JPH0254876A

JPH0254876A - 電気コネクタ用の一体モールドバックシェル

Info

Publication number: JPH0254876A
Application number: JP1166505A
Authority: JP
Inventors: Jr Rupert J Fry; ルパート　ジェイ　フライ　ジュニア; Raymond A Silbernagel; レイモンド　エイ　シルバーナゲル
Original assignee: Molex LLC
Current assignee: Molex LLC
Priority date: 1988-07-01
Filing date: 1989-06-28
Publication date: 1990-02-23
Also published as: CA1322233C; EP0349118A2; KR900002496A; JPH0340470B2; BR8903224A; EP0349118A3; US4842550A; KR970000126B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、電気コネクタ及びそこから延びる少なくとも
１本のケーブルを受け入れる電気コネクタ用の一体モー
ルドバックシェルに係る。

従来の技術パネルマウントコネクタは導電性端子を内部に取り付け
た絶縁ハウジングを備えている。−木一木のワイヤもし
くはケーブルからのリード線がハウジング内の端子へ電
気的に接続される。コネクタは、パネルの上にあるか又
は電気装置内の自由懸垂位置にある対応コネクタに嵌合
するように構成されている。

多くの場合において電気装置のパネルはどちらかといえ
ば調整不能の環境内にある。典型的なパネルマウントコ
ネクタは環境に対して殆ど保護能力はなく、厳しい環境
で使用するとそのひ弱な端子を駄目にしてしまう。環境
に対して保護できるようにした電気コネクタもあるけれ
ども、その構造は複雑となり、使用部品の数も多く、高
価なものとなっている。

頻繁に電気装置に接続したり、電気装置から切り離した
りする環境で電気コネクタを使用することがしばしばあ
る。コネクタハウジングとその中の端子を頻繁な接続や
切り離しに適するよう設計することはできるが、コネク
タは、通常、ストレインレリーフ機能を達成するように
は構成されない。このためコネクタハウジングの外部で
絶縁リード線にかかる力がハウジング内の電気接続を破
損することがある。

ある程度のスリレインレリーフ作用を与えて頻繁に接続
や切り離しをしてもそのときの力で損傷することがない
ようにする電気コネクタのための構造が知られている。

例えば、そのようなバックシェルが１９７８年１１月１
４日アイマー氏に付与された米国特許第４，１２５，３
１２号に開示されている。この米国特許のバックシェル
は、電気コネクタの周りに係合できる雌雄同体のシェル
である。各シェルは両側に沿って延びるラチェット歯列
を有する短い舌状片を備えている。シェルの孔はそのよ
うなラチェット歯とロックする手段を有している。この
同じシェルの各々の舌状片は、ワイヤとコネクタの周り
にシェルを組み合わせ状態に押し入れると向き合ったシ
ェルの孔に嵌まり込む。こうして、協働する舌状片と孔
とは２つの機能を果たす。すなわち、シェルを一緒に保
持する機能とコネクタに入り込むワイヤに対しである程
度のストレインレリーフ作用を達成する機能とである。

しかしながら、この構造では舌状片がその向き合ったシ
ェルに対して締めつけられないようにすることはできず
、バックシェルにより達成されるストレインレリーフ作
用を増大したり、もしくは変えてしまう。米国特許第４
，１２５゜３１２号に示されている各シェルは向き合っ
たシェルに係合する偏向ロックフィンガーを更に備えて
いる。この米国特許の組立られたバックシェル構造はネ
ジを受ける一対の孔を形成している。コネクタのフラン
ジを通し、バックシェルのネジ受け孔にネジを通してバ
ックシェルに電気コネクタを固定する。米国特許第４，
１２５，３１２号のバックシェルは複雑で多数の要素を
必要とし、しかもストレインレリーフ作用の達成程度は
低くて望ましいものとは考えられない。

電気コネクタバックシェルの別のバウシングが米国特許
第４，３５８，１７８号に示されている。この米国特許
のバックシェルは、電気コネクタの周りに係合する組み
合わされるハウジング半部を含んでいる。バックシェル
ハウジングの後端は多芯絶縁ケーブルを受ける孔を含ん
でいる。ケーブル受け部分の両側のバッグシェルハウジ
ングの部分の孔は別個になっているラチェットケーブル
タイを受け入れ、このタイはハウジングの孔に固定でき
そしてケーブルの周りに締めつけられてストレインレリ
ーフ接続をつくる。この米国特許第４，３５８，１７８
号のバックシェルハウジングも多数の部品と別個のスト
レインレリーフ手段を必要とする。

１９８２年７月２７日にウオラチラ氏に付与された米国
特許第４，３４１，４３１号もパネルマウント電気コネ
クタを包囲する部品点数の多いバックシェルハウジング
を示している。この米国特許のバックシェルハウジング
も、バックシェルハウジングの部分に隣接してリード線
を通す孔を含んでいる。その孔の大きさは、別になって
いるラチェットケーブルタイを受け入れる大きさとなっ
ており、そのラチェットケーブルタイは多数の絶縁リー
ド線をハウジングへ固定するのに使用する。

別個のストレインレリーフ手段を有する他の多成分電気
コネクタのバックシェルハウジングは、１９８２年５月
４日にシツラー氏に付与された米国特許第４，３２７，
９５６号と、１９８６年８月１９日にウイッチング氏に
付与された米国特許４．６０６，５９６号とに開示され
ている。

ストレインレリーフを達成するワンピースハウジングが
１９８４年１２月７日にスナイダージュニアー氏に付与
された米国特許第３，８５４゜７８７号に示されている
。この米国特許に示されている構造は、一対の後方に延
びる平らな而を含み、これらの面は絶縁導線のアレーの
両側に配置されている。これらの平面構造体を絶縁導線
のアレーの周りにそれにボルトを通して相互に固定して
いる。この構造体は四方が開いていて、環境に対する保
護に関しては何も講じていない。更に、ボルトの使用は
それだけ費用がかかることになり、在庫を補充しておく
という問題も生じ、ハウジングをコネクタの周りに取り
付けるのに時間もかかる。この構造によるストレインレ
リーフの効果は少ないものと考えられている。

発明が解決しようとする課題以上のことから、本発明の目的は、電気コネクタとのス
トレインレリーフ係合を達成する一体モールドのハウジ
ングを提供することである。

本発明の別の目的は、高度の調整可能のストレインレリ
ーフを達成し、緩みを積極的に防止する一体モールドの
バックシェル構造を提供することである。

本発明の更に別の目的は、電気コネクタを周囲環境に対
して保護する一体モールドバックシェルを提供すること
である。

本発明の更に別の目的は、電気コネクタから延びる絶縁
導線の周りにタイを固定する構造体を一緒にモールドし
た、調整式のラチェットストレインレリーフタイを有す
るバックシェルを提供することである。

本発明の更に別の目的は、在庫管理の問題を完全に解消
したストレインレリーフバックシェルを提供することで
ある。

課題を解決するための手段本発明は、ベースと、このベースにヒンジ付けされそし
て回動してベースにロック係合するカバーとを備えたモ
ールドバックシェルに係るものである。ベースとカバー
とそれらの間に延びるビンジとは一体モールド構成にす
るのが好ましい。

更に、バックシェルは、少なくとも一本の絶縁リード線
をバックシェルにストレインレリーフ取り付けする一体
モールドされたラチェットタイストラップを備えている
。タイストラップラチェットトリガーもバックシェルに
一体モールドされて、タイストラップをラチェットトリ
ガーに通してバックシェルに入り込む一本もしくはそれ
以上のリード線の周りにしっかりと固定する。こうして
、別個のストレインレリーフ構造体を使用しなくてもバ
ックシェルへケーブルを調整してしっかりとしたストレ
インレリーフ接続を実施できる。

バックシェルのモールドしたベースは、底壁と、この底
壁に一体の複数の直立側壁とを（Ｊｉｆｆえている。底
壁と側壁にはバックシェル包囲体の中への液体の進入を
許すこととなる穴はない。更に、バックシェルは壁の列
を備え、これらの壁は市販の電気コネクタの取付耳もし
くはフランジと係合して、カバーをバックシェルベース
にいったん係合させロックしたらば、コネクタとバック
シェルとの間の相対的な動きを排除するようになってい
る。

バックシェルのモールドベースの直立側壁には外側に配
置した段付き溝を設けて、バックシェルのカバーの対応
構成と係合するようにしている。

側壁の外側の頂部の段付き溝はカバーとバックシェルと
の整合を容易とするように面取りされている。

ベースの側壁の外部はカバーの対応構造とロック係合す
るロッキング手段を備えている。すなわち、側壁はカバ
ーの弾性偏向ラッチと係合する斜めのロッキング突起を
備えている。これらの斜めのロッキング突起はモールド
のベースの側壁の外部から外側に延びて環境密封を達成
するが、この環境密封は内部にロッキング手段を有する
既知の構造のものに比して密封効果は高められている。

バックシェルのモールドのベースの最後端部はバックシ
ェルから延びるケーブル、電線もしくはその他のリード
線を受け入れる溝を備えている。

ダイストラップのラチェットトリガーはベースと一体に
モールドされ、ケーブル受け溝の隣に配置される。すな
わち、タイストラップラチェットトリガーは穴に片持ち
梁として取っ付けられタイストラップを受ける。この穴
にはラチェットトリガーとロック係合するようにストラ
ップを正確に適正位置に導く手段を設けである。穴の案
内手段により決められたベースの穴を通してダイストラ
ップの動く方向に対して斜めにタイストラップラチェッ
トトリガーを片持ち梁のように取つけるのが好ましい。

タイストラップラチェットトリガーを穴の中に斜めに配
置することによりラチェットトリガーの望ましい偏向を
実現し、タイストラップラチェット歯とのロッキング係
合を向上させる。

ラチェットトリガーはタイストラップの上の複数のラチ
ェット歯の各々と噛み合う複数のラチェットを備えてい
るのが好ましい。

タイストラップはフレキシブルで、バックシェルの中に
入るケーブルと係合するに必要な長さよりもかなり長く
なっている。こうして、タイストラップの自声端はパッ
クシェルベースの穴を通りラチェットトリガーを越えて
かなり延びる。その結果として、タイストラップは簡単
に引き出せ、バックシェル内に入るケーブルや他のリー
ド線を巻いてしっかり保持できることが確実となる。バ
ックシェル内に入るケーブルの周りにタイストラップを
巻いて締めつけるのは手でもできるし、別のタイストラ
ップと共に使用する既知のロッキングガンによってでも
できる。タイストラップの上には一体の間隔をおいて離
した長さ方向の表面があって、それらの表面の間を横切
ってラチェット歯を配置しである。ストラップの厚みは
タイストラップを挿入する孔に隣接しているガイド手段
に合うように決める。タイストラップの上の長さ方向に
表面とパックシェルベースの孔の隣の案内手段との間の
協力によりラチェットトリガーを過大に偏向させること
を防止し、もしそのような協力がなければその過大な偏
向はタイストラップを完全に挿入した後でラチェットト
リガーの掴み力を弱めてしまうこととなる。

バックシェルのカバーをベースにヒンジ取り付けしてい
るしなやかなヒンジはベースとカバーとの両方に一体モ
ールドしているのが好ましい。

カバーは平らであるが、その周囲にはベースの側壁と係
合するリップを設けである。周辺リップは面取りしてあ
ってカバーをベースに揃え易くしである。さらに、カバ
ーはカバーをベースにロックさせるための複数の手段を
備えている。ロッキング手段はベースの側壁に入れ予成
に嵌まるラッチを備え、斜めの突起もしくは他の似たよ
うな構造部とロック状態で係合する。ベースの側壁に対
しカバーラッチを外側に配置することはベースの外側へ
の屈撓を防止することであり、このようにしなければそ
のような外側への屈撓が生じて環境に対する保護が減少
してしまう。

実施例以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

第１図に本発明のモールドバックシェルを１Ｏで示す。

このバックシェル１０は一体のプラスチックモールドで
あって、ベース１２、カバー１４そしてタイストラップ
１６を備えている。バックシェルｌＯは第２図に１８で
示す市販の電気コネクタを受け入れてロックしそれを環
境から保護するように構成されている。更に、バックシ
ェルｌＯはコネクタ１８へ延びる一本又はそれ以上のケ
ーブル２０に対し優れた恒久的なストレインレリーフ接
続を保証する。第１図に最も良く示されているように、
バックシェル１０のベース１２は底壁２２と、この底壁
２２に一体の直立側壁２６．２８を備えている。一体の
モールドベース１２は、底壁２２と直立側壁２６．２８
の両方に一体に接続されている前壁３０．３２を更に備
えている。

第２図に最も良く示されているように、前壁３０．３２
はバックシェル１０に対し電気コネクタ１８の嵌め合わ
せ端を適正に揃えるように働く。バックシェル１０のベ
ース１２は複数の内壁３４．３５を備えこれらの内壁は
第２図に最も良く示されているように、コネクタ１８を
揃え、そしてバックシェル１０がコネクタ１８の耳３６
．３７をしっかり保持するように機能す、る。

バックシェルＩＯのベース１２には間隔を置いて離した
背壁３８．４０を設け、これらは底壁２２と一体であり
、そして対向する側壁２６．２８と一体になっている。

背壁３８．４０の間隔を置いた形で決まるチャンネルに
ケーブル２０のアレーが第２図に示すように延びる。

底壁２２から遠い背壁３８．４０の部分と側壁２６．２
８の部分とはベースＩ２の周りに外向きに段付き溝４４
を決めている。この段付き溝４４は第９図に最も良く示
されており、幅ａと深さｂとは以下に説明する、カバー
１４の対応構造部分を受けるような太きさとされている
。第９図に最も良く示されているように、段付き溝４４
の隣の、端壁３８．４０と側壁２６．２８の部分とが決
める而取り部４６はベース１２に対するカバー１４の整
合と適正な配置とを容易としている。

側壁２６．２８には幅Ｃの内向きのロック凹所４８を設
けている、各ロック凹所４８には傾斜面５０とロック面
５１とを有する斜めのロック突起４９を設けている。こ
のロック面５１は距離ｄだけ側壁２６．２８の頂部から
離されている。ロック突起４９は以下に説明するように
、カバー１４の偏向できるラッチ構造部との確実なロッ
ク係合を可能としている。

バックシェル１２の後部は後方突出のストラップ案内壁
５２、後方突出壁５４そして横に延びるケーブル支持壁
５６．５８を備えている。すなわち、横に延びるケーブ
ル支持壁５６は壁５２．５４の間を延び、これらの壁を
結合している。ケーブル支持壁５６には第２．３図に示
すケーブル２０のアレーを受けて支持する弧状の溝を設
けている。横ケーブル支持壁５８はベース１２の最後部
を決め、そしてストラップ案内壁５２と一体になってい
る。第６．７図に最も良く示されている様にストラップ
支持壁６２により壁５６に対し支持位置に横ケーブル壁
５８は保持されている。第１−３図に戻る。タイストラ
ップ１６をストレインレリーフ接続する曲にケーブル２
０を受けそして正しく揃えるようケーブル受けチャンネ
ル６４を横壁５８に設ける。第１．６．７図を参照する
。

後方突出ストラップ案内壁５２、横に延びるケーブル支
持壁５６．５８そしてストラップ支持壁６２を相互に配
置してそれらの間にストラップ受け穴６６を形成してい
る。そのストラップ受け六６６の幅ｅは以下に説明する
ようにストラップ１６を受けるような大きさとなってい
る。この穴６６を決めている隆起部６８．６９は横ケー
ブル支持壁５６．５８から距離ｆだけ相互に向かって延
びている。後方突出ストラップ案内壁５２と隆起部６８
．６９との間の距離ｇは本文に説明したストラップ１６
の厚みより大きい。隆起部６８．６９の最上部分は、第
７に示すように弧状となって、バッグシェルｌＯから延
びるケーブル２０へのストレインレリーフ取付を達成す
るための正しい位置にストラップ１６を最初に案内する
のを容易としている。

ベース１２のストラップ受け穴６６を形成しているタイ
ストラップラチェットトリガー７０はストラップ１６と
対向しているストラップ支持壁６２の側から片持ち梁と
なっている。すなわち、ラチェットトリガー７０は第７
図に示すように壁５２と約２５°の角度りをなしている
。しかしながら、ラチェットトリガー７ｏはそれを片持
ち梁で支持しているストラップ支持壁６２に対して偏向
できる。

ストラップ支持壁６２と反対のラチェットトリガー７０
の側に一対の間隔を置いたラチェット歯７２．７４を形
成している。ラチェット歯７２．７４の間隔ｌは以下に
説明するようにストラップ１６のラチェット歯の間隔に
一致する。ラチェットトリガー７０の長さと斜め配置と
はラチェット歯７２．７４と後方に延びるストラップ案
内壁５２の対向面との間に距離Ｊが存在するように決め
る。以Ｆの説明から判るように、タイストラップ１６が
タイストラップ穴６６を通ることによりラチェットトリ
ガー７０の偏向を生じるようにタイストラップ１６の最
少厚みを越えるよう距離ｊを選択する。

ストラップ支持壁６２の隣の薄いしなやかな部分７６と
ストラップ支持壁６２から離れているラチェット歯７８
のアレーが形成する厚い部分とがタイストラップ１６を
形成している。ラチェット！７８はストラップ１６に直
交するロッキング表面８０とストラップ１６の長さ方向
に揃っている斜面８２とにより形成されている。ラチェ
ット歯７８が配置されているストラップ１６の部分が形
成する主厚みｋは、ラチェットトリガー７０の歯７２．
７４と後方に突出するストラップ案内壁５２との間の距
離Ｊより大きい。ストラップ１６の主厚みｋはストラッ
プ案内壁Ｓ２と隆起部６８．６９との間の距離ｇより小
さい。隣合うラチェット歯７８の間で測定したストラッ
プの最少厚みｌはストラップ案内壁５２とラチェットト
リガー７０のラチェット歯７２．７４の間の距離ｊより
もいくらか大きい。こうして、ラチェットトリガー７０
は、ストラップ１６がストラップ受け六６６に係合する
とストラップ支持壁６２に向かって第７図に示す位置か
ら偏向する。結果として、ラチェットトリガー７０はそ
れの最初の偏向していない状態に向かって戻る弾性力を
鋤がして、ストラップ受け穴６６のストラップ案内壁５
２にタイストラップ１６をしっかりと保持する。

第６図に示すストラップ１６の幅ｍはストラップ受け穴
６６の幅ｅより小さい。しかしなから、タイストラップ
１６の幅ｍは隆起部６８．６９の間の距離よりも大きい
。こうして、隆起部６８．６９と後方突出のストラップ
案内壁５２の中間にストラップ１６は保持される。隆起
部６８．６９とストラップ案内壁５２との間のストラッ
プ受け六６６の部分の中ヘタイストラップ１６を確実に
このように案内することが、タイストラップ１６が過大
に偏向せず、そしてそれによりラチェットトリガー７０
を損傷しないことを保証している。

第１図に示すように、ラチェット歯７８の両側にそれぞ
れ配置された一対のＬ′：さ方向に延びる表面８４．８
６をタイストラップ１６に設け、これらの表面８４．８
６は第１．７図に示すようにラチェット歯７８頂部と揃
っている。タイストラツブ１６の表面８４．８６の幅ｆ
は、ストラップ受け穴６６内の隆起部６８．６９の延長
量に等しい。こうして、タイストラップ１６の長さ方向
に延びる表面８４．８６はストラップ受け六６６内への
タイストラップ１６の滑らかな挿入を確実なものとする
。すなわち、タイストラップ１６の長さ方向の表面８４
．８６が、ストラップ受け穴６６内のラチェット歯と偏
向することのない隆起部６８．６９との間の接触を防止
する。

第１図、第２図及び第５図を参照すれば、ストラップ１
６の端は鋸歯状面もしくは粗面８８とさ、れる。鋸歯状
面としたのは、ストラップ受け穴６６に挿入するためス
トラップ１６を手もしくは機械で掴み易いようにするた
めである。

カバー１４はベース１２と一体にモールドしてあり、そ
して一体のヒンジ９０によりカバー１４はベース１２に
取り付けられている。すなわち、ベース１２に対するカ
バー１４のしなやかな回動を許す厚みをヒンジ９０が決
める。

カバー１４の形と大きさはベース１２と一致するように
決められる。特に、カバー１４は第８図に最も良く示さ
れているように周辺リップ９４を含んでいる。ベース１
２の頂部の周りに延びる段付き溝４４に周辺リップ９４
が係合するようにその配置と大きさとを決めている。段
付き溝４４の隣の面取り４６と合う面取り縁９６がリッ
プ９４を一部決めている。ベース１２とカバー１４の面
取り表面４６．９６の斜め突き合わせ係合が、カバー１
４をベース１２上の完全に座った位置へ案内する。

カバー１４には更に複数のラッチ１００を設け、これら
のラッチはベース１２の上のロック突起４９と係合する
。すなわち、ラッチ１００は内側に面した斜面１０２を
含み、これらの而１０２は側壁２６．２８の最上部に隣
接した面取り部４６と最初係合し、そしてロック突起４
９の斜め部分５０と次に係合する。各ラッチ＋００はＵ
字形をしており、ベース１２のロック凹所４８の幅Ｃと
等しいか、それより幾らか小さい。

ラッチ１００のＵ字形は、対応するロック突起４９の幅
に等しい幅の内側のロック面１０４を決めている。更に
、ロック面１０４とカバー１４の平らな頂壁９２との間
隔ｐは側壁２６．２８の最上縁とロック突起４９のロッ
ク面５１との間の距離ｄにほぼ等しい。このような形と
した結果として、各ラッチ１００のロック面１０４は各
ロック突起４９の対応ロック面５１にパチンと嵌まって
ロックするみラッチ１００の総てがベース１２の側壁２
６．２８の外側部分ときっちり係合するよう配置されて
いる。ラッチ１００をこのように外に配置することはベ
ース１２の支持に寄与し、そしてコネクタ１８の周囲環
境からの保護に対して悪影響を与えることとなる側壁２
６．２８の屈撓を防止する。

取付耳３６．３７を有する電気コネクタ１８とバックシ
ェル１０とを組み合わせるが、コネクタの取付耳３６．
３７をベース１２の壁３４．３５に隣接して係合させる
ようにベース１２にコネクタ１８を押し込んで組み合わ
せる。コネクタ１８から延びるケーブル２０をベース１
２の最後部でチャンネル６ｏ、６４に配置する。それか
ら、タイストラップをベーブル２０に巻きつけ、そして
第２図に示すようにストラップ穴６６に挿入する。すな
わち、タイストラップ１６は隆起部６８．６９によりス
トラップ穴６６の部分に案内され、タイストラップ１６
のラチェット歯７８をラチェットリガー７０と係合させ
る。タイストラップ穴６６をダイストラップ１６が通る
ことによりラチェットトリガー７０はストラップ１６の
ラチェット歯７８とトリガー７０のラチェット歯７２．
７４との間のカム動作により支持壁６２に向は偏向させ
られる。しかしながら、トリガー７０の過大な偏向はタ
イストラップ１６の長さ方向の表面８４．８６とベース
１２上の隆起部６８．６９との間の滑動相互作用により
阻止される。タイストラップ１６の隣接ラチェット歯７
８上の一対のロック表１′？１ｉ８０とラチェットトリ
ガー７０のラチェット歯７２．７４との二重係合により
タイストラップ１６の反転運動は阻止される。このロッ
ク位置ではラチェットトリガー７０は第７図に示すよう
にそれの最初の無負荷状態から偏倚されており、そして
それ故ダイストラップ１６に強い偏倚力を働かせてタイ
ストラップ１６をストラップ支持壁５２に押しつける。

タイストラップ１６の反転運動もしくは緩みは、タイス
トラップ１６に対するトリガー７０の斜め片持ち梁負荷
状態により発生した力により阻止される。

カバー１４はヒンジ９０の周りで回動され、ベース１２
に揃う。カバー１４とベース１２とが相互に向かって動
くことにより、まずベース１２の側壁２６．２８の隣の
面取り部４６とのラッチ面１０２とのカム相互作用によ
り、そして次にロック突起４９上の斜ｉ７ｉ’ｉ５０と
ラッチ面＋０２との間のカム作用によりラッチ＋００は
外へ偏向する。

ベースＩ２に向けてカバー１４を更に動かすことにより
各ラッチ１００のロック表面１０４は各ロック突起４９
のロック而５１に係合する。カバー１４の上の而取りし
た表面９６とベース１２の上の而取りした表面４６との
間のせり上げ動作によって、ベース１２の段付き溝４４
ヘカパー１４のリップ９４を環境に対して保護するよう
にしてしっかり係合させることを確実なものとしている
。

第３図に示すこの完全に閉じた状態において、ラッチ１
００はベース１２の側壁２６．２８の外部分に総て配置
されており、そしてそれにより側壁２６．２８の外側へ
の屈撓を防止している。カバー１４のリップ９４がベー
ス１２の段付き溝４４と係合することによりそのような
外側への屈撓は更に防止される。加えて、ベース１２に
は、特にロック突起４９の付近には穴がなく、そのため
−層環境に対しての保護が確実となる。

要するに、環境から保護しているストレインレリーフバ
ックシェルは市販の電気コネクタと使用できる。バック
シェルは一体のモールド構造であり、そしてベース、こ
のベースにヒンジづけされたカバーそしてベースのラチ
ェットトリガーと係合するラチェットタイストラップを
備えている。

カバーはラッチと周辺リップとを備え１．ラッチはロッ
ク突起と係合し、そして周辺リップは段付き溝と係合す
る。ベースとカバーとのこの相互係合が、バックシェル
の環境に対する保護に影響をもたらすベースの側壁の外
側への屈撓を防止する。

この構成は、ベースのロック突起が環境に対する保護に
影響することとなる穴をベースにあけることなくベース
のロック突起を形成できることを確実としている。一体
モールドのラチェットタイストラップはベースに取りつ
けたコネクタから延びるケーブルの周りに係合すること
ができストレインレリーフを確実なものとする。ベース
とラチェットトリガーとの一体をケーブルに対するスト
ラップの緩みを防止するような形としている。

発明の効果以−にの説明から明らかなように、本発明により、電気
コネクタとのストレインレリーフ係合を達成する一体モ
ールドのハウジングが提供され、高度の調整可能のスト
レインレリーフを達成し、緩みを積極的に防止する一体
モールドのバックシェル構造が提供され、電気コネクタ
を周囲環境に対して保護する一体モールドバックシェル
が提供され、１・１気コネクタから延びる絶縁導線の周
りにタイを固定する構造体を一緒にモールドした調整式
のラチェットストレインレリーフタイを有するバックシ
ェルが提供され、そして在庫管理の問題を完全に解消し
たストレインレリーフバックシェルが提供された。

本発明の好ましい実施例について説明したが、特許請求
の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変向実施でき
ることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図は、
開いた状態での本発明のバックシェルの斜視図、第２図は、電気コネクタを取りつけた開いた状態のバッ
グシェルの斜視図、第３図は、電気コネクタを取りつけた閉じた状態のバッ
グシェルの斜視図、第４図は、開いた状態のバックシェルの端面図＼第５図は、開いた状ｒ島のバックシェルの底面図、第６図は、バックシェルのラチェットトリガーとタイス
トラップとを示す底面図、第７図は、第６図の線７−７に沿う横断面図、第８図は
、第１図の線８−８に沿う横断面図、そして第９図は、第１図の線９−９に沿う横断面図である。図中二１０・・・モールドバックシェル１２・・・ベース　　　１４・・・カバー１６・・・ダ
イストラップ１８・・・電気コネクタ２２・・・底壁２６．２８・・・直立側壁３０・・・前壁　　　３４．３５・・・内壁３８．４０
・・・背壁　　４４・・・段付き溝４８・・・ロック凹
所　　４１〕・・・ロック突起５２・・・ストラップ案
内壁５４・・・後方突出壁５６．５８・・・ケーブル支持壁６０．６６　・７０　・７２．９４　・９６　・６４・・・チャンネル・・タイストラップ穴・・ラチェットトリガー７４．７８・・・ラチェット歯・・周辺リップ・・面取り溝　　　１００・・・ラッチ０　？　ＱＦＩＧ、５

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電気コネクタ及びそこから延びる少なくとも１本
のケーブルを受け入れる電気コネクタ用の一体モールド
バックシェルにおいて、前方のコネクタ受け入れ部分及び後方のコネクタ受け入
れ部分を備えたベースと、上記ベースの後方部分から一体的に延びて、ラチェット
歯のアレーを形成するフレキシブルなストレインレリー
フタイストラップと、上記ベースのケーブル受け入れ部分に隣接している後方
配置のストラップ案内壁と、上記ベースから片持ち梁の形態で支持され、上記ストラ
ップ案内壁に斜めに配置された偏向可能なラチェットト
リガーと、上記ベースにヒンジ接続されているカバーとを具備し、上記ラチェットトリガーは、上記タイストラップとロッ
ク係合して、上記タイストラップをストラップ案内壁と
ラチェットトリガーとの中間に保持するよう、タイスト
ラップの厚みにほゞ一致する距離だけ上記ストラップ案
内壁から離間され、そして上記カバーは、上記ベースと
環境に対して保護ロック関係になるように回転すること
ができ、これにより、電気コネクタを環境から保護する
と共に、タイストラップがケーブルに対してストレイン
レリーフ接続を達成するようにしたことを特徴とする電
気コネクタ用の一体モールドバックシェル。
（２）上記カバー及びベースは、コネクタに対する環境
保護を与えるために相互に係合可能なリップ及び溝手段
を構成する請求項１に記載の電気コネクタ用の一体モー
ルドバックシェル。
（３）上記ベースは、底壁と、該底壁から延びる側壁と
を備え、上記ベースの側壁は、底壁から最も遠い外側の
面に隣接して配置された段付き溝を有し、上記カバーは
側壁の段付き溝に係合するような大きさで配置された周
囲リップを有し、これにより、周囲リップと段付き溝と
の係合がベースの側壁の屈撓を阻止し、バックシェルの
環境保護を果たすようにした請求項１に記載の電気コネ
クタ用の一体モールドバックシェル。
（４）上記ベースの側壁及び上記カバーの周囲リップは
、上記カバーをベースに対して正しい配置関係に案内す
るための対向する傾斜面を画成するよう面取りされる請
求項３に記載の電気コネクタ用の一体モールドバックシ
ェル。
（５）上記カバーは、ベースとロック係合する複数の偏
向ラッチを備えた請求項１に記載の電気コネクタ用の一
体モールドバックシェル。
（６）上記ラッチは、ベースの外部に係合するように配
置された請求項５に記載の電気コネクタ用の一体モール
ドバックシェル。
（７）上記ベースは、ここから一体的に延びる複数のロ
ック突起を備え、上記ラッチは、上記ベースのロック突
起と係合する大きさで配置される請求項６に記載の電気
コネクタ用の一体モールドバックシェル。
（８）上記偏向ラッチ及びロック突起は、これらを係合
させる前にラッチを偏向し易くするために傾斜される請
求項７に記載の電気コネクタ用の一体モールドバックシ
ェル。
（９）上記ベースは、そのケーブル受け入れ部分に隣接
した一体成形の後方配置のストラップ支持壁を備え、上
記タイストラップ及びラチェットトリガーは、上記タイ
ストラップ支持壁の両側から一体的に延びている請求項
９に記載の電気コネクタ用の一体モールドバックシェル
。
（１０）上記ベースは、ここから一体的に延びる一対の
離間されたケーブル支持壁を備え、これらのケーブル支
持壁は、上記タイストラップの幅に等しいか又は若干大
きい距離だけ互いに離されている請求項１に記載の電気
コネクタ用の一体モールドバックシェル。
（１１）上記離間されたケーブル支持壁から互いに向か
って延びる一対の離間されたストラップ案内隆起部を更
に備え、これらの隆起部は、上記タイストラップの厚み
に等しいか又は若干大きい距離だけ上記ストラップ案内
壁から離間されている請求項１０に記載の電気コネクタ
用の一体モールドバックシェル。
（１２）上記ラチェットトリガーは、上記離間されたス
トラップ案内隆起部の中間に配置され、そしてこれら隆
起部に対して偏向できる請求項１１に記載の電気コネク
タ用の一体モールドバックシェル。
（１３）上記ストラップ案内壁とストラップ案内隆起部
との間の距離は、上記ラッチェットトリガーの偏向しな
い状態において上記ストラップ案内壁とラチットトリガ
ーとの間の距離よりも大きい請求項１２に記載の電気コ
ネクタ用の一体モールドバックシェル。
（１４）上記ラッチェットトリガーは、ストラップ案内
壁に対して約２５°傾斜している請求項１３に記載の電
気コネクタ用の一体モールドバックシェル。
（１５）上記ベースの側壁と底壁との一体接続部には、
実質的にそれを貫通する穴がない請求項１４に記載の電
気コネクタ用の一体モールドバックシェル。
（１６）電気コネクタ及びそこから延びる少なくとも１
本のケーブルを受け入れる電気コネクタ用の一体モール
ドバックシェルにおいて、底壁と、該底壁に一体的に該底壁から延びる複数の一体
接続の直立壁とを備えたモールドベースであって、上記
直立壁の少なくとも選択されたものには、上記底壁から
離れた位置に溝が形成されており、更に、コネクタ受け
入れ部分とケーブル受け入れ部分とを備えているモール
ドベースと、上記ベースにヒンジ接続されそして上記ベ
ースの直立壁と係合するように回転できるカバーであっ
て、上記ベースの直立側壁の溝と環境保護係合するため
の周囲リップを形成するカバーと、上記ベースのケーブ
ル受け入れ部分付近から一体的に延びているフレキシブ
ルなストレインレリーフのラチェトタイストリップと、上記ベースと一体的で、そのケーブル受け入れ部分付近
に配置された複数の壁であって、それらの間にストラッ
プ受け入れ穴を画成するように互いに配置された複数の
壁と、上記ベースと一体的で、上記ストラップ受け入れ穴に片
持ち梁支持された偏向可能なラチエットトリガーであっ
て、上記タイストラップと上記ケーブルとのストレイン
レリーフ接続を達成するようにタイストラップにロック
係合する大きさにされたラチェットトリガーとを具備す
ることを特徴とする電気コネクタ用の一体モールドバツ
クシェル。
（１７）上記直立壁の溝は、上記直立壁の外部付近に配
置された段付き溝を画成する請求項１６に記載の電気コ
ネクタ用の一体モールドバックシェル。
（１８）上記ベースの直立壁は、その段付き溝の付近で
面取りされており、上記カバーの周囲リップは、上記カ
バーを上記ベースと環境保護係合させるべく斜面案内整
列させるように面取りされている請求項１７に記載の電
気コネクタ用の一体モールドバックシェル。（１９）上
記ベースの上記直立側壁は、上記直立壁の外部に向いた
部分から外方に延びる複数の傾斜ロック突起を備え、上
記カバーは、上記ベースの外部に配置されたロック突起
とロック係合する大きさにされた複数の弾性偏向可能な
ラッチを備え、これにより、上記ベースに対して上記ラ
ッチが外部係合すると、上記ベースの直立壁が屈撓して
、その環境保護を果たす請求項１６に記載の電気コネク
タ用の一体モールドバックシェル。