JPH0251820A - 回路遮断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は回路遮断器に係り、特に組立作業の容易化と製
品の信頼性向上に好適な回路遮断器の可動接点台回りの
構造に関する。

（従来の技術） 従来技術は、実開昭５９−１７８８４６号公報に開示さ
れているように、可動接点台を抱持して軸支する連動軸
がモールド成形品であるため、捩りばねの保持にはピン
が必要であり、また実開昭５９−１７７８８４５号公報
には、接点ズレの対策として連動軸の一部に凸部を形成
しているものが開示されている。第１０図はこのような
従来技術の可動接点台回りの要部斜視図であって、可動
接点台２に捩りば゛ね４を軸３と共に固定した後。

連動軸３を挿入し捩りばねの一端を連動軸に、他端をピ
ン８を介して可動接点台２に係止する構成である。９は
接点ズレを防止する凸部である。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来技術は、一体にモールド成形された前記連動軸
に前記可動接点台を挿入し捩りばねを弾性限界内で撓ま
せて装着する際の組立作業の容易化についての配慮が不
十分であり１作業性向上の一対策として、捩りばねの受
は部に専用ピン等を設けているが、原価的に不利であり
問題点が残されていた。

本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、
構成部品点数を増すことなく、捩りばねの組付けが容易
で作業性がよく、しかも接点ズレのない新規の可動接点
台構造を備えた回路遮断器を提供することを目的とする
ものである。

（課題を解決するための手段） 上記の目的は、装着に必要な撓みを捩りばねの端部に与
えて固定する際、端部とコイル部とが相互に干渉しない
よう、少なくともコイルの最終の半円弧が、コイル部の
外径より大きい外側から端部に連なるように構成し、可
動接点台と軸とを一体に形成し連動軸の内壁に前記軸の
長手方向の移動を規制する軸受溝を設けることによって
達成される。

（作用） 上記の構成により、捩りばねを撓ませて端部を可動接点
台と連動軸間に装着した際、ＲＡ部はコイル部と干渉せ
ず捩りばねを容易に弾性変形させて装着組立ができ、ま
た可動接点台の軸方向のガタを最小に抑えることが可能
である。

（実施例） 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第１図は本発
明に係る回路遮断器の可動接点台回りの要部平面図、第
２図は同側面図、第３図は同正面図を示す、可動接点台
２０を貫通した軸３０に捩りばね４０が嵌装された状態
で、モールド一体成形した連動軸１０の孔１０ｂ内に挿
入し、連動軸３０の下面に設けたＵ字状の軸受溝１０ａ
を案内として軸支する。軸３０は長手方向を規制して支
持されており、可動接点台２０は軸３０を中心として回
転可能であり、軸受溝１０ａの深さ寸法は軸３０の長さ
に見合う最小の長手方向隙間を有し、ガタが最小となる
ように構成されている。第２図に示すように５捩りばね
４０はコイル部４０ｃ。

端部４０ａ、逃げ部４０ｂ、腕部４０ｄ、連結部４０ｅ
から成り、コイル部４ｃは可動接点台２０を挟んで軸３
０の両端に嵌装され、連結部４０ｅは可動接点台２０に
係止され、端部４０ｇは連動軸１０のばね受は部１０ｃ
に係止されている。可動接点台２０の先端部には可動接
点６を備え、固定接点台５上の固定接点７に可動接点６
が当接するように構成されている。第４図は捩りばね４
０の組立に伴う位置と形状が自然状態４０゜から装着状
態４０１に変化する状況を示す図である。第５＠は第３
図の拡大断面図で、上記端部４０ａをバネ受は部１０ｃ
に係止する際、矢印Ａに従って捩りばね４０を自然状態
４０．から装着状態４０１に変化しても端部４０ａがコ
イル部４０ｃと干渉しないよう隙間Ｃを保持する逃げ部
４０ｂを形成している。これにより捩りばね４０は塑性
変形することなく組立動作は円滑に行なうことが可能で
ある。第６．７図は他の実施例を示す図で、捩りばね４
０’は腕部４０′ｄと連結部４０’　ｅとのなす角度が
鈍角で、端部４０′　ａと４０′　ａが外側に開いた形
状になっている。すなわち第６図に示すように端部４０
’　ａ、４０′ａを矢印Ｂ方向に加圧して、外開きの自
然状態４０′。から装着状態４０′、に変形させること
により容易に組付けができる。本実施例の捩りばね４０
′を使用する際、第６図のように、予め軸３０を可動接
点台２０に挿入後、軸３０と接触している可動接点台２
０の平面２０ａ　（第７図）をカシメるか若しくは軸３
０を可動接点台２０にインサート成形することにより軸
３０と可動接点台２０を一体化する、ことが組立容易化
と組立ガタ防止の見地から一層好ましい、第８．９図は
本発明のさらに他の実施例を示す図であるが、捩りばね
４０″′を矢印Ｃ方向に自然状態４０′。から装着状ｓ
４０′□に変形させることにより′第６．７図実施例と
同様に実施することが可能である。

（発明の効果） 本発明の実施により以下の効果がある。

（ａ）組立時に捩りばねに対して無理な力を加える必要
がないから、塑性変形を防止することができ、接点圧力
が安定し品質が向上する。

（ｂ）組立時の捩りばねの相互干渉が防止され撓み量を
大きくとることが可能となり１作業の容易化による能率
向上が図られ原価が低減する。

（Ｃ）可動接点台と軸を一体化することで部品点数が減
少し組立作業性がよくなると共に、可動接点台の軸方向
のガタが最小に抑えるられ可動接点と固定接点とのズレ
を防止することができ、製品の信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る回路遮断器の可動接点台回りの要
部平面図、第２図は同側面図、第３図は同正面図、第４
図は捩りばねの組立に伴う位置と形状が変化する状況を
示す図、第５図は第３図の拡大断面図、第６図は本発明
の他の実施例の平面図、第７図は第６図の分解斜視図、
第８図は本発明のさらに他の実施例の平面図、第９図は
同側面図、第１０図は従来の回路遮断器の可動接点台回
りの斜視図である。 １０・・・連動軸　　　　　２０・・・可動接点台３０
・・・軸　　４０．４０’　、４０’・・・捩りばね５
・・・固定接点台　　　　６・・・可動接点７・・・固
定接点 第６図 第 図 ４０′Ｏ 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、可動接点を備える可動接点台と、前記可動接点台を
   抱持する連動軸と、前記可動接点台を貫通し前記可動接
   点台と前記連動軸とを互いに回動可能に支持する軸と、
   前記連動軸と前記可動接点台との間に係着した捩りばね
   を有する回路遮断器において、少なくともコイル部コイ
   ルの最終の半円弧が、前記コイル部の外径より大きい外
   側位置から両自由端部に連なるように構成した捩りばね
   と、前記軸と一体に形成した可動接点台と、前記連動軸
   の内壁に前記軸の長手方向の移動を規制する軸受溝とを
   具備することを特徴とする回路遮断器。