JPH0250637A - 適応型差分pcm方式 - Google Patents

適応型差分pcm方式

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JPH0250637A
JPH0250637A JP20108588A JP20108588A JPH0250637A JP H0250637 A JPH0250637 A JP H0250637A JP 20108588 A JP20108588 A JP 20108588A JP 20108588 A JP20108588 A JP 20108588A JP H0250637 A JPH0250637 A JP H0250637A
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JP
Japan
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signal
adaptive
output signal
quantizer
predicted
Prior art date
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Application number
JP20108588A
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English (en)
Inventor
Masaya Konishi
正也 小西
Masao Kasuga
正男 春日
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデジタル信号伝送系、電話回線による有線伝送
システム、半導体メモリ等を使用した音声、音声などの
録再システムなどに好適な適応型差分PCM方式に関す
る。
(従来技術) デジタル信号の伝送あるいは記録再生などに際して使用
される適応型差分PCM方式としては、従来から各種形
式のものが数多く提案されて来ており1本出願人会社に
おいても例えば特公昭59−52585号公報や特公昭
60−53971号公報において、制限されたビット数
で伝送されるべき差分パルス符号変調(差分PCM)信
号を、入力の差分信号の信号レベルに応じて得た予測値
に基づいてビットシフトを行うように適応処理したり、
あるいは制限されたビット数で伝送されるべき差分パル
ス符号変調(差分PCM)信号のビットシフトの制御を
、原アナログ信号の大振幅の状態の検出結果や高周波数
の状態の検出結果も用いた予測値に基づいて行うように
適応処理したりして差分PCM信号に特有な勾配過負荷
雑音と粒状雑音とが低減できるようにした差分PCM信
号によるデジタル信号伝送方式を提案している。
第5図は前記した公報に記載されている差分PCM信号
によるデジタル信号伝送方式の構成原理の概略を示すブ
ロック図であって、この第5図において、1は伝送、記
録再生などの対象にされているアナログ信号形態の原信
号の入力端子であり、前記した入力端子1に供給された
アナログ信号はアナログ・デジタル変換器(AD)6に
おいて標本化と量子化とが行われてデジタル信号Xnに
なされて減算器7に被減数信号Xnとして供給される。
前記の減算器7には前記した被減数信号Xnよりも1標
本化周期前の信号に対応している信号Yn−1が減数信
号として供給されているから、減算s7からは(X n
−(Yn−1))= d nで示される差分信号dnが
出力されて適応量子化器8に供給され、前記の適応量子
化器8では、それに入力された差分信号dnを適応処理
して所定のビット数に適応量子化された信号Pnとして
出力するが、適応量子化器8における適応処理は、適応
化制御回路における比較器12から供給される制御信号
に基づいて行われる。
前記した適応量子化器8からの出力信号Pnは、符号化
系の出力信号として伝送系または記録媒体を介して復号
化系に供給されるとともに、適応逆、量子化器9と予測
信号生成回路(PGC)11とに供給されている。
第6図は前記した第5図中に示されている予測信号生成
回路(PGC)11(第5図中の復号化系中に使用され
ている予測信号生成回路(PGC)16も同一構成)の
具体的な構成例を示すブロック図であって、この第6図
に示されている予測信号生成回路(PGC)11(16
)における端子3゜4.5などは、第5図中に示されて
いる予測信号生成回路(PGC)11.16に示されて
いる端子3.4.5と対応している。
前記した予測信号生成−回路(PGC)11は、次の標
本化時刻における信号の予測値が発生できるような構成
であれば、どのような構成のものであってもよいが、第
6図に例示されている予測信号生成回路(PGC)11
は、例えば特公昭60−53971号公報に記載の第2
図中に示されている予測信号生成回路と同様−なもので
ある。
第6図に示され″C″砂−る予測信号生成回路11にお
いて、適応量子化器8からの出力信号Pnが入力端子3
を介して供給された絶対値回路27からの出力信号は、
係数回路28で2倍にされて減算器30に被減算信号と
して供給されるとともに。
1標本化周期の遅延器29を介して前記した減算器30
に対して減算信号として与えられることにより、前記の
減算器30から出力端子5には、1次線形予測による次
の標本化時刻における予測信号qnが出力信号として送
出されて比較器(レベル比較器)12に与えられる。
比較器12に供給された予測信号qnは、基準信号発生
回路13で発生された基準信号(ミニマムの基準信号は
oooo、マキシマムの基準信号は0111)と比較器
12で比較される。
比較器12では前記した基準信号発生回路13から供給
されている基準信号(ミニマムの基準信号は0000、
マキシマムの基準信号は0111)と、それに供給され
た予測信号qnとの信号レベルの比較を行って、比較さ
れた予測信号qnが現在伝送中の信号の量子化幅を上ま
わる信号レベルの信号(マキシマムの基準信号0111
を上まわるレベルの信号)か、あるいは現在伝送中の信
号の量子化幅を下まわる信号レベルの信号(ミニマムの
基準信号0000を下まわるレベルの信号)か、もしく
は、比較された予測信号qnがマキシマムの基準信号0
111とミニマムの基準信号0000との間に入ってい
る信号か、の比較結果に応じた制御信号Cnを適応量子
化器8に供給する。
それで、適応量子化器8では、例えば次のような適応量
子化動作を行う、すなわち、まず(1)前記した比較器
12における比較の結果として、比較された予測信号q
nがマキシマムの基準信号0111とミニマムの基準信
号ooooとの間に入っている信号であるとされた場合
には、適応量子化器8はそれまでの動作条件と同一の動
作条件での動作を続行する。
(2)前記した比較器12で比較された予測信号qnが
、現在伝送中の信号の量子化幅を上まわる信号レベルの
信号(マキシマムの基準信号0111を上まわるレベル
の信号)であるとの比較の結果に対応して適応量子化器
8では次の標本化時刻に行われる量子化動作が1ステツ
プだけ量子化幅が太き・くなるように変化した状態で行
われるようになされる。
(3)前記した比較器12で比較された予測信号qnが
、現在伝送中の信号の量子化幅を下まわる信号レベルの
信号(ミニマムの基準信号0000を下まわるレベルの
信号)であるとの比較の結果に対応して適応量子化器8
では次の標本化時刻に行われる量子化動作が1ステツプ
だけ量子化幅が小さくなるように変化した状態で行われ
るようになされる。
前記した(1)〜(3)の各場合に対応して前記した制
御信号が比較器12から適応量子化器8に供給される他
に、インバータ10を介して適応逆量子化器9に供給さ
れる。
前記のようにして適応量子化器8から符号化系の出力信
号として伝送系または記録媒体を介して復号化系に供給
される出力信号Pnは、1次線形予測による予測信号(
傾斜予測信号、微分予測信号)によって適応量子化器8
によって適応量子化して伝送、記録媒体等を介して復号
化系に供給されるとともに、適応逆量子化器9に供給さ
れる。
前記した適応逆量子化器9に供給された信号Pnに対し
て行われる逆量子化処理は、適応化制御回路における比
較器12からインバータ1oを介して供給される制御信
号に基づいて行われて、前記した減算器2からの出力信
号dnと略々等しい信号dnハツトを発生し、それを加
算器14に供給する。
前記した加算器14では1標本化周期(1/fs)前の
予測信号Y(n−1)と前記の信号dnハツトとを加算
して、次の予測信号Ynを出方して、それをレジスタ1
5に供給する。前記のレジスタ15はそれに供給された
信号を1標本化周期(1/fs)だけ遅延させて出力す
る遅延器としての動作を行う。
次に第5図中の復号化系に供給された信号Pnは、適応
逆量子化器17と予測信号生成回路(PGC)16とに
供給される。予測信号生成回路(PGC)16では前記
した予測信号生成回路(PGC)11について説明した
と同様な動作を行って出力信号qnを出力し、それを比
較器18に供給する。
比較器18では前記した予測信号生成回路(PGC)1
6の出力信号qnと基準信号発生回路19で発生された
基準信号(ミニマムの基準信号はoooo、マキシマム
の基準信号は0111)とを比較する。比較器18から
出力された制御信号Cnは適応逆量子化器17と予測信
号生成回路(P G C) 16とに供給される。
前記の適応逆量子化器17では前記の比較器18から供
給される制御信号Cnによって所定の適応逆量子化動作
を行い、既述した符号化系における減算器2からの出力
信号dnと略々等しい信号dnハツトを出力して、それ
を加算8120に供給する。
加算器20からの出力信号znはデジタル・アナログ変
換器22に供給されるとともに、1標本化周期の遅延を
信号に与える遅延器21に供給されており、前記した遅
延器21の出力信号は加算器20で前記の適応逆量子化
器17の出力信号に加算される。そして、前記した加算
器20からの出力信号znは既述したアナログ・デジタ
ル変換器6からの出力信号Xnと対応しており、また、
前記したデジタル・アナログ変換器22から出力端子2
に出力されるアナログ信号は、入力端子1に供給された
アナログ信号に対応しているものになっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、第5図及び第6図を参照して説明した適応型
差分PCM方式では、1次線形予測によって次の標本化
時刻における予測信号(1次線形予測による予測信号(
傾斜予測信号、微分予測信号))を発生させているため
に、例えば時間軸上における信号の変化が大である場合
(第7図中の時刻toとtlとの部分を参照)には、予
測値が実際の値から大きくずれてしまう。
第7図中の時刻t1におけるX印で示すqnは、時刻t
oにおいて1次線形予測を行って得た時刻t1における
出力信号の予測値であり、この時刻t1における予測値
9口は、時刻toにおける出力信号Paと1時刻toか
ら1標本化周期以前の時刻t−1における出力信号Pn
−1とを用いて。
qn=Po+(Pa−(Pn−1))=2Po−(Pn
−1)として表わされる。
ところが、第7図に例示されている信号のように時刻t
oが信号のピーク値であった場合に1時刻toで1次線
形予測を行って得た時刻t1における出力信号の予測値
qnは1時刻t1における実際の出力信号Pn+1に対
して大きくずれて、大きな予測誤差を発生する。
そして、予測値に従って次の1標本化周期における伝送
レンジを前以って変更するように構成させである適応型
差分PCM方式において、前記のように大きな予測誤差
が発生した場合には、オーバーフロー、あるいはアンダ
ーフローが発生して。
再生音の音質が悪化してしまうことになるために。
それの改善策が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明はアナログ信号を標本化量子化して得たnビット
のデジタル信号をn>mの関係にあるmビットのデジタ
ル信号に符号化し、前記の符号化されたmビットのデジ
タル信号をnビットのデジタル信号に復号化する適応型
差分PCM方式であって、入力信号と入力信号の標本化
周期前の信号に対応する信号との差分を得る減算器と、
前記の減算器の出力信号を入力させて適応量子化した信
号を発生し、それを符号化系の出力信号として出力させ
る適応量子化器と、前記した適応量子化器の出力信号を
逆量子化して前記した減算器の出力信号に対応している
信号を発生させる第1の適応逆量子化器と、前記した第
1の適応逆量子化器の出力信号と前記した入力信号の1
標本化周期前の信号に対応する信号とを加算する加算器
と、前記の加算器の出力信号を一標本化周期だけ遅延さ
せる遅延器と、前記した適応量子化器における現在の出
力信号をA、現在の出力信号よりも1#A本化周期だけ
以前の適応量子化器の出力信号をB。
現在の出力信号よりも2標本化周期だけ以前の適応量子
化器の出力信号をC1予測信号をDとしたときに、 D={A+(A−B)}+[A−(B+(B−C))]
=3A−3B+C・・・・・・(1) (1)式で示される予測信号りを発生させる第1の予測
信号生成回路と、前記した第1の予測信号生成回路で発
生された予測信号りと基準信号発生回路で発生された基
準信号とを比較した結果によって、前記した適応量子化
器及び第1の適応逆量子化器とを適応的に制御するため
の伝送レンジ制御信号を発生させる第1の適応化制御回
路とによって構成された符号化系と、前記の符号化系に
よって発生された信号が入力信号として供給されたとき
に前記した(1)式で示されるような予測信号りを発生
できる第2の予測信号生成回路と、前記した第2の予測
信号生成回路で発生された予測信号りと基準信号発生回
路で発生された基準信号との比較結果によって、第2の
適応逆量子化器を適応的に制御するための伝送レンジ制
御信号を発生させる第2の適応化制御回路と、前記の符
号化系によって発生された信号が入力信号として供給さ
れるとともに、前記の第2の適応化制御回路の出力信号
によって動作が制御される第2の適応逆量子化器と、前
記の第2の適応逆量子化器の出力信号が一方入力信号と
して供給される加算器と、前記の加算器の出力信号を遅
延器で1標本化周期だけ遅延させた信号を前−記の加算
器に他方入力信号として供給する手段とによって構成さ
れた復号化系とからなる適応型差分PCM方式を提供す
るものである。
(実施例) 以下、本発明の適応型差分PCM方式を添付図面を参照
して説明する。第1図は本発明の適応型差分PCM方式
の一実施例のブロック図、第2図乃至第4図は第1図示
の実施例を説明するために用いられる図である。
第1図に示す本発明の適応型差分PCM方式において、
第5図を参照して説明した従来の適応型差分PCM方式
と対応している構成部分には、第5図中で使用した図面
符号と同一の図面符号を使用している。
第1図において、1は伝送、記録再生などの対象にされ
ているアナログ信号形態の原信号の入力端子であり、前
記した入力端子1に供給されたアナログ信号はアナログ
・デジタル変換器(AD)6において標本化と量子化と
が行われてデジタル信号Xnになされて減算器7に被減
数信号Xnとして供給される。
前記の減算器7には前記した被減数信号Xnよりも1標
本化周期前の信号に対応している信号Yn−1が減数信
号として供給されているから、減算器7からは(X n
 −(Yn−1))−d nで示される差分信号dnが
出力され、それがリミッタ23を介して適応量子化器8
に供給される。そして、前記の適応量子化器8では、そ
れに入力された差分信号dnを適応処理して所定のビッ
ト数に適応量子化された信号Pnとして出力するが、適
応量子化12から供給される制御信号Cnに基づいて行
われる。
前記した適応量子化器8からの出力信号Pnは。
符号化系の出力信号として伝送系または記録媒体を介し
て復号化系に供給されるとともに、第1の予測信号生成
回路26、及び適応逆量子化器9に供給されている。
前記した第1の予測信号生成回路26は、前記した適応
量子化器8における現在の出力信号をA。
適応量子化器8における現在の出力信号よりも1標本化
周期だけ以前の適応量子化器8の出力信号をB、適応量
子化器8における現在の出力信号よりも2標本化周期だ
け以前の適応量子化器8の出力信号をC1予測信号をD
としたときに、D={A+(A−B)}+[A−(B+
(B−C))]=3A−3B+C・・・・・・(1) (1)式で示される予測信号りが発生できるように構成
されているものであり、第2図には予測信号生成回路2
6の構成例(復号化系に設けられている予測信号生成回
路27の構成も同じである)を示している。なお、第2
図に示されている予測信号生成回路26.27における
端子28,29.30などは、第1図中↓;示されてい
る予測信号生成回路26.27における端子28,29
.30と対応させである。
次に、第3図及び第4図も参照して前記した第2図に示
されている予測信号生成回路26(27)について説明
する。第2図に示す予測信号生成回路26(27)にお
いて、31は絶対値回路、32〜34は1標本化周期の
遅延を信号に与える遅延器、35.36は入力信号を3
倍にして出力する係数器、37は加減算器であって、入
力端子28には適応量子化器8の出力信号Pnが与えら
れている。
入力端子28に供給された適応量子化器8の出力信号は
pnは絶対値回路31に供給され、絶対値回路31から
は前記した入力信号Pnの絶対値の信号(前記した(1
)式における信号Aに対応しており、この信号Aは第3
図及び第4図に示されている時刻toにおける適応量子
化器8の出力信号POの絶対値の信号である)が遅延器
32,33と係数器36とに供給される。
前記した係数器36では前記のように時刻t0における
適応量子化l18の出力信号Poの絶対値の信号Aを3
倍にして、加減算器37へ加算信号3Aとして供給する
また、前記した遅延器33ではそれに供給された信号A
をi11本化周期だけ遅延させた信号として係数器35
に供給し、係数器35ではでそれに供給された信号を3
倍にして加減算器37に減数信号として供給する。
そして、前記した係数器35から加減算回路37に供給
される信号は、前記した係数器36から加減算回路37
に供給された信号3Aよりも1s本化周期だけ以前の信
号、すなわち、絶対値回路36から出力された入力信号
Pnの絶対値の信号よりも1標本化周期だけ前の入力信
号の絶対値の信号(前記した(1)式における信号Bに
対応しており、この信号Bは第3図及び第4図に示され
ている時刻t−1における適応量子化器8の出力信号P
−1の絶対値の信号である)であるから、前記した係数
器35から加減算回路37に供給された信号は信号3B
である。
次に、前記した遅延器33ではそれに供給された信号A
を1標本化周期だけ遅延させた信号(信号B)として遅
延器34に供給し、この遅延器34ではそれに供給され
た信号Bを、さらに1標本化周期だけ遅延させた信号(
前記した(1)式における信号Cに対応しており、この
信号Cは第3図及び第4図に示されている時刻t−2に
おける適応量子化器8の出力信号P−2の絶対値の信号
である)として加減算器37へ加算信号Cとして供給さ
れるが、前記のように遅延器34から加減算回路37に
供給された信号は、前記した係数器36から加減算回路
37に供給された信号3Aよりも2標本化周期だけ以前
の信号、すなわち、絶対値回路36から出力された入力
信号Pnの絶対値の信号よりも2標本化周期だけ前の入
力信号の絶対値の信号Cに対応しているものであるから
、前記した遅延器34から加減算回路37に供給される
信号は信号Cである。
したがって、前記の加減算回路37から出力される信号
、すなわち、前記した予測信号生成回路26 (27)
で発生される予測信号は、前記した(1)式に示される
ような予測信号D D:3A−3B+C・・・・・・(1)  である。
前記した予測信号生成回路26(27)で発生される予
測信号は、前記したにD=3A−3B+Cの式における
Dで示されるものであるが、この予測信号りがどのよう
な意味合いを有し、また、どのような特徴を有している
のかは第3図及び第4図を参照すれば容易に理解できる
ところであろう。
第4図は時刻toで前記した(1)式に従って行われる
予測信号りの生成の状態を図示説明しているものである
が、まず、この第4図中に示されている各種の符号と、
前記した(1)式に示されている信号名A、B、C,D
との対応関係を説明すると次のとおりである。
A=Po、 B=P−1、C=P−2、D = q o
であり、また、Poハツト=(B+(B−C))P1ハ
ツト= (A + (A −B ))ΔPo =[A 
−(B +(B−C))]=ΔP1q o = D =
 (P lハツト}+ΔP1 である。
さて、現在の時刻toにおける適応量子化回路8からの
出力信号がPoであり1時刻toからi11本化周期だ
け以前の時刻t−1における適応量子化回路8からの出
力信号がP−1であるときに、時刻toから時刻t1に
おける信号の傾斜が第4図中に示されているように大で
あったような場合に、従来方式と同様な1次線形予測を
行って時刻toから1標本化周期だけ後の時刻t1にお
ける予測値を時刻toに求めた場合に時刻toに得られ
る予測値は第4図中でP1ハツトとして示されているも
のとなる。
そして、前記もしたように時刻toから時刻t1におけ
る信号の傾斜が大であったような場合には、前記したP
1ハツトと時刻t1に適応量子化回路8から出力される
実際に出力信号P1との間には大きな予測誤差が生じる
ことになる。
ところが、本発明の適応型差分PCM方式では、時刻t
oに従来方式による1次線形予測と同様な方法によって
得た予測値Pnハツトに対して、時刻toで生じた予測
誤差ΔPaを加えて予測値q0を求めるようにしている
すなわち、本発明の適応型差分PCM方式では。
予測を行う現時点toから1標本化周期だけ以前のt−
1の時点に予測した現時点の予測値Poハツトと、現時
点toで実際に得られている信号Poとの差、すなわち
、予測誤差へPoを、時刻toにおいて1次線形予測に
よって得た予測値Pnハツトに対して加えて予測値qo
を求めているので、信号の傾斜が大であったような場合
でも、時刻t1に適応量子化回路8から出力される実際
の出力信号P1との間に、大きな予測誤差を生じさせる
ことがないような予測信号qoを時刻toにおいて生成
させることができるのである。
前記した第1の予測信号生成回路26から、各標本化周
期毎に出力される予測信号qnは適応化制御回路におけ
る比較回路12に供給される。適応化制御回路における
比較回路12では、前記した第1の予測信号生成回路2
6から各標本化周期毎に供給された予測信号qnと、基
準信号発生回路13から供給された基準信号rn(基準
信号rnは、それぞれ所定のレベルを有する複数のもの
である)とを比較して、その比較結果に対応した制御信
号Cnを出力する。
前記のような制御信号Cnが適応量子化器8に供給され
ることにより、適応量子化s8ではオーバーフローやア
ンダーフローを生じさせないような所定の適応量子化動
作を行うことができる。
前記した制御信号Cnは適応量子化@8に供給される他
に、インバータ10を介して適応逆量子化器9に供給さ
れる。
前記のようにして適応量子化器8から符号化系の出力信
号として伝送系または記録媒体を介して復号化系に供給
される出力信号Pnは、適応逆量子化器9に供給される
前記した適応逆量子化器9に供給された信号Pnに対し
て行われる逆量子化処理は、適応化制御回路における比
較回器12からインバータ10を介して供給される制御
信号Cnに基づいて行われて、前記した減算1)2から
の出力信号d’nと略々等しい信号dnハツトを発生し
、それを加算器14に供給する。
前記した加算器14では1標本化周期前の予測信号Y(
n−1)と前記の信号dnハツトとを加算して、次の予
測信号Ynを出力して、それをリミッタ24を介してレ
ジスタ15に供給する。前記のレジスタ15はそれに供
給された信号を1s本化周期だけ遅延させて出力する遅
延器としての動作を行う。
次に第1図中の復号化系に供給された信号Pnは、第2
の適応逆量子化器17と第2の予測信号生成回路27と
に供給される。第2の予測信号生成回路27では前記し
た第1の予測信号生成回路26について説明したと同様
な動作を行って各標本化周期毎に出力される予測信号q
nを適応化制御回路における比較回路18に供給する。
適応化制御回路における比較回路18では、前記した第
2の予測信号生成回路27から各標本化周期毎に供給さ
れた予測信号qnと、基準信号発生回路19から供給さ
れた基準信号rn(基準信号rnは、それぞれ所定のレ
ベルを有する複数のものである)とを比較して制御信号
Cnを出力する。
前記の適応逆量子化器17では前記の制御信号Cnによ
って所定の適応逆量子化動作を行い、既述した符号化系
における減算器2からの出力信号dnと略々等しい信号
dnハツトを出力して、それを加算器20に供給する。
加算器20からの出力信号znはリミッタ25を介して
デジタル・アナログ変換器22に供給されるとともに、
i11本化周期の遅延を信号に与える遅延器21に供給
されており、前記した遅延器21の出力信号は加算器2
0で前記の適応逆量子化器17の出力信号に加算される
。そして、前記した加算器20からの出力信号znは既
述したアナログ・デジタル変換器6からの出力信号Xn
と対応しており、また、前記したデジタル・アナログ変
換器22から出力端子2に出力されるアナログ信号は、
入力端子1に供給されたアナログ信号に対応しているも
のになっている。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の適応型差分PCM方式はアナログ信号を標本化量子
化して得たnビットのデジタル信号をn>mの関係にあ
るmビットのデジタル信号に符号化し、前記の符号化さ
れたmビットのデジタル信号をnビットのデジタル信号
に復号化する適応型差分PCM方式であって、入力信号
と入力信号の1標本化周期前の信号に対応する信号との
差分を得る減算器と、前記の減算器の出力信号を入力さ
せて適応量子化した信号を発生し、それを符号化系の出
力信号として出力させる適応量子化器と、前記した適応
量子化器の出力信号を逆量子化して前記した減算器の出
力信号に対応している信号を発生させる第1の適応逆量
子化器と、前記した第1の適応逆量子化器の出力信号と
前記した入力信号の1標本化周期前の信号に対応する信
号とを加算する加算器と、前記の加算器の出力信号を一
標本化周期だけ遅延させる遅延器と、前記した適応量子
化器における現在の出力信号をA、現在の出力信号より
も1標本化周期だけ以前の適応量子化器の出力信号をB
、現在の出力信号よりも2標本化周期だけ以前の適応量
子化器の出力信号をC1予測信号をDとしたときに。
D={A+(A−B)}+[A−(B+(B−C:))
]=3A−3B+C・・・・・・(1) (1)式で示される予測信号りを発生させる第1の予測
信号生成回路と、前記した第1の予測信号生成回路で発
生された予測信号りと基準信号発生回路で発生された基
準信号とを比較した結果によって、前記した適応量子化
器及び第1の適応逆量子化器とを適応的に制御するため
の伝送レンジ制御信号を発生させる第1の適応化制御回
路とによって構成された符号化系と、前記の符号化系に
よって発生された信号が入力信号として供給されたとき
に前記した(1)式で示されるような予測信号りを発生
できる第2の予測信号生成回路と、前記した第2の予測
信号生成回路で発生された予測信号りと基準信号発生回
路で発生された基準信号との比較結果によって、第2の
適応逆量子化器を適応的に制御するための伝送レンジ制
御信号を発生させる第2の適応化制御回路と、前記の符
号化系によって発生された信号が入力信号として供給さ
れるとともに、前記の第2の適応化制御回路の出力信号
によって動作が制御される第2の適応逆量子化器と、前
記の第2の適応逆量子化器の出力信号が一方入力信号と
して供給される加算器と、前記の加算器の出力信号を遅
延器で1標本化周期だけ遅延させた信号を前記の加算器
に他方入力信号として供給する手段とによって構成され
た復号化系とからなる適応型差分PCM方式であるから
、この本発明の適応型差分PCM方式では、予測を行う
現時点toから1標本化周期だけ以前のt−1の時点に
予測した現時点の予測値Paハツトと現時点toで実際
に得られている信号POとの差、すなわち、予測誤差Δ
Poを、時刻toにおいて1次線形予測によって得た予
測値Pnハツトに対して加えて予測値qoを求めている
ので、信号の傾斜が大であったような場合でも、時刻t
1に適応量子化回路8から出力さ九る実際に出力信号P
1との間には大きな予測誤差を生じさせることがないよ
うな予測信号qoを時刻toにおいて生成させることが
でき1本発明によれば小さな予測誤差で最適な伝送レン
ジの制御ができるので、既述した従来の問題点は良好に
解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適応型差分PCM方式の一実施例のブ
ロック図、第2図乃至第4図は第1図示の実施例を説明
するために用いられる図、第5図は従来の適応型差分P
CM方式の一例のブロック図、第6図は予測信号生成回
路の一例のブロック図、第7図は問題点の説明用の図で
ある。 1・・・記録再生などの対象にされているアナログ信号
形態の原信号の入力端子、2・・・出力端子、3〜5・
・・入力端子、6・・・アナログ・デジタル変換器(A
D)、7,30・・・減算器、8・・・適応量子化器、
9.17・・・適応逆量子化器、10・・・インバータ
、11.16,26.27・・・予測信号生成回路。 12.18・・・比較器、(比較回路)、13.19・
・・基準信号発生回路、14.20・・・加算器、15
゜21.32〜34・・・遅延器、22・・・デジタル
・アナログ変換器(DA)、31・・・絶対値回路、3
5〜36・・・係数回路、23〜25・・・リミッタ、
37・・・加減算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  アナログ信号を標本化量子化して得たnビットのデジ
    タル信号をn>mの関係にあるmビットのデジタル信号
    に符号化し、前記の符号化されたmビットのデジタル信
    号をnビットのデジタル信号に復号化する適応型差分P
    CM方式であって、入力信号と入力信号の1標本化周期
    前の信号に対応する信号との差分を得る減算器と、前記
    の減算器の出力信号を入力させて適応量子化した信号を
    発生し、それを符号化系の出力信号として出力させる適
    応量子化器と、前記した適応量子化器の出力信号を逆量
    子化して前記した減算器の出力信号に対応している信号
    を発生させる第1の適応逆量子化器と、前記した第1の
    適応逆量子化器の出力信号と前記した入力信号の1標本
    化周期前の信号に対応する信号とを加算する加算器と、
    前記の加算器の出力信号を一標本化周期だけ遅延させる
    遅延器と、前記した適応量子化器における現在の出力信
    号をA、現在の出力信号よりも1標本化周期だけ以前の
    適応量子化器の出力信号をB、現在の出力信号よりも2
    標本化周期だけ以前の適応量子化器の出力信号をC、予
    測信号をDとしたときに、 D={A+(A−B)}+[A−{B+(B−C)}]
    =3A−3B+C・・・・・・(1) (1)式で示される予測信号Dを発生させる第1の予測
    信号生成回路と、前記した第1の予測信号生成回路で発
    生された予測信号Dと基準信号発生回路で発生された基
    準信号とを比較した結果によって、前記した適応量子化
    器及び第1の適応逆量子化器とを適応的に制御するため
    の伝送レンジ制御信号を発生させる第1の適応化制御回
    路とによって構成された符号化系と、前記の符号化系に
    よって発生された信号が入力信号として供給されたとき
    に前記した(1)式で示されるような予測信号Dを発生
    できる第2の予測信号生成回路と、前記した第2の予測
    信号生成回路で発生された予測信号Dと基準信号発生回
    路で発生された基準信号との比較結果によって、第2の
    適応逆量子化器を適応的に制御するための伝送レンジ制
    御信号を発生させる第2の適応化制御回路と、前記の符
    号化系によって発生された信号が入力信号として供給さ
    れるとともに、前記の第2の適応化制御回路の出力信号
    によって動作が制御される第2の適応逆量子化器と、前
    記の第2の適応逆量子化器の出力信号が一方入力信号と
    して供給される加算器と、前記の加算器の出力信号を遅
    延器で1標本化周期だけ遅延させた信号を前記の加算器
    に他方入力信号として供給する手段とによって構成され
    た復号化系とからなる適応型差分PCM方式
JP20108588A 1988-08-12 1988-08-12 適応型差分pcm方式 Pending JPH0250637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690175A (ja) * 1992-09-09 1994-03-29 Sanyo Electric Co Ltd デジタル楽音信号圧縮方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0690175A (ja) * 1992-09-09 1994-03-29 Sanyo Electric Co Ltd デジタル楽音信号圧縮方法

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