JPH0252208A - 物体の形状測定方法 - Google Patents

物体の形状測定方法

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JPH0252208A
JPH0252208A JP20336488A JP20336488A JPH0252208A JP H0252208 A JPH0252208 A JP H0252208A JP 20336488 A JP20336488 A JP 20336488A JP 20336488 A JP20336488 A JP 20336488A JP H0252208 A JPH0252208 A JP H0252208A
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JP
Japan
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ultrasonic
lens
measured
tdi
shape
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JP20336488A
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English (en)
Inventor
Teruaki Saijo
西城 照章
Nobuo Hashimoto
橋本 伸男
Nobuo Sakakura
坂倉 伸夫
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、水中にある物体の形状を、超音波によって
非接触、非破壊で精度よく測定する方法に関するもので
ある。
(従来の技術およびその解決すべき課題)ソフトコンタ
クトレンズ(以下、本明細書において「レンズ」という
)のように親水性軟質物質で、かつ、濡れた状態で使用
される物質の形状は、その物質の使用状態に近僚した状
態で測定する必要がある。従来、レンズの形状は、水中
より取り出し切断してその縦断面を投影機で拡大して測
定するか、水中に浸漬さゼたまま光学機械で測定する方
法が採用されていた。
前者の、水中から取り出して測定する方法は、レンズを
切断してしまうため、そのレンズは商品にはなり得ない
という問題があり、さらに、水分がレンズから蒸発して
レンズが変形するので、正確な測定ができない。さらに
、この方法は、切断や測定作業を人手によるため、個人
差による測定誤差が大きいという問題がある。
一方、後者の、水中で光学機械により測定する方法とし
ては、特開昭52−10849号公報に開示されるもの
が知られている。この方法は、水槽内の、所定の有効径
を有するレンズ台に、レンズをその凸面を上にして載置
し、水槽の側壁に設けた窓から、観察用光学系により、
レンズの凸面側の頂点を観察しながら焦点板を移動して
それに刻まれた目盛Aをレンズの凸面側頂点に合致させ
、次いで、測定子によりレンズをレンズ台から持ち上げ
て移動さセて、焦点板の目盛Bに凸面側頂点を合致させ
、このときの測定子の移動距離からレンズの形状を求め
るものである。この方法は、水中で測定するので、レン
ズを変形させることはないが、限られた情報(レンズ台
の有効径、焦点板の目盛48間の距離、および測定子の
移動距離の3つのブタ)を利用するのでレンズの全体形
状を測定することはできない。
また、超音波トランスジューサから超音波を発射してこ
の反射波を検出することにより被測定物の形状を測定す
る場合には、ノイズ等と分離して反射波を確実に検出す
る必要がある。このため、収束型の超音波トランスジュ
ーサを用いてSN比の向上が図られるが被測定物の表面
形状が凹凸のある複雑な形状のものや超音波トランスジ
ユーザの音軸に対して大きく傾いている場合には反射波
信号が散逸してSN比が悪化し、かかる形状のものに対
しては正確な形状測定が困難であった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので
、レンズのような軟質の物体や、これに限らず水中にあ
る物体の形状を非接触、非破壊で正確に測定することが
出来る、物体の形状測定方法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決する手段) 上述の目的を達成するために本発明によれば、水中の所
定位置に被測定物を設置し、この被測定物を臨み、かつ
所定の回転中心から等距離にある円弧上を超音波トラン
スジューサを移動させ、前記円弧上の各測定点において
超音波トランスジューサから被測定物に向けて超音波を
発射し、被測定物の表面での反射波の強度を検出しなが
ら超音波トランスジューサをその超音波発射面中心回り
に回動させ、反射波強度が最大になる回動角度位置での
表面反射波を受信して各測定点での被6111定物の表
面位置座標を求め、もって、被測定物の形状を求めるこ
とを特徴とする物体の形状測定方法が提供される。
(作用) 円弧が所定回転中心位置から等距離にあり、この円弧上
を、例えば、所定角度毎に超音波トランスジューサを移
動させ、この移動位置を各測定点位置とすれば円弧上の
各測定点における超音波トランスジューサの位置は一義
的に決定される。そして、超音波トランスジューサの超
音波発射面中心に関する回動角度位置も既知であるから
超音波トランスジューサから発射される超音波の方向も
定まり、このように位置決めされた超音波トランスジュ
ーサから発射された超音波パルスの表面反射波を検出す
れば、その反射位置を特定でき、結局被測定物の表面位
置座標が求められる。そして、超音波l・ランスジュー
サを円弧」二に沿って移動させ各測定点位置で被測定物
の表面位置座標を求めると、これらの表面位置座標に基
づき被測定物の形状を測定できる。
(実施例) まず、本発明方法による物体の形状測定原理を第1図お
よび第2図を参照して、水中にあるレンズの形状を測定
するものを例に説明する。第1図において、超音波トラ
ンスジューサ(以下ごれを「超音波TDJという)1は
、点Oを回転中心として、円弧5上をパルスモータ等の
駆動装置により測定点間を間歇的に移動可能であり、所
定の微小測定角度(走査角度)βを移動する毎に超音波
TDIから超音波パルス】bが回転中心Oに向りて発射
される。被測定物であるレンズ3は、その凸形状をなす
対向面(超音波TDIに対向する表面)3aを超音波T
DIに向け、超音波TDIと回転中心0間に、より具体
的にはレンズ3の対向面3aの曲率(フロントカーブの
曲率)中心が」−述の回転中心Oに略合致する位置(回
転中心Oの近傍位置)に配置される。従って、超音波T
DIは、レンズ3をVNN ’j、超音波TDIと回転
中心○を結ぶ線が常にレンズ3の対向面3aに略直交す
ることになる。超音波TD+としては、収束型のものが
好適に使用される。従って、超音波TDIは、超音波T
DIの超音波発射面と対向面3a間の距離が超音波TD
1の焦点距離に略等しくなる円弧5上に配設される。な
お、超音波TDIおよびレンズ3は、いずれも水中に浸
漬した状態で計測が行われる。
微小走査角度β毎に発射された超音波パルス1bは、レ
ンズ対向面3aおよび裏面3bで反射され、反射波が超
音波TDIにより受信される。この時、超音波TDIの
超音波発射面と回転中心0までの距離をRo、レンズ3
の形状測定を開始するときの超音波TDIの位置、すな
わち、スタート位置Noにおける超音波TDIと回転中
心Oを結ぶ直線が基準水平軸Xとなす角度をα、超音波
TDIをスタート位置Noから計測位置Nまで微小走査
角度β宛移動させた回数をn、超音波TDIが超音波信
号を発射した時点から反射信号を受信するまでの間に超
音波TDIが受信した信号をサンプリングするパルスの
発生周期をT、超音波パルスIbが超音波TDIから発
射された時点からレンズ対向面3aで反射し、水中を戻
って超音波TDIにより受信される時点までの時間をし
、超音波パルス1bがその発射時点からレンズ3の対向
面3aに到達する時点間の、上述のザンブリングパルス
の発生数をCo、水中の音速を■、計測位置Nにおいて
計測されるレンズ対向面3aの位置座標を(χ、y)、
レンズ対向面3aの位置座標(x、y)と回転中心0間
の距離をR1とすると、Xおよびyは以下に示す式(1
)および(2)により求められる。
X = R] Xcos(β×n」−α’)     
 ・・−・−(1)y−RI X5in(βXn + 
α)      −−(2)ここに、 R1=Ro−VX t/2      −(3)=Ro
−VXCoXT       −・−(4)上式(])
 〜(4)において、T、 Ro、 V、 a 、およ
びβは、いずれも予め測定ないしは測定可能な値である
から、nおよびCoを与えるとレンズ対向面3aの位置
座標(x、y)を求めることが出来る。そして、超音波
TDIをスタート位置Noから計測終了位ff N 2
まで走査して各計測位置におけるレンズ対向面3aの位
置座標(x、y)を求めると、レンズ3の対向面形状が
測定できる。
水中にあるレンズのように、音響インピーダンスが水と
レンズ対向面間およびレンズ裏面と水量で変化する場合
には、超音波パルスはレンズ対向面のみならず裏面から
も反射し、この反射信号も超音波TDIにより受信する
ことが出来る。この裏面から反射する超音波パルスを検
出することにより、以下の演算式により裏面3bの位置
座標(X!。
yz)を求めることが出来る。この場合、レンズ3内を
伝播する超音波の音速を■2、レンズ対向面3aと裏面
3bで反射した超音波パルス信号の受信時間差をL2、
レンズ裏面3bの位置座標(χ2゜yz)と回転中心0
間の距離をR2とすると、X2およびy2は以下に示す
式(5)ないしく7)により求められる。
X2 =R2Xcos(β×n+α)・・・・・・(5
)Y2=R2X5in(βx n + a)     
−−(6)R2−Ro  (VXt/2 +VzXtz
/2)   −−(7)そして、超音波TDIのスター
ト位置Noから計測終了位置N2までの各計測位置にお
けるレンズ裏面3bの位置座標(xz、yiを求めると
、レンズ3の裏面形状が測定できる。
次に、第2図を参照し、上述のようにして求めた位置デ
ータを用いて、厚さおよびその分布、並びにレンズを球
体の一部と考えた場合のヘースヵーブの曲率半径の各算
出方法を説明する。
今、レンズ3の裏面3bの形状が球面であると仮定し、
上述のようにして求めた任意の測定データから図のよう
に裏面3b上のA、B、Cの3点の位置データを取り出
し、これらの位置座標を(XaYa)、(xb、yb)
、(Xc、Yc)とすると、これらの位置データから、
距離BC(−a)、距離AC(=b)、距離AB (−
c)は既知なる値であるから、値a、b、cから曲率半
径R3が次式(8)により求められる。
R3=abc / ((a+b+c) (a−b+c)
 (b+c−a) (b−cla) l ”’・・・(
8) また、この裏面3bのヘースカーブ」二の任意の位置座
標(x、y)は次の一般式(9)でjjえられる。
(χ−al)2+ (Y−bl)2=R32−・・・(
9)ここに、a l + b I はヘースカーブの曲
率中心0の座標である。裏面3bの位置データから任意
の2点を選んでそれぞれを式(9)のX、Yに代入する
と、曲率中心01の位置座標(a l+ b +)を求
めることができる。このとき、例えば中心01 と点B
とを結ぶ延長線が対向面3aと交わる点をDとし、点り
の位置座標(Xd、Yd)を求める。そして、点Bおよ
び点りの座標データから距離BDを演算するとレンズ3
の厚みが求められる。このような厚みの演算をレンズ3
の一端から他端に亘り所定の間隔で行うと厚み分布が得
られる。さらに、式(8)から得られる曲率半径R3は
ヘースカーブの曲率の測定になる。
レンズを、その凹形状の面を対向面として超音波TDに
向けて配置し、そのレンズの形状を測定する場合には、
第3図に示す方法によるのが好ましい。第3図において
も、第1図と同一の要素には同じ符号ないしは記号をイ
」シである。
第3図に示す方法によりレンズの形状を測定する場合、
レンズ3は、超音波TDの回転中心0に関して超音波T
Dと反対側に配置される。すなわち、レンズ3の対向面
(凹形状の面)3a゛を超音波TDIに向け、且つ、超
音波TDIの回転中心0に関して超音波TDIと反対側
の位置、より具体的には対向面3a’の曲率(ヘースカ
ーブの曲率)中心が」二連の回転中心0に略合致する位
置(回転中心Oの近傍位置)に配置される。従って、超
音波TDIはレンズ3を臨の、超音波TDIと回転中心
0を結ぶ線が常にレンズ3の対向面3a’に略直交する
ことになる。
この場合にもレンズ対向面3a’の位置座標(X、Y)
と回転中心0間の距離をR1とすると、Xおよびyは式
(1)および(2)と同し弐により求められる。ただし
、R1は次式〇〇)により求める。
R]=Vxt/2−R。
−VXCo XT−Ro      −0O)レンズ裏
面3b’の位置座標(xz、yz)と回転中心0間の距
離をR2とすると、x2およびy2は式(5)ないしく
力と同し式により求められる。ただし、R2は次式(1
1)により求める。
R2−(VXt/2+V2Xtz/2)  Ro  −
−(It)なお、第1図および第3図は水中にある物体
の形状を計測する場合の一般的な好ましい態様を示すも
のであるが、本発明方法は、例えば、超音波TOとその
回転中心間に、超音波TDに向けて凹形状の対向面を有
する物体の形状を計測する場合にでも適用が可能な場合
がある。この場合、被測定物が、超音波TOと回転中心
とを結ぶ線に対して、超音波パルスの、被測定物の対向
面および裏面で反射する方向が所定の角度範囲(例えば
、±10°)であるような形状であれば測定可能である
。もっとも、測定可能な被測定物の形状は、使用する超
音波TDの性能や反射してくる超音波パルスを検出する
回路能ノjに依って影響される。
第4図は、超音波ゴDと回転中心とを結ぶ線に対して、
被測定物の対向面および裏面で超音波の反n=Iする方
向が上述の所定の角度範囲を外れている場合にでも、被
測定物の形状測定を可能にする方法を説明するもので、
例えばレンズ3のエツジ部3Cの形状測定に適用される
超音波TDIを回転中心0の回りに半径ROの円弧5上
を移動させたとき、第4図の仮想線で示すように超音波
TDIの超音波発射面が常に回転中心0に向かっている
ため、回に示すようなレンズ3のエツジ部3Cの対向面
3dの形状を測定する場合には、超音波TDIの中心C
TDから発射された超音波パルスは対向面3dの点Eで
反則して図示F方向に向かい、反射波が超音波TDIの
中心CTDに向かわないために、超音波TDIが受信す
る反射波強度が小さく形状測定ができなくなる。
そこで、エツジ部対向面3dに超音波TDIの音軸が垂
直に交わるように、中心CTDを中心に超音波TDIを
角度jだけ回動さゼると、超音波TDlから発射された
超音波パルスは対向面3d上の点Gで反射し、同じ経路
を逆に辿って超音波TDIに戻ることができる。実際に
は、超音波T111から超音波パルスを連続して発射さ
ゼながら超音波TDlを点CTD回りに回動させ、反射
波強度が最大あるいは超音波パルスの伝播時間(超音波
パルスを発射した時点から反射波を受信するまでの時間
)が最小となるような角度jを見つけ出せばよい。この
ときの点Gの位置座標(X、Y)は以下の式(11)な
いし式側から求めることができる。
X −r Xcos(K + P )       −
−(II)Y = r X5in(K + P )  
     −−02)r = r 、  X5in j
/ sin k        −・・・−(14)こ
こに、Pは超音波TDIの中心CTDと回転中心0を結
ぶ線と基準線(X軸)とがなず角度、Kは中心CTDと
回転中心0を結ぶ線と、点Gと回転中心0を結ぶ線とが
なす角度、rlは超音波TDIにより測定され、中心C
TDと点G間の距離である。
なお、レンズの形状の測定では±10μm以下の測定精
度が要求されるので、使用する超音波TDIとしては周
波数30MIIz以上の超音波を発生させることができ
るものが要求される。この要求を満足させるためには、
例えば高分子圧電膜を備えた超音波TDの使用が好適で
ある。また、分解能は反射波の半波長相当が限界であり
、この分解能を実現させるには反射波の半波長相当距離
を伝播するに要する時間より短いサンプリング間隔でサ
ンプリングする必要があり、結局、反射波を少なくとも
60M1lz程度のサンプリング周波数でサンプリング
する必要がある。
第5図ないし第10図は本発明方法が適用された測定装
置の構成を示し、この測定装置は、超音波TDIを支持
し、回転中心軸2から所定距離にある円弧上を超音波T
DIを移動させるトラバス装置10、被測定物を支持し
、被測定物の設置位置を割り出す被測定物支持装W20
、水槽30、超音波TDIの超音波発射面と回転中心軸
2間の距離ROを測定するRo測定装置40等を備えて
構成され、ごれらは基台50に載置固定されている。
まず、l・ラハース装置10の構成を説明すると、水槽
30内に、その後面壁の中央位置に略密着して円板11
が配置されており、円板11の裏面(水槽30の後面壁
と対向する面)中心位置に垂直にこれと一体的に形成さ
れる回転軸(走査軸)llaが、水槽30の後面壁を液
密に、かつ、回動自在に貫通して、水槽30より外方に
突出している。
円板11は回転軸1 ]、 aの軸線を回転中心軸2と
してこの軸回りに回動可能である。円板11の表面(後
述する被測定物に対向する面)の直径方向全域に亘って
所定幅の溝1]、bが形成されている。
ごの溝11bに、スライダ12が嵌装される。円板11
の上述の回転中心軸2と同心に、後述するR o測定治
具74を嵌合固定する円筒状ボスIldが、スライダ1
2の下部において円板11に取り付けられている。
スライダ12は溝11bに沿って摺動自在に支持されて
おり、ROIll整ねし14によって上述の回転中心軸
2に対する距離Roが調整される。RO調整ねじ14に
よって調整される距離RoはRO測定装置40によって
読み取られる。
ずなわち、Ro測定装置40は、基台50に立設され、
回動自在かつ昇腎可能なロッド41aを備えた昇降装置
41と、ダイヤルゲージ42と、一端が昇降装置41の
ロッド41aに固設され、他端がダイヤルゲージ42の
下端を支持し、略水平方向に延びるアーム43とを備え
て構成される。
固定ねし41bを緩めて調整ねし41cを回動させると
昇降装置41のロッド41aが」−下方向に伸縮し、ダ
イA・ルゲージ42を適宜の高さに移動さゼ゛ることが
でき・る。そして、アーム43を回動させてダイヤルゲ
ージ42の測子42aをトラバース装置IOの直立さゼ
たスライダ12の上端面に当接させた後、上述のRo 
gf%整ねし14によってスライダ12を」−下させる
とスライダ12の相対移動量を測定することができる。
これにより、超音波TDIの後述する距離Roが測定さ
れる。
なお、ダイヤルゲージ42の不使用時にはアーム43を
トラバース装置10と離反する方向に回V」させてダイ
ヤルゲージ42をトラバース装置10と干渉しない位置
に移動させておく。
スライダ12には揺動板13がピン軸13aを介して揺
動自在に取り付けられている。揺動板13の上端面はピ
ン軸13aを中心とする円弧を成しており、その上端面
にウオームギア13bが形成されている。そして、調整
ねじ16に刻設したウオーム16aが上記ウオームギア
13bに噛合しており、この調整ねじ16はスライダ1
2側に回転自在に支持されている。調整ねし16は、後
述する超音波TDIのγ角を調整するものであり、調整
ねじ16を螺進させることにより揺動板13をピン軸1
3aの回りに揺動させることができる。
揺動板13には超音波TDIを取り付けるホルダ15が
固着されており、このホルダ15に超音波TDIを取り
付けたとき、超音波TDIの超音波パルスが上述の回転
中心軸2に向かって発射されることになる。そして、超
音波TDIはリード線1aを介して後述する制御装置6
0に電気的に接続され、リード線1aは円板11、回転
軸11aに埋め込まれて制御装置60側に引き出される
前記回転軸11aの突出端にはウオームギアllcが固
設され、パルスモータ18の駆動軸に取り付けられたウ
オーム18aがウオームギアIlcに噛合している。パ
ルスモータ18の回転はこのウオーム18aおよびウオ
ームギアIlcにより所定の減速比で減速されて円板1
1に伝達される。
そして、円板11の回動位置は回動基準位置検出装置1
9によって検出される。より具体的には、回動基準位置
検出装置19は、ウオームギアIlcの背面に固着され
た目盛板19a、原点セン431.9 b等から構成さ
れ、目盛板19aの所定位置には基〈V線19cがマー
キングされている(第7図参照)。
一方、原点センサ19bは目盛板19aの後方に、基台
50に立設された支持板19dにより所定位置に支持さ
れている。原点センナ19bが目盛板19aの基準線1
.9cを検出したときの超音波TDIO回動角度位置は
、前述したスタート位置Noに対応しており、原点セン
サ19bが基準線19cを検出するまでパルスモータ1
8を駆動することにより、超音波TDIをスタート位置
Noに移動させることができる。支持板19dにはその
中心を挟んで左右対称所定位置に左旋回リミットセン′
す19eおよび右旋回リミットセンサ19fが取り伺け
られており、これらのセンサ19e、19fが前述の基
準線19cを検出したとき、パルスモータ18の作動を
停止して円板11、従って、超音波TDIが許容回動範
囲を超えて旋回することを防止している。なお、原点セ
ンサ19b、左右のリミットセンサ19e、19fは後
述する制御装置60に電気的に接続されている。
次に、被測定物支持装置20の構成を説明すると、装置
20は、被測定物3の設置位置をX、Y。
X軸方向に微調整するものである。すなわち、被測定物
、例えばレンズ3はホルダ21に支持されて水槽30内
に設置される。そして、ホルダ21は断面15字状のブ
ラケット22の水平部22aに載置固定され、ブラケッ
ト22の垂直壁部22bは水槽30の上方に延び、その
延出端がYマイクロメータ23を備えるY軸方向スライ
ドステージ24の水槽側壁面に摺動可能に取り付けられ
ている。すなわち、Yマイクロメータ23の微調整ねし
部を回動させるとブラケット22はY軸方向スライドス
テージ24に対してY軸方向(上下方向、すなわち、前
記回転中心軸2に直交する方向)にのみ移動可能である
。一方、Y軸方向スライドステージ24は断面り字状の
X軸方向スライドステージ26に摺動可能に取り付けら
れている。このX軸方向スライドステージ26はXマイ
クロメータ25を備えており、このXマイクロメータ2
5の微調整ねじ部を回動させるとY軸方向スライドステ
ージ24はX軸方向スライドステージ26に対してX軸
方向(第5図において左右方向、すなわち、回転中心軸
2と同じ方向)にのみ移動可能である。さらに、X軸方
向スライドステージ26はXマイクロメータ27を備え
たX軸方向スライドステージ28に摺動可能に取り付け
られ、Xマイクロメータ25の微調整ねし部を回動させ
るとX軸方向スライドステージ26はX軸方向スライド
ステージ28に対してX軸方向(Y軸方向およびX軸方
向のいずれの方向にも直交する方向)にのみ移動可能で
ある。X軸方向スライドステージ28は基台50に立設
される支持台29に載置固定されている。第5図から明
らかなように、水槽30内に配置されるブラケット22
は、X軸方向スライドステージ2Bを介して水槽30外
に配置されるZ軸方向スライドステージ26.X軸方向
スライドステージ2Bおよび支持台29に連絡している
第8図および第9図はレンズ3を支持するホルダ21の
詳細を示ず。ホルダ21は略円柱状をなし、その基端に
は同心状に環状鍔部21aが一体に形成さている。この
環状鍔部2]aはボルダ21をブラケット22に安定よ
く載置するためのもので、ボルダ21の底面中心位置に
下方に向けて突設させた小径の突起21bを、ブラケッ
ト22の水平部22aの所定位置に穿設した穴22cに
嵌合させることによりホルダ21をブラケット22の所
定位置に固定している。ホルダ21の上端面にはレンズ
3より僅かに大径、かつ、深さhlの凹陥部21cが形
成され、この凹陥部2]cと同心に、かつ、レンズ3よ
り小径の有底の穴21eが穿設されている。この穴21
eの底面21[は播鉢状乙こ断面■形状を有している。
凹陥部21cの深さhlはレンズ3が水槽30内の僅か
な水の流れに対して浮き上がったり、移動することがな
い値に設定されている。また、穴21eの底面21fを
断面■形状に傾斜させることにより、超音波TD1から
発射され、レンズ3を透過して伝播し、ボルダ21で反
射する反射波が散逸し、同じ経路を逆に辿って超音波T
DIに戻らないようにされている。これにより被測定物
3からの形状情報だりが極力超音波TDIに受信される
ようになっている。
ホルダ21の上端面には中心を通り、凹陥部21cの深
さhlよりh2だけ深く、溝幅Wの溝21dが穴21e
を横断して超音波TDIのトラバース方向(X軸方向)
に形成されている。溝21dによってレンズ3のヘヘル
部(エツジ部)の形状の測定を可能にする。また、溝深
さh2は、超音波TDIから発射された超音波パルスが
レンズ3の表面で反射する反射信号と、レンズ3より下
方の溝21dの溝底で反射する反射信号とを分離識別で
きるに充分な距離だけ確保される値に設定され、溝幅W
は収束された超音波パルスの収束径より大きければよい
レンズ3はホルダ21に載置されるだけであるから、超
音波TDIを水中でトラバースさせたとき、水槽30内
に水揺れが生じ、この水揺れによってレンズ3がホルダ
21から浮き上がったり移動することがないようにする
必要がある。このため、第5図および第6図に示すよう
に、水槽30内に水揺れ防止板31.32.33が設置
され、超音波TDIの移動による水揺れが防止される。
第10図は制御装置60の概略構成を示し、制御装置6
0は、図示しない記憶装置に記憶された所定のプログラ
ムを実行することによって、詳細は後jホするように、
トラバース装置10の作動制御、超音波TDIによる超
音波パルス信号の発射および受信制御等を行うマイクロ
プロセッサ61、このマイクロプロセッサ61にハスケ
ーブル等で接続され、入出力データの授受を行うインタ
ーフェイス部62、このインターフェイス部62に接続
されるサンプリングバッファメモリ部63およびパルス
モータ駆動部65、サンプリングバッファメモリ部63
に接続される超音波送受信部64等で構成されている。
超音波送受信部64には超音波TDIがリード線1aを
介して接続され、パルスモータ駆動部65の出力側には
パルスモーク18が接続されている。また、インターフ
ェイス部62の入力側には前述した原点センサ19b左
旋回リミントセンサ19e、および右旋回リミットセン
サ19fがそれぞれ接続され、マイクロプロセッサ61
には直接CRT表示部66が接続されている。
このように構成される測定装置によりレンズ3の表面形
状が以下の手順によって測定される。
レンズ3の形状を測定するに当り、予め水中およびレン
ズ3内を超音波パルスが伝達する音速■および■2を測
定しておく。また、超音波TDIの超音波発射面と回転
中心線2間の距i!1lfRoを適宜の方法で測定して
おくとともに、超音波TDIの回転中心軸2に合致する
ように調整しておく。
次に、被測定物であるレンズ3を被測定物支持装置20
のホルダ21に、凸面を超音波TDIに向けて載置し、
x、y、zマイクロメータ2723.25を調整して所
定位置に設置する。そして、超音波TDIが完全に水没
するまで水槽30に静かに水を満たず。
制御装置60の図示しない操作盤のスイッチを操作する
と、制御装置60のマイクロプロセッサ6】は記憶装置
に記憶された所定のプログラムを実行することにより以
下に説明する所定の手順でレンズ3の形状の測定を開始
する。
先ス、マイクロプロセッサ61はパルスモータ18を作
動さ−lて超音波TDIをスタート位置NO(第1図参
照)に移動させた後、超音波送受信部64に駆動信号を
供給して超音波TDIに超音波パルスを発生させるとと
もに受信を行わせる。超音波TD+のスタート位置No
の検出は前述した通り、原点センサ19bにより基準線
19cを検出することにより行われる。超音波送受信部
64は、上述したように超音波TDIに超音波パルスを
発射させるとともに、超音波TDIにより受信した反射
波を増幅、フィルタリング、検波、ピクホールド等の所
謂アナログ処理を行うものである。超音波送受信部64
で受信した信号はサンプリングバッファメモリ63によ
り高速でサンプリングされる。
サンプリングバッファメモリ63は、ゲート開信号が入
力している間だけ超音波送受信部64からの信号を取り
込むことができ、ゲート開信号はマイクロプロセンサ6
1から超音波送受信部64に上述の駆動信号が供給した
時点から所定の時間の経過後にサンプリングパンツアメ
モリ63に出力され、その後被測定物であるレンズ3の
前記対向面および裏面からの反射波信号を取り込めるに
十分な期間の経過後、その出力が停止される。また、サ
ンプリングパンツアメモリ63は所定周期(例エバ、6
0M1lz)のクロンクパルスのハイレヘルが人力して
いる間に超音波送受信部64が受信した信号状態を順次
取り込み記憶するもので、ハイレヘルの信号状態が記憶
されているアドレスから反射波信号が入力した時点が判
る。
スタート位置Noでのサンプリングが終了するとマイク
ロプロセッサ6】はパルスモータ駆動部65に駆動信号
を供給してパルスモーク18を作動させ、超音波TDI
を前述の円弧5上を所定の微小角度β(例えば、0.7
2°)だけ移動させた後、再び超音波送受信部64に超
音波パルスの発射および受信を実行させ、サンプリング
バッファメモIJ63に超音波送受信部64が受信した
信号状態を記憶させる。このようにサンプリングパンツ
アメモリ63は超音波TDIがスタート位置Noから計
測終了位置N2まで移動する間に所定角度βだけ回転中
心0回りを旋回する毎に、すなわち、各測定点毎に被測
定物3の対向面3aおよび裏面3bの位置情報を記憶し
ている。
スタート位置Noから計測終了位置N2までの被測定物
3の対向面3aおよび裏面3bの位置情報の読み込みが
終了すると、マイクロプロセッサ61は前述した演算式
(1)ないしく7)に基づきレンズ3の対向面3aおよ
び裏面3bの位置座標を演算し、求めた位置座標から弐
(8)等によりレンズ3の表面形状、ヘースカーブの曲
率等を演算し、その演算結果をCRT表示部66に表示
する。
レンズ3のエツジ部のように、エツジ部の形状がフロン
トカーブの延長上になく、超音波1’ I) 1の音軸
が計測面に垂直に交わらない場合、エツジ部の表面で反
射される超音波パルスの反射波強瓜か弱く、SN比が悪
化し、エツジ部の形状測定が困難となる。かかる場合に
は、トラバース装置10の調整ねじ16を調整して揺動
板13を揺動させ、超音波TDIをピン軸132回りに
、ずなわら、超音波TDIの超音波発射面中心CTD回
りに回動させて前述のγ角度を調節する。そして、前述
した通りに反射波強度が最大あるいは超音波パルスの伝
播時間が最小となるときの回動角jを読め取り、これを
操作盤からマイクロブ1コセンザ61にキーインする。
マイクロプロセッサ61は入力された回動角jに基づき
前記式(l l)〜θ4)により凹凸面の表面位置座標
を演算し、上述と同様にエツジ部の形状等を演算し、そ
の演算結果をCRT表示部66に表示させる。
なお、トラバース装置10の調整ねじ16は、上述のよ
うに測定者が手で操作して調整し、調整ねし16に刻ま
れた目盛りから回動角Tを読み取り、これをマイクロプ
ロセツサ61にキー人力するようにしてもよいし、調整
ねじ16に小型のパルスモータを取り付け、これを制御
装置60に接続し、回動角度の調整、読み取りをマイク
ロプロセッサ61により自動的に行うようにしてもよく
、この場合、測定時間が短縮され、また、測定者の読取
誤差がなく、測定精度が向上する。さらに、パルスモー
タを制御装置で制御するので、ウオーム1.6aおよび
ウオームギア13aのバックラッシュを考慮した制御プ
ログラムにより調整ねし16を作動させることができ、
この場合には測定精度が更に向上する。
ソフトコンタクトレンズ3の凹面を超音波TDIに曲り
でレンズ形状を測定する場合には、被測定物支持装置2
0のブラケノI・22を下方に移動させて、被測定物3
を第3図に示すように回転中心軸2に対して超音波TD
Iと反対側に設置し、被測定物3の対向面3aおよび裏
面3bの位置座標の演算に式00)ないし式(11)を
用いる点を除けば、」二連と同しようにして測定できる
のでその詳細な説明は省略する。
なお、本発明に係る物体の形状測定方法は、水中に設置
したレンズに適用されるだけでなく、水中に設置しであ
る種々の物体、例えば、金属、ガラス、セラミックス、
プラスチック等の形状の測定にも適用できることは勿論
のことである。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の物体の形状測定方法に依れ
ば、被測定物を水中に設置し、超音波により被測定物の
形状を検出するので、水を含んでいて、空気中に取り出
すと水分の蒸発により形状変化を来す物体の形状を正確
に測定することができる。また、各測定点において、被
測定物の表面での反射波の強度を検出しながら超音波ト
ランスジユーザをその超音波発射面中心回りに回vJさ
せ、反射波強度が最大になる回動角度位置での表面反射
波を受信して各測定点での被測定物の表面位置4゜ 座標を求めるために、凹凸のある複雑な形状の物体であ
ってもその形状を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る物体の厚み測定方法の測定原理
を説明するだめの図であり、超音波トランスジユーザに
向けて凸の表面を有する被測定物と超音波トランスジュ
ーサとの位置関係を示すレイアウト図、第2図は、被測
定物の得られた表面位置座標から曲率半径、厚み等を演
算するための位置関係を示すレイアウト図、第3図は、
第1図と類似の測定原理を説明するための図であり、超
音波I・ランスジユーザに向iJて凹の表面を有する被
測定物と超音波トランスジューサとの位置関係を示すレ
イアウト図、第4図は、ソフトコンタクトレンズのエツ
ジ部形状を測定する場合の超音波I・ランスジューサと
ソフトコンタクトレンズの位置関係を示すレイアうト図
、第5図は、本発明方法が適用された測定装置の構成を
示す断面側面図、第6図は同一部断面正面図、第7図は
同一部断面背面図、第8図は、第5図に示す被測定物ホ
ルダ21の上面図、第9図は同縦断面図、第10図は、
第5図に示す測定装置の作動を制御する制御装置の構成
を示すブロック図である。 1・・・超音波トランスジユーザ、2・・・超音波トラ
ンスジユーザの回転中心軸、3・・・ソフトコンタク!
・レンズ(被測定物)、10・・・トラバ−ス装置、2
0・・・被測定物支持装置、21・・・ホルダ、30・
・・水槽、60・・・制御装置、61・・・マイクロプ
ロセツサ、63・・・ザンプリングハッファメモリ。 出願人   東  し 株 式 会 社代理人  弁理
士  長 門 侃 脈 ンンC 2ンO 手 続 補 正 書 (自 発) 6゜ 補正の内容 平成元年 9月28日 ■、明細書の発明の詳細な説明の欄 特 許 庁 長 官 殿 明細書第8頁第14行目の式(7I)及び第12頁第1
6行t”I〜第1゜ 事件の表示 17行目の式(10)にそれぞれ記載の「1゛Jとある
をr”l’/21昭和63年 特許側梁203364号 に訂正する。 2゜ 発明の名称 Il、図面 物体の形状測定方法 図面の第1図を別紙の通り訂正する。 3゜ 補正をする者 4゜ 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水中の所定位置に被測定物を設置し、この被測定物を臨
    み、かつ所定の回転中心から等距離にある円弧上を超音
    波トランスジューサを移動させ、前記円弧上の各測定点
    において超音波トランスジューサから被測定物に向けて
    超音波を発射し、被測定物の表面での反射波の強度を検
    出しながら超音波トランスジューサをその超音波発射面
    中心回りに回動させ、反射波強度が最大になる回動角度
    位置での表面反射波を受信して各測定点での被測定物の
    表面位置座標を求め、もって、被測定物の形状を求める
    ことを特徴とする物体の形状測定方法。
JP20336488A 1988-08-16 1988-08-16 物体の形状測定方法 Pending JPH0252208A (ja)

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