JPH0255222A - 微粒状の酸化ビスマスの製造方法 - Google Patents
微粒状の酸化ビスマスの製造方法Info
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- JPH0255222A JPH0255222A JP20324488A JP20324488A JPH0255222A JP H0255222 A JPH0255222 A JP H0255222A JP 20324488 A JP20324488 A JP 20324488A JP 20324488 A JP20324488 A JP 20324488A JP H0255222 A JPH0255222 A JP H0255222A
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Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はビスマスより微粒状の酸化ビスマスを製造する
方法に関する。
方法に関する。
(従来の技術)
従来、微粒状酸化ビスマスの製造方法としては、■)ビ
スマスの硝酸塩又は塩化物の水溶液にアルカリを添加し
て次硝酸ビスマス又は水酸化ビスマスの沈澱を生成させ
、該沈澱を母液と分離したのち焼成する湿式法。2)ビ
スマスを電気炉内で加熱して、ビスマス浴に直接空気を
吹き込んで強制酸化し、酸化ビスマスを揮発させて捕集
する乾式%式% しかしながら上記l)の方法の場合には、製品にアルカ
リ金属や硝酸基が随伴し、且つ粒子の直径が2〜10μ
mと大きい。又、2)の方法では不純物の混入はないが
、この場合も粒子の直径が5〜10μmと大きいという
欠点があった。
スマスの硝酸塩又は塩化物の水溶液にアルカリを添加し
て次硝酸ビスマス又は水酸化ビスマスの沈澱を生成させ
、該沈澱を母液と分離したのち焼成する湿式法。2)ビ
スマスを電気炉内で加熱して、ビスマス浴に直接空気を
吹き込んで強制酸化し、酸化ビスマスを揮発させて捕集
する乾式%式% しかしながら上記l)の方法の場合には、製品にアルカ
リ金属や硝酸基が随伴し、且つ粒子の直径が2〜10μ
mと大きい。又、2)の方法では不純物の混入はないが
、この場合も粒子の直径が5〜10μmと大きいという
欠点があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の課題は、バリスターの添加剤などに好適な粒子
の直径が0.01〜0.2μm、好ましくは平均粒径0
.1μm以下で、しかも純度の良い酸化ビスマスを製造
する方法を提供することにある。
の直径が0.01〜0.2μm、好ましくは平均粒径0
.1μm以下で、しかも純度の良い酸化ビスマスを製造
する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
この課題を解決するために、本発明は、上部に排出口を
存する密閉容器の底にビスマスを入れ、ビスマスを80
0℃以上に加熱し、生成するビスマス蒸気の蒸気密度が
0.05〜0.5 g/ 1となるように、N2+ A
r等の不活性ガスを密閉容器内に供給し、排出口より出
たビスマス蒸気を空気とともに吸引して、250°C以
下まで急速に酸化、冷却することにある。すなわち、本
発明の方法は第1図の説明図に示すように、例えば黒鉛
ルツボ1に黒鉛からなる排出口2を有する蓋3を施して
密閉容器を構成し、黒鉛ルツボ1の底部にビスマス4を
入れて電気炉5の中で800℃以上に加熱し、ビスマス
を揮発させる。そして導管6より不活性ガスを吹き込み
、ビスマス蒸気の蒸気密度を0.05〜0.5 g/
12に調節する。排出口2より排出されたビスマス蒸気
は、図示しないガス吸引ポンプに接続された吸引管7に
よって、外部の空気とともに吸引され、ビスマス蒸気は
空気によって酸化されるとともに急速に250℃以下に
冷却される。そして吸引管7に接続されている図示しな
いハングフィルター等によって、微粒状の酸化ビスマス
が回収される。8は吸引管7に取付けられた、冷却の程
度を検知するための温度計である。
存する密閉容器の底にビスマスを入れ、ビスマスを80
0℃以上に加熱し、生成するビスマス蒸気の蒸気密度が
0.05〜0.5 g/ 1となるように、N2+ A
r等の不活性ガスを密閉容器内に供給し、排出口より出
たビスマス蒸気を空気とともに吸引して、250°C以
下まで急速に酸化、冷却することにある。すなわち、本
発明の方法は第1図の説明図に示すように、例えば黒鉛
ルツボ1に黒鉛からなる排出口2を有する蓋3を施して
密閉容器を構成し、黒鉛ルツボ1の底部にビスマス4を
入れて電気炉5の中で800℃以上に加熱し、ビスマス
を揮発させる。そして導管6より不活性ガスを吹き込み
、ビスマス蒸気の蒸気密度を0.05〜0.5 g/
12に調節する。排出口2より排出されたビスマス蒸気
は、図示しないガス吸引ポンプに接続された吸引管7に
よって、外部の空気とともに吸引され、ビスマス蒸気は
空気によって酸化されるとともに急速に250℃以下に
冷却される。そして吸引管7に接続されている図示しな
いハングフィルター等によって、微粒状の酸化ビスマス
が回収される。8は吸引管7に取付けられた、冷却の程
度を検知するための温度計である。
第2図は本発明を実施するために用いられる装置の他の
構成例を示す説明図であり、吸引管7を蓋3の排出口2
に接するように連接し、急速酸化、冷却のための空気を
導入する空気管9を吸引管7の途中に設けたものである
。
構成例を示す説明図であり、吸引管7を蓋3の排出口2
に接するように連接し、急速酸化、冷却のための空気を
導入する空気管9を吸引管7の途中に設けたものである
。
(作用)
本発明の方法において、ビスマスの加熱温度を800°
C以上、好ましくは1000〜1300℃の範囲とする
のは、ビスマスの蒸気圧の比較的高いところで処理し、
酸化ビスマスの回収能率を低下させないためである。こ
の温度を1300℃以上としても回収能率の向上は特に
顕著ではない。
C以上、好ましくは1000〜1300℃の範囲とする
のは、ビスマスの蒸気圧の比較的高いところで処理し、
酸化ビスマスの回収能率を低下させないためである。こ
の温度を1300℃以上としても回収能率の向上は特に
顕著ではない。
次にビスマスの蒸気密度を調整するため、不活性ガスを
用いるのは、空気を使用するとビスマスの酸化物が生成
し、これがビスマスの場面に浮遊して、ビスマスの蒸発
を阻害するからである。上記の蒸気密度を0.05〜0
.5 g/ 12に調整する理由は、これより大きいと
粒径が大きくなり、これより小さいと回収能率が悪くな
るためである。
用いるのは、空気を使用するとビスマスの酸化物が生成
し、これがビスマスの場面に浮遊して、ビスマスの蒸発
を阻害するからである。上記の蒸気密度を0.05〜0
.5 g/ 12に調整する理由は、これより大きいと
粒径が大きくなり、これより小さいと回収能率が悪くな
るためである。
次にビスマス蒸気を酸化するとともに、250℃以下ま
で冷却空気によって急速に冷却するのは、250°C以
上では酸化ビスマス同志が融着し、微粒状の酸化ビスマ
スが得られないためである。
で冷却空気によって急速に冷却するのは、250°C以
上では酸化ビスマス同志が融着し、微粒状の酸化ビスマ
スが得られないためである。
このようにして得られる酸化ビスマスは、粒子の大きさ
が0.01〜0.2μmの範囲に揃ったものが得られる
が、必要によりサイクロンを経由させて粗大粒子を分級
したのち、バッグフィルターで捕集しても良い。電気炉
による加熱温度は高い程時間当たりの回収能率は向上す
るが、好適温度範囲内で処理するのが好ましい。
が0.01〜0.2μmの範囲に揃ったものが得られる
が、必要によりサイクロンを経由させて粗大粒子を分級
したのち、バッグフィルターで捕集しても良い。電気炉
による加熱温度は高い程時間当たりの回収能率は向上す
るが、好適温度範囲内で処理するのが好ましい。
〈実施例)
以下に実施例及び比較例を説明する。
実施例1゜
99.9重量%のビスマス3.5 Kgを、第1図に示
すような構成の装置において、内容積51の黒鉛製密閉
容器1の底に入れ電気炉5により1100°Cで加熱溶
融し、ビスマスを揮発させた。この間、容器内には導管
6によりアルゴンガスを7517m1nで吹き込み、蒸
気密度を0.07g/Aに調節し、500 ff/mi
nの真空ポンプを稼動させてビスマス蒸気を空気ととも
に吸引管7で吸引したところ、温度計8の示すガス温度
は200℃となった。この条件で1時間処理したところ
、平均粒径0.05μmの酸化ビスマス850gを得た
。
すような構成の装置において、内容積51の黒鉛製密閉
容器1の底に入れ電気炉5により1100°Cで加熱溶
融し、ビスマスを揮発させた。この間、容器内には導管
6によりアルゴンガスを7517m1nで吹き込み、蒸
気密度を0.07g/Aに調節し、500 ff/mi
nの真空ポンプを稼動させてビスマス蒸気を空気ととも
に吸引管7で吸引したところ、温度計8の示すガス温度
は200℃となった。この条件で1時間処理したところ
、平均粒径0.05μmの酸化ビスマス850gを得た
。
平均粒径の測定は、走査型電子顕微鏡で行なった。
実施例2゜
加熱温度を1200°Cとし不活性ガスとして窒素ガス
を用い、5007!/minの真空ポンプを稼動させ、
導管6から窒素ガス50 ff/minを吹き込み蒸気
密度を0.1 g/ j!とじた以外は実施例1と同様
にして1時間処理したところ、平均粒径0.1μmの酸
化ビスマス800gが得られた。このときガス温度は2
30℃であった。
を用い、5007!/minの真空ポンプを稼動させ、
導管6から窒素ガス50 ff/minを吹き込み蒸気
密度を0.1 g/ j!とじた以外は実施例1と同様
にして1時間処理したところ、平均粒径0.1μmの酸
化ビスマス800gが得られた。このときガス温度は2
30℃であった。
比較例
99.9重量%のビスマス3.0 Kgを、内容積51
の黒鉛製密閉容器1の底に入れ、電気炉5により120
0℃で加熱溶融し、容器内には導管6により窒素ガス5
0 C/minを吹き込み、蒸気密度を0、1 g/
1とし、300β/minの真空ポンプを稼動させ、吸
引管7で吸引し酸化冷却したところ、ガス温度は320
℃となった。この条件で1時間処理したところ、0.2
μm以下の平均粒径の酸化ビスマスは得られず、平均粒
径0.4μmの球状の酸化ビスマス800gが得られた
。
の黒鉛製密閉容器1の底に入れ、電気炉5により120
0℃で加熱溶融し、容器内には導管6により窒素ガス5
0 C/minを吹き込み、蒸気密度を0、1 g/
1とし、300β/minの真空ポンプを稼動させ、吸
引管7で吸引し酸化冷却したところ、ガス温度は320
℃となった。この条件で1時間処理したところ、0.2
μm以下の平均粒径の酸化ビスマスは得られず、平均粒
径0.4μmの球状の酸化ビスマス800gが得られた
。
(効果)
以上に詳細に説明したように、本発明によれば、純度が
良く粒径が0.01〜0.2μmの範囲に揃った微粒状
の酸化ビスマスを安定して得ることができるという効果
がある。したがって分散性が良いので使用に当って各種
添加剤として好適なものを供給できる。
良く粒径が0.01〜0.2μmの範囲に揃った微粒状
の酸化ビスマスを安定して得ることができるという効果
がある。したがって分散性が良いので使用に当って各種
添加剤として好適なものを供給できる。
第1図および第2図は、本発明を実施するために用いる
装置の構成例を示す説明図である。 1・・・黒鉛ルツボ、2・・・排出10.3・・・蓋、
・t・・・ビスマス、5・・・電気炉、6・・・導管、
7・・・吸引管、8・・・温度計。 特許出願人 住友金属鉱山株式会社
装置の構成例を示す説明図である。 1・・・黒鉛ルツボ、2・・・排出10.3・・・蓋、
・t・・・ビスマス、5・・・電気炉、6・・・導管、
7・・・吸引管、8・・・温度計。 特許出願人 住友金属鉱山株式会社
Claims (1)
- 上部に排出口を有する密閉容器の底にビスマスを入れ、
ビスマスを800℃以上に加熱し、生成するビスマス蒸
気の蒸気密度が0.05〜0.5g/lとなるように不
活性ガスを前記密閉容器に供給し、前記排出口から排出
されるビスマス蒸気を空気とともに吸引し、前記密閉容
器の外で250℃以下まで急速に酸化、冷却することを
特徴とする微粒状の酸化ビスマスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20324488A JPH0255222A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 微粒状の酸化ビスマスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20324488A JPH0255222A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 微粒状の酸化ビスマスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0255222A true JPH0255222A (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=16470820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20324488A Pending JPH0255222A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 微粒状の酸化ビスマスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0255222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844088B1 (ko) * | 2007-04-25 | 2008-07-04 | 주식회사 단석산업 | 산화비스무스의 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136922A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-24 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 微粒状酸化ビスマスの製造方法 |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP20324488A patent/JPH0255222A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136922A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-24 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 微粒状酸化ビスマスの製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844088B1 (ko) * | 2007-04-25 | 2008-07-04 | 주식회사 단석산업 | 산화비스무스의 제조방법 |
WO2008133372A1 (en) * | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Dansuk Industrial Co., Ltd. | Process for preparing bismuth oxide, and the apparatus therefor |
JP2010524819A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | ダンスク インダストリアル シー・オー エル・ティー・ディー | 酸化ビスマスの製造方法及びその装置 |
US7935321B2 (en) | 2007-04-25 | 2011-05-03 | Dansuk Industrial Co., Ltd. | Method of preparing bismuth oxide and apparatus therefor |
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