JPH02502069A - 十字靭帯代用物を骨に生体内固定するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 十字靭帯代用物を骨に生体内固定するための装置本発明は、十字靭帯代用物の生 体内固定または他の靭帯の代用物の固定を行なうための装置であって、十字靭帯 代用物の端部が骨内の孔通路から突出して、骨の表面において保持された形式の ものに関する。

例えばヒトの膝関節の十字靭帯のための手術的な代用は大ていは十字靭帯を大腿 骨の２つの転子間に張りわたし、かつ一方の転子の上方の側方でもしくは脛骨へ 機械的に固定する方法を用いて行なわれている。十字靭帯端部を骨部分へ固定す る部材としてはＵフランジ、ツアツケンクロイツシュラクベ （Ｚａｃｋｃｎｋｒｅｕｚｓｃｈｒａｕｂｅ　）または孔通路内へボルト止めさ れた骨片が用いられている〔プラウ）　（ｗａｌｔ、ｅ。

Ｂｌａｕｔｈ　）著、“膝の整形外科的−外科手術（Ｏｒｔｈｏｐａｅｄｉｓｃ ｈ−ｃｈｉｒｕｇｉｓｃｈｅ　０ｐｅｒａｔｉｏｎｅｎ　ａｍ　Ｋｎｉｅ　）　 ｅ、　Ｇ、　ＴｈｉｅＴｎｅＶ６ｒｌａｇ、１９８６年、１５６号〜１５８号〕 。

十字靭帯端部のこの固定の形式は少なくとも長時間応力に関してはすべての患者 にとって危険のないものではない、それというのも靭帯構造における裂断が避け られないからである。更にこの形式で得られる静止摩擦が小さすぎるので、十字 靭帯代用物と関節丘を貫通した孔通路との間の相対運動を実際には阻止し得す、 そのために定着過程は場合によシ遅滞せしめられるかまたは全く妨げられること がある。

本発明の基礎をなす課題は、十字靭帯代用物が人工補装的な意味で長期強度を得 るために主として静止摩擦によって固定され、かつ靭帯と骨との間の相対運動を 最小にすることが達成可能であるように上記の形式の装置を構成することである 。

解決手段は請求の範囲１項の特徴部に記載されている。

その他の項には本発明の有利な構成および実施形が記載されている。

本発明による提案によれば特に有利な方法で靭帯代用物と骨の孔通路との間の相 対運動が最小にされ、そのためにはアンカ軸部もしくはアンカ首部のブラダ作用 が著しく寄与する。この固定形式は十字靭帯代用物の横方向の収縮が抑えられる ので、十字靭帯代用物の定着を促進する。これによシ十字靭帯の長期強度がより 早期に得られる。

以下第１図から第４図に示された２つの実施例について本発明を詳説する。

第１図から第３図には（金属の）十字靭帯アンカ１並びにこの骨への固定が示さ れている。十字靭帯アンカは軸部２とアンカ足部３とを有し、これらは互いに角 度αを成している。角度αは骨４への固定の場所（第３図）に左右され、９０° よシも大きくても小さくてもよい。軸部２が真円円筒形に構成され、そのために 孔通路３内に差込むことができる（第３図）のに対して、アンカ足部３は平らに された部分片によって形成されている。軸部２とアンカ足部３との間の屈曲ゾー ン（角度α）が存在する。

軸部２の自由端部６においてはくびれ部７によって頭部が形成されている。この くびれ部Ｔ内へ骨４が定着することができる。軸部２の寸法は十字靭帯代用物８ または他の靭帯代用物および孔通路５への要求に対応する（第３図）。

第２図によればアンカ足部３は自由端部９に孔１０を有し、固定ねじ１１をこの 孔を通って案内することができる（第３図）。固定ねじは十字靭帯代用物８並び に十字靭帯アンカ１を例えば脛骨の骨４で保持するために用いられる。

この固定形式は第３図に側面から見たものが示され゛ている。脛骨４を貫通して 孔通路５が形成され、孔通路は表面１２で開口している。十字靭帯代用物８はこ の孔通路５内に置かれる。しかし十字靭帯の端部３は表面１２上へ突出し、かつ アンカ足部３によってこの骨４に面した表面１４（角度は表面湾曲に相当する） でもって骨の表面に対して押しつけられる。付加的に靭帯代用物の端部１３をア ンカ足部３の自由一端部９を包むように１８０°変向させてアンカ足部の骨４に 面していない表面１５上へ折曲げ、かつこの側から（すなわち二重で）ねじ１１ （例えばツアツケンクロイツシュラクベ）を介してアンカ足部３へも骨４へも固 定する。この固定の形式は十字靭帯代用物８と７ノ力足部３との間の大きな静止 摩擦を与える。

その後生理的な靭帯負荷ＦＢが十字靭帯アンカ１、特に軸部２を孔通路５内へ引 込む。これは十字靭帯アンカ１の屈曲ゾーンにおける骨部分への圧着をもたらす 。

十字靭帯代用物８と骨４との間の付着は増大せしめられる。

ねじ１１の代わシにねじ／クリップ装置も十字靭帯代用物８の自由端部１３の固 定部材として考えられる。

十字靭帯アンカ１のもう１つの構成が第４図に示されている。軸部２並びにアン カ足部３の構造上の特徴は原則的に第１図から第６図に記載されたものと同一で ある。単に骨４への固定形式もしくは十字靭帯代用物８の自由端部での骨４への 固定形式が異なっている。

ねじもしくはねじ／クリップ装置の代わりにアンカ足部３の骨４に向けられる表 面１４の少なくとも片側の縁に歯列１６（かぎづめ影線）が設けられ、この歯列 が骨４に食い込み、したがって十字靭帯代用物８並びに十字靭帯アンカ１の保持 を行なう。

国際調査報告 Ｏ［εＢＯＯ２０７ ＳＡ　２１５２４

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．十字靱帯代用物を生体内固定するための装置であって、十字靱帯代用物の端 部が骨内の孔通路から突出して、骨の表面において保持された形式のものにおい て、十字靱帯アンカ（１，２，３）を備え、十字靱帯アンカが孔通路（５）内へ 挿入可能な軸部（２）と骨表面（１２）において保持作用をするアンカ足部（３ ）とを有しており、この場合に軸部（２）とアンカ足部（３）とが互いに角度α をなしていることを特徴とする、十字靱帯代用物を生体内固定するための装置。
2. ２．軸部（２）かよび／または軸部（２）におけるくびれ部（７）の寸法が、十 字靱帯代用品（８）が骨（４）内の孔通路（５）の内面へ最適に固定されるよう に設計されているかもしくは構成されていることを特徴とする、請求項１記載の 装置。
3. ３．十字靱帯代用物（８）の端部（１３）がアンカ足部（３）の骨（４）へ向け られた表面（１４）を用いて骨表面（１２）へ圧着可能であることを特徴とする 、請求項２記載の装置。
4. ４．十字靱帯代用物（８）の端部（１３）がアンカ足部（３）の端部（９）を回 つて変向せしめられており、かつアンカ足部（３）の、骨（４）に面していない 表面（１５）において機械的に固定可能であることを特徴とする、請求項１から ろまでのいずれか１項記載の装置。
5. ５．骨（４）へ向けられる表面（１４）にかぎづめ形歯（１６）が設けられてい ることを特徴とする、請求項１から４までのいずれか１項記載の装置。
6. ６．十字靱帯代用物（８）の端部（１３）および十字靱帯アンカ（１）がねじ（ １１）またはねじ／クリツプ装置によつて骨（４）へ固定可能であることを特徴 とする、請求項１から５までのいずれか１項記載の装置。