JPH0251497A - 半導体薄膜形成方法 - Google Patents
半導体薄膜形成方法Info
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- JPH0251497A JPH0251497A JP20166288A JP20166288A JPH0251497A JP H0251497 A JPH0251497 A JP H0251497A JP 20166288 A JP20166288 A JP 20166288A JP 20166288 A JP20166288 A JP 20166288A JP H0251497 A JPH0251497 A JP H0251497A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(発明の産業上利用分野)
本発明は半導体薄膜形成方法、さらに詳細には半導体薄
膜を成長させる際に基板上に光を照射し、薄膜成長反応
を促進することにより、部分的に厚い、もしくは部分的
にのみ成長した半導体薄膜を形成する技術分野に属する
ものである。
膜を成長させる際に基板上に光を照射し、薄膜成長反応
を促進することにより、部分的に厚い、もしくは部分的
にのみ成長した半導体薄膜を形成する技術分野に属する
ものである。
(従来技術)
オプトエレクトロニクス用を始めとした半導体素子の高
度化にとむない、その作製プロセスは複雑化の一途をた
どっている。例えば、半導体レーザーなどを作製する場
合などにはまず半導体基板上に活性層を始めとした薄膜
を真空中で積層した後、一端空気中に出しエツチングな
どの手段により必要な形状に加工した後、再度薄膜を形
成するなどがなされており、多くの複雑な工程を要する
という問題点を有していた。
度化にとむない、その作製プロセスは複雑化の一途をた
どっている。例えば、半導体レーザーなどを作製する場
合などにはまず半導体基板上に活性層を始めとした薄膜
を真空中で積層した後、一端空気中に出しエツチングな
どの手段により必要な形状に加工した後、再度薄膜を形
成するなどがなされており、多くの複雑な工程を要する
という問題点を有していた。
その解決策の一つとして、例えばアブライドフィジクス
レター(Applied Physics Lette
r ) 49巻14号(1986年)880頁にあるよ
うに、有機金属熱分解(MOC■)法などを用いて半導
体薄膜を形成する際に、部分的に光を照射することによ
り半導体基板上の一部に還択的に半導体薄膜を形成する
技術が開発された。
レター(Applied Physics Lette
r ) 49巻14号(1986年)880頁にあるよ
うに、有機金属熱分解(MOC■)法などを用いて半導
体薄膜を形成する際に、部分的に光を照射することによ
り半導体基板上の一部に還択的に半導体薄膜を形成する
技術が開発された。
(発明が解決する問題点)
この半導体薄膜形成方法においては必要部分に優先的に
薄膜を選択成長させるために、選択比、即ち光を照射し
た部分と光を照射しない部分との薄膜成長速度の比を大
きく、または光を照射しない部分には全く成長させない
必要がある。
薄膜を選択成長させるために、選択比、即ち光を照射し
た部分と光を照射しない部分との薄膜成長速度の比を大
きく、または光を照射しない部分には全く成長させない
必要がある。
この方法のためのIII属材料としてはトリメチルガリ
ウム(TMG)やトリエチルガリウム(TEG)が知ら
れている。TMGやTEGを材料として用いた場合、選
択比を大きくしたり、光を照射しない部分に成長させな
いためには薄膜成長温度を低温、例えば400℃以下に
する必要があった。しかるに、素子に適用可能な特性を
有する半導体薄膜は500〜600℃の高温で作製され
ており、400℃以下で作製された半導体薄膜の光学特
性は劣悪で、例えばフォトルミネセンス強度は高温で作
製した半導体薄膜の1/10以下であり、素子には応用
できなかっな。そのため、十分な選択比がとれ、かつ良
好な特性を示す半導体薄膜を得るために、高温で分解し
にくく光分解をしやすい材料が求められていた。
ウム(TMG)やトリエチルガリウム(TEG)が知ら
れている。TMGやTEGを材料として用いた場合、選
択比を大きくしたり、光を照射しない部分に成長させな
いためには薄膜成長温度を低温、例えば400℃以下に
する必要があった。しかるに、素子に適用可能な特性を
有する半導体薄膜は500〜600℃の高温で作製され
ており、400℃以下で作製された半導体薄膜の光学特
性は劣悪で、例えばフォトルミネセンス強度は高温で作
製した半導体薄膜の1/10以下であり、素子には応用
できなかっな。そのため、十分な選択比がとれ、かつ良
好な特性を示す半導体薄膜を得るために、高温で分解し
にくく光分解をしやすい材料が求められていた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、半導
体基板に光を照射しながら半導体薄膜を選択的に成長さ
せる方法において、素子に適用可能な特性を有する半導
体薄膜を得ることが可能な方法を提供することを目的と
する。即ち、本発明は、一般にアルキル基の分子量が大
きくなるに従い吸収波長が長波長側にのびることを考慮
し、上記条件を満たす有機金属材料探求した結果なされ
たものである。
体基板に光を照射しながら半導体薄膜を選択的に成長さ
せる方法において、素子に適用可能な特性を有する半導
体薄膜を得ることが可能な方法を提供することを目的と
する。即ち、本発明は、一般にアルキル基の分子量が大
きくなるに従い吸収波長が長波長側にのびることを考慮
し、上記条件を満たす有機金属材料探求した結果なされ
たものである。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するため、本発明は、基板上に光を照
射しながら、有機金属半導体材料を供給することにより
半導体薄膜を成長させる半導体薄膜形成方法において、
前記有機金属半導体材料のIII属材料としてトリイソ
ブチルガリウムを用いることを特徴とするものである。
射しながら、有機金属半導体材料を供給することにより
半導体薄膜を成長させる半導体薄膜形成方法において、
前記有機金属半導体材料のIII属材料としてトリイソ
ブチルガリウムを用いることを特徴とするものである。
半導体基板に光を照射しながら半導体薄膜を選択的に成
長させる方法において、III属材料としてトリイソブ
チルガリウムを用いることを最も主要な特徴とする。
長させる方法において、III属材料としてトリイソブ
チルガリウムを用いることを最も主要な特徴とする。
有機金属分子線エピタキシャル(MOMBE)装置を用
いて、面方位(100) GaAs基板上にアルゴンレ
ーザ光(波長514.5nm)を照射しながら、GaA
s薄膜を成長させたときの薄膜成長速度の基板温度依存
性について、ガリウム源の有機金属としてトリイソブチ
ルガリウムを用いた場合を第1図に、トリエチルガリウ
ムを用いた場合を第2図に示す。
いて、面方位(100) GaAs基板上にアルゴンレ
ーザ光(波長514.5nm)を照射しながら、GaA
s薄膜を成長させたときの薄膜成長速度の基板温度依存
性について、ガリウム源の有機金属としてトリイソブチ
ルガリウムを用いた場合を第1図に、トリエチルガリウ
ムを用いた場合を第2図に示す。
光照射部と非照射部との比、即ち選択比は、トリイソブ
チルガリウムを用いた場合、400〜500°Cの間で
1.5以上がとれるのに対し、トリエチルガリウムを用
いた場合には、400°C付近のみである。
チルガリウムを用いた場合、400〜500°Cの間で
1.5以上がとれるのに対し、トリエチルガリウムを用
いた場合には、400°C付近のみである。
このようにトリイソブチルガリウムを用いた場合、トリ
エチルガリウムを用いた場合に比べ、より高温度まで選
択比が大きい、そこで高温度でかつ選択比が十分にとれ
る基板温度範囲においてトリイソブチルガリウムを原料
に用いることにより、実用的な特性を持ち、かつ選択的
に成長した薄膜を得られることがわかる。
エチルガリウムを用いた場合に比べ、より高温度まで選
択比が大きい、そこで高温度でかつ選択比が十分にとれ
る基板温度範囲においてトリイソブチルガリウムを原料
に用いることにより、実用的な特性を持ち、かつ選択的
に成長した薄膜を得られることがわかる。
以下、具体的な実施例により説明する。
(実施例1)
有機金属分子線エピタキシャル(MOMBE)装置を用
いて、(100) GaAs基板上にGaAsを成長さ
せた。砒素源としては固体砒素、Ga源としてはトリイ
ソブチルガリウムを用いた。フラックスは各々5X10
’、5X10−’であった。基板温度は500°Cで
、100W/cm2のエネルギー密度のアルゴンイオン
レーザ(波長514.5nm)を部分的に照射した。1
時間の成長によりレーザー照射部で厚さ0.6μm、非
照射部で厚さ0.4μmのGaAs膜を得た。この薄膜
の77°Kにおけるフォトルミネセンスを測定したとこ
ろ、実用可能な薄膜と同程度の強度であった。
いて、(100) GaAs基板上にGaAsを成長さ
せた。砒素源としては固体砒素、Ga源としてはトリイ
ソブチルガリウムを用いた。フラックスは各々5X10
’、5X10−’であった。基板温度は500°Cで
、100W/cm2のエネルギー密度のアルゴンイオン
レーザ(波長514.5nm)を部分的に照射した。1
時間の成長によりレーザー照射部で厚さ0.6μm、非
照射部で厚さ0.4μmのGaAs膜を得た。この薄膜
の77°Kにおけるフォトルミネセンスを測定したとこ
ろ、実用可能な薄膜と同程度の強度であった。
(比較例1)
実施例1と同一の装置で、Ga源としてはトリエチルガ
リウム(TEG )を用い、(100) GaAs基板
上にαAを成長させた。フラックスはAs : 5X1
0−6゛圧G;:3X10’であった。基板温度は40
0℃でレーザ照射条件は実施例1と同一である。1時間
の成長によりレーザー照射部で厚さ0.6μm、非照射
部で厚さ0.3μmのGaAs膜を得た。この薄膜の7
7°Kにおけるフォトルミネセンスを測定したが、測定
可能な強度のフォトルミネセンスは得られなかった。
リウム(TEG )を用い、(100) GaAs基板
上にαAを成長させた。フラックスはAs : 5X1
0−6゛圧G;:3X10’であった。基板温度は40
0℃でレーザ照射条件は実施例1と同一である。1時間
の成長によりレーザー照射部で厚さ0.6μm、非照射
部で厚さ0.3μmのGaAs膜を得た。この薄膜の7
7°Kにおけるフォトルミネセンスを測定したが、測定
可能な強度のフォトルミネセンスは得られなかった。
(実施例2)
メタルオーガニックケミカルペーパーデボジッション(
MOCVD)装置を用いて(100) GaAs基板上
にGaAsを成長させた。砒素源としては5%水素希釈
のアリシンを流量100secmで、ガリウム源として
は50℃のトリイソブチルガリウムにlsecmの水素
をバブリングさせて用いた。
MOCVD)装置を用いて(100) GaAs基板上
にGaAsを成長させた。砒素源としては5%水素希釈
のアリシンを流量100secmで、ガリウム源として
は50℃のトリイソブチルガリウムにlsecmの水素
をバブリングさせて用いた。
基板温度は500℃で、100W/cm2のエネルギー
密度のアルゴンイオンレーザ(波長514.5nm)を
部分的に照射した。1時間の成長によりレーザー照射部
で厚さ0.7μm、非照射部で厚さ0.4μmのGaA
s膜を得た。この薄膜の77°Kにおけるフォトルミネ
センスを測定したところ、実用可能な薄膜と同程度の強
度であった。
密度のアルゴンイオンレーザ(波長514.5nm)を
部分的に照射した。1時間の成長によりレーザー照射部
で厚さ0.7μm、非照射部で厚さ0.4μmのGaA
s膜を得た。この薄膜の77°Kにおけるフォトルミネ
センスを測定したところ、実用可能な薄膜と同程度の強
度であった。
(比較例2)
実施例2と同一の装置を用いて、同一のアリシン供給条
件で(100) GaAs基板上にGaAsを成長させ
た。ガリウム源としては−13℃のトリメチルガリウム
に1 secmの水素をバブリングさせて用いた。
件で(100) GaAs基板上にGaAsを成長させ
た。ガリウム源としては−13℃のトリメチルガリウム
に1 secmの水素をバブリングさせて用いた。
基板温度は400℃でレーザ照射条件は実施例1と同一
である。1時間の成長によりレーザー照射部で厚さ0.
8μm、非照射部で厚さ0.7μmのGaAs膜を得た
。この薄膜の77°Kにおけるフォトルミネセンスを測
定したところ、実用的な薄膜の1/8の強度であった。
である。1時間の成長によりレーザー照射部で厚さ0.
8μm、非照射部で厚さ0.7μmのGaAs膜を得た
。この薄膜の77°Kにおけるフォトルミネセンスを測
定したところ、実用的な薄膜の1/8の強度であった。
(発明の効果)
以上説明したように、光を照射しながら半導体薄膜を成
長する方法においてトリイソブチルガリウムを用いた場
合、基板温度を高くして良質の半導体薄膜を得ることが
できるようにしても光照射部と非照射部との間に十分な
成長速度の差を生じさせることが可能である。従って、
DFBレーザの作製を始めとしたオプトエレクトロニク
ス用半導体部品の作製に有用であるばかりでなく、シリ
コン上へのGaAs薄膜の形成などにも有効である。
長する方法においてトリイソブチルガリウムを用いた場
合、基板温度を高くして良質の半導体薄膜を得ることが
できるようにしても光照射部と非照射部との間に十分な
成長速度の差を生じさせることが可能である。従って、
DFBレーザの作製を始めとしたオプトエレクトロニク
ス用半導体部品の作製に有用であるばかりでなく、シリ
コン上へのGaAs薄膜の形成などにも有効である。
第1図はトリイソブチルガリウムを用いて有機金属分子
線エピタキシャル(MOMBE)装置で、基板上にアル
ゴンレーザ光を照射しなからGaAs薄膜を成長させた
ときの薄膜成長速度の基板温度依存性に関する測定結果
を示す図、第2図はトリエチルガリウムを用いて有機金
属分子線エピタキシャル(MOMBE)装置で、基板上
にアルゴンレーザ光を照射しなからGaAs薄膜を成長
させたときの薄膜成長速度の基板温度依存性に関する測
定結果を示す図である。 第1図 成長速度(μm/h) 基板温度(’C) 出願人代理人 雨 宮 正 季
線エピタキシャル(MOMBE)装置で、基板上にアル
ゴンレーザ光を照射しなからGaAs薄膜を成長させた
ときの薄膜成長速度の基板温度依存性に関する測定結果
を示す図、第2図はトリエチルガリウムを用いて有機金
属分子線エピタキシャル(MOMBE)装置で、基板上
にアルゴンレーザ光を照射しなからGaAs薄膜を成長
させたときの薄膜成長速度の基板温度依存性に関する測
定結果を示す図である。 第1図 成長速度(μm/h) 基板温度(’C) 出願人代理人 雨 宮 正 季
Claims (1)
- 1、基板上に光を照射しながら、有機金属半導体材料を
供給することにより半導体薄膜を成長させる半導体薄膜
形成方法において、前記有機金属半導体材料のIII属材
料としてトリイソブチルガリウムを用いることを特徴と
する半導体薄膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20166288A JPH0251497A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 半導体薄膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20166288A JPH0251497A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 半導体薄膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251497A true JPH0251497A (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=16444819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20166288A Pending JPH0251497A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 半導体薄膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0251497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105226500A (zh) * | 2015-05-08 | 2016-01-06 | 北京工业大学 | 柔性可调谐多波长有机半导体激光器及制备方法 |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP20166288A patent/JPH0251497A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105226500A (zh) * | 2015-05-08 | 2016-01-06 | 北京工业大学 | 柔性可调谐多波长有机半导体激光器及制备方法 |
CN105226500B (zh) * | 2015-05-08 | 2018-03-30 | 北京工业大学 | 柔性可调谐多波长有机半导体激光器及制备方法 |
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