JPH0254841A - 平板形表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラーテレビジョン受像機、計算機の端末デ
イスプレィ等に用いる平板形表示装置、に関するもので
ある。

従来の技術 従来、平板形画像表示装置として特開昭４６−２６１９
号が提案されている。この平板形画像表示装置の構造は
、第３図に示すように、真空外囲器１の内面に螢光体２
が形成され、それとは平行に相対向して、水平方向に細
長く、しかも垂直方向に所定のピッチで分割された垂直
走査偏向電極３が、真空外囲器４上に設けられている。

まだ、螢光面２及び垂直走査偏向電極３の延長線上には
、水平方向に細長く、しかも個々の電子ビームを作るだ
めの電子源５が配置されている。

この平板形画像表示装置の動作原理は、電子源５を加熱
することによって発生する熱電子をグリッド電極６に設
けた開孔部より電子ビームとして引出し、次にグリッド
電極７によって電子ビームの変調を行なう。変調方法と
しては、個々の電子ビーム通過孔を電気的に分割し、そ
れぞれの電極に個々のビーム変調電圧を印加することに
より行なわれる。次に、変調された個々の電子ビームは
シールドグリッド電極８の開孔部を通過した後、真空外
囲器１の内面に設けられた螢光体２と、対向して設けら
れている垂直走査偏向電極３との間を直進する。垂直走
査偏向電極３は、水平走査線数と略凹−の本数の分割電
極で構成され、この垂直走査偏向電極３には、螢光面２
と同一電位（Ｖ−）及びＶＤよりも低い電位（Ｖｏ　−
Ｖｃｃ）が順次印加され、螢光面２と同−電位部では、
電子ビームは直進し、螢光面２より低い電位のところで
は、直進してきた電子ビームはその電界の影響を受けて
、螢光面２側に一斉に偏向され、螢光面２を発光させる
。垂直走査偏向電極３には、前記した電圧（Ｖ、、　　
ＶＤ−Ｖｃｃ）が順次印加されることにより、直進して
きた電子ビームは、画面上部より下部に向って順次走査
されることによって螢光体２上で２次元の表示を行うこ
とができる。

発明が解決しようとする課題 しかし、以上のような構成では、表示しようとする面積
が小面積の場合は良いが、大面積化に伴って電子源のカ
ソードの長さが長くなり、しかも、−船釣にはカソード
は線状のカソードが用いられ、両端をバネによって架張
され、空中に浮いて配置されていることから、機械的な
振動が発生しやすい。この振動の発生によって、線状カ
ソードから発生する電子の量が不安定になり、画面上で
明暗ノイズが発生すると同時に、電子ビームのランディ
ング位置に変化が生じ、正確な両開構成が難しくなる。

本発明は、従来技術の以上のような課題を解決するもの
で、線状カソードの振動の発生を防止することを目的と
するものである。

課題を解決するための手段 第１の本発明は、線状カソードの背面に、絶縁物からな
る支持体を設け、この支持体の表面を所定の曲率で線状
カソード側に凸状になるような曲面をもたせ、その曲面
上に線状カソードを接触させて配置することによシ上記
目的を達成する。

また、第２の本発明は、第１の発明において、線状カソ
ードの熱の損失を極力少なくするため、前記した支持体
の表面を凹凸状とし、両者の接触抵抗を減らすことによ
り、上記目的を達成するものである。

作用 第１、第２の本発明は上記構成により、線状カソードの
一方側は、剛体によって支えられているので、線状カソ
ードの振動の発生が防止される。

更に、第２の本発明は、支持体の表面が凹凸状であるこ
とによって、支持体と線状カソードとの接触が減少し、
熱損失が防止される。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は、本発明の一実施例における平板形表示装置の
陰極線管の線状カソード部の一部正面図である。

第１図において、９はアルミナ等のセラミックス材料か
らなる支持体である。この支持体９の両端部には、線状
カソード１２を架張するだめの固定台１１とバネ１０が
設けられている。線状カソード１２は支持体９の表面に
沿って架張されている。

以下に、その構造を作用とともに更に詳しく説明する。

アルミナ等の絶縁物からなる支持体９の線状カソード１
２側を、所定の曲率をもつ円弧状に機械的研磨法により
形成する。この支持体９の両端部に、線状カソード１２
を架張するだめの金属からなる固定台１１と、バネ１０
がビス止め、もしくは低融点ガラス等の接着剤によって
接着固定される。線状カソード１２は、タングステン線
（１０〜３０μｍの直径）の表面に酸化物陰極が塗布さ
れた物を用い、一端を固定台１１に固定し、他端をバネ
１０に固定し、支持体９の円弧状に沿って架張されて配
置される。

これによって振動防止が実現される。この場合、線状カ
ソード１２と支持体９との接触に伴なう酸化物陰極材料
のはがれを未然に防止するため、線状カソード１２の酸
化物陰極材料を、支持体９側方向のみ前もって取除いて
おくことが望ましい。次に、これらの線状カソード部に
第１図には図示してぃないが、第３図で説明した線状カ
ソード１２を加熱することにより発生する電子を引出し
導くだめの各電極を所定の間隔をおいて配置する。

次に、本発明の第２実施例について、第２図を用いて説
明する。

第２図において、アルミナ等の絶縁物からなる支持体１
３の線状カソード１２側を、所定の曲率をもつ円弧状に
機械的に研磨する。この時、研磨剤の粒子を選択しく例
えば５００メツシユ以下）、研磨した表面が凹凸面をも
つようにしておく。他の方法としては、前記した曲率で
鏡面研磨した後、その表面を部分的にホトエツチング加
工し、あるいはダイシングンー等により機械的に表面に
キズを入れても良い。次に、この凹凸が形成され、しか
も所定の曲率なもった支持体１３の円弧状表面に沿って
、第１実施例と同様にして線状カソード１２を架張して
配置する。これによって、その支持体１３と線状カソー
ド１２との接触が少なくなり、線状カソード１２の熱損
失が防止される。

また、以上の実施例では支持体１３上に直接線状カソー
ド１２を架張配置することにつき説明したが、支持体１
３表面に、電子がチャージアップすることを防止するだ
め、少なくとも支持体１３の線状カソード１２側に、導
電性膜（図示省略）を形成した後、その面上に線状カソ
ード１２を接触させて配置するか、もしくは線状カソー
ド１２付近の場所を除いて、支持体１３上に導電性膜を
形成し、線状カソード１２が導電性膜に電気的に接触し
ないようにしてもよい。

また、上記実施例では支持体１３として絶縁物を用いる
ことで説明を行なったが、支持体１３として金属を用い
、前述した方法で、一方面を所定の曲率の円弧状に作成
し、その表面に、絶縁物（例えば、アルミナ）の薄膜を
、真空蒸着法、ＣＶＤ法等の手段により形成しても良い
。

発明の効果 以上のように第１、第２の本発明は、一方表面が円弧状
に形成され、少なくともその表面が絶縁物からなる支持
体の表面円周に沿って線状カソードを架張して配置して
いるので、線状カソードの振動が防止でき、線状カソー
ドを加熱して発生する電子の均一性の向上が図られると
同時に、電子ビームの走行位置の安定が図られる。

また、第２の本発明は支持体の表面が凹凸形状とされて
いるので、線状カソードの熱損失を防止できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例における平板形表示装置の線
状カソード部の正面図、第２図は本発明の他の実施例に
おける同装置の線状カソード部の正面図、第３図は従来
の平板形表示装置の全体斜視図である。 ９・・・支持体、１０・・・バネ、１１・・・固定台、
１２・・・線状カソード、１３・・・支持体。 第１図 、７２粁旧大方ソード 褐　２　図 ｔｚｍ’ｒｎソード

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも表面が絶縁物からなる支持体の一方表
   面が円弧状であり、その円周に沿い線状カソードが架張
   されていることを特徴とする平板形表示装置。
2. （２）支持体の一方表面が凹凸状であることを特徴とす
   る請求項１記載の平板形表示装置。
3. （３）支持体の表面全面、もしくは一部に導電性膜が設
   けられ、この導電性膜に接触、もしくは非接触で、前記
   支持体の円弧状の円周に沿って、前記線状カソードが架
   張されてなることを特徴とする請求項１又は２記載の平
   板形表示装置。
4. （４）線状カソードは、前記支持体の反対側にのみ酸化
   物陰極材料が形成されていることを特徴とする請求項１
   又は第２記載の平板形表示装置。