JPH0254578B2 - - Google Patents

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JPH0254578B2
JPH0254578B2 JP56134915A JP13491581A JPH0254578B2 JP H0254578 B2 JPH0254578 B2 JP H0254578B2 JP 56134915 A JP56134915 A JP 56134915A JP 13491581 A JP13491581 A JP 13491581A JP H0254578 B2 JPH0254578 B2 JP H0254578B2
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current
voltage
resistor
emitter
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Hiroshi Mizuguchi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0254578B2 publication Critical patent/JPH0254578B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/22Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations wherein the transistors are of the bipolar type only

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は集積化基準電圧・電流源回路に関し、
その第1の目的は零を含む任意の温度係数を有す
る基準電圧あるいは基準電流源を実現することに
ある。
本発明の第2の目的はきわめて低い電源電圧の
もとでその動作および特性が保証された基準電圧
あるいは基準電流源を実現することにある。
本発明の他の目的は零温度係数のもとできわめ
て広範囲の出力電圧範囲あるいは出力電流範囲を
有する基準電圧あるいは基準電流源を実現するこ
とにある。
さらに、本発明の他の目的は公知のバンドギヤ
ツプ基準電圧源よりも狭いチツプ面積で零温度係
数の基準電圧を発生することの出来る基準電圧源
を実現することにある。
従来公知(例えばR.J.WIDLAR“New
Developments in IC Voltage Regulators”IEE
JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,
Vol.SC−6、No.1Feb.1971)のバンドギヤツプ基
準電圧源回路は第1図に示す様にきわめて簡単な
回路構成で低電圧の零温度係数の出力電圧が得ら
れるため、乾電池使用のポータブル機器などを始
めとして、低電源電圧のもとで動作させる必要の
ある集積回路の内部にしばしば用いられている。
第1図において、トランジスタ1のエミツタ電
流密度をJ1、トランジスタ2のエミツタ電流密度
をJ2、トランジスタ3のベース・エミツタ間電圧
をVBE3、抵抗4,5の抵抗値をそれぞれR4、R5
とし、さらに各トランジスタの直流電流増幅率は
充分大きいものとすると、前記トランジスタ3の
コレクタ・エミツタ間の電圧VCE3は次式で与えら
れる。
VCE3=VBE3+R4/R5・kT/qln(J1/J2)……(1
) ここでkはボルツマン定数で、k=1.38×
10-23joule/〓、またqは電子の電荷で、q=
1.602×10-19Coulomb、さらに、Tは絶対温度
(〓)である。
また(1)式で表わされる基準電圧VCE3の温度係数
は次式で与えられる。
∂VCE3/∂T=∂VBE3/∂T+R4/R5・k/qln(
J1/J2) ……(2) ∂VBE3/∂Tはよく知られている様に約−2m
V/℃であるので、 ∂VCE3/∂T=−2×10-3+R4/R5・k/qln(J
1/J2) ……(3) いま一例としてJ1/J2=10としたときR4/R5
10のとき(3)式は0となる。またこのときの(1)式か
らVCE3は約1.2Vとなる。
すなわち、第1図において、トランジスタ2の
エミツタ面積の大きさをトランジスタ1のエミツ
タ面積の10倍に設定し、抵抗4の抵抗値を抵抗5
の抵抗値の10倍に設定したとき、トランジスタ3
のコレクタ・エミツタ間に現われる出力電圧の温
度係数は0となる。
同様にしてJ1/J2の値を変えて計算してみると、
J1/J2=2に設定した場合にはR4/R5が33.5のとき
に零温度係数となり、J1/J2=4に設定した場合
にはR4/R5が16.7のときに零温度係数となり、J1/
=6に設定した場合にはR4/R5が13.0のときに
零温度係数となる。なお、零温度係数のときの出
力電圧はいずれも約1.2Vである。
ところで、第1図に示したバンドギヤツプ定電
圧源回路はその名の示す通り、出力電圧としてシ
リコンのバンドギヤツプに相当する電圧のときに
のみ零温度係数となるので、零温度係数のもとで
1.2Vよりも大きな基準電圧が必要な場合や、反
対に1.2Vよりも小さな基準電圧が必要な場合に
はカレントミラー回路などを用いて出力電圧を増
倍したり分割する必要があつた。
また第1図の定電流源6は一般にカレントミラ
ー回路が利用されるため、0.8V程度の電圧が最
低限必要となるので、電池7の出力電圧が2V以
下になると満足な特性が期待出来ないと言う問題
があつた。
さらに、計算例で示した様に零温度係数を得る
ためには、トランジスタ2とトランジスタ1のエ
ミツタ面積比や抵抗4と抵抗5の抵抗比を高い比
率に設定しなければならないため、広いチツプの
面積を必要としたり、温度特性のトラツキングが
問題になつたりした。
例えば、第1図の回路においてトランジスタ2
のエミツタ面積をトランジスタ1のエミツタ面積
の10倍に設定し、抵抗4の抵抗値を抵抗5の抵抗
値の10倍に設定したとすると、トランジスタ1の
面積とトランジスタ3の面積とを同じにしたとし
ても単位トランジスタが12個必要となり、また抵
抗8の抵抗値は抵抗4の抵抗値と同一程度にする
必要があるので、単位抵抗(抵抗5)の21倍の面
積を必要とする。
さらに定電流源6を構成するために数個のトラ
ンジスタと抵抗が必要になるため、第1図に示し
たバンドギヤツプ定電圧源は回路構成こそ簡単で
あるが、実際に構成するためには集積回路のチツ
プ上で多くの面積を必要とし、それ故に熱的トラ
ツキング(物理的にも電気的にもJ1/J2=10とR4/
=10を維持する必要がある)がとり離いと言
う問題があつた。
本発明の基準電圧・電流源回路は以上の様な問
題を解消するものであり、以下その構成を図面に
基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例における基準電圧源
回路の回路結線図を示したもので、第2図におい
て、第1図と同一部分については同一図番で示さ
れている。
第2図において、トランジスタ9と前記トラン
ジスタ9のベース・コレクタ間に接続された抵抗
10と該トランジスタ9のベース・エミツタ間に
接続された抵抗11によつて構成された定電圧回
路12には定電流源13によつてバイアス電流が
供給され、トランジスタ14のベースには前記定
電圧回路12の出力電圧が印加され、前記トラン
ジスタ14のエミツタとマイナス側給電線路7b
の間には抵抗15が接続されている。
一方、プラス側給電線路7aとマイナス側給電
線路7bの間に定電流源16を介してトランジス
タ1のベース・エミツタ間が接続され、前記トラ
ンジスタ1のコレクタとベースは直接接続され、
前記トランジスタ1のベース(コレクタ)側には
トランジスタ2のベースが接続され、前記トラン
ジスタ2のエミツタは抵抗5を介してマイナス側
給電線路7bに接続され、前記トランジスタ2の
コレクタと前記トランジスタ14のコレクタは共
通接続されて、その接続点とプラス側給電線路7
aの間には抵抗17が挿入されている。
さて、第2図の回路において、抵抗5,10,
11,15,17の抵抗値をそれぞれR5、R10
R11、R15、R17とし、トランジスタ9およびトラ
ンジスタ14のベース・エミツタ間電圧をそれぞ
れVBE9、VBE14、トランジスタ1のエミツタ電流
とトランジスタ2のエミツタ電流が等しくてその
電流密度がそれぞれJ1、J2であるとし、トランジ
スタ2およびトランジスタ14のコレクタ電流を
それぞれI2、I14とし、さらに各トランジスタの直
流電流増幅率が充分大きいものとすると、抵抗1
7の両端に現われる電圧ESは ES=R17(I2+I14) ……(4) ところで、 I2=1/R5・kT/qln(J1/J2) ……(5) I14=1/R15・(R10+R11/R11VBE9−VBE14) ……(6) VBE9=VBE14が成り立つものとすると、(4)〜(6)
式より ES=R17/R15・VBE9(1+R10/R11)+R17/R5・kT/
qln(J1/J2) ……(7) 抵抗5,10,11,15,17はすべて集積
回路上の拡散抵抗によつて構成するものとする
と、その温度係数はいずれも約2000ppm/℃であ
るから、抵抗17の両端に現われる電圧ESの温度
係数は次式によつて与えられる。
∂ES/∂T=−2×10-3×R17/R15(1+R10/R11) +R17/R5・k/qln(J1/J2) ……(8) 但し、トランジスタ9,14のベース・エミツ
タ間電圧の温度係数は−2mV/℃としている。
(8)式において、トランジスタ1のエミツタ電流
密度J1がトランジスタ2のエミツタ電流密度J2
りも高いときに(8)式の値は0となり得る。
(1)、(3)式と(7)、(8)式を比較すれば明らかな様
に、(3)式の右辺第1項は定数であるので(3)式の値
が0になる様なR4、R5、J1、J2のもとでは(1)式
は一定の値しかとることが出来ないのに対して、
本発明の第2図の回路では零温度係数のもとで出
力電圧を任意に設定出来ることがわかる。すなわ
ち第1図の回路において、零温度係数のもとでの
出力電圧VCE3は(3)式の値が0になる条件を(1)式に
代入して VCE3(0)=VBE3+2×T×10-3 ……(9) VBE3=0.66VとするとT=300〓においては
VCE3(0)の値は1.26となる。
これに対して、(8)式の値が0になる条件を(7)式
に代入すると、 ES(0)=R17/R15(1+R10/R11)(VBE9+2×T×10-
3
) ……(10) (10)式より第2図の回路においては出力電圧が自
由に設定出来ることがわかる。
次に、第1図の場合と同様に、一例としてJ1/J
=2としたときの零温度係数のもとでの抵抗5,
10,11,15,17の抵抗比率を求めてみる
と(VBE9=0.66Vとする。)、抵抗11の抵抗値を
抵抗10の抵抗値の10倍に設定したとき、抵抗5
と抵抗15の最適比率は10対3となる。また、抵
抗17の抵抗値を抵抗15の抵抗値と等しくして
おくと出力電圧は約0.12Vとなる。
以上の定数によると、第2図の回路は単位トラ
ンジスタ5個と単位抵抗19個分のチツプ面積で構
成出来ることになり、第1図の回路に比べて半分
近くまでチツプサイズを縮少することが可能とな
る(但し、定電流源は除く)。
さらに、第2図の回路における動作可能な限界
電圧は、出力電圧が1V以下の場合には、実質的
に定電圧回路12と定電流源13によつて決定さ
れ、前述の定数のもとで、前記定電流源13の電
圧余裕を0.8Vとすると、動作限界最低電圧は
1.53Vとなる。
なお、定電流源としてドロツプ電圧の少ないも
のを使用したり、抵抗などの他の給電手段を用い
れば動作限界電圧をさらに低くすることも可能で
ある。
ところで第2図の回路では抵抗17の両端に基
準電圧を発生させているが、前記抵抗17を省い
てトランジスタ2およびトランジスタ14のコレ
クタから定電流出力を取り出すことも出来る。そ
のときの電流値をISとすると、 IS=1/R15・VBE9(1+R10/R11)+1/R5・kT/ql
n(J1/J2) ……(11) 零温度係数のもとでは IS(0)=1/R15(1+R10/R11)(VBE9+2×T×10-3
) ……(12) 但し ln(J1/J2)=(−2×10-3)(1+R10/R11)qR5/k
R15 ……(13) 第3図は本発明の別の実施例を示したもので、
トランジスタ18とトランジスタ19、抵抗20
と抵抗21によるミラー回路によつて基準電圧を
抵抗21の両端に発生させている。前記抵抗2
0,21の抵抗値をそれぞれR20、R21とすると、
基準電圧ES2は ES2=R21/R20{R17/R15・VBE9(1+R10/R11) +R17/R5・kT/qln(J1/J2)} ……(14) 次に、第4図および第5図は本発明のさらに別
の実施例を示した回路結線図である。第4図で
は、ダイオード接続されたトランジスタ22とト
ランジスタ23によつて定電圧回路12が構成さ
れており、さらに抵抗24と抵抗25が定電流源
13および16の代わりに用いられている。第4
図の回路は電源7の電圧があまり変化しない場合
に有用であるが、ポータブルカセツトテープレコ
ーダなどの様に電池電圧が大幅に変動する場合に
は抵抗24および抵抗25の給電線路側を他の定
電圧点、例えばカソードがマイナス側給電線路に
接続された表示用の発光ダイオードのアノードな
どに接続すれば、トランジスタ1および定電圧回
路12のバイアス電流は電源電圧の変動に対して
はかなり安定化される。
第5図では、トランジスタ2のエミツタ電流と
前記トランジスタ2に対してコンプリメンタリー
なトランジスタ26のコレクタ電流の一部を抵抗
27を介して抵抗5の両端で合成している。ダイ
オード28のPN接合部の電流密度に比べてトラ
ンジスタ2のエミツタ電流密度を小さくしておく
ことによつて、前記トランジスタ2のコレクタ電
流は正の温度係数を有し、一方トランジスタ26
のコレクタ電流は負の温度係数を有しているの
で、抵抗27と抵抗5の比率を適当に設定するこ
とによつて前記抵抗5の両端には零温度係数の微
小基準電圧が得られる。
このように本発明の集積化基準電圧・電流源回
路は端子電圧がバイアス電流の変化に対してはほ
ぼ一定で、負の温度係数を有する定電圧手段(実
施例のように定電圧回路であつても良いし、単一
の定電圧素子であつても良い)と、設定電圧手段
にバイアス電流を供給する電流供給手段と、ベー
スに前記電圧手段の端子電圧が印加され、エミツ
タは抵抗を介して一方の給電線路に接続され、そ
のコレクタ電流が負の温度係数を有する第1のト
ランジスタと、給電線路間に電流供給手段を介し
て接続されて順方向にバイアスされたダイオード
手段と、ベースに前記PN接合の端子電圧が印加
され、エミツタは抵抗を介して一方の給電線路に
接続され、そのコレクタ電流が正の温度係数を有
する第2のトランジスタとを備えるとともに、前
記ダイオード手段の電流密度が前記第2のトラン
ジスタのエミツタ電流密度よりも高くなるように
設定し、前記第1のトランジスタの出力電流(コ
レクタ電流またはエミツタ電流)と前記第2のト
ランジスタの出力電流を合成し、その合成点より
基準出力電圧あるいは基準出力電流を取り出した
ことを特徴とするもので、従来のバンドギヤツプ
基準電圧源が電圧合成によつて基準電圧を作り出
していたのに対して、本発明の回路では電流合成
によつて基準電圧あるいは基準電流を作り出して
いるため、容易に1V以下の基準電圧が得られる
し、先に述べたような種々の利点が生じてくる。
第6図および第7図は第3図の定電流源13と
定電流源16を含めた具体的な回路結線図を示し
たものであるが、いずれの実施例においても定電
流源16に相当する電流供給源からトランジスタ
1に供給される電流値が正の温度係数を有するよ
うに考慮されている。これは零温度係数のもとで
はトランジスタ2のエミツタ電流は正の温度係数
を有しており、それに伴なつてトランジスタのエ
ミツタ電流も同程度の正の温度係数をもたせない
と、温度変化に対するトラツキングがとれなくな
つてしまうためである。
第6図においては、トランジスタ29と抵抗3
0によつて抵抗31の両端に定電圧を発生させ、
その定電圧点から抵抗32を介してバイアス電流
を与えている。
また第7図においては、トランジスタ29がト
ランジスタ1に定電流を供給するが、その一部を
コレクタ電流が負の温度係数となるトランジスタ
32′に吸収させて、その結果、実質的にトラン
ジスタ1に供給される電流値が正の温度係数を有
する様に構成されている。
なお、第6図および第7図において、トランジ
スタ33,34、抵抗35,36,37はいずれ
もトランジスタ14に初期電流を流すための起動
回路を構成しており、電源電圧が印加された直後
にトランジスタ33が導通して前記トランジスタ
14にベース電流を供給するが、前記トランジス
タ14にコレクタ電流が流れるとトランジスタ3
4が導通して飽和状態になるので、それ以後は前
記トランジスタ33は遮断状態に移行する。
第8図に示した本発明のさらに別の実施例で
は、もつと積極的にトランジスタ2のエミツタ電
流とトランジスタ1のエミツタ電流のトラツキン
グをとり、さらに負の温度係数を有する定電圧回
路12へのバイアス電流も正の温度係数をもたせ
て前記定電圧回路12の出力電圧の温度係数を低
減せしめ、その結果、抵抗5と抵抗15の抵抗比
が1対1に近づく様にしている。
第8図において、トランジスタ38,39,4
0、抵抗41,42,43,44はカレンミラー
を用いた昇圧回路を構成しており、抵抗17の両
端に発生する基準電圧をES、抵抗41,42,4
3,44の抵抗値をそれぞれR41、R42、R43
R44とすると、抵抗44の両端に発生する電圧ES2
は次式で与えられる。
ES2=R42・R44/R41・R43・ES ……(15) 一方、トランジスタ45のエミツタ側の抵抗4
6の抵抗値をR46、トランジスタ47のエミツタ
側の抵抗48の抵抗値をR48とすると、前記トラ
ンジスタ45,47のコレクタ電流I45、I47は次
式で与えられる。
I45=ES2−VBE45/R46 ……(16) I47=ES2−VBE47/R48 ……(17) 但し、VBE45、VBE47はそれぞれ前記トランジス
タ45,47のベース・エミツタ間電圧である。
基準電圧ESの温度係数が0であるとき、(15)式
からES2の温度係数も0となり、このとき前記ト
ランジスタ45,47のコレクタ電流の温度係数
はベース・エミツタ間電圧の温度係数(ほぼ−
3300ppm)、ならびにエミツタ側に接続された抵
抗の抵抗値の温度係数(ベース拡散抵抗ではほぼ
+2000ppm)に支配されるようになる。
ところで、トランジスタ2のエミツタ側にも抵
抗5が挿入されているため、抵抗値の温度係数に
よるJ1、J2の温度変化は完全にトラツキングがと
れ、結局、抵抗の温度係数については相殺される
ので、(16)式におけるVBE45の温度係数のみが有
効に働き、抵抗44の両端に発生させる電圧を
VBE45に近づけることによつて、トランジスタ4
5のコレクタ電流の温度係数をトランジスタ2の
エミツタ電流の温度係数に近づけることが出来、
きわめて安定度の高い基準電圧源を実現すること
が可能となる。
以上示したように、本発明の集積化基準電圧・
電流源では、従来のバンドギヤツプ基準電圧源が
負の温度係数を有する電圧と正の温度係数を有す
る電圧の加算によつて出力電圧を得ていたのに対
して、負の温度係数を有する電流と正の温度係数
を有する電流の合成によつて基準電流あるいは基
準電圧を得るように構成されているので、零を含
む任意の温度係数を有する基準電圧あるいは基準
電流源が実現出来るだけでなく、従来よりもはる
かに低い電源電圧のもとで確実に動作する基準電
流源あるいは基準電圧源をも実現することが出来
る。また従来のバンドギヤツプ基準電圧源の出力
電圧が零温度係数のもとでは約1.2Vに固定され
ていたのに対し、本発明を実施することにより任
意の大きさの基準電圧を得ることが出来る。さら
にはその基本構成において従来のバンドギヤツプ
基準電圧源よりもチツプ上での占有電圧源よりも
チツプ上での占有面積が小さいなど数々の特徴を
有するので、産業上その応用は際限がなく、きわ
めて大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回路結線図、第2図は本
発明の一実施例を示す回路図、第3図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図はそれぞれ本発
明の別の実施例を示す回路結線図である。 1…トランジスタ(第4のトランジスタ、ダイ
オード手段)、2…トランジスタ(第2のトラン
ジスタ)、9…トランジスタ(第3のトランジス
タ)、12…定電圧回路、13…定電流源(電流
供給手段)、14…トランジスタ(第1のトラン
ジスタ)、16…定電流源(電流供給手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 端子電圧が、バイアス電流の変化に対しては
    ほぼ一定で、負の温度係数を有する定電圧手段
    と、該定電圧手段にバイアス電流を供給する電流
    供給手段と、ベースに前記定電圧手段の端子電圧
    が印加され、エミツタは抵抗を介して一方の給電
    線路に接続され、そのコレクタ電流が負の温度係
    数を有する第1のトランジスタと、給電線路間に
    電流供給手段を介して接続されて順方向にバイア
    スされたダイオード手段と、ベースに前記ダイオ
    ード手段の端子電圧が印加され、エミツタは抵抗
    を介して一方の給電線路に接続され、そのコレク
    タ電流が正の温度係数を有する第2のトランジス
    タとを具備し、前記ダイオード手段の電流密度が
    前記第2のトランジスタのエミツタ電流密度より
    も高くなるように設定し、前記第1のトランジス
    タの出力電流と前記第2のトランジスタの出力電
    流を合成して、その合成点より基準出力電圧ある
    いは基準出力電流を取り出すように構成したこと
    を特徴とする集積化基準電圧・電流源回路。 2 定電圧手段を、ベース・コレクタ間およびベ
    ース・エミツタ間にそれぞれ抵抗が接続された第
    3のトランジスタによつて構成し、ダイオード手
    段を、第4のトランジスタのベース・エミツタ接
    合によつて構成するとともに、前記第4のトラン
    ジスタのエミツタ面積よりも前記第2のトランジ
    スタのエミツタ面積を広く設定したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の集積化基準電
    圧・電流源回路。 3 第1のトランジスタのベースを第3のトラン
    ジスタのコレクタに接続し、第2のトランジスタ
    のベースを第4のトランジスタのベースに接続
    し、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第
    2のトランジスタのコレクタを共通接続してその
    接続点から基準出力電圧あるいは基準出力電流を
    取り出すように構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の集積化基準電圧・電流源回
    路。 4 第1のトランジスタのコレクタと第2のトラ
    ンジスタのコレクタの接続点と一方の給電線路の
    間に抵抗を挿届し、該抵抗の両端の電圧を基準電
    圧として用いるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の集積化基準電圧・電流源
    回路。
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