JPH025440B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は折畳み式アイロン台に関し、さらに詳
しくは高さ及び向きが素早く且つ確実に調節でき
そして室壁やキヤビネツトのコンパクトな収納位
置に収納したり取出したりするために素早く且つ
便利良く動かすことのできるようにしたアイロン
台に関する。

壁取付け形の折畳み式アイロン台としては、例
えば実公昭33−第17400号や実開昭49−第42295号
公報等に開示されているものが存在し、これらの
アイロン台は、アイロンがけ作業するときには壁
から取出してこれを開き且つ不要になつたときに
は壁に対して折畳んだり又はキヤビネツトや棚内
に収納しておくことができるので、家庭内で非常
に便利で空間の節約を可能とするものである。こ
のような折畳み式アイロン台の設計と構造が優れ
ていれば、従来のアイロン台と比べてより効率よ
く便利に使用されることができる。例えば、従来
のアイロン台を使用するためには、アイロン台を
キヤビネツトや棚から運び出して、脚を取付ける
間には人手によつて支えておかなければならなか
つた。これに対して、設計の優れた折畳み式アイ
ロン台の場合は壁に枢着して支持させることがで
きるので、人為的に必要とされる力は小さくする
ことができることになる。そして、これは同じ場
所に収納されるので置場所が分らなくなるという
ことがない利点がある。

壁取付け形の従来のアイロン台は、残念ながら
それぞれに欠点を有していた。或るものはその使
用位置における剛性が不足していたためにアイロ
ンがけ作業の際に大きな圧力が加わつたりすると
不安定なものとなることがあつた。又或るものは
使用中に定められた位置以外に圧力がかかると折
畳み機構が部分的に折畳まれたり形が変つたりす
ることがあつた。他のものは寸法が大きくてコン
パクトな収納ができなくなり、室内にはみ出した
り又はかなりの寸法のキヤビネツトや棚を必要と
し、いづれにしても室内の貴重な空間を占めるこ
とになる。さらに他の折畳み式アイロン台は、高
さ及び室内での向きの調節ができなかつたり、で
きたとしても調節代が小さいために、アイロン台
を使う人の高さや室内の家具類との関係やアイロ
ン台表面の有効利用等の面から見て不便な位置に
配置されることになることもあつた。又、調節が
可能となつているものであつても、表面レベルを
確保するために背後側及び脚部分の調節を別々に
行う不便な操作が必要となることも少くなかつ
た。

本発明は、使用位置において安定したしつかり
した作用面を形成し、簡単な操作で高さが調節で
きていづれの高さにおいてもその作用面は水平に
保たれ、室内で異つた向きに簡単に回動させるこ
とができ、そしてコンパクトな収納位置に簡単に
折畳むことのできる調節可能な折畳み式アイロン
台を提供することを目的とする。

本発明による調節可能な折畳み式アイロン台
は、アイロンがけ表面部材と、このアイロンがけ
表面部材を壁やその他の支持体に取付ける取付手
段とを有し、該取付手段は、その一端がアイロン
がけ表面部材側に枢着されその他端が壁やその他
の支持体側に枢着される支持脚手段と、該支持脚
手段に枢着されて表面部材をほぼ水平な使用位置
と壁やその他の支持体に隣接したほぼ垂直な収納
位置との間で折畳み動作を行なわしめる制御手段
とを含んでいる。

又、アイロンがけ表面部材の高さをほぼ水平な
上方及び下方使用位置間で調節せしめるために、
高さ調節手段が前記取付手段に結合されている。
好ましい態様においては、一対の高さ調節アーム
が壁やその他の支持体に枢着されて、前記取付手
段側の制御アーム手段を受け、アイロンがけ作業
高さは、高さ調節アームを支持脚手段を応動させ
ながら枢動させることによつて、調節されるよう
になつている。

更に、ターンテーブル手段又は枢動手段が、使
用位置においてアイロンがけ表面部材の使用向き
を調節するために設けられ、且つアイロンがけ表
面部材を使用位置において確実に保持するため
に、適当なラツチが高さ調節及び折畳み機構に対
して設けられるのが好ましい。

以下本発明を実施例について図面を参照して説
明する。第１図は収納キヤビネツトに本発明によ
るアイロン台を取付けた使用位置における斜視
図、第２図は第１図のアイロン台の部分切欠水平
断面図、第３図は第１図のアイロン台折畳み支持
機構の分解斜視図、第４図は第１図の線４−４に
沿つて見た拡大垂直断面図である。

全ての図を通じて、同一の要素には同一の記号
が付されている。記号１０は本発明による折畳み
式アイロン台を示し、これは収納キヤビネツト又
は壁又はその他の支持体に取付けられる。アイロ
ン台は大別すると表面部材１１と折畳み支持機構
２０とによつて構成される。表面部材１１は平坦
面を形成する従来の部材を有し、この平坦面形成
部材は強度や剛性を付加するためにチヤンネル部
材１２によつて縁取られている。第１図に示され
るように、アイロン台１０は化粧面１５を有する
矩形状枠１４を有するキヤビネツト台１３に取付
けられる。折畳み支持機構２０は枠１４に保持さ
れて折畳まれた位置においてキヤビネツト１３に
収納される。キヤビネツト１３にはアイロン台１
０を収納するのに必要な区域の上方に棚１６が設
けられ、アイロンやその他の道具を収納するよう
にすることもできる。又、電気接続のための差込
口を設けておくことも便利である。キヤビネツト
枠は室壁に適切に形成された開口部又は深部には
めこむようにすることができ、化粧面１５が壁と
の外観を調和させる。キヤビネツトには螺番１８
付き扉１７が取付けられ、アイロン台を収納した
ときにはラツチ１９ａ，１９ｂによつて閉じられ
る。

折畳み支持機構２０は第３図に詳細に示されて
いる。この機構は側壁部分２２ａ，２２ｂ及び奥
端部分２３を有するほぼ平坦なプラツトホーム又
は取付け枠２１を含む。プラツトホーム２１には
ターンテーブル２４が取付けられ、これはアイロ
ンがけ表面部材１１を、第２図に破線で示される
ように回動せしめながら、折畳み支持機構に結合
する作用を持つものである。ターンテーブル２４
は、ボルトによつてプラツトホーム２１に保持さ
れるベース部分２５と、ボルト等の適切な手段に
よつてアイロンがけ表面部材１１が取付けられる
回動部分２６とを含む。ベース部分２５と回動部
分２６とは図示しない周知手段によつて回動自在
に結合される。回動部分２６にはラツチアーム２
７が２８で示す部位に枢着されている。ラツチア
ーム２７は、ターンテーブルの周りの種々の位置
に設けられたラツチ用溝３０の一つに嵌合される
ような寸法のラツチドグ２９を含む。ばね３１
が、ターンテーブルの通常の回動を阻止するため
にラツチドグ２９を溝３０の一つに係止させるよ
うにラツチアーム２７を付勢し、よつてアイロン
台は確実に錠止されることになる。アイロン台の
向きを変えたいときには、ラツチアーム２７を外
側に引張ると、アイロンがけ表面部材１１は新ら
しい位置に回動されることができ、次いでラツチ
アーム２７を放すと、アイロン台は新らしい位置
で錠止めされることになる。

折畳み支持機構はさらに１対の支持脚３３ａ，
３３ｂを有し、これらはブレース３４，３５の溶
接によつて結合され、一体化される。支持脚３３
ａ，３３ｂはプラツトホーム２１の側壁２２ａ，
２２ｂに設けた穴に適切なピボツトボルト３６等
によりそれぞれ枢着される。支持脚はプラツトホ
ームから取付けブラケツト３７へ向かつて下方に
延び、そのブラケツトにピボツトボルト３８によ
り枢着される。取付けブラケツト３７はキヤビネ
ツト１３の枠１４の底部に螺着等により取付けら
れることができる。

折畳み支持機構２０はさらに１対の制御アーム
４２ａ，４２ｂを含み、これらのアームの一端は
取付けプラツトホーム２１の側壁２２ａ，２２ｂ
にピボツトボルト４３によつてそれぞれ枢着され
且つ他端は外側に曲げられたタブ部分４４ａ，４
４ｂとなつている。制御アーム４２ａ，４２ｂは
タブ部分４４ａ，４４ｂを含む上面部分に溶接さ
れたほぼ平坦な係合プレート４５により結合され
る。

制御アーム４２ａ，４２ｂはアームに設けた穴
とＵ形ブラケツト７０の穴７３を貫通するボルト
７２によりＵ形ブラケツト７０に固着される。

制御アーム４２ａ，４２ｂは、アーム及び結合
プレート４５のフランジ部分４７に溶接されたほ
ぼＬ形部材により形成された小ハウジング部分４
６ａ，４６ｂ（第３図、第４図）を各々有してい
る。ハウジング４６ａ，４６ｂにはピボツトピン
４８によつて１対のラツチ５０がそれぞれ枢着さ
れ、これらのラツチは両側壁２２ａ，２２ｂ間に
おいてプラツトホーム２１の下面側に取付けられ
たラツチバー５１と係合するための溝を有してい
る。両ラツチ５０間にはロツド５３が結合され、
ロツド５３にはラツチ駆動のための制御レバー５
４がループを形成して溶接されている。通常はラ
ツチを閉じる位置に向かつて付勢するばね４９が
設けられる。

キヤビネツトに折畳み支持機構を取付けるため
に、１対の支持プレート６０ａ，６０ｂが設けら
れている。支持プレート６０ａ，６０ｂはキヤビ
ネツトの枠１４にプレートを螺着せしめる複数の
取付用穴６１をその上下端部に具えている。支持
プレート６０ａ，６０ｂはさらに１対の高さ調節
アーム６３ａ，６３ｂを枢着させるためのピボツ
トピンを通す穴も具えている。支持プレートはピ
ボツトボルト頭部のためのクリアランスを確保す
るために曲げられている。クロスブレースバー６
４が１対の高さ調節アームに溶接されてそれらを
結合している。クロスブレースバー６４には１対
のパツド６５ａ，６５ｂが溶接により取付けられ
ている。パツド６５ａ，６５ｂにはＬ形ロツキン
グピン６６ａ，６６ｂを受ける穴がそれぞれ設け
られている。Ｕ形ブラケツト７０のパツド６６
ａ，６６ｂ側の端部にも穴が設けられて、Ｌ形ロ
ツキングピン６６ａ，６６ｂはこれらの穴も通さ
れる。ロツキングピン６６ｂの一端は支持プレー
ト６０ｂの穴７４又は７５のいづれかと係合でき
るように高さ調節アーム６３ｂのすきま穴を通つ
て突出している。第３図に示される位置におい
て、ロツキングピンは穴７４と係合するような位
置にあり、穴７５は後述する異つた高さ位置調節
のために使用される。ロツキングピン６６ｂの他
端はブラケツト７０の位置決め溝７１ｂ及びその
空隙に収容される。この装置の反対側にあるロツ
キングピン６６ａも同様に形成され、一端が位置
決め溝７１ａ及びその空隙に且つ他端が支持プレ
ート６０ａの穴と係合するために高さ調節アーム
６３ａから突出して配置される。ロツキングピン
６６ａ，６６ｂには予負荷ばね６８と適切なスト
ツプワツシヤーとが配置されて、ロツキングピン
を通常は外側に付勢して支持プレート６０ａ，６
０ｂの穴と係合させる。

１対の操作用タブ６９ａ，６９ｂがロツキング
ピン６６ａ，６６ｂに溶接付けされているクロス
ブレースバー６４の下方に延び、オペレータがそ
れらを握り締めるとロツキングピン６６ａ，６６
ｂが支持プレート６０ａ，６０ｂの穴７４又は７
５から引抜かれて高さ調節操作が行えるようにな
つている。

アイロン台及び折畳み支持機構の作動が第４図
を参照して説明される。実線は高い使用位置、一
点鎖線は低い使用位置、破線は収納位置にあると
ころを示す。いづれの使用位置においても、アイ
ロン台は支持脚３３ａ，３３ｂ及び制御アーム４
２ａ，４２ｂにより確実に支持され、制御アーム
の端部はブラケツト７０を介してクロスブレース
バー６４に結合される。クロスブレースバー６４
は高さ調節アーム６３ａ，６３ｂにより確実にそ
の位置を保持され、高さ調節アームの一端は支持
プレート６０ａ，６０ｂに枢着され且つその他端
はロツキングピン６６ａ，６６ｂにより保持され
る。アイロン台をさらに確実に保持するためにラ
ツチ５０がラツチバー５１に係合する。上方使用
位置において、高さ調節アーム６３ａ，６３ｂは
ロツキングピンが上方の穴７４と係合した垂直位
置に定められる。支持プレートは支持脚に対する
ブラケツト３７と同様にキヤビネツトの枠１４に
固着される。

アイロン台を下方使用位置に切換えるために必
要な動作は、アイロン台の下に手を伸ばして操作
用タブ６９ａ，６９ｂを握り締めてロツキングピ
ン６６ａ，６６ｂを外すことだけである。する
と、高さ調節アームは外側下方向に水平位置に向
かつて回動し、そこでばね６８の作用によりロツ
キングピン６６ａ，６６ｂが支持プレートの穴７
５に係合されてアイロン台が再び固定される。こ
の上方位置から下方位置への運動の際に、高さ調
節アームは制御アームと取付けプレートを下方及
びわずか外側に押させる。このときに、支持脚３
３ａ，３３ｂは外側に回動する。支持脚、制御ア
ーム、高さ調節アーム、支持プレート及び取付け
プラツトホームの相対的な寸法及び取付け位置
は、上下両位置においてアイロンがけ表面部材１
１がほぼ水平に保たれるように定められている。

アイロン台を上方使用位置に戻すためには、操
作用タブ６９ａ，６９ｂを再び握り締めてピンと
穴の係合を解除し、次いで、アイロン台が上方位
置に動かされる。

上記上方及び下方位置のいづれにおいても、ア
イロン台の下に手を伸ばしてターンテーブル用ラ
ツチアーム２７を解除してアイロン台を回転させ
ることにより、アイロン台表面部材を相互に直角
な３位置の所望位置に回動することができる。こ
れによつて、室内の他の活動との干渉をできるだ
け小さくすることができるとともにアイロン台の
表面、正面及び背面の幅広い活用が可能となる。

アイロン台を収納するために折畳むためには、
アイロン台が下方使用位置にあつた場合にはこれ
をまず上方使用位置にもたらす。上方使用位置か
ら、制御レバー５４を下方に動かしてラツチ５０
を外すことになる。次いで、アイロン台表面部材
１１のキヤビネツト壁に近い方の端部を上方に且
つ他端部を下方に回動させる。制御アーム４２
ａ，４２ｂ及び支持脚３３ａ，３３ｂが壁に向つ
て動き、アイロンがけ表面部材は、その底部がキ
ヤビネツトの奥に即ち作用面側が室に外面するよ
うにキヤビネツト内に収納される。アイロン台が
一旦折畳まれると、支持脚に対する下方枢着点３
８の位置がその重量を支えるのに適切に定められ
ているので、アイロン台はそのままの姿勢でキヤ
ビネツトに収納されることになる。それから、扉
を閉じることができる。

アイロン台を開げるためには、制御アーム４２
ａ，４２ｂと支持脚３３ａ，３３ｂの制御のもと
に外側下方向に回動させながら、アイロン台がキ
ヤビネツトから引き出される。アイロンがけ表面
部材１１の後端部を下に押付けるか又は先端部を
持ち上げるかしてラツチ５０をラツチバー５１に
係合させる。これによつて、使用位置において
は、アイロン台の表面のあらゆる位置に重量が付
加されても、アイロン台は確実に固定されてゆら
ぐことはない。

以上の如く、本発明の調節可能な折畳み式アイ
ロン台は、上記構成の採用により、ほぼ水平な使
用位置とほぼ垂直な収納位置との間で簡単に折畳
めることは勿論であるが、特に、その水平な使用
位置においては、アイロンがけ表面部材の高さと
向きを、必要に応じて、素早く且つ確実に調節す
ることが可能となつた。

従つて、作業者の身長等に応じて、アイロン台
の高低を調節する必要が生じたような場合や、部
屋のスペース等に応じて、アイロン台を壁面と平
行する状態に回動させて、アイロン台の表面を有
効に使用する必要が生じたような場合には、直ち
に、これらの要請に対処することが可能となるの
で、従来の折畳み式アイロン台と比較すると、そ
の使用上の至便さは頗る甚大となる。

その上、本発明のアイロン台にあつては、一端
がアイロンがけ表面部材側に枢着され他端が壁や
その他の支持体側に枢着される支持脚手段を介し
て、アイロンがけ表面部材を壁やその他の支持体
に取付けている関係で、既述した実公昭33−第
17400号公報に開示されている床面接地脚等が全
く不要となる。

従つて、本発明において、アイロンがけ表面部
材を使用位置にセツトする場合に、従来の如く、
上記床面接地脚等を床面に接地させるまで、アイ
ロンがけ表面部材を手で支える必要が全くなくな
るので、使用時の操作性が頗る良好となると共
に、アイロンがけ表面部材を使用位置において安
定確実に支持することが可能となり、且つ、如何
なる使用状態にあつても、床面をフリーとなすこ
とが可能となるので、アイロンがけ表面部材を使
用状態にセツトしたまま、床面を清掃する場合に
も頗る好都合となる等の多くの利点をも、併せて
提供できることとなつた。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納キヤビネツトに本発明によるアイ
ロン台を取付けた使用位置における斜視図、第２
図は第１図のアイロン台の部分切欠水平断面図、
第３図は第１図のアイロン台折畳み支持機構の分
解斜視図、第４図は第１図の線４−４に沿つて見
た拡大垂直断面図である。 １０……アイロン台、１１……アイロン台表面
部材、１３……キヤビネツト、１４……枠、２０
……折畳み支持機構、２１……プラツトホーム、
２４……ターンテーブル、２７……ラツチアー
ム、３３ａ，３３ｂ……支持脚、３６，３８……
ピボツトボルト、３７……取付ブラケツト、４２
ａ，４２ｂ……制御アーム、４３……ピボツトボ
ルト、５０……ラツチ、５１……ラツチバー、５
４……操作レバー、６０ａ，６０ｂ……支持プレ
ート、６３ａ，６３ｂ……高さ調節アーム、６６
ａ，６６ｂ……ロツキングピン、６９ａ，６９ｂ
……操作タブ、７０……Ｕ形ブラケツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 壁やその他の支持体に取付けられる調節可能
   な折畳み式アイロン台であつて、 アイロンがけ表面部材と、 該表面部材を壁やその他の支持体に取付ける取
   付手段と、該取付手段は、その一端が前記アイロ
   ンがけ表面部材側に枢着されその他端が壁やその
   他の支持体側に枢着される支持脚手段と、該支持
   脚手段に枢着されて前記表面部材をほぼ水平な使
   用位置と壁やその他の支持体に隣接したほぼ垂直
   な収納位置との間で折畳み動作を行なわしめる制
   御手段とを含み、 前記取付手段に結合されて、その使用位置にお
   いてアイロンがけ表面部材を固定し、且つその操
   作によつて前記収納位置に向かうアイロンがけ表
   面部材の折畳み動作を許容する錠止め手段と、 前記取付手段に結合され、且つアイロンがけ表
   面部材の使用位置において作動して、該表面部材
   の高さをほぼ水平な上方及び下方使用位置間で調
   節するための高さ調節手段と、 該高さ調節手段に結合されて、前記上方及び下
   方使用位置の一方においてアイロンがけ表面部材
   を常時固定し、且つその操作によつてアイロンが
   け表面部材を前記上方及び下方使用位置の他方へ
   向かう運動を許容する高さ調節錠止め手段と、 アイロンがけ表面部材に結合されて、前記使用
   位置のいずれにおいても、該アイロンがけ表面部
   材をその水平状態を維持して壁やその他の支持体
   に対して平行となる方向に回動させて、アイロン
   がけ表面部材の使用向きを調節せしめる枢動手段
   と、から成る調節可能な折畳み式アイロン台。 ２ 壁やその他の支持体に取付けられる調節可能
   な折畳み式アイロン台であつて、 取付枠と、 アイロンがけ表面部材と、 該表面部材を前記取付枠に回転可能に保持する
   ターンテーブル手段と、該ターンテーブル手段
   は、前記取付枠に固定されるベース部分とアイロ
   ンがけ表面部材に固定される回動部分とを含み、
   該回動部分と前記ベース部分とは回動可能に結合
   されて、アイロンがけ表面部材をその水平状態を
   維持して壁やその他の支持体と平行する回転位置
   に錠止めできるように、回動部分側に設けられた
   ラツチアームを前記ベース部分側に設けられた複
   数のラツチ用溝のいずれか一つに係止できるよう
   に構成され、 その一端が前記取付枠に枢着され、且つその他
   端が壁やその他の支持体に枢着される支持脚手段
   と、 該支持脚手段の他端側枢着部より上方の位置に
   おいて、壁その他の支持体に保持される高さ調節
   手段と、 その一端が前記取付枠に枢着され且つその他端
   が前記高さ調節手段に枢着された制御アーム手段
   と、該制御アーム手段と前記支持脚手段とは、ア
   イロンがけ表面部材をほぼ水平な使用位置と該表
   面部材の下側が壁やその他の支持体に隣接したほ
   ぼ垂直な収納位置間で折畳めるように構成され、 前記高さ調節手段は、前記支持脚手段を応動さ
   せながら、制御アーム手段を上方位置と下方位置
   との間で移動させて、アイロンがけ表面部材を前
   記水平な使用位置より低いほぼ水平な使用位置へ
   移動させるための調節可能な手段を含む、ことを
   特徴とする折畳み式アイロン台。 ３ 前記いずれの使用位置においても、アイロン
   がけ表面部材を固定し且つその操作によつて前記
   収納位置へ向かう折畳み動作を許容するために、
   前記制御アーム手段と前記取付枠に結合されたラ
   ツチ手段をさらに含むことを特徴とする特許請求
   の範囲第２項記載の調節可能な折畳み式アイロン
   台。 ４ 前記上方及び下方位置のいずれにおいても、
   前記調節可能な手段を保持するために、前記高さ
   調節手段用ラツチ手段をさらに含むことを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載の調節可能な折畳
   み式アイロン台。 ５ 前記高さ調節手段は、１対の高さ調節アーム
   と、該高さ調節アームが前記制御アーム手段を上
   方及び下方位置間で動かすために枢動することが
   できるように前記高さ調節アームの一端を前記制
   御アーム手段に結合する手段と、高さ調節アーム
   の他端を壁やその他の支持体に枢着する手段とを
   含むことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載
   の調節可能な折畳み式アイロン台。 ６ 前記上方及び下方位置において、前記高さ調
   節アームを錠止するためのロツキングピンと、該
   ロツキングピンを解除して高さ調節を行わしめる
   操作用タブ手段とをさらに含むことを特徴とする
   特許請求の範囲第５項記載の調節可能な折畳み式
   アイロン台。 ７ 前記ラツチ手段は、前記取付枠に配置された
   ラツチバーと、アイロンがけ表面部材の使用位置
   において該ラツチバーと係合するために前記制御
   アーム手段に枢着された係合部材と、係合解除の
   ために該係合部材に取付けられた操作用部材とを
   含むことを特徴とする特許請求の範囲第３項記載
   の調節可能な折畳み式アイロン台。