JPH02502741A - 繊維質材料の粉砕方法並びに装置 - Google Patents

繊維質材料の粉砕方法並びに装置

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JPH02502741A
JPH02502741A JP88503122A JP50312288A JPH02502741A JP H02502741 A JPH02502741 A JP H02502741A JP 88503122 A JP88503122 A JP 88503122A JP 50312288 A JP50312288 A JP 50312288A JP H02502741 A JPH02502741 A JP H02502741A
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ソロキン,バシリ イバノビチ
ザロガトスキ,レオニド ペトロビチ
デニゾフ,ゲンリフ アレクサンドロビチ
サタエフ,イリク シャギトビチ
ドヤチェンコ,レオニド ロマノビチ
カルトセフ,アレクサンドル アレクサンドロビチ
ラプヒン,バシリ ザハロビチ
セミン,ミハイル ユリエビチ
トゥルキン,フラディミル ヤコフレビチ
コネフ,フヤチェスラフ アレクサンドロビチ
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フセソユズニ ナウチノ‐イススレドバテルスキ イ プロエクトニ インスティテュト メハニチェスコイ オブラボトキ ポレズニフ イスコパエミフ“メハーノブル”
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維質材料の粉砕方法並びに装置 〔技術分野〕 本発明は、繊維質の半製品の製造に使用される、種々のタイプの木材チップ等の 繊維質材料を機械加工処理する技術に関する。
本発明は、パルプ並びに製紙工業における紙やボール紙の製造、植物性や動物性 の原料からの飼料並びに飼料添加物の製造、加水分解処理工業の廃物(リグニン や七ロリグニン)の処理、及びバイオケミカル処理や酵素処理のための蛋白質含 有培地の準備等に好適に応用可能である。
〔発明の背景〕
木材チップ等の繊維質材料をを機械的に処理して、紙やボール紙の製造に使用さ れる高品質の原材料を得る場合、これらの繊維質材料は個々の繊維まで分離され る必要があり、得られた繊維はしなやかで弾性がなければならない。この種の処 理は、切断型のミル即ちディスク又は円錐ミルや遠心力型のミルによって行われ る。
上述の処理をディスク又は円錐ミルによって行う場合には、粉砕される材料はミ リングエレメントによって種々のタイプの作用、即ち、衝撃、切断、捩じり、摩 擦等を受ける。ミルエレメントによるこれらの作用によって繊維は歪みを生じ、 損傷を受けたり破損したりする。その結果、材料は短い粒状となり、後続工程で の製品に高い品質を与えることができない。
作用の原理に基づいて遠心力ミルとして分類されている繊維質材料の処理は、材 料を平滑な表面を有するミリングエレメントの間を通過させて、機械的な圧搾と 圧縮を繰り返して与える。この処理によれば、切断型のミルの場合のようなミリ ングエレメントによる材料への悪影響を排除することかで材料をミリングエレメ ントの作業表面の間を通過させて機械的な圧搾と圧縮とを繰り返して与えること により、木材チップ等の繊維質材料を粉砕する方法は公知である(ソ連特許公報 A 412808参照)。この方法で得られる繊維質製品は紙やボール紙の製造 における原料として使用されることを意図している。
この先行技術の方法を行うために設計された装置は、垂直に設置されたドラムの 形をした第1ミリングエレメントと、このドラムの内部に収容されたロータ型の 第2ミリングエレメントからなっている。ロータの内部の周面シートの内側には ローラが設置され、その表面はドラムの壁面に接触している。この装置が作動す ると、繊維質材料(木材チップ)はローラとドラムの壁面との間の隙間を通過し て多数回の機械的圧搾と圧縮を受ける。しかしながら、この装置を使用して前述 の方法によって得られた粉砕製品の品質は、余り充分なものではない。ローラの ドラムに対するスリップ、ローラの摩耗、木材チップのローラへの詰まり等によ って、チップは切断され繊維は損傷を受ける。このような材料から得られた紙は 、品質の悪いものとなってしまう。
相対的に振動する二つのミリングエレメントの作業表面の間を材料を通過させて 機械的圧搾と圧縮を繰り返して繊維質材料(木材チップ)に与える粉砕方法も公 知である(ソ連特許公報A 1044700参照)。
この方法を実施するための装置(ソ連特許公報A 937578参照)は、粉砕 域を形成する作業表面を具えた二つのミリングエレメントからなり、その一方の エレメントは支持体にショックアブソーバによって連結されたハウジングを構成 している。このハウジング内には完全にバランスのとれていない駆動シャフトが 収容されている。第2のミリングエレメントはスピンドルに取付けられたロータ の形をして、ハウジングの内部に収容されている。このハウジングとロータとは 相互に可動に構成されている。
この装置においては、ロータはハウジングに対して受動エレメントであり、ハウ ジングによる作用を受けた場合に強制的に振動させられる。この振動は、ハウジ ングの振動とは振動数も位相も異なる。これによって、両ミリングエレメントの 間に互いにランダムな運動が生じ、材料は変化する圧力によって機械的な圧縮を 受ける。この圧力が許容限界を越えると、処理される材料の繊維は悪影響を受け 、得られた材料の品質が低下する。一方、圧力が適正値より小さくなった場合に は、所望のミリング効果が得られないので再処理が必要となり、結果として生産 高が減少する。
〔発明の開示〕 本発明の主たる目的は、相対運動可能に構成された二つのミリングエレメントを 使用して繊維質材料を粉砕する方法と装置であって、両ミリングエレメントは、 最適な均一な圧力又はそれに近い値の圧力で繊維質材料に機械的な圧搾と圧縮を 与え、これによって得られた製品の品質を改善すると共に、装置の生産能力を向 上させるようにした方法と装置を提供することにある。
この原理を勘案して、両ミリングエレメントの作業表面の間を通過する材料に多 数回の機械的な圧搾と圧縮を与えることによって繊維質材料を粉砕する方法であ って、第2ミリングエレメントが第1ミリングエレメントの振動と同期してそれ と反対の位相で振動させられることを特徴とする方法が提供される。
又、ショックアブソーバによって支持体上に取付けられた、粉砕域を形成する作 業表面を有する二つのミリングエレメントを具えた繊維質材料を粉砕するための 装置であって、前記ミリングエレメントは相互に自由に相対運動するように設置 され、第1ミリングエレメントは不均衡荷重を具え、第2ミリングエレメントは 装置を動的にバランスさせる手段として構成されていることを特徴とする装置が 提供される。
この装置を動的にバランスさせる手段として第2ミリングエレメントを構成し、 これを第1ミリングエレメントの振動と同期して反対位相で振動させるようにし たので、ミリングエレメントに一定の振幅と振動数の振動を生じさせることがで き、最適の圧力又はこれに近い値の圧力を以て処理される繊維質材料に多数回の 機械的圧搾と圧縮を与える可能となり、その結果、高品質の製品が得られると共 に、装置の生産高を向上させることができる。
この装置の一実施例によれば、第2ミリングエレメントは、第1ミリングエレメ ントの不均衡荷重と反対位相の、且つ該第1ミリングエレメントの不均衡荷重の 回転と同期して回転する駆動手段に連結された不均衡荷重を具えている。
第2ミリングエレメント上へ第1ミリングエレメント上の不均衡荷重と反対位相 に不均衡荷重を取付けることにより、第2ミリングエレメントを装置を動的にバ ランスさせるための手段として機能させることができ、全体として装置は動的に バランスのとれたものとなる。
装置を動的にバランスさせる手段のこの構成により、装置の全動作過程を通じて ミリングエレメントを互いに反対位相に維持することができる。
この装置は、第1ミリングエレメントとして、ショックアブソーバによって支持 体上に取付けられたノ1ウジングと、第2ミリングエレメントとして、前記ハウ ジングの内部に設置された、スピンドルと一体化されたロータとを具え、第2ミ リングエレメントの不均衡荷重はロータスピンドル上に設置ことが好ましい。
このような装置は、パルプ製造のような微粉砕の必要な場合に最適である。
ミリングエレメントの一方に振幅制限機構を設けて、ミリングエレメントによる 振動の振幅を抑えることが望ましく、この振幅制限機構は、第2ミリングエレメ ントの不均衡荷重の設置個所と同じ高さに、スピンドル軸に垂直な方向に両ミリ ングエレメントの作業表面間の距離よりも小さい距離だけ第2ミリングエレメン トの不均衡荷重から離れて設置されることが望ましい。
上に述べた構成のミリングエレメントによる振動を抑制する振幅制限機構を設置 することにより、粉砕域に殆どストックが供給されない場合とか一時的にストッ クが皆無になった場合等に、ミリングエレメント同士の間の衝突を防止すること ができ、その結果、装置の寿命を長くすると共に、信頼性の高い作用を期待する ことができる。
本発明のその他の実施例によれば、装置は両ミリングエレメントは弾性エレメン トによってプレート状のフレームに搭載され、該フレームはショックアブソーバ によって支持体に連結されている。
この装置は、粗い成分を含んだ材料を粉砕するのに適してあり、原料は供給ホッ パを通じて円滑に直接に粉砕域に供給される。
本発明の更に他の実施例によれば、装置は、第2ミリングエレメントとして、シ ョックアブソーバによって支持体に取付けられたハウジングを具え、両ミリング エレメントの質量とショックアブソーバの剛性とは次式で示す関係にある。
(M十m)/M−ta < K /c、  ここでM>o+     (1)な お、鎚は第2ミリングエレメントの質量(kg)mは第1ミリングエレメントの 質量(k g)Cはショックアブソーバの剛性(kg/s”)Kは不均衡荷重の 回転数に関する係数(S″)で(0,3÷1.0)XIQ−s 本発明者等は、第2ミリングエレメントの質量にが前記式を満足する場合、装置 は全体として動的にバランスし、両ミリングエレメントは同期して反対位相で振 動することを見出した。
上に述べた装置の実施例は、ミリングエレメントの運動を同期させるために補助 的な機構が不要なので、構成が簡単になる。
不均衡荷重を有する第1ミリングエレメントは、支軸によって懸垂状態でハウジ ングに枢支さられたプレート形状をなし、第1不均衡荷重の回転軸並びに懸垂軸 を含む平面と同じ面内に回転軸を有する補助の不均衡荷重を具えていることが望 ましい。これらの不均衡荷重は駆動手段に連結され、これによって互いに逆方向 に同期して回転させられ、不均衡荷重の一方が他方の回転軸の方又はその反対方 向に向いた場合に、反対位相となる。
上述の装置は、構造が最も簡単である。
二つの不均衡荷重を具え、且つそれが上述のように配置されていることにより、 この装置は、不均衡荷重によって垂直方向に発達した遠心力のバランスに起因し て、動的に均衡のとれた状態を保つ。
不均衡荷重を具えた第1ミリングエレメントが、弾性エレメントによって第2ミ リングエレメント上に搭載されると共に、補助的な不均衡荷重を具え、これら両 軍均衡荷重はミリングエレメントの垂直軸に関して対称的に配列され、且つこれ らを同期して反対方向に回転させる駆動手段に連結され、一方の不均衡荷重が他 方の不均衡荷重の回転軸の方に向いたり又はその反対方向に向いたりした場合、 反対位相が保たれるように構成されていることが望ましい。
上述の構成は、高温高圧下で繊維質材料を処理する場合に有利である。不均衡荷 重が粉砕域から遠く離れているので過熱が防止される。この構成には可動のシー ルが存在しないので、高圧下での装置の正常な作動が保証される。上述のような 二つの不均衡荷重の相互配置により、この装置は不均衡荷重によって水平方向に 発達した遠心力のバランスに起因して、動的バランスが維持される。
〔図面の簡単な説明〕
添付の図面に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。
第1図は、両方のミリングエレメントに不均衡荷重を具えた本発明にかかる繊維 質材料の粉砕装置を示す。
第2図は、プレート状の両ミリングエレメントに不均衡荷重を具えた本発明にか かる装置の一部破断斜視図である。
第3図は、一方のミリングエレメントに不均衡荷重を具えた本発明にかかる装置 の切断斜視図である。
第4図は、一方のミリングエレメントに不均衡荷重を具えた本発明にかかる装置 の他の実施例の断面図である。
〔発明を実施する最適な態様〕
本発明の方法は、装置の作用を説明することによって明らかとなろう。
繊維質材料の粉砕のための装置は、第1ミリングエレメント1と第2ミリングエ レメント2とからなり、それぞれ作業表面3,4を具え、その間に粉砕域5が形 成されている。第1ミリングエレメント1はハウジングの形状をなし、ショック アブソーバ7によって支持体6上に取付けられている。このハウジングは供給ホ ッパ8と排出シュート9とを具えている。
第2ミリングエレメント2は、スピンドル10に取付けられたロータの形をなし 、該スピンドル10は球形ジヨイント11によってハウジングの内部に懸垂状態 で支持されている。
前記第1ミリングエレメント1は、該ミリングエレメントを軸受14に取付けて いる駆動シャフト13上に固定された不均衡荷重12を具えている。駆動シャフ ト13は可撓性継手15とVベルト伝達機構16を介してモータ17に連結され ている。
第2ミリングエレメント2も同じように、スピンドル10上の軸受19に取付け られた不均衡荷重18を具えている。
該不均衡荷重18は第1ミリングエレメント1の不均衡荷重に省略されている) 。、の相互連結は、例えば不均衡荷重の形状やその相互配置を選択することによ って得られる。
この第2ミリングエレメント(ロータ) 2に対して、不均衡荷重18と反対位 相の位置に振幅制限機構20が設けられをなしている。この振幅制限機構20は 不均衡荷重18の設置されている高さに、スピンドル10の軸に垂直な方向に測 ったミリングエレメント1,20作業表面3.4の間の距離よりも小さい距離だ け、不均衡荷重18から離れた個所に設置されている。
第2図は繊維質材料を粉砕するための装置の一実施例を示し、ミリングエレメン ト1.2はフレーム21に固定されたプレートの形をなしている。不均衡荷重1 2.18はこのプレート上に取付けられている。フレーム21はショックアブソ ーバ7によって支持体6に設置されている。ミリングエレメント1,2は、弾性 エレメント(トーションバー)22によってフレーム21から吊り下げられてい る。トーションバーはその端部をクランプ23によってフレーム21に取付けら れている。ミリングエレメント1. 2はそれぞれクランプ24によってトーシ ョンバー22に取付けられている。
別々にフレーム21に取付けられたミリングエレメント1゜2は、出発原料を直 接粉砕域5内に自由に供給し、粗い成分を含んだ材料を処理することが可能であ る。
各不均衡荷重12.18は、可撓性継手15を介してモータ17に連結された駆 動シャフト13に取付けられている。
第3図は本発明装置の別の実施例を示し、これによれば第2ミリングエレメント 2としてショックアブソーバ7によって支持体6上に設置されたハウジングが使 用されている。
不均衡荷重12を具えた第1ミリングエレメントエは、支軸25によってハウジ ング内に枢支されたプレートの形をしており、不均衡荷重120回転軸と支軸2 5を含む平面と同じ面内に回転軸を有する補助の不均衡荷重26を具えている。
各不均衡荷重12.26は駆動軸13上に取付けられている。
シャツ)13の一方は可撓性継手(図示しない)を介してモータ17に連結され ている。両シャフト13は相互回転を同期させる手段を具え、この手段はお互い を同じ速度で反対方向に回転させるための歯車列27からなる。不均衡荷重12 ゜26は、一方が他方の回転軸に接近する位置を占めたり又はその反対位置とな った場合に、反対位相となるように構成されている。
第4図は、更に別の実施例を示し、第2ミリングエレメント2としてショックア ブソーバ7によって支持体6上に設置されたハウジングが使用されている。
不均衡荷重12を具えた第1ミリングエレメント1は、弾性エレメント(スプリ ング)28によってハウジングの上方に取付けられ、補助の不均衡荷重26を具 えている。前記スプリングは、装置が作動している際にミリングエレメント1゜ 20作業表面3.4の間に最適な隙間が維持されるように、その長さと剛性が選 ばれている。
二つの不均衡荷重12.26は第1ミリングニレメン)1の垂直軸Zに関して対 称的に配置されている。各不均衡荷重12.26はそれぞれの駆動手段(図示し ない)に連結され、互いに同期してしかもその回転方向が反対となるように駆動 される。不均衡荷重12.26はその一方が他方の回転軸に、接近する位置を占 めたり又はその反対位置となった場合に、反対位相となるように構成されている 。
不均衡荷重12,26が前述の構成よりも大きく離れているので、繊維質材料を 高温下で処理する場合にも不均衡荷重が過熱されることが防止できる。その上、 この構成には可動のシールが存在しないので、高圧下で装置を作動しても正常な 作用が得られる。
これらの装置は次のように作動する。
モータ17(第1図)からのトルクは、■ベルト伝達機構16と可撓性継手15 を介して第1ミリングエレメント1の不均衡荷重12のシャフト13に伝達され る。不均衡荷重120回転によって遠心力が発生し、軸受14を介して第1ミリ ングエレメント1 (ハウジング)に伝わり、これを振動させる。同時に、不均 衡荷重12からのトルクは第2ミリングエレメント2(ロータ)の不均衡荷重1 8へ伝えられる。不均衡荷重18の回転に起因して発生した遠心力は、軸受19 を介してスピンドル10に伝えられ、次いでその上に設置されているロータへ伝 達される。これによってスピンドル10とロータは、球形継手11に対してハウ ジングの振動と同期した反対位相の円形振動を行う。
木材チップ等の繊維質材料は供給ホッパ8を通じて粉砕域5に供給される。材料 は、重力と振動によって同−又は殆どこれに近い圧力で多数回の圧搾と圧縮作用 を受ける。繰り返しの圧縮作用によって、木材チップは繊維にまで細分化され、 擦り潰され、そして排出シュート9を経て取り出される。粉砕域5へのストック の供給が乏しくなり、皆無になると、ロータの円形振動の振幅が増加して、ロー タとハウジングの間の好ましくない衝突が増加する。このような衝突は、ロータ って防止される。即ち、不均衡荷重18がこの振幅制限機構に押し付けられ、ス ピンドル10が装置の垂直軸からそれ以上変位しないように防止する。
第2図に示された実施例が作動する際には、不均衡荷重12.18によって発生 した遠心力が作用すると、弾性エレメント(トーションバー)22の捩じれによ ってミリングエレメント(プレート) l、2が振動する。フレーム21がショ ックアブソーバ7によって支持体6上に設置されており、不均衡荷重12.18 を具えたミリングエレメント1.2が弾性エレメント(トーションバー)22に よって不均衡荷重21に取付けられているので、ミリングエレメント1.2によ る前記振動は周知の自己同期現象によって互いに同期させられる。
繊維質材料は供給ホッパ8を通じて粉砕域5内に直接供給され、ここで多数回の 圧搾・圧縮作用を受けて繊維にまで細分され、重力の作用によって装置から排出 される。
第3図の装置においては、不均衡荷重12と26の回転によって誘発された遠心 力は、相互に加算されて支軸25によって取付けられている第4ミリングエレメ ント(プレート)1に伝達され、これによって第1ミリングエレメント1は第2 ミリングエレメント(ハウジング)2の作業表面4の間で振動する。不均衡荷重 12.26が回転すると、一方の不均衡荷重が他方の不均衡荷重の回転軸に接近 する位置を占めたり又はその反対となり、両軍均衡荷重12.26の軸が支軸2 5と同じ平面内に配置されているので、両者の位置は反対位相となり、不均衡荷 重12.26によって発生した遠心力により支軸25に有害な影響が及ぶことが 防止され、信頼性が向上し、寿命が長くなる。
繊維質材料(木材チップ)は供給ホッパ8を通じて粉砕域5に供給され、ここで 繰り返して圧搾・圧縮作用を受け、重力によって上から下に移動して最後に繊維 にまで細分化され、排出シュート9を経て取り出される。
上述の構成においては、装置を動的にバランスさせるための部材は質量Mの第2 ミリングエレメントであり、第1.第2ミリングエレメントの質量は関係式(1 )によって選択されるべきことが判った。
第4図の装置の場合には、不均衡荷重の回転によって生じた遠心力は、装置の垂 直軸に平行な合成力を発生する。この力の影響によって、第1ミリングエレメン ト1は弾性エレメント28に助けられて、第2ミリングエレメント(ハウジング )2に対して垂直方向の振動を行う。
不均衡荷重12.26が回転するとそれらの位置は反対位相になり、第1ミリン グエレメント1の垂直軸に関して対称的に配置されるので、不均衡荷重12.2 6によって発生した水平方向の遠心力が第1ミリングエレメント1に及ぼす悪影 響が防止される。
繊維質材料は供給ホッパ8を通じて連続的に粉砕域5に供給される。振動と粉砕 域5内の正圧のために、材料は粉砕域5内を重力によって移動しながら、圧搾・ 圧縮作用を繰り返して受けて繊維にまで細分化され、装置から排出される。
上に述べた場合のように、第1ミリングエレメント1と第2ミリングエレメント 2の質量を適宜に選択すれば、装置の動的なバランスに役立つ手段は第2ミリン グエレメント2である。
〔産業上の利用性〕
本発明は、バルブ並びに製紙産業における紙やボール紙の製造、植物性又は動物 性原料からの飼料や飼料添加物の製造、加水分解処理工業の廃物(リグニンや七 ロリグニン)の処理、バイオケミカル処理や酵素処理のための蛋白質含有培地の 準備等に好適に使用される。
圧1 F/fi、4 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.二つのミリングエレメント(1,2)の作業表面(3,4)の間を材料を通 過させ、機械的な圧搾と圧縮とを繰り返すことによって繊維質材料を粉砕する方 法であって、第1ミリングエレメント(1)を第2ミリングエレメント(2)に 対して振動させるステップを含み、前記第2ミリングエレメント(2)は第1ミ リングエレメント(1)の振動と同期するが反対位相の振動を行うことを特徴と する方法。 2.それぞれ作業表面(3,4)を有してその間に粉砕域(5)を形成し、ショ ックアブソーバ(7)によって支持体(6)上に設置されて相互に自由に変位可 能に構成された二つのミリングエレメント(1,2)を具えた繊維質材料を粉砕 するための装置であって、前記第1ミリングエレメント(1)は不均衡荷重(1 2)を具え、前記第2ミリングエレメント(2)は装置全体を動的にバランスさ せる手段として構成されていることを特徴とする装置。 3.前記第2ミリングエレメント(2)が、第1ミリングエレメント(1)の不 均衡荷重(12)と反対位相に配置された不均衡荷重(18)を具え、該不均衡 荷重(18)は第1ミリングエレメント(1)の不均衡荷重(12)の回転と同 期してこれを回転する駆動手段に連結され、前記第2ミリングエレメント(2) が前記不均衡荷重(18)と組み合わされて装置全体を動的にバランスさせる手 段を構成することを特徴とする請求項2に記載の装置。 4.前記第1ミリングエレメント(1)としてショックアブソーバ(7)によっ て支持体(6)上に設置されたハウジングを具え、前記第2ミリングエレメント (2)として前記ハウジングの内部に取付けられたスピンドル(1{0)と一体 化されたロータを具え、第2ミリングエレメント(2)の不均衡荷重(18)が 前記スピンドル(10)上に取付けられ、第1ミリングエレメント(1)の不均 衡荷重(12)に機構的に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の装 置。 5.振幅制限機構(20)がミリングエレメント(1)上に不均衡荷重(12) と反対位相の位置に取付けられてミリングエレメント(1,2)による振動を抑 制するように構成され、該振幅制限機構(20)は第2ミリングエレメント(2 )の不均衡荷重(18)と同じ高さ位置に、該不均衡荷重(18)からスピンド ル(10)の軸に垂直な方向に測ってミリングエレメント(1,2)の作業表面 (3,4)の間の隙間よりも小さい距離だけ離れて配置されていることを特徴と する請求項4に記載の装置。 6.プレートの形をした前記両ミリングエレメント(1,2)が弾性エレメント (22)によってフレーム(21)上に設置され、該フレーム(21)はショッ クアブソーバ(7)によって支持体(6)に連結されていることを特徴とする請 求項3に記載の装置。 7.第2ミリングエレメント(2)としてショックアブソーバ(7)によって支 持体(6)上に設置されたハウジングを具え、前記ミリングエレメント(1,2 )の質量とショックアブソーバ(7)の剛性が次式を満足し、これにより、この 質量を有する第2ミリングエレメント(2)が装置全体を動的にバランスさせる 手段を提供することを特徴とする請求項2に記載の装置。 (M+m)/M・m<K/C,ここでM>mとするなお、Mは第2ミリングエレ メント(2)の質量(kg)mは第1ミリングエレメント(1)の質量(kg) cはショックアブソーバ(7)の剛性(kg/s2)Kはフレームの回転数に関 連する係数(s2)で(0.3÷1.0)・10−5を表す。 8.不均衡荷重(12)を具えた前記第1ミリングエレメント(1)が支軸(2 5)によってハウジングの内部に懸垂状態で枢支され、更に回転軸が該不均衡荷 重(12)の回転軸並びに支軸(25)の軸と同じ平面内に存在する補助の不均 衡荷重(26)を具え、これらの不均衡荷重(12,26)が駆動手段(17) に連結されて、互いに同期して反対方向に回転され、且つ不均衡荷重の一方が他 方の回転軸に対して接近した位置を占めるか又はその反対となった場合に、反対 位相となるように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の装置。 9.不均衡荷重(12)を具えた前記第1ミリングエレメント(1)が、弾性エ レメント(28)によって第2ミリングエレメント(2)上に取付けられ、補助 の不均衡荷重(26)を具え、これら二つの不均衡荷重(12,26)はこれら を互いに同期して反対方向に回転させる駆動手段に連結された前記第1ミリング エレメント(1)の垂直軸に関して対称的に設置され、且つ互いに反対位相に配 置されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
JP88503122A 1987-12-28 1987-12-28 繊維質材料の粉砕方法並びに装置 Pending JPH02502741A (ja)

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