリヤス地が前記所
    定の高速で衝突する剛性固定支持部材と、前記剛
    性固定支持部材から延在し前記コンベヤベルトの
    下方に配され前記衝突したメリヤス地を無張力状
    態で積み重ねる手段とを備えたことを特徴とする
    メリヤス地の緩和装置。 5 前記コンベヤベルトは少なくとも一方が駆動
    シリンダである2つのシリンダ上を回転する特許
    請求の範囲第4項記載の緩和装置。 6 前記メリヤス地の進行速度が毎分600メート
    ルに到達可能である特許請求の範囲第4項記載の
    緩和装置。 7 前記剛性部材が固定板状部材であり、前記射
    出部の前記コンベヤベルト下方に配されると共に
    その表面が湾曲して成る特許請求の範囲第4項記
    載の緩和装置。 8 前記固定板状部材が、高温空気あるいは蒸気
    が前記メリヤス地を貫通して流れ得るようにする
    孔を穿設されて成るシート状穿孔金属板である特
    許請求の範囲第7項記載の緩和装置。 9 前記手段が空気を加熱する交換機及び前記高
    温空気を前記メリヤス地に向けて推進させるター
    ビンを有する特許請求の範囲第4項記載の緩和装
    置。 10 前記手段が、飽和蒸気を前記メリヤス地に
    接触させるようにする噴霧傾斜路を有する特許請
    求の範囲第4項記載の緩和装置。 11 前記剛性部材の下端を調整可能に傾斜させ
    て成る特許請求の範囲第4項記載の緩和装置。
JP57193920A 1981-11-04 1982-11-04 メリアス地の緩和方法及びその装置 Granted JPS58132160A (ja)

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FR8120690A FR2515709A1 (fr) 1981-11-04 1981-11-04 Procede et dispositif de relaxation de pieces de tricot
FR81/20690 1981-11-04

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JPS58132160A JPS58132160A (ja) 1983-08-06
JPH0255544B2 true JPH0255544B2 (ja) 1990-11-27

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EP (1) EP0078747B1 (ja)
JP (1) JPS58132160A (ja)
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ES (1) ES517089A0 (ja)
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US4773133A (en) 1988-09-27
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FR2515709A1 (fr) 1983-05-06
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