JPH0252787B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0252787B2
JPH0252787B2 JP5441383A JP5441383A JPH0252787B2 JP H0252787 B2 JPH0252787 B2 JP H0252787B2 JP 5441383 A JP5441383 A JP 5441383A JP 5441383 A JP5441383 A JP 5441383A JP H0252787 B2 JPH0252787 B2 JP H0252787B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calcium chloride
water
heat
temperature
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5441383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59180259A (ja
Inventor
Tadayasu Mitsumata
Masaaki Yoshino
Kimimasa Myazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5441383A priority Critical patent/JPS59180259A/ja
Publication of JPS59180259A publication Critical patent/JPS59180259A/ja
Publication of JPH0252787B2 publication Critical patent/JPH0252787B2/ja
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塩化カルシウムと水を用いたケミカル
ヒートポンプの改良に関する。
従来例の構成とその問題点 従来冷媒として水を用いたケミカルヒートポン
プは多くの研究開発がなされて来た。とくにゼオ
ライト、硫化ナトリウム、シリカゲルなどはその
代表的な水の吸収材として取上げられている。と
ころが、ゼオライトは単位体積当りの水の吸着、
脱着量が小さいので蓄熱密度が小さいという欠点
があり、また硫化ナトリウムは腐食性が強く特殊
な金属容器か、または熱伝導度が低く、耐熱性に
難点のある有機樹脂を用いる必要がある。またシ
リカゲルは単位重量当りの吸脱着量が小さいとい
う問題点がある。
また一般的な吸収材として塩化カルシウムがあ
り、一部では水と組合せてケミカルヒートポンプ
が開発されている。この利点は、吸収材が安価
で、入手が容易で、毒性もなく、腐食性も比較的
少ないことである。ところが、従来例では塩化カ
ルシウム2水塩と1水塩の間を作動させる場合
と、6水塩相当以下の濃度の水溶液の場合であ
る。前者の例では塩化カルシウム1モルに対し水
の出入が1モルしかないため、一定の熱量を利用
するとき多量の塩化カルシウムが必要となり、装
置が大型化になる欠点があつた。一方、後者の場
合は、上記水溶液の蒸気圧が水と近いので、比較
的低い温度の蓄熱のみが可能であり、またその吸
収速度が小さいという問題点があつた。
発明の目的 本発明は以上の塩化カルシウムの特性に鑑み、
今までに用いられてなかつた新しい塩化カルシウ
ムの利用条件を見い出し、これによつて塩化カル
シウムの欠点を抑えて長所を生かし、効率よく安
価で簡便な高温度差のケミカルヒートポンプを提
供するものである。
発明の構成 本発明は塩化カルシウムの無水塩と2水塩の状
態を用いるケミカルヒートポンプである。すなわ
ち、蓄熱終了時には塩化カルシウム無水物と水に
分かれ、放熱終了時には、これらが結合して塩化
カルシウム2水塩となるように、両者の組込み量
を決定し、これによつて、作用物質の単位重量当
りの蓄熱容量は、従来例の1水塩と2水塩の間を
利用する場合の2倍以上とするものである。
実施例の説明 第1図は本発明の一実施例を示すケミカルヒー
トポンプの基本的装置を示す。塩化カルシウム1
の入つた槽2と、水3の入つた槽4を、開閉可能
なバルブ5を介して両者を結合している。そして
両槽の内部とも水蒸気以外の気体が実用上存在し
ないように排気するとともに、槽2と槽4に熱の
出入りをさせるための熱交換器6,6′を設置し
ている。
塩化カルシウムの作動範囲によつて特性がどの
ように変るかを求めるために、槽4には水102g
(n=6)、槽2には無水塩化カルシウム111g
(1モル)を入れた。そして全体を排気ポンプで
真空とし、作動テストを行なつた。
まず、槽2の温度を30℃に一定とし、槽4の温
度(蒸発温度)がどこまで下るかを求めた。その
結果を第2図の曲線Aに示す。すなわち、nが増
大するにしたがつて次第に蒸発温度は上昇する。
たとえばこの冷熱源を冷蔵庫用に用いる場合に
は、この図よりnの値が0から2の範囲内で零度
以下の冷媒が得られることになる。
また、槽4(蒸発器)の温度を10℃と一定と
し、槽2の温度変化を求めて、同じく第2図の曲
線Bに示す。これは蓄熱槽として槽2を用いる場
合に相当し、蓄熱器より得られる温度を示してい
る。その結果、nの増加とともに次第に温度レベ
ルは下がり、家庭用の給湯に用いる場合でも約40
℃程度以上が必要であるので、この用途にも、n
の値が0と2の範囲内が好ましいことになる。
発明の効果 以上のように、比較的低い低温熱源あるいは比
較的高い高温熱源を必要とする場合には、冷媒と
して水、吸収材として塩化カルシウムを用い、塩
化カルシウムの作動範囲を無水塩から2水塩とす
ることによつて、高温度差のケミカルヒートポン
プを得ることができ、より一層の高温および低温
の熱量を得ることを可能とし、同一熱利用に対し
ては装置の小形化をはかるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はケミカルヒートポンプの基本構成を示
す模式図、第2図は塩化カルシウム−水系のケミ
カルヒートポンプの性能を示す図である。 1……吸収材、2……発生器兼吸収器、3……
冷媒、4……凝縮器兼蒸発器、5……バルブ、
6,6′……熱交換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷媒として水、吸収材として塩化カルシウム
    を構成要素とし、前記塩化カルシウムの完全乾燥
    時は無水塩、完全吸収時は2水塩であることを特
    徴とする高温度差ケミカルヒートポンプ。
JP5441383A 1983-03-29 1983-03-29 高温度差ケミカルヒ−トポンプ Granted JPS59180259A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5441383A JPS59180259A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 高温度差ケミカルヒ−トポンプ

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JP5441383A JPS59180259A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 高温度差ケミカルヒ−トポンプ

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JPS59180259A JPS59180259A (ja) 1984-10-13
JPH0252787B2 true JPH0252787B2 (ja) 1990-11-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043995U (ja) * 1990-04-26 1992-01-14

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WO2016076030A1 (ja) * 2014-11-10 2016-05-19 日本碍子株式会社 ケミカルヒートポンプ

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JPH043995U (ja) * 1990-04-26 1992-01-14

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JPS59180259A (ja) 1984-10-13

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