JPH02503195A - 増殖因子のレセプターに関する改良 - Google Patents

増殖因子のレセプターに関する改良

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JPH02503195A JP63502924A JP50292488A JPH02503195A JP H02503195 A JPH02503195 A JP H02503195A JP 63502924 A JP63502924 A JP 63502924A JP 50292488 A JP50292488 A JP 50292488A JP H02503195 A JPH02503195 A JP H02503195A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 増殖因子のレセプターに関する改良 本発明は、増殖因子のレセプターに対するアンタゴニストおよび抗体に関し、と くにボンベシン(bombesin)レセプターに対するアンタゴニストおよび 抗体に関する。
ボンベシンj:構造的に関係する両生類のテトラデカペプチドボンベシン(6) および哺乳類のペプチドは、ガストリン解放性ペプチド(GRP)およびニュー ロメジン(neuromedin)類(7〜12)を包含し、細胞の増殖の制御 に関係すると信じられる増殖因子である。ボンベシン様ペプチドは、小さい細胞 肺癌中に高い濃度で存在しく18〜21)、ここでそれらはオートクリン(au tocrine)増殖因子として作用できるであろう(22)。ペプチドのボン ベシン基は細胞中でレセプターと相互作用するが、ある量はペプチドのボンベシ ン基の化学について知られているが、ボンベシン様ペプチドのレセプターの化学 については非常にわずかしか知られていない、細胞の増殖におけるボンベシン様 ペプチドの参加およびボンベシン/レセプターの相互作用の存在または不存在の 細胞の増殖への関係をかんがみて、レセプターの詳細な研究は重要であることが 明らかである。
今回、新規な化合物として特徴づけることができる、ボンベシン族のある種のペ プチドに対するある種のレセプターを同定することができる方法をわれわれは開 発し、そしてそれはこのようなレセプターを使用し、そして、さらに、本発明は 、このようなレセプターに対するアンタゴニストおよび抗体に関する。ペプチド のボンベシン族は、事実、s互イt=構造的な差を有するが、まt;、共通の7 −アミノ麩配列を有しそして、われわれが同定したレセプターは、ボンベシン様 ペプチドの由来の種に無関係に、ボンベシン族の種々の構成員として作用するこ とができると、われわれは信する。
1つの面において、本発明は、次の特徴:15少なくとも2つのマンノース側鎖 を有する、単一鎖のグリコポリペプチドであり、 2、ボンベシンタイプのポリペプチドに特異的に結合し、3.75〜85キロダ ルトン(Kd)の分子量を有し、4.6.4〜6.9の等電点を有し、 5、フラボバクテリウム・メニンゴセプチクム(Flavobacterium   meningosepticum)からのエンド−ベーターN−グルコサミ ニダーゼを使用して得られた、そのコアタンパク質は約42Kdの分子量を有し 、 6、前に定義したように、アンタゴニストA8よびアンタゴニストDの両者に結 合する、 を有するポリペプチドを提供する。
他の面において、われわれは上に定義したグリコポリペプチドのレセプターに対 するアンタゴニストを提供する。これらのアンタゴニストは、ボンベシンおよび ボンベシン様ペプチドと構造的に非常に異なるが、ボンベシンのレセプターに結 合し、そしてボンベシンの作用を阻害することができる物質であるが、われわれ は、そうでなければボンベシン様ペプチドにより占有されるであろう結合部位を 占有することによらないと、信する。ボンベシン様ペプチドは小さい細胞の肺癌 中に高い濃度で存在するとして同定され(18〜21)、そしてオートクリン増 殖因子として作用することができる(22)ので、ボンベシンのアンタゴニスト は、レセプター/ボンベシンのペプチドの相互作用を妨害し、それゆえボンベシ ン様増殖因子により影響を受ける癌細胞増殖のパターンを妨害する手段を提供す るうえで重要である。今回、われわれが同定したボンベシンのアンタゴニストは ヒトの小さい細胞の肺癌(small  celllung  cancerン  (SCLC)系統の増殖を阻害することができ、それゆえ、有望な治療的実在 物として重要であることを、われわれは示した。
レセプターに対する抗体は、そうでなければボンベシン様ペプチドにより占有さ れうるレセプター上の結合部位を占有することができ、そして、同様に、細胞の 増殖のパターンに影響を及ぼすことができることにおいて、同様に重要である。
いわゆ払サブスタンス(Substance)Pは、次の式を有する、痛みの伝 達の研究において重要な、11−マーのニューロペプチドである: Arg−Pro−Lys−Pro−Gin−Gln−Phe−Phe−G 1  y−L e u−Me t −NH!サブスタンスPの商業的に入手可能な構造 的変異型、[D−Arg’、D−Pro”、D−Trp’、”、L e u ” ]サブスタンスPとして知られている、それゆえ、式: %式% をもち、われわれがアンタゴニストAと呼び、そして、また、[D−Pro”l サンタニドとして知られている、は、驚くべきことには、ポンベシンのアンタゴ ニストとして作用することができることを、われわれは発見した。したがって、 アンタゴニストAは、本発明によれば、ボンベシン様ペプチドの存在により影響 を受ける細胞増殖の修飾において重要性をもつ。
また、サブスタンスPの他の商業的に入手可能な構造的変異型、われわれはアン タゴニストDと呼び、また、[D−Phe’] スパンチドとして知られており 、そして式: %式% を有する、は、ボンベシンのアンタゴニストとしてアンタゴニストAよりもなお 効力があり、それゆえ、また、ボンベシン様ペプチドの存在により影響を受ける 細胞増殖の修飾において大きい重要性をもつことをわれわれは発見した・ アンタゴニストAおよびDのわれわれの研究は、改良されt;ボンベシンのアン タゴニストを産生ずるこのタイプの化合物においてアミノIn置5における構造 的重要性をわれわれに示しそして、本発明は、アンタゴニストA上のアミノ酸位 置5の変異型である新規な化合物に拡張され、そして、治療によりヒトまたは動 物の体を処置する方法において、あるいはヒトまたは動物の体について寅施され る診断の方法において、使用するためのアンタゴニストAおよびアンタゴニスト Dのこのような位置5変異型に拡張される。
適当な位置5変j[は、次のとおりである:D−T r p、 D−T y r およびMe−Phe*本発明の他の特徴は、ボンベシンのレセプターに対する抗 体からなる。
抗体は普通の方法によりレセプターに対してレイズ(raise)することがで き、この方法は、を椎動物に免疫原として本発明のポリペプチドのレセプターを 注射する工程を包含し、そして抗体はポリクローナル抗体またはモノクローナル 抗体であることができる。
レセプターに対するポリクローナル抗体は、動物を免疫原の形態のレセプター分 子で免疫化し、次いでポリクローナル抗体を免疫化した動物の血液断片から回収 することを包含する普通の方法によりレイズすることができる。
レセプターに対するモノクローナル抗体は、試験動物、例えば、マウスを免疫原 の形態のレセプターで免疫化し、次いで免疫化マウスからの牌細胞を骨髄腫細胞 とハイブリダイゼーシヨンして、レセプターに対するモノクローナル抗体を分泌 するハイブリドーマ癌細胞を得ることを包含する普通の手順により発生すること ができる。
これらの方法において発生したモノクローナル抗体は、例えば、本発明のポリペ プチドを有する固相と、あるいは本発明のポリペプチドをその表面に支持するス イス3T3細胞を有する固相と、抗体を接触させて、抗体/抗原の接合体を形成 し、そして前記接合体から精製された抗体を解放する工程を包含する、レセプタ ーを支持する細胞を有する固相に対する親和クロマトグラフィーにより精製する ことができる。
本発明のアンタゴニストまたは抗体は、製剤学的に許容されうる担体または希釈 剤、例えば、普通の非経口的担体と配合し、こうしてアンタゴニストまたは抗体 を非経口的に投与することができ、ここでそれらは診断または治療のためのヒト または動物を処理する方法において、およびより特に、制御されない細胞の成長 がボンベシン族のタンパク質の障害と関連する、癌の診断または治療において、 使用するために重要性をもつ。アンタゴニストおよび抗体は、また、制御されな い細胞の増殖の処理のための薬物の製造において使用するために重要性をもつ。
本発明のアンタゴニストまたは抗体は、制御されない細胞の増殖に悩まされる疑 いのある宿主からの体の試料を、アンタゴニストまt;は抗体を接触させる工程 を包含する、制御されない細胞の増殖の生体外診断方法において、使用するため に重要性をもつ。この方法は、組織学または血清のアッセイによる癌の診断にお いてとくに有用である。
本発明のレセプターの分離および分子の特徴づけは、それらの同定ののための手 順を必要とし、そして他の系において膜レセプターを同定するために既に使用さ れてきf:、c23〜28)ある種の二官能性架橋試薬の使用を包含する系をわ れわれは開発した。われわれは、架橋剤のエチレングリコールビス(スクシニミ ジルスクシネート)を使用して 1.sll[識ガストリン解放性ペプチド(” ’I−GRP)をスイス3T3細胞における表面タンパク質に共有結合した。こ の表面タンパク質は、スイス(Swiss)3T3細胞から分離すると、ボンベ シン族のペプチドのための特異的レセプターの特性を表す。このタンパク質は、 ボンベシン様ペプチドのためのレセプターの性質を示さない他の細胞系中に存在 しない。
さらに詳しくは、本発明のポリペプチドのレセプターは、スイス3T3細胞の培 養物を Ill l標識ガストリン解放性ペプチド(””I−GRP)を含む培 地中でインキュベージ1ンし、さらに”’I−GRP処理したスイス3T3細胞 を二官能性架橋試薬の存在下にインキュページ層ンし、そして生ずる”I−GR P/架橋試薬/ポリペプチドの接合体を可溶化して、前記細胞の表面からポリペ プチドを解放することからなる、方法により、分離することができる。
スイス373細胞は、実験の使用のt:めに広く入手可能であり、そしてアメリ カン・タイプ・カルチャー・コレクシジン(the  A、merican   Type  Cu1ture  Co11ections米国ブリイラン州ロッ クビレ)から、受託番号ATCC−CCL92で入手可能である。
次の実施例により、本発明のレセプターの分離および特徴づけについて説明する 。
実施例1 ボンベシンおよびリドリンは、シグマ(S i gma)から入手した。
GRP、GRPの14−27アミノ酸断片および[D −A r g ’s D  −Pro’、D−Trp’、”、L e u ”]サブスタンスPはベイケム ・ファイン−ケミカルス(Bachem  Fine  Chemicals) (英国サフロムワルデン)から入手し、そしてGRP(7)l−16断片および ニューロメジンBはペニンスラ・ラボラトリーズ(PeninsulaLabo ratories)(カル7オルニア州サンカルロス)カら入手した。高度に精 製された血小板誘導増殖因子(PDGF)は、バイオプロセシング(Biopr ocassing)から入手した。エチレングリコールビス(スクシニミジルス フシネ−))(EGS)、ジスクニミジルスベレー)(DSS)、ジチオ−ビス (スクシニミジルプロピオネ−))(DSP)およびビス【2−(スクシニミド オキシカルポミルオキシ)エチル]スルホン(BSCOES)は、ピアース・ケ ミカル・カンバ=−(Pierce  Chemical  Co、)から購入 した。
”’I−GRP (2000Ci/ミリモル;lci謀37GBq)は、ラジオ ケミカル・センター(Radiochemical  Centre)(英国ア マ−ジャム)から入手したか、あるいは可溶性ラクトペルオキシダーゼ法(29 ,30)を使用してGRPをIIs 1で標識することによって調製した。標識 したペプチドは未反応のN a ”’ lから記載するようにして(8)分離し た。”’I−GRPは、非標識ペプチドを使用してWR測される範囲と同様な範 囲内のミトゲン活性を示した。使用したすべての他の試薬は入手可能な最高の等 級であった。
レセプターへの”’I−GRPの化学的架橋スイス3T3細胞の全面および休止 の培養物を、15℃に村いて、0゜1%のウシ血清アルブミンおよび適当な濃度 の目’I−GRPを補充した、0.14モル(M)のNaCl、5ミリモル(m M)のKCI、0゜01モルf)Na2HP Oss  1.8 ミUモルのに 、HPO,,1,8ミリモルのCaCl□、1ミリモルの4−(2−ヒドロキシ エチル)−1−ピペリジンエタンスルホン酸(結合媒質)から成る1mflの培 地、pH7゜0、中で、500倍過剰の非標識GRPの存在下または不存在下に インキュベーションした。2.5時間後、細胞を3回15℃においてリン酸塩緩 衝液CP B S)で洗浄し、次いで15分間15℃において1mQの結合媒質 、pH7,4、中で適当な架橋剤の存在下に示した濃度においてインキュベージ 1ンした。架橋剤(EGS%DSS、DSPおよびB5C0ES)を使用直前に ジメチルスルホキシド中に溶解し、そして媒質に1〜2%のジメチルスルホキシ ドの最終濃度に添加しt;。培養物を4℃においてPBSで2回急速にすすぎ、 モしてO,1m+2の2×試料緩衝液 0.2モルのトリス−MCI、pH6, 8,10%(w/w)のグリセロール、6%のドデシルVMaナトリウム(SD S)(w/w)、4%のβ−メルカプトエタノール(V / V )および2ミ リモルのエチレンジアミノテトラ酢酸中に可溶化した。試料を直ちに100℃3 〜5分間加熱し、モしてlまたは2次元のゲル電気泳動により分析した。
5DS−ポリアクリルアミドゲルの電気泳動スラブゲル電気泳動を、分離用ゲル 中の7.5%のアクリルアミドおよびスタッキング(stacking)ゲル中 で5%および0.1%のSDSを使用して実施した(31)。電気泳動のゲルを 着色し、廃液し、そしてフジX線フィルム(フジ写真フィルム会社、日本)を使 用するオートラジオグラフィーのために紙上に乾燥した。乾燥したゲルをフィル ムに4〜8日間露出した。2次元のゲル電気泳動は、オーファレル(0°Far rell)(32)に記載されているようにして、1次元において等電点電気泳 動および2次元において5DS−ポリアクリルアミドゲルの電気泳動(SDS− PAGE)(8%のポリアクリルアミド)を使用して実施した。等電点電気泳動 のために、1.4%のLKB両性電解質、pH5−7、+0.6%のLKD両性 電解質、pH3,5−10,6モルの尿素、および2%のノニデット(Noni det)P−40を含有する試料を調製した。オートラジオグラフィーからの分 子量75000−85000のバンドをジ1イスーレーブル(Joyce−Lo ebl)の二重ビームのデンシトメーターを使用して走査し、そして特定のピー クの下の面積をヘウレットーパッード(Hewlet−Packard)ディジ タイザ−(digitizer)で測定した。
細胞培養手順(33)、”H−チミジンキナーゼの組み込みによりDNA合成f )7yセ4 (34) 8ヨU完全m!I!Iヘノ””1−GRPf)exit (13)を前述のようにして実施した。
結果および論考 全面および休止のスイス3T3細胞の培養物を”’I−GRPと15℃において インキュベーションしたとき、細胞会合した放射能は2.5時間後に最大に到達 し、そして37℃または4℃のいずれかににおける表面の結合に比較してかなり 増大した(発表されていない観察)。その5ナノモル(nM)の1!S I   G RPと15℃において2.5時間インキュページ謄ンし、そしてホモニ官能 性架橋剤EGS%DSS%DSPまたはB5C0ESで処理した、細胞の5DS −PAGEによる分析は、分子量75000〜85000の単一の主要なバンド を明らかにした(第1図)。われわれの実験室において”’I−GRPで標識し I;商業的に入手可能な”’I−GRPまたはGRPを使用して、同一の結果が 得られた。500倍過剰の非標識GRP (+)の存在下に、このバンドは完全 に消滅した。EGSは架橋の最大の効率を示し、したがってこの架橋剤を引き続 く実験において使用した。分子量75000〜85000のタンパク質のレベル へのEGSの作用は濃度依存性であった。EGSの1/2最大作用は2ミリモル の濃度において得られた(第1C図)。架橋の効率のランクの順序(EGS>D SS>DSP>B5C0ES)は、これらの二官能性分子のアームの鎖長さに関 係付けることができる。こうして、最も短い鎖長さを有するB5C0ESは、事 実上無効であった(第1B図)。第1次元において等電点電気泳動および第2次 元において5DS−PAGEを使用して2次元のゲル電気泳動により、スイス3 T3細胞の架橋した培養物を分析したとき、分子量75000〜85000タン パク質は6,4〜6.9の等電点て移動する多成分のスポットとして現れf−、 、(結果は示されていない)。
架橋反応を、架橋剤の不存在下に、細胞を含まないプラスチック皿中で実施する か、あるいは他の細胞系、例えば、ラット(Rat)−1゜全マウス胚線維芽お よびBa ] bc/3T3 (それらは有意の特異的””T−GRP結合しめ さず、またボンベシン関連ペプチドにミトゲン的に応答しない)を使用して実施 しt;とき、分子量75000〜85000バンドは得られなかった(13)。
親和性標識しj;バンドがより高分子量のタンパク質の減成生成物である可能性 を、プロテアーゼ阻害因子のアブロニチン(100μg/mQ)、ペプスタチン (4μg / m12)、7zニルメチルスルホニルフルオライド(2ミリモル )およびエチレングリコール−ビス−(β−アミノエチルエーテル)N、N’  −テトラ−酢W1(4ミリモル)の存在下に架橋反応した後、培養物を抽出する ことによって試験した。これらの処理は分子量75000〜85000タンパク 質のレベルに有意の作用をを有さす、そして高分子量のタンパク質を出現させな かった。配位子の内在化および劣化を防止するt;めに4℃において実施した他 の実験において、同一の結果が第1図に示すものに対して得られた(結果は示さ れていない)。こうして、分子量75000〜85000のタンパク質は、内在 化”’I−GRPと会合した細胞内成分またはペプチドの減成生成物ではなく、 またより大きい分子のタンパク質分解から生ずる断片ではなかった。さらに、0 .6モルの2−メルカプトエタノールにより処理は、低分子量の追加のバンドを 出現させず、分子量75000〜85000のタンパク質は単一のポリペプチド 鎖から成ることを示唆した。これらの重要な対照は、分子量75000〜850 00のバンドがボンベシン族のペプチドのためのレセプターに密接に関係するス イス3T3細胞の表面成分であることを示唆した。
上の結論は、さらに、非標識ペプチドの異なる濃度の存在下にインキュページ腑 ンした培養物に”’I−GRPを架橋することによって、実証された。非標識G RPの濃度の増加とともの分子量75000〜85000バンドのレベルの減少 (第2A図、闘いた記号)は、培養物の平行の組において”’I−GRPの同一 濃度の結合を阻害するGRPの”’I−GRPの架橋は、また、ボンベシン、ニ ューロメジンB1リドリンおよびボンベシンアンタゴニスト[D−A r g’ 1D−P r o”、D−Trp’、”、Leu”]サブスタンスPを包含する GRPに構造的に関係する他のペプチドにより、顕著に阻害された(M13.1 7.35.36)。”’I−GRPの結合を阻害せず、またDNAの合成を刺激 しないGRPのアミノ末端断片CGRP (1−16) )  (13)は、分 子量75000〜85000タンパク質のレベルを減少させなかった(表1)、 ”’I−GRPが分子量75000〜asoooタンパク質を認識する特異性を 確証するt;めに、スイス373細胞を”’I−GRPと、これらの細胞につい ての他のミトゲンの存在下にインキエペーシ層ンした0表1に示すように、EG Sで九理して得られたタンパク質のレベルは、PDGF、表皮増殖因子(EGF )、バンプレシン、インスリン、およびホルボール12.13−ジブチレートの 濃度を飽和することによって実質的に影響を受けなかった(1% 13.3B) 。さらに、ニューロペプチドのサブスタンスP、サブスタンスにおよびソマトス タチンは、また、分子量75000〜85000バンドの親和性標識つけに影響 をもたなかっf−(表1>、この結果は、完全373への”’I−GRPの結合 がこれらのミトゲンにより阻害されないという発見と一致する(13)。
分子量75000〜85000タンパク質がスイス3T3細胞におけるボンベシ ン族のペプチドのためのレセプターの主要な成分であるという結論は、さらに、 放射線ヨウ化配位子の濃度の関数としてタンパク質のレベルを測定することによ って強化された。第2B図が示すように、分子量75000〜85000バンド への”’1−GRPの架橋は標識ペプチドの濃度の増加とともに飽和できる方法 で増加した。これらのデータの二重逆数のプロット(図示せず)は、直線を生成 し、そして1ナノモルのKdについである値を与え、この値は結合曲線のスカチ ャード(Scatchard)分析からのKd (0,5xto−’モル)と非 常によく匹敵する(13)。さらに、12″I−GRP濃度への分子量7500 0〜85000タンパク質の親和性標識っけの依存性は、休止スイス3T3細胞 において種々の早期の生物学的応答(16,17)およびDNA(13)の合成 を刺激するペプチドの能力と密接に平行する。
”’I−GRPの高い濃度において、はぼ分子量160.000の高分子量のバ ンドが観察された(第2B図)、このバンドは、合計の架橋した物質の4%を表 わし、そしてより低い”’I−GRPのレベルまたは4℃においてほとんど検出 不可能であった。
胆1 使用した略号は次のとおりである:GRP、ガストリン解放性ペプチド、 BSA、ウシ血清アルブミン、PBS、リン酸塩緩衝生理的塩類溶液:EGF、 表皮増殖因子:PDGF、血小板誘導増殖因子;EGS、エチレングリコールビ ス(スクシニミジルスクシネート);DS51シスクシニミジルスベレート、D SP、ジチオ−ビス−(スクシニミジルスクシネート);B5C0ES、ビス[ 2−(スクシニミドオキシ力ルポミルオキシ)エチル]スルホン、5DS−PA GE、  ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲルの電気泳動。
実施例2 これはアンタゴニストAより5倍以上のアンタゴニストDの効能を説明する。
DPhe’  スパンチドはGRP仲介有糸分裂誘発の効力のある阻害剤である サブスタンスPは、ボンベシンとわずかのアミノ酸配列相同性を有しく表2)、 そしてスイス3T3細胞へのGRPの結合を示さず、またDNAの合成を刺激し ない、しかしながら、サブスタンスPアンタゴニストとして合成した[DPro ”] スパンチド(アンタゴニストA1表2)は、膵臓腺房細胞においてボンベ シンのアンタゴニストであり、そしてスイス3T3細胞においてボンベシンの増 殖促進作用を遮断することが発見された。ボンベシン様ペプチドのより効力のあ るアンタゴニストを同定するために、われわれはlOのサブスタンスPのアンタ ゴニストを50Pモルにおいて(表2)GRPにより刺激された有糸分裂誘発を 阻害するそれらの能力について試験した。[DPhe’]スバンチド(アンタゴ ニストD)は、明らかにほとんどの効力のあるGRPアンタゴニストであった。
対照的に、ペプチド、B%C,E%F%G、H% Jおよルにおいてさえアンタ ゴニスト活性をもたなかった。ペプチドのいずれも、20μモルにおいてインス リンをlμg/mQで使用して試験したとき、DNAの合成を刺激しなかった、 すなわち、いずれもアゴニスト活性を示さなかった。
最も有望なGRPアンタゴニストとして[D P h a ’] スパンチドの 同定後、われわれは[DPhe’lスバンチドの効力を[DPro”]スパンチ ドのそれと比較した。第3図が示すように、[DPhe’] スパンチドは20 μモルにおいてDNAの合成の1/2最大を生成するために要求されるGRP濃 度を顕著に増加させたが、20μモルにおいて、また、 [DPro”] スパ ンチドを添加したとき、わずかの効果のみが得られたに過ぎなかった。[D P  h e ’] スパンチドによるDNAの合成の阻害はGRPの高い濃度によ り完全に逆転され、その阻害作用が競合的かつ可逆であることを示された。GR P3.6ナノモルの存在下の2つのアンタゴニストについての投与量応答曲線は 、第3図(右)に示されている。DNAの合成の172最大阻害は、22μモル の[DPhe’] スパンチドおよび118μモルの[DPro”]スパンチド を使用して得られた。こうして、[DPhe’lスバンチドは、GRPにより誘 発されるDNAの合成の阻害においてs  [DP r o”]スパンチドより 5.4倍以上効力がある。
次の実施例は、アンタゴニストDがボンベシン/GRPにより開始される事象の すべてを特別の方法で阻害することを実証する。
実施例3 DPhe’  スバンチドはGRPレセプターに 金的に結合する前の結果が実 証するようにs  [D P h e ”]スパンチドは他のミトゲンに対して 特異性を示すGRP誘発DNAの合成の効力のある阻害剤である。その作用の機 構を説明するために、われわれはスイス3T3細胞への[”J] GRPの特異 的結合への[DPhe’]スパンチドの作用を検査した。第4図(左)が示すよ うに、 [DPro”] スバンチドおよび[DPhe’] スパンチドの両者 は[”’I] GRP (1ナノモル)の特異的結合における濃度依存性の阻害 を起こした。結合の1/2最大阻害は、1.3μモルの[DPhe″]スパンチ ドおよび14μモルの[DPro”] スバンチド、効能の6.1倍の差、を使 用して達成された。これはGRPにより誘発されるDNAの合成の阻害における 2つのアンタゴニストの相対的効能と一致する。
[■sI]GRPの異なる濃度ノ結合ヲ、l Opモルf)[DPhe’]スバ ンチドの不存在下まt;は存在下に測定した。これらのデータの二重逆数のプロ ット(double  reciprocal  plot)(第4図、中央) が示すように、 [DPhe’l スパンチドは[”’11 GRPのレセプタ ーの親和性を顕著に減少させるが、結合部位の数は未変化である。これは[DP ro”] スパンチドを使用して前に得られた結果と一致し、そしてこれらのペ プチドがGRPレセプターに競合的に結合することを強く示唆する。
これらの発見をさらに実証するために、われわれは、推定上のボンベシンのレセ プターである、最近記載された分子量75000〜85000タンパク質の親和 性標識っけへの2つのアンタゴニストの作用を研究した(第4図、右)。それら の両者は、EGSを使用して[+!1llQRPをスイス3T3細胞へ架橋する ことによって得られた分子量75000〜85000タンパク質を示差的に阻害 することができt;。l/2最大阻害(オートラジオグラフィーの走査デンシト メトリーにより得られた)は、5.5μモルの[D P h e ’] スパン チドおよび20μモルの[DPro’]スパンチドを使用して達成され、再び[ DPhe″コスバンチドの優秀性が実証された。
実箆例4 DPhe’l スパンチドはGRPにより誘発される早期の事象を阻害する 休止のスイス3T3細胞へのボンベシンまt;はGRPの添加により刺激された 早期の事象の1つは、細胞質ゾルのCa”濃度([Ca”°] +)の増加であ る。第5図(左)が示すように、休止のスイス3T3細胞へのGRP (1ナノ モル)の添加により引き起こされるrca”]Iの上昇は20μモルの[DPr o”] スパンチドの添加により阻止されるが、5μモルにおいては阻止されな かった。対照的に、[DPhe’lスパンチドは5μモルにおいて有効でありs   [D P h e ’] スパンチドはこのアッセイにおいて少なくとも5 倍[DPro”] スバンチドより効能があることが実証された。これらの効果 は特異的であり、そして可逆的であった。なぜなら、 [DPhe’] スパン チドは5μモルにおいてPDGFへの応答を防止せず、そして5ナノモルのGR Pへの応答におけるCa”の移動の防止におけるアンタゴニストの作用は50ナ ノモルにおけるGRPの添加により逆転したからである。
タンパク質キナーゼC通路により仲介される、GRPによる[12% 1 ]E GFの阻害は、 [DPro”l スパンチドおよび[DPhe’l スバンチ ドにより濃度依存性の方式で逆転されf−(第5図、右)。阻害のl/2最大阻 書は、8.7μモルの[DPhe’l スパンチドおよび30μモルの[DPr o”] スバンチドを使用して得られた。これらの発見は、さらに、 [DPh e’] スバンチドは効力のあるGRPアンタゴニストであるという結論を実証 する。
天真豊五 マウス3T3細胞においてボンベシン/GRPの細胞の作用の阻害の実証に加え て、われわれは、今回、アンタゴニストAおよびアンタゴニストDは特異的かつ 可逆的方式で5CLCの成長を阻害することができることを示した。
5CLCは、オートタリン増殖因子として作用することが示唆されている、ボン ベシン様ペプチドを分泌することが知られている。こうして、ボンベシン/GR Pに対するアンタゴニストが5CLCの成長を阻害するということがありうるが 、まだ証明されていないので、われわれは、今回、5CLCへの[DPro月ス パンチドおよび[DPhe“]スパンチドの生体外効果を試験した。
第6図が示すように、血清不合培地中の5CLC系統H69、H1288よびH 417の成長速度は、スイス3T3細胞におけるGRP誘発有糸分裂誘発を可逆 的に阻害する濃度である、150μモルの[DPro 2] スパンチドの添加 により崩壊された。5CLC系統におけるアンタゴニストによる成長の阻害は、 細胞を洗浄し、そして血清不合培地中に再懸濁することによって逆転された。
H69への[DPro”lスパンチドおよび[DPhe’lスバンチドの作用は 、第7図において比較されている。細胞は血清不合培地において約12日で10 倍の数を達成する(インセット)。両者のアンタゴニストは投与量依存性の方法 で成長を阻害した:l/2最大作用は[DPhe’]スパンチドで24μモルお よび[DPro”lスパンチドで82μモルで見られた。効能の差はスイス3T 3細胞において実証されたものと同一の大きさであり、そしてボンベシン様ペプ チド(まt;はバンプレシン)が5CLCにとって重要な増殖因子であろうると いう考えを支台の時間依存性。培養物を洗浄し、次いで15℃においてIZSI −QRP(2ナノモル)を含有する1m(lの結合媒質中でインキュベージBン した。種々の時間後、細胞を1mg/mQのウシ血清アルブミン(BSA)を補 充した冷(4℃)PBSで急速に4回洗浄し、次いで1m12の0.2モルの酢 a、0.5モルのNaC1中で4℃において6分間インキュベーションして、細 胞表面の会合した配位子を除去した。次いで、この媒質を計数のために取り出し 、そして残りの細胞内会合放射能を2%のNa2CO3および1%のSDSを含 有する1m(lのO,1モルのNaOHで抽出した。開いた正方形は、表面の結 合した配位子を示し、そして閉じた正方形は細胞内の放射能を示す。
B、ジスクシニミジル架橋剤を使用する分子量75000〜85000の細胞タ ンパク質の”’I−GRP親和性標識つけ。スイス3T3細胞の全面培養物を洗 浄し、次いで0.9μモルの非標識GRPの存在(+)または不存在(−)にお いてI!5I−GRP(5ナノモル)と2.5時間15℃においてインキュベー ジBンしt;。細胞をすすいで遊離の配位子を除去し、そして、それぞれ、EG S、、DSS%DSPまたはB5C0ESで6ミリモル、2ミリモル、2ミリモ ルおよび4ミリモルの濃度において処理した。細胞をSDS試料緩衝液中で可溶 化し、そして7゜5%、のポリアクリルアミドゲルの電気泳動にかけた。矢印は 分子量75000〜85000タンパク質の位置を示す。この実験および同様な 実験において使用した実験の手順は1、材料および方法に記載されているとおり であった。低分子量において移動する広くかつ強い放射性バンドがすべてのわれ われのゲルにおいて観測された。この物質は過剰の非標識GRPの存在下に得ら れ、したがって未反応のタンパク質を表す可能性が最もつよい。
C0分子量75000〜85000のタンパク質の親和性標識っけへのルの”’ I−GRPと15℃においてインキュベーションし、次いで示した種々の濃度の EGSで処理した。試料は材料および方法に記載するように5DS−PAGEの ために調製した。矢印は、分子量75000〜85000タンパク質の位置を示 す。この実験および他の実験において、EGSを使用する架橋の効率は細胞表面 の会合しt;放射能の5〜lO%の範囲であった。
第2図7二A、完全スイス3T3細胞への”’I−GRPの結合(・)および分 子量75000〜85000タンパク質の親和性標識つけ(0)への非標識GR Pの種々の濃度の効果、3T3細胞の全面培養物を5ナノモルの”’I−GRP と、種々の濃度の非放射性配位子の存在下に、15℃において2.5時間インキ ュベーションした。この時間後、多少の細胞を、1mg/mQのBSAを補充し た冷(4℃)PBSで4回洗浄し、可溶化し、次いで合計の細胞会合放射能をガ ンマカウンターで決定した。閉口の培養物をPBSで15℃においてすすぎ、次 いでEGS(6ミリモル)で処理して結合した”’I−GRPを架橋した。次い で、細胞を可溶化し、そして試料を5DS−PAGEにより分析した。電気泳動 後、ゲルを乾燥し、フィルムに露出し、そして材料および方法に記載されている ように走査した。分子量75000〜85000タンパク質についての個々のピ ークの下の面積を、非標識ペプチドの濃度の関数として示し、そして対照の百分 率として表す。インセットは走査のために使用したオートラジオグラフィーの領 域を示す。
B3分子量75000−85000タンパク質の”’I−GRpHI性標識っけ の濃度依存性。スイス3T3細胞の全面培養物を、異なる濃度の12″I−GR Pと、15℃において2.5時間インキュベーションした。任意の単位で表され た分子量75000〜asoooタンパク質のレベルは、標識した配位子の濃度 の関数として示す。インセット:走査に使用したゲルのオートラジオグラフ:分 子量75000〜85000および160.000のバンドは矢印で示されてい る。すべての他の実験は、材料および方法に記載されている通りであった。
第3図:  [DPro”]スパンチド(A)および[DPhe’]スパンチド (D)によるGRP誘発DNAの合成の阻害、左:35mmのプラスチック皿中 のスイス3T3細胞の全面および休止の培養物を、DMEMで2回洗浄し、次い で1pCi/ml  (1pm)の[”H]チミジン、lttg/mQのインス リンおよび増加する濃度のGRPを含有する2mgのDMEM/ワイマウス(W aymouth)媒質のl:l混合物中で37℃において、20μモルのアンタ ゴニストA (0)または20μモルのアンタゴニストD(Δ)の不存在下(■ )または存在下にインキュベージコンした。40時間後、DNAの合成を酸沈澱 した物質中への[SH]チミジンの組み込みにより推定しt;。値は、アンタゴ ニスト(100%−8,4XlO’cpm/皿)の不存在下に、GRPの飽和す るレベル(36ナノモル)を使用して得られた[3H]チミジンの組み込みの百 分率として表わした。各点は反復実験の決定の平均を表す。右ニスイス3T3細 胞の培養物を上に示したように洗浄およびインキュベーションしたが、ただしG RPの濃度は3.6ナノモルに固定し、種々の濃度のアンタゴニストA(・)お よびD(Δ)を使用した。値は、アンタゴニスト(100%−8,4XIO’c pm/皿)の不存在下に得られた[3H]チミジンの組み込みの百分率として表 わした。
!工里ニスイス3T3細胞への12−夏標識GRP ([”’1] GRP)の 結合への[DPro”lスパンチド(A)および[DPhe’]スパンチド(D )の作用。左=アンタゴニストAおよびDによる特異的[1211] GRPの 結合の阻害。全面および休止の細胞を2回DMEMで洗浄し、次いで1ナノモル の[”’11 GRPおよび種々の濃度のアンタゴニストA (0)およびD( Δ)を含有する1mflの結合媒質(3)中で37℃においてインキュベージ履 ンした。30分後、細胞会合した[11S目GRPの結合を測定した。値は、ア ンタゴニストの不存在下に得られた特異的結合の百分率として表す。非特異的結 合は300倍過剰の非標識GRPの添加により決定した。各点は3回の決定の平 均を表す。中央:  [”I] GRPについてのスイス3T3細胞中の結合部 位の親和性へのアンタゴニストDの作用、全面および休止の細胞を2回DMEM で洗浄し、次いで種々の濃度の[”I] GRPをを含有するlnJの結合媒質 中でlθμモルのDの不存在(・)または存在(Δ)下に37℃において30分 間インキユベーシーンした。特異的結合(B)をピコモル(pmol)/10’ 細胞で表し、そして二重逆数プロットで示す。各点は2回の決定の平均を表す、 右:ポンベシンのレセプター会合分子量75000〜85000タンパク質の親 和性標識付けへのアンタゴニストAおよびDの作用。スイス3T3細胞の全面培 養物を2回DMEM?洗浄し、そし”C0,5+1モル(7)[”’13 GR PおJ:び種々の濃度のアンタゴニストを含有する1mMの結合媒質(pH7, 0)(15)中で15℃においてインキュベーションした。2時間後、培養物を 2回結合媒質で洗浄し、次いで6ミリモルのエチレングリコールビス(スクシニ ミジルスクシネート)(EGS)を含有する1m(皿中でpH7,4および15 ℃において155分間インキュページシンた。次いで、培養物を冷リン酸塩緩衝 生理的塩類溶液で2回洗浄し、0.1mMの2×試料緩衝液中に可溶化し、次い で直ちに100℃に5分間加熱し、そして10%のポリアクリルアミドゲルの電 気泳動にかけた。
!i厘: G RPにより刺激された早期の細胞の応答への[DPro”]スバ ンチド(A)および[D P h e ’]スパンチド(D)の作用。左=[C a”]、へのアアンタボニスの作用。サイトデツクス(Cytodex)2上で 成長させた休止のスイス3T3細胞をDMEMで2回洗浄し、そして1ミリモル のフラーテトラアセトキシメチルエステルとlO分間インキニベーシ朦ンし、次 いで3回洗浄し、そして2m(lの電解質溶液(6)中に37℃において懸濁さ せ、そして撹拌した。蛍光を、335%Mの励起波長および510%Mの放射波 長でパーキン−エルマーLSTルミネセンス分光光度計において連続的に記録し た。平衡化の期間後、次の添加を実施した:溶媒、且;アンタゴニストA、9μ モル紅旦および20μモル、A、20;およびアンタゴニストD、5μモル、P 工j−0冬場合において5分後、GRPをlpモル、旦または50μモル、G、 20で添加した; PDGF% 1ナノモル、旦、右:アンタゴニストAおよび DはGRPにより誘発された[”’!] EGFの結合の阻害を逆転する。スイ ス3T3細胞の全面および休止の培養物をDMEMで2回洗浄し、次いで0.2 ナノモルの[”’I] EGFおよび3.6ナノモルのGRPを含有する1m1 2の結合媒質(9)の単独(−)中であるいは種々の濃度のA(○)またはD( △)の存在下に1時間37℃においてインキュベージ1ンした。値は、0.2ナ ノモルの[+!11 ]EGF単独を使用して得られた特異的結合の百分率とし て表す、非特異的結合は500倍過剰の非標識EGFの添加により得られt;。
各点は6回の決定の平均を表す。
第6図:  [DPro”]スパンチドは5CLCの成長を可逆的に阻害する。
細胞系H69、H1288よびH417の原培養物を、10%の胎児子ウシ血清 (加熱不活性化した)を有するRPMI  1640中で10%のCO2:90 %の空気の加湿した雰囲気中で37℃において維持Lt:。HITES (29 )(ヒドロコルチゾン、lOナノモル;インスリン、5 /l g/mQ ;  )ランス7エリン、100μg/m12  ; l 7β−エストラジオール、 lOナノモル;ナトリウムセレナイト、30ナノモル)および0.25%のウシ 血清アルブミンを補充しI:RPMI  1640の血清不合媒質中で、同一の 結果が得られた。細胞を2回RPM1 1640で洗浄し、次いで150μモル の[DPro”] スパンチドの不存在(・)または存在(口、■)においてイ ンキュベーションした。4日後、それらを再び2回RPMI  1640媒質で 洗浄し、次いで5X10’細胞/m12の密度で、150μモルの[DPro” ]スパンチドのの不存在(・、口)ま1;は存在(■)において再懸濁した(第 0日)、19Gおよび21Gの針に通過させることにより細胞P塊を破壊t、  t: t 、細胞の数をコールタ−カウンターで14日間にわt;つだ間隔を置 いて決定した。各点は3回の決定の平均を表す。
第7図:  [DPro”] スバンチドおよび[DPhe’] スバンチドに よる5CLCの成長の阻害は、濃度依存性である。H69細胞の培養物を2回R PMI  1640で洗浄し、次いで血清不合媒質で(第6図におけるように) 種々の濃度の[DPro”] スパンチド(O%A)および[D P h e  ’]スパンチド(△、D)の不存在(・)または存在においてインキュベーショ ンした。19Gおよび21Gの針に通過させることにより細胞の塊を破壊した後 、細胞の数をコールタ−カウンターで決定した。試料を13日間インキュベージ タンし、このとき、矢印により示した、対照(インセット)は10倍の数に到達 した。各点は5回の決定の平均(±標準偏差)を表す。
表1 分子量75000〜85000タンパク質の”’I−GRP親和標識っけの特異 性 添加            対照の分子量75000−85000タンパク質 の%GRP                       0.8GRP(1 4−27)                    ”ボスベシン                    0・5リドリン                      2ニユーロメジン                 lO[D− Arg”、D−Pro”、D−Trp’*−Leu”]            9.7サブスタンス GRP(1−16)                    93PDGF                       99インスリン                   90ホルボール12.13−ジブチレート99サブスタン スP                 91サブスタンスK                  94ソマトスタチン                97 ニユーロテンシン               93スイス3T3細胞の全面 培養物を、12″I−GRP (0,5ナノモル)と、示す濃度において次のG RP関連ペプチドの不存在(−)または存在において15℃において2.5時間 インキュベーションした:GRP(360ナノモル)、GRPの14−27アミ ノ酸断片(GRP (14−27))(30ナノモル)、ボンベシン(30ナノ モル)、リドリン(92ナノモル)、ニューロメジンB(220ナノモル)、ボ ンベシンのアンタゴニスト[D−A r g’s D−P r o”、D−Tr p’、s、LeUロ]サブスタンスP(100ナノモル)およびGRPの1−1 6アミノ酸断片(GRP (1−16))(3230ナノモル)、平行の培養物 を同一濃度の”’I−GRPと、次の無関係の因子の存在下にインキュベーショ ンした: PDGF (5ナノモル) 、EGF (83ナノモル)、バンプレ シン(1000ナノモル)、インスリン(lpg/m<1)、ホルボール12. 13ジブチレート(2000ナノモル)、サブスタンスP(740ナノモル)、 サブスタンスK(880ナノモル)、ソマトスタチン(610ナノモル)および ニューロテンシン(600ナノモル)。
インキュベージ2ン期間後、培養物を材料および方法に記載するように6ミリモ ルのEGSで処理した。6値は添加なしく−)で得られた分子量75000〜8 5000タンパク質のレベルの百分率としてを表す。
他の実験の詳細は材料および方法に記載されている通りである。
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ボンベシンに構造的に関係する両生類のテトラデ力ペプチドポンペシン(6)お よび哺乳類のペプチドは、ガストリン解放性ペプチド(GRP)およびニューロ メジン(neuromedin)類(7〜12)を包含し、細胞の増殖の制御に 関係すると信じられる増殖因子である。ボンベシン様ペプチドは、小さい細胞肺 癌中に高い濃度で存在しく18〜21)、ここでそれらはオートクリン(aut ocrine)増殖因子として作用できるであろう(22)。ペプチドのボンベ シン基は細胞中でレセプターと相互作用するが、ある量はペプチドのボンベシン 基の化学について知られているが、ボンベシン様ペプチドのレセプターの化学に ついては非常にわずかしか知られていない。細胞の増殖におけるボンベシン様ペ プチドの参加およびボンベシン/レセプターの相互作用の存在または不存在の細 胞の増殖への関係をかんがみて、レセプターの詳細な研究は重要であることが明 らかである。
今回、特徴づけることができる、ボンベシン族のある種のペプチドに対するある 種のレセプターを同定することができる方法をわれわれは開発した。、そしてそ れはこのようなレセプターを使用し、そして、さらに、本発明は、このようなレ セプターに対するアンタゴニストおよび抗体に関する。ペプチドのボンベシン族 は、事実、お互いに構造的な差を有するが、また、共通の7−アミノ酸配列を有 しそして、われわれが同定したレセプターは、ボンベシン様ペプチドの由来の種 に無関係に、ボンベシン族の種々の構成員として作用することができると、われ われは信する。
われわれが同定したレセプターは、次の特徴を有するポリペプチドである: 11少なくとも2つのマンノース側鎖を有する、単一鎖のグリコポリペプチドで あり、 2、ボンベシンタイプのポリペプチドに特異的に結合し、3.75〜85キロダ ルトン(Kd)の分子量を有し、4.6.4〜6.9の等電点を有し、 5、フラボバクテリウム・メニンゴセプチクム(Flavobacterium   meningosepticum)からのエンド−ベーターN−グルコサミ ニダーゼを使用して得られた、そのコアタンパク質は約42Kdの分子量を有し 、 6、前に定義したように、アンタゴニストAおよびアンタゴニストDの両者に結 合する。
本発明は、他の面において、上に定義したグリコポリペプチドのレセプターに対 するアンタゴニストを提供する。これらのアンタゴニストは、ボンベシンおよび ボンベシン様ペプチドと構造的に非常に異なるが、ボンベシンのレセプターに結 合し、そしてボンベシンの作用を阻害する3七ができる物質であるが、われわれ は、そうでなければボンベシン様ペプチドにより占有されるであろう結合部位を 占有することによらないと、信する。ボンベシン様ペプチドは小さい細胞の肝癌 中に高い濃度で存在するとして同定され(18〜21)、そしてオートクリン増 殖因子として作用することができる(22)ので、ボンベシンのアンタゴニスト は、レセプター/ボンベシンのペプチドの相互作用を妨害し、それゆえボンベシ ン様増殖因子により影響を受ける癌細胞増殖のパターンを妨害する手段を提供す るうえで重要である。今回、われわれが同定したボンベシンのアンタゴニストは ヒトの小さい細胞の肺$:(small  celllung  cancer )(SCLC)系統の増殖を阻害することができ、それゆえ、有望な治療的寅在 物として重要であることを、われわれは示しt二。
いわゆるサブスタンス(Substance)Pは、次の式を有する、痛みの伝 達の研究において重要な、11−マーのニューロペプチドである二 Arg−Pro−Lys−Pro−Gln−Gln−Phe−Phe−G l  y−Le u−Me t −NH。
アンタボニス)AおよびDのわれわれの研究は、改良されt;ボンベシンのアン タゴニストを産生ずるこのタイプの化合物においてアミノ酸位置5における構造 的重要性をわれわれに示しそして、本発明は、位置5におけるアミノ酸がD−T  r p%D−Ty rまたはMe−Pheである、アンタゴニストA上のアミ ノ酸位置5の変異型である新規な化合物に拡張され、そして、制御されないam の成長がボンベシン族のタンパク質の障害に関連する癌の治療または診断により ヒトまたは動物の体を処置する方法において、使用するためのアンタゴニストA およびアンタゴニストDのこのような位置5変異型に拡張される。
適当な位置5変異型は、次のとおりである:本発明のアンタゴニストは、製剤学 的に許容されうる担体または希釈剤、例えば、普通の非経口的担体と配合し、こ うしてアンタゴニストを非経口的に投与することができ、ここでそれらは制御さ れない細胞の成長がボンベシン族のタンパク質の障害と関連する、癌の診断まl ;は治療において、使用するために重要性をもつ。アンタゴニストは、まt;、 制御されない細胞の増殖の処理のための薬物の製造において使用するために重要 性をもつ。
本発明のアンタゴニストは、制御されない細胞の増殖に悩まされる疑いのある宿 主からの体の試料を、アンタゴニストまたは抗体を接触させる工程を包含する、 制御されない細胞の増殖の生体外診断方法において、使用するために重要性をも つ。この方法は、組織学まt;は血清のアッセイによる癌の診断においてとくに 有用である。
レセプターの分離および分子の特徴づけは、それらの同定ののための手順を必要 とし、そして他の系において膜レセプターを同定するために既に使用されてきた (23〜28)ある種の二官能性架橋試薬の使用を包含する系をわれわれは開発 した。われわれは、架橋剤のエチレングリフールビス(スクシニミジルスクシネ ート)を使用して +2sl標識ガ゛ ストリン解放性ペプチドC!″1−GR P)をスイス3T3細胞における表面タンパク質に共有結合しt;。この表面タ ンパク質は、スイス(Swi s s)373m胞から分離すると、ボンベシン 族のペプチドのt;めの特異的レセプターの特性を表す。このタンパク質は、ボ ンベシン様ペプチドのためのレセプターの性質を示さない他の細胞系中に存在し ない。
さらに詳しくは、本発明のポリペプチドのレセプターは、スイス3T3細胞の培 養物を、1251標識ガストリン解放性ペプチド(”I−GRP)を含む培地中 でインキュベージコンし、さらに”’I−GRP処理したスイス3T3細胞を二 官能性架橋試薬の存在下にインキュベージコンし、そして生ずる+xs■−QR P/架橋試薬/ポリペプチドの接合体を可溶化して、前記細胞の表面からポリペ プチドを解放することからなる、方法により、分離することができる。
スイス3T3細胞は、実験の使用のために広く入手可能であり、そしてアメリカ ン・タイプ・カルチャー・コレクシ謬ン(the  American  Ty pe  Cu1ture  Co11ection、米国マリイラン州ロックビ レ)から、受託番号ATCC−CCL92で入手可能である。
次の寅施例によって、本発明をさらに説明する。
請求の範囲 1、位置5におけるアミノ酸がD−Trp%D−TyrまたはMe −Pheで ある、アンタゴニストAまt;はアンタゴニストDの位置5変異型。
2、請求の範囲第1項記載の位置5変異型および製剤学的に許容されうる担体ま たは希釈剤からなる製剤学的組成物。
3、治療によるヒトまたは動物の体の処置の方法において、あるいは診断の方法 において使用するための、上記第1項記載の位置5変異型。
4、制御されない細胞の増殖の処置のための薬物の製造において使用するための 、アンタゴニストAまたはアンタゴニストDまたは請求の範囲第1項において定 義した位置5変異型。
5、制御されない細胞の増殖1;悩まされる疑いのある宿主からの体の試料およ びアンタゴニストAまたはアンタゴニストDまたは請求の範囲第1項において定 義した位置5変異型をお互いに接触させる工程を包含する、制御されない細胞の 増殖の生体外診断方法。
6、処置を必要とする宿主に、有効量のアンタゴニストAまたはアンタゴニスト Dまたは請求の範囲第1項において定義した位置5変Affiを非経口的に投与 することからなる、宿主における制御されない細胞の増殖を処置する方法。
国際調査報告 1ms、、、ae〜l ae−a+n+、 h。  PC:・G= ε8100 2三ニー2−1汽u−―−+虐@lj^−NIU、@lT11・?C:!G2ミ εε、:::三;国際調査報告 G;託00255

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の特徴: 1、少なくとも2つのマンノース側鎖を有する、単一鎖のグリコポリペプチドで あり、 2、ボンベシンタイプのポリペプチドに特異的に結合し、3、75〜85キロダ ルトン(Kd)の分子量を有し、4、6.4〜6.9の等電点を有し、 5、フラボバクテリウム・メニンゴセプチクム(Flavobacterium  meningosepticum)からのエンドーベータ−N−グルコサミニ ダーゼを使用して得られた、そのコアタンパク質は約42Kdの分子量を有し、 6、前に定義したように、アンタゴニストAおよびアンタゴニストDの両者に結 合する、 を有するポリペプチド。 2、スイス(Swiss)3T3細胞の培養物を、125I標識ガストリン解放 性ペプチド(125I−GRP)を含む培地中でインキュベーションし、さらに 125I−GRP処理したスイス3T3細胞を二官能性架橋試薬の存在下にイン キュベーションし、そして生ずる125I−GRP/架橋試薬/ポリペプチドの 接合体を可溶化して、前記細胞の表面からポリペプチドを解放することからなる 、請求の範囲第1項記載のポリペプチドの分離方法。 3、前記架橋試薬はエチレングリコールビス(スクシニミジルスクシネート)で ある、請求の範囲第2項記載の方法。 4、前記接合体を会合した不純物からゲル電気泳動により分離する、請求の範囲 第2または3項記載の方法。 5、アンタゴニストAまたはアンタゴニストDの位置5変異型。 6、位置5はD−Trp、D−TyrまたはMe−Pheにより置換されている 、請求の範囲第5項記載の位置5変異型。 7、請求の範囲第1項において定義したポリペプチドに対する抗体。 8、請求の範囲第7項記載のモノクローナル抗体。 9、脊椎動物に免疫原として請求の範囲第1項において定義したポリペプチドを 注射する工程をふくむ、請求の範囲第7または8項において定義した抗体を産生 する方法。 10、請求の範囲第1項において定義したポリペプチドを有する固相と、あるい は請求の範囲第1項において定義したポリペプチドをその表面に支持するスイス 3T3細胞を有する固相と、抗体を接触させて、抗体/抗原の接合体を形成し、 そして前記接合体から構製された抗体を解放する工程を包含する、請求の範囲第 7または8項において定義した抗体を精製する方法。 11、請求の範囲第5または6項記載の位置5変異型あるいは請求の範囲第7ま たは8項記載の抗体および製剤学的に許容されうる担体または希釈剤からなる製 剤学的組成物。 12、治療によるヒトまたは動物の体の処置の方法において、あるいは診断の方 法において使用するための、アンタゴニストAまたはアンタゴニストDまたは請 求の範囲第5または6項において定義した位置5変異型または請求の範囲第7ま たは8項において定義した抗体。 13、制御されない細胞の増殖の処置のための薬物の製造において使用するため の、アンタゴニストAまたはアンタゴニストDまたは請求の範囲第5または6項 において定義した位置5変異型または請求の範囲第7または8項において定義し た抗体。 14、制御されない細胞の増殖に悩まされる疑いのある宿主からの体の試料およ びアンタゴニストAまたはアンタゴニストDまたは請求の範囲第5または6項に おいて定義した位置5変異型または請求の範囲第7または8項において定義した 抗体をお互いに接触させる工程を包含する、制御されない細胞の増殖の生体外診 断方法。 15、処置を必要とする宿主に、有効量のアンタゴニストAまたはアンタゴニス トDまたは請求の範囲第5または6項において定義した位置5変異型または請求 の範囲第7または8項において定義した抗体を非経口的に投与することからなる 、宿主における制御されない細胞の増殖を処置する方法。
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