JPH0250288A

JPH0250288A - 硬貨選別精度設定装置

Info

Publication number: JPH0250288A
Application number: JP63200760A
Authority: JP
Inventors: Osamu Kobayashi; 小林　攻; Yonezo Furuya; 米蔵古矢; Genzo Yoshizawa; 吉沢　玄三
Original assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Current assignee: Nippon Conlux Co Ltd
Priority date: 1988-08-11
Filing date: 1988-08-11
Publication date: 1990-02-20
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: KR900003799A; KR920006178B1; ES2052921T3; DE68915363T2; EP0354710B1; DE68915363D1; CA1326064C; JPH0654509B2; US5083652A; EP0354710A2; EP0354710A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、自動販売機、両替機、その他各種自動サー
ビス機器などに用いられる硬貨選別装置における硬貨選
別精度設定装置に関する。

（従来の技術）従来、硬貨選別装置には、機械的に硬貨の性状を検査し
、硬貨を金種別に振り分ける機械式の硬貨選別装置と、
電子的に硬貨の性状を検出し、その・検出出力に基づい
て硬貨を金種別に振り分ける電子式の硬貨選別＠置とが
あるが、電子式の硬貨選別＠置の方が選別精度が良好で
あること、および小形化が可能なことなどからその利用
範囲が拡大されている。

電子式の硬貨選別装置は、−船釣に、硬貨通路の一側部
に所定の周波数の信号によって励磁された発振コイルを
配設し、他側部に該励磁コイルと電磁的に結合された受
信コイルを配設し、硬貨の通過時に生じる該受信コイル
からの減衰電圧波形と所定の選別精度に対応した基準値
とを比較することにより役・入硬貨の真偽および種別を
判定し、この判定結果に基づき硬貨の選別を行うように
構成されている。

従って、前記基準値を選択することにより、硬貨の真偽
および種別の判定基準を緩かにしたり、厳しくしたりす
ることができる。

従来、選別精度に関する前記基準値は、装置の組込み時
に可変抵抗器の抵抗値を可変することにより設定するよ
うに構成されていた。

〔発明が解決しようとする課題）しかしながら、可変抵抗器の抵抗値を可変することによ
り選別精度を選択する構成では、「いたずら」の規制あ
るいは投入硬貨の制限を行うために、自動販売機のルー
トマンや管理者が硬貨の選別精度を若干緩くしたり、厳
しくしたりしたい場合に、その精度変更をその場で簡単
に行うことができないという問題があった。

本発明の目的は、選別精度を簡単に変更することができ
る硬貨選別精度設定装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段）本発明は、選別精度を選択するモードに設定するモード
切替え手段と、選別精度に関する基準値を金種別に記憶
した記憶手段と、選別精度を選択するモードにおいて投
入硬貨の枚数を金種別に計数し、前記記憶手段に記憶し
た各金種の基準値を金種別の投入枚数に応じて溜替える
制御手段とを備えることにより、上記目的を達成するも
のである。

（作用〕例えば１０円硬貨の選別精度を変更する場合は、選別精
度の選択モードに切替え、この後、１０円硬貨を０枚投
入する。すると、１０円硬貨の選別精度を定める基準値
がｎ段階だけ増加または減少した値に害替えられる。そ
の後はこの新たな基準値を用いて１０円硬貨の選−別が
行なわれる。

〔実施例）以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明を適用した硬貨識別装置の一実施例を
示すブロック図である。図において、１は硬貨通路の一
側部に配設された励磁コイル２を励磁する発振回路、３
は硬貨通路を介して励磁コイル２と電磁的に結合された
受信コイル、４は硬貨５の投入により生じた受信コイル
３の電圧信号を受信する受信回路、６は受信回路４で受
信した電圧信号と硬貨選別のための金種別の基準値とを
比較する判定回路、７はマグネット８を感知したならば
、選別精度を選択するモードに切替え、られたことを示
すモード切替え信号を出力するリードスイッチ、９は選
別精度に関するｎ段階の基準値を金種別に記憶した書換
え可能なメモリ（ＥＦＲＯＭ）１．１０は投入硬貨５の
選別処理を行うと共に、選別精度を選択するモードにお
いて投入硬貨５の枚数を金種別に計数し、前記メモリ９
に記憶した各金種の基準値のうちどの段階の基準値を用
いるかを金種別の投入枚数に応じて書替える中央処理装
置（ＣＰＵ）、１１は選択された選別精度等を表示する
表示器である。

ここで、励磁コイル２と受信コイル３は投入硬貨５の性
状に応じた電圧信号を取出す硬貨識別センサ１２を構成
しており、第２図の硬貨通路系の概略図に示すように、
投入口１３に最も近い硬貨通路１４の途中に設けられる
。

この硬貨識別センサ１２によって取出した投入硬貨５の
性状に対応した電圧信号を判定回路６で判定した結果、
正貨であればセンサ１２の下流側に設けた可動片１５が
正貨通路入口を開放し、正貨を正貨通路内へ導く。正貨
通路内へ導かれた正貨は可動片１６によって硬貨Ａ、Ｂ
を含む第１のグループと硬貨Ｃ，Ｄを含む第２のグルー
プに振分けられ、さらに第１のグループの硬貨は通路選
別部１７によって硬貨Ａと硬貨Ｂに振分けられ、第２の
グループの硬貨は通路選別部１８によって硬貨Ｃと硬貨
りに振分けられる。投入硬貨５が偽貨の場合は可動片１
５が作動せず、偽貨は偽貨通路側へ導入される。

一方、メモリ９は第３図（ａ）、（ｂ）に示すようなメ
モリブロックＭＢＩとＭＢ２を有している。このうち、
メモリブロックＭＢ１には選別精度に関するｎ段階の基
準値Ｈ１〜Ｈｎ、１１〜Ｉｎ　、　Ｊｌ　〜Ｊｎ　、　
Ｋ　１〜Ｋｎが金種別に記憶されている。この場合、Ｈ
１〜Ｈｎは１０円硬貨、１１〜Ｉｎは５０円硬貨、Ｊ１
〜Ｊｎは１００円硬貨、Ｋ１−）（ｎは５００円硬貨の
基準値を表している。

また、メモリブロックＭＢ２には、ＲＯ〜Ｒ７のレジス
タ領域が設けられ、このうちＲＯ〜Ｒ３には選別精度選
別モードにおける１０円〜５００円の各金種の硬貨の投
入枚数Ｑ１１．Ｑｌ、ＱＪ。

Ｑｋが記憶され、またＲ４−Ｒ７には前記ｎ段階の基準
の値のうちどの段階の基準値を用いるかを示す指ｇＬＨ
，Ｌ１．ＬＪ、Ｌにが記憶されるようになっており、例
えば指標ＬＨがＬ１１＝１のときは１０円硬貨を選別す
る基準値として最も条件が緩かなＨｌが用いられる。

第４図は硬貨の選別振分は処理と選別精度設定処理を行
うメイン処理のフローチャートであり、第５図は選別精
度設定処理中の金種別処理、第６図は選別精度選択処理
を示すフローチャートである。

以下、これらのフローチャートを参照して第１図の実施
例の動作を説明する。

まず、装置を起動すると、スタート処理が実施された後
（ステップ４０）、メモリ９のメモリブロックＭＢ１と
ＭＢ２から選別精度に関する基準値Ｈ１〜Ｈｎ、■１〜
Ｉｎ、Ｊ１〜Ｊｎ、に１〜）（ｎと、どの基準値を用い
るかの指標ＬＨ、ＬＴ　。

Ｌｊ　、ＬｋがＣＰＵ１０内に読込まれる（ステップ４
１）。

ＣＰＩＪ　１０は、この状態で選別精度の選択モードの
指示待ちとなるが、選別精度選択モードが指示されず、
投入口１３から硬貨５の投入が開始されると、従来と同
様の選別振分は処理を実行する（ステップ４３）。すな
わち、判定回路６で判定を受けた電圧信号と各金種別の
基準値のうち指標ＬＨ，Ｌｌ、Ｌｊ、ＬＫで指定された
基準値とを比較し、投入硬貨が正貨であるか、偽貨であ
るか、さらにはどの金種であるかを判別し、その判別結
果によって可動片１５．１６を作動させて投入硬貨５を
該当す′る金種の釣銭チューブまたは収納金庫側へ振分
ける。同時に、投入硬貨の金額を表示器１１に表示させ
る。

しかし、管理者等によってマグネット８がリードスイッ
チ７に近付けられ、リードスイッチ７がオンしたならば
、選別精度選択モードが指示されたものと判定しくステ
ップ４２）、ステップ４４以降の選別精度設定処理を実
行する。

この処理では、まず硬貨が投入されると（ステップ４４
）、その投入硬貨の金種を金種別処理で判定し、その金
種の投入枚数を計数する。すなわち、第５図に詳細に示
すように、投入硬貨が１０円か、５０円か、１００円か
、５００円かを選別振分は処理と同様にして判定する（
ステップ５０〜５３）。そして、その判定結果に応じて
該当する金種の投入枚数を更新し、ＲＯ〜Ｒ３の金種別
のレジスタ領域に記憶させる（ステップ５４〜５７）。

ここで、各金種の選別精度は各金種の投入枚数に応じて
切替えられるようになっている。そこで、目的とする精
度に対応した枚数の投入を終え、マグネット８をリード
スイッチ７から遠ざけると、リードスイッチ７がオフと
なる。ＣＰＬＩ　１０はこれによって選別精度選択モー
ドが解除されたものと判定しくステップ４６）、次のス
テップ４７の選別精度選択処理を実行する。

選別精度選択処理では、第６図に詳細に示しているよう
に、１０円〜５００円の各金種の硬貨について選別精度
の変更指示があったか否かを調べ（ステップ６０〜６３
）。変更指示があった場合には、その金種の投入枚数は
何枚であったかをレジスタ領域ＲＯ〜Ｒ３の内容によっ
て調べ（ステップ６４〜６６．７０〜７２．７６〜７８
．８２〜８４）、その枚数に応じて各金種の指標ＬＨ〜
ＬＫを更新する（ステップ６７〜６９．７３〜７５゜７
９〜８１．８５〜８７）。

これによって、レジスタ領域Ｒ４〜Ｒ７の指標ＬＨ）Ｌ
には該当する金種の投入枚数に応じて占き替えられるこ
とになる。

ＣＰＬＪ　１０はステップ４７の処理を終了したならば
、選別精度の基準値に変更があったかどうかを調べ、変
更があった場合には、再びメモリ９のメモリブロックＭ
Ｂ１とＭＢ２から各金種の基準値と指標を読出し、選別
振分は処理待ちとなる。

従って、例えば１０円硬貨の選別精度として最も緩かな
基準値Ｈ１が用いられていた時に、これより２段階だけ
厳しい選別精度にしたい場合は、１０円硬貨を２枚投入
すれば、指標ＬＨがＬＨ＝１からＬＨ＝３に書替えられ
、以後はＬＨ＝３で指定される基準値Ｈ３を用いて１０
円硬貨の選別振分けが行なわれる。これは、５０円、１
００円。

５００円の各硬貨についても同様である。

従って、本実施例によれば、極めて簡単に選別精度を厳
しくしたり、緩かにすることができる。

なお、選別精度の選択モードはマグネット８をリードス
イッチ７に近付けることによって指示しているが、鍵ス
ィッチ等を用いて指示するようにしてもよい。また、特
定の金額を暗証番号と対応させておき、この特定の金額
が投入されたならば選別精度の選択モードに切替え、そ
の後の金種別の投入枚数に応じて各金種の選別精度を切
替えるようにしてもよい。

さらに、上記実施例では投入枚数に応じて指標ＬＨ−Ｌ
にを肉替えているが、金種別の基準値を１つだけにし、
これを投入枚数に応じて所定値ずつ増加または減少させ
るようにしてもよい。

また、１０円硬貨の選別精度は１０円硬貨の投入枚数に
よって書替えられるが、最初に１０円硬貨を投入して１
０円硬貨の選別精度を変更する旨を指示し、その俊の投
入硬貨の合計金額によって選別精度を変更するようにし
てもよい。

また、１０円硬貨の選別精度は１０円硬貨の投入枚数に
よって書替えらるようにしたが、これを１０円硬貨に対
応した特殊ゲージ硬貨によって肉替えるようにしてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、各種投入硬貨の
選別精度を複数の選別精度の段階に切替えることができ
るので、市場のいたずらなどに対して簡単に対応できる
効果がある。また、その選別精度の切り換えも投入硬貨
の枚数により簡単に行えるという′効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
硬貨通路系の概略図、第３図は選別精度の基準値を記憶
するメモリの構成図、第４図は硬貨の選別振分けと選別
精度設定を行うメイン処理のフローチャート、第５図は
第４図の中の金種別処理の詳細を示すフローチャート、
第６図は第４図の中の選別精度選択処理の詳細を示すフ
ローチャートである。１・・−発振回路、２・・・励磁コイル、３・・・受信
コイル、４・・・受信回路、５・・・硬貨、６・・・判
定回路、７・・・リードスイッチ、９・・・メモリ、１
０・・・ｃｐｕ。１１・・・表示器、１２・・・硬貨識別センサ、１３・
・・投入口、１４・・・硬貨通路。第１図第４図（Ｑ）第３図盈壇別怨理第５図

Claims

【特許請求の範囲】硬貨通路に配置した硬貨識別手段により投入硬貨の性状
に応じた電圧信号を取出し、この電圧信号と所定の選別
精度に対応する基準値とを比較することにより投入硬貨
を金種別に選別する硬貨選別装置において、選別精度を選択するモードに設定するモード切替え手段
と、選別精度に関する基準値を金種別に記憶した記憶手段と
、選別精度を選択するモードにおいて投入硬貨の枚数を金
種別に計数し、前記記憶手段に記憶した各金種の基準値
を金種別の投入枚数に応じて書替える制御手段とを備える硬貨選別精度設定装置。