JPH0251674B2 - - Google Patents

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JPH0251674B2
JPH0251674B2 JP57139973A JP13997382A JPH0251674B2 JP H0251674 B2 JPH0251674 B2 JP H0251674B2 JP 57139973 A JP57139973 A JP 57139973A JP 13997382 A JP13997382 A JP 13997382A JP H0251674 B2 JPH0251674 B2 JP H0251674B2
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JP
Japan
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parts
compound
platinum
aluminum
groups
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Application number
JP57139973A
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English (en)
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JPS5840151A (ja
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Keito Piahointo Edowaado
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Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
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Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JPS5840151A publication Critical patent/JPS5840151A/ja
Publication of JPH0251674B2 publication Critical patent/JPH0251674B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、Si―H基を含む化合物と脂肪族不飽
和基又はシラノール基を含む化合物との間の反応
を促進する際に使用するための特定の白金触媒に
関する。 Si―H基と脂肪族不飽和基又はシラノール基と
の間の反応は周知であつて、例えば硬化オルガノ
ポリシロキサンの形成に広範に使用される。この
ような硬化オルガノポリシロキサンは、多数のSi
―H基を有するオルガノポリシロキサンと多数の
脂肪族不飽和基又はSiOH基を有するオルガノポ
リシロキサンとの反応によつて得ることができ
る。このような物質は弾性の特性を有し、封入用
配合物及び塗料例えば種々の基材上の非付着性又
は剥離性塗料のような種々の用途で使用される。
迅速硬化、つまり硬化生成物を生じる先駆物質た
るオルガノポリシロキサンの間の反応を得るため
には、普通触媒を使用し、この機能に対して白金
又は白金化合物の1つは周知である。 白金金属及び白金の単純な無機化合物例えば塩
化白金酸及びその塩の他に、白金の種々の錯化合
物が触媒として提案されている。英国特許第
1060420号には、オルガノシロキサン化合物例え
ばテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキ
サンと、白金ハリド又は単純な不飽和化合物の第
一白金錯化合物例えばシクロヘキサン又はエチレ
ンと塩化第一白金との反応によつて製造された白
金とビニル基を有するオルガノシロキサンとの錯
化合物が記載されている。同様に英国特許第
1127675号にはビニルオルガノシロキサンと塩化
白金酸との相互作用から得られる触媒が記載され
ており、この際水洗によつて任意の酸度が除去さ
れる。英国特許第1211699号には殆ど全ハロゲン
が除去された(これによつて触媒力が改善される
と言われる)白金シロキサン錯化合物が記載され
ている。 上記公知触媒は1つ以上の欠点を示すといつて
もよい。これら触媒の活性は低いか又は貯蔵中に
変化することもあり、若干の場合には触媒は酸性
となつて貯蔵容器の腐食を招くこともあり、ある
いはその製造の際のハロゲンの除去又は洗浄は面
倒な手順である。本出願人はこれらの欠点の若干
又はすべてをしばしば回避することのできる白金
触媒を見出した。 本発明によれば、 (a) ハロゲン白金化合物、 (b) 脂肪族不飽和基を有するオルガノシロキサン
化合物、 (c) アルミニウムアルコキシド、 の混和物から成る白金触媒が提供される。 「混和物」なる用語は、三成分(a),(b),(c)が一
緒にされることを示すために用いられ、三成分が
必ずしも単純な混合物として存在することを意味
しない。それどころか反応が起つて新しい化学種
を生成すると考えられる。本発明を任意の理論に
限定することなく、成分(a)及び(b)が反応して通常
ハロゲン化珪素基の形成を相伴つて錯化合物を生
成し、今度はハロゲン化珪素基がアルミニウムア
ルコキシドと反応すると考えられる。該混和物か
ら任意の成分を除去する段階は取られないが、発
生した特に揮発性の物質が少なくとも或る程度は
逸失されうることは認められる。 本発明の白金触媒は、成分(a),(b)及び(c)を単に
混合することによつて製造することもできる。混
合の順序は重要ではなく、溶剤中で製造を実施す
ることもしばしば有利であり、溶剤は除去しても
よいが通常は除去しない。適当な溶剤は炭化水素
例えばトルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン
を包含する。場合によつては溶剤として役立つオ
ルガノシロキサン(b)を過剰に使用するのも有利で
ある。 触媒活性は通常は後続の混合期間で増大しなが
ら変化するが、これは就中一緒に反応する成分(a)
及び(b)に帰因すると考えられる。最終水準の活性
の到達を加速するための加熱も望ましいけれど
も、不可欠ではない。 本発明の白金触媒を製造する代表的方法は、三
成分全部を通常は溶剤中で殆ど同時に混合しかつ
短時間の間加熱するか又は室温で貯蔵することを
包含する。また成分(a)及び(b)を一緒に一定時間加
熱し、その後通常混合物が冷却しているうちに成
分(c)を加えてもよい。 加熱を用いる場合、温度は代表的には50〜150
℃の範囲であり、しばしば存在する任意の溶剤の
還流温度である。通常安定水準の触媒活性を得る
ためには10〜60分の加熱が適当である。 成分(a)を与えるために使用されうるハロゲン白
金化合物の例としては、塩化白金酸及びそのアル
カリ金属塩、塩化第二白金、塩化第一白金及び誘
導された酸及び塩例えばH2PtCl4及びNa2PtCl4
及び塩化第一白金とエチレン、プロピレン、シク
ロヘキサン及びスチレンのようなオレフインとか
ら得られるような白金錯化合物、例えば 〔(CH2=CH2)PtCl22、〔(C6H10)PtCl22 及び塩化第一白金とジアルキルスルフイドとか
ら得られる白金錯化合物、例えば 〔(C2H52S〕PtCl2 が挙げられうる。 前記の塩化化合物の代りに類似のブロム化合物
も使用することができる。 多数の更に詳細な例は、白金化合物及び多くの
反応に対する触媒としての同化合物の使用に関す
る広範な文献から明らかであろう。 成分(b)を与えるために使用される脂肪族不飽和
基を有するオルガノポリシロキサンは、
【式】又は
【式】 〔式中Rは脂肪族不飽和を有する炭化水素基、
例えばビニル基又はアリル基であり、R1及びR2
はRと同じものであるか又は脂肪族不飽和を有し
ない同じか又は異なる炭化水素基、例えばCH3
C2H5又はフエニル基である〕によつて示すこと
のできる1個以上の構造単位を有することを特性
としている。通常はR,R1及びR2は未置換であ
るのが好ましいが、これらは塩素基又はシアン基
のような置換基を有していてもよい。通常有利で
はないが、R1及びR2によつて表わされる前記の
基の若干のもの又はすべては、ハロゲン原子例え
ばCl又はOH又は炭化水素オキシ基例えばOCH3
OC2H5,OC6H5であつてもよい。 成分(b)を与える物質は、上記の式(1)及び/又は
(2)の単位から完全に構成されていてもよい、例え
ばジビニルテトラメチルジシロキサン及びビニル
ジメチルシリル基を末端に有する線状ポリメチル
ビニルシロキサン又は環状メチルビニルポリシロ
キサン例えばメチルビニルシクロテトラシロキサ
ンであつてもよい。また同物質は、式(1)及び/又
は(2)の1個以上の単位と共に一般式:
【式】又は
【式】 〔式中R3,R4及びR5はRとは異なる場合のR1
及びR2に関する前記のものを表わす〕で示され
る他の単位を有するコポリマーであつてもよい。
このようなポリマーでは少なくとも1個の―
SiR・O・SiR―単位が存在しているのが好まし
い。 式(1)及び(2)の単位の式(3)及び(4)の単位に対する
該コポリマー中の相対数は同コポリマーの分子量
の変化に従つて広範囲で変化しうる。通常は単位
の20〜95%は式(1)又は(2)でありかつ分子量の範囲
は260〜100000であるのが好ましい。特に好まし
いシロキサンはジビニルテトラメチルジシロキサ
ン及び1:3:5:7―テトラメチル―1:3:
5:7―テトラビニルシクロテトラシロキサンで
ある。 成分(c)を与えるアルミニウムアルコキシドは通
常はアルミニウム原子1個当り3個のアルコキシ
基を有する化合物であつてもよいが、アルコキシ
基は部分的にCl又はOHのような他の原子又は基
によつて置換されていてもよい。アルコキシ基は
同じか又は異なつていてよい。適当なアルミニウ
ムアルコキシドの例には、アルミニウムトリメト
キシド、アルミニウムトリエトキシド、アルミニ
ウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリ―
t―ブトキシド、アルミニウムモノ―s―ブトキ
シドジイソプロポキシド、アルミニウムトリ―s
―ブトキシドが包含される。特に有利には、アル
ミニウムアルコキシドは、単独又はアルミニウム
トリ―s―ブトキシドと混合されているアルミニ
ウムトリイソプロポキシドか又はアルミニウムと
イソプロパノール及び第2級ブタノールの混合物
から形成するアルコキシドから生じる種々の化学
種の多成分混合物である。 通常は、アルミニウムアルコキシドが成分(b)又
は成分(b)と添加可能の任意の溶剤との混合物中で
の優れた溶解度を有するようにアルコキシ基を選
択するのが望ましい。 本発明の白金触媒中での成分(a),(b)及び(c)の相
対量は広範囲で変化することができる。一般には
ハロゲン白金化合物(a)中の白金原子当り少なくと
も1個、好ましくは少なくとも2個又はそれ以上
の脂肪族不飽和基を与えるオルガノシロキサン(b)
で十分である。アルミニウムアルコキシド(c)の量
は通常は(a)中の塩素1原子当り少なくとも1個の
アルミニウム原子を含むような量であり、好まし
くはこの量の数倍、つまりアルミニウム:塩素原
子の比は1:1〜20:1又は20:1よりも大きく
てよい。しかし20:1を越えても顕著な利点は得
られない。好ましい比は2:1〜5:1である。 本発明の白金触媒中の代表的重量割合は、成分
(a)1部、成分(b)30〜300部及び成分(c)1〜10部で
ある。 本発明の白金触媒が溶剤中で製造される場合に
は、通常は触媒+溶剤の全重量中の金属として表
わして0.025〜0.5%の白金が使用されるが、しか
し明らかに他の割合も調製でき、所望ならば使用
してよい。 本発明の白金触媒は、SiHを含む化合物と脂肪
族不飽和を含む化合物との間の反応を促進するた
めに有効である。広範囲なこのような反応は英国
特許第804097号及び同第1041082号で論議されて
いる。触媒は特に、硬化オルガノポリシロキサン
の形成を促進するために有効である。更に本発明
の白金触媒の作用下にSiHを含む化合物と不飽和
化合物とを反応させ、特に硬化オルガノポリシロ
キサンを形成する方法も本発明の特徴である。し
かしまた硬化オルガノポリシロキサンを形成する
方法で使用される硬化性配合物も特徴である。 硬化オルガノポリシロキサンは周知であり、代
表的には (i) Si―H基を含むオルガノポリシロキサン、 (ii) Si―ビニル基又はSi―アリル基又はSi―OH
基を含む オルガノポリシロキサン、 (iii) (i)及び(ii)の間の反応用触媒 を含有する硬化性配合物から製造される。 上記(i)及び(ii)によつて定義されたオルガノポリ
シロキサンは通常液状であるが、炭化水素可溶性
樹脂又は固体物質であつてもよく、公知であり市
場から容易に得られる。珪素に結合された有機基
は、多種のアルキル基、アルケニル基、アリール
基又は置換アルキル基から選択できるが、利用性
が容易であるためにアリル基、ビニル基又はOH
とは異なるオルガノポリシロキサン中の有機基は
通常は単に低級アルキル基であり、特にメチル基
であるか又は大部分は小割合のフエニル基を一緒
に有する低級アルキルである。Si―H基を含む好
ましい液状オルガノポリシロキサンは式: (CH33SiO〔(CH32SiO〕a〔(CH3HSiO〕bSi
(CH33及び (CH32SiHO〔(CH32SiO〕a〔(CH3HSiO〕C
SiH(CH32〔式中a及びcは0又は整数であり、
bは少なくとも2の整数である〕によつて表わさ
れかつ20℃で10〜500cPの粘度を有する。 SiH基を含む好ましい樹脂又は固体オルガノポ
リシロキサンは、(a)(CH33SiO1/2、(b)HSi
(CH32O及び(c)SiO2なる単位を含むコポリマー
から成り、同コポリマー中で(b):(c)の比は0.4:
1〜1.2:1であり、(a):(c)の比は1.5:1〜2.2:
1であり、(a)+(b):(c)は2.4:1〜3.0:1であ
る。 前記基を有するオルガノポリシロキサン中のビ
ニル基又はアリル基は、ポリシロキサンを形成す
る任意の珪素原子に結合されていてもよい。好ま
しくはビニル基又はアリル基は好ましくは珪素に
結合された全基の0.01〜5%を表わし、なお一層
好ましくはメチル基が珪素に結合された残りの基
の少なくとも80%である。 この種の好ましいオルガノポリシロキサンはビ
ニル基を含み、例えばジメチルシロキサン単位と
メチルビニルシロキサン単位とから成り、トリメ
チルシリル単位、ジメチルビニルシリル単位又は
あまり好ましくはないフエニルジメチルシリル単
位によつて末端の停止されたコポリマーである。
このようなポリシロキサンは液状であつてもよ
く、通常20℃で102〜108cpの粘度を有するか又は
(a)(CH33SiO1/2、(b)CH2=CH(CH32SiO1/2及び
(c)SiO2なる単位から成り、この際(a)及び(b)単
位:(c)単位の比が0.6:1〜1.1:1である樹脂又
は固体ビニルシロキサンであつてもよい。 Si―OH基を含むオルガノポリシロキサンは好
ましくは、他のアルキル基又はフエニル基で置換
されたメチル基の小割合を有していてもよく、20
℃で40cPの最小粘度を有する線状の又は大体に
おいて線状のα,ω―ジヒドロキシポリジメチル
シロキサンである。 (i)及び(ii)における上記定義のオルガノポリシロ
キサンの相対量は通常は、Si―H基を含むオルガ
ノポリシロキサン20〜1部に対してSi―ビニル基
又はSi―アリル基又はSi―OH基を含むオルガノ
ポリシロキサンが80〜99部で変化する。いづれか
1つの反応基の相当なモル過剰があつてもよく、
割合は厳密な理論的平衡よりもむしろ硬化された
配合物の所望の特性を与えるために選択される。 本発明の硬化性配合物は、その中の触媒(iii)が本
発明の白金触媒である前記定義の配合物である。 好ましい硬化性配合物は、その中の成分(ii)がSi
―ビニル基を含むオルガノポリシロキサンである
ような配合物である。 本発明の硬化性オルガノポリシロキサン配合物
は、本発明の他の特徴として、種々の形の硬化材
料を生ずるために使用することができる。硬化材
料は通常は弾性を有し、例えば電気部品を封入す
るための注型品、シーリング材又は防水を施すた
めの繊維上塗被の形であつてもよい。しかし本発
明の硬化性配合物は特に剥離塗料を製造するのに
有効である。硬化は通常、例えば50〜200℃、特
に70〜130℃で該硬化性配合物を加熱することに
よつて達成される。 従つて本発明はまた、オルガノポリシロキサン
剥離塗料も用いて基材を被覆する場合、基材に本
発明の硬化性オルガノポリシロキサン配合物を適
用しかつ同配合物を硬化させて固体皮膜を形成す
るのに十分な温度に加熱することにより成る基材
を被覆するための方法を提供する。 硬化性オルガノポリシロキサンは、そのままで
適用してもよいが、塗布皮膜を硬化するための加
熱前及び/又は加熱の間同皮膜から揮発される揮
発性溶剤中の溶液の形で該オルガノポリシロキサ
ンを適用するのがしばしば望ましいことが判明し
た。 適当な溶剤にはトルエン、キシレン、ヘキサ
ン、ホワイトスピリツト及びこれらの混合物が包
含される。使用される溶剤の量は、該オルガノポ
リシロキサン配合物の粘度を下げて同配合物の適
用のために使用される塗布法に適当な水準にする
のに十分な量である。 溶剤は室温で蒸発させてもよいし、あるいはこ
の蒸発を例えば50〜100℃でおだやかに加熱する
ことによつて促進することもできる。 本発明の基材を塗布する方法を実施する際に
は、硬化性オルガノポリシロキサン塗料配合物
を、任意の適当な方法によつて、例えばスプレ
ー、浸漬、ナイフ塗布、リバースロール塗布、グ
ラビアコーターによつて基材に適用しかつ任意の
適当な手段、例えば熱風、赤外線又は紫外線によ
つて加熱して硬化させることができ、この際特定
の場合に選択される条件は使用される配合物の性
質に依存する。特定の場合の硬化のために選択さ
れる温度は、該配合物がそのために使用される適
用によつて左右される。 本発明による配合物は、基材に適用し、次いで
数秒間例えば150℃以上の温度、又はもつと長い
時間ならばもつと低い温度例えば数10秒間なら
120℃又は約1分ならば70℃で露光することによ
つて優れた剥離特性を有する非移行性皮膜に硬化
されうる。配合物が適用される基材は、剥離特性
を付与することが所望される任意の固体表面であ
つてよい。適当な基材には、ガラス、石及びセラ
ミツク、ポリオレフイン及びポリエステルフイル
ム及び繊維例えばポリエチレン、ポリプロピレン
及びポリエチレンテレフタレートフイルム及び繊
維を包含するプラスチツク、羊毛、木綿及びグラ
シン紙、羊皮紙、クラフト紙及び薄葉紙を包含す
る紙のようなフイルム及び繊維を含むセルロース
材料及びアルミニウム箔のような金属が包含され
る。しかし特に、該配合物は、110〜120℃の加熱
帯域における5〜30秒の滞留時間を与えることの
できる速度で連続的に実施されうる紙処理のよう
な方法で使用するのが有効である。 本発明の方法により剥離塗料で塗布された箔、
特に紙は本発明の他の特徴を成し、例えば粘着ラ
ベル又は床タイル用の可剥性保護被覆を提供する
際又は結合すべき基材に移送する前の分離された
接着フイルム用臨時支持体として有効である。 本発明の白金触媒は通常は、簡単に製造できる
という特徴を有しかつ金属容器の腐食及び/又は
触媒力の損失なしに貯蔵されうる。該触媒は通常
オルガノポリシロキサンの硬化を促進する上で高
水準の活性を示し、特に剥離塗布基材の製造に有
効である。 次に本発明を実施例により説明するが、例中
「部」は「重量部」である。 例 1 シクロヘキサン第一白金クロリドダイマー3.0
部、ジビニルテトラメチルジシロキサン456.0部
及びトルエン2451.0部の溶液を15分間加熱還流さ
せる。室温で夜通し放置した後305.0部の部分を
取出してびんに入れ、これにアルミニウムトリイ
ソプロポキシドとアルミニウムトリ―s―ブトキ
シドとの混合物(50:50wt/wt)1.4部を加え
た。このアルミニウムアルコキシド混合物は“ア
リソ(Aliso)B”なる商品名で英国、マンチエ
スター在マンチエム・リミテツド(Machem
Limited)社から得られる。このびんを密封し、
振盪して懸濁固体を全く含まない溶液を得る。こ
の溶液は試料Aである。同様にして第二の試料、
つまり試料Bもびんに移し、密封して振盪する。
試料Bには添加は行なわない。両試料の塩化物分
を、イソプロパノール中の硝酸銀溶液を用いて、
n―ヘキサノール及びアセトン中の混合物の電位
滴定によつて測定する。この方法はハンナ及びジ
ユラ(Hanaand Jura)〔Anal.Chem.(1959)、
1820〕の方法の適応である。試料Aは塩化物分を
185ppm有し、試料Bは172ppmを有している。
2Cl:Ptに対する理論的塩化物価は204ppmであ
る。周囲温度18〜21℃での30日間の貯蔵後に、架
橋性ビニルシロキサン/SiHシロキサン配合物の
ゲル化時間に対する前記試料の影響を定量するこ
とによつて試料の活性を比較する。試料Aで触媒
された混合物は33.7分のゲル化時間を有し、試料
Bを含有する混合物は41.5分のゲル化時間を有す
る。試料A及びBは、架橋性配合物のシロキサン
分に対して10ppmの白金を与えるような量で加え
る。ゲル化時間はテクネゲル化測時計(Techne
Gelation Timer)No4〔英国ケンブリツジ州在テ
クネ(ケンブリツジ)Ltdから入手可能〕を用い
て測定する。使用する架橋性配合物は、珪素に結
合されたビニル基0.8mol%を含む末端ビニル基
を有するジメチルポリシロキサンとメチル水素ポ
リシロキサン液との混合物の30重量%トルエン溶
液である。この溶液は20℃で14×103cPの粘度を
有する。このようなポリマー混合物は、白金触媒
の存在で架橋してエラストマーを形成する商業的
に入手可能の多数のシロキサン配合物を代表して
いる。ゲル化時間は、20±1℃で4.5cm×8.0cmア
ルミニウムビーカーでポリマー溶液75部を使用
し、前記ゲル化測時計No4を用いて測定する。 例 2 シクロヘキセン第一白金クロリドダイマー
0.553部、1:3:5:7―テトラメチル―1:
3:5:7―テトラビニルシクロテトラシロキサ
ン41.5部及びトルエン511.0部から成る混合物を
15分間還流させる。冷却後に溶液を2つの不等部
分A及びBに分け、それぞれをガラス容器に入れ
る。A部分(437部)にはトルエン中の“アリソ
(Aliso)B”の10重量%溶液19.7部を加えて、容
器を密封する。2日後にA及びBの両部分を取出
し、例1で記載したようにゲル化時間を測定する
ことによつて両部分の活性を比較する。試料Aは
30.7分のゲル化時間を与えたが、試料Bは57.3分
のゲル化時間を与えた。更に21日後に両試料を比
較する。試料Aは28.8分のゲル化時間を与え、試
料Bは143分であつた。また、塗料配合物用触媒
としての両試料の挙動も下記のように比較する。 塗料配合物の溶液は、ジメチルシロキサニル単
位99.2mol%及びメチルビニルシロキサニル単位
0.8mol%より成り、ビニルジメチルシリル基で
停止された末端を有する線状ポリシロキサン(粘
度約15×106cP)30部、トリメチルシリル基で停
止された末端を有しかつ22cPの粘度を有するポ
リメチル水素シロキサン0.64部、トルエン76部及
びn―ヘキサン300部から製造する。この溶液を、
各203部の2つの等部分に分ける。第一の部分に
は触媒試料Aを2.10部加える。生じる触媒混合物
は「溶液C」である。ポリマー溶液の203部の第
二部分には、触媒試料B2.10部を加えて触媒塗料
配合物「溶液D」を得る。各塗料配合物はシロキ
サンポリマーの重量に対して約75ppmの白金を含
有し、それぞれは溶剤中の珪素重合体約7.5重量
%溶液である。各溶液を高度に叩解した高つや付
け填料未添加クラフト紙(しばしばグラシン紙と
も称される)の片面に適用すると、生じる塗被紙
は一平方メートル当り約0.7〜1.0gのシロキサン
ポリマーを有する。塗被紙を種々の時間の間オー
ブンで80℃で加熱する。指で擦つても汚れを示さ
ない塗膜を生じるためのオーブン内の最小滞留時
間を、この塗料配合物の「最小硬化時間」とす
る。塗料溶液Cは13秒の最小硬化時間を有する。
塗料溶液Dは15秒後に不良汚れを与え、60秒の滞
留時間後にもなお若干の汚れを示す。塗料配合物
Cで塗被された紙は感圧接着剤に対する良好な剥
離性を有していた。 例 3 シクロヘキセン第一白金クロリドダイマー
0.147部をトルエン124.8部とジビニルテトラメチ
ルジシロキサン22.05部との混合物に溶かす。こ
の溶液を加熱しないで2部分に分ける。次にこの
溶液の77.7部にトルエン中の“アリソB”の10重
量%溶液3.5部を加える。この溶液及び未処理残
分を室温18〜20℃で放置し、製造後のゲル化時間
10分、6日及び14日の試験のためにそれぞれから
試料を取出す。次のゲル化時間が観察される。
【表】 例 4 トランス―ビス(ジエチルスルフイド)白金ジ
クロリド0.3082部、ジビニルテトラメチルジシロ
キサン36.12部及びトルエン204.35部の溶液を2
時間還流させる。この溶液の一部分(66.1部)を
びんに移して、試料Aと表示する。第二の部分
(63.5部)をびんに移し、トルエン中の“アリソ
B”の10重量%溶液2.86部を加えて試料Bと表示
する。A及びBから取り出した試料について製造
直後及び1週間後にゲル化時間を例1で記載した
ように測定する。測定値は次の通りである:
【表】 例 5 シラノール基を末端に有するポリジメチルシロ
キサン液(25℃の粘度90cP)92部及びトリメチ
ルシリル基を末端に有するポリメチル水素シロキ
サン液(25℃の粘度20cP)80部から、架橋性配
合物を製造する。この配合物の75部を例2の触媒
溶液A又はB0.5部と共に撹拌する。それぞれの
触媒混合物は白金3ppmを含有する。溶液Aを含
有する混合物は18℃で20分以内にゲルを形成し、
他方溶液Bを含有する混合物は18℃で60分内にゲ
ル化しなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiHを含む化合物と脂肪族不飽和基又はシラ
    ノール基を含む化合物との間の反応を促進するの
    に用いられる触媒にして、 (a) ハロゲン白金化合物 (b) 脂肪族不飽和基を有するオルガノシロキサン
    化合物 (c) アルミニウムアルコキシド の混和物から成る白金触媒。 2 ハロゲン白金化合物(a)が塩化白金酸又はその
    アルカリ金属塩;PtCl4、PtCl2、H2PtCl4及びそ
    の塩;塩化第一白金及びオレフイン又はジアルキ
    ルスルフイドの錯化合物又は前記塩素化合物の任
    意のものと類似の臭素化合物である特許請求の範
    囲第1項記載の触媒。 3 脂肪族不飽和基を有するオルガノシロキサン
    化合物(b)が1個以上のビニル基又はアリル基を有
    する特許請求の範囲第1又は2項記載の触媒。 4 脂肪族不飽和基を有するオルガノシロキサン
    (b)がジビニルテトラメチルジシロキサン又は1:
    3:5:7―テトラメチル―1:3:5:7―テ
    トラビニルシクロテトラシロキサンである特許請
    求の範囲第3項記載の触媒。 5 アルミニウムアルコキシド(c)が単独又はアル
    ミニウムトリ―s―ブトキシドと混合されている
    アルミニウムトリイソプロポキシドであるか又は
    アルミニウムとイソプロパノール及び第二ブタノ
    ールの混合物とのアルコキシドを形成することか
    ら生じる多成分アルミニウムアルコキシド混合物
    である特許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項
    に記載の触媒。 6 成分(b)30〜300部及び成分(c)1〜10部と共に
    成分(a)1部(部は重量部である)が存在する特許
    請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の触
    媒。
JP57139973A 1981-08-14 1982-08-13 白金触媒、SiHを含む化合物と脂肪族不飽和基又はシラノ−ル基を含む化合物との反応方法及び硬化性配合物 Granted JPS5840151A (ja)

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GB8124940 1981-08-14
GB8124940 1981-08-14
GB8125678 1981-08-21

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JPS5840151A JPS5840151A (ja) 1983-03-09
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JP57139973A Granted JPS5840151A (ja) 1981-08-14 1982-08-13 白金触媒、SiHを含む化合物と脂肪族不飽和基又はシラノ−ル基を含む化合物との反応方法及び硬化性配合物

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JPH0455352Y2 (ja) * 1986-07-10 1992-12-25
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