JPH0253402B2 - - Google Patents

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JPH0253402B2
JPH0253402B2 JP6823786A JP6823786A JPH0253402B2 JP H0253402 B2 JPH0253402 B2 JP H0253402B2 JP 6823786 A JP6823786 A JP 6823786A JP 6823786 A JP6823786 A JP 6823786A JP H0253402 B2 JPH0253402 B2 JP H0253402B2
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JP
Japan
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seed
herbicide
group
carbon atoms
seeds
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JP6823786A
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English (en)
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JPS61246102A (ja
Inventor
Burudesuka Kuruto
Kabasu Gugurierumo
Burunnaa Hansuugeorugu
Fuerii Berunaa
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS61246102A publication Critical patent/JPS61246102A/ja
Publication of JPH0253402B2 publication Critical patent/JPH0253402B2/ja
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフエニルピリミジンで処理された有用
植物の種子に関するものである。 本発明で使用されるフエニルピリミジンは次式
(式中、 nは0、1、2または3の整数を表わし、 R1およびR3は互いに独立してそれぞれハロゲ
ン原子を表わし、 R2は水素原子を表わし、 Rはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、−
XR5、−NR6R7、−CO−R4、−CONR6R7、−SO2
−NR6R7、−SO3H、未置換もしくはハロゲン原
子、−OR5、−NR6R7、−CO−R4もしくはシアノ
基で置換された炭素原子数1ないし6のアルキ
ル、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基ま
たは未置換もしくはハロゲン原子で置換された炭
素原子数2ないし6のアルケニル、炭素原子数3
ないし6のシクロアルケニルもしくは炭素原子数
2ないし6のアルキニル基を表わし、 R4は水素原子または未置換もしくはハロゲン
原子で置換された炭素原子数1ないし6のアルキ
ル、炭素原子数3ないし6のアルケニルもしくは
炭素原子数2ないし6のアルケニル基を表わし、 R5はR4と同じ意味を表わし、加えて炭素原子
数1ないし6のアルキルカルボニル基を表わし、 R6およびR7は互いに独立してそれぞれ水素原
子もしくは炭素原子数3ないし6のアルケニル基
を表わすか、またはR6およびR7のいずれかは−
CO−R4または−OR4基または−CONR6R7基を
表わし、 Xは酸素原子、硫黄原子、−SO−または−SO2
−を表わす。) で表わされる。 式で表わされるフエニルピリミジンは、攻撃
的な農薬による、特に選択的な作用を示さないか
または充分に選択的な作用を有さない、すなわ
ち、防除すべき雑草に対してだけでなく栽培植物
に対しても多少なりとも損傷を与えてしまう広範
囲の化合物種、たとえば、トリアジン、フエニル
尿素誘導体、カーバメート、チオカーバメート、
ハロアセトアニリド、ハロフエノキアセテート、
置換フエノキシフエノキシアセテートおよびプロ
ピオネート、置換ピリジルオキシフエノキシアセ
テートおよび−プロピオネート、安息香酸誘導体
などに属する除草剤による攻撃から栽培植物、た
とえば、サトウモロコシ、稲、トウモロコシ、穀
物(小麦、ライ麦、大麦、オート麦)棉、テンサ
イ、サトウキビを保護するのに最適である。 栽培植物に対する除草剤の有害な作用に対して
特に拮抗しうる種々の化合物は、保護剤
(safeners)または解毒剤(antidotes)として、
すなわち、防除されるべき雑草に対しての除草作
用には顕著な影響を与えることなく栽培植物を保
護する化合物としてすでに提案されてきている。
これらの性質によつて、これら解毒剤、また保護
剤として知られるものは、栽培植物の種子(ドレ
ツシング種子または苗)の前処理用としてもしく
は耕地への播種前に、または除草剤と一緒にされ
たタンク混合物(tank mixture)として、植物
の発芽前もしくは発芽後に使用することができ
る。 たとえば、英国特許第12277557号には、N−メ
トキシメチル−2′,6′−ジエチル−クロロアセト
アニリド〔アラクロール(Alachlor)〕による攻
撃から保護するために、オキサミド酸のある種の
エステルおよびアミド類で小麦およびサトウモロ
コシの種子および苗を処理することが開示されて
いる。地の公報(ドイツ特許公開第1952910号お
よび第2245471号およびフランス特許第2021611号
明細書)には、除草剤としてのチオカーバメート
による攻撃から保護するための、穀物、トウモロ
コシおよび稲種子を処理するための解毒剤が提案
されている。ドイツ特許第1576676号明細書およ
び米国特許第3131509号明細書には、カーバメー
ト、たとえば、IPC、CIPCなどに対して穀物種
子を保護するために、ヒドロキシアミノアセトア
ニリドおよびヒダントインが示唆されている。し
かしながら、これら製剤はすべて不満足なもので
あり、その進展はみられない。 驚くべきことに、式で表わされるフエニルピ
リミジンは、攻撃的な農薬による、特に栽培植物
によつて許容されないかまたは不充分にしか許容
されない広範囲の化合物種、たとえば、クロロア
セトアニリド、クロロアセトアニリド、カーバメ
ートおよびチオカーバメート、ジフエニルエーテ
ルおよびニトロジフエニルエーテル、安息香酸誘
導体、トリアジンおよびトリアジノン、フエニル
尿素、ニトロアニリン、オキシジアゾロン、ピリ
ジルオキシフエノキシ誘導体、ホスフエートおよ
びピラゾールに属する除草剤による攻撃から栽培
植物を保護する性質を有している。 本発明のフエニルピリミジンは好ましくはクロ
ロアセトアニリド、クロロアセトアミド、チオカ
ーバメートおよびホスフエートの化合物種に属す
る除草剤を保護する。 目的に応じて、式で表わされる保護剤または
解毒剤は、栽培植物の種子の前処理用としてまた
は播種前もしくは播種後に土壤中に混入させるこ
とによつて、さもなければ植物の発芽前もしくは
発芽後単独でもしくは除草剤とともに施用するこ
とによつて使用される。それ故、主として植物ま
たは種子の処理は植物毒性化学薬品の施用時期に
は無関係に実施することができる。しかしなが
ら、該処理は同時に実施することもできる(タン
ク混合物)。発芽前処理は播種前の作付領域の処
理(ppi=植込み前の混入)および植物が発芽し
ていない播種された作付領域の処理のいずれをも
包含する。 使用される解毒剤の除草剤に対しての施用割合
は、施用形式によつて異なる。作付地の処理がタ
ンク混合物または除草剤と解毒剤とが別々に施用
されるいずれの場合であつても、解毒剤と除草剤
の割合は通常1:100ないし10:1、好ましくは
1:5ないし8:1、最適には1:1である。 しかしながら、種子のドレツシングまたは同様
な保護手段を採用する場合には、たとえば、作付
領域1ヘクタールあたりより遅れて施用された除
草剤の量に対して、解毒剤の量はより少なくてよ
い。種子をドレツシングするに際して、種子1Kg
あたり通常解毒剤0.1ないし10g、好ましくは1
ないし2gが要求される。解毒剤が播種前に種子
を浸漬することによつて施用されるときには、た
とえば、有効成分を1−10000ppm好ましくは100
−1000ppmの濃度で含有する解毒剤溶液が使用さ
れる。 保護手段、たとえば、式で表わされる解毒剤
による種子ドレツシングそして農薬によるその後
の作付地処理は、通常かなりの時間をあけて行な
われる。前処理された種子および植物は、農業、
園芸および林業におけるその後の異なつた化学薬
品に打勝つことができる。 したがつて、本発明は有効成分として式で表
わされる解毒剤とともに慣用の担体を含有する植
物保護組成物に関するものである。所望により、
該組成物はこの栽培植物を好ましく保護する作用
に対する作用を示す化学薬品、たとえば、除草剤
とさらに混合しうる。 本発明の範囲内の栽培植物は種々の形態(種、
根、茎、塊茎、葉、花)で収穫しうる植物および
抽出物(油、砂糖、デンプン、タンパク)が得ら
れる植物ならびにこの目的で栽培され手入れされ
る植物すべてである。これらの植物に、たとえ
ば、穀物のすべての種類のもの、たとえば、小
麦、ライ麦、大麦およびオート麦ならびに特に
稲、サトウモロコシ、棉、テンサイ、サトウキ
ビ、ダイズ、マメおよびエンドウマメが属する。 この解毒剤は、化学薬品の植物毒性から栽培植
物を保護しようとする場合どこでも施用できるで
あろう。 栽培植物を保護することが望ましい、その作用
に対する除草剤の例として下記化合物を列記す
る: クロロアセトアニリド:2−クロロ−2′,6′−
ジエチル−N−(2″−プロポキシエチル)アセト
アニリド〔プロパクロル(Propachlor)〕、2−
クロロ−6′−エチル−N−(2″−メトキシ−1″−
メチルエチル)−アセト−o−トルイジド〔メト
ラクロール(Metolachlor)〕、2−クロロ−2′,
6′−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセトア
ニリド〔ブタクロール(Butaehlor)〕、2−クロ
ロ−6′−エチル−N−(エトキシメチル)アセト
−o−トルイジド〔アセトクロール
(Acetochlor)〕、2−クロロ−6′−エチル−N−
(2″−プロポキシ−1″−メチルエチル)アセト−
o−トルイジド、2−クロロ−2′,6′−ジメチル
−N−(2″−メトキシ−1″−メチルエチル)アセ
トアニリド、2−クロロ−2′,6′−ジメチル−N
−(2″−メトキシエチル)アセトアニリド〔ジメ
タクロール(Dimethachlor)〕、2−クロロ−2′,
6′−ジエチル−N−(ピラゾール−1−イルメチ
ル)アセトアニリド、2−クロロ−6′−エチル−
N−(ピラゾール−1−イルメチル)アセト−o
−トルイジド、2−クロロ−6′−エチル−N−
(3,5−ジメチルピラゾール−1−イルメチル)
アセト−o−トルイジド、2−クロロ−6′−エチ
ル−N−(2″−ブトキシ−1″−メチルエチル)ア
セト−o−トルイジド〔メタゾラクロール
(Metazolachlor)〕、2−クロロ−6′−エチル−
N−(2″−ブトキシ−1″−(メチルエチル)アセト
−o−トルイジド、2−クロロ−2′−トリメチル
シリル−N−(ブトキシメチル)−アセトアニリ
ド、2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(メト
キシメチル)アセトアニリド〔アラクロール
(Alachlor)〕および2−クロロ−2′,6′−ジエチ
ル−N−(エトキシカルボニルメチル)アセトア
ニリド;クロロアセトアミド:N−〔1−イソプ
ロピル−2−メチルプロピレン−1−イル(1)〕−
N−(2′−メトキシエチル)−クロロアセトアミ
ド;カルバメートおよびチオカルバメート:N
(3′,4′−ジクロロフエニル)−プロピオンアニリ
ド〔プロパニル(Propanil)〕、S−4−クロロベ
ンジル−ジエチル−チオカルバメート〔チオベン
カルブ(Thiobencarb)〕、S−エチル−N,N−
ヘキサメチレン−チオカルバメート〔モリネート
(Molinate)〕、S−エチル−ジプロピル−チオカ
ルバメート〔EPTC〕、N,N−ジ−第二ブチル
−S−ベンジル−チオカルバメート〔ドレパモン
(Drepamon)〕、S−(2,3−ジクロロアリル)
−ジイソプロピルチオカルバメートおよびS(2,
3,3−チオクロロアリル)−ジイソプロピルチ
オカルバメート〔ジおよびトリアラート(−
allate)〕、1−(プロピルチオカルボニル)−デカ
ヒドロキナルジン、S−4−ベンジルジエチル−
チオカルバメートおよび相当するスルフイニルカ
ルバメート; ジフエニルエーテルおよびニトロジフエニルエ
ーテル: 2,4−ジクロロフエニル−4′−ニトロフエニ
ルエーテル〔ニトロフエン(Nitrofen)〕、2−
クロロ−1−(3′−エトキシ−4′−ニトロフエノ
キシ)−4−トリフルオロメチルベンゼン〔オキ
シフルオロフエン(Oxyfluorfen)〕、2′,4′−ジ
クロロフエニル−3−メトキシ−4−ニトロフエ
ニルエーテル〔クロロメトキシニル
(Chlormethnxinyl)〕、2−〔4′−2″,4″−ジクロ
ロフエノキシ)フエノキシ〕−プロピオン酸メチ
ル、N−(2′−メトキシエチル)−2−〔5′−(2″

クロロ−4″−トリフルオロメチルフエノキシ)フ
エノキシ〕プロピオンアミド;安息香酸誘導体:
5−(2′,4′−ジクロロフエノキシ)−2−ニトロ
安息香酸メチル、5−(2′−クロロ−4′−トリフ
ルオロメチルフエノキシ)−2−ニトロ安息香酸
〔アシフルオロフエン(Acifluorfen)〕、2,6−
ジクロロベンゾニトリル〔ジクロベニル
(Dichlobenil)〕;トリアジンおよびトリアジノ
ン:2,4−ビス(イソプロピルアミノ)−6−
メチル−チオ−1,3,5−トリアジン〔プロメ
トリン(Prometryn)〕、2,4−ビス(エチルア
ミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジ
ン〔シメトリン(Simetryn)〕、2−(1′,2′−ジ
メチルプロピルアミノ)−4−エチルアミノ−6
−メチルチオ−1,3,5−トリアジン〔ジメタ
メトリン(Dimethametryn)、4−アミノ−6−
第三ブチル−4,5−ジヒドロ−3−メチルチオ
−1,2,4−トリアジン−5−オン〔メトリブ
ヂン(Metribuzin)〕;フエニル尿素:N−(3′−
イソプロピルフエニル)−N′,N′−ジメチル尿素
〔イソプロツロン(Isoproturon)〕、N−(3′,4′

ジメチルベンジル)−N′−4−トリル尿素〔ジム
ロン(Dimuron)〕、N−(3′−クロロ−4′−イソ
プロピルフエニル)−N′,N′−(3−メチル−ベ
ンタメチレニ−1,5−イル)尿素; ニトロアニリン:2,6−ジニトロ−N,N−
ジプロピル−4−トリフルオロメチル−アニリン
〔トリフルラリン(Trifluralin)〕、N−(1′−エチ
ルプロピル)−2,5−ジニトロ−3,4−キシ
リジン〔ペンジメタリン(Pendimethalin)〕; オキサジアゾリン:5−第三ブチル−3−(2′,
4′−ジクロロ−5′−イソプロポキシフエニル)−
1,3,4−オキサジアゾール−2−オン〔オキ
シジアゾン(Oxdiazon)〕; ピリジルオキシフエノキシ誘導体:2−プロピ
ニル−2−〔4′−(3″,5″−ジクロロピリジル−
2″−オキシ)フエノキシ〕−プロピオン酸エステ
ル; ホスフエート:S−2−メチルピペリジノ−カ
ルボニルメチル−O,O−ジプロピル−ホスホロ
−ジチオエート〔ピペロホス(Piperophos)〕;
ピラゾール:1,3−ジメチル−4−(2′,4′−
ジクロロベンゾイル)−5−(4′−トリルスルホニ
ルオキシ)ピラゾール。 解毒剤として作用する式で表わされるフエニ
ルピリミジンは所望により農業化学薬品の施用後
またはその施用と同時に使用してもよい。 本発明の多くのフエニルピリミジンは新規であ
るが、他のものは公知化合物である。フエニルピ
リミジンは染料製造における中間体として使用さ
れ、たとえば、英国特許第1502912号または欧州
特許出願第20298号および第31796号に関連した記
載がある。それらは薬理学的有効成分の中間体と
しての公知である:ジヤーナル・オブ・メデイカ
ル・ケミストリー(J.Med.Chem.)(22)、pp123
−126参照;またそれらは化学文献においても記
載されている:ビユレタン・ドウ・ラ・ソシエト
ウ・キミク(Bulletin de la Societe Chimique)
日本版44(8)、pp2182−5参照。 2−フエニル−4,6−ジクロロ−および−
4,6−ジフルオロピリミジンおよびフエニル環
の4位が塩素原子、炭素原子数1ないし2のアル
キル基、炭素原子数1ないし3のアルコキシ基、
−CCl3、−CH2Br、−COOHまたは−CH2PO
(OC2H5)で置換された2−フエニル−4,6−
ジクロロピリミジンは公知化合物である。フエニ
ル環の3位がメチル基、メトキシ基、塩素原子、
弗素原子、ニトロ基、アミノ基、CCl3または
COOHで置換されたものおよび3位もしくは4
位が一対の3,4−ジクロロ−4−メチル−3−
ニトロ基、3−クロロ−4−メチル基および4−
エトキシ−3−ニトロ基で置換されたものも公知
化合物である。 新規化合物は、上記化合物を除いた、下記式
bにおいてR1およびR2がハロゲン原子を表わす
フエニルピリミジンである。新規化合物は下記の
副群に分けることができる: (式中、 R1は弗素原子、臭素原子または沃素原子を表
わし、 R3は弗素原子、塩素原子、臭素原子または沃
素原子を表わすが、 ただしR1およびR3が弗素原子であるときRが
水素原子ではない。) (式中、 nは1ないし4の整数を表わし、そして Rは式で与えられた意味を表わす。); (式中、 R、R6およびR7は式で与えられた意味を表
わし、そして nは1ないし4の整数を表わす。); (式中、 ZはR5、NR7R8またはOR4を表わすが、R4
水素原子ではなく、 R、R4、R5、R7およびR8は式で与えられた
意味を表わし、そして nは1ないし4の整数を表わす。); (式中、 それぞれRは互いに独立して水素原子を除いた
式で与えられた意味を表わし、そして対になつ
ているパラ−メタージクロロ基、パラ−クロロ/
メターメチル基、パラ−メチル/メターニトロ基
およびパラ−エトキシ/メタ−ニトロ基であ
る。); (式中、 Rは水素原子を除いた式で与えられた意味を
表わし、そして nは3ないし5の整数を表わす。); (式中、 R′はピリミジル基のオルト位またはパル位に
ある弗素原子;ピリミジル基のオルト位にある塩
素原子;臭素原子、沃素原子、トリフルオロメチ
ル基、ジクロロメチル基、クロロメチル基、ジフ
ルオロクロロメチル基、シアノ基;−OR5′、−
SR5、−SOR5、−SO2R5、−NR6R7、−COA、−
CSNR6R7、−SO2NR6R7、−C(OR42R4
【式】−PO(OR42、−SO3H、−N= CR8R9;未置換もしくは置換炭素原子数3ないし
6のアルキルもしくは炭素原子数3ないし6のシ
クロアルキル基;未置換もしくは−XR5、−
NR6R7、−PO(OR42、−COAもしくはシアノ基
で置換された炭素原子数1ないし6のアルキルも
しくは炭素原子数3ないし6のシクロアルキル
基;または未置換もしくはハロゲン原子もしくは
−XR5で置換された炭素原子数2ないし6のアル
ケニル、炭素原子数3ないし6のシクロアルケニ
ルもしくは炭素原子数2ないし6のアルキニル基
を表わし、R4、R5、R6、R7、R8、R9、A、Bお
よびXは式で与えられた意味を表わし、そして
R5′は未置換炭素原子数4ないし6のアルキル、
炭素原子数3ないし6のアルケニルまたは炭素原
子数3ないし6のアルキニル基を表わすか、また
はハロゲン原子、−CO−A、水酸基、炭素原子数
1ないし6のアルコキシ基、炭素原子数1ないし
6のアルケニルチオ基もしくは−NR6R7で置換
された炭素原子数1ないし6のアルキルもしくは
炭素原子数3ないし6のアルケニル基を表わす
か、または炭素原子数2ないし6のアルキルカル
ボニル基、炭素原子数3ないし6のアルケニルカ
ルボニル基もしくは炭素原子数3ないし6のアル
キニルカルボニル基を表わす。)。 式で表わされるフエニルピリミジンは公知の
合成手順によつて得られる。2−フエニルピリミ
ジン環は、たとえば、フエニルアミジンをマロン
酸誘導体と縮合させることによつて形成される。 2−フエニルピリミジンは、フエニルアミジン
をマロン酸ジアルキルと、塩基の存在するアルコ
ール溶液中にて次式: で表わされるように縮合させ、次いで所望によ
り、生成した式で表わされる2−フエニル−
4,6−ジヒドロキシピリミジンの水酸基をハロ
ゲン化剤(ホスホロオキシ クロライド、ホスホ
ロオキシ ブロマイド、スルフリル クロライ
ド、ブロモスクシンイミドなど)で置換し、そし
て所望により、これらハロゲン原子を順次R1
よびR3で置換する、ことによつて得られる。 R2が水素原子を表わすならば、これらは、た
とえば、極性溶媒、たとえば、氷酢酸中にて塩素
または臭素で処理することによつて置換されう
る。 ピリミジン環の4、5および6位のハロゲン原
子は、公知手段により、アルコール、メルカプタ
ンまたはアミンで順次置換することができる。 参考として、たとえば、下記刊行物が引用され
る:ジヤーナル・オブ・ジ・ケミカル・ソサイア
テイー(J.Chem.Soc.)1965、pp5467−5473;ジ
ヨルナル・フユル・プラクテイツシエ・ヘミー
(J.prakt.Chem.)312(1970)、pp494−506;ジ
ヤーナル・オブ・ジ・ケミカル・ソサイアテイ
ー、パーキン訳(Perkin Trans.)1、1977
pp2285−6。 R1がアルキル基またはフエニル基を表わすフ
エニルピリミジンは、たとえば、フエニルアミジ
ンをアセト酢酸のアルキルエステルと次式: で表わされるように縮合することによつて得られ
る。ここで、水酸基は公知手段によりハロゲン原
子で置換することができ、順次アルコール、チオ
ールまたはアミンで置換することができる。 クロロベンジリジン−カルバモイル クロライ
ド脂肪族ニトリルと、塩化水素の存在下で次式: で表わされるように反応させることによつて、た
とえば、2−フエニル−4,6−ジクロロピリミ
ジンおよび2−フエニル−4−クロロ−6−ヒド
ロキシピリミジンを製造することもできる。ビユ
レタン・ドウ・ラ・ソシエトウ・キミク、日本版
44(1971)、pp.2182−2185参照。 2−フエニル−4,6−ジクロロピリミジン
は、たとえば、アンゲバンテ・ヘミ−(Ang.
Chemie)891977)、pp.816−817によれば、たと
えば、N−フエニルシアナミドとN,N−ジアル
キルアミドとを、100℃でPOCl3中にて、次式: で表わされるように縮合させることによつて得る
ことができる。 上記各式において、R、R2およびnは式で
与えられた意味を表わす。 これら化合物の合成または定義した他の置換基
によるR1、R2およびR3の変換はそれ自体公知の
手順である。これら化合物の製造に関してはその
実例またはその文献を注目されたい。“ザ・ケミ
ストリー・オブ・ヘテロサイクリツク・コンパウ
ンズ(The Chemistry of Heterocyclic
Compounds)”16インターサイエンス(Inter
Science)発行、ニユーヨーク1962、pp119ffも参
照されたい。 式で表わされる化合物はそれ自体単独でまた
は拮抗することが望ましい化合物と一緒に使用す
ることができる。 式で表わされる化合物は、そのままの形でま
たは好ましくは配合技術で慣用されている助剤と
ともに使用することができ、したがつてエマルジ
ヨン濃厚物、直接噴霧し得る溶液もしくは希釈し
得る溶液、希釈されたエマルジヨン、水和剤、可
溶な粉末、粉剤もしくは顆粒剤および例えば重合
性物質中の微細カプセル化物などの剤形に公知の
方法により配合することができる。組成物の性質
に適合するように、施用方法は例えばスプレー噴
射、噴霧、粉体散布、まき散らしまたは注入など
が、施用目的および与えられた状況に応じて決め
られる。 製剤すなわち式で表わされる化合物(有効成
分)および所望により適当な固体助剤または液体
助剤を含有する組成物又は調剤は、公知の方法、
例えば有効成分を増量剤例えば溶媒もしくは固体
担体、および所望により界面活性剤
(surfactants)と、均一に混合および/または摩
砕することによつて製造される。 適当な溶媒としては、芳香族炭化水素好ましく
は炭素原子数8ないし12のもの例えばキシレン混
合物または置換ナフタレン、フタル酸エステル例
えばジブチル−またはジオクチルフタレート、脂
肪族炭化水素例えばシクロヘキサンまたはパラフ
イン類、アルコールおよびグリコールならびにこ
れらのエーテルおよびエステル例えばエタノー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールの
モノメチルまたはモノエチルエーテル、ケトン類
例えばシクロヘキサノン、強極性溶媒例えばN−
メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド
またはジメチルホルムアミド、ならびに場合によ
つてはエポキシド化された植物油例えばエポキシ
ド化ココナツツ油またはダイズ油、または水を挙
げることができる。 例えば粉剤および分散性粉剤用として使用する
固体担体としては、通常、天然鉱物質充填剤例え
ば方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイト
またはアタパルジヤイトなどが挙げられる。物理
的性質を改善するために、高分散ケイ酸または高
分散吸収性ポリマーを使用することもできる。適
する顆粒状吸着性担体としては、多孔質担体例え
ば軽石、破砕したレンガ、セピオライトまたはベ
ントナイトが適しており、非吸着性担体として
は、方解石または砂のような物質が適している。
さらに、無機または有機性の予じめ顆粒化した物
質のほとんど、例えば特にドロマイトから粉末化
植物残渣までも使用できる。 適する界面活性剤は、配合されるべき式で表
わされる化合物の性質によるが、良好な乳化性、
分散性および湿潤性を有する非イオン、カチオン
活性および/またはアニオン界面活性剤である。
この場合、界面活性剤は界面活性剤の混合物をも
意味すると理解されたい。 適するアニオン界面活性剤としては、水溶性石
鹸および水溶性の合成界面活性化合物が挙げられ
る。 使用できる石鹸としては、炭素原子数10ないし
22の高級脂肪酸のアルカル金属、アルカリ土類金
属、または場合により置換されたアンモニウム
塩、例えばオレイン酸もしくはステアリン酸のナ
トリウムもしくはカリウム塩または例えばココナ
ツツ油もしくは牛脂から得られる天然脂肪酸混合
物のナトリウムもしくはカリウム塩が挙げられ
る。またこの石鹸としては、脂肪酸メチルタウリ
ン塩も挙げられる。 しかしながら、いわゆる合成界面活性剤、特に
脂肪スルホネート、脂肪サルフエート、スルホン
酸化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルア
リールスルホネートの方がより多く使用される。 脂肪スルホネートまたは脂肪サルフエートは、
通常アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または
場合により置換されたアンモニウム塩の形であ
り、かつ炭素原子数8ないし22のアルキル基を含
むが、このアルキル基はまたアシル基中のアルキ
ル基部分も含めての意味である。例えばリグノス
ルホン酸、ドデシル硫酸エステルまたは天然脂肪
酸から得た脂肪アルコール硫酸のナトリウムまた
はカルシウム塩が挙げられる。またこの種の界面
活性剤には、硫酸エステルの塩および脂肪アルコ
ール/エチレンオキシド付加物のスルホン酸をも
含む。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、
好ましくはスルホン酸基2個と炭素原子数8ない
し22の脂肪酸基1個を有する。アルキルアリール
スルホネートとしては例えば、ドデシルベンゼン
スルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸また
はナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合
生成物のナトリウム、カルシウムまたはトリエタ
ノールアミン塩が挙げられる。また、適する合成
界面活性剤としては、相当するホスフエート、例
えば4ないし14モルのエチレンオキシドとP−ノ
ニルフエノールとの付加物のリン酸エステルの塩
も挙げられる。 適する非イオン界面活性剤は、特に脂肪族もし
くは環状脂肪族アルコール、飽和もしくは不飽和
脂肪酸およびアルキルフエノールのポリグリコー
ルエーテル誘導体である。このエーテル誘導体
は、グリコールエーテル基3ないし30個および
(脂肪族)炭化水素基中に炭素原子を8ないし20
個ならびにアルキルフエノールのアルキル部分に
炭素原子を6ないし18個含んでよい。 他の適する非イオン界面活性剤としては、アル
キル鎖に炭素原子を1ないし10個有するポリプロ
ピレングリコール、エチレンジアミノポリプロピ
レングリコールおよびアルキルポリプロピレング
リコールとのポリエチレンオキシド付加物が挙げ
られる。この付加物はエチレングリコールエーテ
ル基20ないし250個およびプロピレングリコール
エーテル基10ないし100個を含む。この化合物は、
通常、プロピレングリコール単位1個当りエチレ
ングリコール単位1ないし5個を有する。 上記非イオン性界面活性剤の代表例としては、
ノニルフエノールポリエトキシエタノール、ヒマ
シ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレン/
ポリエチレンオキシ付加物、トリブチルフエノキ
シポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコ
ールおよびオクチルフエノキシポリエトキシエタ
ノールが挙げられる。また、適する非イオン性界
面活性剤として、ポリオキシエチレンソルビタン
の脂肪酸エステル例えばポリオキシエチレンソル
ビタン−トリオレエートも挙げられる。 カオチン界面活性剤としては、N置換基として
炭素原子数8ないし22のアルキル基を少なくとも
1個有し、更に他の置換基として場合によりハロ
ゲン化した低級アルキル基、ベンジル基または低
級水酸化アルキル基を有する第四級アンモニウム
塩が好ましい。上記アンモニウム塩は、ハロゲン
化物、メチル硫酸塩またはエチル硫酸塩の形、例
えばステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ドまたはベンジルジ(2−クロロエトル)エチル
アンモニウムプロマイドであることが好ましい。 通常配合技術で使用される界面活性剤は、次の
文献に記載されている:“エムシー・カツチエオ
ンズ・デタージエント・アンド・エマルジフアイ
ヤーズ・アニユーアル(Mc Cutcheon′s
Detergents and Emulsifers Annual)”、エムシ
ー パブリツシング コーポレーシヨン(Mc
Publishing Corp.)、リングウツド
(Ringewood)、ニユージヤージー1979年度版。 “エンサイクロペジア・オブ・サーフエス・ア
クテイブ・エージエンツ(Encyclopedia of
Surface Active Agents)”、ケミカル・パブリツ
シング・コーポレーシヨン・トンコーポレーテイ
ド(Chemical Publishing Co.Inc.)ニユーヨー
ク1964年度版。 製剤は、通常、式で表わされる化合物0.1な
いし99%好ましくは0.1ないし95%、液体添加剤
1ないし99%および界面活性剤0ないし25%、好
ましくは0.1ないし25%を含有する。市販製剤は、
好ましくは濃厚物として調合されているが、最終
使用者は一般にこれを希釈して使用する。 本発明の製剤は、また他の添加剤例えば安定
剤、消泡剤、粘度調節剤、結合剤、接着剤および
肥料または特殊な効果を得るための他の有効成分
を含有することもできる。 以下の実施例および参考例においては部および
%は重量で示す。なお、参考例は式の化合物の
製造方法、配合法などを、より良く理解するため
のものである。 製造例 参考例 1 2−p−トリル−4,6−ビス−イソプロポキ
シピリミジン (a) 金属ナトリウム21.16gを無水イソプロパノ
ールに溶解し、この溶液に4,6−ジクロロ−
2−p−トリルピリミジン95.64gを60ないし
65℃で15分以上を要して加える。混合物を沸謄
するまで加熱し、更に4時間還流して反応を完
了せしめる。過剰のイソプロパノールを溜去
し、残渣油をクロロフオルム中に移す。クロロ
フオルム層を水洗し硫酸ソーダ上で乾燥し、
過する。次に溶媒を溜去すると、黄色油状物の
2−p−トリル−4,6−ビス−イソプロポキ
シピリミジン112gを得、真空蒸溜により精製
する。沸点は123℃/5332パスカルである。 出発物質である2−p−トリル−4,6−ジ
クロロピリミジンは下記の如くにして製造され
る。 (b) p−トリルアミジンハイドロクロライド
102.3gとジエチルマロネート99.3gとを無水
エタノール520ml中に懸濁させる。次に十分に
撹拌、冷却しつつナトリウムメチレートの30%
溶液323.7gを添加する。次に反応混合物を還
流温度まで加熱し、該温度で5時間撹拌する。
次に溶媒を溜去し残渣物を水1000ml中に移し、
80℃に加熱してやや濁つた溶液をシリカゲル上
で過する。液を冷却して15%塩酸で酸性化
する。濃厚な結晶スラリーを過し過残渣を
水洗し、100℃で乾燥すると融点314℃(分解を
伴う)の2−p−トリル−4,6−ヒドロキシ
ピリミジン100ないし110gを得る。 (c) ジヒドロキシ化合物72.6g、N,N−ジメチ
ルアニリン72.6gおよびオキシ塩化リン363g
を加熱して沸騰せしめ、混合物を還流温度で1
時間撹拌する。過剰のオキシ塩化リンを溜去
し、更になお残つているオキシ塩化リンを除く
ために残留物を氷水で洗浄し、氷水とともにつ
きくだき過する。過残渣を氷水で洗浄し、
40ないし50℃で真空乾燥して融点86ないし87℃
の2−p−トリル−4,6−ジクロロピリミジ
ン85.9gを得る。 参考例 2 2−p−トリル−4,6−ビス−イソプロポキ
シ−5−ブロモピリミジン 4,6−ジイソプロポキシ−2−p−トリルビ
リミジン111.7gと四塩化炭素450mlを70ないし75
℃に加熱する。この溶液に過酸化ジベンゾイル
0.5gを加え、アゾイソブチロニトリル1gとN
−ブロモサクシンイミド70.8gとの混合物を45分
以上かけて加える。混合物を2時間還流し、反応
を完了せしめる。沈澱したサクシンイミドを別
し、過剰の四塩化炭素を蒸留により除去して融点
74ないし75℃(メタノール精製後)の標記の化合
物141gを得る。 参考例 3 2−p−トリル−4,6−ジメトキシピリミジ
ナトリウムメチレートの30.5%溶液156.1gを
無水メタノール700mlとともに撹拌する。次にこ
の溶液に10分以上かけ、かつ穏やかに冷却しなが
ら2−p−トリル−4,6−ジクロロピリミジン
95.64gを加える。混合物を還流するまで加熱し、
沸騰を4時間続ける。蒸溜により溶媒を除去し、
残留物を水1000ml中に移す。水を含んだまま生成
物を突きくだいて塩化ナトリウムを除き、過・
分離し、水洗して空気中で乾燥し、融点61ないし
62℃の標記の化合物90.4gを得る。 参考例 4 2−p−クロロフエニル−4,6−ジヒドロキ
シピリミジン 4−クロロベンジルアミジン38.2gとジエチル
マロネート33.6gメタノール175ml中の懸濁液に
ナトリウムメチレートの30%メタノール溶液108
gを10分以上かけて加え、5時間還流する。回転
蒸発器中で溶媒を溜去し、残留物を熱水1000mlに
移し、溶液を過する。液をPH1まで酸性化
し沈澱物を過・分離して80℃で真空乾燥すると
融点333℃(分解)の2−p−クロロフエニル−
4,6−ジヒドロキシピリミジン44gを得る。 参考例 5 2−p−クロロフエニル−4,6−ジクロロピ
リミジン オキシ塩化リン(POCl3)50mlをN,N−ジメ
チルアニリン22mlに室温で滴下する。次に2−p
−クロロフエニル−4,6−ジヒドロキシピリミ
ジン22.3gを、40℃以下の温度に保てるように冷
却しながら分割して加える。反応混合物を室温で
2時間撹拌後、2時間還流し、次に回転蒸発によ
つて濃縮する。残留物を水500mlとともに突きく
ずし吸引過する。過ケーキをメチレンクロラ
イドに溶解し、溶液を酸性白土で処理、乾燥し濃
縮する。残留物は結晶化し、融点119ないし120℃
の2−p−クロロフエニル−4,6−ジクロロピ
リミジン16.2gを得る。80゜/0.02mbarで昇華し
たサンプルは120ないし121℃で溶融する。 参考例 6 2−p−メトキシフエニル−4,6−ジヒドロ
キシピリミジン p−メトキシベンズアミジン塩酸塩112gとジ
エチルマロネート101gのエタノール520ml中の懸
濁液にナトリウムメチレートの30%メタノール溶
液338gを10分以上かけて加え、続いて5時間還
流する。反応混合物を回転蒸発器中で濃縮し、残
留物を80℃の温水1000mlに溶解する。溶液を過
し、液をPH1まで酸性化する。沈澱物を過、
分離し、80℃で真空乾燥して融点318℃(分解)
の2−p−メトキシフエニル−4,6−ジヒドロ
キシピリミジン109.8gを得る。 参考例 7 2−p−メトキシフエニル−4,6−ジクロロ
ピリミジン オキシ塩化リン(POCl3)126ml、次いでN,
N−ジメチルアニリン57mlを2−p−メトキシフ
エニル−4,6−ジヒドロキシピリミジン54.5g
に30分以上かけ、45℃を越えないように冷却しな
がら滴下する。 次に反応混合物を回転蒸発器におり濃縮し残留
物を氷水2リツターの中で突きくずす。固型生成
物を過、分離し、メチレンクロライド1.5リツ
ターに溶解して溶液を酸性白土で処理、乾燥す
る。メチレンクロライド溶液を過、濃縮する。
残留物をエタノールから再結晶して融点127ない
し128℃の2−p−メトキシフエニル−4,6−
ジクロロピリミジン51gを得る。 上記の参考例で述べたと類似の方法により、下
記の化合物を製造する。 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 配合例 通常、式で表わされる化合物がそれだけで農
業で使用されることはない。それらは直接か又は
水で稀釈して使用でき、そのまゝ使える配合物の
形で用いられる。 参考例 8 粉剤:(a)5%粉剤および(b)2%粉剤を配合する
のに下記の物質を用いる (a) 2−p−トリル−4,6−ビスイソプロポキ
シピリミジン又は2−クロロ−2′,6′−ジエチ
ル−N−(ブトキシメチル)−アセトアニリドと
の混合物 5部 タルク 95部 (b) 上記の活性成分又は混合物 2部 高度に分散した珪酸 1部 タルク 97部 上記の活性成分を坦体と混合、粉砕し、この
まゝの形で粉剤として使用される。 参考例 9 顆粒:5%顆粒を配合するのに下記の物質を使
用する。 2−p−トリル−4,6−イソプロポキシ−5
−ブロモピリミジン又は2−クロロ−2′,6′−
ジエチル−N−(メトキシメチル)−アセトアニ
リドとの混合物 5部 エポキシ化植物油 0.25部 セチルポリグリコールエーテル 0.25部 ポリエチレングリコール 3.25部 カオリン(粒径0.3−0.8mm) 91部 上記の活性成分又は混合物を植物油と混合し混
合物をアセトン6部に溶解し、次にポリエチレン
グリコールとエーテルを加える。このようにして
得た溶液をカオリンに噴霧しアセトンを真空中で
蒸発する。この種の微少顆粒配合物は播種用のあ
ぜで併用するのに都合がよい。 参考例 10 水和剤:(a)70%水和剤、(b)40%水和剤、(c)25%
水和剤、(d)25%水和剤及び(e)10%水和剤を配合す
るのに下記の成分を使用する。 (a) 2−p−トリル−4,6−ビス−(メトキシ
エチル)−5−クロロピリミジン又は2−クロ
ロ−2′,6′−ジエチル−N−(2″−プロポキシエ
チル)−アセトアニリド 70部 ジブチルナフタリンスルホン酸ナトリウム 5部 ナフタレンスルホン酸/フエノールスルホン
酸/ホルムアルデヒド縮合物(3:2:1)
3部 カオリン 10部 シヤンパンチヨーク(Champagne chalk)
12部 (b) 上記の活性成分又は混合物 40部 リグニンスルホン酸ナトリウム 5部 ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1部 珪 酸 54部 (c) 上記の活性成分又は混合物 25部 リグニンスルホン酸カルシウム 4.5部 シヤンパンチヨーク/ヒドロキシエチルセルロ
ーズ混合物(1:1) 1.9部 ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム
1.5部 珪 酸 19.5部 シヤンパンチヨーク 19.5部 カオリン 28.1部 (d) 上記の活性成分又は混合物 25部 イソオクチルフエノキシポリエチレンエタノー
ル 2.5部 シヤンパンチヨーク/ヒドロキシエチルセルロ
ーズ混合物(1:1) 1.7部 珪酸ナトリウム・アルミニウム 8.3部 珪藻土 16.5部 カオリン 46部 (e) 上記の活性成分又は混合物 10部 飽和脂肪アルコール硫酸エステルのナトリウム
塩混合物 3部 ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合
物 5部 カオリン 82部 適当な混合器中で活性成分と添加物とを緊密に
混合し、適切な粉砕機およびローラーで粉砕す
る。優れた湿潤性と懸濁性とを有する水和剤を得
る。これらの水和剤を水で稀釈すると所望の濃度
の懸濁液を得、特に成長防止又は除草のための葉
面撒布に使用できる。 参考例 11 濃厚乳剤:25%濃厚乳剤を配合するのに下記の
物質を使用する。 2−フエニル−4−クロロ−6−メチルピリミ
ジン又は2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−
メトキシ−1″−メチルエチル)−アセト−O−
トルイジド 25部 エポキシ化植物 2.5部 アルキルアリルスルホン酸塩/脂肪アルコール
ポリグリコールエーテル混合物 10部 ジメチルフオルムアミド 5部 キシレン 57.5部 参考例 12 ペースト:45%ペーストを配合するのに下記の
物質を使用する。 (a) 2−フエニル−4−クロロ−6−ヒドロキシ
ピリミジン又は2−クロロ−2′,6′−ジエチル
−N−(メトキシメチル)−アセトアニリドとの
混合物 45部 珪酸ナトリウムアルミニウム 5部 (b) 上記の活性成分又は混合物 45部 エチレングリコール 5部 オクチルフエノキシポリエチレングリコール
(オクチルフエノール1モル当り酸化エチレン
9ないし10モルを含む) 3部 ホルムアルデヒドと縮合せる芳香族スルホン酸
アンモニウム塩の混合物 3部 シリコン油(75%エマルジヨン) 1部 1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリア
ゾ−アゾニウム−アダマンタン塩化物と炭酸ソ
ーダとの混合物(少くとも11.5%の塩素価)
0.1部 生重合濃化剤(最高100パチルス/gを含む)
0.2部 水 42.7部 適当な装置で活性成分と助剤を均一に混合し、
粉砕する。このようにして得たペーストを水で稀
釈することにより、所望の濃度の懸濁物を得る。 生物試験例 式で表わされる化合物が強力な除草剤の植物
毒性効果から栽培植物を保護する能力を有するこ
とが下記の実施例でみられる。試験の処方では、
式で表わされる化合物を解毒剤と称し、保護作
用を%で示す。0%は除草剤だけが使用されたと
きの除草効果を示し;100%は栽培植物の所期の
正常な成長を示す。少くとも10%の保護作用は意
義のあることである。 なお以下の参考例および実施例で記載する解毒
剤化合物の番号は前記〔表1〕に記載する解毒剤
化合物の番号と同じものである。 参考例 13 移植稲における解毒剤と除草剤による試験使用
方法:タンク混合物 稲の苗を土中で1.5ないし2葉程度まで栽培す
る。次にその苗を束(通常3本を一束にする)に
して47cm×29cm×24cmのコンテナー中の砂入り粘
土に移植する。土の表面を1.5ないし2cmの高さ
まで水で覆う。移植後2ないし3日後に、試験物
としての除草剤と解毒剤を一緒にタンク混合物と
して直接、水に添加する。移植24日後に解毒剤の
保護作用をパーセントで評価する。除草剤のみで
処理した苗(保護処置なし)と全く処理されなか
つた対照物(成長率100%)が評価の参考になる。
その結果を下記の如く報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロール(Pretolachlor)” 【表】 除草剤:2−クロル−2′,6′−ジエチル−N−
(ブトキシメチル)アセトアニリド“ブ
タクロール(Butachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(メトキシメチル)アセトアニリド“ア
ラクロール(Alachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(エトキ
シメチル)アセト−0−トルイダイド
“アセトクロール(Acetochlor)” 【表】 除草剤:2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル
−4−トリフルオロメチルアニリン“ト
リフルラリン(Trifluralin)” 【表】 除草剤:S−4−クロロベンジル−ジエチルチオ
カーバメイト“チオベンカルブ
(Thiobencarb)” 【表】 同様に稲はS−ベンジル−N,N−ジエチルチ
オカーバメイトの植物毒性作用からも保護され
る。 参考例 14 移植稲における解毒剤と除草剤による試験使用
方法:根部処理 ヤマビコ種の稲の苗を土中で1.5ないし2葉程
度まで栽培し、水洗する。苗の束(通常3本を一
束にする)の根部のみを、解毒剤として試験され
る化合物の濃度1000ppmの溶液を含む皿の中に15
ないし60分浸漬する。次に47cm×29cm×24cmのコ
ンテナー中に砂入り粘土に苗を移し、土の表面を
1.5ないし2cmの高さまで水で覆う。移植後2な
いし3日後に除草剤を直接、水に添加する。移植
24日後に解毒剤の保護作用をパーセントで評価す
る。除草剤のみで処理した苗(保護処置なし)と
全く処理されなかつた対照物(成長率100%)が
評価の参考になる。その結果を下記に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロール(Pretolachlor)” 【表】 参考例 15 移植稲苗における解毒剤と除草剤による試験。
水溶液による稲苗への解毒剤の使用(ドレンチ
法)。 ヤマビコ種の稲の苗を播種皿中で1.5ないし2
葉程度まで栽培する。移植の1ないし2日前に播
種皿を稲苗とともに、解毒剤として試験される化
合物の濃度1000ppmの溶液を含むより大きな皿の
中に稲苗とともに浸漬する。次に47cm×29cm×24
cmのコンテナー中の砂入り粘土に苗を移植し、土
の表面を1.5ないし2cmの高さまで水を覆う。移
植後2ないし3日後に除草剤を直接、水に添加す
る。移植24日後に解毒剤の保護作用をパーセント
で評価する。除草剤のみで処理した苗(保護処置
なし)と全く処理されなかつた対照物(成長率
100%)が評価の参考になる。その結果は下記に
報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロル(Pretolachlor)” 【表】 実施例 1 移植稲における解毒剤と除草剤による試験。解
毒剤の発芽前使用。 解毒剤として使用する化合物を播種皿の土の
ほゞ全表面に稀薄溶液の形で噴霧する。次に稲の
種子を皿の中に播き、11/2ないし2葉程度迄栽
培する。次に47cm×29cm×24cmのコンテナー中の
砂入粘土に苗を束(通常3本を一束にする)にし
て移植し、土の表面を1.5ないし2cmの高さまで
水で覆う。移植後2ないし3日後に除草剤を直
接、水に添加する。移植24日後の解毒剤の保護作
用をパーセントで評価する。除草剤のみで処理し
た苗(保護処置なし)と全く処理されなかつた対
照物(成長率100%)が評価の参考になる。その
結果を下記に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロル(Pretolachlor)” 【表】 実施例 2 移植稲における解毒剤と除草剤による試験。栽
培前施用法。 解毒剤として試験する化合物を播種皿の中の土
に濃度100ppmで施用する。2日後には処理され
た播種皿の中で稲苗が11/2ないし2葉まで育
つ。次に47cm×29cm×24cmのコンテナー中の砂入
り粘土に苗を束(通常3本を一束にする)にして
移植し、土の表面を1.5ないし2cmの高さまで水
で覆う。移植後2ないし3日後に除草剤を直接、
水に添加する。移植24日後に解毒剤の保護作用を
パーセントで評価する。除草剤のみで処理した苗
(保護処置なし)と全く処理されなかつた対照物
(成長率100%)が評価の参考になる。その結果を
下記に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロル(Pretolachlor)” 【表】 参考例 16 移植稲における解毒剤と除草剤による試験。解
毒剤の発芽後使用(稲の先端の上から)。 ヤマビコ種の稲苗を土中で11/2ないし2葉程
度迄栽培する。次に解毒剤として試験する化合物
を稀薄溶液の形で稲苗上に噴霧する。2日後に47
cm×29cm×24cmのコンテナー中の砂入り粘土に稲
を束にして(通常3本を一束にする)移植し、土
の表面を1.5ないし2cmの高さまで水で覆う。移
植後2ないし3日後に除草剤を直接、水に添加す
る。移植24日後に解毒剤の保護作用をパーセント
で評価する。除草剤のみで処理した苗(保護処置
なし)と全く処理されなかつた対照物(成長率
100%)が評価の参考になる。その結果を下記に
報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロル(Pretolachlor)” 【表】 参考例13ないし16および実施例1ないし2で述
べた試験方法に使用した本発明の2−フエニルピ
リミジンはまた、上記の除草剤の代りに下記の除
草剤が使用されたときに、移植稲に対しある種の
保護作用をあらわす:S−2−メチル−ピペリジ
ノ−カルボニルメチル−0,0−ジプロピル−ホ
スホロジチオエイト{“ピペロホス
(Piperophos)”}、S−エチル−N,N−ヘキサ
メチレンチオカーバメイト{“モリネート
(Molinate)”}、S−4−クロロベンジル−ジエ
チル−チオカーバメイト{“チオベンカルブ
(Thiobencarb)”}、S−4−ベンジル−ジエチル
−チオカーバメイト、5−第三級−ブチル−3−
(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフエニ
ル)1,3,4−オキサ−ジアゾール−2−オン
{“オキサジアゾン(Oxadiazon)”}又はN−(3,
4−ジクロロフエニル−プロピオンアミド{“プ
ロパニル(Propanil)”} 実施例 3 水中に播かれた稲につき解毒剤と除草剤による
試験。(稲の種子を浸し直接、非常に水分のあ
る、沼のような又は溢水した土中に播く。) 稲の種子を48時間水に浸す。25cm×17cm×12cm
のプラスチツク製コンテナーを、水に浸した種子
の播かれている土でうめる。解毒剤として試験さ
れる化合物と除草剤をタンク混合物として土壌表
面に噴霧する。稲苗の成長と共に徐々に水面を上
げる。21日後に解毒剤の保護作用をパーセントで
評価する。除草剤のみで処理した苗(保護処置な
し)と全く処理されなかつた対照物(成長率100
%)が評価の参考になる。その結果を下表に報告
する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロポキシエチル)−アセトアニリ
ド“プレトラクロール(Pretolachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(ブトキシメチル)−アセトアニリド“ブ
タクロール(Butachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(メトキシメチル)−アセトアニリド“ア
ラクロール(Alachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセト−
0−トルイダイド“メトラクロール
(Metolachlor)” 【表】 除草剤:S−エチル−ジイソプロピルチオカーバ
メイト“EPTC” 【表】 除草剤:S−2−メチルピペリジノ−カルボニル
メチル−0,0−ジプロピルホスホチオ
エイト“ピペロホス(Piperophos)” 【表】 除草剤:5−エチル−N,N−ヘキサメチレン−
チオカーバメイト“モリネート
(Molinate)” 【表】 除草剤:S−4−クロロベンジル−ジエチルチオ
カーバメイト“チオベンカルブ
(Thiobencarb)” 【表】 解毒剤、すなわち化合物No.1並びに本発明の他
の2−フエニルピリミジンはまた、3−4−ベン
ジル−ジエチルチオカーバメイト及び5−第三級
−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプ
ロポキシフエニル)−1,3,4−オキソジアゾ
ール−2−オン“オキシジアゾン(Oxdiazon)”
の植物毒性から稲を保護することができた。 実施例 4 水に浸した稲の種子についての解毒剤と除草剤
による試験。稲の種子の浸漬中における解毒剤の
使用。 稲の種子を濃度100ppmの解毒剤溶液に48時間
浸漬する。次に種子を約2時間、べたべたしなく
なる迄、乾燥するにまかせた。25cm×17cm×12cm
のプラスチツク製コンテナーを砂入り粘土で、縁
の下2cm迄うめる。浸漬した種子をコンテナー中
の土の表面に播き、ごく軽く土で覆う。土を湿潤
状態(ドロドロではない)に保つ。次に除草剤の
希薄溶液を土壌の表面に噴霧する。苗の成長に応
じて徐々に水面をあげる。21日後に解毒剤の保護
作用をパーセントで評価する。除草剤のみで処理
した苗(保護処置なし)と全く処理されなかつた
対照物(成長率100%)が評価の参考になる。そ
の結果を下表に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロピルオキシエチル)アセトア
ニリド“プロポラクロール
(Propolachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(ブトキシメチル)−アセトアニリド“ブ
タクロール(Butachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(メトキシエチル)−アセトアニリド“ア
ラクロール(Alachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセト−
0−トルイダイド“メトラクロール
(Metolachlor)” 【表】 除草剤:S−エチル−ジイソプロピルチオカーバ
メイト“EPTC” 【表】 除草剤:S−2−メチルピペリジノ−カルボニル
メチル−0,0−ジプロピル−ホスホロ
ジチオエイト“ピペロホス
(Piperophos)” 【表】 除草剤:S−エチル−N,N−ヘキサメチレンチ
オカーバメイト“モリネート
(Molinate)” 【表】 除草剤:S−4−クロロベンジル−ジエチルチオ
カーバメイト“チオカルブ
(Thiocarb)” 【表】 稲はまた、S−ベンジルジエチルチオカーバメ
イトおよび5−第三級−ブチル−3−(2,4−
ジクロロ−5−イソプロポキシフエニル)−1,
3,4−オキシジアゾール−2−オン“オキシジ
アゾン(Oxdiazon)” 実施例 5 水中に播いた稲について解毒剤と除草剤による
試験。培養液における解毒剤と除草剤の使用。 試験濃度の除草剤では普通ならば薬害をうける
はずの種子を、底に孔のあいたプラスチツク製フ
ラワーポツト(上端径6cm)中の粒状ゾノリス
(Zonolith)(発泡バーミキユライト)中に播種す
る。次に各ポツトを除草剤と解毒剤で調製した培
溶液約50mlを含む第二の透明プラスチツク製フラ
ワーポツト(上端径7cm)中に置く。この培養液
は毛管作用によつて小さなポツトを埋めている物
質中を上昇し、種子と発芽した植物体をしめらせ
る。培養液の失われた分は毎日、ヘウイツト
(Hewitt)培養液で50mlに補給する。試験開始後
3週間に保護作用を%で評価する。除草剤のみで
処理した苗(保護処置なし)と全く処理されなか
つた対照物(成長率100%)が評価の参考になる。
その結果を下記に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロピルオキシエチル)−アセトア
ニリド、“プロポラクロール
(Propolachlor)” 【表】 実施例 6 浸漬、乾燥した苗による解毒剤と除草剤による
試験(浸漬後20日、稲苗が三葉に達したとき、溢
水土壌)。タンク混合液としての解毒剤と除草剤
の使用。 IR−36種の稲の種子を47cm×29cm×24cmのコ
ンテナーに播き、土で覆い穏やかにかたくおさえ
る。試験する解毒剤と除草剤をタンク混合物とし
て土壌に噴霧する。播種後20日、稲苗が3葉程度
になつたときに土壌表面を4cmの高さまで水で覆
う。移植後30日に解毒剤の保護作用を%で評価す
る。除草剤のみで処理した苗(保護処置なし)と
全く処理されなかつた対照物(成長率100%)が
評価の参考になる。その結果を下表に報告する。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2″−プロピルオキシエチル)−アセトア
ニリド、“プロポラクロール
(Propolachlor)” 【表】 【表】 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(ブトキシメチル)−アセトアニリド“ブ
タクロール(Butachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2,6−ジエチル−N−
(メトキシメチル)アセトアニリド“ア
ラクロール(Alachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−6−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセト−
0−トルイダイド“メトラクロール
(Metolachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−6−エチル−N−(エトキ
シメチル)−アセト−0−トルイダイド
“アセトクロール(Acetochlor)” 【表】 除草剤:2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピル
−4−トリフルオロメチルアニリン“ト
リフルラリン(Trifluralin)” 【表】 除草剤:2,6−ジクロロベンゾニトリル(ジク
ロベニル(Dichlobenil)” 【表】 除草剤:S−2,3,3−トリクロロアリル−ジ
イソプロピルチオカーバメイト“トリ−
アレート(Tri−allate)” 【表】 実施例 7 乾燥稲における解毒剤および除草剤による試
験。種子まぶしによる解毒剤の使用。 IR−36種の稲の種子をガラス容器中で試験用
の解毒剤と混合する。振動、回転により、種子と
試験化合物とを十分に混合する。寸法47cm×29cm
×24cmのコンテナーを砂入り粘土でみたし、まぶ
した種子を中にまく。種子を土で覆い次に土の表
面に除草剤を噴霧する。播種して18日後に解毒剤
の保護作用をパーセントで評価する。除草剤のみ
で処理した苗(保護処置なし)と全く処理されな
かつた対照物(成長率100%)が評価の参考にな
る。その結果を下記に報告する。 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセトト
ルイダイド、(メトラクロール
(Metolachlor)” 【表】 除草剤:2−クロロ−2,6−ジエチル−N−
(2″プロポキシエチル)−アセトアニリド
“プロポラクロール(Propolachlor)” 【表】 実施例 8 大豆における解毒剤と除草剤による試験。解毒
剤と除草剤のタンク混合物の発芽前使用。 上端の直径が6cmのフラワーポツトに砂入り粘
土をみたし、“ハーク(Hark)”種の大豆の種子
をその中に播く。種子を土で覆い次に試験用の解
毒剤の稀薄溶液を除草剤とともにタンク混合液と
して土の表面に噴霧する。除草剤の使用後21日に
保護作用をパーセントで評価する。除草剤のみ
(保護処置なし)で処理した植物体ならびに全く
処理されなかつた対照物(成長率100%)が評価
の参考になる。その結果を下記に示す。 除草剤:4−アミノ−6−第三級−ブチル−4,
5−ジヒドロ−3−メチルチオ−1,
2,4−トリアジン−S−オン、“メト
リブジン(Metribuzin)” 【表】 実施例 9 もろこしにおける解毒剤と除草剤による試験。解
毒剤と除草剤のタンク混合液の発芽前使用 上端の直径が6cmのフラワーポツトに砂入り粘
土をみたし“フアンク(Fank)G522”種のもろ
こしの種子を播く。種子を土で覆い、試験用解毒
剤の稀薄溶液と除草剤をタンク混合液として土の
表面に噴霧する。除草剤の使用後14日に保護作用
をパーセントで評価する。除草剤のみ(保護処置
なし)で処理した植物体ならびに全く処理されな
かつた対照物(成長率100%)が評価の参考にな
る。その結果を下記に示す。 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセトト
ルイダイド、“メトラクロール
(Metolachlor)” 【表】 実施例 10 小麦における解毒剤と除草剤による試験。解毒
剤と除草剤のタンク混合液の発芽前使用 温室内で、畑土0.5リツター入りのプラスチツ
クポツトに小麦の種子を播く。次に発芽後2ない
し3葉程度の苗を試験用の解毒剤と除草剤とのタ
ンク混合物により処理する。使用後20日に解毒剤
の保護作用をパーセントで評価する。除草剤のみ
(保護処置なし)で処理した植物体ならびに全く
処理されなかつた対照物(成長率100%)が評価
の参考になる。その結果を下記に示す。 除草剤:α−〔4−(3′,5′−ジクロロピリジルオ
キシ−2′−)フエノキシ〕−プロピオン
酸プロピルエステル 【表】 実施例 11 穀草類における解毒剤と除草剤による試験。解
毒剤と除草剤のタンク混合物の発芽前使用。 温室内で、上端の直径が11cmで畑土0.5リツタ
ー入りのプラスチツクポツトに小麦又は大麦の種
子を播く。種子を土で覆い、試験用解毒剤の稀薄
溶液と除草剤をタンク混合液として土の表面に噴
霧する。除草剤の使用後24日に保護作用をパーセ
ントで評価する。除草剤のみ(保護処置なし)で
処理した植物体ならびに全く処理されなかつた対
照物(成長率100%)が評価の参考になる。その
結果を下記に示す。 除草剤:2−クロロ−6′−エチル−N−(2″−メ
トキシ−1″−メチルエチル)−アセト−
0−トルイダイド、“メトラクロル
(Metolachlor)” 小麦{フアーネス(Farnese)種} 【表】 大 麦 【表】 実施例 12 とうもろこしにおける解毒剤と除草剤による試
験。解毒剤と除草剤のタンク混合液による発芽前
使用。 温室内で上端の直径が11cmで畑土0.5リツター
入りのプラスチツクポツトに“LG5”種のとうも
ろこしの種子を播く。種子を土で覆い、試験用解
毒剤の稀薄溶液と除草剤をタンク混合液として土
の表面に噴霧する。除草剤の使用後18日に保護作
用をパーセントで評価する。除草剤のみ(保護処
置なし)で処理した植物体ならびに全く処理され
なかつた対照物(成長率100%)が評価の参考に
なる。その結果を下記に示す。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジメチル−N−
(2″−メトキシ−1″−メチルエチル)−ア
セトアニリド 【表】 実施例 13 とうもろこしにおける解毒剤と除草剤による試
験。解毒剤の種子まぶしによる使用。 “LG5”種のとうもろこしの種子をガラス容器
の中で試験用解毒剤と混合する。振動と回転によ
り種子と化合物とを十分に混合する。上端の直径
が11cmのプラスチツクポツトを畑土でみたし、そ
こにまぶした種子を播く。種子を土で覆い、発芽
前に除草剤を使用する。除草剤の使用後18日に保
護作用をパーセントで評価する。除草剤のみ(保
護処置なし)で処理した植物体ならびに全く処理
されなかつた対照物(成長率100%)が評価の参
考になる。その結果を下記に示す。 除草剤:2−クロロ−2′,6′−ジメチル−N−
(メトキシエチル)−アセトアニリド“ジ
メトラクロール(Dimetolachlor)” 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式: (式中、 nは0、1、2または3の整数を表わし、 R1およびR3は互いに独立してそれぞれハロゲ
    ン原子を表わし、 R2は水素原子を表わし、 Rはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、−
    XR5、−NR6R7、−CO−R4、−CONR6R7、−SO2
    −NR6R7、−SO3H、未置換もしくはハロゲン原
    子、−OR5、−NR6R7、−CO−R4もしくはシアノ
    基で置換された炭素原子数1ないし6のアルキ
    ル、炭素原子数3ないし6のシクロアルキル基ま
    たは未置換もしくはハロゲン原子で置換された炭
    素原子数2ないし6のアルケニル、炭素原子数3
    ないし6のシクロアルケニルもしくは炭素原子数
    2ないし6のアルキニル基を表わし、 R4は水素原子または未置換もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素原子数1ないし6のアルキ
    ル、炭素原子数3ないし6のアルケニルもしくは
    炭素原子数2ないし6のアルキニル基を表わし、 R5はR4と同じ意味を表わし、加えて炭素原子
    数1ないし6のアルキルカルボニル基を表わし、 R6およびR7は互いに独立してそれぞれ水素原
    子もしくは炭素原子数3ないし6のアルケニル基
    を表わすか、またはR6およびR7のいずれかは−
    CO−R4または−OR4基または−CONR6R7基を
    表わし、 Xは酸素原子、硫黄原子、−SO−または−SO2
    −を表わす。) で表わされるフエニルピリミジンの有効量で処理
    された有用植物の種子。 2 前記種子が稲の種子である特許請求の範囲第
    1項記載の有用植物の種子。 3 前記種子が小麦の種子である特許請求の範囲
    第1項記載の有用植物の種子。 4 前記種子が大麦の種子である特許請求の範囲
    第1項記載の有用植物の種子。 5 前記種子がトウモロコシの種子である特許請
    求の範囲第1項記載の有用植物の種子。 6 前記種子がサトウモロコシ(Sorghum)の
    種子である特許請求の範囲第1項記載の有用植物
    の種子。 7 前記種子が大豆の種子である特許請求の範囲
    第1項記載の有用植物の種子。 8 前記式の化合物が2−フエニル−4,6−
    ジクロロピリミジンである特許請求の範囲第1項
    記載の有用植物の種子。 9 前記式の化合物が2−(4′−クロロフエニ
    ル)−4,6−ジクロロピリミジンである特許請
    求の範囲第1項記載の有用植物の種子。 10 前記式の化合物が2−(4′−メトキシフ
    エニル)−4,6−ジクロロピリミジンである特
    許請求の範囲第1項記載の有用植物の種子。
JP6823786A 1980-12-23 1986-03-26 フエニルピリミジンで処理された有用植物の種子 Granted JPS61246102A (ja)

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CH9522/80-3 1980-12-23
CH952280 1980-12-23
CH2363/81-3 1981-04-08

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